空想ノンフィクション

音楽レビューや世間話など。

2022年に観たライブ振り返り

はじめに

 

振り返ります。

思い出しながら簡潔に。

オンラインライブは有料のライブのみ記載

 

 

2022年1月30日~2月13日@オンライン(Abema)

 

ブログを振り返ったらこれが最初のライブ鑑賞(オンライン)のようだ。

何より生演奏、生バンド!これですよね。原曲からの化け具合が凄い。特に元が打ち込みメインの場合、バンドサウンドで聴けることの至高。2023年2月に行われる2ndライブに足を運ぶのでとても楽しみだ。

 

「長瀬有花1stバースデーオンラインライブ2022 「Alook」」

2022年2月17日@オンライン(ZAIKO)

 

詳しいレポはこちらのNoteに書いてます

note.com

今思い出しても、これまで見たオンラインライブの中で一番印象に残っている。それだけライブの世界観やつくり、セレクトした楽曲、2Dから実写への展開などがすべてうまく構成されていた。配信したきりなのはあまりにももったいないから、何かしらの形で商品化してくれないかな~。永久保存版にしたい。

 

神聖かまってちゃん「絵画教室」」

2022年2月19日@オンライン(ZAIKO)

 

全編アコースティック編成のスタジオライブ…だったはず。正直記憶があいまい。神聖かまってちゃん特有の美しいメロディが前に出て、こんな形のライブも似合うんだなぁと感じた。

 

「PELICAN FANCLUB ONEMAN TOUR~解放のドキュメント~」

2022年3月12日 @梅田Shangri-La

 

PELICAN FANCLUBのライブは2018年以来2回目。1回目に見たライブは最高にロックバンドで良い印象があった反面、あれからリリースされた音源については、曲によってかなり好き嫌いが分かれているので、ライブは少し不安もあった。

だが、その不安も吹き飛ぶほど、このバンドの威力は凄かった。3ピースバンドとしてのパワーをこれでもかというほど浴び、既存曲への印象も変わった。ちゃんと帰りにCDも買った。

やはり彼らはライブバンドなんだなぁと思った数ヶ月後、バンドからボーカル以外の2名が脱退していた。

当日購入したもの
CD
トートバッグ

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GOMES THE HITMAN LIVE2022 “SLO-MO REPLAY”」

2022年3月20日 @京都 紫明会館

 

3月空いてるし何かライブに行きたいと思い、その勢いでチケットを申し込んだ記憶。

メールでチケット取り置き、は初めての体験。

紫明会館は外観も内観もレトロで雰囲気が良かった。ギシギシいう木造の階段も味がある。

そんな会場とGOMES THE HITMANの音楽もベストマッチだった。全曲身を包まれるような優しく楽しい音像、あったかい。

 

<当日会場で購入したもの>
CD(GOMES THE HITMAN「slo-mo replay」)

 

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「OTODAMA'22~音泉魂~ 1日目」

2022年5月5日 @大阪・泉大津フェニックス

 

当時のライブレポはこちら。

note.com

 

自分にとっては初めてのフェス参加になる。きっかけはTwitterで流れてきたタイムテーブル。1日目のメンツだけ明らかに異様だった。90年代〜00年代を煮詰めたようなラインナップである。そんな中に羊文学、iri、climgrowが入っているが不思議と違和感がない。こりゃ行かない手はないと思いつつ、2週間前くらいになってやっとチケットを取った。多分売り切れなかったようだが、なんともったいない…。

当日の詳細は上記のレポnoteを見ていただくとして、初フェス参加としてかなり良い一手を引いたなぁと心から思う。正直他の日程、場所、メンツなら金を払っていこうとは微塵も思わなかっただろうしね。再解散前のナンバガを観れたのも良かった。ただし、食べ物コーナーだけは残念。2023年も行くか行かないかは悩む。

 

当日購入したもの

 Tシャツ(くるり)、スウェット(OTODAMA)

とりあえず何か記念に買わないと!と躍起になり、残り物を購入しました。

 

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初音ミク「マジカルミライ」10th Anniversary クリエイターズライブ」

2022年8月31日@オンライン(PIA LIVE STREAM)

 

マジカルミライ10周年を記念したオンラインライブ。出演者はkz(livetine)、ピノキオピー、有形ランペイジ(sasakure.UK)。確かこのライブの存在は当日知ったんだけど、1000円でこの面々のライブが見れるなら…と購入を決めた。

3者とも代表曲を惜しみなく披露していて楽しいライブだったし10周年にふさわしいセトリだった。それにしてもあんな難しい曲群をよく生演奏生歌唱出来るなぁ、有形ランペイジ

 

「ときのそら 5th Anniversary Live「宇宙と時空のミルキーウェイ」」 

2022年11月19日@かつしかシンフォニーヒルズ/オンライン(SPWN)

 

VTuberときのそらの5周年記念ライブ。東京に行くのは大変なのでオンラインで見ました。フルバンド・フルオーケストラ編成だった事の満足感が一番あった。これまでのライブってだいたいカラオケスタイルなんで、今回のような生演奏はライブ感あって良かったな。

 

SAKANAMON 15th ANNIVERSARY LIVE TOUR "発光"」

2022年11月26日 @KYOTO MUSE

 

SAKANAMONの新譜が予想を遥かに上回る良さで、感動のあまりライブに行きました。

終始鬼気迫るような歌と演奏の勢いで、MCのゆるさがかなりギャップになっていた(良)。新譜もよりリアルを真摯に見つめ聴衆と寄り添う音楽になっており、これまでのSAKANAMONの中で一番好きな状態だ(ライブは発だけど)。これだけの演奏力、安定した歌唱力があるなら対バンやフェスで見たらイチコロだと思うなぁ。

 

当日購入したもの

スマホのストラップ

CD

 

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syrup16g Les Misé blue」

2022年12月2日 @Zepp Namba

 

syrup16g の新譜もまた想像を超える素晴らしさだった。正直疑っていた。だからライブチケットを買ったのも直前だった。ごめん。

ライブで聴くアルバムの曲も良かった。音のサウナに入って意識を持っていかれそう。地蔵だったとか言われるが、新譜に関してはゆらゆら聴くのが個人的最適解。誰も観てないならEverything with youで手あげて横揺れしてたかもしれないが。照明も曲のテーマに合ってたな〜。

なにより、五十嵐隆の声が絶好調だったのが嬉しい。前見た時は不安な感じだったから。アンコール後のパートのテンション爆上げ具合も、そりゃ見てる側としてはアツすぎるよね。今の調子なら後何年も好調に活動していきそうで希望が持てる。頼むで、HELL-SEE再現ツアー…!

