【 #学マス 】偶像であり続ける少女 ※親愛度10ドネタバレ

花海咲季の親愛度10を達成した。佑芽の爆速実装を受け「ちんたらと独学プロデュースしてる場合じゃねぇ!!!」とA+達成したPの記事を見ながら、いつもと違うサポートレンタルで挑んだらまさかの一発。あとはのんびりゆったりやろうかな

参考にした記事はこちら↓

note.com

「親愛度コミュをみて真のTrue」と言っている人もいたが、まさにその通りだった。True END見たけど親愛度10はまだという方は、ぜひ挑戦してみて欲しい。

さて、今回は親愛度10コミュに絡めた話とか、咲季について思うことなんかを、親愛度10コミュまでネタバレ有で綴っていこう。

 

もう一度言うぞ

 

ネタバレ有でだぞ!

(サポートカード、PSSRのコミュについては言及しないぞ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレ(クリックで展開)

花海咲季というアイドルは、スカウトに向かった時からこんなんである。

これがチョロインというやつですか。まあ当然そう簡単には流されないわけだが。

ボイン!?

自己肯定感が強く、自信たっぷりな娘ほど褒めに弱い印象があったりはするが、一言ごとにここまでふにゃふにゃになるのも珍しい。しかも初対面相手に。その理由をなんとなく想像し、ここに一つ説を唱えたい。

花海咲季を語る上で欠かせない存在が、その妹である花海佑芽。咲季が溺愛する最愛の妹にして最大のライバル。彼女に決して負けたくないという思いで必死の努力を続けるのだが、その上での大きな壁が昔から立ちはだかっていた。

早熟型。私も似たような性質なので共感できるところがある。ある程度のところまで順調にいっても、急に成長しなくなり後発の人たちにあっという間に追いつかれ、追い越されていく。当然、決して負けたくない妹にも。そうしているうちに咲季は大きな焦りを見せ、佑芽に負けたくない理由を打ち明ける。

更に、親愛度10のコミュで明かされたエピソード。

ちょっとさあ・・・かっこよすぎるよあんた。かわいいのはもちろんなんだけどさ。一番にこだわるのが全部妹のためって。それを人生賭けて本気で実現しようとしてるのがホントに。妹は最大のライバルだけど、それ以上に妹が好き好き大好き うー どっかーん!なのが前提になっている。美しい姉妹愛だ・・・素晴らしい・・・

最愛の妹にとって偉大な、世界一の姉であり続ける。ある意味妹にとっての『偶像』で在り続けてきた咲季。何度も追いつかれ追い越されそうになるたびに相当の焦りと重圧を感じてきたに違いないだろう。少なからず自信を失いかけたこともあるかもしれない。いつも自信たっぷりに振舞っているのは、そんな自分を奮い立たせる意味もあったのではないかと考える。そして、心の奥底でほんの少し、そんな自分を『虚栄を張っている』と思っている節もあるのだとしたら、正面から直球で褒められた時は、「自分は本当に凄いんだ」と認められたようで、それはもう嬉しくてたまらないだろう。

ふへっ・・・・・・♡じゃないが

要するに、これは普段強者としてふるまい続け、そう在ろうと奮闘し続けている彼女への、最もシンプルで効果の大きい賛美なのだ。ただのチョロインではない。タイミングを見てズバッと褒めてやるといい感じだ。

妹大好きエピソードに絡めてもう一つ。親愛度9で佑芽との直接対決の直前にこんな場面がある。

「負けたやつへの興味は失せて・・・・・・二度と振り向いてくれなくなる。」には「そんなことねェ!ドン!」と言いたくなるが、佑芽をプロデュースすればそのあたりもはっきりするんじゃないだろうか

この、一見恐れているかのようなセリフをずっと笑顔で言っている。更に、親愛度10コミュの終盤。

咲季は妹に負けることを恐れている反面、望んでもいるのではないかと思うのだ。愛して止まない妹の、自分を超えた大きな成長と成果を見届ける・・・花海咲季という姉にとってどれだけ喜ばしいことか。『昔からの勘違い』とあるように、本当は自分は世界一じゃないということを元より自覚し、それでも妹にとっての世界一という偶像を演じ続ける。それが崩れたとしても・・・それも悪くない。だって佑芽は最高の妹なんだもの。そう言っているように感じた。咲季・・・やっぱりあんた最高にかっこいいぜ・・・

そうして咲季に惚れ込んだところに放り込まれる、まさかのエンドロール。

ア!『アイドルマスター』だ!このゲームは確実に『アイドルマスター』だ!!!

