つい読み返したくなる作品『それ町』
声優が苦手だったのに好きになった希有な作品
おすすめ度:★★★★☆(当たり外れの回が存在)
TVアニメシリーズが放映されていた時期に主人公の嵐山歩鳥役の声優さんが苦手という理由で視聴リストから切ってしまっていたんだけど、それから数年、ネット巡回中にストリーミングを見てドストライク。なぜこんな面白いアニメを切ってしまったんだろうとあの時期の自分を許せない。今ではもう歩鳥役は小見川千明さんでないとダメな身体に染まってます。
紺双葉回は外れナシ?いえいえ私は
紺先輩の話も勿論素晴らしいですけれど、個人的には歩鳥の弟、嵐山 猛くんが絡む回がそれ町の中でも好きなんですよね。こんな機転の効く弟がいたらイイと思いません?エビちゃんとのラブコメ度数も高いのも見逃せない点。
- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2012/07/30
- メディア: コミック
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やはり俺の青春ラブコメはまちがっているからこそ『面白い』
8話まで見て確信、今期イチオシは『俺ガイル』
おすすめ度:★★★★★(ぼっちの気持ちを汲み取れたら)
流し見程度で楽しんでたんだけど、どんどん主人公の八幡のぼっちだからこその魅力にドハマり中。なお、ラノベは未読で、TV版の感想で若干のネタバレを含むので未見の方はそのことに注意して下さい。
物語が動き出すのは4話移行から
ベースストーリーに主人公が高校登校初日に車道に出た犬を庇って交通事故で骨折。犬を庇った主人公八幡、犬の飼い主由比ヶ浜、加害者の車に乗っていたのが雪ノ下。この情報がハッキリわかってくるのが4話からで、それまではボカされています。
八幡は由比ヶ浜の犬を救ったこと恩に着られたくはない。由比ヶ浜は八幡に対して感謝している気持ちがあるが勇気が出ない。雪ノ下は八幡に怪我をさせたことを分かっている・・はず(TV版ではまだ心情までは明かされてない)
ぼっちであることの弱さと強さが絶妙な主人公
ぼっちを貫いてきたからこその強さ、ぼっちでいることの弱い部分を解っている主人公のナレーションは秀逸で、カッコ悪いはずの主人公がとても格好良く見えたり、こういった主人公が成立するんだなと関心している最中です。
関連LINK 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』に見る、比企谷八幡の「主人公力」。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。第5巻 (初回限定版) [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2013/10/23
- メディア: DVD
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30過ぎて好きな漫画家がまた一人増えた
ピコピコ少年だった僕やそこのアナタへ
おすすめ度:★★★★★(ファミコン世代なら)
思い出した。ACアダプターは僕にとって生命線だったってことに
著者、押切蓮介は僕とちょうど同い年。ピコピコ少年シリーズの作中に出てくる主人公はまるで僕自身だ。そう、僕もファミリーコンピューターに狂わされた人間の一人なのだ。家は決して裕福ではない、欲しいゲームソフトのためなら持てる知恵の全て注いでダダもこねた、勉強の成績も欲しいゲームのためだけに努力した。ゲームの中古屋で経済のシステムを学んだ。ただしその麻薬のような中毒性も、ゲームの作り手になってみようと思い始めた歳頃になってどんどん薄れ揺らぎ、とうとう僕は30間近になってその魔法から解き放たれ、ゲームをしなくなった。
そういや母ちゃんはどんなゲーム画面もファミコン呼ばわりしてたっけ
僕を含め、怠惰な人間を作る要因としてゲームはある。限りある時間を奪う。それでもゲームは悪ではないと思う。願う。あの日あの時、あの瞬間はあのゲームをやっていて本当に楽しかった、幸せだった。その気持があったということを思い出させてくれた、どんな漫画よりもリアリティのある作品に僕は出会ってしまったのだ。
- 作者: 押切蓮介
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: コミック
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真夜中の湾岸ミッドナイト
真昼間から読めない漫画ナンバーワン
おすすめ度:★★★★☆(深夜時)
ふっと読み返して、わかってもいない専門書を読まされた気分になるこの漫画。何が何だか分からない、はずなのになぜか読めちゃう。語るほど車の知識も持ち合わせてないし、首都高なんて身近にない、だけどカッコイイのよ湾岸を走るあの悪魔のZが。
夜中にページをめくっていると、あの独特のポエム調なセリフが頭上から「あなたは全然わかっていません、もっと読みなさいこの本を、もっと知りなさい本質を」と降ってくるわけ。5,6巻連続で読んでると胸焼けしてくる。読み返そうと昼間に手に取ろうと思ったけれど、そういうわけあってどうしても躊躇したわけです。
一体この漫画って何なんだろう
カテゴリー分けるなら車の漫画であることは間違いないんだろうけど、ピタッとハマる感じを探していたらコレだコレ!ってのあったので転載。
名無しんぼ@お腹いっぱい []2010/02/17(水) 03:35:12ID:/EbUd+xy0
バトルを通して哲学を語るハードボイルド
あぁ、ハードボイルド。まさにソレ、 オットコくさいんですよ。
湾岸MIDNIGHT(1) (ヤンマガKCスペシャル (372))
- 作者: 楠みちはる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/01/05
- メディア: コミック
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むろみさんの放映時間じゃ満足できない人のために
やさぐれ可愛い波打際のむろみさん
4月から始まったショートアニメーションのむろみさん。見てて飽きがこないなぁと思ったのでコミックを読んでみたら、大正解。アニメの方も十分面白い作品になっているのだけれど、15分という放映時間の短さ、加えて面白いがための体感時間がさらに短く感してしまう。そこでコミック、ページ数もなかなかあって、じっくりコッテリむろみさんの世界に浸かりたい人にチョーおすすめ。博多っ子の可愛さ恐るべし。
- 作者: 名島啓二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/17
- メディア: コミック
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『のりりん』に魅せられて乗せられる
男心を震わせる描写がこんなに上手だったなんて知らなかった
おすすめ度:★★★★★
著者:鬼頭莫宏(きとうもひろ)が描くロードバイクを中心にした自転車漫画。クロスバイクだけど私もこういった自転車を所持しており、どんなものだろうと読み始めたのがきっかけ。自転車に興味のなかった主人公が、ロードバイクという趣味に浸かっていく様が物凄く巧みに描かれている。
ここ数年で一気に陽の目を見るようになった自転車というカルチャー、この作者が描くとここまで清々しい作品になってしまうのだろうかと驚いた。何処かで見た絵柄だと思っていたら鬱っけの強い『ぼくらの』の作者だったなんて、作風がこんなにも変わるものだと2度驚かされた。
成人男性向けへのメッセージが所々に散りばめられ、感化されること間違いなし。自転車乗りでなくても一度手にとってもらいたいコミックです。きっと6巻を読み終える頃には、ロードバイクに乗りたくなっていることでしょう。(私も含め
- 作者: 鬼頭莫宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/23
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