 

当日購入したもの

 スウェット、タオル

先行販売の存在を忘れており、どうせ買えないだろうとうなだれていたが、なんとかラスイチでスウェットを購入した。

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「black midi JAPAN TOUR」

2022年12月5日 @梅田CLUB QUATTRO

 

夜勤明けの日の夜ってのは完全にスケジュールミスった。とんでもない量のエネルギーを見てる側も消費する2組だった。

サポートアクトのおとぼけビーバーは知ってはいたけども、ライブで見て度肝を抜いた。ライブアクトの圧が最高。音源や動画では全く伝わらないパンクバンドの姿がそこにあった。この時点で結構お腹いっぱいだったが、そこにblack midi。もうどうにかなってしまいそうだった。John LやSugar/Tzuなどの激しい曲と、ジャジーなセッションを聴かせる演奏が交互にきて頭グチャグチャになった。

ライブハウスに人が満員だったし、コロナ禍は明けはしてないけど元の感じに戻りつつあるなぁとも思ったり。

余談:サークルの後輩がスタッフとして働いていたらしく、自分は気づかなかったが後で「いましたよね?」って言われた。いました。

 

当日購入したもの

 レコード(おとぼけビーバー「いわんといて喪女」)

 Tシャツ(black midi)、雑誌

 

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NONA REEVES「ノーナとHiPPY CHRiSTMAS 2022」」

2022年12月16日 @心斎橋 Music Club JANUS

 

毎年年末に行っているノーナのクリスマスライブ、今年も行きました。

自分ってこんなNONAのこと好きだったんだ…と思うぐらい全曲"来た!"ってなった
NONA楽曲のタイムレス感。90年代〜20年代までポップネス120%
西寺郷太さんのMCも相変わらず上手い。腹抱えて笑いまくった(ブルーノ先輩の下りとか)
声出しも70%の声出しがOKになったということで、中盤からはコールアンドレスポンスで大盛り上がり。ああ、数年前はこんなだったな…!LOVE TOGETHER→DJ!DJ!→LOVE ALIVEで熱気は最高潮
最後のWhere the Party?も…良かったな
また来年も楽しめますように…

 

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おわりに

人生で一番ライブに行った一年になった。私生活は人生で一番忙しいけどね、無理しても行くもんだね、思い出は一点物だしさ。

GRAPEVINEのライブは諸般の事情(笑)で中止になっちゃったけど、その時間資格勉強に費やした結果合格したので結果オーライやね。

 

ほか、毎月書いてる"こんな音楽聴いてました日記"にも聴いたアルバムのほかライブの感想を書いています。こっちの方が生の感想に近いかも。

note.com

 

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LILI LIMIT ディスクレビュー

Introduction

LILI LIMITの作品(アルバム+α)をレビューしていきます
サブスクで聴ける範囲内にとどまるのでご了承ください

曲の評価:

赤字◎→最高
◎→素晴らしい
〇→良い
(無印)→ふつう
△→う~ん

 

『Etudes』(2015年7月)

open.spotify.com

  1. Open
  2. h.e.w.
  3. Girls like Chagall 〇
  4. at good mountain 〇
  5. Tokyo city club
  6. in your site
  7. zine line

ジャケット&タイトル:★★★
総合評価:★★★(3.5/5)

他のレーベルからシングルやアルバムは出ているが、サブスクにあるのはLastrumに移籍して初のアルバムである今作から。オリコン94位。
演奏力もアレンジ技術も高いが、いまいちキラーチューンが打ち出せていない印象。ただ、これを聴いて「これから来る!」という気にさせるという点では、タワレコメンに選出される理由も分かる。
これは良いかな?と思ったのはMVにもなっているM3とM4。シングルにもなったM3もオリコン入り(82位)していて、当時のリスナーの期待感が現れているのだろう。


ちょっとバンドから話はずれるけども、シンセサイザー(orキーボード)がいるロックバンドって10年代にすごく増えた気がして。10年代前半は軽音楽系バンドみたいなのが多かったけど、半ば~後半にかけてより音楽性に厚みが増していった≓ポスト軽音楽系化したのかな、とぼんやり考えていました。その時代の中で、LILI LIMITって邦楽シンセロックの過渡期にいたのかなぁと。同期でいえば雨のパレードもそうなのかな。「キーボード系ロックバンドの系譜」みたいな考察面白そう。

 

『#apieceofcake』(2016年1月)

open.spotify.com

  1. Festa ◎
  2. Boys eat Noodle 〇
  3. N_tower 〇
  4. morning coffee
  5. seta gaya
  6. vanilla ice claim 〇
  7. lycopene
  8. nnmnd 〇

ジャケット&タイトル:★★★★
総合評価:★★★★(4/5)

Lastrumから2枚目のアルバム。シングルとしてはFestaが表題曲としてリリースされている(オリコン84位)。
M1がまさにバンドのアンセムとして掲げるべきキラーチューン。M2.M3とファンクやプログレのような面白いしレベルの高いアレンジの曲が続く。演奏力の高さは更に磨きがかかっている。また、バンドサウンドだけでなく打ち込み色が強く出た曲もいくつかある。ただ、キャッチーさはM1~M4あたりが抜群な分後半は音を楽しむ感じになっていた。M8は前半の打ち込みからバンドサウンドに変わるところが開放感あって良いが、逆にいえば打ち込みの部分ははっきり微妙である。
前作から自由度を増しつつバージョンアップした一作といえよう。

 

『a.k.a』(2016年10月)

open.spotify.com

  1. A Short Film ◎
  2. Wink, Blink 〇
  3. Kitchen ◎
  4. Observe
  5. On The Knees 〇
  6. Suite Room
  7. Neighborhood 〇
  8. Space L 
  9. Living Room ◎
  10. A Few Incisive Mornings
  11. Space R
  12. Naked
  13. Self Portrait 〇

ジャケット&タイトル:★★★★
総合評価:★★★★(4/5)

