電子チラシの裏

無方向の言葉

竜とそばかすの姫が面白くない本質的な理由

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端的に言ってしまうと「視聴者のせい」です。

 


細田守とは

 

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細田守の出自は、元々キッズアニメにあります。
明日のナージャおジャ魔女どれみでの演出がオタクたちの目につき「なんかスゲー監督がいるぞ」と業界を騒つかせました。


そこからデジモンの劇場版を作り、ぼくらのウォーゲームを作りました。

 

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ぼくらのウォーゲームのヒットによって、細田守の花道は始まったと言えるでしょう。
しかし、それは祝福であると共に呪縛でもあったのです。


始まりのウォーゲーム


ウォーゲームのヒットにより,細田守の名はアニメファンの間で不動のものになりました。
が、それは、あくまでもアニメファンの間の話。


世間でアニメ監督といえば、宮崎駿の名前が語られるくらいで、細田守なんてメジャー作家には程遠い。


そこで、細田守は自身の最大のヒット作であるぼくらのウォーゲームをリメイクすることにしました。


それが、サマーウォーズです。


2度目のウォーゲーム

 

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サマーウォーズのメインプロットや構成要素はほぼウォーゲーム*1と同じです。
中身は同じなのですが、パッケージを変えました。


具体的には、要素のいくつかを反転させています。
まずヒロインの性質の反転。
ウォーゲームのヒロインがほぼ冒頭とラストにしか出てこないのに対し、サマーウォーズはガッツリ本編に絡んできます。


その役割についても、大きな違いがあります。
ウォーゲームのヒロインは「男性(主人公)にとって不可解な女性」であるのに対して、
サマーウォーズのヒロインは「男性にとって憧れの女性=トロフィー」に変更されています。

 

ウォーゲームのヒロインが闘いとは関係ない、別の並列した物語に位置していたのに対し、

サマーウォーズのヒロインは、戦いに勝利したことの報酬として直接的に位置づけられています。


また、別の要素としては家族の反転が挙げられます。
ウォーゲームの家族は大人と子どもの分断を描いていました。


これの理由はデジモンが放映された時期に求めることができます。

デジモン放映開始の1999年という時代が、ちょうど核家族化が社会問題になり始めた時期と重なるからです。

 

両親は共働きで、子どもは鍵っ子で、子どもたちは自分のことをなんでも自分でやっていた時代*2


すなわち、「子どもが大人を信頼していない時代」です。
そうした時代背景があったからこそ、子どもたちは「大人はみんな信じないけれど,この世界には危機が迫ってるんだ!」「立ち向かえるのは僕らだけだ!」という荒唐無稽なファンタジーに乗っかれたわけです。


対するサマーウォーズでは、逆です。
まず主人公が属することになるのは大家族。
大人もいれば子どももいます。
そしてその両者は、交流の多い少ないはありますが、分断と言えるほど断絶はありません。
主人公は最終的に家族全員からの承認を受け、応援を受けた上で戦い、見事勝利します。

その様子からは大人も子どもも信頼しあっているように感じられます。


サマーウォーズの功罪


ぼくらのウォーゲームサマーウォーズ
どちらの方が多くの人に愛されているかは言うまでもないでしょう。


サマーウォーズは幾度となく金曜ロードショーで流され、ぼくらのウォーゲームは無かったことにされている……それが全てです。*3


サマーウォーズのおかげで,アニメオタクの認知する名でしかなかった細田守は、一挙に国民的作家の名になりました。


サマーウォーズがウケたのにはいくつか理由がありますが、その最大の理由は「デジモンというタイトルを切り離したこと」でしょう。


デジモンという、いわゆるキッズアニメのタイトルが付いただけで「自分には関係ないや」と思って見ない人は多いということです。


ウォーゲームがキッズやオタクの域を出なかったのはその障壁によるところが大きかった。
しかし、ウォーゲームという物語自体の持つポテンシャルは凄まじく、事実、これを全くそのまま流用したサマーウォーズは大ヒットしました。


これで細田守は、めでたくメジャー作家の仲間入りを果たしたワケですが……思うにこのタイミングで彼に呪いがかかった気がします。


言うなれば、オリジナルの呪いです。


細田守はオリジナル作家ではない


細田守の出身はキッズアニメの演出です。
つまり、明日のナージャおジャ魔女どれみという原作が元々あって、「それをどう味付けするか?」という仕事をしていたのです。
そしてその仕事が評価されたから、監督として大成した。


