彼女が一日に何度も行くところ

東京の多摩地区で育児中の40代おかあさんです。

初めての、お友達との待ち合わせ

今、小2の娘が、休日の学校でクラスの友達と遊んでいる。その約束をしたと2日前に聞いて、何時に待ち合わせるのか、しっかり確認するよう念を押した。なぜなら、初めてのことだから。

 

これまでも、お友達の家で遊ぶのは何度かあった。親同士LINEなどでやりとり出来る仲なので、集合から解散まで随時、状況を把握できる安心感があった。

 

それが子供同士での待ち合わせとなると、私も気が気でない。平日と違い、道を行き交う人もまばらになる。お友達は同じマンションの子同士だから一緒に来られるけれど、うちは1人だ。 結局学校まで送っていった。

 

聞けば、手作りのおもちゃを人数分作って持っていくから、という条件で遊んでもらえることになったという。親としては不憫に思うけれど、娘は友達と遊ぶということについて経験値が足りないので、いい機会だとも思う。一昨日から宿題そっちのけでおもちゃを作って、準備をしていた。

 

少し早めに学校に着き、待ち合わせ時刻を5分ほど過ぎて、みんなが来たので私は退散した。今日は娘の待ち合わせ記念日。


私が子どもの頃(昭和50年代)、向こう三軒両隣に子どもは14人いた。ブランコと滑り台とシーソーを置いただけの空き地に行けば誰かいて、いなければ玄関の前に立って大声で呼び出した。お互いの家も、子ども同士がOKなら親の了承を得ずとも遊び場になった。

 

そこらじゅうで子どもの声が響いていて、車が来るまで道路を塞ぎ、ゴム飛びや鬼ごっこをした。子どもがいようがいまいが、住宅街というのはそんなものだと思っていたから誰も文句は言わなかった。

 

そういう子ども時代を過ごしたからといって、健全な心を育んだかというとそんなことはないけれど、貴重な日々だったとは思う 。

 

今、近場で子どもがなんとなく遊びに行ける場所はなくて、怖くて一人にさせられなくて、そもそも宿題が多くて終わった頃には日がとっぷりと暮れている。

 

お昼前には娘を迎えに行く。仲間外れにされたり、辛い思いをしていないか、そんなことばかりが気になる。楽しいことも辛いことも、それはそれで勉強ではあるけれど、やっぱり笑顔だったらいいなあ。