立場の違う相手と建設的な議論をするための3つのポイント

 

みなさんこんにちは、毎日続けてきた自撮りが今日で終わりだと思うと、寂しく感じている町田彩夏です。

 

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私は、この一ヶ月間、講談社が主催するミスiDというオーディションに参加してきました。このオーディションの目的は、新時代にふさわしい女の子を、育て発掘することだそうです。私は、政治を語ることを『タブー』から『日常』にするという志を実現するために、みなさんが想像するようなアイドルの方々がたくさんいる中に、飛び込んできました。

 

セミファイナリストとして、活動した中での想いをまとめたブログはこちらです。

ayaka-m-y.hatenablog.com

 

 

そして、念願叶い、ファイナリストとして選出して頂くことができました。
そこから、2週間。自身の志の実現を語ったインタビュー記事を書いて頂いたり、自身のブログで、意見を今まで以上に積極的に発信してきました。しかし、その中で、炎上とまではいきませんが、私自身が批判の的になることもありました。

 

 

やはり『政治』という壁は、乗り越えるのは高すぎる壁なのだろうかと、落ち込み、自分自身と向きあう日が続きました。

 

 

時を同じくして、私の高校の先輩でもあり、尊敬している社会起業家でもある駒崎さんが立ち上げたこのプロジェクトに対して、賛否両論が飛び交い、Twitter上は荒れていました。

キャンペーン · 子どもを5,000円で育てられますか?貧困で苦しむひとり親の低すぎる給付を増額してください! · Change.org

 

 

どうして、目指しているゴールは同じなのに、対立してしまうのだろう。建設的な議論をすることは出来ないのだろうか。

 

揚げ足をとり、物事の本質を突かない議論は不毛です。何も生み出しません。

 

 

では、どうしたらこの不毛な議論を収着させることが出来るのだろう。そう考えた時に、私の中で3つのポイントが浮かんできたので、みなさんのお役に立てばと思い、今回ブログに書くことにしました。

 

 

 

 

♡1 この世に絶対的な正義は存在しないことを知る

 

一番初めに頭に置いて欲しいのはこれです。近年、絶対的な正義の存在はゆらいできているということです。例えば、タバコを例に挙げて考えてみると、タバコを吸いたいという人の喫煙権も、タバコの煙を吸いたくないという嫌煙権、どちらもあります。どちらが正義で、どちらが悪だ、といいきることは出来ないのです。

 

どちらも自身の『正義』にのっとり、発言をしているのです。だからこそ、議論は激しくなり、時として他人を攻撃してしまう。自分の考えは『正義』だからだ、と。

 

そこで、みなさんに知っておいて欲しいな、と思うのは、相手も自身の意見を正義だと思って発言していて、『正義』対『正義』の戦いが起こってしまっているということです。

 

こういう風に考えるだけで、すこし心が広くなれますよ。要は想像力が大事ってことですね。

 

 

 

 

♡2 他人の意見を一旦飲み込むこと

 

常に相手の意見に対して、カウンターパンチを繰り出すことは、それがどれだけ正しく論理的であったとしても、必ずしも建設的な議論を生むわけではありません。時には相手に火をつけてしまい、不毛な議論をより生んでしまう時があります。

 

そんな時は、1回相手の意見をごくりと飲み込むことが大切です。そして、相手が何を考え、自分とどんな所が違うのかをじっくり考えてみると、喧嘩になりませんよ。

 

 

 

♡3 妥協点を見つける力を付けること

 

私は、これほど『正義』対『正義』が広がっているこの社会で、どちらか一方の意見を選ぶということは不可能に近くなっていると考えています。私の思う政治とは、様々な主張がある中で、1人でも多くの人が納得できる妥協点を、いかに見つけていくことだと思います。

 

相手との議論が、お互い1歩も譲らず、平行線を辿ってしまった時、このことを思い出せば、解決の糸口になるかもしれません。

 

 

以上が、私の思う、自分と違う立場の意見を持つ相手と、建設的な議論をするための3つのポイントです。

 

 

私がこの2週間を通して強く感じたことは、物事を0か100かで判断できる時代は終わったなということです。それぞれの正義がぶつかり合うこの時代、目の前に積み上がる社会問題のあまりの多さに目眩がしそうなこの時代を、生き抜き、未来をつくっていくためにも、建設的な議論は必要不可欠です。

 

相手を打ち負かすのではなく、よく話しあい、お互いの主張を知り、妥協点を見つけていく時代を作りましょう。

 

確かにきれいごとかも知れません。私もそう思います。でも、実現しない綺麗ごとだけれど、それを儚くも実現しようとするその姿勢で、社会は変わるんだと私は信じています。

 

そして、長かったような短かったような、町田彩夏のミスiD選挙戦は、今日で閉幕です。

 

『不可能を可能にするのは、決して1人の力では成し得ない。』

 