晴れてメジャーデビューしシングルを経て初のアルバム。現状ラストアルバムとなっている。全体的には、シンセロックに重心を置きつつニューウェイヴ、エレクトロニカも合わせつつJ-POPとしてアプローチされている。都市的な無機質の生活のなかにあるぬくもりを歌っているような世界観だ。
最初からクライマックスのようなM1。M3では2番サビ以降の変調が気持ちいいし、曲自体すごくこのバンドらしいキャッチーさが詰まっている。
ただ、M1.M3.M9が突き抜けていて、他もエレクトロ的に音を楽しめる曲もあるが全体としては物足りないというのが正直なところ。55分もあるアルバムなので…。ただ、圧倒的アンセムのような曲が何曲か生まれていることがこのバンドにとっては非常にプラスになっていたことだろう。
ちなみにオリコン68位、前作と売り上げ枚数もさほど変わらずメジャーとして求められるセールスには届いていないようだった。

 

『LAST SUPPER EP』(2017年6月)

open.spotify.com

  1. LAST SUPPER ◎
  2. LIKE A HEPBURN 〇
  3. ERAION
  4. STREET VIEW

ジャケット&タイトル:★★★★
総合評価:★★★(3.5/5)

メジャーから2作目のEP。
M1が好きすぎた、懐かしい。カラオケでもよく歌ってた。LILI LIMITのMVっていつも無表情だから何だか無機質で冷たく見えるかもしれないけど、歌詞は凄く人間的で生活的なんだよね。そこが好き。
でこのEPはM1が最高M2もそこそこ(タイアップ曲)といった感じ。前作アルバムの延長線上のような音楽性か。オリコン77位。

 

『LIB EP』(2018年2月)

open.spotify.com

  1. COLORS
  2. GET UP
  3. ENCLOSE 
  4. FEEL IT 〇

ジャケット&タイトル:★★
総合評価:★★(2.5/5)

3枚目のEP。バンドサウンドがほぼなくなり、打ち込み主体のサウンドへ。それもかなり暗い基調のサウンドで占められている。う~ん、当時初めて聴いた時完全に迷走に入ったなと思ったんだけど、要はこれまでにもあったエレクトロ要素が主役として前に出てきたということか。それを考慮しても、正直あまりピンとこなかった。キャッチーさもPOPさも目新しさもない。これまでの音の立体感だったりLILI LIMITらしさを保っていた音楽性は、バンドサウンドだったのだと逆説的に知らされた。M4はこのなかでも良い方(MVもある)。

 

『signal』(2018年4月)

open.spotify.com

  1. signal 〇

ジャケット&タイトル:★★★
総合評価:★★★(3/5)

実質最後の音源。前EPよりは(タイアップということもあってか)全体的に明るい曲調になっている。音楽性はエレクトロポップで前作同様バンドサウンドはない。ポップでいい曲ではあるが、エレクトロポップの曲として聴けばすこし物足りないし、LILI LIMITの曲としてもこれじゃない感は否めない。

私が思うに、バンドで売り上げが芳しくないタイミングで打ち込み主体に転向するパターンってあまり成功例を見ない。既存ファンも離れるし音楽性も中途半端になるしで、最終的に契約解除とか解散に繋がったりする場合が多い。残念ながらLILI LIMITもそうだったようだ。

ちなみに元LILI LIMITのうちの3人は「MO MOMA」というバンドを新たに組んで活動している。こちらでは後期LILI LIMITの音楽性をよりエレクトロ方面に進化させている。

PELICAN FANCLUB ディスクレビュー

Introduction

PELICAN FANCLUBのディスクレビューです
シングル・アルバムについて、可能な範囲でレビューします

 

曲の評価:

赤字◎→最高
◎→素晴らしい

〇→好き

(無印)→ふつう

△→う~ん

 

 

『ANALOG』(2015年1月)

open.spotify.com

1.凪の頃 

2.Dancing Queen 〇

3.Cassette Tape

4.クラヴィコードを弾く婦人 〇

5.1992 ◎

6.Heaven or poolland

ジャケット&タイトル:★★★

総合評価:★★★(3.5/5)

1st EP。ドリームポップやシューゲイザーの影響を直に感じる。音のオリジナリティはまだ低いが、歌詞や歌い方においてすでに彼ら特有の不気味な/フィクション感のある仕上がりになっている。シューゲイザー的という視点でM5が一番よく感じた。

 

『PELICAN FANCLUB』(2015年8月)

open.spotify.com

1.Chilico ◎

2.プラモデル 〇

3.Dali ◎

4.Variety Mania Talent System

5.Police City 〇

6.ファ

7.Karasuzoku 〇

ジャケット&タイトル:★★★★

総合評価:★★★★(4.5/5)

UKプロジェクトからリリースされた通算2作目のアルバム。オリコンにもチャートイン
M1~M3から不穏さ全開の曲が続く。音楽性も歌詞も独特さ=ペリカンらしさが増して、音のレベルが格段に上がったのが今作だろう。M3は彼らの代表曲といえる。ドリームポップやシューゲイザーが引き続き下敷きにあるが、そこには到底縛られない不気味なほどのファンタジー性を放っている。

 

『OK BALLADE』(2016年6月)

open.spotify.com

1.記憶について ◎
2.アンナとバーネット
3.for elite 〇
4.Ophelia
5.M.U.T.E ◎
6.説明 ◎
7.youth
8.今歌うこの歌が
ジャケット&タイトル:★★★★
総合評価:★★★★(4/5)

アルバムとしては3作目。前作はかなり尖っていて不気味さが充満していたが、今作はキャッチーさやポップさを全面に感じる。向こうが影でこちらが光か(M6.のような例外もあるが)。
M1.はまさに彼らにとってのアンセムペリカンのキャッチ―な側面を一心に代表している。M5のようなドリームポップ度の高い曲もあれば、その次のM6のような攻撃的な曲も面白くていい(MVも実験的だった)。ストレートなギターロックのM7.M8.もまた自分たちの可能性を示すものか。ぶっちゃけると、これ、本格的に売れようとしてるな?という意気込みを(5年越しに)感じた。

 

『Home Electronics』(2017年5月)

open.spotify.com

1.深呼吸 ◎
2.Night Diver 〇
3.Luna Lunatic ◎
4.Black Beauty
5.You're my sunshine
6.夜の高速 〇
7.ダダガー・ダンダント 〇
8.許されない冗談 
9.Trash Trace 〇
10.花束 〇
11.朝の次へ
12.Esper 〇
ジャケット&タイトル:★★★
総合評価:★★★★(4/5)