その後はデジモン劇場版で評価され、ワンピース劇場版(オマツリ男爵)で賛否両論(主に否)を巻き起こし、時かけでヒットを飛ばし、サマーウォーズでメガヒット。


ここに至るまで、細田守の主要な作品は皆「原作がある」のです。


サマーウォーズは実質的なウォーゲームのマイナーチェンジであり、ウォーゲームはデジモン原作の映画です。
ワンピースも当然ワンピースの原作です(ただし、原作とは乖離した内容)。

時をかける少女も原作となった実写映画がありますし。*4


ここで一つの疑念が持ち上がります。
それは「細田守はオリジナル作家ではないのではないか?」という疑念です。


すなわち、彼は「材料を加工するのがうまい一流シェフ」であって、
「そのまま食べても美味しい野菜を作る農家」ではないのではないかという事です。


3度目のウォーゲーム

 

そんな中公開された竜とそばかすの姫。

その内容はサマーウォーズを焼き直したかのようなものでした。


思えば、これまでの細田守は先細りの過程を歩んでいた気がします。
おおかみこども、バケモノの子、未来のミライ、と作を追うごとに面白く無くなっていく。

(しかもそのどれもがオリジナル作品)


その突破口として、もはや自分の代名詞であるサマーウォーズを再びやる必要が出てきたのではないでしょうか。


しかし、その結果は散々なものでした。
竜とそばかすの姫はぼくらのウォーゲームの完成度を再認識させるとともに、「細田守ぼくらのウォーゲームから一歩も前に進んでいない」という認識を与えるに至ってしまいました。


悪いのは細田守か?


この現状を招いたのは細田守自身です。
オリジナル方向に傾倒し、完全オリジナルの新作を3年に一回くらいのペースで制作するスタイルを選んだのは彼です。


しかし、それを選ばせたのは誰なのでしょうか?


ぼくらのウォーゲームを評価せず、サマーウォーズを評価したのは誰なのか。
純粋な子どもたちの想いよりも、学校のマドンナと付き合いたいという煩悩に乗っかったのは誰なのか。
家族の断絶から目を逸らし、偽りの大家族で心を癒やしたのは誰なのか。


そう。全ては視聴者。
すなわち、僕たち自身が、細田守にあんな舵取りをさせたと言えてしまうのです。


だから僕は、一概に彼を責めることが出来ません。
なぜなら僕もまた、加害者の一人なのですから。


細田守はどうすればいいのか?


では、細田守はこれからどうすればいいのでしょうか?
簡単な事です。
キッズアニメの映画を作ればいいのです。


そもそも原作なしのオリジナル作品を作るから無理が出るのです。
細田守は原作がある作品で最大限の力を発揮してきた歴史があるのですから、再びキッズアニメをやればいい。
(まぁ、大人になってしまった細田守には、もう子どもの純粋さを描くことが難しくなっているかも知れませんが……)


大衆はおそらく目もくれないでしょう。
しかし、僕は見てみたいです。
細田守が監督したプリティーリズムとか。


最後に


というわけで、細田守に対する熱い気持ちを文字に起こさせていただきました。
ぼくらのウォーゲームは、僕の好きな映画の中でもトップランクに位置する作品です。


そんな作品を監督した細田守に、こんなところで立ち止まってほしくはありません。
その想いを糧に、こうして記事を書きました。


ぶっちゃけ金払って映画館行って見たのは未来のミライだけですが、応援してます。
お金は払いません。

 


以上、

竜とそばかすの姫を見てない人間がウォーゲームだけの知識でそばかすについて語る記事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:『ウォーゲーム』だと別の小説のタイトルになっちゃうんですが便宜上ウォーゲームと記述してます

*2:太一がまだ小学校低学年なのに目玉焼きを作っている事からも、それが伺えます。

*3:まぁウォーゲームは尺が短いというのも理由の一つでしょうが

*4:ちなみに実写映画版はバッドエンドです。グーグーガンモの最終回みたいな感じ。

ちんちんに素直になれるマンガ

 

2021年、

この(エロ)マンガがすごい

大賞受賞作品ついに決定------。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普通の女が発情する時(通常版) (アクションコミックス) | 石紙一 | 青年マンガ | Kindleストア | Amazon

 

ドン!