765ASの家庭用ゲームを遊んだことのない方に説明すると、プロデュースしているアイドルを特定の段階まで育てる or 特定以上の段階で最終までプレイすることで流れるエンディングがあるのだが、アイマス2以降はED曲が(曲自体は共通の全体曲なのだが)そのプロデュースしたアイドルのソロバージョンとなって、プロデュース中の思い出と共に流れる。そしてエンドロールの最後にアイドルからのメッセージも。このエンドロールを以て、学マスでは評価A+という困難を乗り越えることで、アイドルとプロデューサーの絆は不滅のものとなるのだ。いやーやられた。アーケード時代の一人ずつプロデュース形式を取っている(構成のところどころでアーケード版を意識している発言がインタビュー等でみられる)時点で気付くべきだったかもしれない。参った。もう学マスから逃れられない気がする。気力が続く限り着いていくぜ!でも1st LIVEはフェアリー優先させてくれ ごめん 文句は黒井のおっさんに言ってくれ咲季

 

あー、咲季じゃないが佑芽の『初』のエピソードが怖くなってきた。佑芽が本当に咲季を超えてしまったら咲季はどうなってしまうんだ。怖いよ。助けてくれ。

 

お前もぐぬぬ言うんか 姉妹だなぁ・・・

【日記】どけ!!!彼女はお姉さんだぞ!!!

莉波さんはまだプロデュースしてません

 

そこそこに学マスをやっている。現在Trueを2人達成したぐらい。アイマスは新しいブランドが出たら一旦は触るようにしているが、思ったより遊びやすくていい。かつて手札誘発地獄じゃなかった頃の遊戯王を遊んでいた身としてはなじみ深いシステムのようにも思う。何より、周回プレイを前提としているゲーム設計にシナリオをきちんと合わせているのが嬉しい。シャニマスも周回前提だがストーリー的にはアイドルとの関係が毎回0からだったのがなんとなく虚無に感じて長続きしなかったのだが、今作はそれが継続されアイドル毎に蓄積されるので、周回ごとに「引き続き頑張っていこう」という思いをアイドルと共有できているようで、これが嬉しいポイントだ。アイドルは今のところブランドセンターの花海咲季が気に入っている。この泥臭さと潔さは見ていて応援したくなってくる。この娘については別途記事を書く気がするが、きっと親愛度10を達成してからになるだろう。評価A+が遠い・・・

咲季じゃないが、藤田の試験開始前のこの顔が、なんか良い

学マスを触っているおかげもあってか、ニコマスの欲も少しずつ生えてきている。もう少し元気が出てきたら手を付け始めるだろう。まあ相変わらず765のダンス動画になるだろうけど・・・

 

話題変わって。(日記なので急かつ雑に話題が変わるぞ)先日免許の更新をしてきた。免許を取得して以来ペーパーのまま5年以上経過しているので優良運転者講習だ。前回の更新時はそうでもなかったはずなのだが、今回は受付がはちゃめちゃに混んでいた。おかげで午前の締め切りに間に合わなくなる所だった。手続きやら適性検査やらすませて講習室で講習を受ける。講師の人がやたら軽快に話す人で、終始落語みたいな進行をしていた。NHKのチコちゃんが好きらしい。講習も終わり免許を受け取る。ゴールド免許ゲットだぜ。運転する機会は果たして訪れるのか。

 

更に話題を変える。先日スーパーに行ったら、1000mlで1000円するオレンジジュースを発見した。100%ストレート。スーパーでストレートのオレンジジュースをなかなか見ないので気になり、つい買ってしまった。1000円もするのはオレンジの不作からくる価格高騰なのか、単に高級オレンジジュースなだけなのか。それとも両方か。

科学未来館で買ったH3ロケットタンブラーでいただく。

まず香り。物によっては香りからも酸味を思わせる刺激を感じるのだが、これは単純な甘みだけの匂いだった。一口飲んでみると、爽やかに広がる香りと程よく強めの酸味。私が求めていたオレンジジュースがここにあった。紙パック入りの濃縮還元で妥協する日々は終わりを告げた。最初の一口で、もうこのオレンジジュースじゃないと満足できない体になってしまったかもしれない。今なら伊織が高級100%オレンジジュースにこだわる理由が分かる気がする。折角の品だったが、長く冷蔵庫において味を落とすのも忍びなかったので早々に飲み干した。またいつか見かけたときには再び買ってみよう。

