ほぼ週刊 ビジネスプレイボーイ

篠崎愛と紗倉まなをこよなく愛する独立会計士のブログ。

まだ間に合う!1週間で攻める日商3級 第5回

こんばんは、次郎です。

 

仕訳のポイント確認最終回です。

今日は決算整理仕訳編です。

主に第5問で出てきます。

 

①消耗品費と消耗品

消耗品費は費用、消耗品は資産です。

期中どっちの科目で処理しているかによって仕訳が変わります。

・期中:消耗品費→期末:使っていないものを消耗品へ振り替え

・期中:消耗品 →期末:使った分を消耗品費へ振り替え

第5問では解答用紙にどっちかの科目に残高があるので、

そこで判断しましょう。

 

②見越・繰延

要するに期をまたぐ収益/費用の処理ですね。

使う科目は未収〇〇(資産)、未払〇〇(負債)、

前払〇〇(資産)、前受〇〇(負債)のどれかです。

 

「・・・を見越計上する」

「・・・を繰り延べる」

この問題文を読んですぐに仕訳切れますか?

・・・・。

魔法の言葉があります。

『「見越」の「見」は「未収/未払」の「未」』

瞬殺です。

見越・繰延の意味を覚えるより、

これで覚えたほうが早いです。

 

③現金過不足

資産にも負債にもなる不思議な科目です。

原因が判明した時は、判明した科目を書いて、

差額を現金過不足で埋めます。

固定資産売却益/損を出すときと同じやり方です。

それでも現金過不足が出るのであれば、

雑益か雑損で処理します。

 

④貸倒引当金と貸倒損失

貸倒引当金の計上仕訳は問題ないでしょう。

回収不能となった場合には、まず貸倒引当金を減らします。

貸倒引当金がなくなってから初めて貸倒損失を計上します。

 

 

論点はこのぐらいでしょうか。

漏れていたらごめんなさい。

 

ラスト1日です。しっかり追い込んでください。

 

 

 

まだ間に合う!1週間で攻める日商3級 第4回

こんばんは、次郎です。

今日も早速行きましょう。

 

⑧売上・仕入

基本的な仕訳は大丈夫だと思います。

ポイントは仕入/販売諸掛でしょうか。

3級で出てくる諸掛は運送「費」なので費用です。

 

仕入れたときにかかる引取運賃などの諸掛は仕入(費用)に含ます。

逆に売った時の発送費用はだれが負担するかで変わります。

自分が負担する場合は「発送費用」(費用)、

相手が負担する場合で代わりに払った場合は「立替金」(資産)です。

立替金については前回の記事を見てください。

 

他に値引きと返品の論点がありますが、

注意点は特にないので省略します。

 

⑨手形

次郎が受験した時代は3級の難敵、「為替手形」がありましたが、

今はなくなったようですな。

なので合否ポイントは1つだけ。

自分の振り出した手形が返ってきたとき「支払手形」を減少できるかでしょう。

論点としては小切手と同じですね。

自分で手形を振り出したときは「〇〇 XX/支払手形 XX」なので、

それが戻ってきたら当然「支払手形 XX/〇〇 XX」として

支払手形を0にします。

 

ちなみに「受取手形」は後でお金がもらえる「権利」なので資産です。

「支払手形」は後でお金を払う「義務」なので負債です。

 

ほかに裏書と割引という論点がありますね。

裏書とはもらった受取手形を支払い手段として支払先に渡すことです。

つまりお金がもらえる権利を他人にあげる(資産が減少する)ことになります。

よって「〇〇 XX/受取手形 XX」となります。

 

割引は受取手形を銀行にもっていって、すぐに現金化してもらうことです。

なので受取手形が減少して、現金が増加することになります。この手段使う場合、手数料(割引料)がとられるので、

手形売却損などの科目を使います。

 

⑩有価証券

有価証券は株式と社債があります(細かい説明は長くなるので省略)。

売ったり、期限を迎えるとお金がもらえます。

つまり、お金がもらえる「権利」なので資産です。

論点は2つ、「買う」と「売る」です。

「買う」場合は購入手数料を含めることを忘れずに。

「売る」場合は買った値段と売った値段のどちらかが高いかで損したか得したかを表す必要があります。あなたの損得勘定が試されます。

買った値段>売った値段→有価証券売却損

買った値段<売った値段→有価証券売却益

 

⑪有形固定資産(建物・車両・備品など)

