高齢者介護のあれこれ

介護相談員の在宅介護ガイド

認知症?! いいえ、耳が聞こえづらかっただけでした。

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 1.認知症かな?と、間違われやすい聞こえの問題

加齢の伴って起こる様々な体の不調。その中でも高齢者本人に最もショックなものは『認知症』です。死を目の当たりにする末期の癌(ガン)の宣告よりも、軽度な認知症のほうが遥かにショックなのです。

厚生労働省の発表(2015年)によりますと、65歳以上の高齢者の約7人に1人が認知症患者とされていて、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症患者数は700万人にも達し、65歳以上の高齢者の5人に1人もの人が認知症患者になるとも言われます。

これだけ多くの人が認知症患者になっている日本ですが、まだ日本では認知症は恥ずかしい病気との認識が根強いです。記憶がなくなってしまい、家族の顔や自分の名前も覚えられず、夜間の徘徊や排せつの問題を抱えるなど、人様に迷惑をかける病気とのイメージが強いからです。そのために病院で認知症の診断を受けた時もそうですが、普段の生活の中で自分自身が認知症ではないかと思うことがあっただけで高齢者は非常に大きな悩みを抱えます。

しかし、実は認知症かなと思った症状が、耳が遠くなっただけだったこともあるのです。実際にあった事例を交えて紹介します。

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2.佐藤文代(仮名)さんのエピソード

文代さん(82歳)は介護認定なども受けてなく、旦那さんと二人で自立した生活をされていました。普段から地域の活動にも積極的に参加され、家事も問題なくこなし、アクティブな毎日を送っていた元気な方でした。

しかし、物忘れが増え、疲れやすいなど、年齢を感じるようになってから、大きなショックを受けるハプニングがありました。

 

(離れて過ごす娘からの通話の中で・・・)

 

:お母さん、今から秀くん連れていくからね。

 

:あら、急にどうしたの。

 

:お母さんたら、昨日言ったんじゃない。

  今日は美味しいもの食べに行きましょう。

 

:あ、うん、そうだね。じゃあ家で待ってるから・・・

 

実は文代さん、娘さんとの昨日の会話を全く覚えていませんでした。電話口では覚えていたふりをしていましたが何のことかまったく記憶にありませんでした。最近物忘れが増えたとはいえ、言われるとすぐに思い出していたのに記憶にないことに酷く落ち込んでいました。ご自分が認知症ではないかと、きっと認知症であると思われていたためです。

 

久しぶりの孫や娘との外食で、いつもならとても楽しいはずの時間なのに顔色の悪い文代さんをみて娘さんが理由を尋ねました。

 

:お母さん、今日どこか具合でも悪いの。

  顔色悪いし何も話さないのね。大丈夫?

 

:大したことないんだけどね。

  お母さん今日のこと覚えてなかったのよ。

  記憶になくて・・・(暗い顔)

 

:ちょっと忘れたんじゃなーい? 

  そんなこともあるのよ。(ちょっと心配)

 

:でも全く記憶になかったの。最近物忘れも激しいし・・・

 

その場では文代さんも娘さんも、認知症という言葉も病院の検査のことも言いだすことはありませんでしたが、娘さんが翌日電話で病院の検査にいってみようと誘ったのです。まるで癌の宣告を受けに行くかのような重い足取りで二人は近所のクリニックに行きました。そこでの診察、検査後のお医者さんの判断がこちら。

 

医者:少し年齢による物忘れなどはあるとは思いますが

   まだ認知症ではないですね。ご安心ください。

 

:先生、でも聞いたことを全く覚えていないことがあるんです。

  とても不安でして・・・

 

医者:佐藤さん、耳の聞こえは大丈夫ですか。

   今も少し聞き取りづらいでしょう。

 

:耳ですか・・・ そうですね。

  最近は小さな音は聞こえないことがありますね。

 

医者:いちど聴覚検査をしてみましょう。

 

聴覚検査の結果は『加齢による難聴』で音が聞き取りづらい状況でした。補聴器を使わないと日常生活に支障が出始める可能性のある状況でした。今回の物忘れも、実は音が鮮明に聞こえず、言われたことがちゃんと聞こえていなかったのです。

耳は聞こえにくいということは気にもせず、文代さんの顔には笑顔が戻りました。認知症ではないかととても心配されていたそうです。その後、文代さんは医師の勧めで補聴器を利用することになり、今は依然と同じく聞こえと覚えに問題なく過ごされています。

 

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3.早めの確認と対応で高齢者の気持ちはケアできる

今回の文代さんのエピソードでもそうでしたが、人は歳をとると気持ちはもろくなっていきます。また加齢を感じる年齢になると落ち込みやすく、認知症のことも本人の気持ちが傷つかないように話していく必要があります。

その為にも、家族や自身に認知症が発症する前から認知症のことを知り、認知症患者の気持ちを害することなく、スムーズに早期の認知症治療と予防などの対応が取れるようにする必要があります。疑いがあればまずは診察、検診ですね。

 

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高齢者に『はちみつ』は、吉 と出るか 凶 と出るか。

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1.乳児には危ない「はちみつ」が高齢者には?

蜂蜜(はちみつ)入り離乳食を食べた乳児が死亡した事故で世間が騒いだことが記憶に新しい方が多いでしょう。この事故があるまではあまり知られていなかったですが、蜂蜜には ボツリヌス菌が入っていて、この菌の繁殖を抑える腸内細菌が十分でない1歳未満の乳児は蜂蜜を食べることで命の危険に及ぶ乳児ボツリヌス症に陥ることがあります。

 

ところで高齢者の場合はいかがでしょう。高齢者も加齢とともに身体機能が衰え、腸内環境が乱れて排便に苦労をすることが多いです。「高齢者も腸内の細菌状況が悪いから蜂蜜はあぶないのでは?」と疑問を抱くこともあるでしょう。

しかし、幸いなことに乳児には危ない蜂蜜が高齢者には素晴らしい天然のサプリメントなのです。乳児には十分でない腸内の細菌が高齢者にはあり、高齢者が蜂蜜を食べることでボツリヌス症になることはないです。むしろ蜂蜜は、様々な生活習慣病を患って身体の弱った高齢者でこそ食べるべきものです。

 

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2.高齢者に役立つ「はちみつ」の効能

それでは、蜂蜜が高齢者にどのように役立つか見てみましょう。

 

ⅰ.栄養不足による認知症を防ぐ

 →日本の認知症患者は約500万人で、2025年には700万人にまで上るといわれる疾患です。一度発症すると完治することはできない不治の病で家族の顔すら覚えられなくなることもあります。認知症は「慢性的な栄養不足で脳に十分な栄養が届かない」、「脳震盪(のうしんとう)などの脳への物理衝撃」、「脳血管疾患など外傷」、「アルツハイマーなどの発症」など、様々な原因で発症します。意外と知られていない恐ろしい原因の一つが低栄養による認知症です。

蜂蜜に多く含まれるブドウ糖は、身体に早く吸収され脳が必要とするエネルギーを効率よく供給してくれるので、食が細くなった高齢者でも蜂蜜を合わせて摂取することで脳を元気な状態に保ち続けることができるようになります。これにより栄養不足で起こりうる認知症の発症リスクも抑えられるのです。

 

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ⅱ.便秘を改善させる

 今では国内だけで約1000万人が慢性的な便秘に悩まされているといます。便秘は腸内環境の悪化によって引き起こされ、腸内環境の悪化は免疫力低下や肌トラブルの増加など様々な悪影響を及ぼします。しかも高齢者の場合は食べる量が少ないので便が腸内の留まる時間が長く、腸内で固まった便が手術なしでは出せないことも起こります。場合によっては腸内で硬くなった便が神経を圧迫して死に至る事故も起こります。

このように、高齢者には便秘も恐ろしい病気なのですが、蜂蜜は高齢者の便秘を和らげてくれます。蜂蜜に含まれたグルコン酸とオリゴ糖は腸内の善玉菌を増やす働きをするので腸内の最近バランスを改善して便秘を和らげてくれます。また、グルコン酸は腸管を刺激して大腸の動きを活発にしてくれるので便通が来やすくなります。

 

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ⅲ.口臭と口腔内トラブルを和らげる

 高齢者と介護者に多い悩みの一つが、「臭い」。特に口の中の悪臭は本人と家族にも大きな悩みです。高齢者は体内の水分割合が少なく、口の中を潤す唾液(つば)の量も減りがちです。いつも口の中を弱酸性で衛生状態を維持してきた唾液が渇くと(口渇とも言います)口の中には細菌が増殖しやすくなり、悪い臭いがするようになるのです。これを改善するにはこまめな水分補給と口腔リハビリを並行しながら蜂蜜を摂取するのが効果的です。

蜂蜜は高濃度の糖分で最近内部の水分を吸い取ってしまい、繁殖を抑える働きがあるうえで蜂蜜に含まれるグルコン酸には強力な殺菌消毒効果があるので口臭の大元を滅菌してくれます。この殺菌効果は高齢者に多い口腔内トラブルも予防してくれるのでとても有益です。

 

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ⅳ.高血圧と動脈硬化が予防できる

 後期高齢者の75歳以上の方々のほとんどが患っていると言っても過言ではない高血圧。普段から厳しい塩分制限が必要で、塩分を摂りすぎることで急激な血圧上昇と血管の破裂で起こる深刻な病状を引き起こします

 

蜂蜜にはコリンという成分が入っていて、血管を拡張させて血圧を下げる効果があるうえで血管内に悪玉コレステロールが積もらないようにしてくれるので血管が破裂するリスクも減らしてくれます。さらに蜂蜜に含まれるカリウムは塩分の摂りすぎで高くなった血中ナトリウムの排出を助けてくれるので急激な血圧の上昇も和らげてくれます。

 

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3.高齢者にとって「はちみつ」は大吉!