【日記】いかないで

実際は我々が連れて行かれる側

連休は十数年ぶりにお台場の科学未来館に足を運んだ。当時はまだ3階でASHIMOがパフォーマンスをしていた頃だったが、今はその血を継ぐ小型ロボットたちがフロアを賑やかしていた。最新のaiboもいて、実際に触れてみるとこういうのが欲しくなる人の気持ちが分かる。有機物でも無機物でも可愛いもんは可愛いんだ。

 

先日、地元の友人と電話をした。彼とは長い付き合いで、私が上京してからも時々電話でしょうもない話をしたり、帰省の際には会って適当に遊んだりする。そして気付く。こういうときに何か面白い出来事を話せるようにこの日記を始めたのに結局全然書けてないじゃないかと。よってわずかな時間を見つけて思いつく限りの出来事ストックを綴っていく。

 

ここ最近はVR ChatというVR SNSで遊ぶ機会が増えた。普段つるんでいるインターネットフレンズがそこに活発で、それに引っ張られるようにアバターの簡単な改変に手を染め始めたわけだが、「改変したい!!!!!」という強い欲望のもと始めたというわけでもなく。先週めでたく誕生日を迎えたのだが、兄から珍しく誕生日プレゼントが送られてきた。Twitter(現X)のDMに貼られたBOOTHのリンクを踏むと、そこには私のいかにも好きそうなデザインのメカの3Dモデルがあった。兄はここ数年すっかりVR Chatの住民と化しているので、「お前もこっち側に来い」というメッセージだろうか。(私が最近VR Chatで遊んでいることは認知済み)とりあえず落として早速アップロードに挑戦。これより前にアップロードだけの経験はあったので「何とかなるだろう」と思って投げてみると、アバターが動かない。正確には「移動」はするが、アバター本体はなんの動きも取らない。一体どういうことかとアバターの販売ページやreadmeを読んでいく。専門的な話になるので砕いて説明するが、通常の人型のアバターとはモデルの構造が異なり、そのままぶち込んでもちゃんと動かないのだ。ではどうするのかというと、通常のアバターに合体させて使うタイプのやつだった。パワーローダー的な。VR Chat初級者に中々難易度の高いものを突き付けてくれるじゃないか...とニチャ笑いを浮かべながら、Unity有識者フレンドの力を借りつつなんとか既存アバターへの合体に成功。

黒いのが本体。白いのが貰ったアバター。簡単な固定ポーズと既存のエモートを仕込んだ。

以来、その経験をベースにアバターをちまちま弄ったり弄らなかったり、あるタイミングで兄に連れられて兄のVR Chatフレンドと挨拶したりと、そこそこ高頻度にデスクトップモードで遊んでいる。そう、デスクトップモードで。やはりVR SNSをデスクトップだけで遊ぶにはいろいろと制約が多いので、そろそろPCで使えるなにがしかのVRヘッドセットをお迎えしてもいいのではないだろうかという機運が高まっている。VR Chat以外で遊ぶ予定のVRゲームが今のところ無いのが悩ましい所だが、フルトラッキング(ヘッドセットと両手のコントローラー以外に、肩肘や下半身に別途センサーを付けて、VR空間上で全身を自由に動かせる)にしてVR Chatで仮面ライダーの変身ポーズをとって遊ぶだけでも揃える価値はあるかもしれない。あとは、グラボの新調とどちらを優先するかということになるが、これは次の茄子支給までに考えておこう。

 

最近とうとう中華系の調味料を買うという暴挙に出てしまった。個人的トップオブトップ中華である回鍋肉を、最も自分の口に合った味で作ってみたいという欲望が元であるが、これがなかなか難しい。参考にしている本格的っぽいレシピ通りにやると、四川料理店のシェフが考案しているのもあって辛さが許容値のギリギリを攻めてくる。今度はそこから豆板醤を減らして甜面醤を多めに放り込んでみると、味にキレがない。このあたりの味覚的不満に対しての正解を導き出すのは骨が折れる。何より、実際に作る際はそれがぶっつけ本番になるのでシミュレートができない。材料を消費して調理する以上は練習でも何でもなくそれがその日と翌日の食事になる。そして私の場合は相当量の回数をこなさないと最適解に辿り着けない程度には要領が悪いので、これを実践するたびに食費は嵩んでいく。作るのを渋っていれば調味料が無駄になり、結果として高くつく...こういうジレンマと懸念があったのでいままで手を出してこなかったのだが、一度手を出したからにはもうやるところまでやったろうという感じだ。次は炒めた野菜がしょぼくれないようにしたい。