有形固定資産は長期的(1年以上)使う「物」なので、資産です。

論点は3つ、「買う」「使う」「売る」です。

「買う」「売る」は⑩有価証券と同様なので省略。

「使う」は減価償却のことです。

仕訳は大丈夫だと思います。ポイントは期中に買った場合です。

月割計算をするのを忘れないようにしましょう。

 

⑫資本金

資本金は会社を始めるときに必要な「もとで」なので純資産です。

「開業」「追加出資」という言葉が出てきたらこの勘定を右側に立てましょう。

また、店主がこの資本金を使う場合があります。

その場合に「引出金」という勘定を使用することも覚えてきましょう。

 

残りの論点は「決算」です。

長くなるので、明日にしましょう。

 

 

 

まだ間に合う!1週間で攻める日商3級 第3回

こんばんは、次郎です。

 

早速行きましょう。

第1問・3問・5問で必要となる

仕訳のポイントをおさえます。

 

①現金

お金なので資産です。

(資産って何?って方は前回の記事へどうぞ)

もらったら左側、払ったら右側です。

 

現金の合否ポイントは現金の種類です。

以下のものをもらったら「現金 XX/〇〇 XX」

という仕訳になります。

・他人振出の小切手

・送金小切手

・郵便為替証書

・配当金領収書

 

当座預金

銀行に預けているお金なので資産ですね。

 

合否ポイントは小切手ですね。

みなさんがもし小切手をもらって銀行に行くと、

小切手を出した会社の当座預金からお金がもらえます。

なので、

・小切手を振り出した→当座預金の減少

・自分以外が振り出した小切手をもらった→現金の増加

・自分(当店)が振り出した小切手をもらった

 (=振り出した小切手が戻ってきた)→当座預金の増加

となります。

 

③当座借越

「借」という字があるのでピンときた方、ご名答!

銀行からの一時的な「借金」です。

借金は返す「義務」があるので負債です。

 

合否ポイントは残高です。

この勘定は支払った後に当座預金がマイナスになったら使用するので、

当座預金の残高に注意しましょう。

逆に当座借越がすでにあって、当座預金に入金があった場合、

当座借越から減らすことを忘れないようにしましょう。

 

なお、第1問で当座預金と当座借越の勘定科目がない場合、

「当座」という勘定を使用することを忘れずに。

 

④小口現金

「現金」とあるのでお金です。なので資産です。

よく「定額資金前渡制(インプレストシステム)」がどうたらこうたらと書いてありますが、無視していいでしょう。

なお、小口現金が増加する問題の答えは

ほぼ「小口現金 XX/当座預金 XX」です。

 

④未払金・未収入金

未払金は字のごとく「未だ払っていないお金」なので、支払う「義務」があります。「義務」義務なので負債です。

「XXに払うこととした」と出てきたら使いましょう。

ただし、「仕入 XX/未払金 XX」は絶対に間違いです。

商品を仕入れて将来払う場合は「仕入 XX/買掛金 XX」となります。

 

未収入金は未払金の反対です。「まだ回収していないお金」なので、あとでお金をもらえる「権利」です。「権利」なので、資産です。

「XXに受け取ることにした」と出てきたら使いましょう。

ただし「未収金 XX/売上高 XX」は絶対に間違いです。

商品を売って将来代金をもらう場合には「売掛金 XX/売上高 XX」となります。

 

⑤貸付金・借入金

貸付金はお金を貸しているので、あとでお金が返ってくる=後でお金がもらえる「権利」です。なので資産です。

借入金はお金を借りているので、あとでお金を返す「義務」があります。なので負債です。

 

ポイントは利息でしょうか。

利息とともに支払った/受け取った場合の処理ができれば

問題ないでしょう。

 

⑥立替金・預り金

立替金は代わりに払ったお金なので、

あとでお金がもらえます(お金がもらえる権利)。

なので資産です。

「先方負担の発送運賃を立替払いした」場合にはこの勘定を使います。

先方が払うべきものを払ったので、あとでお金がもらえるからです。

仕入諸掛」や「発送費」を使ったらアウト!

