どうしよう?

推奨されたのではてなダイアリーからインポートした

問題解決とか寛容とか1

漫画家の石黒正数さんが、ツイートの発言で炎上していたらしい。

それ町はとても好きな漫画で、何でこの人とが?と思ったけど例の暇空の人にいいねをしたのがまずかったようだった。

 

暇空の人に関しては、colaboを叩くnoteを読んで知って、大げさで挑発的な表現を用いる一昔前(テキストサイト全盛期)にはよくいたタイプだなあと思ったのと、特に問題でもない事をさも大問題であるかのように言い募る(食事や部屋への批判が(私には)的外れに思えのた)詐欺師寄りの人に見えたので、あまり近づかない方がいい人のように思えた。

 

一方で、会計が不透明な部分は、少なくとも、実際に税金を取られている都民の人にとっては大切な問題なので、きっちり白黒つけるべきだよなあとも思えた。(都民でない私にとっては割とどうでもいいとも思っていた。)

 

が、これ街の作者であるところの石黒氏が、暇の人のツイートにいいねをつけた事によって炎上騒ぎになっているのは、全く予想外だった。

 

何と言うか、思想信条で叩かれるという事自体が驚きなのだ。

 

colaboに関しては、何もそこまで燃料投下しなくても、と思う事はとても多いんだけど、一方で実働する妨害者がいて、燃料投下的な発言よりも、妨害者の方が最悪だと思っている。

 

それって誰も幸せにならないんじゃね?

 

一方で、石黒氏を叩いた人って、特に具体的な被害者もいないのに、石黒氏の思想なり方向性が好ましくないって事で叩いた訳じゃないですか。

 

嫌うのはいいんですよ、作品を拒否するのも構わない。

 

が、嫌うのと、叩くのは別問題。

 

具体的な実害がないにも関わらず、単に思想なり方向性が違うとだけで叩くと言う行為が、叩かれた対象には、現実的なダメージを与えるのはフェアじゃないと思う。

 

実害がないのなら、実害のない方法で批判すべきじゃないだろうか。

 

批判メールや公開討論等、(単に難癖をつけていいねをもらいたい訳じゃなく)本気で批判したいのなら、叩く以外の方法を選べるんじゃないかと思うのだ。

 

何となくだけど、党派性に捕らわれてしまった人って、自分で敵と見做した相手の方よりも、自分の仲間に向けて発言しているように見える。

 

相手を理解して落しどころを探す気などハナからないのなら、いつまで経っても問題は解決しないのだけど、その人達にとっては、問題を解決する必要は特にないのかもしれないのかもしれないと、バジル大作戦を思い出しながらちょっと思った。

 

 

動かない獲物3

動かない獲物3は後日談的なもので、大した事ではないんだけど、自分的にはかなりびっくりしたので、追記的にちょっとだけ書いておく。

 

メクが動かない獲物の狩りをマスターした事で、「動かない獲物」が私の中で一つの概念のようなものになっていた。

 

んで、何となくchatGPTに「動かない獲物」は英語では何と言うの?と聞いてみたらば、私の予想に反してと言うか、熟語が返ってくるのかと思ったら、単語でそれを表現する言葉が返って来て驚いた。

 

英語圏では「動かない獲物」は一つの単語で、その派生として、日本語で言う所の「カモ」というニュアンスも含むらしい。

 

昔、漢和辞典でことわざについて調べた時に農業に関連することわざがものすごく多いのにびっくりしたんだけど、アジア程には農業に適していない英語圏だと狩に関する語彙が豊富なのかもしれないなとか(chatGPTに聞いてもそれなりの同意を得られた)思いがけない発見につながったのだった。

 

動かない獲物2

メクは動くものを追いかけるのが苦手で、ねこじゃらしでじゃらすときも、おもちゃをゆっくり動かさないとついて来れない。

 

遊びたくはあるんだけど、ちょっと追っているうちに他の子におもちゃを奪われてしまうので、メクを遊ばせるときはメク以外の子猫を追い払って、別室でゆっくりおもちゃを動かして遊ばせていた。

 

さて、ハナは(たぶん)元野良でうちに居つくようになっても、すぐにはトイレを覚えず、その癖食べ物には目ざとくて、シンクにある生ごみ入れから鶏の骨やらを引っ張り出したり流し脇のゴミ袋をあさったりと、小柄ながらもなかなか逞しかった。