初回挑戦時の完成品。キャベツが春キャベツだったので水分で蒸されしょぼくれている。



 

オッペンハイマーを観たよ

先日より日本での放映が開始された映画「オッペンハイマー」を観てきた。

あらすじ等はリンクを参照。

www.oppenheimermovie.jp

これの感想を書いていくので当然ネタバレも含まれるのだが、最初にネタバレを含まない所感諸々を書いていきたい。

まず前提として、自分はこのオッペンハイマーという人物の存在に対して「名前をどこかで聞いたことがあるような気がするが定かではない」レベルの認識しかなく、映画自体に関しての事前情報はTwitter(現X)のTLに流れてくるふんわりしたあらすじ(とちょっとした背景解説)のみで挑んだ。作中の”核”となる「マンハッタン計画」についても、そういうものがあった程度の認知度。また、当方人の顔と名前を一致させるのがアホほど苦手民族なので、作中にいっぱい出てくる人たちのことを多分半分も覚えられていないし、加えて海外の文化的なアレコレに対しても教養が薄いので、この作品の半分ぐらいの要素を理解しきれていない自信がある。それでも、恐らく個人的に捉えておきたい要素・描写については十分理解できたつもりだ。ちゃんと見ていれば事前知識が乏しくてもちゃんと伝わってくるはず。「戦時中のこと全然詳しくないし・・・」と鑑賞を躊躇っている人は全然安心して観に行ってくれ。フィーリングが重要だ。

監督はあのクソ難解で上映時間の長い映画ばっか作ってるクリストファー・ノーラン。コイツの特徴はクソ難解なストーリー・表現と、劇場での鑑賞価値を十二分に高める映像効果・音響にある、と思っている。ストーリーは基本的に史実に基づいた展開なのでそこまでではなかった(気がする)が、残りは通例通りであった。核実験の様子やオッペンハイマー自身の心境表現の部分(ネタバレ込みのパートで改めて言及する)でここが大きく活きてくるので、この映画を観て最大効果を得たいなら映画館での鑑賞を推奨する。(ワシは大体の映画に関して「映画館で観ろ!!!」と喚くので参考程度に)

ただ一つ、そんなこと思っている人は読者にいないかもしれないが、一応注意しておく。原爆という、本邦においてデリケートな題材を扱ってはいるが、この作品は「戦争や核兵器は悲惨!悲惨!!悲惨!!!」という感情がベースの作品ではない。オッペンハイマーという一人の物理学者の経緯と心境をノーランが解釈して描く、娯楽寄りのドキュメンタリックな映画作品である、という見解がここにあることは意識していただきたい。

 

さて、ネタバレ無しの所感はここまでとする。ここから先は地雷原だ。地雷探知機を使え。(ディープ・スロート

 

ネタバレ込み所感(クリックで展開)

言いたい要素をとりあえず並べて書いていく。記憶ガバガバなのでいろいろ間違ってるかも。どうかご容赦いただきたい。

ロスアラモスで広島への原爆投下を報じたラジオが流れた後の演説シーンに、自分がこの作品で最も確認したかった部分が詰め込まれているように思う。入場時に観客たちが鳴らす足の音や、一言ずつ話すたびに上がる歓声、演説中に歪んでいく背景が、視覚と聴覚にしつこいほど入り込んでくる。世間の評価と自身が思う所業のギャップが現実を歪めるほどに開き、視界は一瞬核の光に飲まれる。ノーランお得意の映像表現と音響によって、オッペンハイマーの心境を効果的に表すシーンであると考える。劇場で観たときに喰らった圧が凄い。そして、演説を終えてその場を去る彼の足元には黒い塊が転がる。まだ彼が投下後の実際の効果を知る前のシーンだからこそ、投下後の悲惨さを思い続けていることを表しているように感じる。