 

預り金は字のごとく「預かっているお金」なので、

誰かに返したり、渡したりする「義務」があります。

なので負債です。

3級は「所得税源泉徴収分」をいうワードが

出てきた場合のみ使いますね。

 

⑦商品券・他店商品券

商品券を資産と思っている方が結構いそうな気がしますが、

残念、負債です。

商品券という勘定科目は自分の店の商品券のことです。

お客さんから商品券をもらったら、

商品をタダであげなければなりません。

つまり、商品をタダであげる「義務」です。

だから負債です。

 

一方で、他店商品券は他の店が発行した商品券です。

なので、発行した店に行ったら、タダで商品がもらえます。

つまり、商品がもらえる「権利」。なので資産です。

 

この区別ができれば問題ないでしょう。

 

 

今日はこの辺にしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

まだ間に合う!1週間で攻める日商3級 第2回

こんばんは、会計士次郎です。

 

ちょいエロ?記事から立て続けに書きます。

方向性が異なりすぎて自分でも訳が分からなくなります。

さぁ、ここからはまじめに行きましょうか。

 

さて、前回は敵である日商3級の情報と攻略法を学びました。

では、あと1週間(実際は5日ですね)何をしますか?

・・・・。

言い換えましょう。

あと1週間(実際は5日ですね)どこに時間を投資すれば合格できますか?

 

もう一度、試験問題の構成を見てみましょう。

第1問(20点):仕訳問題→毎回これ。初見の問題はほぼない。

第2問(10点):帳簿記入or勘定記入→どっちかだがパターンがたくさん。

第3問(30点):試算表作成→毎回これだけど若干パターンあり。

第4問(10点):伝票など→変化球。

第5問(30点):精算表作成→基本これ。初見の問題はほぼない。

 

では次は必要とする知識で見てみましょう。

第1問:仕訳

第2問:仕訳+α(帳簿の知識等)

第3問:仕訳+記入方法

第4問:仕訳or伝票の知識等

第5問:仕訳+記入方法

 

まとめます。

第1問:20点、問題は固定的。必要知識は「仕訳」のみ

第2問:10点、問題は変動的。必要知識は仕訳のみならず帳簿の知識も。

第3問:30点、問題は固定的。必要知識は「仕訳」で記入方法を覚えるだけ。

第4問:10点、問題は変動的。必要知識は「仕訳」だけでは対応できない場合もある。

第5問:30点、問題は固定的。必要知識は「仕訳」で記入方法を覚えるだけ。

 

つまり、仕訳ができるようになれば、

第1問、第3問、第5問は解けてしまう。

しかもこれだけで80点。合格!

てことは第2問と第4問はボーナスステージなのです!

逆に第2問と第4問をいくら対策しても合格できません!

 

なので、時間がない人は仕訳問題を解くことと

第3問・第5問の記入方法をひたすら覚えましょう。

(ようやくブログのタイトルぽくなってきましたね。)

 

さぁ、あと5日。やることは決まりましたね。

では今日は仕訳の総論だけ押さえておきましょう。

 

仕訳の構成要素は5つです。

①資産、②負債、③純資産、④収益、⑤費用

これは大丈夫ですよね。

 

①資産【増えたら仕訳の左側、減ったら右側】

そもそも資産とは?

簡単に言うと「金・物・権利」です。

・現金・小口現金→言わずもがな「お金」ですね。

・預金→字のごとく「銀行に預けているお金」ですね。

売掛金受取手形→後でお金がもらえる「権利」です。

棚卸資産・建物・備品・車両など→「物」ですね。

 

②負債【増えたら仕訳の右側、減ったら左側】

そもそも負債とは?

簡単に言うと「義務」です。

・借入金・当座借越→借りたお金です。つまり返す「義務」があります。

・預り金→預かっているお金です。つまり、誰かに返したり、渡したりする「義務」があります。

・未払金→字のごとく「未だ払っていない」から払う「義務」があります。

 

③純資産【増えたら仕訳の右側、減ったら左側】

そもそも純資産とは?

簡単に言うと「もとで」です。

3級では資本金と引出金だけですね。

マイナー論点です説明はしないこととします。

 

④収益【基本は仕訳の右側、売上値引・返品のみ左側】

そもそも収益とは?

簡単に言うと「成果」です。

ただ難しいので、今段階では「売上」と「受取〇〇」と覚えとけばいいです。

 

⑤費用【基本は仕訳の左側、仕入値引・返品のみ右側】

そもそも費用とは?

簡単に言うと「犠牲」なんですが、難しいので今段階では

仕入」と「〇〇費」と「支払〇〇」と覚えとけばいいです。

 

明日からは各科目のポイントを見ていきましょう。

ではでは。

 

 

 

紗倉まなに学ぶ欲望の会計学(第1回)

ビジネスプレイボーイの皆さん、こんばんは。

会計士次郎です。

 

突然ですが、紗倉まなと結合したいです。

 

え。。。?だめ?