満を持して、彼ら初のフルアルバムをリリース。
前作前々作の光と影を兼ねそろえつつ、キャッチーさが増した今作。
インディーポップ、シューゲイザーは少し薄れ、ギターロック、フォーク、シンセアレンジなど音楽性の幅の広さを見せている。M5.やM10のようなやさしさを感じるきれいな曲が多いのも特徴かな。とにかく全体的にポップ性の平均値が高い。
ただ、キャッチーさは増しているとはいえ前作の「記憶について」レベルのアルバムを代表できる曲が不在に感じた。そこが惜しい点。

『SF Fiction』(2017年9月)

open.spotify.com

1.SF Fiction 

ジャケット&タイトル:★★★

総合評価:★★★(3)

まるでタイアップを意識したかのようなロキノン・チューン。
イントロが気持ちいい。ただサビがその分弱い気がする(これはペリカン全体に言えることかもしれないが)。

 

『Shadow Play』(2017年11月)

open.spotify.com

1.Shadow Play 〇

ジャケット&タイトル:★★★

総合評価:★★★(3.5)

前作のSF Fictionに続く配信シングル。こちらもまるでロキノン系のタイアップ曲のよう。ところどころのギターフレーズやベースの動きが良いなって思った。
サビが字余りのような感じなのはこだわりなんだろうか。

 

『ガガ』(2018年6月)

www.youtube.com

1.ガガ ◎
ジャケット&タイトル:★★★
総合評価:★★★★(4/5)

3人体制になってすぐにリリースされた会場限定シングル。サブスクにはないのでMVを貼っておく。
これまでの2作と比べて、一気に攻めの姿勢にスイッチオンしたような一曲。ロキノン的なキャッチーさはありつつ「説明」のような棘を出した一作。

『Boys just want to be culture』(2018年11月)

open.spotify.com

1.Telepath Telepath ◎
2.ハイネ ◎
3.ハッキング・ハックイーン 〇
4.ヴァーチャルガールフレンド
5.アルミホイルを巻いて 〇
6.VVAVE ◎
7.to her
8.ノン・メリー
ジャケット&タイトル:★★★
総合評価:★★★★(4.5/5)

メジャーデビューアルバム、とは思えないくらい意欲作だと思う今作。ギターロック的なキャッチーさもあるけど、よりシューゲイザー的なアレンジが強く、激しい演奏の曲も多い。3人体制となったが、よりサウンドは攻めの姿勢になっている。バンドにおける自信のようなものも音源だけで感じる。
M3を音源で聴いた時は何だこの歌詞…となったけど、ライブで聴いたらめちゃくちゃカッコよかった。全編3人とは思えないくらい音が圧巻だった。また行きたいなライブ…。
ただ、メジャーなのにあんまり売れなかった(最高位113位)。残念だが、今時CDは売れないからか、そもそも売れ線ではないからなのか…。そんな自分もCDは買ってないから何とも言えない。

 

『Whitenoise e.p.』(2019年6月)

open.spotify.com

1.ベートーヴェンのホワイトノイズ 〇
2.100年前
3.7071 〇
4.Girlfriend In A Coma
ジャケット&タイトル:★★★
総合評価:★★★(3.5/5)

M1はまさにペリカンシューゲイザーギターロックを展開。イントロは良いけどサビに少しキャッチ―さが足りない。M3の間奏にアクモンっぽさを感じたり。
前作と同様、バンドとしての自信が満ち満ちているし、ファンタジックかつ不気味な世界観も健在。ただガツンとくる曲はなかった。

 

『Amulet Song』(2020年3月)

open.spotify.com

1.Amulet Song ◎
ジャケット&タイトル:★★★★
総合評価:★★★★(4/5)

リクルート社の企画の一環で、デザイナーとクリエイターのコラボ作品としてMVが作られ、その楽曲。今回もペリカンシューゲイザー全開で、近未来デジタル的なMVとうまくマッチしている。歌詞も、彼ららしい表現でながら讃美歌のような美しさと前向きさも兼ねている。この方向性でアルバムとか出たら聴いてみたいなぁ。

『三原色』(2019年11月)

open.spotify.com

1.三原色 ◎

2.Dayload_Run_Letter 

3.記憶について(2019 Version) 〇

ジャケット&タイトル:★★★★

総合評価:★★★★(4/5)

メジャー1stシングル。M1はペリカン初のアニメタイアップ。サビと大サビがあり、アニメのショートバージョンではメロ→サビ→大サビとなっていた。前アルバムからの音楽性を引継いだうえで、アニメ主題歌としての最適解が出ているように思う。キャッチ―さはそこまで高くないが、それも”らしさ”か。M2はかわいらしいインディーポップな曲。M3は彼らの代名詞的なこの曲を3ピースの今再度鳴らしたかったのか。とてもシューゲイズなサウンドになっている。
3曲とも当バンドらしさが初見のリスナーにも届くよう上手くコンパイルされていると思う。

『ディザイア』(2020年11月)

open.spotify.com

1.ディザイア ◎

2.Day in Day out 〇

3.Gradually 

ジャケット&タイトル:★★★★

総合評価:★★★(4/5)

メジャー2枚目のシングル。M1はアニメの主題歌らしく、アツく盛り上がれる曲の展開・アレンジなのが伝わる。KANA-BOON谷口プロデュースらしいが、思ったよりダイナミックな仕上がりだ。M2はライブで聴いたら盛り上がるか。M3、The 1975バリのドリームポップ感。
上手く分からないが、全体としてかなりタイアップを意識した曲作りになっているか。ペリカンらしさは少し抑えめに感じた。

 

『新世紀のラブソング(カバー)』(2021年8月)

open.spotify.com

1.新世紀のラブソング 
ジャケット&タイトル:★★★
総合評価:★★(2.5/5)