選挙戦初日に言ったこの言葉を体現することが出来たのは、みなさんからの大きな大きな支えがあったからです。CHEERZでは現在ファイナリスト約60名の中で22位。票数にして26万8611票を獲得することが出来ました。動画の再生回数も目標の3000回に徐々に近づいています。

 

共に戦ってくれたみなさん、応援して下さったみなさん。本当にありがとうございます。みなさんが一緒に戦ってくれたからこそ、実現したこの結果。100人に他己紹介してもらうという無茶な企画を打ち出したり、筆無精なのにブログを始めてみたり、社会問題×映画という新しい分野に挑戦してみたり。最後までこうしてお付き合い頂いて、嬉しいです。こうして共に戦った1ヶ月間は、私の人生の中でも宝物です。本当にありがとうございました。

 

 

今日という日が、終わりの1日ではなく、新たな時代の始まりの1日になりますように。良い報告ができることを祈っています。

 

 

町田彩夏

 

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『マイ・インターン』に学ぶ、私たちが仕事と家庭を両立する方法

 

みなさんこんにちは。最近TSUTAYAに足しげく通うようになった、町田彩夏です。

 

私には、政治を語ることを『タブー』から『日常』にしたい、という志があります
そのための手段として、政治×エンターテイメントを実現したいな〜と思っていたのですが、その企画の1つとして、映画から社会問題を読み解くシリーズを書いてきました。

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その1▷
私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題〜前編〜 - 社会と戦う女子大生のブログ

 

その2▷
私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題〜前編〜 - 社会と戦う女子大生のブログ

 

この2つの考察を書いていく中で、私の周りの人(男女問わずですが)から、『マイ・インターン』の終わり方に納得できない!という声をきいたので、私自身の見解を書こうかな、と思いました。ちなみに、納得している!という人に出会ったことはありません。

 

以下ネタバレ有りなので、映画を観てから読みたいという方は、気を付けて下さい。

 

 

この物語の軸にあるのは、アンハサウェイがロバートデニーロとの交流を通して、ワークライフバランスに気付き、夫婦の危機を乗り越え、自分らしく生きていくという点です。

 

みんなが納得出来ないとするのは、夫婦の危機が訪れた時、結局はお互いが、ごめんね、といって許し、仲直りする点でした。

 

私は、1回浮気をしたら、その後もその人は浮気をする可能性を否定できないので、「浮気しちゃった。。ごめん。」「私も仕事ばっかりだったわ。ごめんね。」とは出来ないタイプです。

 

そこで、どうしていたら、アンハサウェイ夫婦が、夫婦の危機を避けることが出来たのか、(まぁそうすると映画にはならないんですけどね。笑)を自分なりに考えたので、もし、何かの役に立てばいいなと思ったので、ブログにしました。

 

 

♡方法1♡ どうにかして夫婦共に、自身の仕事を継続すること

 

やはり、夫婦の危機が訪れた一番の原因はこれだと思います。今までバリバリ働いていた人が、子育てのため、家庭を支えるために、将来性のある仕事を全部切り捨てて、社会との繫がりを途絶えてしまうのは、やはり精神的にもつらいものがあると思います。さらに、家で家事をしている自分に対し、妻は今まで以上にバリバリ仕事をこなしている。そんなフラストレーションが溜まる状況で、浮気に走ってしまうという、行動原理はわからなくもないかな、と。

 

それを防ぐためにも、リモートワークでも、時短勤務でもいいので、どうにかして仕事を継続することで、社会との繫がり、自身の生き甲斐を持つ重要性を感じました。これは、その当事者が妻でも、夫でも、どちらにも言えることだと思います。

 

 

♡方法2♡  自身の母親と良好な関係を保っておくこと

近年、日本では、核家族化により家族の関係が希薄化している、とか、子育ての社会化が大事だ、という話をよく聞きます。子育てをする上で、保育施設や、ベビーシッターさんを上手く活用できるなら、それで良いですが、もしも、自身の母親も子育てに手を貸してくれるとしたら、その手を借りるに越したことはありません。子どもの面倒を看てくれる選択肢は、1つでも多い方が、いざという時助けになるでしょう。

 

アンハサウェイは、母親との不仲により、夫しか、頼る相手がいなかった、という状況にありました。方法1で示したように、夫婦が揃って仕事を継続するためにも、母親の助けは有用でしょう。

 

 

♡方法3♡ 信頼のできる年の離れた相談相手がいること

 

年が近すぎては、嫉妬の対象になりうるし、親であるとなかなかアドバイスを受け入れづらい。そんな時、良い相談役となる、ロバートデニーロのような存在が大切です。彼のママ友に向けた「あなたたちも誇らしいでしょう。アメリカの中でも有名なファッションサイトを運営している社長が友達だなんて。」という言葉が印象に残っています。その言葉を投げかけられた、ママ友の、何ともいえない反応と表情も。

 