 

タイトルにも書きましたが、高齢者にとって蜂蜜は乳児の場合と違って非常に良い働きをしてくれます。栄養管理や生活習慣病がある高齢者なら毎日積極的に摂るようにされたほうがいいでしょう。

しかし特別な病状によっては蜂蜜に含まれるカリウムなどの制限が必要な方もいらっしゃるので積極的に蜂蜜を摂られる前に医師や管理栄養士と相談されることをお勧めします。甘くておいしい蜂蜜を上手に利用して、元気な毎日を送りましょう。

 

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介護施設入居を拒む高齢者のための10の説得例

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1.増える要介護高齢者と老人ホーム

日本の高齢化率は2016年基準で約27.3%であり、国民の4人の一人が65歳以上の高齢者という状況です。また高齢者人口のうち600万人に上る方々が日常生活に人の手を借りなければならず、要介護認定を受けています。介護は高齢者本人も介護者の家族も大変なものですが、幸いなことに2000年に施行された介護保険制度のおかげで様々な介護サービスが利用できるようになりました。最近では実費にはなるものの、家事代行サービスなど高齢者の為の様々な民間サービスも増えています。

その中でも要介護高齢者の終の棲家として選ばれるのが老人ホームです。高齢者のほとんどは介護施設に入居したがらない傾向にありますが、家族の負担と高齢者本人の健やかで楽しい生活の為なら老人ホームは良い選択肢になります。最近では有料老人ホームでも入居一時金と毎月の費用が抑えられたところが多くできているので選択の幅も広がっています

 

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2.介護施設入居を勧めるときの様々な壁

有料老人ホームなどの日本の介護施設は世界的に考えても非常に優れたサービスを提供していて、介護に悩む家族の良い選択肢になっています。しかし、老人ホームはいまだ「姥捨て山」という認識が根強く残されていて高齢者本人や家族、親族までが感情的に反対することも多いのが現状です。また身体拘束や生活の制限など、本当のことよりも膨らんでしまった一部老人ホームの悪いイメージが世間に広がっていることも介護施設入居への後ろ向きな影響の原因になっています。その具体的な例を少し挙げましょう。

 

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ⅰ.(本当は一人で暮らせない身体の状態だが)高齢者本人がまだまだ元気だからと主張して人の助けを受けたくないと強く主張する

 

ⅱ.認知症患者や寝たきりの人がいるところに入居すると自分もそうなってしまいそう

 

ⅲ.入退院することもあるからどうせ長期入居できない

 

ⅳ.お酒やたばこなどが制限されるから絶対に入居したくない

 

ⅴ.外出や趣味、就寝時間などの生活リズムなどが制限されるので息苦しい

 

ⅵ.家族の介護を放棄すると介護にかかわらない親族から叱責を受けてしまう

 

ⅶ.配偶者の介護があるから自分は入居できないとする

 

ⅷ.集団生活が苦手だから介護施設には入居できないという

 

ⅸ.認知症による被害妄想があって捨てられると思いこんで攻撃する

 

ⅹ.理由を言わず入居を拒否する

 

このほかにも高齢者には「家族に少しでもお金を残したいから介護施設にお金を使いたくない」、 「家の近くの墓の管理ができなくなる」、「自炊がしたい」など、ありとあらゆる理由や言い訳があって、家族との意見調整が難しくなります。

 

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3.介護施設入居をひどく拒む高齢者の説得方法

 上で羅列した様々な「入居できない」理由はほとんどが老人ホームに対する誤解や家族とのコミュニケーションが上手くいかなかったために起こるものです。人は歳をとると鈍感になっていくようにもみえますが、高齢者の悩みは細かくて心はもろいです。そのために「いわずともわかるでしょう」などは絶対に思わず、丁寧かつ優しく繰り返してコミュニケーションをとっていく必要があります。それでは例として挙げた「高齢者の入居できない理由」の説得方法をみていきましょう。

 

こちらで紹介する説得方法は介護施設入居相談員と家族の実際の例をもとに紹介しています。参考にしていただければと思います。

 

ⅰ.(本当は一人で暮らせない身体の状態だが)高齢者本人がまだまだ元気だからと主張して人の助けを受けたくないと強く主張する

→「いざ自宅での生活が難しくなってきたときは時間的余裕をもって自分にもっとも合った老人ホームを見つけるのは難しくなります。人気がある老人ホームはすぐに部屋が空かないかも知れませんし、部屋が空いていても日差しや長めの良い部屋を選ぶには早めの検討が大事です。元気なうちに念のため老人ホームを検討してみて、一度体験入居もしておきましょう。」

と話をしていたら「それなら・・・」と体験入居までしていただきました。そしたら「家事と炊事をやらずに済んで楽だわ」とすんなりと入居して頂きました。

 

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ⅱ.認知症患者や寝たきりの人がいるところに入居すると自分もそうなってしまいそう

→「そうですね、でも今入居している認知症患者のみなさんももともとは元気でした。認知症患者がいるのも寝たきりの患者がいるもの、最後まで追い出されることなく過ごされているからです。みんなが元気な老人ホームというのは、元気で亡くなったときは出ていかなければいかない老人ホームだけです。また、認知症の方や寝たきりの方との接し方が難しい方は部屋の位置やフロアを変えることでなるべく入居者の居心地のよい過ごし方に配慮してくれるのできっと大丈夫です」

と話をしていたら最初は「それでもね・・・」と否定的な想いを払しょくできない様子でした。しかし翌日には「入居します」と考えを変えて頂けました。やっぱり最後まで自分の身体がどれだけ衰えても追い出されることなく最期まで安心できるところが決め手だったそうです。

 

ⅲ.入退院することもあるからどうせ長期入居できない

→「入院されても3か月までは待って差し上げますよ。3か月の入院なんてそうそうありませんから安心してください。入院されている間は食事代も頂きません。」

と、ご存じなかった老人ホームの対応を教えて差し上げただけで「そうなの~ありがとう」と入居申し込みをしてくださいました。老人ホームは営利目的で作られてはいますが、入居者の家でもあるので最大限みなさんの生活に配慮しています。

 

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ⅳ.お酒やたばこなどが制限されるから絶対に入居したくない

→「実は老人ホームでお酒が飲めてタバコも吸えますよ。ときにはレストランで入居者同士で晩酌もします。ただ、飲みすぎには注意なので、部屋にお酒は置いておけません。タバコはタバコの煙が苦手な方がいるので室内では吸えませんが、庭に出て吸うのは大丈夫ですよ。」

と説明しましたところ、今まで頑なに拒否していた老人ホームの入居検討を始めてくれました。本人からの希望で老人ホームに何度も見学に行き、顔見知りになった入居者と麻雀を打つようになり、それから3か月くらいで入居されました。意外と知らないだけで、老人ホームは自分らしく過ごせる場所なのです。

 

ⅴ.外出や趣味、就寝時間などの生活リズムなどが制限されるので息苦しい

→「いえいえ、そんな制限はございません。外出時は外出していることが分かるように玄関で記名をするだけで、お一人での外出が危ないとき以外は自由に外出できます。また今まで通りに趣味を楽しめられるのはもちろん、生け花やカラオケ、麻雀、園芸、ピアノや旅行まで、いろいろな趣味活動を用意しているので老人ホームに入居してから趣味活動が増える方は多いです。もちろん寝る時間も体調に問題がなければ自由です。夜遅くまで本を読まれる方もいます。」

と説明しましたところ、すぐに見学の予約を入れてくださって、1か月後には入居申し込みをしてくださいました。いろいろと準備があるとのことで半年後の入居で調整して、余裕をもって入居されました。

 

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ⅵ.家族の介護を放棄すると親族(介護はしない)から叱責を受けてしまう

→これは非常に難しいですね。介護に立ち会ってもいないし介護施設に悪い印象をもつ親族の方からの反対で、介護をしている家族がまるで悪者になってしまう悲しい状況です。高齢者本人に少しでも老人ホーム入居の意向があるのなら、入居予定者本人と親族で1度でいいので事前に選んでおいた良い老人ホームに見学に行ってみることです。

なかなかハードルの高いことなので、難しい場合は入居予定者の家族だけでも見学にお連れして入居の意向を固めて頂くことが第一歩ですね。同時に親族の方に老人ホームの資料を送ってみて頂き、どうにかして見学に同行して頂くのが最も効果的です。

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ⅶ.配偶者の介護があるから自分は入居できないとする

→いわゆる「老老介護」の場合、ご夫妻がお互いを気にして家を離れられないときがあります。お二人で老人ホームに入居出来たらよいのですが、予算の問題から様々な細かい事情があるのでできないこともあります。結局、お一人が老人ホームに入居してから毎日のように病院と自宅に配偶者の看護と介護で通う方もいました。

このような場合はご夫妻での同時入居は難しいと考えて、自宅にすぐに帰れる距離の介護施設に入居して徐々に老老介護の習慣から離れるのが望ましいです。入居される方にも、いつでも家に帰れるので心配なく入居できることを繰り返して説明することが望ましいです。

 

ⅷ.集団生活が苦手だから介護施設には入居できないという

→人は歳をとると徐々に他人との交流が少なくなりがちで、体調が悪かったり足腰が自由に動かせなくなると外出が減るので自宅にこもることが増えてきます。そのために高齢者には自然と人との接し方がわからなくなって来たり集団行動がにがてになってくることがよくあります。そのために集団でワイワイしていそうな和気あいあいの老人ホームは苦手かもしれないと心配する高齢者と家族は多いです。このような方は多くいるので老人ホームでも高齢者ご本人のライフスタイルに無理のないように配慮をしてくれます。

「できるだけ散歩にも出てほしいし、部屋にこもりがちになるのは身体にもよくありませんが、無理して他の人と触れ合って話してレクリエーションに参加しなくていいですよ。ありがままで過ごして頂いて大丈夫です。」

と伝えたところほっこりした笑顔で安心された様子でした。その後、1回1週間の体験入居を経て今は入居されています。今もあまり活発にレクリエーションに参加してはいませんが、談笑を交わす友人も数人できて笑顔で話す時間も増えています。

 

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ⅸ.認知症による被害妄想があって捨てられると思いこんで攻撃する

→認知症になると短い言葉と欠けた記憶、分かってもらえない悲しさと怒りが暴言と暴行、奇声、徘徊、などで現れることがあります。正常な人も同じですが、自分の心と体を守るために危機を感じ取ると敏感に反応します。正常な人と同じように状況を判断する機能がないとしても怖い感情は鮮明に残ります。そのために認知症患者の場合は今まで住んでいた自宅から離れて老人ホームに入居することは「捨てられるといった怒りと悲壮感」または住処が変わることに対する「酷い混乱」を招くことがあります。

認知症の程度と症状にもよりますが「家族と一緒に旅行に行きましょう」として老人ホームの見学をして、家族同伴で旅行にきたことにして老人ホームで体験入居またはショートステイをすることで徐々に場所と人の環境に慣れて頂くことも有効な場合があります。

 

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ⅹ.理由を言わず入居を拒否する

→家族だから起こりやすい問題が「言わずとも分かるでしょう」と思い込み、お互い本音を言い合わないのに、お互い分かり合えないことでストレスを貯めることがあります。他人だからと思って話すとちゃんと言える話が相手が家族になる途端言葉が出てこないことがあります。しかし、家族だからと言って言葉にして丁寧に繰り返してコミュニケーションをとらないと想いが伝わらないのは当然のことです。

この場合はいつも接している家族でなく、たまにしか会わないけれど仲のいい家族(孫など)友人に話を聞いてもらうことも有効です。ほとんどの場合、高齢者本人と介護者の家族の間では細かな誤解が積もり積もっていることが多く、お互いの本音が理解できることで関係性が回復することも多いです。老人ホームへの入居はそこからです。お互いがお互いのことを大切に想っていることさえ伝われば老人ホームへの入居検討も前に進みます。

 

 以上、老人ホーム入居相談員としての経験した例を含めて紹介させて頂きました。高齢者の介護は平均10年に上ります。一人で頑張りすぎない介護で家族の絆を守っていきましょう。

 

眠っていた両親の品物が思わぬ大金になる。

 

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1.高齢者の生活にはお金がかかる。

超高齢化社会の日本、高齢者は増え続けています。高齢者というには元気すぎる65歳以上が高齢者と呼ばれ、75歳以上は後期高齢者と呼ばれます。人の助けが必要になってくる時期も75歳以上になってからが多く、85歳以上では介護施設に入居する人の割合も増えます。

 

