出世浄瑠璃
お岩誕生
万両婿
3時間の熱演。師匠もノリノリで、とくに「万両婿」はアドリブ全開、中入り後に40〜50分ほどだったのではないかな。
鳥は最後のシーンが印象的。主人公の女性の素性がよくわからないが(どうやって生活している人?)。Rod Taylorはいいね。
北北西は「超」巻きこまれ型。ケイリー・グラントは世界一スーツが似合いますね。しかし、CIAの工作にしろ、そもそも最初になぜ広告代理店主の彼がカプランとまちがわれたのかがわからない。
サイコはやはりすばらしい。ここからどれだけ類似の映画が生まれたことか。
ホレス・マッコイ、新潮社。いいっすね。あまりにも一本気な主人公。最初から、いわゆるフラグが立っている。しかしこれをミステリーと言うのはむずかしいか。
ヒッチコック映画のDVDを連続して観ている。フレンジーは本当に名作。主人公の追いこまれ方(最後の瞬間まで)や、犯人がトラック内でジャガイモと格闘するところとか(そのまえの雑談に伏線あり)。
裏窓は名作の誉れ高いが、いま観ると、あまりおもしろくない。グレース・ケリーが美しすぎて現実感が乏しくなってしまうせいかとも思う。それに、そもそも犬は何を掘り出そうとしていたのか。殺人は本当にあったのか。
ロープはさらに問題。超長まわしのカメラワークで話題になったけれど、ひと部屋で長々とパーティ+雑談というのは、話として退屈ではないでしょうか。演劇ならわからないでもないが、映画でやられても……。ラストシーンの3人が絵になるのは、まあよろしいのでは。