その後、投下後の現地の写真(と思われる)をオッペンハイマーたちがスライドで確認するシーン。スライドが切り替わるたびに引きつった声が上がる中、彼は途中から目を伏せる。それが直視できない程悲惨であることは、それを学んでいる我々日本人のほとんどには安易に想像できるが、アメリカはそうでない人の方が多く、彼ら彼女らに『悲惨さ』を伝えるシーンとしては、これらが最も大きく働いているのではないだろうか。

音響絡みでもう一つ、序盤で出てきた「数式は譜面だ」という台詞の後。オッペンハイマーが計算ガリガリしてるシーンの劇伴がメロディアスで如何にも音楽的なものに変わるところにサスガダァ...となる。その数式から生まれる音楽も、後半になるにつれて現実に与える影響に応じた曲調となっていた、気がする。ともかく、この台詞が作品における劇伴の役割を強調してくれているように感じて、とても印象深い。映像・音響拘りマンのノーランらしいとも言えるかも。

そして、作中で数回言及された「核分裂の連鎖が止まらず、大気を燃やし続ける」現象。結局理論上でも"ほぼゼロ"で、実験時はその通りにはならなかったわけだが、映画の最後に高等研究所の庭でオッペンハイマーアインシュタインに「壊してしまった」と語り、世界が核の連鎖によって燃やされていく・・・と思われるイメージ。一時賭けのネタにされるほど冗談めいた扱いをされていた現実離れの現象が、そのままではないとはいえ現実のものとなりつつある恐ろしさ。正直、大戦とその前後の話というのは平成生まれの自分には遠い出来事で、どうしても現実感を得るのが難しいのだが、これを最後に示されることで一気に現実味を感じたし、この映画を観た意義が大いにあったように思う。(このあたりはメタルギアを履修していた功績が大きい気もするが・・・)

あと、映画本編とはズレるが、本公開前に広島や長崎で試写会があったとのことで、事前評では「被害者側の悲惨さを描いていない」という不満もあったそうだ。暗喩的ではあるがちゃんと描かれてるし本当に映画観たのかお前?と言いたくなる所だが、そもそも作品の趣旨がそういうのと違うし、そういうのを求めて観に行くと不満なのは理解できる。ノーランって基本クソ難解だし・・・悲惨さを前面に押し出したいならはだしのゲンあたりがいいんじゃないかな。いや、あれは登場人物たちがパワフルすぎるか・・・

と、ここまで核実験とその後の実戦使用、それによるオッペンハイマーの心境について言及したが、本作は終戦オッペンハイマーにかけられたスパイ容疑や、それに絡んだ政治群像劇も冒頭から時系列入り乱れて展開される。その辺が登場人物の名前と顔を覚えられないとちゃんと理解できないちょっと痛い所で、かつノーランの描くドラマらしさが一番表れる所でもある。故に自分は理解しきれていないので、この辺は解説等で補足することにする。

 

ネタバレ終わり!

こんなところだろうか。1か月以上放置してるしそろそろ日記を・・・と思っていたのに映画の感想になってしまった。まあ、その時思ったことを書き留めるという意味では同様の趣旨なので良しとする。日記はまた今度。

ところで、この映画を観る前にこんなことを呟いていたが、

よくよく考えたらそんなことはなかった。被爆国当事者だからって核開発研究者のことまで知らなきゃいけない義理はないし(義務教育で受ける戦時中の様子というのは戦争における『悲惨さ』という側面しか得られない場合が多く、戦争に付随する様々な背景や状況を知ることは反戦を唱える上で非常に重要でありこそするが)、映画でなくても作中の背景や状況を知る手段はいくらでもある。ただ、この映画を観ることに「知る」手段としての意義は確かにある、とだけ伝えておきたい。

トゥインフィニティ、アンビヨーン

もっと日記の頻度を上げてやろうと思えばできなくはないのだが、あるゲームが楽しすぎてそちらに時間を吸われている。せっかくなので今回はそのゲームについて紹介する。

store.steampowered.com

Space Engineersは、マインクラフトに代表されるサンドボックス型の一人称視点ゲームだ。宇宙開発をテーマに様々な宇宙船、飛行船、車両、ステーションを建造することができる。発表時期がマインクラフトのリリースと近かったため、当時は宇宙版マイクラとか呼ばれてたらしい。エンドラのような、エンドロールに向かう一定の指標のようなものは(デフォルトでは)存在せず、ただひたすら宇宙を開拓し、作る。そんなゲームである。