人の助けが必要ということは、お金がかかるということ。家をバリアフリーにするにも介護用品を買うにも、ヘルパーや家事代行に介護や家事をお願いするにも、お金がかかります。家族が仕事を辞めて毎日親の介護をするとしても、働ける人が介護で職場を離れると生活費の圧迫からは逃れられなくなります。

 

しかも高齢者の多くが年金暮らしであり、その年金は一人暮らしの基準で8万円から13万円です。もちろん20万円を超える方もいますが、反対に5万円を下回る場合もあります。平均値を13万円くらいと考えても、毎月の医療費、介護保険料、食費、家賃などを支払うとなると大体の人はお金が足りていません。平均して毎月3万円の赤字で、貯金を崩して暮らしているともいわれています。

 

高齢者が介護施設(有料老人ホームなど)にでも入居しようとすると、月に20万円ほどはかかるところが多い上、数百万円も入居一時金が必要な場合も多いです。このように高齢者になると、生活が質素になっても今までの生活を維持するだけでも必要なお金が膨らんでいきます

 

 

2.本人さえも忘れていた『高価』なものがある

将来の不安で老後資金を貯める人は多いです。しかし、十分な資金が貯められる人はごくわずかです。また、なにかのアクシデントや、家族の医療&介護費用を援助する場合は自分の老後資金が必然と減っていきます

 

このとき、調べるべきものが両親の家の高額なもの。趣味で集めた骨董品や芸術品、高価な着物、また場合によっては株券などの有価証券や多額の現金、金塊や宝石類が見つかることも少なくありません。その多くはご両親が逝去された後の片付けのときに見つかることが多いですが、これを掘り出すことでご両親の老後をより豊かにすることができるので早めに見つけて早めに活用する必要があります。

 

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2016年のことですが、静岡県に住む木村さん(62歳/仮名)はご両親の逝去後、遺品整理業者にご両親の家の片付けを依頼しました。そこでなんと、2億円もの現金と7000万円もの有価証券と貴金属類が見つかりました。木村さんの家は金に不自由のない家庭でしたが、とはいえ数億円の現金が見つかるほどの大金持ちでもなかったです。遺品整理をお願いした息子の方も、ご自分の家で数億円が見つかるなんて想像もできずとても驚いていました。そしてご両親が健在だったときにお金のことを知っていればもっと両親のために使わせてもらいたかったといいます。

 

このように巨額の現金が見つかる場合はごくわずかではありますが、遺品整理では数十万円から数百万円分の資産が新たに見つかることが非常に多いです。なかでも貴金属類はいうまでもなく、ブランド品のものであれば古い時計や雑貨、着物は高値で売れることが多いです。また偽物の割合は高いですが、非常に高価な骨董品が見つかることもあるので、想定外の大金になるものもあります。

 

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3.遺品整理と生前整理、そして不用品整理の違い

 家の中に埋もれている宝物を見つけるには、物の価値を査定してもらう必要があります。そのためによく使われているものが以下の3つです。

 

①遺品整理サービス

 ご両親が逝去なさってから家のものを整理してもらうサービスです。遺品整理は単なる不用品整理とは異なっていて、物を処分するより物を整頓することにフォーカスが合わせられています。もちろんゴミや不用品は処分したり売却させていただいたりしますが、遺品整理は故人の大切な品を整理しつつ、ご家族が故人の死亡手続きや相続、金融機関手続きのために必要な書類までをまとめてくれます。なので、普通の不用品整理では捨てられてしまう手紙や写真帳などの思い出の品も大切に整理して家族に届けてくれます。

 

遺品整理は一般に30万円から60万円と不用品整理よりも数倍以上高いこともあります。しかし丁寧なお仕事と遺品の適正な査定と買い取りが評判で利用する人は多いです。しかし中には遺品整理士を名乗る悪徳業者もいるので要注意です。日本では遺品整理士認定協会が優良な遺品整理業者を管理&紹介しているので、遺品整理を依頼する際には遺品整理士認定協会の会員企業であるか確認することをお勧めします。

 

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②生前整理サービス

 生前整理とは高齢者が健在であるうちに、一度家の物を整理するものです。家族と同居をすることになったり、老人ホームなどの介護施設に入居する際に行うことが多く、実際に行う人はまだ多くありません。基本的には遺品整理と同様であり、生前整理をお願いする専門業者も遺品整理の専門業者になります。

 

住み慣れた家からの転居など、大きなきっかけがなければ生前整理を行う機会は少ないですが、生前に時間的余裕をもって大切な品を家族に譲ったり、介護施設への入居金を確保するためにも有効な手になるので前向きに検討する必要があります。

 

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③不用品整理サービス

 不用品整理サービスは、言葉通りに不要な品を処分してくれる業者です。1万円から15万円ほどと、遺品整理や生前整理よりも費用がやすいのが喜ばれるサービスで、金銭的な余裕がなかったり、ゴミの処分が最優先の方には良いサービスになります。

 

しかし、不用品整理サービスは利用する際に非常にトラブルが多いサービスでもあります。専門性の低い査定または悪意のある査定で高価なものをあまりにも安価で引き取ったり、家の片付けの最中に見つかった貴金属や現金を勝手に持ち去る業者も少なくないとのことです。遺品整理専門業者に家の整理をお願いする方の中には、安価な良品に惹かれてお願いした不用品整理サービスでトラブルが発生して再度遺品整理サービスをお願いするケースも少なくないとのことです。

 

4.安心できるサービスの紹介 

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上でも少し書かせて頂きましたが、両親の家の整理と査定には遺品整理士認定協会が管理している『認定遺品整理士』による整理と査定がもっとも安心できます。利用料金が少し高くなりますが、安心して家全体を整理してもらうには一番お勧めです。

 

しかし、特定の品を査定してもらいたいときは遺品整理や生前整理、不用品整理よりもインターネットで申し込みできる簡単な査定、買い取りサービスを利用することをお勧めします。テレビCMでもお馴染みの、お勧めの査定&買い取りサービスはこちら。

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いろいろとお金がかかる老後生活、親孝行にも悔いのない生活ができますよう不要な物の査定と買い取りをご検討ください。

 

高齢者の糖尿病、お肉を食べてコントロールする!

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1.高齢者の糖尿病、食事の工夫は簡単ではない

日本の糖尿病患者は約2000万人、全国民の6分の1にもなる非常に多くの方々が糖尿病を患っています。当然のことながら、若い人は糖尿病になることはほぼなく、糖尿病患者の多くが中高年層と65歳以上の高齢者です。中高年層はまだまだ糖尿病をコントロールしていくだけの体力と意欲、意志が備わっていることも多いですが、高齢者になるとなかなか難しいです。高齢者は長年好き好んでいた生活習慣を変えることに非常に強い抵抗を覚えるために、食事の制限にも強い抵抗を覚える方が多いです。

 

また、齢者は体力と認知機能の低下によってこまめな食事制限や栄養管理を行えないことも多く、腎臓病や高血圧、脂質異常症などの食事制限が必要なさまざまな生活習慣病を患っていることも多いために食事の管理が非常に複雑になるからです。しかも高齢者の7割以上が低栄養または低栄養状態の予備軍と言われていることもあり、食事制限をきっかけに深刻な栄養不足に陥ることも多いです。そのために高齢者の栄養状態を管理しながら多くの摂取制限を行わなければならないので、高齢者の糖尿病ケアは簡単にはいきません。

 

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糖尿病の場合、血糖値を正常にコントロールするインシュリンの分泌に異常があるため、糖質を制限する食事制限を行うのが一般的です。つまり、白米、パン、麺などの糖質が豊富な主食の量を減らすことが多いのです。高齢者の中には主食を減らさなければならないと強く意識しすぎて主食だけでなく食事全体の量までも減らしてしまい、コンビニ弁当1つで1日の3食をまかなっている高齢者も少なくありません。しかし、食べる量が減った高齢者は短期間で栄養不足状態になり、筋力が急激に衰えたり(サルコペニアなど)認知症を発症したり脱水症状を引き起こしやすくなったりします。

 

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2.糖尿病だから野菜から食べる?いいえ!

現代医学の研究では、血糖値が急激に上がらないように糖質の多い米や麺を食べる前にヨーグルトやオリーブオイルを摂るようにも勧めます。しかし日本の高齢者はヨーグルトの酸味が苦手なうえでオリーブオイルなどは食事の前後を問わず馴染みがありません。ヨーグルトやオリーブオイルは高齢者に多い便秘改善のためにもよく用いられますが、これらの食べ物は高齢者のお口に合わないことが多いです。

 

そのために日本では糖質が多い米などの主食を食べる前に、野菜を先に食べるように指導をすることもあります。食事の際に米よりも野菜を先に食べることで糖質の急激な上昇を抑えて血糖値を緩やかにあげられることは医学的に実証済みの有効な方法なのでお勧めです。しかし、食が細くなった高齢者の場合、お腹の中で膨らみやすい野菜を先に食べると食事量が減ってしまうことから慢性的な栄養不足になるリスクも高いです。高齢者の栄養不足は筋力の急激な減少の原因にもなり、転倒によるケガ、寝たきりのきっかけにもなるので非常に注意しなければなりません。

 

ここで高齢の糖尿病患者にお勧めできるのが「お肉を先に食べる」食事法です。お肉は米や野菜よりも腹持ちがよく、消火に時間がかかります。そのために必然と糖質が吸収される場所の「腸管」に食べ物が届く時間が遅らされ、血糖値の急上昇を抑えてくれます。高齢者になるとお肉もあまり食べなくなりますが、驚くことに高齢者は若い人よりも多くのたんぱく質を摂らないと筋力の維持ができずに衰えていきます。そのためにも食事のときにお肉を先に食べる方法は高齢者の糖尿病はもちろん、筋力を維持するための栄養管理にもつなります。

 

 

3.高齢者の為の、一番よい食べ方と食べ物

高齢者はまだまだ元気な中高年とは違って、食習慣へのこだわりとワガママは強いままで食は細くなるし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病で常に食事に制限が必要です。そのために「病状を悪化させない賢い食べ方」「本人が美味しいと感じる食べ物」の2つの条件をクリアする必要があります。

 

糖尿病の高齢患者を対象にした場合は、お肉でもお魚でも良質なタンパク質をはじめに摂って頂き、それから野菜や米を食して頂くのがよいでしょう。ここで最も大事なのは高齢者本人の食欲を失わせないことです。栄養管理をするためといって無理に食べ物を勧めると高齢者の食欲が失せてしまい、日に日に衰えていくことになります。そのために高齢者が好きに食べられる美味しいものを一緒に食べることがとても大事です。

 

高齢者がご飯を食べ(られ)ない10の理由と頼れる専門家を紹介!

