疾走するゴミ箱の片隅で。

日々の雑感をツラツラ書きます。

2015/01/03 読んだ本

 

 2014/01/03『蒼き鋼のアルペジオ』10巻読了。

人間とメンタルモデルの交流が少しずつ増えて新たな可能性が見えてくる。そんななかでコンゴウとの戦闘も激化し……みたいな巻。

アニメは原作とは別方向に行ってしまいましたが、漫画は本当に良い感じでゆっくりと、丁寧に話が進んでいて楽しいです。アニメはアニメで好きなんですけど、2クールでもっとじっくり見たかったなぁと。

 

死人の声をきくがよい 5(生首列島を往く!!) (チャンピオンREDコミックス)

死人の声をきくがよい 5(生首列島を往く!!) (チャンピオンREDコミックス)

 

 2014/01/03『死人の声をきくがよい』5巻読了。

相変わらず最高のホラー漫画ですなー。きちんと恐いのに、なぜかほのぼのしている。そして早川さんは本当に可愛いなぁ……。

いまホラー漫画って本当に少ないし、だいたい旧態依然としたものか、スタイリッシュすぎてついて行けないみたいな両極端ですが、この作品は本当にいい塩梅です。

アニメ化まで行ってくれないかなぁ……。あとは押切さんの『でろでろ』もアニメ化して欲しいわぁ……。

 

 

紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)

紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)

 

 2014/01/03『紅』読了。

歪空の姫が発刊されたので、四年ぶりくらいの再読。やっぱり面白い。

ライトノベル業界の流行り廃りに影響されづらい硬派な文章に、独特の世界観。定期的に発刊されないのが惜しいけど、せっかく新刊出たんですから、こっからは一年に二作くらいは発表していって欲しいなぁ、と。

個人的には夕乃さん推しなのですが、再読すると、やっぱり紫も良い子だよなぁ、いや、でも斬彦も可愛いんだよなぁ……というかなんかもうみんなかわいい。銀子フィーチャーなエピソードもそのうち読みたいです。いや、ほんとに。

2014/12/28 読んだ本

 

 2014/12/28『シャーマンキングFLOWERS』6巻読了。

ジャンプ改の休刊によりこれにて一応最終廻……。本当にシャーマンキングは終わりに恵まれない……。 たぶんきちんと続くとは思うのですが、移籍先などは発表されなかったので、続きが読めるのはいつになることやら……。

まずはULTIMOとかを完結させるのかなぁ……続きを楽しみにまちます。

2014/12/21 読んだ本

 

 2014/12/21『始まらない終末戦争と終わってる私らの青春活劇』読了。

序盤は独特な文体に慣れなくて目が滑りまくり、30P程読んだのち最初から読み直してなんとか最後まで読みました。

話の内容は正直よく分からないって感じです。コレも結局話がプロローグで終わっていて、どことなくスッキリとしない。ファンの人たちはこの人の文章読めるだけでも幸せって感じだったので、羨ましい限りです。いや、分かるんですよ。好きな作家さんの文章読むのは幸せですもん。まぁ、そういう僻みはさておくとして。

女の子達が可愛いかと聞かれれば別に、としか思えなかったし、ギャグが面白かったかと聞かれればクスリとはしたけど、好きにはなれなかったしという感じで。

作家性の強い人だから、自分が上手くハマれなかっただけというだけなのでしょうけど、残念でした……。

2014/12/20 読んだ本

 

名探偵の証明

名探偵の証明

 

 2014/12/20『名探偵の証明』読了。

鮎川哲也賞受賞作ということで購入。読み終えた感想としては、なんとなくモヤモヤする作品という感じ。

自分はミステリ読みではないので、ミステリとしての出来については判断しかねるのですが、キャラモノとしてもパンチに欠けるかなという感じでした。名探偵という肩書きはキャラ立ての王道だと思うのですが、名探偵として出てくる屋敷も蜜柑も本当にパンチが弱い。屋敷は視点人物なのでまだしも、蜜柑に関しては、もう、本当に、なんなのっていう感じで。

たぶん、金田一とかコナンとか、そういう事件に巻き込まれる探偵をメタ化して物語を書いたら、って感じの内容だと思うんです。で、そういうモノとして読めば結構面白いとも思えるんです。けどそれはアイデアが面白いだけで、そのアイデアが今ひとつ小説として上手く機能していないと感じられてしまった。いや、そのアイデアがきちんと形になってるだけで十分に凄いんですけど……。

続編も出てるみたいですけど、今作をもの凄く面白く読んだというわけではないので、次作は読まなくてもいいかなーと。

どうでもいいですけど、なんとなく、この作家さんはどっかで大化けしてベストセラー作家になる気がしないでもないんですよね。伝えたいことを良くも悪くも直接的に書いてる作家さんだと思うので。

2014/12/14 読んだ本2

 

 2014/12/07『太陽のチャンネル1 死にたがりの吸血姫と、最強無敵の死にぞこない。』読了。

素直に面白いといえる作品ではなかった。400ページもの長さを費やし、ようやくプロローグが終わる……みたいな構成で、面白いと思えるわけがないでしょう。

調べてみると大変評判の良い作品を書いたライターさんらしいので、続刊以降で大幅に盛り返す可能性もおおいにあり得るのですが、ラノベでこの構成はないだろうとしか思えませんでした。

一巻完結が絶対の掟ではないとしても、基本的にラノベの最初の巻の方は一巻一巻でそれなりに区切りを付けつつ、それでいて次巻への引きで読者を魅了するワケじゃないですか。なのに、これは、400ページも読んでこれだけ? 次を読みたいと思えるフックはなかったよ? あの素晴しい作品を作った人だから次からきっと面白くなる? 

