拝啓 ヘチャンさんへ

初めまして。ヘチャンさんを好きになって6年目、初めてお目にかかります。

ヘチャンさんを好きになってからの6年、隣国で一方的に、自分のために静かにオタクをやってきました。6年掛かって、やっとヘチャンさんに伝えたいことが言葉になったので勇気を持って会いにきました。

ヘチャンさんの好きなところは山ほどあります。ヘチャンさんに会うまで、自分は何が好きなのかよく分かりませんでした。それを一つ一つ教えてくれました。今私は、自分が何が好きで、何になりたくて、どんな形の愛をもっている人間か沢山知っています。それが嬉しいです。ヘチャンさんは、私に私をくれました。私に沢山の言葉をくれて、自由をくれて、こうして会いにいくための力と勇気をくれました。どうもありがとう。

ヘチャンさんの好きなところはこの宇宙の星の数よりも膨大にあります。その中でも一つどうしてもお話ししたいことがあります。

それは、

｢私の父に似ている｣ということです。

私は父が大好きです。

そして、父のような人間は世界で一人だと思っていました。

いつも自分の意思と努力で人生を切り開く人です。天職にも周囲の人にも家族にも恵まれ、その全てに感謝して、本当に上手に末長く大切にする人です。寝る間を惜しむほど多忙でも、人生に無理矢理生かされるのではなく、いつも自分が人生の先頭を走っています。好奇心を失わずなんでも吸収していろんな事を出来るようになっていくけど、一つだけどうしても出来ないことは、人を愛さずに一人で生きていく事で、最大限ひとを愛する、そういう人です。

ヘチャンさんはすごく似ていると思います。

実は私も最近気がつきました。無意識に父に似ている人を好きになっていたことに驚き、とても嬉しくて伝えたくてなってしまいました。

と、言われても、誰かに似てるだなんて勝手過ぎる解釈だし、誤解していたり負担に思ったらすみません。だけど、私の目にそう映ってくれていることで力を貰った一日が私には沢山あって、そんな人になろうと日々を頑張れています。

ヘチャンさんが一生懸命生きた｢今｣の数々は、私の胸に強く焼きついていて、ずっとお守りのように、太陽のように光を発し続けています。だから、その軸さえ変わらなければ、私はこの先ヘチャンさんがどんな選択をしたとしても応援します。ヘチャンさんが舵を切る方に吹く爽やかで心強い風のようなオタクになります。

自分に対して後悔なく誠実に生きるヘチャンさんが、すごくすごくすごくすごくすごく大好きです。

これからの日々も、後悔なくやりたいことをやって、後悔なく愛を伝えて過ごして下さい。

私もそうします。そう誓う為に会いに来ました。

いつか本当に、自分の言葉で伝えられたらいいな…。

愛してます。

隣国の赤の他人より