成功を収めると、周りから嫉妬されることは常です。しかし、それに足を引っ張られていては、収めることが出来るはずの、より多くの成功を手放してしまうことになります。

 

そんな、足を引っ張られそうになった時、困っている時に、的確なアドバイスを与えてくれる存在は、どれだけ希有で、貴重なんだろうなぁと思います。なかなか、彼のような存在に出会うことは難しいですが、自分自身が、他人に対して、的確なアドバイスを出来れば、相手にとっての彼に自分がなることが出来るし、そうすれば、今度は相手があなたにとっての彼になりうるんじゃないのかなと思います。

 

以上が、『マイ・インターン』に学ぶ、私たちが仕事と家庭を両立する方法です。

 

肝心の結末についての私の意見としては、最後に仲直りをしたのは、これから先
①ロバートデニーロとの交流を通して母とも仲直りし
②夫は新しい仕事を始め
③アンハサウェイはワークライフバランスに目覚める
ことで、明るい未来が生まれるからだ、と私は考えました。

というか、だから仲直りしたんだろうなぁと。

 

今度はどんな映画を題材に書こうか、思案中です。
最後まで、読んで下さり、ありがとうございます。

 

町田彩夏

 

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私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題〜後編〜

みなさんこんにちは。レイトショーで夜遅くに、空いている映画館で、毛布にくるまりながら映画をみたい気持ちでいっぱいの町田彩夏です。

 

本日は昨日に引き続き、私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題〜後編〜をお送りしていきます。

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気になる人は前編から読むと、よりわかりやすいかも▷(ネタバレ注意)

ayaka-m-y.hatenablog.com

 

 

 

本日紹介する私が読み取った社会問題は次の3つです。

 

♡4 結婚に対する価値観

 

本日28日に、渋谷区で同姓カップルを結婚に準じる関係と公的に認める「パートナーシップ」証明書の申請受付が始まったように、世の中には様々な婚姻の形があります。アンハサウェイを例にとってみれば、自身が社長としてバリバリ働く一方、旦那さんは将来を期待されていたのにもかかわらず、会社を辞め「専業主夫」として娘を育ています。(日本によくあるパターンの真逆だね。)ロバートデニーロは妻に先立たれ独りぼっち。アンハサウェイの会社で働く整体師を演じる、ルネロッソは離婚し、ただ今シングル。

 

このように、作中でも様々な、婚姻の形やそのあり方が描かれています。特に印象に残っているのは、ルネロッソの「この年でシングルっていうといろいろ詮索されるのがイヤ。」という言葉です。

物語の終盤では、ロバートデニーロとルネロッソが、急接近したりと、第二のパートナーと生きるという価値観も提唱されています。

 

価値観が多様化していく中で、これから先、婚姻という概念や、そのあり方が、フレキシブルなものに変わっていくだろうなと思いますが、その一方で、それを社会が受け入れるか、制度が追いつくだろうかという心配はあります。しかし、今日が、地域限定ではありますが、パートナーシップ証明書の申請受付が始まった、大きな1歩だと考えると、これからも、その歩みは止まらないで欲しいなと思います。

 

 

♡5 オーバーワーク・働き過ぎ

 

ここ数年、日本では、ブラック企業という言葉が人々に膾炙し、「働き過ぎ」が社会問題の1つとなっています。作中のアンハサウェイの会社も例外ではありません。立ち上げたばかりのベンチャー企業では、確かにこれぐらい必死になって働かなければならない、のかもしれませんが、過度な労働は、返ってその生産性を下げてしまうときもあります。

 

例えば、アンハサウェイの秘書は、上司の分刻みのスケジューリングをこなすだけで、手一杯。さらに、資料作成、売り上げの分析等やることは尽きず、机の上には資料が山積み。お化粧っけもなく、洋服もどこかイケていない。1日のうち15時間を労働に費やしているのに、と働き過ぎからくるストレスで、遂には職場で泣き出してしまいます。

 

そんな時、ロバートデニーロが、一旦家に帰って、身体をやすめなさいとアドバイスします。すると、仕事の効率はアップ、綺麗にセットされたヘアメイクと、オシャレなスーツで、出勤するようになりました。このように、度が過ぎた働き過ぎは、作業効率を下げるだけでなく、精神衛生上もよくないことがわかります。

 

ここからは、1人で抱え込まないで、仕事を分担することの大切さが、目に見えて伝わってきました。

 

 

♡6 ワークライフバランスの実現


ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」つまり、仕事も大事、趣味や家庭も大事、バランスをとった生き方です。

 

物語の序盤では、仕事以外の内容は時間がもったいない、とでもいわんばかりの雰囲気で、仕事だけと向き合い、仕事をこなしていくアンハサウェイ。しかし、ロバートデニーロとの交流を通して、次第に仕事と生活のバランスをとるようになります。例えば、ロバートデニーロに、Facebookの使い方を教えてあげたり、と、徐々に仕事以外にも目を向けるようになるのです。