宇宙開発の流れはこうだ。宇宙に広がる惑星や衛星、小惑星から鉱石等を採取、それを精錬、出来上がった資源を素材に部品を製造、それを使ってブロックを設置・溶接(ブロックは設置しただけでは仮置き状態で、そこから専用のツールで部品を消費し溶接することでブロックが完成する)、これを繰り返して様々な乗り物、建造物(ゲーム内では独立したブロックの纏まりは「グリッド」という単位で認識されるので、本記事でも以下よりそう呼称する)をクラフトしていく。マイクラとは違って、ちょっとした望みの物を作るのにもえらく時間がかかるわけだが、そこが醍醐味───言い換えればロマンだ。溶接というプロセスは、単なるクラフトゲーとしてみれば煩わしいだけかもしれないが、骨組みブロックだらけのスカスカな模型のようなものを、そこから想像される巨大な宇宙船や設備・ギミック満載の秘密基地へ、限られた資源から自分の手で時間をかけて少しずつ出来上がっていく様は、モノづくりの楽しさの根底に繋がっているように思う。君は建設途中のビルや自動車の製造工場、建造中の大型船舶を見て興奮しないか?しない?そうか・・・だが私はする。なんなら仮置きだけの巨大なオブジェクトでもイけるぞ。

奥の建物は建造中だが、これでも十分景観としては機能するのだ

このゲームでは特定のブロックを用いてプログラミングも可能だ。なんとC#ソースコードを専用のブロックに直接ぶち込んでコンパイルする。これによって出来ることの幅がハチャメチャに広がってしまう魔法のアイテムだが、当然すべてのプレイヤーがプログラマーなわけではない。かくいう私も基本的なプログラミングの知識こそ持ち合わせているもののコーディング力(ぢから)は極めて貧弱である。そんなときは、Steamコミュニティのワークショップに公開されているソースコードをゲーム内で直接取り込んでコンパイルできるので、私もそれを使っている。

これはテキストや模様を表示できるパネルに、グリッドの様々な情報をリアルタイム表示できるコードを使用した例。左はグリッド内のギミック持ちブロックが受けたダメージ状況、中央はグリッドのイベントリ使用率と保有する鉱石の状況、右はグリッド動力の貯蔵・入出力状況をそれぞれ表示している。普通にプレイしているだけでも、これらが非常に便利であると感じるようなゲームであることは伝えておきたい。

このゲームは一昨年ごろから狂ったように友人たちと遊んでいて、去年あたりからはしばらく触っていなかったのだが、最近友人の一人がソロで再びプレイし始め、それに触発されて私も再開した次第だ。ここ最近どんなものを作っていたかを紹介する。まずはその前提(?)から。

これは友人たちとサバイバルワールドでプレイしていて、NPCの船を奪取し月面に不時着した直後の状態。

 

これを改造し・・・

 

弄くって・・・

 

こうなった。どう見ても色がペガサス級ですありがとうございました
男のロマンである小型船射出用カタパルトや、敵を自動追尾・攻撃してくれるタレットを載せられるだけ載せた魔改造船。細かい改造を継続して繰り返し、原形が無くなったとしてもそれ一個体であることには変わらない思いを込めてTHESEUS(テセウス)と命名した。
ここまではオンラインサーバーのサバイバルワールドでプレイしていて、最近はローカルのクリエイティブワールドでこの船のブループリント(グリッドを丸ごとブループリントとして保存し、設計図として投影したりクリエイティブではそのままポンと出力できる)から出力し更なる改造を繰り返した。それがこれ。

ちょっと見た目が変わったね。大きな変更点としては、船首側の変な塊2個とカタパルトの仕様。

塊は某Yutuberがこのゲームで作った、「高威力の爆弾を弾頭とした塊を無理やり射出してぶつける」船の機構を丸パクリしたもの。当たると気持ちがいいがあくまでロマン。

カタパルトについて。THESEUS内部にはこんな感じの射出機が収まっていて、これのてっぺんに射出する船を固定し、THESEUSに設置した重力発生装置で射出機を前方へ「落下」させることで初速を得る仕組み。以前は射出に必要な操作を逐一手動でやらなければならなかったが、今回そのほぼ自動化を行った。ブロック言語によるプログラミングのような感覚で挙動を構成できるブロックがあるため、これを複数使うことで自動化に成功。射出する船さえ固定されていれば、ボタン一つで射出され、射出機も元の位置に戻って来る。そしてもうひとつ。

