おひさ。
久しぶりに更新をしてみようと思ってページを開いた。
一年ぶりのことで何を書いたらいいのかさっぱりわからないけど、最近の僕のことを。
生活は落ち着きを見せていて、就活も一段落した。
そこから新たに顔を覗かせるのは卒論だ。
非常に気が重いが就職先からは是が非でも卒業だけはしてくれと言われている(当然である。
しかし気が進まない現状を逃避するために私が見出した新たな興味。
カメラ、写真の世界。
カメラ自体は所持している。父が数年前に購入した、SONYのα5100。ミラーレス一眼である。
しかしレンズが標準の35-56mmのものしかついていない。それにレンズキャップは紛失。尚且つ家族兼用。乱暴な妹が多く使用。
この状況下で、新たな自分専用のカメラが欲しいと言っても誰にも文句は言われないのではないかと自分に言い聞かせている。
現在新自分専用カメラとして候補に挙がっているのはSONY、α6300とCanon、EOS Kiss M。どちらもミラーレス。
フラっとどこかに出かけて気に入った風景をサっと撮りたい派の僕としてはミラーレスは必須な条件。
今日も家電量販店に足を運びネットの記事と実物を観察しながらカメラ選びを楽しんだ。
そういえば恋人ができた。以前まで思いを寄せていた相手ではないが、僕のことをよく想ってくれている年下のいい子だ。
彼女もカメラ好きで、OLYMPUSのPENを愛用している。
一緒によく旅行に向かう上で、一緒に写真を撮りたい。
日に日にその思いが強まっていく。
今度彼女と一緒にカメラ選びをしてみようか。
最近の僕は明るい。
好きだけじゃ足りなくて。
夏休みも明け、君が僕の元にまた舞い降りた。
2ヶ月ぶりに見た君の顔は特に以前と変わらなかったが、髪が少し短くなっていた。
さぁ行こうか!と僕の先を歩き始める君の短くなった髪が軽やかにふわりと揺れた。
最初はただの一目惚れで目で追うだけで嬉しかったのにだったのに、今ではこんな一挙手一投足に心が高鳴る。
最近友人から君のことが気になっていると聞いた。
特段仲の良い友人ではないが、最近いつも一緒にいることの多い友人からの相談に驚いたんだ。
相談を聞いて、とても焦った。君は誰からも好かれるタイプの人間であったが、あまり人と関わることが多くないから君をずっと好きでいるのは僕だけだと安心していた。
また一から君に僕のことを見てもらえるように頑張る。
だけど好きだけじゃ足りないのなら、これ以上何を求めれば君は振り向いてくれるのだろう...
人のやさしさ。
何年かぶりにインフルエンザで寝込むという事案が発生した。
39度の熱など自分の人生でも記憶に少ない。
人間初めての体験に直面するとどこか不安になるものなのだろう。
つい、一番最初に頭に浮かんだあの人に連絡をしてしまった。
彼女が毎日忙しくしていることは百も承知だが今は誰かと話したいと感じ思い切って風邪引いた、と送信する。
思いの外返信は早かった。
「どうしたの? 最近謎の高熱流行ってるからねぇ...」
「わかんないけど寒気が止まらなくて」
「もうお家に帰ってるの? 暖かくして布団に入って! 寝られそう?」
もう少し彼女と話していたかった私は少しわがままを言ってみた。我ながら情けない。
「布団には入ってるけど起きたのがお昼ぐらいだから眠くないや笑」
「じゃあ寝られるまで付き合ってあげる笑」
たかがこれだけのことだが私は泣きそうになってしまった。人は弱っている時に優しくされるとこんなにも嬉しいものなのかと改めて実感した。
その後も彼女は長々と話に付き合ってくれた。
現在、体調は順調に回復に向かっている。次第にいつもの自分に戻ってくる中で、皆様の気遣いや周囲の心配り、それに対する私の無遠慮さが申し訳なくなってくる。
自分の辛さや苦しさに精一杯だと簡単に傲慢な振る舞いを選んでしまうことが情けなくて仕方ない。
人の「やさしさ」や「気遣い」は8割くらいは体力で出来ているのだと痛感し、ある程度豊かでいるためには強くなくてはいけないなと今回考え直すことができた。
そういう意味では私の人生において有意義な時間であったと思う。
長々と私の話に付き合ってくれた女性を始め、罹患中に関わってくださった皆様、大変ご迷惑をおかけいたしました。
好きなのに。
外見で好きになるのは正直、自分にはありえないことだと思っていた。
見た目で好きになったら、中身によほどの問題がない限りは、そうそう嫌いになるものではない。
半年経ってようやく話すことができた。
君は中身も完璧な人間だった。非の打ち所のない完璧な人だった。
同じ授業を一緒に取ることになって、たくさん話をして、一緒にお昼を食べて、この思いは加減を知らない純真無垢な子供のように、僕の心を支配し続けた。
ある日唐突に恋人の存在を知ることとなった。
人生で人を好きになったことなどなかった僕は、あの日ほど悔しさで胸がいっぱいになったことはない。
初恋は実らないもの、などというありふれた話を思い出し、「くだらないな」と思っていたが、結局は今まで見て見ぬ振りをしていただけだと気付かされた。
しかし君は変わらず僕と友達でいるつもりだ。むしろ以前より距離は近くなったのではないのだろうか。
君がそのつもりなら、僕もそれなりの覚悟を持って接しなければならない。この気持ちに気付かれてはならない。
まだこの恋は誰にも気付かれていない。僕だけの秘密だ。
生き方。
自らの生き方は自らが決めるものだ。
積極的で、先のことなど考えずに突っ走る人。
消極的で、だけどしっかり先のことを見据えている人。
僕はレールの上に乗せられた各駅停車だ。
別に消極的なわけではない。何か障害がレール上に存在していたら、自分に被害がないようにうまく除去する。
そうしてるうちに次の駅がやってくる。ここで今までの友人と呼んでいた者たちが下車して、新たな友人と呼ばれる者が乗車してくる。
1秒先の未来に自ら進んでいく者と、1秒先の未来が1秒後の過去になるのを傍観している僕。
どちらが正解とは言えないだろう。しかし確実に、自らの足で未来を選ぶ者の方が良い人生だったと言えるのだろうなと感じる。