 

それが顕著に現れるのは、物語の終盤。ロバートデニーロが、有給を使い(この時点で彼はワークライフバランスを実践していますよね)、太極拳を公園でしています。そこへ、ある報告をしにやってきた、アンハサウェイ。「太極拳が終わったら、ゆっくり話を聞こう。」といって、二人で太極拳を楽しみます。(物語上では)ほんの数時間前まで、仕事の鬼だった彼女が、一刻も早くしたい報告の言葉を飲み込んで、太極拳を楽しめるほど、心に余裕ができた。これこそが、彼女の中でのワークライフバランスを実践するようになったことを表しているなぁと考えました。

 

今日本でも、ワークライフバランスの重要性が説かれていますが、なかなか人々に浸透しているようには感じられません。ワークライフバランス実現のためには、仕事以外も楽しむことで生産性もあがるということを実感することが、一番の近道なんじゃないかなと思っています。

 

以上が、私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題の後編でした!いかがでしたか?この映画の本当にすごいなぁと思ったのは、これだけの社会問題を、さらっと物語の構成の中に詰め込んでしまうところです。しかも、どの問題を扱うときも、決してシリアスすぎず、軽快に描いている。観ている私たちは、知らず知らずの内に、いろんな壁にぶつかります。そして、それに対する答えのヒントまで、この映画は与えてくれているのです。

 

昨日、このブログを公開したところ、何人かから、私は映画の終わり方に納得していないんだよね〜、という声をもらったので、私なりの、考えもかいてみようかな、と思案中です。

 

今日も読んで下さりありがとうございます。それではまた、明日。

 

町田彩夏

 

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私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題〜前編〜

みなさんこんにちは。久しぶりに映画を観て、改めて映画って面白いなと思った町田彩夏です。

 

そんな私が今回観たのはこの映画!

 

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(公式HPのスクリーンショットです

 

 

 

wwws.warnerbros.co.jp

 

 

今回は、私が『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題についてご紹介致します。

 

 


以下ネタバレを含みますので、これからご覧になる方は、それを承知の上でお願い致します。

 

 

 

プラダを着た悪魔』の続編がもっとも望ましい形で実現したとでも言いたくなる作品、と評されたこの映画ですが、実際に観てみて、びっくり。全然続編じゃない。

 

 

 

プラダを着た悪魔』は、若い女性が、これから先のキラキラした人生で、仕事も恋愛も全部頑張る!私は私の人生を歩みたい!という思いの中で、様々困難にぶつかりながらも、それを乗り越えていくという、「手に入れる前」のお話が主題となっていますす。それに対し、『マイ・インターン』は、仕事で大成功をおさめ、結婚し、可愛い娘に恵まれ、良い主夫に支えられている状態、つまり「手に入れた後」のお話なのです。

 

 

一見すると、どちらもバリバリ働く女性が、テーマのように見えますが、両者にはこのような違いがあります。

 

 

 

『マイ・インターン』で描かれているのは、女性のキャリアだけではありません。今、日本や世界が直面している、様々な社会問題についても、問題提起をしていて、それがストーリーの中に、さらっと組み込まれているという点で、非常にワクワクしました。

 

 

というのも、私には「政治を語ることを『タブー』から『日常』にしたい。」という志があります。(そのために今、講談社主催のミスiDというオーディションに参加しています。)この映画の、数多くの社会問題に触れているのにもかかわらず、それをさわやかに描ききっているところが、この志実現に近いなと思ったからです。

 

 

それでは、私が『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題についてご紹介致します。

 

 

♡1 高齢者のセカンドライフの充実

 

この物語は、会社を定年退職し、妻に先立たれ、社会との繫がりが欲しいと思っている、ロバートデニーロが扮する72歳の老人が、掲示板で高齢者のインターン募集を見つけるところから始まります。少子高齢化が進む、各国では、定年退職したあとの、第二の人生をどう歩み、どう社会と繋がっていくのか、が問題のひとつとなっています。

 

インターン採用課題が、自己PR動画を撮って、YouTubeにアップロードして、だったり、採用先の会社が、ファッションECサイトだったり、普段お年寄りと、なじみの無い分野が掛け合わされています。最初は、周りから疎まれる彼ですが、現役時代の経験を活かし、人気者になっていきます。先進的なApple社のパソコンが所狭しと並べられるオフィスの中で、彼のヴィンテージ物の私物は、ダサいという評価から、次第に、格好良いという評価に変わっていきます。

 

このように、この問題に対しては、世代間対立をするのではなく、両者の良い部分を取り入れ、掛け合わせることで、お年寄りにとっても、現役世代にとっても、相乗効果を生み出すという答えが出されていました。

 

 

 

 

♡2 子離れ出来ない親との関係性

 

