sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2024年5月10日、あるいはまだ現役

ティム・クック時間に起きる。朝、ぜんぜん使ってないSpotifyからメールが来ていてPodcast用のアカウントを統合しろ、という。対応したらアカウントの紐づけに失敗したらしく過去に制作したPodcastが編集できなくなってしまった。まぁ良いや……と思うことにする。そもそもちょっと前にも似たような操作をミスってログインできなくなっていた気もする。

現場に行く前に朝ジム。背中、腹筋。やや腰を痛める。痛みを感じながら仕事。

オフィスでモーダルなハードバップが流れてたのでShazamした。

帰り道に渋谷で途中下車したら、魔ゼルな期犬が路上で演奏していて「すげぇ、まだ現役なんだ!」と驚く。渋谷ではこないだから探していたA-POC ABLEのジャケットが買えた!!! フリマアプリの検索機能に商品名をいれておいたら、店舗併売のものが検索に引っかかってきていた。それを無事回収。

さらに二子玉川で注文していたものの受け取り。A.P.C.ジーンズがかなり安くでていたのを注文していた。学生のとき依頼にA.P.C.を買った。夕食を食べてきて、とのことだったので夕食も食べる。ひさびさに梅蘭の焼きそばを食べた(こんな味だったけな)。

Hは学童の帰りに幼稚園のときの友達とスシローに行ったらしい。なんだか楽しそうである。

帰宅後、入念にストレッチ。腰の痛みがかかり緩和された。最近ストレッチをやりそびれることがあり、そういうのが故障につながっているのかもしれない。

2024年5月9日、あるいは「雲がくれにし」

日付変更後に帰宅。帰りの電車で『新古今和歌集』を読み、紫式部の「 ( 早くよりわらは友だちに侍りける人の年ごろ経て行きあひたるがほのかにて七月十日ごろ月にきほひて帰り侍りければ)めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」という歌に「めちゃくちゃ「光る君へ」じゃん!」と驚く。

7時すぎまで寝た。スティーヴ・アルビニが亡くなったニュースに驚く。

今日も黙々と仕事。昼間に気分転換も兼ねて買い物。昨晩寝るのが遅かったせいでかなり体力的にキツい。Hと早めに風呂に入って寝る。

sekibang.hatenadiary.com

こないだ書いた記事で初めて記事購入があった(ありがとうございます)。

2024年5月8日、あるいはシャツとマスク

4時過ぎに起きる。起きたら新しいiPadがでていたので注文。Airの11インチ。ついでにApple Pencil Proも。その後、AI英会話をやって出勤。

 
 
 
 
 
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こないだ注文して届いたシャツを着て出勤。まだ2枚着てないシャツがある。

コロナが北米で猛威を奮っていたころ、プレジデントや米国市民が着用していたくちばし型のマスク(紙袋を口元に装着するようなやつ)を先日購入していた。これも今日初めて試す。カップ型のN95よりも装着感が軽く大変良い。

7時頃から精力的に仕事。打ち合わせの隙間にアウトプットをもりもり作っていく。夜は研修でオフィスへ。研修後、若手やインターンの大学生を連れて食事。結構遅くまでワイワイやる。

2024年5月7日、あるいは全開

ティム・クック時間に起きる。日常への回帰。少し行きたくない、もっと寝ていたい気持ちと戦いながら朝ジム。胸、腕。帰宅後、シャワーを浴びようとしたタイミングでひさびさにHからインシデント報告。トイレもびしょびしょになっていたので片付ける。その後、AI英会話。普段通りのつもりが発音のスコアがあがっていた。

連休明けからエンジン全開、って感じ。今日は18時半までびっしり打ち合わせ。途中の空き時間が30分×2回しかなかったのが、ドタキャンで3回に増えたので嬉しくなったが、嬉しさの基準がおかしくなっている。ずーっと打ち合わせしながら合間にタスクをこなそうとしたが、脳が全然ついてこなくてつらい。複数のタスクがありすぎて思考がスタックする瞬間がありつらかった。ひとつひとつこなしてなんとか持ち直す。

結局19時ぐらいまで打ち合わせが続いた。

2024年5月6日、あるいは連休の終わり

4慈半まで寝る。昨日のサッカーなどで身体中が痛いなか朝ジムへ。背中、腹筋。今日もデッドのREPが上がらず。7-8回できたものが5回しかできない。おまけに左肩も痛い。長いあいだ右肩に痛みがあったのはベンチプレスのフォーム改善で良くなったのだが、今度は左。

 
 
 
 
 
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うとうとしながらレコードを聴く。イーノのほんわかしたニューウェーヴポスト・パンク調でほとんど寝ていたのだが、V.S.O.P.で目が覚めた。

今朝は森泉岳土の『カフカの「城」他三篇』に目を通す。『城』(カフカ)、『こころ』(漱石)、『盗まれた手紙』(ポー)、『鰐』(ドストエフスキー)の漫画化で、『城』と『鰐』が秀逸。1ページ9コマに均等に割られたコマを結合させたりしながら画面を作っており、グラフィック・ノヴェル的な印象が強まっている。

f:id:Geheimagent:20240506121613j:image

昼は市場で。くじらの生姜焼き、さらに鮪の刺身を食べる。

 
 
 
 