ソニー系のレーベルKi/oon Musicが企画した、アジカンのカバーシリーズの一環で、ペリカンも参加し「新世紀のラブソング」を担当している。
う~ん、ペリカンのカバーとして聴いてしまうからなのか、この打ち込みアレンジはどうしても合わないように感じてしまう。アウトロのギターが良いだけに全編バンドサウンドでやってほしかったな。でも、今模索している音楽がこういうサウンドなんだろう。それは次のシングルを聴いても感じた部分。

skream.jp

『Who are you?/星座して二人』(2021年9月)

open.spotify.com

1.Who are you? 〇
2.星座して二人 feat.牛丸ありさ
3.シルエット(KANA-BOONカバー)
4.星座して二人 feat.牛丸ありさ(Kabanagu Remix) △
ジャケット&タイトル:★★★
総合評価:★★★(3.5/5)

アニメ「BORUTO」のエンディングテーマをM1に置いたシングル。
正直一回目聴いた時はよく分からなかったが、2回目以降は悪くないと感じた。
全体的にこれまでのペリカンらしさは薄いが、その分色んな方向性を試しているんだろうと思う。M1も苦しみの中から救いを探しているような曲で、もしかしたらスランプなのかな?と想像したり。M2、yonigeの牛丸ありさとのコラボと聴いてオルタナロック曲かと思えば、ダークなシンセポップで拍子抜けを食らうが、世界観は保っているし音楽性の模索と考えれば意欲的な曲と捉えた。M3はカナブンのカバーで、イントロはシューゲイザーみを感じてお?っと期待したが、サビは普通にギターロックになっていた。もっとペリカンの色を出したらよかったのに…。M4は……みなさんの評価に任せます。

チラシの裏2【投げ銭文化が苦手な人多くない?/星野源は思ったより「逃げ恥」の人だった/けものフレンズいつか振り返りたい】

お久しぶりな更新…なんとこのはてなブログの更新は約2年ぶりになります
前回もチラシの裏な内容でしたね

goodmusicthing.hatenablog.com

ちなみに、ここ数年はnoteの方をメインに書いていますので、そちらもぜひ(音楽系の記事がメインになります)

note.com

今回も「チラシの裏
いわば、記事として独立して書くまでには内容を煮詰めていないヤツ、です

普段から思うことをつらつらと書きだしていきます

↓今回のトピックスはこちら↓

 

投げ銭」文化が苦手な人多くない?

投げ銭」文化が嫌い、もしくは苦手な人って思ったより多いなと感じる昨今です

 まあおそらく、アイドルコンテンツだとかVTuberコンテンツの中で

大金が投げられているさま(それに伴うコミュニケーション)が可視化されているのが

なんともなあ…と感じる人が多いんだと思います

投げ銭の使われ方に関してはとりあえず置いといて

投げ銭システム自体は自分は昔から好意的でした

確か2013年頃…神聖かまってちゃんの"の子"さんが言ってたかな?

これからはクラファンや投げ銭の時代だろ!みたいな話

(実際彼はツイキャス投げ銭機能で音楽以上の収入を得ているらしい)

問題意識として、音楽で稼ぎづらい時代に既存のCDやグッズビジネスではなく

もっとダイレクトにファンとアーティストをつなぎマネタイズを加速するシステムはないか?と当時よく議論されていて…

その一つが投げ銭でした
この文脈で私は「投げ銭」システムを昔から歓迎していたんですよね

 

で、今や馴染みのあるものとなってきました

ただ、金額ばかり誇張されたり変なスパチャがさらされたり、みたいな

そういうイメージ消費が先立っているので「嫌悪感」「苦手意識」が造成されるのだと思います

個人的には、誰が誰にいくら投げようと私に実害がないどころか、

お金が動くことでコンテンツが前進するなら面白いからジャンジャンやっちゃえ!という考え方なので、むしろ好意的なんですけどね(笑)演者に実害が出なければいいのです

 

そういやTwitterSpotifyにも投げ銭システムが導入されるとかで話題になっていましたね

クリエイターが恩恵を授かる仕組みが多くなるなら歓迎です
(プラットフォームビジネスの問題点はとりあえず横に置いとくね…)

block.fm

 

星野源は思ったより「逃げ恥」の人だった

星野源さんと新垣結衣さんが結婚されましたね(以下敬称略)

www.oricon.co.jp

結婚が発表された時はTwitter上でも家庭内でも大変盛り上がってました

 

さて、見出しにあるように私はある違和感に包まれたわけです

やっぱ星野源は『逃げ恥』の人なんだな」まあ当たり前なんですが。

星野源を2011年ごろに知ってから彼の音楽が好きで追ってきた身としては、
世間とのギャップは仕方ないにしろ違和感を感じるところでした

 

ただ、このように感じる人は自分以外にもいたようで、もっと踏み込んだことをおっしゃっていました

その中でも響いた部分を要約すると…

音楽好きやアニメ好きのオタクの人たちも、星野源の結婚を
いちゴシップネタとして消費していることに驚いた

まさしく同じことを思いました

音楽好きなら彼の音楽性また歌詞に込められた意図だとか、

それ以外のオタクカルチャーならば彼のそれに対する知見の深さや、けもフレ流行の一旦も担っていたりと
星野源語りをするなら、語ることなんてたくさんあるわけですが
意外にもいわゆるオタクの皆さんもミーハーな反応が大半だったということに
ギャップを感じた、というわけです

 

とはいえ、誰かが悪いという話ではなく

自分と世間との認識の差がただただ可視化された、そのショックの方が大きかった

なんて話でした

 

けものフレンズ、いつか振り返りたい

アニメ「けものフレンズ」、覚えていますか?