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1.軽視されがちな要介護高齢者の『食べる』

世界に類のないほど激しく進む日本の高齢化。2007年には65歳以上の高齢者が人口の21%を突破し、『超高齢社会』に突入しました。その後も日本の超高齢化社会は継続的に進み、高齢人口が増えたことから、高齢者の医療、介護、生活面の様々な社会問題が浮き彫りになってきました。年間50兆円にも肉迫する医療と介護の歳出問題や、600万人に上る要介護者、家事代行サービスなどの高齢者のための新サービスも連日話題になっています。

 

いつも話題になるテーマは『足りない医療と介護の財源と財政破たんの危機』、『医療と介護の供給不足』などで、高齢者と家族の細やかな生活支援とストレスケア(お気持ちケア)は手が回っていません。日本では目の前に降りかかった火の粉を振り払うように、緊急性の高い基本的な医療と介護の対応に追われている状況なのです。高齢者介護は多額の予算と多くの専門家の手が必要であるだけに、目の前の問題を捌くことに精いっぱいなことも理解はできます。しかし、緊急性の高い医療と介護に隠れた『高齢者が自分らしく生活を楽しむための思いやりとケア』への関心と取り組みが今後は益々大事になってくることでしょう。

 

その中でも特に注目すべきなのが高齢者の『食』なのです。食べることは要介護状態の高齢者にとっても単なる延命のための栄養摂取ではありません。体が不自由でも認知機能が低下していても『食べる』ことは楽しむべきことであって、生きる力と喜びを育むものであります。しかしながら、誤嚥性(ごえんせい)肺炎や嚥下(嚥下:飲み込む)や咀嚼(そしゃく:噛み潰す)機能の低下、ガンなどの病気による吐き気や味覚障害のような体調の変化があったときに、高齢者が再び口から食べられるように工夫し努力するよりも口から食べることを諦めさせることのほうが絶対的に多いのが日本の実情です。

 

口から食べられなくなった人は、中心静脈栄養(IVH)と呼ばれる栄養液を点滴のように打ったり、胃に穴をあけて直接栄養剤を入れる胃瘻(いろう)を造設したりします。長い期間口から食べられなくなると多くの高齢者は急激に気力を失い体調も悪化していきます。口から食べるための高齢者の身体機能が弱ってしまっても、再び口から食を楽しめられるようにリハビリを重ねたほうが栄養状態と身体機能の回復が著しく良かったとの専門家の報告書も多いです。医学的なリスクがあるとしても、高齢者の口から食べることを止めさせることは慎重に判断する必要があります

 

2.高齢者は様々な理由で口から食べられなくなる

 

健常な人には意識もせず当然のようにできる『食べる』行為ですが、高齢者は下記のような様々な理由で食べることができなくなります。

 

  • 嚥下(えんげ)咀嚼(そしゃく)機能の低下

:飲み込む筋力や、歯に問題があって上手く飲み込んだり噛み潰したりできない為に食べることが苦痛になってしまう

 

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  • 肺炎などによる口から食べる食事の中止

:誤嚥性肺炎の避けるために口から食べることを止めさせられることがある

 

  • 終末期に入ったことによる激しい食欲の減退

:終末期に入ったことによって自然な生理現象として食欲が減退する

 

  • 味覚の変化と障害による食欲の減退

:加齢に伴う味覚の変化や薬の副作用による味覚の変化があって今まで楽しんできた食べ物が美味しく感じられずに食欲を落としてしまう

 

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  • 厳しい食事制限のために食べることを諦めてしまう

:高血圧や糖尿病などの生活習慣病のために主治医から厳しい食事制限を言い渡され、食べる量を極限までに減らしてしまう

 

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  • ガンなどの病気による吐き気など

:ガンなどの病気のために食事を前に激しい吐き気がすることがある

 

  • 重度の認知症によって食べることを忘れてしまう

:重度の認知症患者は「食べる」こと自体を忘れてしまい、食事を前に混乱して食べられないことがある

 

  • 入れ歯が合わずに食べづらくなっている

:入れ歯が合わないために食事のときに違和感がしたり上手く食べられないことがある

 

  • 口の中が乾きすぎて食べ物が喉を通らない

:高齢者の場合は口腔内の乾燥が激しいこともあって、口とのどが渇くことで食べ物が食道を通るときに痛みを引き起こすことがあり食欲を落とす原因になる

 

  • 保護者からのプレッシャーによる食欲の減退

:食が細くなった高齢者を想って食事を過度に勧めてしまうことでかえって高齢者が食事をとりたくなくなることがある

 

3.高齢者の『食』を支援するプロフェッショナルがいる

 

2で上述しましたように、高齢者は様々な原因で食が細くなり、十分な栄養を摂ることができなくなることがあります。その原因は医師だけでは解消できないことが多く、歯科医師や管理栄養士、薬剤師、介護福祉士、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士、介護用品専門相談員に至るまで様々な専門家の協力が必要な場合が多いです。それでは、高齢者の『食』をサポートする専門家について一部紹介します。

 

  • 歯科医師(在宅訪問歯科医)

:歯科医師は口の中(口腔内)の環境を健全に保つための総合的なケアを行う医療専門職として、口から食べるための様々なサポートを行います。すべての歯科医師ではありませんが、歯科医師は高齢者の嚥下機能(えんげきのう:飲み込む能力)や咀嚼機能(噛み潰す能力)を正しく判定して、患者さんが食べやすい食べ物を勧めてくれることもあります。また食べ物を飲み込む筋肉が弱ったり固まったりするときや唾液が十分に潤っていないときは口腔リハビリを行うこともあります。さらに口から食べるための入れ歯の細かな調整を行う歯科医師もいます

 

  • 管理栄養士(在宅訪問管理栄養士)

:管理栄養士は主に病院で患者さんの栄養管理をしていますが、在宅介護中の高齢者の家まで伺って食事の相談に乗ることもあります。高齢者の好き嫌いや生活環境、生活習慣病による食事制限や摂取カロリーと水分量の管理まで、楽しく美味しく元気な食事のための総合的なアドバイスも行います。ときには自宅で簡単に作られる介護食を一緒に作ってくれたり、市販の惣菜を手軽に介護食にするアレンジ方法を教えてくれたりなど、炊事の手間を減らすコツも共有してくれます。管理栄養士の在宅訪問には医療保険や介護保険を利用することができますが、主治医の指示書が必要なために簡単にお願いできないことも多いです。

 

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  • 薬剤師(在宅訪問薬剤師)

:薬剤師の仕事は薬の管理と服薬の指導ですが、薬のために起こる食事の悩みに応じてくれる専門家でもあります。高齢者の多くが日常的に複数の薬を飲んでいます。そのために高齢者は他に言わない薬の悩みを抱えるケースも少なくありません。薬の影響で感じる味が変わってしまって食べることが嫌になったり、食欲が失せてしまうこともあります。薬剤師は高齢者の服薬状況を確認して、同じ薬効が期待できる別の薬を処方してもらえるように主治医の先生に相談してくれることもあります。

 

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  • 理学療法士、言語聴覚士、作業療法士

:これらの専門家は身体に障害のある高齢者に治療体操や運動、マッサージ、温熱療法を行ったり、手芸、工作、その他の作業を行わせたり、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導を行います。要するに、身体全体の機能を維持改善させるための専門家なのです。この専門家たちは普段からのケアはもちろん、口から食べづらくなったり食べられなくなったりした高齢者にリハビリなどの身体機能回復のための手伝いを行います。高齢になると食べるための筋力も衰えますが、このような機能を維持改善させることで再び食を楽しむことができて元気になった高齢者は非常に多いです。

 

  • 介護用品専門相談員

:介護用品専門相談員は高齢者の生活に合った介護用品の提案と使用までの手配をしてくれる専門家です。しかし単に介護用品の紹介をしている人ではなく、生活の様々な場面で高齢者が自分らしく自立した生活のためのサポートを行っています。すべての介護用品専門相談員ではありませんが、高齢者の食べる姿勢を正したり食べる負担を軽減したりする為の介護用品の上手な使い方を提案してくれることもあります。口から食べられなくなって病院から胃瘻(いろう)を勧められていた高齢患者が介護用品の上手な利用で食事ができるようになって元気になったケースも少なくありません

 

このように、みなさんの住む地域には介護と医療の専門家、高齢者の『食べる』を支える専門家がたくさんいます。高齢者の健全な食生活は高齢者本人の生活の質のみならず家族の負担も軽減され、ホッと一息のつけられるゆとりが生まれます。ケアマネジャーや地域の介護相談センターなどで相談して、上手に専門家の手を借りましょう。

 

高齢者にやさしい食材『豆腐』、実は肺炎の原因?!

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1.高齢者の「食べられない障害」とは

 2017年の日本は、国民の4人の一人が65歳以上の高齢者といわれる高齢化社会のど真ん中にいます。人は誰もが歳をとり老いていきますが私たちは高齢者のことをよくわかっていません。高齢者になると、歩くことや話すこと覚えること、買い物での計算など、今まで普通にできていたことができなくなります。その中でも「食べる」機能の低下は高齢者や家族の健康に非常に大きな問題として襲いかかってくるものなので正しく知って早めに対処する必要があります。

 

私たちがご飯を食べるときは、食べ物を口に運び、歯で食べ物を切ったり、すり潰して、口の中の唾液(つば)と混ぜて味わいながら飲みこみやすくまとめ、舌を中心とした口の中の筋肉の動きによって食べ物は喉を渡って食道を通って胃に入りますこの一連の流れが「食べる」という複雑な動きなのです。ここで、元気な人は十分な咀嚼機能(そしゃくきのう:かみくだく力)と嚥下機能(えんげきのう:のみこむ力)で、問題なく食べ物を食べることができます。

 

しかし、咀嚼機能と嚥下機能が弱った高齢者は「食べる」ことがままならず、やわらかい食べ物しか食べられなかったり、食べ物が気道に流れこんで(誤嚥/ごえん)むせてしまったり、誤嚥した飲食物が肺に入り込んで誤嚥性肺炎を起こしてしまい、最悪のケースでは死に至ることもあります。元気な人であれば楽しいはずの食事も、嚥下・咀嚼障害のある高齢者には食事が苦痛になってしまい、食欲減退や低栄養状態を引き起こし、寝たきりのきっかけになることもあります。

 

2.介護食が必要な日本の高齢者

(1.高齢者の「食べられない障害」とは)で触れたように、高齢者は加齢とともに咀嚼機能(そしゃくきのう:かみくだく力)と嚥下機能(えんげきのう:のみこむ力)が衰えてきます。そのために、やわらかい食べ物を用意したり、飲み込みやすい食べ物を用意したりと、いわゆる「介護食」を用意する必要が生じます

 

①咀嚼機能とは?

咀嚼(そしゃく)とは、食べ物を小さく切ったり、すり潰して、唾液と混ぜながら飲み込みやすい塊(かたまり/食塊とも言います)にする作業を言います。つまり、咀嚼は飲み込む直前までの歯と口の中の動きを総じていう言葉でもあります。

 

咀嚼というと多くの人は単純に歯で食べ物を噛むことだけを思い浮かぶ人が多いですが、実は歯と舌、口の中の筋肉までもが連動して行うものです。その為に咀嚼機能の確認には、歯や入歯のほかにも舌の動きに問題がないか、唾液(つば)の分泌量が十分であるかもチェックします。

 

噛みごたえのある普通の食事が食べづらくなったからといって使っていた入歯も外して流動食(噛む必要のないドロドロとした食事)を流し込もうとする医療の専門家もいます。しかし食事は最後まで楽しめられるものでなければすぐに食べられなくなってしまいます。そのためにも、歯や舌、口の中の筋肉や唾液量などの総合的な口腔環境をきちんと評価してから流動食にするか、口腔リハビリを伴う普通食にするかなど、食べ方を決める必要があります

 

②嚥下機能とは?