 

そんなハナにいつもついて回っていたのがチャムで、体格も顔立ちもハナに似ているばかるじゃなく、ゴミ袋や皿を狙うような事まで真似するようになっていた。

 

チャムはおりこうさんじゃないけど、賢い子で、引き戸や猫のエサ入れを開けたりポットのボタンを押してお湯を出してみたりと、「しくみ」のようなものを理解して動かせる子で、油断がならない。

 

ハナが死んでからも、チャムはおうちの中での狩りはもちろん、庭に出せばトカゲを捕まえて持ってくるし、ハナ譲りの中々の狩り名人だ。

 

そんなチャムを見ていて、のんびりやのメクも色々真似をするようになっていったのだ。

 

僕は動かない獲物を狙えばいいんだ。

 

と、メクが思ったのかどうかは分からないけど、チャムが引っ張って食べ残した鶏の骨やらに手を出すようになった。

 

そのうち子猫の食べ残しのカリカリをチェックするようになり、食べ残しだけじゃなく、周りにこぼれているカリカリもしっかり探すようになり、最期には子猫(もう大人だけど何となく4姉妹をまとめてコニャ達と呼んでしまう)の皿にでっかい顔を突っ込んで奪うようにまでなってしまった。

 

メクちゃんは動かない狩をマスターしたね。まあな。僕は名人やからな。

 

と言った会話は当然ないけど、動かない獲物を狙うって基本かもしれないなあと、ぼんやり感心していた。

動かない獲物

うちには5匹の猫がいる。

 

1匹は2018年に貰い手を探していた人からやって来た2匹の雄猫のうちの1匹で、サバトラのメクで、残りの4匹はハナが産んだ4姉妹だ。

 

2018年にうちにきた2匹の子猫は、雄の黒猫のクロと同じく雄のサバトラのメクで、クロは3歳の春に心筋梗塞で急逝してしまった。

 

ハナはうちに2匹の雄猫がいた頃にうちの周りをうろちょろし始めた雌猫で、雄猫が徘徊した時のうちの子の対応との落差の激しさと、すごく痩せていてエサをやるとものすごい勢いで食べるのとサイレントニャーが切なすぎたので、もう1匹ぐらい増えてもいいやぐらいの気持ちでエサをやったら、なんとうちで出産してしまった子だ。

 

ハナはうちで4匹の子供を産んで、全員女の子だった。

 

ハナは小柄だったし、うちの2匹は去勢していたので、馴染むようならうちで飼って頃合いを見て避妊手術をしようと思っていたら、既に妊娠していたのだtった。

 

焦ったけど今日日は里親探しサイトもあるしと、それっぽい所に登録して、何人かの里親希望さんとも連絡を取り、子猫の貰い手の目途も立って引渡し前に検診も済ませようと母子ともに獣医さんに連れて行ったら、ハナの猫エイズキャリアが発覚してしまった。

その後、子猫の方もエイズキャリアという事が明らかになってしまった。

 

里親希望の方にその旨告げると、2人からは丁寧な辞退を頂き、2匹希望されていた方はフェイドアウト

 

腹をくくって7匹飼うぞと思っていたけど、夏に子猫が生まれて翌年春先にクロが死んでしまった。

 

産まれた子猫は全員雌で、こりゃ早い事避妊手術しないとやばいなと思っていたんだけど、獣医さんの勧めと法律が変わったという事と手術の予約日やそのあたりの頃合いに子猫が風邪をひいたり、ハナの血液検査の結果が思わしくなかったりと色々あったけど、だいたい1年後ぐらいには全員手術を終える事ができた。

 

血液検査の結果が思わしくなかったハナは、その後体調を崩し猫エイズが発症したのかとも思ったけど、エイズよりは悪性の白血病の方だった雰囲気で、獣医さんからも危ないと言われながらも、歯が抜けた事とステロイド的なお薬の効果もあって、体調を取り戻し、子猫が大きくなる1年は間違いなく授乳を続けた。

 

子供とサイズ的に大差がないぐらいになってもおっぱいを吸われていてどうなんだろうと私は思っていたけど、ハナはずっと授乳していた。

 