私はこのブログで2期の方の感想をまとめているように
もちろん一期である、2018年に放送された「けものフレンズ」は

リアルタイムで楽しんでみていました

(感想記事は以下に…初見感想で8話以降も続いております)

goodmusicthing.hatenablog.com

てんやわんや騒動やらありましたが、

今は「けものフレンズ3」というゲームコンテンツとして
つづいているようです(私はやってない)

 

De、けものフレンズっていうアニメなんですが

もちろん素晴らしいアニメなのですが

どうも振り返る気持ちになりづらいんですよね

(そもそもアニメをあまり見ないというのもありますが…)

おそらく、けものフレンズ」の良さって作品だけでなく

「一週一話ごとにみんなで盛り上がってワイワイ語り合う」

あの体験もセットだったと思うんですよ

だから一回一挙放送で見返した時、どうも物足りなさが残ってしまうんです

思い出とセット、というアニメな感じがするのです

 

ただ、もう3年たちましたし

もうあと何年かすればフレッシュな気持ちで見返すことが出来るのかなって

感じるようになりました

だから、何か思い付きで見返そうとなれば

その感想もこのブログに書こうかと思います

 

ちなみに「けものフレンズ」について思い出したきっかけは

オーイシマサヨシさんがテレビ番組「MUSIC FAIR」で

ようこそジャパリパークへ」を歌っていて懐かしくなったからでした

 

終わりに

いや~いざ書き留めると気持ちが整理されて良いですね

noteの方も色々進めたいしな~でもたまにははてなブログもいいもんですね

なにか感想あれば気軽にコメントしていってくださいね

では、また

チラシの裏1【けものフレンズ2総評/Syrup16gの全作品サブスク解禁/ときのそら最近追えてない】

平成最後の日に更新した以来なので1か月半ぶりくらいになるのですが、

どうも「文章を書く」気が起きない。

でもテーマとか文字に起こしたいトピックは沸いてくるんですよね。

ということで「チラシの裏」レベルで気軽に書いていこうと思います。

 

↓トピック一覧はこちら↓

 

けものフレンズ2の総評

けものフレンズ2」の感想記事というのをリアルタイムに更新していました。

3月あたり。

 

goodmusicthing.hatenablog.com

goodmusicthing.hatenablog.com

goodmusicthing.hatenablog.com

goodmusicthing.hatenablog.com

 結構ポジティブな感想群なんですよね。

ここでは「完全初見で見ながら書く」「他人の意見を見ずに書く」

ようにしているので、フレッシュなものとなっているはずです。

似たようなことをラヂヲヘッド先生がやってましたね。

あの感想まとめは結構自分と近いものを感じました。

https://togetter.com/li/1334742

 

で、11話以降書いてないと。

しかも7話時点で「最終話まで様子見」って言っちゃってるし。

じゃあ最終話終わって書くべきじゃない?ということなんですね。

いや~4月とかはいろいろ忙しかったり後手後手になってしまって…。

 

けものフレンズ2の総評としては、

いろいろ惜しい作品

だと思っています。

設定はさることながら、面白い要素やテーマはあるんですが、

時間がなかったのかな?と思うくらい脚本に難がある、もっと時間があって

チーム全体でディスカッションなどして擦り合わせていけば

もっといい作品が生まれていただろうになぁ…と素人目にも思いました。

あと一言あれば…」「あとワンシーンあれば…」という展開が多かったんですよね。

せっかくのシリアスなテーマも、最終話の雑な大団円展開で台無しだなあと思ってしまいました。うーん尺の問題とかなのかな?わからん…。

最終話の最後のシーンも驚きながらおお!と面白く感じたのですが、

あの後「映画化決定」とかやってくれたら腑に落ちたかもしれません。

あれで続編何もなしはちょっとよくわからない気持ちになります。

 

これ見て2か月たってるから純粋な感想なのか?見た当時の感想は?ってなる。

でも11話12話の初見感想をかいたメモ帳、現存してあるので!

つまり当時の感想は保存されているわけです。

これをもとに書けたらいいなあ、とね…書くのかな?

 

Syrup16g、配信とサブスクリプション全作品解禁

Syrup16gというバンドがいまして。

2年前くらいからド嵌りしまして、すごく好きなんですけども。

6月1日をもってして、サブスクリプション全作品配信開始したんですよ。

とてつもなくうれしい。

 

知らない人に説明するのは面倒なんでニコニコ大百科でも読んでいただいて。

https://dic.nicovideo.jp/a/syrup16g

これでファン以外の人も気軽に音源へアクセスできる!というのがデカい、デカすぎる

YouTubeに公式PV3つしかないし紹介しづらかったんですよね。

とりあえず貼ってみるか。僕の好きなアルバム「coup d`Etat」

Syrup16gが日本の音楽シーンに残した影響というのは正確には分からないけれど₍当時をリアルタイムで体験していないので₎、実際にSyrup16gが好きなアーティストや交流のあるアーティストは数多く存在する。同世代のBUMPやストレイテナーとは交流あるし、ミスチルの桜井さんのバンドBank Bandが「Reborn」をカバーしていたり、スピッツのイベントにもよく呼ばれていたし₍草野さんが最近ラジオで「センチメンタル」かけてたね₎、米津玄師もライブでカバーしたことがあるらしい。有名な方で知っているのはこんな感じ、幅広いね。

 

とにかく歌詞が、すごく内向的なんだけど、とてつもなくリアル。

なんの着飾りもなく嘘もなく本音をつづってる、綴りすぎなくらい。

「心なんて一生不安さ」ってね、そうね

「つらいことばかりで

 心も枯れて

 あきらめるのにも慣れて

 したいこともなくて

 する気もないなら

 無理して生きてることもない」

 「俺は期待外れ まとはずれ

 バカは並外れ 寝て忘れ

 はって街へ出る 飯食べる

 マンガ読んで帰る」

 

 はたから見るとただのダメ人間の詩ですが、誰にでもあるような心情を歌ってるようにも思うんですよね。希望や夢はなく、応援することもなく、ただ淡々と続く日常の内幕を吐き出された感じ。効く人には効くんです。

 

心が疲弊して疲れたな~とか、絶望して未来が見えないとか、社会にうまくなじめないとか、そんなときに聞くとクリティカルヒットするんじゃないですか?たぶん。世知辛くてフェイクばかりの世の中にはぴったりのSyrup16g。ぜひ処方してみてください。

 

ときのそらの近況が分からない

はい、こちらに関してはもう本当にチラシの裏、というかツイートレベルなんですが、ときのそら(というVTuber)をあまり追えていない今日この頃。

前はこんな記事書いてたのに…。

 (そういや富士葵も追えてない、てかVTuber全体…)

goodmusicthing.hatenablog.com

 なんかコンテンツを追うのってエネルギーがいるんですよ。大学生あたりから

そのエネルギーが衰え始めて…うーん。

 

でもチラチラと見たりはしてるんです。

 

