因果関係

※輸送人員減に歯止めかからず 第三セクター鉄道
http://www.asahi.com/politics/update/0721/002.html
三セク化した路線のほとんどはJRが利益が見込めないから放棄したもので、普通に経営しても利益が出るかは相当怪しいのに、それを役人を交えて経営して利益を出せというのが土台無理な話。田舎のおばちゃんも車を運転するような車社会の中で、しかも駅までアクセスもほとんどないような状況で、誰が積極的に鉄道を使いますか。鉄道をそれでも地方の重要な社会資本と位置づけるなら、地方公共団体が施設を買い取って、運営会社に経営を委託すべきです。

※愛媛19歳女性連れ去り殺人
http://www.asahi.com/national/update/0720/033.html
痛ましい事件ではありますが、性犯罪者への対処を厳格にするための一歩にしてほしいです。犯人の男は7年前にも同じようなことをやって7年の実刑をくらって今月出所したばかりだったらしく、出所したその足で犯行に及んだようなものです。こいつは監獄の中で出たらまたやろうと思い続けていたのでしょう。刑罰には応報と教育の二つの目的があります。ここのところ教育に主眼を置けという主張が多々なされていますが、それなら同時に教育(矯正教化)が完遂しない限り身柄拘束を継続しろと主張すべきで、応報という枠内で更に教育を主張して刑罰を軽くしようとする連中のご都合主義には反吐が出ます。

※TV視聴と言葉の遅れ、因果関係「不明」 小児神経学会
http://www.asahi.com/science/update/0719/002.html
そりゃ当然でしょう。科学的な因果関係の証明などしようがないと思います。この場合因果関係を証明するには、人間の脳の発展生育のメカニズムが分かっていない以上、統計的データを採取するほかなく、そのデータの採取、分析には膨大な時間と労力を必要としますから。しかも相手は膨大なお金の動くメディア業界ですからね。タバコと肺がんの因果関係が一応あると認められるまでに如何に膨大な時間と労力を費やしたかを考えれば、因果関係が認められることは当面ないでしょう。
これに関連して留意すべきは、一般に「因果関係がない」というのは、目立った副作用がないという意味であって、全く副作用がないという意味ではないということです。例えば、幼児であっても日焼けが良くない(皮膚がんの原因)などと言って日焼け止めを塗る親がいますが、どんなもんなんでしょうね。太陽の紫外線のなかで人類は生きてきて、それを過度に浴びない限り多くの固体にとって副作用はほとんどありません。ごく少数皮膚がんになりやすい遺伝子をもつ人がいるのみです。実際自分の血族に皮膚がんになった人がいるか確認してみるべきです。日焼け止めも化学物質で出来ています。それがどんな悪さをするのかは本当のところ分かっていません。ブラックボックスです。ただ「目立った副作用はない」というのみです。でも成長過程にある幼児の発達に何等かの影響を与えている可能性はあります。成長しきった大人はともかく子供には危険だとわたしは思いますね。

※砕けた話はこちらへどうぞ
http://www4.diary.ne.jp/user/403603/

暗愚の宰相

栗栖弘臣@元統幕議長
彼は私が横浜にいた頃近所にその住んでいたらしいこともあり、何となく親近感がある。いわゆる「超法規発言」は確信犯的発言だったと思うが、残念ながらそのあたりの事情は私は知らない。分かるのは、くさい物に蓋というか国防という当然のことをまともに見ようともせず、平和にうつつを抜かしている政治家や国民に一撃を食らわそうと思っていたであろうこと。彼は発言を撤回せず防衛庁長官に辞表を提出した。その時の防衛庁長官国賊金丸信だったことに何かの因縁を感じるのは私だけではあるまい。20日死去、合掌。

※暗愚の宰相
暗愚の宰相と称せられた元首相が亡くなった。日米安保条約には軍事同盟は含まれないだったけな、そんな発言をして国際的顰蹙を買ったことはとかく有名である。確かに彼の発言からは、およそ哲学や教養というものを感じることはできなかったが、一方で宏池会の会長をしていたわけで政治的な立ち回りはそれなりに上手かったように思われる。そうであれば、彼は国会などに出るべきではなく、地方議会の議長あたりをやるのが適任だったのではないか。大平首相の急死に伴うハプニング的人事だったとはいえ、こういう人間が首相になってしまったことにその後の日本政治の貧困が暗示されていたように今となっては思われるのである。