まあハナが元気になればいいやと思っていたんだけど、だんだんハナの食欲が落ちてきてチュールも食べなくなってしまった。

 

獣医さんの見立てでは歯槽膿漏が悪化しているのと猫白血病が悪化しているぽい。若い猫の方が進行が速いらしい。

 

いよいよ水も飲めなくなって水分補給のための注射を打ってもらったんだけど、そこから水分が流れ出るようになってしまって、死んでしまった。

 

死んでも温かくて柔らかいので、クロの時みたく、明らかに固まるまでは信じられないというか信じたくないというか認められないみたいな感じで、死後硬直を確認してからクロの墓の隣に埋めてきた。

 

ハナはクロが大好きだったし、クロもまんざらでもなさそうだったので、2匹を近くに葬ると私も何だか安心した。

 

--父が死んだ後もそうだったけど、父の死後1年経って母が死んだ時に、これで二人とも寂しくなくなるように思えたように、クロが死んだ後かなりショックだったんだけど、ハナが死んだ時には、覚悟があったのももちろんだけど、これで二人とも寂しくなくなると、やっぱり思ったのだった。--

 

とまあ、ハナとクロがいなくなって、クロと一緒にやって来たメクとハナの娘4匹ブイ・ブチ・クム・チャムの5匹の猫がいるのだ。

 

その中の黒一点、クロと一緒にやって来たもう一人の男の子がメクだ。

 

メクと言う名前は、うちの来た時に目ヤニがひどくて、寝て起きる度に目ヤニで目が開かなくなってしまって、メクソを取れ取らねば取ろうと大騒ぎしたので、メクソ転じてメクとなった。

 

来た当初は目ヤニででろでろでクロよりも小柄で動きも鈍くて、とても弱々しい子だったけど、手足だけ大きくて、手足が大きい子は大きくなるらしいけど、この子は例外かもなと思っていた。

 

が、弱々しく見えたメクだけど、目薬やらカビ取りシャンプーやらやっているうちにどんどん大きくなって、7kg超の立派な大猫に育った。

 

ただ、性格は温和で何より動きが緩慢。

 

子猫の頃はクロにやたらと絡んでは、兄貴分のクロにいなされていたんだけど、大人になってからはあまり動かなくなってとてもどっしりしている。

 

が、bigなbodyは沢山のごはんが欲しいんだけど、動きが緩慢で端的に言うと鈍いメクは庭に出しても虫取りは全く成功した事がなく、かといって人間の皿から奪うという暴挙に出る事もない。

 

そんな、食欲旺盛だけど狩りは苦手そうなメクだったけど、独自の狩りをマスターした。

 

それが、動かない獲物を狩る方法だ。

 

つづく

昔のレシピ本

実家に帰って、両親が亡くなって、色んな手続きがだいたい終わって、家の整理もあらかた済んで、裏庭の方も必死で草刈りしなくていい程度まで手を入れて、やっとある程度日常と呼べるような生活になったのはここ数年ってとこかな。

 

で、多少落ち着いたので、気が向いた折々に実家に今でも残っている昔の雑誌なんかをぱらぱらするのが結構楽しい。

 

中でも思春期の頃に読んでいたレシピ本は、あの頃の夢が思い出されて、とても楽しい。

 

自分で、ケーキやクッキーを作る事が出来ると知った時の驚き。本の写真のそれまで見た事も聞いたこともないようなお菓子が、ただ見るだけじゃなしに実際に作れるなんて夢みたいすぎる!

 

ザッハトルテというドイツのチョコレートのお菓子があるらしいとか、プチ・フールというのは色々な小さなケーキの事だとか、あんずジャムと言うジャムがあってそれはパウンドケーキの仕上げで使うらしい。

 

と、懐かしい気持ちで眺めているうちに、いっちょこれを作るかーと思い立って、さっそくやり始めたら、途中でげっ、となった。

 

読みながら順番に作って行くと段取りがとても悪いのだ。

 

あーそうだった、レシピ本ってそんなんだった、と、再び当時の事を思い出した。

 

レシピ本に限らないんじゃないかと、あの頃の料理番組でよくあった「あらかじめ用意しておきました○○を加え」ってフレーズも思い出した。

 