で、思ったこと。

ときのそらはVTuberコンテンツのノリに向いてない、

というより、いわゆる「オタクのノリ」みたいなのに向いてないよね。

これは本人が純粋無垢ということでいい点でもあるんだけど。

コラボやホロライブメンバーとの生放送を見ていても、ときのそらの会話のテンポって独特だな~面白いな~と思うんだけど、ちょっと浮いてる気もする。

だからいっそのことVTuber関係ない人とコラボや企画をすれば面白いことができるんじゃない?と思うのね。

今は確かに「ドラマ」という面白い仕事をしているわけで、そんな感じで、

声優さんや3次元のアイドルとかとコラボ、もしくは全然違う畑の人とのコラボ、果てにはセッションとか面白そうかな、なんて。とにかく、VTuberの枠の中から飛び出してみてほしい。

 

あとは、「19歳を迎えた」ということ。

2次元のキャラやVTuberって「生年月日」を設定していること見たことないけど

ときのそらには「2000年5月15日生まれ」である。こういうのめずらしい。

つまりリアルタイムに年を取っていく。20代にもなるだろうしアラサーなんかにもなるんだろう。想像できんな。

 

久々にときのそらの定期生放送見たらいつも通りの空気感で安心。


【6/6(木)20:00~】楽器の日!だから久しぶりにピアノを弾いちゃう生放送【#ときのそら生放送】

ときのそらが人気を上げた理由は「そのままの良さ」があるからだと思うので

ありのままに続けていってほしいですね。

 

終わりに

は~い終わり。

チラシの裏だと思って書けば、めっちゃすらすらイケるね。

クオリティとか考えなくていいし…

こんな感じで続けられたらいいなあ。

 

平成の間で自分がちゃんと見たことのあるアニメを全部振り返る(計7つ):前編

平成が終わる、とはいえ対して時代が変わるというわけではないと思いますが

改元というテーマで国中が盛り上がることって面白いし歓迎したいと思います。

ということで私も「平成」を振り返るテーマで一つ、

平成の間で自分がちゃんと見たことのあるアニメを全部振り返る

をやってみようと思います。

さて改元までに間に合うか。(現在20時)

 

といっても全7つ

アニメ好きとまではいかないのでアニメってそんなにちゃんと見てないんすよ。

(主に中学高校の友達との話題作りに見ていた)

なのでよく上がるアニメとは違うラインナップになると思いますが、

生暖かい目で見てください。

(あとアニメ語りというよりも自分語り中心になるかも)

 

「日常」

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アニメ「日常」

アニメ「日常」は2011年4月から9月まで放映された、

漫画を原作とした深夜アニメです。

そのあとNHKで夕方から再放送されました。

(民放からNHKの放送はこれが初)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%B8%B8_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)

内容は、シュールギャグアニメ、と言ったらいいでしょうか。

1話26分に10個くらいの短編が詰まった特殊な形態のアニメでもあります。

絵柄はかわいいしタイトルの通り日常系なのかといえば全く違い、

オーバーリアクションやぶっとんだ展開が多いアニメです。

一方、ストーリーも根幹にあって友情やアイデンティティの葛藤についても

26話を通して描かれています。

色々カオスで人を選ぶアニメだと思うので動画サイトでまとめ動画を見るか

3話分くらい見て肌に合うか判断してください。

 

で、この「日常」というアニメは、僕が人生で初めてちゃんと見たアニメでした。2011年当時自分は中学2年生でしたが、それまでアニメもとい流行のゲームや漫画にも触れずに育ってきたせいで全然サブカルチャーを知らない人間だったと思います。(ネットは小学生から触れていました)

そんな中父の実家周辺がけいおんの聖地だということを知り、さらに京都アニメーションという制作会社を知り、その最新作が当時「日常」で気になってみた、というのが視聴の経緯です。

だから僕にとってこのアニメが「アニメの入り口」であり、さらには

サブカルチャーの入り口」「動画サイトにはまる入り口」だったのです。

世間から「傑作アニメ」のような扱いは受けないですが、

(むしろ当時円盤が売れなくて叩かれてた)

私は大好きなアニメです。

「日常」についても一つブログ書きたい次第です。

結構実験的な作品でもありましたからね。

 

未確認で進行形

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未確認で進行形(OP映像より)

未確認で進行形は2014年1月から3月まで放映されたアニメです。

原作は漫画です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%A7%E9%80%B2%E8%A1%8C%E5%BD%A2

内容はラブコメディ、というのが一番しっくりくると思います。

上記画像中央の主人公が16歳の誕生日に、「許嫁」だとして一人の少年とその妹(画像右)が家にやってきます。

変化していく二人の関係、姉妹と小姑のドタバタ、そして主人公と許嫁である少年との謎に包まれた過去や正体が明らかになっていき…。

このアニメのいいところは、まず脚本演出等の秀逸さ、

そして高品質の作画といえます。

いっぺんありきたりなラブコメに感じるかもしれませんが、

男一人にその他女という構成に対してテンプレ的なハーレムものではなく、

最初は抵抗こそあった主人公と少しずつ動いていく感情の変化、それを

絶妙に描く脚本と演出(特に"引き"が上手い)に惹かれます。

そして作画、これはもう見ていただくしかないですが、アニメーションの到達点ともいえると思います。


TVアニメ『未確認で進行形』 「ぜんたい的にセンセーション」   MUSIC VIDEO(半分くらいの尺で歌詞付のVer.)

 

ちょっと平成が終わっちゃいそうなので

前編ということにして、次!。

「けものフレンズ2」10話の感想:そうきたか!の連続、急に増えた設定

10話、見ました。

これまでで一番面白い、かも。

1~9話分の情報量=10話の情報量くらいあったよ。

ということで今回も感想・考察を書かせてもらうよ。

 

(これまでの感想などはこちら)

 

goodmusicthing.hatenablog.com

goodmusicthing.hatenablog.com

goodmusicthing.hatenablog.com

 

さて、時系列順に感想と考察を述べていきます。

 

ゴシックロックは何を示唆しにきたのか

・キュルル一行がスケッチブックを探すためにバラバラに分かれて

 行動しだす。夜に単体行動危なくない?

ゴシックロックが登場。

スケッチブックを渡し意味深な告げ口をする。

「「お前はヒトだな」」
「なぜおうちに帰りたいのだ?」「おうちに帰ったところでどうなる」
「そこにはいったいなにがあるのだ?」

キュルルが自信なさげに、僕にとっての大切な何かがあるかもしれない…

というと

「そもそもないのかもしれない」

「いずれあったが、消されたのかも」

「後ろに道がないなら前に進むしかない」

と言い去っていった。

いったい何のためにそんなことを言いに来たのだろうか?