アンハサウェイの母は、睡眠についての研究をする学者ですが、彼女は毎日、朝決まった時間に、アンハサウェイに電話をしてきます。しかし、会話の内容は、決して盛り上がる内容ではありません。二人の仲はとてつもなく、悪いのです。詳しくは作中では描かれていなかったので、私の想像ですが、子どもを心配するあまり、子離れできない親と、親と適度な距離をとることが苦手な子どもの問題を描いているのだろうと考えます。

 

上手く距離をとれない原因として、それぞれ、自分の親世代との交流を持つ機会が、極端に少ないから、子ども以外に何か興味や関心のあることが無い、というものが挙げられます。

 

この問題に関しては、母と同じ世代のロバートデニーロとの交流を通して、接し方、適度な距離の取り方を学ぶことで、今後改善されていくといいなぁというのが、私の思いです。

 

 

♡3 ジェンダーに縛られる人々

 

やはり、女性がキャリアウーマンとして働いていくにあたって、必ずぶち当たる壁が「ジェンダー」です。ジェンダーとは、生物的な性別ではなく、社会的によって作られた性差、例えば、家事は女性がやるものだ、というものです。

 

アンハサウェイが、自分の商売をギャル商売といわれた、女だからって甘くみられないようにこんなに努力してきたのに、と悔し涙を流すシーンもある一方で、また、彼女自身も男性に対して、知らず知らずの内に、ジェンダーに縛られている描写もありました。部下の男性たちを労いに、バーに出かけた時、彼女もまた、最近の男は〜といった発言をしています。

 

ジェンダーに関する問題は、人々の意識の底に、無意識に形成されていることがほとんどです。なので、自分でもなかなか気付くことが出来ないのが難しい所です。この問題に対しての解決策は、簡単ではありませんが、お互いが直接対話していくことで、ジェンダーに縛られているという事実に気付くことが、遠い道のようで、有用な策だと考えました。

 

 

 

以上が、私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題の前編です。このまま続けて書いていくと、とてつもなく長くなりそうなので、前後編でお伝えすることにしました。書けば書くほど、伝えたいことが増えますね。

 

 

映画と社会問題を紐づけて考えてみるのは、私としても初めての試みなので、みなさんから感想をもらえると嬉しいです。



それでは後編でお会いしましょう。読んで下さり、本当にありがとうございます。

 

町田彩夏

 

 

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どうしようもなく元気がでない時、瞬時にやる気を出す方法〜お風呂編〜

みなさんこんにちは。最近元気がなかった町田彩夏です。今日はみなさんに、どうしようもなく元気がでない時、瞬時にやる気を出す方法〜お風呂編〜をお伝えします。

 

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まずはじめに、今までのブログを読んで下さっていたみなさんに、ご報告があります。(初めて読んで下さった方ごめんなさい。)

 

♡祝♡  ミスiDファイナリストに残ることが出来ました!!!

 

ブログをはじめたきっかけが、このミスiDなんですよね。応援して下さった方、本当にありがとうございました…!しかし、休む間もなく、ファイナリストとして、10月31日まで、熾烈な選挙戦を繰り広げているので、よかったら引き続き応援よろしくお願いします。

 

 

 

はい、なぜファイナリストに選ばれるという嬉しい出来事があったのにもかかわらず、元気がなかったのかというと、ミスiDとして選挙戦をこの一ヶ月間戦ってきて、ありがたいことに、いろんな方から注目をして頂いている一方で、その分、周りからの様々な意見を目の当たりにしてきたというのも事実です。

 

 

 

一見、私は、鋼のような強さを持っているように見えるかも知れませんが、実際のところ、そんなに強くもありません。笑

 

 

 

そんなこんなで、どうしたら元気が出るかな〜と思っていたところ、いつもより長くお風呂に入ったら、そんな悩みも全部吹き飛ぶぐらい、やるキッズになったので、「なんか元気でない!」と悩んでいるみなさんのお役に少しでも立てたらと思い、ブログを書くことにしました。(というよりお風呂効果により、ブログを書きたくて書きたくて仕方がなくなった、という方が正しいかも。)

 

 

 

超簡単家にあるもので完全にリフレッシュできるお風呂の4つのステップ

 

♡1♡間接照明にしてみる

まず、下準備としてはこれです!アロマキャンドル等があれば、より良いですが、ない場合は、脱衣所だけ電気をつけて、お風呂に入れば、いい感じの照明になります。いつもパソコンや、スマホの明るすぎる光を見ている方にとっては、心が落ち着く明るさだと思います。

 

 

 

♡2♡もこもこの泡で身体を洗う

いつも時間がないとき、ボディーソープや石けんを泡立てるのもそこそこに、身体に塗ってしまうと思います。タオルにつけて泡立てれば30秒ほどでもこもこの泡が出てきますよ。自分で体験してみてわかったのですが、もこもこ泡の良いところは、リッチな気分になれること。映画の主人公になったような気分になれます。

 

 

