英語学習帖

日々の職場英語・生活英語メモ:ビジネスに使用する英単語や英語表現、話題になりそうな海外メディア記事を紹介しています

Bento box

www.ted.com

so my entire academic career was surrounded by people who kind of believed in the "life's messy, love it." And I'm more of the, "life's messy, clean it up, organize it and put it into a bento box."

(そのため、私の研究者としてのキャリアは『人生はぐちゃぐちゃなもので素晴らしい』と信じるような人たちに囲まれてきたけれど、私はそれ以上に、『人生はぐちゃぐちゃ、整理して、整頓して、弁当箱に詰めよう』と。)

Bento box(弁当箱)も英語に。Karoshiみたいな不名誉なものばかりが流通しているわけではないようです。

man of the moment

"man of the moment" / "woman of the moment" (時の人、当時に注目されていた人物)

割と日本語とそのまま対応した覚えやすい言い方ですね。

person of the momentという言い方があまり見つからないのは、職業やカテゴリでなく、特定の人に対して表すために使われる言葉だからでしょうか。

 

deadline.com

Toronto regular Sebastián Lelio returned to the festival with his latest female-fronted drama The Wonder, a period piece starring woman-of-the moment Florence Pugh.

トロント映画祭の常連Sebastian Lelioが、女性を中心にした最新作ドラマ『The Wonder』とともに戻ってきた、主役は注目のフローレンスピュー。)

 

 

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海外経験ゼロからのビジネス英語

元々、私は理科系出身で海外経験はゼロなので、英語の学習方法を聞かれることがよくあります。多くの場合は魔法の方法を期待されているので、特に初期の学習方法を紹介すると、「そこまでやったら誰でもできるようになるよね」とがっかりされることが多いのですが、逆に、誰が聞いてもやるだけで英語ができるようになりそうな方法を教えているので、感謝されても良いような気が…。

最近は(といってもコロナ禍前)、長期の海外出張や上司も部下も外国人のような環境にも恵まれましたが、それでもその環境を手に入れるためには一定の語学力が求められます。環境のおかげで英語ができるようになる、というのは半分くらいが希望なのかなと思います。その証拠に、アメリカに10年住んでもスタバの注文も不自由な方もいます。

 

英語力向上に良さそうな環境を手に入れための英語力ー私が外資系企業に入社した時点のTOEICスコアは930、応募要件は860点でした。よく聞くスタートラインに立つために必要な英語力の目安は900点です。私が社会人になって最初に受けたTOEIC600点から、スタートラインに立つために必要な300点を独学でどのように向上させたかを紹介します。

 

①語彙力

学生時代は英語が得意だったとはいえ、高校の教科書に載っている単語では日常生活を送るのにも仕事をするのにも圧倒的に足りませんでした。学生時代のように単語集を覚えるのも一案ですが、私は新聞を買って音読(声を出さないと読めた気になってしまうので音読)→読めない単語はネットで発音チェック(今はGoogleが読んでくれるから楽ですね)→辞書(英和と英英)で意味を確認→覚えたほうがよさそうな単語は付箋に「単語と例文」を書いてPCの周りに貼付けて覚えました。

辞書は必ず複数確認することがおすすめです。英和辞書で確認できるのは英単語の意味ではなく、その英単語に対応する日本語の例示に過ぎないと思っています。そして、英語と日本語は1:1で対応しないので、ひとつの訳に飛びついてしまうと誤読につながります。ただ、いきなり英英辞書はハードルも高いので、私は対応する日本語の例をいくつかつかんで、英英辞書でその単語の意味を確認する方法を取りました。

教材はThe EconomistとFinancial Timesを使っていました。最初は知らない単語だらけで効率は悪かったかもしれません。ただ、金融ビジネスに英語で従事したいと思うと、このあたりが読めるようになっていないと厳しいだろうなということで、選択しました。半年ほど続けていると、大半の記事は辞書を使わなくても読めるようになります。知らない単語は登場し続けますが、大意をつかむのに必要な文章の70%分の語彙力は半年くらいで身に着きます。

 

②文法

学生時代の貯金が多少はあったかもしれませんが、冠詞の使い方や関係代名詞の使い方など、少し曖昧なところが残っていたので、「表現のための実践ロイヤル英文法(音声DL付)」は1周しました。まずReview Test→正答率の低いパートは説明を熟読→1週間ほどおいて再度Review Test、のような進め方で。Review Testで満点=その章が完了です。

文法の学習中に出会った知らない英単語も、①と同じように意味を調べて覚えます。

 

③読解

使う教材は①と同じです。一部でも和訳をしてみると、指示代名詞の指す内容を考えたり、修飾関係を整理したりする練習になるので、「読んだ気にならない」ためには和訳も良いトレーニングになると思っています。ただ、翻訳できるようになることがゴールではないので、和訳の量をこなすことはあまりせず、気になるパラグラフだけ訳したり、冒頭の1パラグラフと最後の1パラグラフだけ訳すようなことをよくやっていました。

大量に読むことも大切で、たくさん読まなければスピードは上がらないかもしれないのですが、一文一文をきちんと理解することも大切です。全文をやっていると大変なので、難しそうな文章だけでも正しく訳せるか練習する意味があるかと。わからないことをごまかすための『意訳』をしないよう、まずは直訳→こなれた日本語→意訳と順番に。これをやっていると、英語で話したり書いたりするときの日本語から英語のロジックの変換がしやすくなるようにも思います。Wall Street Journalのように同じ記事の和文と英文が確認できる教材は答え合わせがしやすいのでおすすめです。

 

④リスニング

音声を聞いて文字起こし(全文)→記事と比べて聞き取れていない単語・間違って聞き取った単語を確認→聞き取れない/間違う理由を検討(知らない単語なのか、英語の発音の癖がわかっていないのか)→再度、記事を目で追いながら音声を聞く→音声と一緒に自分でも音読、のようなトレーニングをしていました。

知らない単語は聞き取れないと思うので、①③と同程度かそれ以下の難易度の教材がおすすめです。私は①③を半年ほどThe Economistで取り組んだ後に、The Economistのアプリを使って、リスニングのトレーニング→語彙確認→読解トレーニング、のように同じ材料を使い倒しました。

Courseraも全文スクリプトがあるので、興味のある分野を受講してみると良いかもしれません。お金を払う方が続けるモチベーションになるので、差し迫った危機感はないけれど必要性はある、という人は有料でCertificationをもらう受講スタイルがおすすめです。