The man who has nothing to do is always the busiest.
「なにもすることのない人ほど、いつも忙しがっている。」
フランスの格言らしい。
偉い人は巧いこと言うもんだと改めて感じた。
最近、気がついたら一ヶ月ほったらかしになっているこのブログ。
初めは毎日書いていたのに…。
で、最近はというと、
相変わらず、非常勤、TA、非常勤、研究という単調な毎日が続いていて、留学のためにお金を貯めないといけない反面、月々の請求に苦しんでいるという、なんとも面白みのかけらもない日常。
そういえば、昨日参加したアメリカ留学のためのセミナー(アメリカの某大学付属の語学学校体験が主)は、結局私立学校のビジネスの場のように感じた。
おそらく、交換留学とかのプログラムがあるような大学に行ってる人はそこにはいなくて、むしろ社会人とか、そういうプログラムがまだ無いような大学(新設?)に通っている学生が多いよう。
英語も好きだけど、なかなか…って人もいて、授業のシミュレーションも大変そうな人も。
なかにはかなりハイレベルな人もいたけど。
合計40人くらいの参加者が、高校生以下と大学生以上に分けられていて、某大学の入試課の人の話組と語学学校体験に分けられて、前半後半入れ替えるってスタイル。
内容は、まぁネットで調べたり、留学案内見れば分かる程度。
ただ、語学学校の授業体験は、現地の学校のディレクターが来てたらしく、なかなかよかった気がする。
まぁ普通っちゃ普通。
で、ちなみにその大学(私立)に生活費も含んで一年間通うために必要な資金は…
Undergraduate(学部)350万円
MBA(経営大学院)250万
English(大学院)235万
Undergraduateが高いのは、授業をいっぱい履修しないといけないかららしい。
日本も授業数と比例させて、学費請求してほしいけど、教員側の立場になるとそれもきついのか…。
留学への道はなかなか厳しいですね。
是が非でも奨学金が必要。
晴れのち台風。
気がつけば、約一ヶ月ほったらかし。
記事はちょこちょこ読んでたものの、書くには至らず。
単なる怠慢だが。
9月後半の学会が終わって、すぐスリランカに旅立って、帰ってきてもうすでに一ヶ月。
何してたんだか。
非常勤もしっかり始まって、TAも、テニス教室も、家庭教師も…。
そんな合間を縫って研究したり、飲みに行ったりしてると一週間なんて簡単に過ぎて行く訳で、月並みな言葉だけれど、あっという間に一ヶ月過ぎてしまった。
研究なんてほぼ進んでない。出費だけがかさんだ9月、10月 :-(
やるべきことがたまる一方で、悩みは尽きない訳で、最近来年の四月からの生活をどうするか真剣に悩んでいる。
引っ越すか、否か。
去年の4月に引っ越してきた時には、こんなに家賃が安いところなんて他にないと思い込んで即決したものの、山のようにある。
より選らなければあるに決まってる。少ない資金で物価の死ぬ程高い日本に留学しに来てる学生もいるし、もっと狭い部屋もある。
むしろ一人暮らしに1LDKもそもそもいらない。快適だけど。
実際に引越してから気付いたけど、このアパート(1階2階合わせて6戸)で一人で暮らしているのはおそらく自分一人…。
両サイド+2階のどこかは子どもまでいる。贅沢過ぎるって怒られても仕方ないな 笑
探せば今の家賃の半分くらいのところもある気がするし、その分貯金に回して渡米資金にしたい気もするのだが…。
契約とか引越しの手間とか考えたら、どれだけメリットがあるのか…。
もっと日本にもシェアハウス増えればいいのに。
Fluctuat nec mergitur.
今年の3月、この大学にきて初めての後輩が修士課程を修了。
実験計画から、実験の被験者やら論文の体裁やらなんやらかんやら…非常に手がかかる後輩だったれど、よく飲みにも、遊びにも行ってた。
研究職につくのを嫌がって、修士課程修了と同時に実家に帰ったのだけれど、結局就職活動がうまくいかなくて、半年くらい実家にいたみたい。
今年の夏から一応希望してた就職先に決まって、働きだした。
彼は「研究はもういいから」ってその道に進むことはなかったけれど、今日指導教員だった先生が彼の修士論文を発表してた。
全演題の中で一番と言っていい程、反響があった研究発表だった。
若干ひいき目もあるかもしれないけれど、あれだけ苦労して、自分は研究には向いていないって自己嫌悪に陥って、論文の提出も遅れて、卒業旅行も行けない程追い込まれていたけれど、本当に今日はその発表が行われている場で、周りの先生たちの反応を見れば彼の研究が実を結んだことなんて一目瞭然だった。
指導教員もすごく厳しい先生だったけれど、本当に喜んでおられた。(少なくともそう見えた)
今まで後輩の研究発表を聞いて、学会で涙が出そうになったことは無かったけれど、本当に今日は涙が出る程嬉しかった。(本当は自分で発表してほしかったけど...)