あらかじめ、が順番の途中に割り込んでくるので、読みながら順番に作って行くとてんやわんやになってしまうので、当時の私は、本を見ながら何かを作ろうと思うと、まず本を熟読して、段取りをシミュレートした上で、必要な材料と道具を全て使う順番に並べてから取り掛かるようにしていた。

 

当時は、レシピ本とはそんなものなのだと思って、本を読んで何かを作る時は必ずそうしていた。

 

最近のネットで紹介されるレシピは、例えばオーブンを予熱する場合でも、どんなタイミングで余熱を始めるのが好ましいのか、みたいな事も明記している上に、動画まである。

 

昔は情報の非対称がすごかったから、こっちが本に合わせに行くしかなかったんだけど、今は簡単に調べられる上に、比較もしやすい。

 

昔のレシピ本には、これ文章書いたのは作った人じゃなかったんだろうな、と思える記述も沢山あって、ひでえなあと思いつつも、それが通用するようなのんびりした時代だったんだよな、とも思う。

意思の力

久々に、youtubuのmyミックスリスト経由で、green dayの楽曲リストを聞いてみたら、知らない曲が結構あって、新曲だしてたんだなとやっと気がついた。

 

熱烈なファンと言う訳もないので、新譜を追っているでもなく、ただ何となく秋になるとgreen dayを聞きたくなるので、今回も自分リストの流れから聞いていたら、今まで聞いたことがない曲が結構あって、驚いたけど、ロシアのウクライナ侵攻を考えると、彼らがスルーするはずないな、と逆に納得した。

 

今私のお気に入りのアーティストは何名かあって、その時々の気分で結構変わるけど、グリーン・ディ、エド・シーラン、米津玄師、宮本浩二あたりがこの頃のお気に入りになる。

 

グリーン・ディは、かなり昔から大好きで、定期的に聞きたくなるアーティストなんだけど、他の好きなアーティストと大きく違う部分が、メッセージ性の強さなんじゃないかと思う。

 

そこら辺について書きたくなったので、久々にはてなブログを使った。

 

 

 

長靴をはいた猫、雑感

子供の頃東映漫画まつりで見て、当時大好きだったけど、その後見ることも見ようと思う事もなかったんだけど、サブスク全盛の今なら見られるのかなと思い立って調べたら、アマプラにあったので、見てみた。

 

時代を感じつつもそれなりに楽しくて、こんなだったかなぁと思いながら見ていたんだけど、いよいよクライマックスってあたりになって、はた?と思うところに気がついてしまった。

 

王様が王女様(=お姫様)のお婿さん候補を公募していて、大金持ちで勇敢なお婿さんがいいらしい。

 

そうしたら困ったことにお姫様にぞっこんらしい魔王ルシファーがやって来て、俺には金も力もある、3日後に姫をもらい受けるぞ!と言って自身の力を誇示して去っていく。

 

お姫様は、ルシファーを見るなり「死んでも嫌です」と拒否するのだが、ルシファーを恐れた王様にはなすすべもない。

 

たまたまお姫様を見かけたペロ(長靴をはいた猫)の相棒ピエール(たぶん、義理の兄弟から疎まれ、遺産を譲り受けられなかった気弱だが心優しい青年)が、お姫様に心を奪われたのを見たペロが、ピエールをお姫様のお婿さんにしょうと画策する…

 

と言う感じのストーリー。

 

子供向けのアニメだし、ストーリーよりは楽しさとスピード感が大切なので、ベタなストーリーは特に気にならなかったし、ペロのずる賢さも、大人になった今の私の感覚だとひでぇなぁとは思いつつも、やりすぎと言うほどではなく、それなりに楽しめた。

 

でも、はた?と思ったのはもっとずっと単純な話で、魔王ルシファーは、何にでも化けられる魔力を秘めたペンダントを持っていたという事だ。

 

そう、何にでも化けられるのなら、自分でも「見た目は悪い」と言う姿でお姫様の前に現れず、お姫様が思わずぽーっとしてしまうようなイケメンで現れればよかったのではなかったのだろうか?

 

金と力はあるが魔王でブサイクなのと、金も力もあってどっかの国のイケメン王族のフリをしていれば、楽勝だったんじゃないの?!と思ってしまったのだった。