 

 

 

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受賞作品は石紙一さんの

「普通の女が発情する時」です!

皆様、せいだいな拍手を!

 

ワァァァァァ!!

 

それでは、作者の石紙先生に壇上へとご登壇いただきましょう!

石紙先生、どうぞこちらへ!

 

石紙先生「ありがとうございます! このような賞をいただきまして、光栄です……!

 

 

 

このノリの拡張性が見えなかったので普通にいきます。

 

 

評価ポイント

 

このマンガはここ最近読んだエロマンガの中でもかなり良いものでした。

トップは言い過ぎかもしれませんが、上位に入るのは間違いないっ!

 

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そんな評価になる理由ですが、いくつかのポイントが。

まとめると以下。

  • 前後編の2話完結なので描写にムリがない
  • コマ数を減らす工夫が施されている
  • オチがちゃんとついてる

 

この3点を掘り下げていきましょう。

 

前後編というスタイル

 

本作品のエピソードは、前後編の2話で完結するもののみです。

これの何が良いのか?って話なんですが、

基本的にマンガにはページ数というものが決まっています。

フォーマットの差異はありますが,大体は奇数ページ

扉絵を含んだ21〜24ページが一般的でしょう。

(特にエロマンガ雑誌掲載作品は)

 

それで言うと、本作も21ページというフォーマットで描かれています。

 

で、突然なんですが最も難しいマンガジャンルは何だと思いますか?

僕には「これが一番だ!」というのは分かりません。

が、「確実に候補に入るだろうな」というのは分かります。

それはエロマンガです。

 

エロマンガ決められたページ数で男と女を出して告白させてセックスまでいって中に出したり出さなかったりしないといけないワケです。

とても21ページでやることではありません。

 

しかも、エロマンガと銘打っている以上セックスシーンにページ数を割かないといけないという条件付き。

 

さらに、コマが多すぎると絵が小さくなるのでセックスシーンは極力大ゴマで絵を見せつつ話を進めないといけないという過酷な仕事。

 

普段何気なく読んでいるエロマンガも、実はとんでもなく高度な職人技でできているのです。

 

ですので、大体の作品は主人公とヒロインの仲が付き合う手前くらいからスタートしたりして、色々と唐突すぎる印象を持ちます。

 

しかし、それはそうせざるを得ないからそうしているということ。

であるならば、いかに違和感なく読ませるか?が作者の腕の見せ所と言えるでしょう。

 

本作ではこのページ数が少ない問題を、前後編に分けることで回避していました。

少ないページ数で読ませるのではなく、あえてページ数を増やすことで解決を図った奇策と言えるでしょう。

 

ページ数というのは、ちんちんの大きさと同じです。

ちんちんというのは、デカければデカいほどいい。そうは思いませんか?

 

 

 

 

そうですね。思いませんね。

 

ちんちんのデカさなんて関係ない。

重要なのは硬さと形と持続力です。

 

 

 

 

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↑4行前の発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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論理の破綻

 

 

 

まぁページ数なんてどうでもいいんですよ。

面白ければ。

ただまぁページ数多い方が描きやすいから面白くなりやすいよねみたいなことですね。

 

コマを減らす工夫が施されている

 

前項とは矛盾した話になるかもしれないのですが、二つの目のポイントはコマを減らす工夫をしている点です。(=ページを減らす工夫)

 

まぁこれはこの作品に限った話ではないんですが……

優れた作品では使われているメソッドですね。

 

具体的に言うと「エピソードで見せる」というやつです。

「あの2人は付き合ってるんだよ〜」とモブに説明させるよりも、

2人が親密そうにしているシーンを見せた方がこの2人は恋人なんだという情報が伝わりやすいというヤツです。

 

しかもページ数もくわないし。

 

そういう感じの工夫が施されていました。

まぁ繰り返しますが、これはこの作品に限ったことではないのでアレですが。

 

オチがちゃんとついている

 

マンガに限らず、作品というのは基本的に願望とツッコミであると言われています。

 

例えば

目が覚めたら異世界で、しかも現世の記憶や体験を引き継ぎついでいた!