 嚥下(えんげ)とは、口の中で咀嚼した食べ物を飲み込みやすい大きさにまとめ上げ、喉の奥に送り込み、食べ物を食道を通して胃に送る一連の流れを言います。元気な人であれば何も意識せずに行っている動作ですが、この嚥下機能が弱ってしまうと食べ物を上手く食道まで運べずに激しくむせてしまったり、肺につながる気道に食べ物が流れ込んでしまって誤嚥性肺炎を引き起こしたりもします。

 

 嚥下機能は基本的に舌、頬の筋肉から喉周辺の筋肉により生まれる筋肉の力ですが、食べるときの姿勢によっても嚥下能力は大きく変わります。たとえば横になったまま食事をとろうとすると気道が開きやすいためにむせたり誤嚥しやすいこともあります。そのために嚥下機能が弱った高齢者の場合は特に食事のときに体を起こす必要があります。

 

また、不思議なことに、嚥下と関係のなさそうな体の姿勢や、食べるときに使わない筋肉の疲労も、総合的に筋力の弱った高齢者には大きく影響するものです。座って食事をとっていても食事中の体が左右に傾いている場合(高齢者によくあります)は、高齢者が自らの姿勢を保つために無意識にいきむために嚥下機能を支える筋肉に力が入らずに嚥下困難になる場合があります。その為に、口から食べられずに胃瘻(いろう)を勧められる高齢患者の中でも、食べる姿勢を直すだけで口から食べられるようになるケースもあります

 

3.介護食として脚光を浴びる食材

 急速に進む高齢化と共に、嚥下や咀嚼に問題を抱える高齢者も急速に増えてきています。また同時に高齢者が食べやすい食材や果物の売り上げも好調に売れています。その代表的なものが「バナナ」と「豆腐」です。

 

バナナは調理が要らず、皮がむきやすく、値段が安く、やわらかく、栄養が豊富で酸味がないとの理由で高齢者が最もよく食べている果物と言っても過言ではありません。高齢者は食欲を失いやすく、バナナは低栄養状態に陥らないための日常的なカロリー補助食品としても喜ばれる果物です。

 

また、豆腐は日本人に馴染み深い伝統的な食材で、大豆で作られたという健康的なイメージ、やわらかくて味付けが比較的に簡単であるという理由から味にうるさい高齢者の介護食としてよく使われるようになってきています。高齢者のための介護食はやわらかかくてまとまりやすいゼリーやムースのようなものが好ましいために豆腐が選ばれているのです。

 

しかし、実は豆腐は嚥下障害のある高齢者には危ない食材です。確かに豆腐はやわらかいですが、口に入れて噛むと豆腐は意外と粘りがなくてパラパラと口の中に広まってしまいます。食べ物が口の中でパラパラと散ってしまうと、まとめて飲み込めずにむせてしまったり、口の中に散らばっていた食べ物が後から肺に入って肺炎を起こす恐れもあります。

 

嚥下障害のある高齢者は口の中で食べ物を上手く飲み込みやすい塊にまとめられないので、口の中にへばりつかずに食べ物はまとまりやすい粘着力が必要なのです。たとえば「パラパラチャーハンの中華あんかけ」のように、パラパラとしたチャーハンは嚥下障害のある高齢者には向かないですが中華あんをかけることで口の中でもまとめやすくなるのです。

 

 

4.豆腐を利用した料亭の介護食とは

介護食の食材として非常によく選ばれている豆腐ですが、上で述べたように意外と豆腐は口の中でまとまらない食材なのです。そのために咀嚼、嚥下障害のある高齢者のための料亭の豆腐料理は特別な手間を加えます。

 

①豆腐は一度潰して再度固める

豆腐は大変やわらかい食材ですが、かみ砕いたときにまとまりづらく高齢者には食べづらい食材です。そのために高齢者の介護食に詳しい料亭では豆腐を一度潰して、介護食用の凝固剤で再度固めています

介護食調理用の凝固剤を使うと豆腐にゼリー状の粘りが生まれ、口に入れた時も豆腐の触感を保ちながら口の中でまとまりやすいので飲み込みやすくなります。

②豆腐は水分を絞ってから出汁を吸わせる

豆腐は9割が水分でできている食品で、水ぽさが強いです。そのために旅亭では豆腐は一度水分を切って使います。布で絞ったり蒸したりして水分を絞ったあと、うまみ成分の豊富な干しシイタケや昆布などの出汁を吸わせるます。このような調理をすることでより濃厚な大豆の味を感じられるうえで、豊富なうまみ成分で高齢者の食欲を促します。

 

 このように、身体機能が衰えた高齢者の「食べる」ことは、若くて元気な人にはなかなか理解しづらいものです。そのために高齢者の食を考えるときは咀嚼と嚥下をよく考え、適度なやわらかさまとまりやすさを考える必要があります。やわらかければいい!といった安易な考え方では、せっかくの調理の手間が無駄になります。

 

 

減塩しないといけないのに、いつも味が薄いからと食べてくれない・・・

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1.国民の2人の1人は高血圧!ほぼ全ての高齢者に減塩食対策が必要な状況だった。

 

平成18年国民健康・栄養調査結果によると、国内の5490万人が高血圧、2050万人が糖尿病と、それぞれ全国民の2人に1人が摂取する塩分を控える必要のあるすさまじい状況でした。つまり、中高年層を含む、ほぼ全ての高齢者に減塩が必要な状況。しかも平成29年の今では高血圧と糖尿病患者はさらに増えていることでしょう。

 

同時に日本は人類史上なかった超高齢化社会を迎え、結果的に減塩対策を施した介護食を必要とする高齢者が急増しています。この高齢者のための介護食は、咀嚼(そしゃく)機能と嚥下(えんげ)機能の低下に加え、食塩相当量(塩分)、タンパク質、糖質、カロリーと水分まで、様々な工夫と調整をしないといけません。やわらかくて飲みこみやすい食べ物なら、赤ちゃんの離乳食のようなもの? おかゆのようなもの? と簡単に考えがちですが実情は大きく違います。高齢者は子供と違って目上の人としての「立場の力」と長年築いてきた「頑固な味への好み」があるからです。

 

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2.減塩しなければいけないのに、味が薄いからと食べてくれない高齢者

 

多くの人は年を取ると頑固でわがままになります。家族がいかに食べやすいもの、健康にいいものを作ってあげたところでお口に合わなければ食べることはない。特に加齢とともに味覚の衰える高齢者は食べ物の味を薄く感じやすいので、より濃い味を好むようになります。

 

味を濃くするために塩や醬油を増やすと病状が悪化する。味を薄くして健康的な料理を作ったところで食べてくれず、家族の受ける精神的なダメージも大きく、高齢者本人の身体はますます弱っていきます。

 

塩味の代案としてよく使われるのが酸味、さっぱり刺激的な酸味を利用して塩分を減らそうと、素人から専門家までわりと広く知られている方法です。しかし、酸味は飽きやすい、そしてむせやすい。特に温かい食べ物であれば酸味を活かしておいしい介護食を作るのはほぼ不可です。しかも重度の糖尿病患者は酸味を強く感じやすくむせたり食欲が減退したりといった学会の研究内容も報告されています。そこで奇跡的代案として浮上するのが『うまみ』です。

 

うまみは食べ物の本来の味を引き立てる大事な味で、グルタミン酸としても知られています。昆布や煮干しで作った出汁のさっぱりとしたゴクも、この旨味成分のおかげ。介護食でもこの旨味成分を積極的に利用することで、食べ物の味を変えずに料理の減塩が可能になります。

 

3.うまみを作り出す基本公式

 

(和)和風だし

昆布 + かつお節

昆布 + 煮干し

 

(洋)ブイヨン

セロリー + 肉

たまねぎ + 肉

にんじん + 肉

 

(中)中華だし

ネギ + 鳥肉

生姜 + 鳥肉

 

この他にも加熱したトマト、干しシイタケ、パルメザンチーズもうまみたっぷりの食材なので減塩が必要な高齢者のための介護食に積極的に取り入れた方がよいでしょう。

 

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また、市販のうまみ調味料の『味の素』などを利用するのも手軽で有効な手ですね。

うま味調味料「味の素」|味の素株式会社

 

 

最近では減塩、介護食調理に役立つインターネットサイトもたくさんありますので少しだけ紹介します。

 

① 特定非営利活動法人 うま味インフォメーションセンター

→うま味について詳しく知ることができ、うま味食材の情報が満載です。

 

② おいしい健康: 毎日のおいしい食事・健康管理

→レシピサイトの帝王、クックパッドの健康食レシピサイトです。 

 

③ 介護食のレシピを探すならつるかめごはん

→最近できた在宅介護の食事支援サイト、情報は少ないですが良質です。

 

おいしく健康的な高齢者の食事で、介護の負担を減らしていきましょう。

 

75歳になると医療費が3割負担にあがる?!後期高齢者の医療費負担について。

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1.75歳から対象になる後期高齢者医療制度

 

平成20年4月から開始した『後期高齢者医療制度』、75歳(寝たきり等の一定の障害がある場合は65歳)以上の方が加入する独立した医療制度で、対象となる高齢者は個人単位で保険料を支払います。

 

『後期高齢者医療制度』は、若い世代よりも医療費を多く利用する後期高齢者の自己負担割合を増やすことで世代間の不平等感を解消しようと思って作られたものです。一定の経済力がある後期高齢者の場合は医療費の自己負担金額を多く出してもらおうといった制度です。

 

75歳になられた方は、それまでに加入していた医療保険(国保・健康保険・共済など)から、自動的に後期高齢者医療制度の対象者(被保険者)になりますので、制度の加入手続きは不要です。後期高齢者医療制度の対象者には1人に1枚の保険証が交付され、保険証のは医療費の自己負担の割合(1割または3割)が記載されています。

 

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▲後期高齢者医療医療被保険者証例(見本)

 

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2.複雑な医療保険制度、結局わたしは1割負担? 3割負担?