♡3♡何でもいいから入浴剤を入れる

3つめはこれです!匂いと記憶が密接に関係しているように、部屋の香り以外のものを嗅ぐことで、仕事や勉強のストレスから一旦離れることが出来ます。ドラッグストアに行けば、1つ40円ぐらいから売っているので、お好きなものを使ってみて下さい。それに、入浴剤をいれることで、いつもより視覚的にも嗅覚的にも飽きずに、長湯することが出来ます。これから寒い季節になるので、冷え対策にも良いですね。

 

 

 

♡4♡いつもよりちょっとオシャレな部屋着を着てみる

 

最後に大事なのは、お風呂をあがった後です!いつもみたいに、よれよれのTシャツと半ズボン…ではなく、モコモコパーカーでも、フリースでも、ちょっとおしゃれなTシャツでも何でも良いですが、いつもと違うものを着ることが大切です。いつもと同じものだと、せっかくお風呂にはいって、リフレッシュしても、リフレッシュ前に気分が戻ってしまうからです。

 

 

 

以上の4つが、完全にリフレッシュ出来るお風呂のポイントです。どれも共通して言えるのは、仕事や勉強など、みなさんの心にのしかかっているのを、一旦どっかにおいてみるということです。忙しいときほど、お風呂の時間を削りがちです。(私もよく考えたら1ヶ月ぐらいゆっくりお風呂に入っていなかった気がします。笑)そんな時こそ、お風呂を活用してみてはいかがでしょうか。私は、これを実践したら、見事にやる気が湧き出てきたので、みなさんもぜひに。

 

 

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普通の女子大生が一ヶ月間ガチアイドルに混ざって学んだ3つのこと

みなさんこんにちは、最近握力がついて、iPadでもぶれずにぶれずに自撮りが出来るようになった、町田彩夏です。

 

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今日は、普通の女子大生が1ヶ月間、ガチアイドル(アイドルや歌手の様にそれを生業としている方々)に混ざって、アイドルとして活動して学んだ3つのことをご紹介します。

 

私は9月の下旬から、ミスiDという講談社主催のオーディションに参加し、セミファイナリストとして、活動してきました。その中で、アイドルを職業としている人たちから学んだことや、普段気付かなかったことに気付いたこと、成長したところなど、割と自分の中での発見がありました。

 

そこで、私の発見が、誰かの役に立てばよいなぁという想いと、1ヶ月間支えてくださった方への恩返しとして、届けたいなぁという想いが生まれたので、今回ブログという形で表現することにしました。一人でも多くの方に、届きますように。

 

 

♡1♡ 本当に困っているときに、支えてくれる人たちが見えたこと

 

人は1人じゃ生きられないとか、よく聞くけど、そんなことわかってるけど、私が心から応援して欲しいと思った時に、応援してくれる人ってどれぐらいいるのだろう、とよく考えていました。

 

でも、今回ミスiDに出て、応援してくれる・支えてくれる人たちの存在が目に見えてわかりました。

 

「実はこういうオーディションに出てるんだ。」と言った時に、今すぐ投票する!といってアプリをダウンロードしてくれた友達。翌週あった時、「実はねお母さんと一緒に投票してるんだ!」と話してくれたり。

 

わざわざ、オーディションでてる、と伝えなくても、たくさん投票してくれているのが、アプリを通してわかったり。

 

今まで直接的に会ったり、交流したりしていなくても、ブログの記事をたくさんシェアしてくれたり、周りに投票をすすめてくれた方。

 

「アイドルは写真大事でしょ!」といって、1日かけて私の写真をとってくれた友人。

 

他己紹介をしてくれた、クラスの友人たち。

 

もともとの知り合いだけではありません。
ミスiDから、私を知ってくれたたくさんの方々が、CHEERZで毎日投票してくれたり、写真を買ってくれたり、他己紹介をしてくれました。時には暖かい言葉を、時にはためになるアドバイスを。私がミスiDに出なかったら、この方々と出会うことはなくて、私の志を知ってもらうことも出来なかった。

 

本当に本当に、感謝の気持ちでいっっぱいです。ありがとうございます。

 

そしてお母さん、慣れないタブレットで毎日投票してくれて、お洋服選びも手伝ってくれて、本当にありがとうね。

 

こんな風に、支えてくれる人が見えたこと、私の志が一人でも多くの人に届いたこと。私の志実現を応援してくれる人が増えたこと。確かに、私1人がたった1ヶ月頑張ったところで、社会が急に変わることなんてあり得ません。だけど、この1ヶ月で、1人だった私は、少しずつ仲間を増やし、一緒に頑張る同士が出来ました。そしてこの志を忘れることなく頑張れる、責任も負いました。そして、この努力を、これから先も続けて行くことで、社会はきっと変わると思います。

 

 

♡2♡ 自分磨きの大切さを知ったこと

 

