海に漂うプラスチックゴミ 分解する事が全てじゃない
こんにちは
初投稿なので、自己紹介を、、とも思ったのですが。またの機会に。
先日ナショナルジオグラフィックのある記事を目にしました。
それがこれなんですが。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030300136/
最近、海に漂うプラスチックゴミへの関心が急速に高まっているようで。
今年6月に開催予定のG20大阪サミットでも、安部首相が、プラスティックゴミによる海洋汚染に対する各国への義務付けの「枠組み」を提言、合意を目指すと話しています。
(これには、2018年に行われたG7で「プラスチック憲章」というプラスチックの削減を掲げたものへの署名を、日本が米国と並んで拒否したという背景もあり、一言で語れないのですが、、)
で、今回話したいのが
①なぜ海洋汚染が大変なことなのか
②てか、深刻な状態になるまで分からなかったん?
③その対策あってる?
ということ。
まず、なぜ海洋汚染が大変なのか。
そもそも、プラスチックは分解されません。
でも、海を見てもプラスチックは見えませんよね。それは、ただ、太陽の光の影響などで劣化し微細化しているから。
その微細化したプラスチックが海全体へと、海流の力を借りて、広がっていき 、海底へと蓄積していきます。
で、その後どうなるんですかね。ずっと残り続けるわけです。
これを魚が食べて消化、、されるはずもなくまた魚の体内に蓄積。
それを人が食べて、、、
最終的には、巡り巡ってヒトにも影響が出ると考えられています。
また、この過程でもわかるように、動いてるのは細かくなったプラスチックです。
これは一般に、マイクロプラスチックです。ですから、普通では可視化できないわけです。
恐らくこれが、手を打つのが遅くなった理由ではないかと。
可視化できなくても、少し想像すれば分かるとも思いますけどね。
そして、最後に、その対策あってる?ということなんですが。
こういう話題になると、分解されるプラスチックをこれからは使おうとか再合成して使おうという意見が出たりしているんですが。この対策は少し論点がずれていると思います。
既に海へプラスチックは流出しているんです。もう、海洋からプラスチックゴミは取り除けない。
この状況ですべき事は、これ以上の流出を防ぐこと。
そのためには、利用量を削減すべきでは?
いくら分解や再合成って言ったって、利用量の削減にはならない。逆に、これらの意見を重んじて、利用量の促進をしてしまっているのではないかという例もある。
利用量の削減の一例では、スーパーのレジ袋。
あれは、平均利用時間が15-20分で、その後は捨てられる。それほどの少ない利用時間のためにプラスチックを作り、それにより自然が汚される。
まず第一段階として、1つの案だけど、利用時間という1つの尺度でプラスチック製品を分類し、利用時間の短い製品(例えば使い捨てなど)は作らない、利用しない。これだけでも、少しは変わるんじゃないか。