幸せなひとりぼっち ハンネス・ホルム
もともと頑固な性格の男。年を取って融通がきかなくなってさらに頑固になった一人暮らしのお年寄り。引っ越してきたおせっかいな隣人が浴びせてくるストレスが刺激になって死の間際の生き方に色が付く。
手紙は憶えている アトム・エゴヤン
酷い記憶をカモフラージュで覆った厚い殻にしまうことで生きている加害者と、その殻を破り加害の記憶を自覚させるため、周到に用意した計画をひとつづつ進めていく復習者の話。
ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ 監督マイケル・グランデージ
「あふれる才能(エンジン)」「有能な編集者(ハンドル・ブレーキ)」のどちらが一方がかけてもベストセラーにはならない。
マイ・ベスト・フレンド 監督キャサリン・ハードウィック
親友だったり腐れ縁だったりの二人。末期がんでほぼ寝たきりなのに、友達の子が生まれるっていったら急に覚醒して駆けつけるところが良かった。
めぐりあう日 監督ウニー・ルコント
小さい子を持っているお母さんでも、行きずりの男と寝てしまうことは、結構あるのだろうか?
アスファルト 監督サミュエル・ベンシェトリ
フランス郊外のさえない団地に住む人達の話。中心にはいない目立つことのない人たちにも、ドラマチックで重大なイベントは訪れる、というあたりまえが淡々と流れる映画。