自分磨きの大切さを知ったこと。これ結構大きいです。今までの私は、通学時間が1日4時間もかかることもあり、お化粧はあまりしてきませんでした。お風呂をあがったあとに、化粧水を付けることもめんどくさくてしていませんでした。ですが、周りの可愛いアイドルたちをよくみる様になって、自分ももっと可愛くなりたいな、という気持ちが芽生えました。

 

今では、お化粧をすることが好きになったし、辞めていた筋トレも復活しました。

 

綺麗になること。それはめんどくささと、大変さ、時間とお金がかかります。だからこそ、自分一人しかいない空間では、なかなか綺麗になろうと思っても実行まで移せません。ですが、今回、アイドルオーディションという環境に身を置き、その大切さと、実行に移す原動力をもらいましたとさ。

 

 

 

♡3♡ 考え抜く力がついたこと

 

そして、内面の変化として最も大きいのがこれです。考え抜く力がついたこと。ミスiDは個性とアイデンティティが要求されるオーディションでした。「政治が好きな女子大生なんて珍しいね!」といわれることは多々あれど、そこから、「じゃあ私には何が出来る?」「私だからこそ出来ることって何?」と、ここまで、とことん突き詰めて考えることは、AO入試以来の経験だなと思います。

 

オーディションの二次面接の時、ニッポンのジレンマに出演した時、政治を語ることを、『タブー』から『日常』にしたいと考えてはいたけれど、その手段や方法、ロードマップはまだそこまでしっかりしたものはなく、ただただこみ上げる熱意の元で、動いていました。

 

しかし、この1ヶ月間、自身の志としっかりと向き合い、「私だからできること。」「私がやるべきこと。」に対して、自分なりに納得することの出来る考えを持つことが出来ました。(このブログの過去記事にたくさん書いてあります。)

 

他にも、「なんで、このアイドルは、たくさん投票してもらえているのだろう。」「何でリツイートが多いのだろう。」「どうやってとれば、こんなに可愛く撮れるのだろう。」と、毎日が、学びと発見の連続でした。私の中のモットーである、『問題発見・問題解決』をもっとも実践できた1ヶ月であった、といっても過言ではありません。このブログのようにアウトプットすることで、政治や社会に対する知識もかなり磨けました。

 

このように、どんな問いに対しても、投げ出さずに考え抜くことが出来たこと。その力がついたこと。これが私の学んだ3つめの力です。

 

 

と、大きく分けてこの3つが、私がガチアイドルに混ざって1ヶ月間アイドル活動をして学んだことです。本当は一人一人まわって、直接お礼を申し上げたいところですが、ひとまず、伝えたいことをブログという形で届けさせて頂きます。

 

 

『不可能を可能にするのは、決して1人の力では成し得ない』

 

これは、ファイナリストをかけた選挙戦が始まった当日に、私がみなさんに伝えた言葉です。当初は不可能であった、CHEERZで上位入賞という目標も、114人中37位という好成績を収めることが出来ています。(2015年10月18日20時現在)同じく、不可能そうに見えていた、志の実現も、この機会にメディアから2つ取材をして頂いたり、ちょっとずつですが、希望の光が見え始めています。

 

それは、一重に、みなさんが私の背中を押してくれたからです。私1人では、ここまで全力投球し、走り抜くことは出来ませんでした。

 

今日をこうして迎えられたのは、みなさんと私とが一緒になって、『私たち』として、がんばってこれたからだと思います。本当に本当にありがとうございます。私としては、今日で終わることなく、これからも志実現に向けて、邁進していきます。

 

どうか、ミスiDとして、活動できる期間が、1秒でも長く続きますように。
みなさんの期待を背負い、この期待に応えるために、私はこれからも、『何事にも全力投球』をモットーに生きていきます。

 

本当に本当にありがとうございました。そして、最後の1秒まで、共に戦いましょう。

 

 

これが、本当に『私らしい』戦い方だと思います。

 

 

最後までお読み頂き、本当にありがとうございます。

 

町田彩夏

 

 

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シュミットの友敵理論から考える20代版『池上彰』の必要性

みなさんこんにちは、ダイエットをしようとして、久しぶりに運動をしたところ、アキレス腱を痛めた町田彩夏です。

 

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今日は、私の志である、政治を語ることが『タブー』である日本を、政治を語ることが『日常』である日本に変えるために、何故、エンターテイメントが有用だと考えるのかを政治学的な観点からお話します。

 

私は高校時代から18歳選挙権実現運動を起こしている団体を立ち上げ、2015年の6月に法案が成立するまで、精力的に活動をしてきました。その中で最も多く打ち当たった壁は、若者の投票率の低さでした。政府はもちろん、若者の政治的関心を高めようと動いている人も、団体もたくさんあって、それぞれが活動していますが、一向に関心の高まりは数値としては表れていません。

 

私は、その原因の1つとして、若者にとっての『友』が政治の現場において存在していないからだと考えています。

 