医療保険自己負担金が1割から3割に上がると実に3倍の出費になります。頻繁に医者にかかる高齢者にとっては負担が小さなものではありません。医療保険制度は複雑ですが、簡単な基準に基づいて『わたしは1割負担? 3割負担?』をチェックしましょう。

 

1割負担の方

 

[世帯内に後期高齢者が1人(独居老人など)]

・年間所得(住民票課税所得)が383万円未満の方

 

[世帯内に後期高齢者が2人(夫婦ともに75歳以上)]

・夫婦の年間所得合計が520万円未満の方

 

3割負担の方

 

[世帯内に後期高齢者が1人(独居老人など)]

・年間所得(住民票課税所得)が383万円以上の方

 

[世帯内に後期高齢者が2人(夫婦ともに75歳以上)]

・夫婦の年間所得合計が520万円以上の方

 

以上は後期高齢者医療制度を簡素化したまとめた判定基準です。この基準に適さなくても医療保険の自己負担率が1割になったり、3割になったりする場合がありますので医療費に不安がある方はお住いの市区町村の後期高齢者医療制度担当窓口に相談してみてください。

 

3.医療保険と介護保険の自己負担合算額の限度額もしっかりと設けられている

 

介護が必要な高齢者は、普段から介護保険自己負担と医療保険の自己負担分がダブルでかかってきます。医療保険同様に介護保険も自己負担額が最大3割にまで増額されていくので、今後の高齢者介護の金銭的負担は増す一方です。そのために国は『高額介護合算療養費』制度を設けて高齢者介護&医療費用の負担の軽減を図っています。こちらの制度でも、年間の自己負担限度額を超えたときには申請によって払い戻されます。

 

1割負担の方の年間自己負担限度額

[一般の方]年間56万円(月間 約4万6600円)

[経済援助が必要な方]年間19万円~31万円

 

3割負担の方の年間自己負担限度額

[現役並み所得の方]年間67万円(月間 約5万5800円)

 

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4.年々増えていく高齢者の医療と介護の自己負担、迷わずに役所に相談しましょう。

 

国の方針は『入院せず在宅療養』、『国の保険に頼らず、自分の金と周りの人に頼る』。

国の財政を考えればやむを得ないことでもありますが、結果的に高齢者の経済的負担は増える一方です。一般に年金収入以外の収入源のない高齢者には医療と介護の自己負担額が増えることは、生きていくための最低限の金が確保できない状況も生み出しています。しかし国は本当に困っている人のために様々な制度を設けているので、日々の医療費と介護費に悩むものなら一度お住いの市区町村の窓口で相談してみることをお勧めします

 

介護食品ってどんなもの? どこで買えるの?

 

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1.介護食が必要な日本の高齢者

 

国民の4人の一人が高齢者の時代。多くの高齢者が食べることや飲みこむこともままならず、やわらかくて飲みこみやすい食べ物を食べています

 

嚙み砕く力(そしゃく機能)が弱った方が普通の食べ物を無理に食べようとすると、食べ物が十分にそしゃくできずに喉を詰まらせて窒息することもあります。毎年お正月には高齢者が餅を喉に詰まらせて死亡する事故が多発することから介護施設では餅つき禁止令が出されることがあるくらいです。

 

また、食べ物を飲みこむ力(えんげ機能)が弱った方の場合は、飲みこんだ食べ物が間違って肺に入ってしまい、誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。肺炎はガンと脳血管疾患に次ぐ日本人の死亡原因の第3位、多くの高齢者が肺炎をきっかけに自立した生活からも重い介護状態に陥たり死亡に至ったりするケースが後を絶ちません。

 

さらに、高齢者の7割以上が急な身体機能低下につながる低栄養または低栄養状態の予備軍といわれています。そのうえ、日本の高齢者の大多数は高血圧、脂質異常症、糖尿病、腎臓病などの生活習慣病を患っていて、食品の成分にもひと際注意しなければなりません。

 

そのため、日本の高齢者のほとんどは、嚥下(えんげ)、咀嚼(そしゃく)と生活習慣病を考慮した特別な食事が必要ということになります。このような栄養管理を怠ると、持病の悪化による合併症を併発させたり、低栄養状態によって重い介護状態に陥りやすかったりと、寝たきり状態に向かってまっしぐらです。

 

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2.続けられる介護は、人とモノに頼ること。

 

日本人の平均健康寿命は、男性で71歳、女性は74歳です。日本人の平均寿命が男性で80歳、女性は87歳であることを考えると、男女平均12年の『不健康機関』があることが分かります。この不健康機関こそが介護期間なのです。12年、長いですね。

 

長い介護期間、介護をする側も介護を受ける側も、気構えてしまうと長続きできません。介護といっても今まで通りに食べて出して寝て笑って生きていくことには変わりありませんから、できなくなったことは人とモノに頼りながら息まずに流すべきです。

 

その為に頼るべきものの一つが、介護食品です。介護食は1980年代から日本の病院と老人ホームで開発が行われ、2000年以降ではキューピーやマルハニチロ、明治、ハウス食品、アサヒ食品、など、そうそうたる日本の大企業が介護食の商品化に取り組みました。その結果、今では1800種類を超える様々な介護食品が世に出ています

 

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市場に出回っている介護食品は、やわらかくて栄養量の高いご飯から、ハンバーグやカレー、餃子に雑炊など、様々な介護食品があります。まだまだ介護食品は認知が広まっておらず売れ行きが好調ではありません。その結果、それぞれの介護食品はコンビニのレトルト食品よりもやや高めの値段になっています。しかし、介護食を作ってもお金はかかるもの。食材費や作る手間を考えれば、毎日の炊事に介護食品を上手に取り入れた方が、長い介護期間を乗り越えやすくなります

 

 

3.介護食品はどんなもの? UDFとは?

 

介護食品とは、基本的にそしゃく機能に障害がある高齢者でも美味しく食べられるように商品の形状(やわらかさ)を調整したレトルトや冷凍などの商品を言います。コンビニではレトルトのカレーや、ふっくらサバの味噌煮、卵焼きなど、普段の食事に便利に利用できる商品が並びます。この食品の介護版が介護食品なのです。まだまだ介護食品をおいてあるコンビニやスーパーの少ないですが、介護食メーカーの働きもあって2017年を元年に介護食品の普及は広まることと予想しています。

 

この介護食の一番の特徴は、やわらかさを4段階に区分するUDF基準を採用していること。

 

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この4つの基準に沿ったUDFマークがあるので、食べる人に合わせた介護食品選びができます。農林水産省や栄養士会などでも独自の介護食表示基準を設けていますが、2017年現在ではUDFが最も一般に広まっています。

 

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(左上:キューピーの肉じゃが、右上:WAKODOのホタテ雑炊、左下:マルハニチロの餃子ムース、右下:WAKODOの鮭のクリーム煮)

▲レトルト介護食品(区分3:舌でつぶせる)の一例

 

家族の笑顔、忘れないでいたいから「プラズマローゲン18000」

 

4.介護食品はどこで買えるの?

 

介護食品はまだまだ広く普及しておらず、コンビニでお弁当を買うようには買えません。しかし意外と近所に売っているところがあったりします。その情報をかき集めているサイトがあるので紹介します。

 

食べるを支える ◀ 介護食品を販売している全国の店舗情報が検索できるサイト

 

 介護食品は日々進化を繰り返し、最近では非常においしくなっています。風邪を引いて喉が腫れて痛いときなども個人的には非常に利用したいくらいです。毎日の毎食を介護食品に代用することは多くの過程で非現実的ではありますが、適度に介護食品を利用したアレンジ介護食や、おやつを利用することで難しい高齢者の栄養管理が容易になります。介護食品に頼りましょう。

高齢者はメタボなんか気にするな! 問題はロコモだ。

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1.高齢者を一気に衰えさせる『ロコモ』とは?

 

ロコモは、『ロコモティブシンドローム(運動器症候群)』の略で、一般にロコモと呼ばれることが多いです。ロコモは、2007年に日本整形外科学会が提案した概念で、まだまだ認知度は低い言葉ですが、学会や医療、介護の専門家の中ではロコモ対策の重要性が日々高まっています。

 

ロコモの定義は『運動器の障害によって移動機能の低下をきたした状態』です。移動機能とは歩行、立ち座りなどを意味し、症状が進行すると介護が必要になるリスクが高くなるとされます。そのために、ロコモになると運動器を構成する骨や、軟骨、筋肉などの組織が加齢とともに量的に、そして質的に減少します。

 

筋骨の減少は、軟骨であれば変形性関節症等、骨であれば骨粗鬆症を引き起こすこともあります。それらが何らかのきっかけで膝痛や腰痛、骨折につながり、結局は歩けない状態、寝たきりの状態になる要因になります。そのため、ロコモにならないように普段から十分な栄養を摂り、適度に体を動かすことが大事です。

 

 

2.高齢者の健康は、栄養過剰より栄養不足で崩壊する

 

加齢と共に気になる『健康』、食べ物に関する関心も高くなっています。

非常に多くの人が、健康の為に食べすぎず、脂っこい食べ物や肉類を減らして低カロリーの野菜を多くとろうとしています。

 

実はこれ、高齢者は絶対にやってはいけない間違った健康志向です。高齢者が低カロリーの食事を続ける場合、若い人よりも急激にやせ細っていき、運動機能が低下してロコモ状態に陥ります。ロコモは更なる筋肉量の減少を招き、重い介護状態に陥りやすくなります。栄養不足を原因に認知症が発症することもあるので、質素な食事が健康に良いと思うのは高齢者にとっては最も恐ろしい誤解なのです。

 

もちろん肥満やメタボは高齢者の心疾患や脳血管疾患などのリスクを高めるので適度に管理する必要があります。しかし高齢者になって大事なのは、痩せないように頑張って食べ、筋肉と脂肪を守ることです。生活習慣病のための食事制限に臆病になりすぎずに必要な栄養をしっかり摂る必要があります。

 

また多くの人は、高齢者になると運動量も減るし、胃もたれしやすいので若い人よりも少ない食べ物で大丈夫だと思いがちです。しかし、若い人は1食平均8gのタンパク質を摂れば普段からの身体の筋肉維持に問題がありませんが、高齢者は25gを摂取しないと筋肉をつくり、運動機能を保つための十分な栄養摂取にならないとの研究報告もあります。驚くことに、高齢者は若い人よりも3倍のタンパク質を摂らないと筋肉と運動機能は歩けなくなるまでに落ち続けることになるのです。このような理由からも、高齢者の介護は質素な食生活から『肉食介護』への大きな転換が必要です。

 

さらに、『廃用性筋萎縮』と言いますが、高齢者の場合は使わない筋肉は急激に衰えていきます。体調を崩したり、ケガや手術で安静にしていたりする場合、高齢者は1日に1%の筋肉量が減るともいわれます。栄養摂取が十分でない場合は1週間安静にしているだけで15%の筋肉の減少がみられることもあります。1週間も横になっていれば、十分な栄養摂取とリハビリができても1か月の回復期間が必要で、食欲を失ったりリハビリがうまくいかなかったりすると寝たきり状態に陥るケースが非常に多いです。

 

その為にも、高齢者は普段から質素な食事を辞め、魚や肉などタンパク質の豊富でカロリーの高い食事を摂ることで体の蓄えを増やす必要があります。もちろん、適度な運動で筋肉を動かして維持することも大事です。

 

 

3.元気に過ごすための高齢者の健康習慣とは?

