食マネジメント学部に思うこと
講師面接
31年度に新設される大学の講師の面接を受けてきた。新幹線通勤が必要な距離だけれども、以下の点では私の希望に合致している。
面接で質問された内容は以下の通り。面接時間は約40分ほどだった。
・何故、ゆかりのない本大学への応募を?
・大学生と短大生では学力などに違いがあるが、それをどのように考える?
・栄養教育をどうおもうか?
・これからの研究はどうするか?
・どの辺りに住む?
・学生さんは和食を食べていますか?
・地域貢献などの活動は?
・生化学以外の臨床栄養や栄養指導も教えられるか?
・上司のひととのかかわりかたは?ちょっと意地悪な質問かもしれませんが。と添え。
・
非常勤講師の面接を受けてきた
コメディカル関係の専門学校で募集されていた栄養学の講師面接を受けてきた。この分野で栄養学の授業をするのはなかなか珍しいと思ったが、求めている授業内容や講義履修後の到達目標は、対象となる学生の学習量や興味から著しく乖離があり、多分無理だと思った。
望む内容は以下の通り。
・食事は健康のために大切で、この学科を卒業した学生が、この資格だけでは淘汰されるので栄養を学んでプラスαの付加価値を提供できるようになってほしい。ここで学んだことを将来的に広げていけるようようなきっかけになる授業をして欲しい。
・生物や化学の知識が少ないので、生理学や解剖学を学ぶためにこれらの知識の振り返りをする。(ゆとり教育の弊害で基礎学力が高くないとのこと)
・栄養学で学んだことから生理学や解剖学で学んだことに、あっ!だからなのか、というふうにつながるような授業をしてほしい。(これは逆。生理学が基礎にあり、その上で栄養学がある)
・テレビなどでやってるようなすぐに使える栄養学という授業にはして欲しくない。基礎を理解させて、めちゃくちゃ面白くやってほしい。
(栄養学の面白さというのは、基礎を学ぶことはあるもいうのが持論。一般人が面白い、へーと思うのは、多くの場合、〇〇を食べれば痩せる、肌がきれいになる、ガン予防になる…などで、因果関係が明らかにされていなかったら、たった一報の論文の結果を元に論じていることがあり、エビデンスレベルが低いことと、分かりやすく端的に記載しすぎてロジックがおかしい。レビューのメタアナリシスの結果を引用し、その限界がわかった上でまとめた内容は、エビデンスレベルは高いが、量産はできず、一般受けはしない。)
栄養学を半年などで理解するのは難しい。
管理栄養士専攻では4年間かけて学び、卒業後もまだ栄養学がわからなくて勉強しているのに。
基礎の学びを放棄した人間には、他の学問とつながりを見出したり、ただしい解釈に基づく応用は難しいように思う。
栄養を詳しく知りたいなら、どうか栄養士にコンサルトを。
……
① 栄養学にはエビデンスのあるものないものとがあるが、それはどう思うか?先生はどっち?
エビデンスのないものと大切。考え方のバランスが大切。
② 栄養学という学問とうちの専門性で何が出来るのか? 興味を持つための入り口として、今後、専門家として働いていくときに、
③ 今の栄養学ってなに?
栄養学は栄養素の機能の研究と、臨床で行われている栄養学には内容の乖離があると思う。
④ 食べることと健康ってどのように捉えてますか?
⑤ 研究はミネラルや亜鉛など単一の研究をしているるが、食事をや栄養学をどのように捉えているのか?
⑥ 薬膳をどう思うか? あれはエビデンスがないけど。お出しとって、あの中にはグルタミン酸があるとか、後付けなわけで。
⑦ 栄養学ってよくわからない学問だけど
そんななかで、あなたなにが教えられるの?
私が他の栄養士と違うのは、基礎の基礎の基礎、栄養素の働きというのをかなり突っ込んで評価してきていること。重箱の隅を突くようなところ。
普通の栄養士さんは、治療指針に沿った栄養指導のテクニックを磨くが、私はこれまでの栄養管理のあり方を変えていくことができる。
こういう食事をすると不足する栄養素があるから、と個々に対応するのではなく、全体を変えていく情報を発信していくことができる。
衝動でブログを始めました
仕事、勉強、研究に追われて、日々があっという間に過ぎてゆく。。。
私はこの1週間、何をやってきたんだっけ?たくさんの課題を処理してきたはずなんだけどなぁ。次から次へと新しい課題がやってきて、自分が何をしているのかよく分からなくなってくる。そんな毎日、自分はちゃんと仕事こなしてるよと確認するために、このブログを備忘録として使いたい。きままに綴っていきたいと思う。