 
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帰宅後、アイラーのレコードを爆音で聴く。69年。亡くなる1年前に制作されたものだがソウルに大接近していてかなりポップ。最高。

ニュー・グラス

ニュー・グラス

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夕方、Hと一緒にポケモンをして、ボクシングの中継をみはじめる。2試合目から。井上尚弥の前座で3つの世界戦という豪華さ。非常にレベルが高い試合ではあったが、これだけ軽量級の世界チャンピオンに日本人がいるとベルトの重みがわからなくなってくる。続く、井上拓真の防衛戦、武居由樹の世界挑戦も見応えがある。武居という選手の試合を観るのは初めてで、K-1のチャンピオンだったという。K-1出身だからなのか、背中の筋肉のつき方がオーストラリア出身のチャンピオンとも違うし、日本人っぽくない。ボクシングでは8戦8勝のキャリアで今日の世界挑戦。技術のたりなさが素人目にもわかるのだがフィジカルでなんとか勝ちきった。最終ラウンドでチャンピオンが仕掛けてきた打ち合いに応じたのは見事。そしてメインの井上尚弥。ほかの試合とレヴェルが違いすぎる。初回のダウンにも驚いたがスピードが異常。

2024年5月5日、あるいはダブルヘッダー

5時まで寝る。昨日の焼肉食べ放題でかなり内臓が疲労しているような感覚のなかウォーキングをする。もう10年以上このあたりに住んでいるが、まだ近所でも「こんなところに公園が」みたいな発見がある。実家の近くならあらゆるところがわかっていた。

Radical Optimism

Radical Optimism

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Dua Lipaの新譜が素晴らしい。前作よりもさらにディスコ色が強化されており強度かずっと保たれている感じ。

帰宅後、Hの求めに応じて朝マック。せっかく消費したカロリーが台無し。さらに掃除ボランティア。上の階に住んでいる方の息子さんの自転車チェーンがサビサビなのがずーっと気になっていたので声をかけて注油方法を教える。クレ5-56を使ってた、とのことで「それ、ダメなんですよ!(余計に錆びるんです!)」と伝えた。

 
 
 
 
 
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帰宅後、昨日買ったレコードを聴く。

午前中に公園でスケボーやキャッチボール。汗をかく。

昼食後にまた今日も森泉岳土の漫画を読む。『1984年』は原作を読んでいないのだが面白かった。テクストの情報を単に漫画にしただけではない、漫画ならではのダイナミクスがある。

 
 
 
 
 
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さらに昨日買ったレコードを聴いていく。

 
 
 
 
 
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HとAが出かけたのでカウリスマキを一本消化。ようやくボックスの1巻目を観終えた。

Hが帰ってきて、みんなで柏餅を食べる。さらにポケモンのレベル上げをやる。夕方、また公園でサッカーやキャッチボール。終わって即風呂。このルーティンはひさしぶりな感じ。気持ち良し。午前午後の公園ダブルヘッダーもかなりひさびさだ。

「光る君へ」。三浦翔平が香川照之みたいな芝居をしていた。

2024年5月4日、あるいは「しのぶ山」

5時前に起きる。サッカー観戦での日焼けで身体がピリピリ。朝ジム、胸、腕、腹筋。Metallicaを聴きながらやってたらテンションがブチ上がった。

帰宅後、Hに朝食を食べさせながら森泉岳土の『仄世界』を読む。これも鉛筆画の空間が広い絵で展開されている。素晴らしい。

些事を済ませて『新古今和歌集』を眺める。「下の心」という言葉がいくつかの歌ででてくる。たとえば、

知るらめや木の葉降りしく谷水の岩間に漏らす下のこころを(藤原頼実

「下心」というとあまり良い意味に捉えられないが、古くは『万葉集』の頃から使われていた言葉であると知る。隠している心、本心、ということだが「下」という字面からもあまり良い言葉には見えなくなっている。

また、

人知れず苦しきものはしのぶ山下はふ葛のうらみなりけり(藤原清輔)

で歌われるような「しのぶやま」はあの福島市にある信夫山のことなのか、と思って調べていたら、どうやらあの信夫山とは違うっぽく、信夫という地名自体は5、6世紀頃には成立しており「忍ぶ」との掛詞として、信夫あたりにある山を想定して読まれていたらしい。当時の朝廷近辺にいる人間で、東北に足を踏み入れた者がいたとは考えにくく、みんな、見たこともないけど、便利な掛詞として「しのぶ山」、「しのぶの山」とか言ってたに違いないのだが、見たことがない遠いところにあるらしい山、という「遠さ」こそが良いイメージを想起させていたこともあるだろう。たとえば吉野山(奈良)の具体性とは真逆の抽象性、だからこそ忍ぶ想いとも結びつく。

昼に焼肉きんぐにいく。GW恒例になっている気がする。苦しいほど食べて帰宅後、気絶。

その後、レコード屋へ。ポイント5倍デーであれこれ買う。

 
 
 
 
 
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リー・コニッツのアルバムは、ジミー・ジュフリーの編曲がものすごく良い。

帰宅後、レコードを聴きながらポケモンをしたりしてすごす。夕食になっても腹が空かなかったので、Hに素麺などを食べさせて自分はノンアルコールと少しおつまみ的なもので。

風呂上がりに昔見た展覧会の図録を眺めてて川端龍子(りゅうし)が男性だと知った。完全に女性だと思っていた。