これが

こう

この射出機を取り出せるギミックも追加した。以前は何度か射出機の操作をミスってカタパルト先端に追突し派手にぶっ壊れ、その度あのクソ狭い空間で四苦八苦しながら射出機を修繕していたが、このギミックで射出機のメンテナンスをより行いやすくした。改造や、大破した際の交換にも役立つ。・・・という建前が半分。残り半分はロマンだ!!!大型機構のメンテナンスモードなんてロマンでしかないだろうがよ!!!!!

 

などと長々と書いてしまったが、Space Engineersはこういう遊びもできるゲームだという事は伝わっただろうか。他にも敵性NPCとの戦闘や惑星探索、中立NPCからの依頼達成など、デフォルトでも様々な事ができるし、更に勇志の開発したmodを導入すれば幅は無限大だ。ただしこのゲーム、一応公式で日本語にも対応しているものの特殊な手段を踏まないといけなかったり、日本人プレイヤーの人口があまりにも少なくてWiki以外の日本語情報が枯渇している問題がある。基本的なところは日本語Wikiで補完できるが、最新情報となると更新が無かったりするし、応用テクニックなどは特に英語のテキストを翻訳したりしなかったりして読む羽目になる。それらを苦痛と感じなければ、理想の宇宙船や秘密基地を作ってみたいという、男児心のまだ残っているそこのアナタにはぜひプレイしていただきたい。今ならSteamで半額!

ちなみにこのゲームに時間が吸われていると最初に言ったが、大半は自分が作ったものを眺めている時間である。でも楽しいんだこれ。

【日記】っちゅーかぁ

パラダイスリゲインドを観てから中華屋とか中華料理を目にするたびに海堂直也が思い浮かぶ頭になってしまった。あれは間違いなく令和に作られた仮面ライダー555だった。ドンブラを経た井上敏樹脚本というのも面白いポイントの一つだ。

 

先日中華屋に行った。結構な頻度で行ってるショッピングモールにある一回も入ったことのない中華屋。メニューを見てはいまいちティンと来ずスルーしていて、中華の口になっていたところたまたま目に入り「一回ぐらい入るか」と思い立ったのであった。油淋鶏と餃子を頼んだが、料理の満足度は正直あまり高くなかった。良いとも悪いとも言い難い中途半端な感じ。そして、あの店には回鍋肉が無いのがいけないんだということを、後になって思い出した。

そもそも中華屋は自宅から徒歩20秒のところにあるんだし、そっちは結構行ってるんだからそっちにすればいいじゃないのかね。いやいや、ちょいと聞いとくれ婆さんや。そこには先月行ったんだがね。いつもそこでは麻婆丼か回鍋肉とライスセットを頼むんだ。その時も回鍋肉を頼んだ。あそこの回鍋肉はなぜかタケノコが2切れだけいつも入っている。毎回2切れだ。まるで意味が分からないだろう?それが前行ったときは3切れだったんだ。2切れじゃないのが初めてだった。まあ味自体はそんなに変わらなかったんだが、肉があからさまにショボくなっている。その上、セットについてきたスープはびっくりするほど味が薄いし、サラダはいつもかかってたドレッシングのドの字もなかった。調理担当が変わったのだろうかと、意味もなくふと周りを見回してみたんだ。するとどうだ、金曜の夕飯時という、いつもなら店外に入店待ちの客ができるほど混んでいる店内が、がらんどうとしているではないか。もしかして・・・この店はピンチなのか?オリジナルメニューが地元新聞や民放のグルメ番組に取り上げられるぐらいには人気だったはずが、気が付けば存続の危機に立っているというのだろうか。ここには幾らかお世話になっているので食べて応援も考えたが、既にワシが好むモノが失われかけている時点で、そこまでして通う理由もないのではないか。そう思うと気軽に足を運べなかった。こんなに近くにいるのに・・・

これがその回鍋肉。手前に既にタケノコが見える。

家から気軽に行ける中華屋はいくつかあったのだが、今はもうその1軒だけ。そこがなくなる前に、最寄り駅圏内で中華屋の開拓をしようと思い立った。それでこの前はショッピングモールの方に行ったのだ。良い結果は得られなかったが。そうなると選択肢が相当に絞られてきてしまうが、とりあえず次回は徒歩20秒の方へ行ってみようと思う。前回はたまたまああなっていただけかもしれない。1回だけで判断するのは良くない。今度は麻婆丼にしてみよう。こちらもスープとサラダが付いてくるので、これらの比較は可能だ。財布と口座と相談しながら行ってみよう。

【日記】働きたくないでござる!働きたくないでござる!