ソフトバンクが子会社を売却
「コールセンター業務を専門業者に委託へ。顧客情報漏れで、満足度向上が重要課題に。」ということらしい。ソフバンは日本テレコムを買収して、しゃにむに規模の拡大を目指して突っ走っている。まあ、それはいいとして、伝統ある鉄道電話がアングロサクソンの手に渡りハゲタカファンドを経て怪しい会社に売却されるとは、なんとも形容しがたい気分だ。ちなみに私はソフバンという会社を当初から全く信用していなかったので、顧客情報がいくら漏洩しようが、通信記録が漏洩しようが全く驚かない。昔、我が家はIP電話の導入を検討した折、他に選択肢がなかったため家族の意向で已む無くBBフォンを導入したことがあるけど、他の選択肢ができた直後に解約し乗り換えた。料金はBBフォンより多少高く家族には不評ではあったが、私としては当然の選択だった。後に家族は私の先見の明?に驚くことになったのは言うまでもない。

三菱自工

ダイムラーが突然三菱自工への支援打ち切りを発表しててんやわんやの大騒ぎととなったのは昨日のこと。当初ダイムラー保有する三菱自工株式37%全部を放出するとの情報が流れすわ三菱自工崩壊かとも噂されたが、数時間後ダイムラーがこの点については明確に否定し、今後の問題は第三者割当増資の引受先がどうなるかなどとなったが、依然自体は不透明かつ流動的だ。
私は当初ダイムラーが手を引いてくれるのは結構なことだと思った。景気の回復も見えてきた今日、しかも色んな問題が生じて株価も低迷中の中、ダイムラーの方から三菱自工を日本へ返してくれるなど天佑以外の何ものでもないと感じたからだ。一瞬、一連の自工側の問題は実は三菱側から仕掛けたものかと勘繰ったくらいだ。しかし、ダイムラーは大型車部門は手放す気はないとようで、不良債権化している乗用車部門の処理を三菱グループに押し付けて、自工の中でもまだしも「まし」な大型車部門というご馳走だけをいただこうという腹のように見える。もっとも、ダイムラーとしては自工の乗用車部門はアジア戦略の要石のはずで、そう簡単に乗用車部門を手放すとも思えない。やはり、三菱グループの負担で乗用車部門の再建をやるだけやらせたうえで、利益だけは自分がごっぽりとか思っているんだろうか。何にしても、水面下では三菱グループダイムラーとの国家を巻き込んだ駆け引きが行われている最中ではないか。行方に目が離せない。

難しい問題

三人が帰ってきて、会見も開かずに引きこもっている。噂によれば弁護士が会見を止めたとか。で、弁護士だけど、何と10人くらい付いているらしい。えらい豪勢なことですな。どこぞの団体が背後に付いているんやら?って決まってますがな。今井君ちも入っているという噂の赤旗とですがな。つまり、自由法曹団ってことだねhttp://www.jlaf.jp/

政府は今回の件を切っ掛けに、危険地域への渡航を自制するよう呼びかけている。基本的に私は「そんなことほっとけ」と思うけれど、まあ、日本のお国柄からすれば止むを得んことなんかななどと思わないでもない。もっとも、これを機に出国制限を法制化しようとかほざく輩は論外だけどね。
問題は、今回のような事件が起こった場合、救出費用をどうするかということ。自作自演説はさておいて、仮に危険地帯に「自己責任」で入り本当に誘拐された場合、その救出費用を国費で賄うということは「自由主義的社会契約」の考え方からは原則として出てこない。さりとて、危険地域でのジャーナリズム活動や社会奉仕活動などを制約するような考え方は、長い目で見て日本の利益にも反するに違いない。また、危険地域入りする者に、命の危険のみならず破産の危険まで背負わせるのは過大な負担なようにも思う。
誰が言ったか、「世の中何でも程度問題」で、具体的に妥当な線引きをするのは、試行錯誤の末にたどり着く知恵のようなものなのだろう。
さて、わが日本民族がその知恵にたどり着くのはいつのことやら。

救助費用

あの三人救助にかかった費用は億単位だそうだが、このままいくと一人当たり35万円請求されるだけに留まるらしいhttp://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2004/04/18/04.html。俺は反対だ。断固反対だ。「国費=税金」で、救助費用も当然「国費=税金」から支出されている。税金の支出が正当か同化の判断基準は先ず第一に「当該支出を国民全体の負担とするのが適切か否か」であるはずだ。当たり前で単純なことだが、このことは何度でも確認した方がいい。そうでなければ論点をずらされて煙に巻かれる可能性があるからだ。
もちろん、「国民全体の負担とするのが適切か否か」の判断は、その時その時の空気に流されるべきではない。現在三人に対する非難が高まっているから、三人に負担させるべきだという議論に私は与しないし、それは間違っていると思う。「国民全体の負担とするのが適切か否か」の判断は、空気に流されず客観的になされるべきだ。例としては適切ではないが、いわゆる懲罰的賠償請求のようなことはすべきではない。
私は、今回の事件が自作自演でなければ、費用の全額を三人がもつ必要はないと思っている。しかし、35万はいかんせん安すぎる。先ずかかった費用総額を明らかにして、そのうち何割を負担させるかを、当人達の支払い能力をも勘案して決定すべきだろう。それが公平ってもんだ。ましてや自作自演だとすれば、その額がいくらであろうと全額本人負担に決まっている。結果、自己破産するしかなくなるんだろうけど、けじめは必要だ。