 

高齢者が元気な老後を送るためには『みずめしウンうん』が大事です。つまり、「みず:水分」を多く摂り、「めし:飯」を十分に摂り、「ウン:ウンコ」を毎日出し、「うん:運動」を適度にすることです。

 

その中でも毎日行うものが、食事。身体機能を維持するための食事の習慣がこちらです。

 

① 高タンパク質な食事をする

上述したように、高齢者は筋力の維持に若い人の3倍のタンパク質を摂る必要があります。野菜と炭水化物中心の質素な食事は危険! 若い人よりも肉や魚を食べる必要があります。摂取するタンパク質が減ると血管が細くなって動脈硬化にもなりやすいです。そのために、肥満や糖尿病などが気になる方でも食べる量を減らすのではなく、ご飯やパンなどの炭水化物の量を減らして魚や肉を積極的に摂る必要があります。また、魚に偏らずに牛肉や豚肉などの肉類も摂ることですね。

 

② 食べたいものを食べる

健康の維持にもっとも大事なのは、食欲を失わない事。高齢者になると高血圧や糖尿病など、食事の制限が必要な生活習慣病の一つや二つはみんな持っています。病院からは特定の病気のために様々な「食べてはいけないもの」を念押しされますが、そんなもの気にしていては何も食べられなくなります。あまりに厳しい食事制限で食欲を失ってしまうと栄養状態が悪化し、運動機能が低下することから寝たきり状態に繋がるので無理せずに食べたいものを食べましょう。

 

③ 一人で食べない

介護の現場ではよく『独居は危ない!』と叫ばれていますが、実は『独居』よりも『孤食』の方が高齢者の健康をむしばむ主要因です。家族や友達と食事を楽しむことは薬やリハビリよりも高齢者の健康につながるものです。他の人とのつながりをもって食事の時間を楽しむことが栄養状態の改善や、心筋梗塞などの心疾患のリスクを大幅に下げるといった研究が多く発表されています。多世代の家庭であっても高齢者一人が介護食を黙々と食べることは多々。しかし、高齢者の食べるものが異なってもみんなで食べることが高齢者の栄養管理に繋がります

 

歳をとると健康不安は増す一方ですが、良い人に囲まれて肉や魚などのタンパク質豊富な料理を中心に食べたいものを存分に食べていけば、介護予防のための最もよい栄養管理になることでしょう。息まずに楽しみましょう。

 

豪華絢爛、日本最高峰の高級老人ホームの紹介!

1.日本には高齢者の細かなニーズに応える様々な老人ホームが存在する

 

日本の高齢化に伴う老人ホームへの関心と人気は日々高まっています。老人ホームは、介護施設でありながら高齢者の自宅として利用される生活の場であるために、さまざまな設備やサービス、環境の老人ホームが存在します。中には入居金0円、月額料金13万円台から入居できる老人ホームもあれば、入居金0円、月額料金200万円といった老人ホームも存在します。入る、入らないは別にして、日本の豪華絢爛な老人ホームを5つ紹介します。

 

①サクラビア成城

 

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▲レストラン、宮殿のような佇まいの品のある空間、圧倒されます。

 

・住所:東京都世田谷区成城8丁目22番1号

・入居金:1億2800万円~3億1300万円

・月額料金:約24万円~約40万円

・居室広さ:50.89~ 147.44m²

 

サクラビア成城は、普通の人には恐ろしいほど高い高級老人ホームで当然のように億万長者のみが入居する日本の最高峰の老人ホームです。高級老人ホームによくあることですが、入居可能年齢はやや低めの60歳から。自宅とは別に御離れとして契約される入居者も多いとか。体験入居も高そうですが、なんと5400円と安いです。

 

②プレール・ロヴェ豊洲

 

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▲スカイラウンジ、豪華客船のクルージングライフをイメージしているそう。

 

・住所:東京都江東区豊洲1丁目2-8

・入居金: 0円~1億7200万円

・月額料金:約20万円~116万円

・居室広さ:46.49~109.26㎡

 

プレール・ロヴェ豊洲も60歳から入居できる超高級老人ホームの一つ。休日には近くの銀座や日本橋に買い物で出かける方も多いとか。ここは老人ホームではありますが、原則として、入居時基準で自立して日常生活が可能で健康な1人、又は2人入居の方で、どちらかが自立されていることが入居条件。認知症がある方は基本的に入居できないようです。しかし入居された方の場合は基本的に自立から要介護5まで、24時間看護体制の下で対応しています。

 

③サンシティ吉祥寺

 

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▲レストラン、広々とした庭園が眺められる明るくて気持ちの良い空間です。

 

・住所:東京都三鷹市下連雀5-3-5

・入居金: 4080万円~1億4200万円

・月額料金:約20万円~35万円

・居室広さ:39.10~96.00㎡

 

サンシティ吉祥寺は、住みたい街ナンバーワンに選ばれる吉祥寺にある高級老人ホームです。入居時に満70歳以上で自立である必要があって、要介護状態になってからも安心して過ごせる老人ホームです。四季の花々で彩られる中庭と、シックで落ち着いたレストランが印象的です。

 

④成城歐林邸

 

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▲エントランスホール、とても気持ちのよい空間です。

 

・住所:東京都世田谷区成城3-11-28

・入居金:453万円~6330万円

・月額料金:約31万円~179万円

・居室広さ:30.00~52.20㎡

 

成城歐林邸は都内屈指の住宅街「成城」に佇む、旧日本貴族の邸宅をそのまま活かした老人ホームです。施設の中には改装前の邸宅で使われていたトルコ王室のガラス工芸品のシャンデリアや、欧州貴族ロウソク立てなど、調度品にも重厚感があります。入居条件は一般的な老人ホームの入居条件と同様、65歳の自立から要介護5までの方で、他の高級老人ホームよりも入居は容易です。昔ながらの邸宅ならではの庭園には、立派な木々が管理されていて心安らぐ心地よい空間を作り出します。

 

⑤ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジ3

 

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▲ダイニング、和室を基調に作られた空間がとてもきれいで落ち着きます。

 

・住所:神奈川県川崎市宮前区犬蔵2-34-7

・入居金: 0円~7160万円

・月額料金: 約28万円~約102万円

・居室広さ: 39.25~48.71㎡

 

ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジ3は、ビレッジ1と2と隣り合っていて、名前通り町のような巨大な老人ホームエリアを構築しています。ビレッジ3は入居時に自立した方のみ入居できますが、介護度が高まると隣り合ったビレッジに移り住むことも可能です。ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジ3は、医・食・住と、老人ホームの基本に非常にこだわっていて、普段からの生活を楽しく心地よい時間にするところが凄いです。身体が衰えると食べることもままなりませんが、ここでは亡くなられる前日までも食の楽しさを失わずに過ごせるところが凄いです。

 

2.老人ホーム、姥捨て山どころかもはやステータスの表しになってきた

 

一昔前までは、老人ホームは精神疾患の患者さんが拘束帯に縛られて過ごすイメージとあまり変わらない、現代の姥捨て山のように思われていました。しかし今では経済的、環境的余力があれば入居しないほうが損するような時代になってきました。うえでは超高級老人ホームについて紹介しましたが、このような高級老人ホームができるまで老人ホームの認識も少しずつ変わってきているのです。介護に悩む方々、ぜひとも親孝行だと思って老人ホームへの入居を検討してみてはいかがでしょうか。きっと家族の健やかな毎日につながりますよ。

 

老人ホーム紹介センターの仕組みと利用するときの注意点

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1.老人ホームを斡旋(あっせん)する業者がある

毎年のお盆休みやお正月後は家族が集まる機会も増え、在宅生活に不安を覚える高齢者の老人ホーム入居を検討する方も急激に増えます。高齢者の家族は、ネットで情報を調べたり、電話窓口に相談したり、施設に直接行って見学したりと、高齢の家族に合う老人ホームを探すことになります。その時に遭遇しやすいのが『老人ホーム紹介センター』です。

 

老人ホーム紹介センターは、老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの紹介を行う専門業者です。紹介するものが老人ホームを中心とした高齢者の住まいであるだけで、不動産屋が賃貸物件を紹介するようなものです。老人ホーム紹介業者は病院や地域の包括支援センター、区役所などへの営業や、新聞チラシやインターネットサイト、施設入居の相談所を利用して施設入居検討者からの相談を受け付け、入居が決まるまで様々な会社の介護施設や高齢者向け住宅を紹介します。介護施設について調べるのは、ほとんどの方が初めてなので、豊富な情報をもって対面で相談に応じてくれる老人ホーム紹介センターは非常に役立ちます。

 

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2.老人ホーム紹介センターにいくら金を払うの?

老人ホーム紹介センターを利用して介護施設や高齢者向け住宅に入居しても仲介手数料は払いません。紹介センターは入居者を紹介することで施設運営事業者から紹介手数料をもらいます。そのために入居検討者は完全無料で紹介センターを利用することができます。

 

紹介センターが施設運営事業者からもらう紹介手数料は、以下の通り。

 【紹介手数料の例(個別の契約によります)】

サービス付き高齢者向け住宅   :3万円~10万円
老人ホーム(入居金なし)    :5万円~30万円
老人ホーム(入居金あり)    :10万円~30万円
老人ホーム(入居金1000万円以上):入居金の3%

 

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紹介センターは老人ホーム入居者の成約で、平均して20~30万円をもらっています。また、高級老人ホームの場合は1名の成約で100万円の紹介手数料をもらう場合もあります。たまたま施設の退去者(入院や逝去)が複数発生して空き部屋が増えたときや、施設の老朽化などの問題で入居者募集が滞っている施設では1名の成約で本来は20~30万円の仲介手数料のところを50万円~80万円もらうこともあります。高い人件費を払っている施設は、高い手数料を払ってでも空室を埋めた方が得だからです。

 

介護施設への入居は賃貸住宅のように頻繁に紹介できるものではありませんが、これだけの紹介手数料がもらえるので紹介センターを利用しても入居検討者は費用を払わなくて良いのです。

 

「紹介センターを利用すると施設の入居金が上がったりしないの?」と心配される方もいますが、これに関しても心配はございません。紹介センターを利用すると施設は紹介料の負担がかかりますが、本来老人ホームの入居者を集めるために費用をかけているので紹介センターを利用したからといって入居費用が上がることはありません。業界の専門家としても聞いたこともありません。

 

3.紹介センター利用のときには悪徳業者に気をつけましょう

紹介センターは、老人ホームの運営会社と個別に斡旋(あっせん)契約を結びます。「紹介センターが入居検討者を紹介して成約した場合、〇〇円を払う」といった契約です。この契約がないと紹介手数料をもらえないので、大きな紹介センター数百枚の契約書を交わしています。

紹介センターは基本的に入居検討者の予算や身体状況など様々な条件に沿った老人ホームを提案します。しかし時には最適な施設を紹介しないことがあります。その理由は以下の2つです。

 

①入居検討者に最適な施設と紹介センターの間に斡旋契約がない時

規模が小さければ小さい紹介センターであるほど、入居者を紹介して仲介料をもらえる介護施設の数が少ないです。そのために入居検討者に適した介護施設はAなのに、金になるB施設に紹介してしまうことがあります。

斡旋契約がない介護施設には「入居検討者1名いるから~契約させてください!」と新規で契約することもありますが、施設運営会社側でなんらかの理由で新規の紹介センターと契約を結びたがらないこともあります。そのために結局、入居者に合わない施設への入居を誘導されてしまうことがあります。

 

②入居検討者に最適な施設の紹介手数料が少ない時

これは本当によくあること。介護施設ごとに入居検討者の成約でもらえる仲介手数料が大きく差が出るので、より高い仲介手数料を払う介護施設に誘導されることがあります。介護施設では、たまたま入院や逝去などによる退去が重なって空室が目立ったときに仲介手数料を一時的に増額することもあります。そのために一律に「仲介手数料が高い施設は問題がある施設」というわけではありません。しかし紹介センターが仲介手数料を基準に入居先を押し売りすると結果的には入居者に合わない施設への誘導になってしまいます。

 

 

4.人のやさしさに漬け込む押し売りには注意!