ちょっとだけ!ちょっとだけだから!!さきっぽ連結するだけだから!

 

㈱次郎ホールディングスでは、世の中の全てのギャル達からありがとうを集めるを合言葉に、ギャル達を夜のスプラッシュマウンテンへいざないます、おっと。

 

話はそれましたが、そんなこんなで次郎は会計学が大好きです。

そして会計学の世界では企業結合会計や連結会計といった卑猥な会計学があります。

では、これらの会計学がなんなのか。それは会社をグループで見ましょうという際に利用する会計基準です(で、いいのかな?異論は認めます)。

 

グループでみるだと?

よくわからないという方のために、次郎ホールディングス※の2017年3月期の有価証券報告書を以下抜粋させていただきます。

 

※ 次郎ホールディングスは㈱じろうの、㈱じろうのあい、㈱じろうのまなを傘下におく独立系エンターテイメントグループです。主な事業内容は以下の通り。

 

㈱じろうの:大人ディズニー事業(いろんなギャルからありがとうをあつめる)

㈱じろうのあい:喜び組事業(じろうにありがとうを言わせる)

㈱じろうのまな:喜び組事業(じろうにありがとうを言わせる)

 

有価証券報告書抜粋~

連結会計年度におけるわが国経済は、政府の各種経済政策の効果や世界経済の動向、原油価格の下落等を背景に緩やかな景気回復基調で推移いたしました。しかしながら、、、、、、、、、、、さきっぽの不透明感が強まっております。

このような環境下、「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」というグループスローガンのもと、各事業分野においてギャル達のありがとうを集める活動を積極的に展開してまいりました。

この結果、売上高は3兆2,152億50百万円と前年同期比17.4%の増収となりました。

連結会計年度の売上高を種目別に見ますと、大人ディズニー事業では上期は前年同期を上回ったものの、下期において年齢による体力の低下、渋谷六本木エリアの拡大失敗により前年同期を大幅に下回る結果となりました。

しかしながら、喜び組事業においては㈱じろうのあいから2016年8月・12月と立て続けにシングル『口の悪い女』、『TRUE LOVE』がリリースされるなど立て続けに次郎を喜ばせてくれました。また、㈱じろうのまなにおいても即イキ!何度イっても終わらないノンストップS●X等々立て続けにリリースし、干からびてしまいそうになるほど悦ばせてくれた結果、増収増益となり、昨年度に続き過去最高益となりました。

 

次郎ホールディングスの業績の理解できましたか?

勘の鋭いプレイボーイの方は気づいたかもしれませんが、喜び組事業はただの次郎のオ●ニーなんです。こんな売上を認めていいのでしょうか?

 

これを是正するのが連結会計なんです!言ってみればオ●ニー防止会計基準ですね。

いかがですか?連結会計の大枠はつかめましたか?

詳細は、長くなるのでまた今度に回します。次回以降手とり足とり腰とり解説させていただきますのでよろしくお願いします。

 

ではでは。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

「紗倉まな」の画像検索結果

 

まだ間に合う!1週間で攻める日商3級

こんにちは、会計士次郎です。

 

今週も「ちょいエロ会計学」を書こうと思ったのですが、

会計士の登竜門「日商簿記検定」が今度の日曜日に迫っているということで、

今週は簿記検定の記事を書いていきたいと思います。

 

ちなみに今回の試験は新学期1回目の試験ということで、3級受験者が多いであろう

!という次郎の勝手な予想で、日商3級の記事を書いていきます。

ちなみに次郎は日商3級を満点で受かってます!

 

さて、受験生の皆さんは今、何をしてますか?

「まだインプット中ー」

「問題集を中心にやってる」

「答練しかやってなーい」

「すべての論点を総復習してます」

 

うーん、十人十色でしょうね。

まあ、何をやろうと受かればよい話です。

でも、さすがに敵を知らずに試験に突っ込むのは危険!

それと、倒し方をしらないのも危険!