ここではカール・シュミットの提唱した友敵理論という観点から、考察していきたいと思います。カール・シュミットはドイツの政治学者。1932年に出版した自身の著書『政治的なものの概念』の中で、政治とは、自分の存在を肯定してくれる『友』と自分の存在を否定する『敵』の両者が存在する状態で、その友と敵の区別を付けていく行動だとした。そのためには、政治に参加する国民にとっては、誰が敵なのかをきちんと判断することが重要であるとしています。

 

 

ここでは、若者(〜20代)を主語として考えていきます。若者にとって、『友』といえるのは、例えば、学費の減免についての政策を考えている、子どもを生みやすい社会づくりに奔走しているなど、教育や子育てに主眼をおいている政治家だと言えるでしょう。しかし、具体例を挙げて考えて見ると、教育に多大な力を注いでいた、鈴木寛さんは、2013年の参議院選挙で次点で落選してしまいました。このように、現代の日本では、若者が『友』を見つけることが出来なくなってしまっている状況に陥っていると考えられます。

 

そこで、私が考えた解決策は、私自身が、若者の友となるのはどういう存在か、若者の友となりうる政策はどんなものかを、アイドル=友として(私の思うアイドルとはこちらを参照して下さい。)発信していくというものです。この考えに至った理由を3つ紹介していきます。

 

 

 

①被選挙権の年齢制限が厳しい

 

現在日本では、参議院議員都道府県の首長の被選挙権を持つ者は30歳以上。それ以外の職は25歳以上と定められています。これは、世界と比べても、その制限は厳しいです。ヨーロッパはもちろん世界各国では、10代から立候補できる環境が整っている国と地域も多いです。

 

18歳選挙権が実現された時、その投票率を高めるためには、投票したい=友だと思う候補者の存在が必要不可欠だと思います。以前、私が、18歳選挙権に関するイベントを開いたときのアンケートで、自分の友達や同じ世代の人が選挙に出ていたら応援したいと思うという問いに対して8割以上の人が「はい」と答えていました。

 

いくら政策上では、若者の友に思えていても、その人との年がかけ離れていたら、その人を投票したいと思える友だとは、認識することが出来ないでしょう。

 

よって、年齢的・世代的にも若者である私が、池上彰さんのように発信していく必要性を感じました。

 

 

②投票者の判断能力の欠如

 

私が『池上彰』を選んだ理由としては、投票に際して必要となる知識を、わかりやすく解説する存在が必要だと考えたからです。日本は、第二次世界大戦の失敗から、政治教育=イデオロギー教育だという考えが根付いてしまい、有権者としての判断能力を養う教育まで、教育現場から遠ざけてしまいました。18歳選挙権実現により、政治教育が発達するかもしれませんが、教育の効果が目に見えて表れるのは10年20年先のことでしょう。さらに、もう教育現場で教育を受け直すことのない、若者も多数存在しています。

 

そこで、私が、アイドルとして、人々の注目を集めることはもちろん、大学での学びや今までの経験を元に、その知識を解説することで、この状況を打破していこうと考えました。これは、ミスiDやschooの講師といったように、人前に立つ仕事と、政策の実現や大学での学び、フィールドワークというように研究面の両者を、両立してきた私だからこそ出来ることだと思います。

 

 

 

③かき消される若者の声

現在日本の高齢化率は世界1位の25.78% (出典グローバルノート)で、少子高齢化社会への突き進んでいます。それに追い打ちをかけるように、若者の投票率は、低い水準となっています。このような状況において、人数が多く、投票率の高い高齢者よりの政策が実現されることは、当たり前の事だと思います。

 

しかし、未来に目をむけてみると、例え人数が少ないからといって、若者の声がかき消されているこの状況は決して望ましいことではありません。日本という社会の、持続可能性を考た時には、例え人数が少なくても、若者目線の政策を実現していく必要があるのです。

 

ノエル・ノイマンが提唱した、沈黙の螺旋理論によれば、同調を求める社会的圧力によって、マイノリティの主張がかき消され、最終的には主張すら出来なくなり、沈黙に陥ってしまうとしています。その沈黙の先に広がる世界には、持続可能性はないでしょう。

 

現在の若者は、まさしくこの沈黙の螺旋理論の中にあります。そして、増え続ける社会保障費や、労働生産人口の減少といった、暗い未来が待ち受けているのです。だからこそ、今、一刻でも早く、私のような存在がこの沈黙を破る必要があると考えています。

 

 

 以上、シュミットの友敵理論を例に出し、20代版の『池上彰』のように、私がアイドルとして、政治的関心を高め、閉塞感の漂う日本という国を打破していきたいと考える理由を考察してきました。

 

 

繰り返しになりますが、この役割は、人前に立つ仕事、そして、研究面の2つを両立してきた私だからこそ、成し得ることが出来ると考えています。

 

 

もし、少しでも共感して下さった方がいたら、今日までが投票期間なので、よろしければ投票お願い致します。

 

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。ではまた、今度。

 

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