ファンはそうかもしれませんが、ファン以外がコレで次を買うほど甘くはないですよ。良作だ、って評判が立てば別でしょうけど。

その他にも、アレやコレやに似ていると言われているようですが、それはまぁ、いいんですよ、正直どうでも。面白ければそれがとりあえず正義だよ。面白ければな。(確かに私も似ているとは思いましたけど……)

そんなことより、一巻に必要な要素(もう一歩先に進んだ物語の一区切り、主人公が強敵に立ち向かい打ち勝つカタルシス等々)を詰め込んでいないのが本当に痛すぎる。きちんと詰め込めば、良作となっていた気配を感じるだけに、それが残念で残念で仕方ありません。

2巻購入は様子見ですかね。だって、コレが似てると言われてるアレが数年ぶりに新刊出るんですもの。むしろそっちがきちんと継続して新刊が出ていくことを願ってしまいます。いや、マジで。

2014/12/14 読んだ本

 

羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇 (文春文庫―現代日本文学館)

羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇 (文春文庫―現代日本文学館)

 

 2014/12/07『羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇』読了。

芥川の作品はそこまで読んでいないというか何を読んでいて何を読んでいないかの記憶すらあやふやなのですがとりあえず積んであったので読みました。いくつか被っていたモノもあったけど、六割は未読だったような……。

とりあえず『河童』がお気に入りの一篇になりました。芥川の作品は好きになれそうでなれないという微妙なラインだったのですが、数読んでみて芥川作品の楽しみ方みたいなのを自分なりに見つけられたっぽいので、全作品を読破したいですね。いずれ。

 

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫)

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫)

 

2014/12/07『 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1』読了。

アニメはたぶん二話で切ってしまったのですが、電子書籍で買ってあったモノを今更ながらに読了。信頼できない語り手を使用したミステリっぽい要素もあったのですが、そこら辺の要素がとっちらかって見えたので種明かしにあまり爽快感はなく。

悪い作品というわけではないのですが、ただひたすら主人公が好きになれなかった。嫌悪感を催すとかそういうことではなく、ひたすら話を進めるために、ネタを放るために動いてる主人公だなぁ、と。だから種明かしも釈然としないモノが残ったんですよね。

なんかこっからも信頼できない語り手として物語るらしいので、二巻以降は読まなくていいかな、と。

 

レーカン!  (5) (まんがタイムコミックス)

レーカン! (5) (まんがタイムコミックス)

 

 2014/12/12『レーカン!』5巻読了。

アニメ化が発表され、こっから盛り上がるかもしれない作品。最初の頃にあった心霊要素への驚きが日常として受け入れられてるので、作品初期にあった魅力は薄れてきているものの、まだ面白い……と言いたいところだけど、若干の不安要素は感じ始めています。日常ネタがだいたい天丼で、話が動くようなエピソードもときおり差し挟まれるけど、それの異物感がどうにも拭えないというか。上手い感じに落とし込んでくれればなぁ、と思います。

あと、この何ともいえないモヤモヤに覚えがある気がしたんですが、アレだ。琴浦さん読んでたときのモヤモヤ感だ。

何はともあれ、テレビアニメが成功してくれることを祈っています。

 

ブラン・マントー通りの謎 (ニコラ警視の事件1) (ランダムハウス講談社文庫)

ブラン・マントー通りの謎 (ニコラ警視の事件1) (ランダムハウス講談社文庫)

 

2014/12/14『ブラン・マントー通りの謎 (ニコラ警視の事件1)』 読了。

ミステリーチャンネルで放送されていたドラマの原作です。購入してから数年経ってようやく読了。

だって、海外ミステリってあまり得意じゃないんだもの。これも買ったはいいけどどうせつまらないんだろうなぁって放置していました。積読消化のためと割り切って読み始めたら……何コレ面白い!

最初こそ海外ミステリ特有のめんどくささに加えて18世紀パリの描写などに馴染めずそれなりに苦労したのですが、話が進み始めてからは先が気になって気になって仕方ない。

18世紀パリの日常描写(華美な部分ではなく、すごく庶民的な部分)が魅力的で、そこに暮らすキャラクター達もみんな魅力的。いずれ続編も購入して読みますが……三巻までしか翻訳されてないし、続刊の翻訳もたぶんなさそうなのが悲しいです。

翻訳本が消えていくという話題を再認識させられてつらい。まぁ、日本の本ですらみんな読まないんだから、海外文学なんてなおさらですよね。

みんなが本をもっと読むようになって、面白い本がどんどん翻訳されれば良いと思います。

2014/11/28 読んだ本 羽海野チカ『3月のライオン』第10巻

 

 2014/11/28『3月のライオン』10巻読了。

毎巻毎巻熱い漫画ですが、今巻も熱かった。

一通りの問題が片付いて、今回くらいは日常話で埋まるのかなぁとか思ってたらあの問題ですよ。いつか来る、いつか来ると思っていたあの問題。

ジメジメと尾を引く形で進行していくのか、今回のあの引きからサッパリと終わってくれるのか。サッパリ終わってくれると嬉しいんだけど、羽海野チカ先生曰く、3月のライオンはまだ二回変身を残している作品らしいので、恐くて仕方ないですね。三月のライオンおさらい読本のなかでまだ三速という発言が出ていたので、本当に恐い。恐いよ。羽海野先生。

恐いけど読むよ。そしてお身体には気を付けて末永く漫画を書き続けて頂きたい。