という設定の作品があるとしましょう。

 

この場合の願望は、高いレベルを持った自分が低レベル帯に降りていって無双したいと言ったところでしょうか。

 

これに対するツッコミが弱いと凡百のなろう小説になります。

無双!→強靭☆無敵☆最強!

ハーレム!→よりどりみどり! お一人様何個でも!

オトナから尊敬される!→自意識天元突破!

みたいな。

 

逆に、これに対するツッコミが強いとマブラヴオルタネイティブになります。

無双!→でも敵だってどんどん進歩するよ?

ハーレム!→みんながお前を好きだと思うなよ?

オトナから尊敬される!→お前なんかより価値のある人間はいるよ?

 

みたいな感じに。

 

どっちが優れてるとか劣ってるみたいな話はここでは関係ないので触れません。

 

ただ、上の例から感じたかもしれません。

ツッコミが弱いとご都合主義に見えたり、地に足がついていないイメージを受けます。

それによって作品内に没入できない。

これは事実。

 

現に数あるエロマンガの中でも、面白い!と思えるものは多くありません。

その要因のほとんどは、ツッコミが弱いからでしょう。

(冷静に考えれば、なんの取り柄もないような男に対してマドンナ的な存在が好意を寄せるハズがない)

 

このマンガはその点、割とちゃんとツッコミが入ります。

(なんでそんなクズみたいな男と付き合ってんだよ……みたいなのはありますが、

ヒロインもヒロインで、良い感じにクズ男に騙されそうな おにゃのこですので、さもありなんといったところです)

 

それに加えて、作品全体に対してツッコミを入れるオチの部分がなかなか冴えています。

 

ネタバレはしたくないので詳しくは書けないんですが……

感覚としては菅原敬太さん*1っぽい感じがします。

 

 

 

上げて下げて上げると思いきや上がってないじゃん!みたいな感じ。

 

救われた!と思ってたのに救われてないじゃん……みたいな。

 

例えばですが、隣町のカタストロフで言うと

 

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因縁の相手に復讐! 第三部完!

……が

 

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公正世界仮説に真っ向から立ち向かう男、菅原敬太

そこに一切の救いはない。

救いはないんですかぁ!?(ビクンビクン)(ドM)

 

 

(※↑は隣町のカタストロフなので石紙先生の作品ではありません。石上先生の絵はちゃんとうまいので安心してください)

 

そうじゃないのもあるんですが、その辺はエピソードによって使い分けてるのが分かるので、明るいオチの所はわざと明るくしていると分かります。

 

まぁその辺はご自分の目で確かめてくださいな。

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まとめ

 

というわけで、「普通の女が発情する時」、オススメです。

という話でした。

 

Kindle Unlimitedに加入しているなら読み放題で読めるので、加入している方は是非読んでみてください。

 

加入していないなら、一応加入をオススメしておきます。

小説や本はもちろんのこと、マンガも色々と読めます。

もちろん、エロマンガもね。

 

ラインナップはこんな感じ。

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アアーイィ!アッイイヨイイヨイイヨ~(迫真)

 

アーイキソ……イッていい? 

 

ねぇイッていい!!!!????

 

 

 

 

 

 

 

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月額980円。

2 dアニメストアかよ……と思うかもしれませんが、物の値段が高まる昨今、本一冊買えば大体そんくらいです。

 

月一冊読めば元は取れる!

入ってもちゃんと元は取れる!

「入るのはおまんこだけで十分だよ(ドヤ顔)」

というあなたも、損はさせません。

 

 

さぁ

 

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      ・

決闘(デュエマ)!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ そういえばお久しぶ

 

*1:菅原敬太さんというのは走馬灯株式会社や隣町のカタストロフなどが代表作の漫画家です。Kindle Unlimitedに加入すれば、走馬灯株式会社は全10巻中9巻、隣町のカタストロフは全3巻を読み放題です。特に走馬灯株式会社は青年誌マンガ特有の読者サービスもあるので実質エロマンガ。オススメです

記事を書くかどうかで迷っていたが解決した

 

先日まで、「こうしてここに記事を書き続けることが、果たして意味を持つのか?」

と考えていました。

 

が、そもそもの解決策として記事を直接ここに書くのではなくWordで書いてそれをコピペする形にすれば他の媒体にも同じ文章を流用できるのでありだなとおもいました。

 

なのでここにも書き続けると言うことで一端の結論とします。

まあ問題もいくつかありますが(公序良俗に著しく反する記事が多いなど)、まあ微調整しつつやっていこうと思います。

 

以上です。読んでくれてありがとう! 俺!

