やりがいのある仕事につくために考えるべき3つのこと
【目次】
あまり知られていませんが、わたくし、実はキャリアカウンセラーでして ... (汗
キャリアに目標を持つべきか?
「キャリア」という言葉の定義は、人によって異なるのですが、だいたい「仕事」とか「職業人生」と訳されます。なかには「人生そのもの」と定義する人もいます。1日の半分を職場で過ごす人にとってはキャリア=人生という定義も決して大げさではないように思えますね。
せっかくの人生ですから、充実したキャリアを歩みたいものですが、あなたは自分の人生の目標や計画を持っていますか?いわゆるキャリアプラン、人生設計といわれるものです。
例えば、旅行に行くとしたら、必ず行き先を決めてから旅程を考えますよね?日程だけ決めて、どこに行くかは決めていないという旅行はそうありません(あえてノープランで旅行を楽しむこともありますが)。
自分の人生やキャリアにも目標やプランが必要です。目標がないと仕事や就職先を決めるための基準がわからなくなりますし、就職後も「この仕事で本当に良いのだろうか?」と悩んでしまいかねません。
とはいえ、現実的な話、大半の人は人生に明確な目標を持っていません。旅行の行き先は決められても、こと人生の行き先になるとイメージがわかない人も多いです。私が職場で行っているキャリアコンサルティングでは年間数百人のご来談がありますが、人生の目標ややりたい仕事が決まっている人のほうが少ないです。
その理由の1つに時間軸があります。旅行は長くてもせいぜい1年後の話ですが、人生となると何十年も先の話なので予想を立てるのが難しくなります。誰も遠い未来のことはわからないですし、今の時代に30年先のことを予想しても当たるとは思えません。
私の好きな映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』(1989)では、2015年に空を飛ぶ車、自動乾燥機能がついたジャケット、自動的にシューレースが締まるスニーカーが登場します。しかし、2018年になった今でも、それらはまだ実用化していません。そんなもんです笑
そのようなことなので、人生設計やキャリアプランを描けないのも仕方ないことなのかもしれません。将来に漠然とした不安を持つのも自然なことだと思います。そういう場合は毎日を大事に過ごすことを心がけるといいかもしれません。将来を悲観して何もしないよりは、『今ここ』に焦点を当てて、目の前のことに全力で取り組んだほうが人生の生産性は上がります。
やりがいのある仕事につくために考えるべき3つのこと
前置きが長くなりましたが、やりがいのある仕事につくために必要な3つのポイントを紹介します。たった3つなので覚えましょう。テストに出るヤツです。
- 能力・資格
- 興味・関心
- 価値観
1.能力・資格
ご自身で今できることを棚卸ししましょう。他の人に比べて、自分が得意なこと、長けているところは何でしょうか。性格(長所)に関することでもかまいません。資格をお持ちであれば、それも挙げておきましょう。
2.興味・関心
ご自身が今興味・関心を持っていることを棚卸ししましょう。趣味や好きなモノ・コトなど、仕事に関係なくてもかまいません。また、これから始めてみたいこと、挑戦してみたいことでもOKです。
3.価値観
仕事や働き方に関する価値観を棚卸ししましょう。価値観というと分かりづらいのですが、例えば「お客様と直接コミュニケーションをとる仕事をしたい」「○○な人と一緒に働きたい」「土日祝は休みたい」「給料は○円以上が良い」など、働く上で”これは外せない”といったこだわりを挙げましょう。
能力・資格、興味・関心、価値観の3つが重なる部分に人はもっともやりがいを感じる、というふうに一般的に言われています。
まとめ
人生・キャリアの目標や目標達成のためのプランは、能力・資格、 興味・関心、価値観と密接に影響し合います。なぜなら、自分にとって理想のキャリアはやりがいの積み重ねによって築かれるものであり、逆もしかりで理想のキャリアを築き上げるためにはやりがいの積み重ねが必要だからです。
ですので、今目標を持っていない方は、まずは自己分析(棚卸し)をしてみたうえで、目標を考えてみるのも良いのではないかと思います。