老人ホームの紹介センターは基本的に相談者に料金をもらいません。そのために優しい心の相談者は「申し訳ない」気持ちが生まれることも多いです。悪い紹介センターは、高齢者家族と自分の情報量の格差を利用して紹介センターの都合の良い施設へ入居を誘導したり、相談者の優しい心を逆手にとって仲介手数料が高い施設を押し売りしたりすることがあります。

 

良い紹介センターは、入居検討者本人のお気持ちを家族以上に汲み取って理解し、家族の不安を先々まで読んで最適な介護施設を考え、提案する紹介センターです。老人ホームは人生最後の大きな買い物であり、老人ホーム探しは家族みんなの安定した生活と幸せにつながる大切な選択です。なにとぞ自己中心的に、うまく紹介センターをご活用されますようお勧めします。

『特養』と『介護付き』、『住宅型』どうちがう?

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1.3つの老人ホーム、特養、介護付き、住宅型

 

要介護者600万人の時代。国の介護保険サービスが縮小する中でも終の棲家としての老人ホームの人気は年々増していく一方です。老人ホームといえば多くの人は『特別養護老人ホーム』を頭に浮かばせますが、老人ホームの種類は大きく『特別養護老人ホーム』、『住宅型有料老人ホーム』、『介護付き有料老人ホーム』の3つがあります。

 

・特別養護老人ホームとは

特別養護老人ホーム(略して、特養)は、社会福祉法人や地方自治体が運営する公的な介護保険施設です。そのために一般に入居費用が安く、多床室(今ではプライバシーの保護の為に新規開設は凍結状態)では月に8万円ほど、個室(ユニット型とも呼ばれます)は月に13万円ほどがかかります。要介護3以上でなければ入居申し込みができないうえで、都心部では特に満床施設が多く、すぐには入居ができない場合が多いです。居室の床面積は10.65㎡(6.4畳ほど)以上、人員体制としては、入居者3人あたり介護福祉士や看護師、医師などの有資格者1人が最低基準です。国の基準を超えた手厚い人員体制を確保している特養はまれです。

 

・介護付き有料老人ホームとは

介護付き有料老人ホームは(略して、介護付き)国の基準を満たしていて介護付きとして特定施設として認可を受けた老人ホームを言います。その国の基準とは、入居者3人に対して有資格者のスタッフが1名以上、居室の広さは13㎡(7.8畳ほど)以上です。しかし、有料老人ホームでは国が定めた基準よりも手厚い人員体制を備えているところも多く、部屋の広さも18㎡(10.9畳ほど)以上の部屋も多くあります。中には入居費用は高額ですが、2LDKの広々とした高級老人ホームもあります。

 

・住宅型有料老人ホームとは

住宅型有料老人ホームは(略して、住宅型)、施設内に介護スタッフが常駐していないが併設した介護サービス事業者から介護職員が出入りしています。入居者は併設した介護事業者との契約で介護サービスを受けることになります。施設内では、いつもの介護スタッフが介護をしているので施設見学に行っても住宅型と介護付きを見分けることは難しいくらい変わりがありません。『住宅型』は、名前のせいで介護サービスが受けられないかと誤解して心配になる方も大勢いますが、住宅型も介護付きと区別がつかないほど手厚い介護サービスを提供しているところが多いです。逆に、住宅型の場合は個人的に選んだ外部の介護サービスが介護保険を利用して使えることが多いので、より自分にあった介護サービスを受けられる場合もあります。

 

2.結局、『介護付き』と『住宅型』は、何がちがうの?

 

・生活環境と介護サービスはほぼ同じ

上で書いたように『介護付き』と『住宅型』といった種別により、老人ホームの生活環境や介護サービスの質が変わることは基本的にありません。大きな違いがあるとすると、それは介護施設の種別のよるものではなく、各々の老人ホームの違いです。

 

・なぜ、『介護付き』と『住宅型』で分かれているの?

一般に『介護付き』の場合は、毎月の介護保険利用額を満額まで使います。そのために政府が介護付き有料老人ホームの総量(数)をあまり増やしたくないために規制をしています。老人ホーム運営事業者側からすると、介護付きのほうが自由に介護保険を利用した介護サービスが提供できるので事務コストが削減され、最終的には利益率が上がります。そのために多くの住宅型も介護付き以上の手厚い体制と設備を整えて介護付き認可の順番待ちをしていることが多いです。

 

しかし、介護付きの厳しい基準をクリアすることが困難だと判断して、そもそも介護付きよりも人員体制と設備を縮小している住宅型もあるので、気になる住宅型があるのなら人員体制と設備の広さなどは細かく確認する必要があります。

 

・介護サービスの使い方に少しの違いがある

上でも少し触れましたが、介護付きは介護度によって決まった介護保険給付額を満額まで利用して最大限の介護サービスを行います。一方で、住宅型は各個人の介護保険給付限度の中で併設した介護サービス事業者の介護サービスを申し込むので、マッサージやリハビリなど、個人の希望に合わせて複数の事業者から介護サービスを受けることも可能です。そのために住宅型のほうが、より細かな介護サービス計画を立てられることがあります

 

3.介護施設の種別よりも、他の条件が大事

 

結局は、有料老人ホームに入居を検討する際は、介護付きや住宅型などの施設種別を気にすることに大きなメリットがありません。住宅型であっても安心できる人員体制と医療体制があるか確認をすれば良いです。大事なのは、老人ホームの立地や費用、生活環境が自分に合っているか、ちゃんと見て聞いて考えることです。まずは施設の種別は気にせず、気になる老人ホームに見学にいくことですね。

 

介護保険利用のための『要介護認定の判定基準』について

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1.要介護認定の流れ

 

日本の高齢者率は平成28年で約27.3%、国民の4人の一人が高齢者です。この高齢者の600万人が要介護認定を受けていて、日々の生活に介護保険を上手に利用しています。介護保険は医療保険と同様に介護サービスを利用するときに使うことができますが、介護保険を使うには要介護認定を受ける必要があります

 

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介護保険の利用申請のための要介護認定は、住まいの市区町村の窓口に行います。役所から派遣される介護認定調査委員(地域のケアマネージャーが代行していることが多いです)が自宅に訪問して、普段の生活にどれだけ人の介助が必要な状態か確認します。基本的には、外出や買い物、トイレやお風呂などの日常的な生活動作が一人でできるか、ヒアリングを行います。

 

同時に、高齢者本人の身体状況や精神状況に関する医師の意見書を提出し、医師や看護職員、福祉関係者などによる「介護保険認定調査会」が開かれ、対象者の介護度を判定します。

 

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無事、介護認定が下りると担当のケアマネージャーとの相談の上、どのような介護サービスをお願いするか「ケアプランを」組みます。このケアプランに沿って介護スタッフに訪問してもらったり、デイサービスを利用したり、福祉用具をレンタルしたりと、介護サービスの利用が始まります。もちろん、老人ホームやグループホームに入居するときも介護サービスは介護保険が利用されます。

 

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2.介護認定の身体と精神状態の基準について

 

介護認定は3年(36か月)を上限に更新期間がありますが、更新までは決定した介護度によって利用できる介護サービスの量が変わってきます。要介護1の場合は月に約16万円分の介護サービスが利用でき、要介護5では月に約36万円分の介護サービスが利用できます。また、利用者は支払い能力(年間の収入による基準)によって、利用した介護サービス費の1割から3割を自己負担金として支払います。その介護度の審査基準について見てみましょう。

 

【自立】

歩行や起き上がりなどの日常生活の基準動作を自分で行うことができる状態。薬を決まった時間に飲んでいて、電話の受け答えができるなどの、日常生活を営む能力に問題がない状態。

 

【要支援1】

要介護認定基準による、介護サービスの必要時間が1日に25分以上、32分未満の状態、またはこれに相当すると認められる状況。

 

※具体的な基準例

日常生活の能力は基本的にあるが、入浴などに一部の介助(見守り・手助け・付き添い等)が必要な状態。介護予防サービスにより生活機能が維持または改善する可能性が高い状態。

 

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【要支援2】

一時的な健康上の理由で要支援状態が続くと考えられる間に対して、介護サービスが身体状況の悪化防止につながると認められた状態。また、介護サービスの必要時間が1日に32分以上、50分未満、またはこれに相当すると認められる状況。

 

※具体的な基準例

食事や排せつはほとんど自分でできるが、時々介助が必要な場合がある状態。立ち上がりなどに不安定さがみられることが多い。重い認知症などもなく心身状態が安定していて、適切な介護サービスの利用によって心身の状態が維持または改善できる可能性がある状態。

 

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【要介護1】

介護サービスの必要時間が1日に32分以上、50分未満、またはこれに相当すると認められる状況。またはこれに相当すると認められる状況。

 

※具体的な基準例

食事や排せつはほとんど自分でできるが、時々介助が必要な場合がある状態。立ち上がりなどに不安定さがみられることが多い。心身の状態が安定していないか、認知症などによって部分的な介護を必要としている状態。

 

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【要介護2】

介護サービスの必要時間が1日に50分以上、70分未満、またはこれに相当すると認められる状況。またはこれに相当すると認められる状況。

 

※具体的な基準例

食事や排せつに介助が必要なことがあって身の回りの世話全般に介助が必要な状態。立ち上がりや歩行に支えが必要な状態。

 

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【要介護3】

介護サービスの必要時間が1日に70分以上、90分未満、またはこれに相当すると認められる状況。またはこれに相当すると認められる状況。

 

※具体的な基準例

排せつや身の回りの世話、立ち上がりなどが一人でできない状態。歩行もひとりではできないことがある状態。

 

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【要介護4】

介護サービスの必要時間が1日に90分以上、110分未満、またはこれに相当すると認められる状況。またはこれに相当すると認められる状況。

 

※具体的な基準例

排せつや身の回りの世話、立ち上がりなどがほとんど一人でできない状態。歩行も自分ではできない状態。認知機能の低下によって日常的な生活に対する理解が低下し、徘徊や暴力的行動などの問題行動を引き起こしている状態。

 

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【要介護5】

介護サービスの必要時間が1日に110分以上である状態。またはこれに相当すると認められる状況。またはこれに相当すると認められる状況。

 

※具体的な基準例

排せつや身の回りの世話、立ち上がりや歩行などがほとんど人の介助があってもほとんどできない状態。認知機能の低下によって日常的な生活に対する理解が低下し、徘徊や暴力的行動などの問題行動を引き起こしている状態。

 

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3.少し疲れたと思ったら介護保険の利用を検討しましょう。

 

在宅で介護をしている家族の方は「介護が大変!」とはなかなか言いません。おそらく毎日やらなければならないものだから、大変だと思ってしまうと本当に大変で耐えられなくなるからかもしれません。それは自分でもすぐに気づけない場合も多いために「少し疲れた、すごく面倒だ」と思ったら危ないと思って役所に相談しましょう。在宅介護を続ける以上、介護の負担が完全に消えることはありませんが、介護をする人も高齢者本人もホッと一息つきながら頑張れるゆとりが生まれます。頑張りすぎず、頼りましょう。