やりたいことなんて食って寝て遊ぶしかねぇんだよ。

週1以下のペースで書いてたらそれは日記と呼んでいいのか。当初の目的である日々の出来事の議事録という役割も、こんなペースでは結局いつも通り出来事を忘れてしまい意味を成さないではないか。でも通勤入っちゃったからその時間も作りづらいんじゃ・・・きっとこうして何も書かなくなっていくのだろう。一応やる気がある内が華ということで、覚えていることだけ書いていく。

先週あたりから職場の環境が切り替わる関係でごたごたし始めた。IT系だが所謂正社員という形態を取っているだけの派遣社員みたいな扱いなので、定期的にこういうのが発生する。で、そういうアレ(?)なので本社の上司と話す機会も滅多にないわけだが、現場切り替わりのタイミングで同席する期間ができたので軽く会話を挟んだりした。(といっても8割ぐらいはただ聴く側に徹するだけだが)その中で上司が愚痴を零した。上司は社長と頻繁に打ち合わせしており、それに関するものだった。事細かに書く訳にもいかないので内容は割愛するが、その話を聞いて自分と上司で社長に対する認識のようなものがある程度一致していることが感じ取れた。その認識ははっきり言って良いものではないのだが、これに関して自分以外でこの認識を抱いている(らしい)人だと分かったのはこの上司が初めてだった。(同僚と話す機会も滅多にないし)そうすると、たったそれだけで自分が一人ではないような感じで少し楽になったような気がした。ひょっとするとワシはかなりチョロいのかもしれない。

これ以上仕事の話なんか書きたくないので話題を変える。普段Discord通話でつるんでいる友人の一人が、そのサーバーで定期的にDJっぽいイベントをサーバー内で開催してくれている。基本はただ曲のセットリストを垂れ流すだけでもいい、厳密にはDJではない音楽紹介イベントみたいな形式だが、ワシや主催他複数人はフリーだったりそうじゃなかったりするDJソフトを画面共有しプレイを配信しながらやいのやいのする。ワシの場合はメドレーみたいにほとんど曲を繋げるだけでループとかMixとか全然できないのだが、ただ繋げるだけでもかなり楽しい。このイベントのプチ版が近々行われるので新しくセトリを組もうとしたのだが、間に合う気配がしなかったので諦めて過去のプレイを再演することにした。テレワークのままだったら全然いけたのに。ア!チクショウまた仕事のはn

せっかくDJごっこをするならとイベントでは基本的にエレクトロの曲をセレクトしているが、元々の楽曲レパートリーが乏しいので毎回ニコニコ御三家と音MADに使われてる曲とTAKU INOUEのお世話になっている。でも楽曲数が膨大なコンテンツはプールが広くてこういう時本当に助かるんだ。とりあえず御三家を個人的レギュにしておけば3曲は埋めやすくなる。とはいえレパートリーにない曲はちゃんと漁る。ドラムンやサイケトランスでやった時は沢山いい曲と巡り会えたし、他のフレンドのプレイでも同様なので、こういう機会はやはり大事だなと感じる。リアルのクラブイベントは片手で数えるほどしか行ったことがないが、適度に楽しめるものは諸々の余裕があればまた行ってみたい。湯Wire待ってます。

画像

DJごっこで使っているターンテーブル。安いモデルだがせめてGainのつまみは欲しかった。

 

余談。少し前に「ほとんどTwitter」と言われていたBlueskyなるSNSに登録できたのでアカウントのリンクを貼っておく。このSNSは招待制だがメールアドレスを登録して放置しておけばそのうち登録できるようになったりもするので、興味があればメールアドレスの登録だけでもしておくといいかもしれない。招待コードが欲しかったら言ってね。今後Twitter(現X)が沈んだ際にはこちらをメインにしようかと思っているが、はてさてどうなることやら。

https://bsky.app/profile/kyuuring.bsky.social