 

 

追記

やっぱこのブログはやめることにします。

ここ以外のブログとちょっと毛色が違うので

 

健やかなるときもやめるときも愛すると口では言うけれど

 

「死が二人を分かつまで、結婚相手として愛すると誓いますか?」

「「誓います」」

 

一見ロマンチックに感じるこのやりとりですが、実際はロマンチック等ではないらしいです。

むしろこれは極限のリアリズムに基づいたやりとりであるそうで。

 

すこやかなるときもやめるときも、というのは「コイツが病気になろうが何になろうが」

良きにつけ悪しきにつけ、というのは「コイツが善人だろうが悪人だろうが」

愛を誓うか? という内容を問うているのです。

 

とどのつまり、「あなたは結婚相手が病気かも知れないしとんでもない悪人かも知れないという可能性を考慮した上で結婚すると誓いましたね? じゃあクーリングオフは受け付けませんから」ということです。

 

神父(あるいは牧師?)に誓いをたてるのは、結婚後のリスクについて真剣に考えるためというワケですね。

 

最近身にしみて思うのが「日本人はリスクについて考えるのが苦手だ」という事です。

戦時中の大本営しかり、ワールドカップの勝敗予想しかり、とにかく良い未来しか口にしません。

 

それは日本という国が言霊という概念に縛られているからです。

「それを言ってしまえば現実になる」という迷信を無意識下で信じているのです。

 

かくいう僕も、言霊に縛られているのかも知れません。

僕は年齢的に大学を卒業する歳ですが、就活をしたことがありません。

そして就職をするつもりもありません。

 

なぜなら、「それでなんとかなるような気がしているから」です。

自分の未来について考えてみてふと死にたくなるような日はあるにはあるのですが、

だからといってインターンに行ってみようとか、就活的な事をしようという気には一切なれないのです。

 

このまま行けば、50代にもなって実家の子ども部屋に住む小汚いけど目だけはキラキラ輝いているTCG好きのハゲデブおじさんになってしまうんだろうなと思います。

そう考えると、僕の人生は間違いだったような気がしてきます。

僕はなぜ間違えてしまったのか。

 

まあ大きな要因はリスクについて考えなかったからでしょう。

ここまで来ればもう破滅を待つだけなのではないでしょうか。

僕より若いかたは、是非、自分の未来について考えてみて下さい。

できれば悲観的な方に。

 

僕はもう今更な感じがするので、どうにか逃げ切れる方法を考えてみます。

ウィクロス化が止まらないz/x

 

 

おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ふざけんなマジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

なんで枠ウィクロスみたいにすんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

やめてよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

今始めるならどのカードゲームなのか真面目に考える

少し時間があるので、気になっていることについて少し考える。

といってもめちゃくちゃ時間があるというワケでもないので、今回はひとまず情報をまとめる感じで

 

基準は3つ

・商品展開→定期的にスターターに準ずるものを出しているか?

・ゲームの魅力→ルールが面白いか

・環境整備→取り扱いショップやプレイヤー人口は多いか

 

今回は

 

遊戯王

デュエマ

バトスピ

ヴァンガード

mtg

Z/X

ゲートルーラー

ウィクロス

 

について記述する。

遊戯王

・商品展開 良い

ブースターが頻繁に出るので、カードプールは増え続ける。

また、スターターも頻繁に出ているので、初心者も入りやすい。

サプライも充実しているのでうれしい。

惜しむらくはサイズがレギュラーサイズではないところか。

 

・ゲームの魅力 良い

マナシステムを採用していないので、かなり独特。

ゲーム性は高いが、正直難しい。ルールを覚えても『遊戯王』その物になれる必要がある。

あと禁止制限カードが大量に出るので、買ってもすぐゴミになる可能性も否定できない。

 

・環境整備 良い

取り扱いショップも人口も多い。

カードゲームなら何でも良い! というひとならとりあえず遊戯王で良いだろう。

 

