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トリプルバトルを主として、ダブルバトルやシングルバトルなどについても扱います。
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【トリプル】サンプルパーティ集
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【パルデアダブル】カバルドン+ルガルガン
目次
こんにちは、カンザキです。
今回は11/26に開催された第90回DEXオフで使用した構築について紹介します。
戦績としては、予選は6勝4敗でグループ3位抜け、決勝トナメ3-2で4位入賞しました。
発売から1週間しか経っておらず、環境が定まっていない中で作った構築ですが、
構築を考えるにあたって考えたことについて書いていきたいと思います。
【構築経緯】
元々は、あまり深く考えずにユキノオー+テツノツツミのゆきパを使うつもりでいましたが、
リバティノート(@_Liberty_Note)がゆきパのQRレンタルパーティを出したことで断念しました。
一番最初のパーティでネタかぶりしても面白くないと思ったからです。
そこで、環境初期に出回った情報を元にメタを考えきちんとパーティを組むことにしました。
まず参考にしたのがじーんさん(@zeen172M)のパルデアダブルキャラランクです。
パルデアダブル最新キャラランク作った!
— じーん (@zeen172M) 2022年11月24日
S-Bのポケモンは1匹ずつ解説したので良かったらアーカイブを見てくれると嬉しいです。https://t.co/9EEgvDsgk0 pic.twitter.com/fVAaHwrb3s
影響力があるため、このランキングを元にパーティを組んでくる人が多いと考えました。
また、じーんさんの配信を見ていたところ、パオジアン+カイリューの並びで攻める構築が強そうに見えました。
よって、この構築には隙を見せないようにしたいです。
ここまででパーティの組み方は決めていましたが、具体的に何のポケモンを使うかは一切決めていませんでした。
おすすめのポケモンがいないか友人のリンヤさん(@gozira2004)に相談したところ、ルガルガンをオススメされたので考えてみることにしました。
ルガルガンの特色としては、すなかきで上げた高い素早さから打てるタイプ一致のいわなだれにあります。
これはルガルガンが初出だった2017のサン・ムーンのときから変わっていません。
TierS・Aランクのポケモンに目を向けてみると、いわなだれの通りは非常に良いと感じました。
いかく持ちもウインディ・ギャラドス・ボーマンダの3匹が想定されますがいずれも弱点を突くことができるのも大きいです。
また、パオジアンには弱点をつけることと砂でタスキをつぶせること、カイリューには神速が半減で悪くなさそうと考えました。
よって、ルガルガンを中心として残りの取り巻きを考えてみることにしました。
まず決めたいのがすなあらしを起動できるポケモンです。
一番最初に挙がるポケモンとしてはバンギラスになりますが、パッと見て使いたくないと感じました。
その理由が以下です。
①パオジアンのせいなるつるぎで上から処理される
②ハバタクカミのフェアリー技で上から2発で処理される
③ルガルガンとタイプが同じための技範囲とかぶる
④ゆきパのユキノオーより元のすばやさが速く、相手と同時に出したときに天候を取られる
そこで次はカバルドンに目を向けました。
カバルドンの技を一通り見てみると今作からてだすけを覚えることに気づきました。
高速・高火力のルガルガンのいわなだれにてだすけを乗せる動きは強そうに思えました。
また、前作から覚えるあくびでいわなだれの通りが悪いポケモンに対して対抗することができるのもよさそうです。
上述したことから、バンギラスとカバルドンを比較してカバルドンのほうが構築としてうまく組めそうだったのでカバルドンを採用することにしました。
カバルドン+ルガルガンを軸に、残りの4匹を考えることにしました。
ここからは正直かなり適当になりますが、2匹を決めた段階でオフの2日前だったのでまずは補完等を考えて組むようにしました。
コンセプトも細かい部分までは決まっていません。
ここまででは初手ルガルガンから火力をぶっぱなして削りを入れて裏からスイープするだろう?というところまで決まっているので、残りは後から考えることにします。
【個別解説】
採用したポケモンの順番で解説を記載します。
※配分に関しては全体的に適当です。
ルガルガン こだわりハチマキ いわ
すなかき ようき 151(4)-167(252)-85-*-85-180(252)
いわなだれ/アクセルロック/じゃれつく/じだんだ
ASぶっぱ
火力に全振りしたルガルガンです。
高い素早さを武器にひたすら上からいわなだれを打つ機械となります。
砂下でも打つことがある場合も考慮として最速での採用となりました。
技はいわなだれ、締めで使える先制技のアクセルロック、
後は適当にじだんだとじゃれつくを採用しました。
じだんだはテツノカイナ・じゃれつくはガブリアスへの打点になりうると思ったからです。
持ち物は高火力を上から押し付けるためにこだわりハチマキ。
テラスタイプは特に深く考えずにいわとしました。
カバルドン たべのこし じめん
すなおこし わんぱく 215(252)-132-165(92)-*-113(164)-67
じしん/こおりのキバ/てだすけ/あくび