おそらく「おうち」が存在しないことを示唆しているのか、

またはキュルルへ葛藤を生れさせようとしているのだろう。

では、そもそもゴシックロックは何者なのか?

9話の引きを見るに、キュルルをずっと観察(監視?)しているようにみえる

いったい何が目的なんだろうか?

そこらへんが最終話までに明らかにならないとただのちょい役になっちゃうね

ちゃんと明かされることを願って、次。

 

リョコウバトやホテルについて

・リョコウバトの登場は好きなフレンズのひとつのなのでうれしい。

 ダークな歴史を持つ動物なのでそれも魅力ですね。

dic.nicovideo.jp

・さて、一行はホテルへ。

 カラカルサーバルどうやって海上まで行ったの?

 そもそも入り口はどこなんでしょうか

・ホテル従業員であるハブとブタ、支配人であるオオミミギツネ登場。

 ここにも支配人⇔従業員という支配構造がみられる

 「役割を演じるフレンズ」…その役割はヒトから与えられたものなのか?

 だとしたら沈んだ施設で働いていたフレンズは…

・リョコウバトが変わり種のホテルです、というが

 ジャパリパークにはホテルがほかにも点在しているということか?

・これだけ広いホテルに3フレンズだけ、というのも不自然ではある

 

リョコウバトでもいけない場所にヒトがいる=ヒト月移住説が濃厚

リョコウバトは渡り鳥であらゆる地を飛ぶ生き物だったということは…?

ヒトの居場所=月説は有力説ですよね

軌道エレベーターのようなものもこれまで見えていたし

イエイヌの語りシーンでも月が映されていました。

かばんがまだジャパリパークに居続けるのも納得できる説です。

お土産屋さんのぬいぐるみの数=レッドリストのレベル

この説をTwitterで見たときはハッとしました

なるほど確かに…けもフレ2のこれまでで一番演出が凝っているシーンだと

思います。

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お土産屋さんのぬいぐるみ、種類によって数が違う

それにしてもハブが無邪気でかわいい

特段魂がこもっているキャラクターだ

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ハブはもっと動いているところがみたいキャラクター

あと、オオミミギツネに

「このぬいぐるみもしゃべるのー?」は

煽り能力高すぎて爆笑してしまった…一人深夜4時に

 

スイートルーム

・スイートルームに連れていかれたご一行。

 一瞬風〇店かなにかかと思うような部屋模様に見えた。

 そして躊躇なくはしゃぎまくるサーカラ。

 それに怪訝な表情をみせる支配人に怖さを感じる

 (キツネ系フレンズは皆知能が高いようだ)

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いかがわしいホテルだとかふたばちゃんねるでは言われてた

・リョコウバトさんに絵を描いていただけませんか?と言われ

 了承するキュルル。まるで流浪の絵師みたいだ。

 

アライさんとフェネック、そして疑似フレンズセルリアン

・アライさんとフェネックが10話になってようやく登場

 ダブルスフィアと声優が一緒というのも不思議な感じ

 それもあってか、アライさんの声がちょっと変わったね

 でさ、アラフェネは一期のころを記憶しているのか?同個体?

 かばんさんとはどういう関係なのか?関係は続いているのか?

・「わたしたちフレンズにそっくり」なセルリアンが一部のフレンズで

 話題になているというアラフィネの報告

 カバンと博士たちによると、人の想いが宿るものに反応して

 セルリアンができるそう。ここにきて初耳情報。

 キュルルが描いた絵に書かれたフレンズがセルリアン化して

 各地のフレンズのコピーを生み出して襲っている。

 (ただ、すべてのセルリアンは倒されている。)

 助手型セルリアンが発生するもアライさんがワンパンで倒す

 これ、簡単にセルリアン倒せちゃうなら

 最終回どうやって盛り上げるんだ…?と思った。

 いや、ずっと思ってるけど

・思い入れが強いものほどセルリアンは強くなる(これも初耳だが)

 ということはサーバルカラカルが異常な強さで襲ってくるわけだな?

 ワンパンじゃ無理だろうし、どうやって戦うのか

 予想としてはキュルルの知恵でセルリアンを罠にはめる、とかかな。

・リョコウバトさんにフレンズ集合絵をプレゼントするキュルル。

(リョコウバトに渡しても困惑じゃない?とも思う)

 これは…そういうことだね?11話あたりに集団で攻めてくるんだな?

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キュルルが書いたフレンズの集合絵

キュルル、錯乱す

リョコウバトさんに、ヒトがいたところは思い当たらないといわれ

「おうち」が見つからない不安からか錯乱し飛び出してしまう

たしかに、これはつらいね…帰る場所がないのは…

(かばんさんに聞けば解決しそうだが…それは最終回までに明かされる?)

で、そんなプロペラの上までどうやっていったの?

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プロペラの上にたたずむキュルル

ここにサーバルが来て心配して声をかけるんだけど

錯乱したキュルルは上手く気持ちを返すことができず、

サーバルに強く言い返してしまう…そして

足を踏み外して沈んでいく…いやこれ死ぬで?₍生存してるけど₎

 

総評

けものフレンズ2の中ではかなり良かった。

10話は展開や新情報てんこ盛りで面白かったし、

出てくるフレンズもキャラがよかった。

ただ、10話になって急に新情報が増え話が加速したから

そこに違和感を持つのは仕方ないことだろうと思う。

伏線ももっと小出しに出しておけば10話の展開にも

より「なるほど!」となるんだけどね…そこは足りなかったか。

 

あとキュルルのキャラクターも9話あたりからやっと見えてきたよね。

どんな性格をしているのか、何を考えているのかがうまく描けていなかった

8話までと比べて、

9話のカラカルの喧嘩や10話の葛藤から「小学5年くらいの生意気な子供」

みたいだなと思ったよ。 もちろん悪い意味じゃなくてね。そう思うと、

会話でのけんかやちょっと横柄な態度とかもなっとくいく。

 

10話に並んで最終回まで怒涛の情報量でまとめてくるんだろうな。

残りの11話と12話、この広げた風呂敷をどこまでたためるのかが

ポイントだと思う。期待はしたい。

それでは。

 

一応総評はこちらに

goodmusicthing.hatenablog.com