三人

三人とは言っても今は昔のマッキーの歌のタイトルではない。あの三人である。
三人に救出にかかった費用をしっかり請求してもらいたいね。国民の生命財産を守るのは政府の義務だけど、政府が安全を保障すべき(いかえれば日本国の主権が及ぶ)日本国内ですら自己責任の行動には対価をともなう。雪山で遭難した人の救助費用を当人に請求するのは当然のこと。何で、自分から危険なところに飛び込んだ人のためにかかった費用を税金で賄わないとならんのか。ましてや、危険地帯であるイラク(もっとも拘束場所がイラクだったのかは依然明らかではない)でのことなんだから、こんな費用は当人もちに決まっている。善意で行ったのだからとかいう言い訳なんぞは関係ない。あるわけない。それが自己責任ということだよ。
で、自作自演説。自作自演ならばこりゃ悪質だから、当然費用は全額負担してもらうしかない。そうなると、三人の家族は破産だな。それが怖いのか、三人の家族は急激にトーンダウン。言動に気をつけろとか何とかアドバイスしたり謝りまくったり、支援団体と距離をとったり。やはり自分らの思想信条よりお金が大切だったのね。そりゃ支援団体はあんたら家族が破産しようが知ったこっちゃないから煽るだろうけど、いざ自分の懐が痛むとなれば能天気に支援団体に祭り上げられて、「ごっこ」を続けるわけにはいかんものね。分かるよ〜その気持ち。しかし、この支援団体。北朝鮮拉致被害者の支援など殆どやってないんだろうね。外国記者クラブで家族がそんな質問を受けたらしいよ。外国人は薄情、じゃなかった、日本人には聞きにくいことを聞いてくれてなかなかナイスであった。褒めてとかわすぞ。
そうそう、それと、自作自演だった場合の刑事罰。アラブ人との共謀共同正犯として考えれば、まず、今井君が未成年者だったことが運の尽き。未成年者略取誘拐罪の共同正犯でタイーホにケッテー!
さらに、成人二人のいずれかが当初自作自演を知らなかった場合で、その後身代金を共犯者の誰かが要求し、それを他のものが止めてなければ、身代金目的等略取罪にも該当する可能性アリ。でもって、みんな共犯の自作自演なら詐欺罪じゃ。よっしゃ〜!やったれやー!ゲーム感覚でこんな事件を起こすようなやつは徹底的にやっつけろ!

ミラーマン

ミラーマンは冤罪を主張しているそうな。


【社会】「スカートのぞいてない」−植草教授「不当逮捕」主張
 女子高校生のスカートの中を手鏡でのぞこうとしたとして、東京都迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕された早稲田大大学院教授植草一秀容疑者(43)が、東京地検の調べに対し「手鏡は持っていたがのぞこうとしていないし、のぞいていない」と容疑を否認していることが14日、分かった。
 植草容疑者は19日までの拘置が決定しているが、裁判官の拘置質問に対しても容疑を否認し「不当逮捕」と主張したという。
 植草容疑者は8日午後、JR品川駅のエスカレーターで、前にいた都立高校の女子生徒(15)のスカートの中を手鏡でのぞこうとしたとして、同容疑者を尾行してきた神奈川県警の捜査員に現行犯逮捕され、警視庁に引き渡された。
http://www.sanspo.com/sokuho/0414sokuho085.html


ここにミラーマンとは品川駅において女子高校生のスカートの中を手鏡でのぞこうとしたエコノミストのことをいう。
警察は金曜日に逮捕したのに月曜日に発表している。イラク人質(狂言)事件が金曜日に発生したことと月曜日が新聞休刊日だったことが発表のタイミングに関わってそうで、そのあたりに警察の功名心をみる思いがして、ミラーマンの言い分ももしかしたら本当かもねって一瞬思ったりした。
しかし、やはりミラーマンの言い分は信用ならんな。やはり見ようとして手鏡をかざしたに違いない。問題は「本当に見たか」にある。東京都迷惑防止条例違反で逮捕したらしいけど、その犯罪はどの時点で捕まるんだろうね。もし手鏡で実際にスカートの中を見ることが出来る状態にならなければ捕まらないとしたら、ミラーマンも十分反論の余地があるんだろう。
僕が仮にミラーマンの弁護士なら「手鏡を出したがやろうかやめようか逡巡しているところで捕まった」と主張させます。
さてどうなることやら。