学ぶことの意味。
「分数の割り算の意味って?」
どっかから拾ってきた高校教員のコラムのようなもので、意味も教えず、解法のみ教えるようなものに意味があるのか、というもの。
論者は不要だと言い切っている。
非常勤先(専門学校)で学生たちに読ませて感想を書かせたところ、ほぼ9割の学生が数学はこういうところが嫌い、社会に不必要、将来に無関係、と言い放った。
数学にしろ、英語にしろ、社会一般に身につけるべきとされている事柄を、なぜ必要なのかを伝えた上で学ばせることほど難しいことはないのかもしれない。
実験そして実験。
土曜日、実験の被験者。28km、エルゴメーター(自転車)。
日曜日、実験の手伝い。徹夜明けで登山者たちが被験者の実験の手伝いのため、朝から登山。
ほんの800mの山に息切れ。
下りの方が大腿四頭筋へのダメージが非常に大きいことを痛感。
立っているだけで膝が爆笑。
山をなめてはいけない。
後輩はボストンバックで登山。
あいつは完全になめている。
ちなみに一昨年登ったバンフ(カナダ)の山は2000m越えてたとか。
なんで昨日あんなに辛かったんだろう…。
週末はしっかりカロリー消費して、しっかりビールで補給。
おそらく±0。むしろ脂質は+。
昨日提出予定の原稿を完全に忘れて、さっき提出。ごめんなさい。
今週、カテキョと留学生サポーター説明会と講座内発表と非常勤と学会発表終わったら休み!!!
急がば二度手間。
航空券を予約していた時の話(兎に角、急いで)。
今回の目的地は何度も言うようだけれど、スリランカ。
日本からの直行便は東京発のスリランカ航空のみ。直行便の相場はだいたい高め。
なので、いろいろ予約サイト比較サイト等を検討した結果…
日本 - バンコク
バンコク - スリランカ
を別々に予約する作戦に。
昨日、目星をつけてた航空券はあっけなく満席。
次の候補、満席。その次、満席。
巡り巡って、当初の予定より高い航空券China Airlineで妥協(これはまだ日本 - バンコク便予約時の話)。いざ支払いに向かうとカードが認証されず、NYから電話…。NYに予約センターがあるらしいサイトから予約したために、認証されない理由について電話をかけてきた模様。しかも無言。一応24hrsカスタマーセンター的なところにチャットで連絡。
その後適当にカードを変えて一応予約完了、…2時間経過。
バンコク - スリランカ便の予約を忘れて寝る。
ここから今朝の話。
バンコク - スリランカ便を予約し忘れていたことに気づき、起きる。夢の中でも、何者かに追いかけ回された。
バンコク - スリランカ便は航空券比較サイトでいくつか見てみても、値段に差がなかったのでスリランカ航空のweb siteから直接予約。
日本 - バンコク便と違って、予約が殺到している様子もなく難なく予約完了…と思いきや。
E-Ticketを見て、その日バンコクからスリランカに向かうどう頑張っても乗れない方を間違って予約していたことに気付く。
バンコクに着く前に出発する便なんて乗れるはずがない…。
フライトスケジュール変更希望のメールを送信。返信待ち。
行く前から疲れた。
ご旅行は、急がず計画的に。
ヴァガボンディング。
今夏、諦めかけてた旅。
強引にスケジュールを組み直して、スリランカに決定。
台北経由でバンコク。それからスリランカ行きに乗り継ぎ。
目的地行くまでに2国も回っていく必要があるなんて…Time is moneyとはまさにこのこと。まだまだTimeを買う身分にはなれない。
成り行きでスリランカに決めてみたものの、なにがあるのか全く謎。地球の歩き方にのってるか。カレーか。どうせ、インド洋まで行くならいっそのことインドにすればよかった気もするけれど。10日程度じゃ、あのバカでかい国を回るのは厳しいかな。
最近読みあさってる紀行文の影響からか、時間があれば旅に出たくなる。
ロルフ・ポッツが旅のことを「放浪」と呼ぶ意味も最近なんとなく分かる気がする。
なにもかも満たされた生活から抜け出して、特にアジアの国に行くといろいろ日本では考えることができない思考に変わる。常識の定義とか。働くことの意味とか。幸せって何?とか。
帰国してから何日間かはその新鮮な頭を維持できるけど、結局人は適応力があるがゆえに何不自由ないこの日本の生活にどっぷり浸かってると、すぐに忘れてしまう。
だから最近、「日本にいても何でも揃うし、何不自由なく生活できるのに、なんでわざわざお金払ってそんな国に行くのか」を聞かれることがよくある。
むしろその答えは逆で、何もない生活からしか見えてこないものもあるんじゃないかと思うようにしている。実際に見えているかは別として、なんとなくそんな気がする。
でも少なくとも一人旅なんか行かないほうがよかったって話は聞いたことないし、英語話せないから今まで行かなかったけど、行ってみたらなんとかなったって話もよく聞く。実際自分も特別英語が話せるわけでもない。
唯一出てくる不平は「食あたり」くらいのものか。これも醍醐味。