今日は敵の情報と攻略法をおさえましょう。

 

まずは敵の情報から知りましょう。

〇制限時間:120分

〇問題数:大問5題(100点満点)

第1問(20点):仕訳問題×5問

→昔からこのパターン。変わることはないでしょう。

第2問(10点前後):帳簿記入or勘定記入

→分野的には2択ですが、出題パターンが固定的ではないですね。

第3問(30点前後):試算表作成

→分野は固定的ですが、出題パターンがいくつかありますね。

第4問(10点前後):基本は伝票問題

→ここが3級の中で一番流動的です。伝票が出ればラッキー!

第5問(30点前後):精算表作成

→ごくまれに違う分野が出ますが、精算表であれば出題パターンはほぼ決まっています。

〇合格ライン:70点以上

 

です。

要約すると、2時間で70点以上取ればいい。

それだけです。

 

では、どうすれば2時間で70点以上取れますか?

・・・・・。

これは十人十色でしょうね。

 

言い方を変えましょう。

少ない問題数で70点以上取るにはどれを解けばいいでしょう?

・・・・・。

これは第3問(30点)と第5問(30点)と残りどれか1問ですね。

つまり、律義に第1問から解いていったとき、

もし第5問(30点)に入る前に時間切れになったら、

もう絶望しかないですよね(最高でも70点)。

 

なので、攻略法の1つ目は「解く順番」です。

答練でいつも全問が解き終わらない人はここから始めましょう。

 

ではどれから解くか。

時間を気にするのなら、第3問or第5問→第1問→第2問or第4問でしょう。

時間内にすべて解き終わる人ならどれからでも問題ないでしょう。

ただ、試験会場という独特の雰囲気にのみこまれることを考えると、

毎回お決まりの出題パターンが出る第1問か第5問から解いて、

気分を落ち着かせるのがいいと思います。

 

あとはわからない問題に固執せず、

パスする勇気を持てるかだと思いますね。

 

答練をすでに解いている人も、

これから解く人も、まずは戦略を立てて、

自分が一番点を取れるパターンを分析してみてください。

効率よく合格しましょう!

 

 

篠崎愛ちゃんと学ぶちょいエロ会計学(第2回)

ビジネスプレイボーイの皆さん、こんにちは。

会計士次郎です。

 

本日は「篠崎愛ちゃんと学ぶ会計学」、第2回です。

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やってまいりました。本日のテーマは「リース会計」。

 

先日は、愛ちゃんを減価償却するという犯罪級の行いをした次郎ですが、今回は、リースつまり、愛ちゃんをレンタルすることになります。

 

はい。昨今流行のレンタル彼女です。

 

次郎は一度見たことがあります。

新宿駅の東南口でのカップルの別れのシーン。一見どこにでもいそうなカップルですが、明らかに男の方がイケてない。ダサいだぼだぼのシャツ、何年も洗っていないジーンズ、そうまさに電車男(古い)。一方、彼女の方はネイビーのブラウスに、白いロングスカート、いかにも男受けのよさそうな清楚系といったいでたちでした。顔はそこらの読者モデルよりも可愛いレベルです(山本美月に似ていたのでここでは仮に美月としましょう)。そんな美月が改札前でわざとらしいくらい、にこやかに一生懸命「彼氏」に手を振っていたのでした。

その光景は悪い意味で周囲の目を引いていました。

男が去ると、美月の表情が急変したのを次郎は見逃しませんでした。美月はさっと踵を返すと、新宿駅とは反対方向に歩き出しました。まるで一仕事終えて、次の現場に向かうデリヘル嬢のように冷たい目をしていました。

次郎は確信しました。

彼女は、「レンタル彼女」なのだと。

 

すべては「商売」。

「彼女」ですらも市場に商品として流通する時代になったのです。

資本主義というイデオロギーの恐ろしさに次郎は戦慄しました。

 

美月は、もしかしたら仕送りが足りない苦学生だったかもしれません。そして、やむにやまれぬ思いで業者にキャスト登録したかもしれません。一方男は、少ない月給の中から、なけなしの3万円を出して、彼女の若さと時間の一部を「買って」幾ばくかの癒しを得たのかもしれません。

 

新宿東南口広場、それは大人たちのドラマが交錯する人間交差点

 

前置きが長くなりました。

本日のテーマは「リース会計」です。

 

いってしまえば、レンタルです。

 

仕事に嫌気がさした次郎は、あるとき良からぬことを考えました。

「グラビアアイドルを半年くらいレンタルして彼女にできないかなあ」と。

旬のグラビアアイドルを半年毎でとっかえひっかえする。まさに次郎の理想とする生活です。

「最初にレンタルするとしたら、まずは篠崎愛ちゃんだな、早速所属事務所に連絡しよう!」

 

