【No.30】『大相撲に引き分けなし』はウソだって⁉︎
プロスポーツで必ず勝負をつけるといえば、大リーグと大相撲である。大リーグは決着がつくまで何回でも延長戦がつづくし、大相撲は同体の場合は『取り直し』で決着をつける。しかし、じつは大相撲には『引き分け』があるのだ。
これは、その取組で2回の“水”が入り、それでも勝負がつかないときは2番後に取り直す。しかし、その取り直しでも、また2回水が入ると、引き分けになるというものである。あっけない勝負が多い、いまどきの大相撲ではめったに見られないが、最近の例では、1974年(昭和49)の秋場所で、三重ノ海と双子岳の一番が長引き、引き分けとなった。また取組中に、力士が顔をケガしたりすれば『痛み分け』になり、これも事実上の引き分けになる。
【No.29】猫がコロッとなるのはマタタビだけじゃない!
むかしからよく『ネコにマタタビ』といったものだが、ネコがコロッとなるのはマタタビだけではない。じつは、ネコはキウイフルーツが好きで、このキウイを前にしてもコロッとなる。
ただ、キウイといっても、キウイの実ではない。ネコはキウイの根や枝、葉が大好きで、これを好んでかじり、しまいには酔っぱらったようにゴロリとなってしまうのだ。
これは、キウイがマタタビの仲間だから。キウイは、もともとは中国などに生えていたマタタビ科の植物なのである。それがニュージーランドで品種改良を受けて、現在のキウイとなった。そのためキウイは、マタタビラクトンという成分を根や枝、葉にふくんでいる。このマタタビラクトンこそがネコの好物であり、だからネコはキウイに弱いのだ。
【No.28】血液型の種類はなんと一兆の1万倍ある!
血液型というと、ふつうA型、B型、AB型、O型の4つを想像しがちだが、じつはこの4つだけではない。血液型をこまかく分類していくと、その種類は一兆の1万倍を超えるのだ。血液型の分類は、有名なABO分類だけではなく、ほかにもある。
ウサギの血液と反応するかしないかで、M型、N型、MN型における方法もあるし、Rh型といわれる血液型もある。Rh型にはRhマイナス型をふくめて、少なくとも12種類のタイプがあるという。このRh型以外にも、さまざまな血液型がつぎつぎと発見されていて、その数は60種類以上だといわれる。
これらさまざまな血液型を一つひとつ細かく組み合わせていくと、なんと115京200兆ものタイプの血液型にわかれるのだ。
【No.26】日本の首相がサミットで端っこに立つ理由とは?
先進国首脳会議(サミット)の記念撮影では、日本の首相はたいてい端っこにいる。
いかにも存在感のない首相のように見えるが、その真偽のほどはともかく、日本の首相が端っこにいるのは、サミットの記念撮影には並び方の原則があり、それに従っているまでのことだ。
この記念撮影では、まず開催国の首脳が中央につく。そして、使って右と左にアメリカとフランスの大統領が在任期間が長い順につく。
ついで、各国の首脳がやはり在任期間の長い首脳の順に、右・左と交互に並ぶことになっている。
日本の首相がいつも端っこにいるのは、その任期がひじょうに短いからなのである。