H:耐久上げたいためぶっぱ
B:数値高めに11n
D:残り
耐久に厚く振ったカバルドンです。
砂起動・相手への妨害・ルガルガンで技範囲が足りていない部分についてサポートします。
配分については物理に対してしっかり受けられるようにHBに厚く振りました。あとは申し訳程度のD。
技はタイプ一致技のじしん、ガブリアスに打つこおりのキバ、
採用の大きな決め手となったてだすけと妨害用のあくび。
じしんはルガルガンが苦手とするテツノカイナへの打点になりGOOD。
持ち物は盤面に長く居座れるようたべのこしとしました。
テラスタイプは特に深く考えずにじめんとしました。
カイリュー いのちのたま はがね
せいしんりょく いじっぱり 198(252)-204(252)-115-*-120-101(4)
しんそく/アイアンヘッド/ほのおのパンチ/まもる
HAぶっぱ。
耐久が高めのカイリューです。
今作は強いらしい、スイープ性能が高そうということで採用しました。
先発で削りを入れたところで残りをスイープしてもらいます。
配分については後発からでも動ける回数を確保したいためHAぶっぱとしました。
技は基本の広く範囲を取れるシンプルな技を4つ。
持ち物は最大限火力ができ、打ち分けができるいのちのたま。
テラスタイプははがねとしました。
はがねとした理由については、パオジアン+カイリューの並びでノーマルテラスタルが流行っていたところから、
はがねにすれば奇襲ができるからではと思ったからです。
ハッサム ぼうじんゴーグル いわ
テクニシャン いじっぱり 177(252)-200(252)-120-*-101(4)-85
バレットパンチ/とんぼがえり/インファイト/テラバースト
HAぶっぱ。
耐久が高めのハッサムです。
タイプ補完としてカイリューと相性がいいだろうということで採用しました。
配分については深く考えずにHAぶっぱ。
技は基本のバレットパンチとんぼがえりインファイトにテラバースト。
持ち物は全体的にモロバレルといった催眠系統が重そうなのでぼうじんゴーグルとしました。
テラスタイプはいわとしています。
いわとすることで、苦手な炎に対して返り討ちとすることができます。
また、カバルドンの砂と合わせて特防1.5倍にもなり、とつげきチョッキを持たせたような動きもできます。
イーユイ こだわりスカーフ ほのお
わざわいのたま ひかえめ 131(4)-*-100-205(252)-140-152(252)
ねっぷう/あくのはどう/かえんほうしゃ/カタストロフィ
CSぶっぱ。
火力と素早さに配分を割いたイーユイです。
ここまで、物理アタッカーにポケモンが寄っていたこと、特殊アタッカーでもスイープできるポケモンが欲しいと思い採用しました。
技はこだわった状態で打てる汎用的な技4つ。
持ち物は先制技なしでも上から制圧できるこだわりスカーフ。
テラスタイプは特に深く考えずにほのおとしました。
ウォッシュロトム オボンのみ でんき
ふゆう おだやか 156(244)-*-146(148)-126(4)-154(100)-107(4)
ハイドロポンプ/ボルトチェンジ/おにび/ひかりのかべ
カタストロフィ対策でHを2n、残りをD中心に振り分け。
耐久に配分を大きく割いたロトムです。
炎・地面への耐性が全体的に薄いことから採用してみました。
これまでの地方ダブルでもとりあえず採用すると最低限の仕事をするので、今回もある程度は仕事をしてくれるだろうと見込んでの採用です。
技はタイプ一致技としてハイドロポンプ、ボルトチェンジ、物理・特殊アタッカー相手にそれぞれ役割を遂行できるおにびとひかりのかべ。
持ち物は耐久を底上げできるオボンのみを採用。
テラスタイプは特に深く考えずにでんきとしました。
【選出】
オフで出していたのは主に以下。
・初手でカバルドンが出しづらい(天候書き換える場合に取っておきたいとき)
+or
・相手に天候を書き換えるポケモンがいないとき
+or
・相手が全体的に受け思考でゲームスピードが遅くなると感じた時
+or
基本的には先発からルガルガンを出して削っていき、後発からテラスタルをしていきます。
こだわりアイテム持ちのポケモンはカバルドンやロトムでクッションにして交代するといいでしょう。
ある程度削れたところからテラスタルでタイプを変え、相手を崩していくのが狙いです。
ハッサムとカイリューでテラスタルしていたので、同時選出することはありませんでした。
【雑感】
今回はやっつけで構築を作ったので回しながら気づいたことを書きます。
・ルガルガンのいわなだれで相手がひるむとゲームに勝つ。
・カバルドン+ルガルガンの並びはこの指を打たせづらく、あくびが通りやすい。
・カバルドンのてだすけは奇襲性が高い。
・ゲームが終わるまでのターン数が少ないゲームを想定していたが、そこまででもなかった。
・ロトムの鬼火は後発から出てくるポケモンに対応しづらいため、先に貼れるリフレクターでもよいと思った。
せっかくなので、鬼火→リフレクターにしたQRも貼っておきます。
【おわりに】
オフ一発目で自分の考えが合っているか確かめるために参加しましたが、
最終結果からある程度は合ってそうだということがわかってよかったです。
幸先いいスタートになったのではないでしょうか。
公式から明言はされていませんが、世界大会のルールはおそらくこのルールでしょう。
地方ダブルをやる際には「全てのポケモンに可能性がある」と思っているので今後が楽しみです。
気になることがあったら私のTwitter(@Kanzaki_poke)宛までどうぞ。