ここで、問題です。

篠崎愛ちゃんをリースした場合、会計上どう処理すればいいのか。

そもそもこれは、会計上「資産」にあたるのでしょうか。

 

ここで復習です。

資産とは「過去の取引、または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源」でしたね。

 

仮に愛ちゃんを半年間リースし、裸エプロン姿にしてあんなことや、こんなことをしたとしても、それは一時的なものに過ぎませんから「支配」しているわけではないんじゃないか。

前回、愛ちゃんは資産になりましたが、今回はそもそも「彼女」といってしまっていいものかどうか。

さすがの次郎も悩みます。

 

まさにリース会計ではこれがテーマになってくるのです。

 

リース取引には2種類あります。

それが、「ファイナンス・リース取引」と「オペレーティング・リース取引」です。

 

順に解説していきましょう。

ファイナンス・リース取引」とは何か。

ファイナンス・リース取引とは、リース契約を解除することができないリース取引またはこれに準ずるリース取引で、借手が使用する物件からもたらされる経済的利益を実質的に享受することができ、かつ、使用に伴って生じるコストを実質的に負担するリース取引をいいます。

 

また、長々と難しい文章が続いておりますが、これもお馴染み愛ちゃんの例えでいきましょう。

まずは、「リース契約を解除できないリース取引、またはそれに準じる取引」というのは、こういうことです。

 

新宿東南口改札前、午前10時。ソワソワした気持ちで次郎が待っていると、向こう側から真っ白なワンピースを着た愛ちゃんがやってきました。ナチュラルメイクにぷるぷるの唇。控えめにいって、最高です。

「こんにちは。次郎です」

「はじめまして、篠崎愛です。今日からよろしくお願いします!」

「えーと、今日から半年間レンタルコース、合計3,000万円を6回に分けて支払ってくださいね。」

「また万が一、次郎さんがリース中つまらないと感じた場合、いつでも事務所に戻りますので、その際は遠慮なく仰ってくださいね。ただし、半年分の料金は払っていただく必要がありますので、ご了承ください(⌒∇⌒)」

 

はい。ポイントはここです。

「リース契約を解除できない」とは、こういう条件を愛ちゃんが出してきた場合です。

次郎には、契約と同時に半年間の料金を分割で支払う義務が生じており、解約後もその料金を支払う義務がある。これは実質的に解約できないのと同じですから、「リース契約を解除できない取引に準じる取引」になるわけです。

 

また、もう1つ条件があります。

それが「フルペイアウト」。

会計上は、「借手が、当該契約に基づき使用する物件からもたらされる経済的利益を実質的に享受することができ、かつ、当該リース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に負担することとなるリース取引」となっています。

つまり、次郎が愛ちゃんとの生活もとい性活(爆)を楽しむことができ、またそれにかかる諸々の費用を負担することになる取引ですから、こちらもそのまま当てはまります。

 

つまり、今回の愛ちゃんリース契約は、会計上「ファイナンス・リース取引」に該当するのです!

 

さて、このファイナンス・リースになると、会計上はどう処理するのが正解でしょうか。

結論からいいますと、これは「リース資産」に計上する必要があります。

そうレンタルといえど、愛ちゃんはあなたの「資産」としてステークホルダー=関係各位・他の篠崎愛ファンの方々に開示する必要があるのです。

その一方、貸方には、「リース債務」を計上する必要があります。

これは「負債」です。

「負債」とは、過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源を放棄もしくは引き渡す義務、またはその同等物をいう」と定義されています。

 

この場合、次郎には半年間にわたり、彼女の事務所にリース料を支払う義務が生じていることになりますから、この義務もあわせて貸借対照表に計上する必要が出てくるのです。

 

早速仕訳を見てみましょう。

 

借方 リース資産 3,000万円 / 貸方 リース債務 3,000万円 

 

こうなります。

 

話をもどして、残った方の「オペレーティング・リース取引」。

これはファイナンス・リース取引「以外」の取引をいいます。

 

さて、晴れて愛ちゃんをファイナンス・リースした次郎は次なる岐路に立たされます。

それが所有権移転ファイナンス・リース取引と所有権移転外ファイナンス・リース取引です。

愛ちゃんの「所有権」ですか。

これは是非とも移転させてい頂きたい。

そのための解説は、長くなるので次回に回します。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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