デュエマ

・商品展開 良い

パックもデッキも頻繁に出る。

始めやすいし続けやすいのではないかと思う。

サイズもレギュラーなので他ゲームに転用できる。

 

・ゲームの魅力 良い

 

簡単なルールである程度運も絡む。

カジュアルな遊び方にもトーナメントプレイヤー的な遊び方にも耐えうる。

 

・環境整備 普通

人口は多いが、最近はCSがメインの盛り上がり方をしている。

カジュアル層は置いてけぼりにされているイメージ。

 

 

 

バトスピ

 

・商品展開 良い

商品の発売サイクルは早め。

デッキもちゃんと出しているので、入り口はわかりやすい。

特に毎年出ているメガデッキはかなり良いと思う。

ただ遊戯王と同じく、カードサイズが小さい。

 

・ゲームの魅力 良い

mtg開発者かつナゾオトナ、マイケルオリエット氏が携わっており、なかなか面白い。

召喚コストとは別に維持コストも必要で、それもまた一つの駆け引きを生み出している。

とはいえ、ゲーム後のコアの管理は余りにも面倒。

 

・環境整備 普通

取り扱っていないショップは多い。

人口自体はそれほど少なくないと思うので、探せば見つかりはするだろう。

 

ヴァンガード

 

・商品展開 悪い

令和のガンダムウォー。ネグザネグザまで行ったのでガンダムウォーすら超越(ストライド)しているか。

インフレしすぎたので新シリーズ始めます(スタン落ち)します! と宣言してから、今年になって再びの新シリーズ。

 

一応旧シリーズもサポートを続けるといっては居るが、パックの頻度も下がっているので徐々に減らしていくような気がする。

 

・ゲームの魅力 普通

つまらなくはない。わかりやすいし面白い。

しかし、めちゃくちゃ面白いとは思わない。

ヴァンガードはルールのわかりやすさがウリであるが、分かりやすいが故に底も浅いというジレンマに陥っている印象。

 

・環境整備 良い

人口も取り扱いも多い。

が、今後はどうなるか分からない。

今は取り扱いを中止している店もある。

が、多分徐々に戻っていくとは思う。

 

mtg

 

・商品展開 酷い

商品展開が早い。確率を偽って販売。パックの在庫がはけたとたんに禁止カードを出す。などなど、かなりの所行。

 

・ゲームの魅力 良い

すべてのTCGの祖なので、非常にオーソドックス。

英語版を無理矢理翻訳しているので日本語としては難解。

しかし、理解してしまえば簡単。そして奥深い。

 

・環境整備 良い

人口は多いし、取り扱いも少なくはない。

ただ、PC・スマホで遊べるmtgアリーナもあるので、無理に店に行かなくても……という感じではある。

 

 

Z/X

ゼクスは昨日書いたので割愛。

・商品展開 悪い

・ゲームの魅力 良い

・環境整備 悪い

 

ゲートルーラー

・商品展開 普通

エキスパンションが出るのは3ヶ月に一度。

カードプールが増えるのは遅いものの、出費が年4回で済むのでTCGとしては追いかけやすい。

また、(今のところは)萌豚イラストを排除しているので、そういうのを毛嫌いする硬派でめんどくさいオタクにも受け入れられる。

 

・ゲームの魅力 良い

今のところそれほど面白くはない。

が、ルーラーシステムという独特なルールを持っているが故にこれから確実に面白くなる。多分サービスが続く限り面白くなり続けるのではないだろうか。

なにせ、あらゆるカードゲームを内包できるワケだから。

 

・環境整備 分からん

取扱店がどれくらいあるかは分からない。(去年からカードショップに行っていないので)

とはいえ、バディファイトくらい売れる見込みらしいので、バディファイトよりちょっと下火くらい(プロモーション手段が少ないので)には流行るのではないかと思う。

 

ウィクロス

・商品展開 良い

スターターを頻繁に出しているので始めやすい。

ただ、個人的にデザイン(パワーのフォントの大きさなど)が気に入らない&Vtuberが嫌いので余り好きではない

 

・ゲームの魅力 良い

 

デュエマを難しくした感じ。

mtgから土地事故をなくした感じといった方が適切か?

実はこのゲーム、語れるほどやっていない。

そういういい加減な人間がこの記事を書いているという事実を念頭に入れて置かれたし。

 

・環境整備 良い

知らんけど