ホワイトデーを前に友人の息子さんについて緊急会議が開かれた
世代が違うとは言え、最近の小学生はこうなのかと思った訳で...
友人の息子さん(小学生)に恋をしている女の子がいると飲みの席で話題になった。
クラス一の悪ガキなその子はクラスの目立つ存在でもあり、どうやらモテるらしいのだ。
事の始まりは先月のバレンタインンデーに起きた。
放課後に友達とグランドで遊んでいた時に突然クラスメイトの女の子に
『これ本命だから!』
とチョコレートを渡されたらしいのだ。
それを聞いて驚いたのが、なんと言ってもその女の子が積極的な事だ。
現在は肉食女子と草食系男子の構図があるとはいえ、『これ本命だから!』という告白の仕方にはたまげたもんだ。
その息子さんもその勢いに圧倒されるばかり。
その上女の子が苦手という漫画によく出てくる番長のような典型的なタイプで、その日以降はなにか思いつめたように何かを考えているようなのだ。
友人の奥さんが聞いてもはぐらかすばかりでなにもわからずに数日たった時に、重大な事が発覚した。
ある日、息子さんが家の共用のパソコンでなにかを調べていた。
しばらくたって奥さんがふとパソコンの履歴を見たら、驚くべきものを発見した。
それはホワイトデーのお返しについての内容のサイトだった。
それだけならまだいいのだが、そこからのアクセス先が
「指輪」、「ネックレス」、「ブレスレット」
などの高級アクセサリーばかり。
奥さんは驚いてすぐ息子さんの部屋に向かい説得したというのだ。
私が小学生の頃はホワイトデーのお返しというとクッキーを渡したり、シャーペンなどの文房具を渡したりした。
相手に何を渡すと喜ばれるんだろうかと考え、デパートなどでウロウロしながら考えたもんだ。
今はインターネットも普及し、小学生でもスマホを持つ時代で調べればたくさんの情報が手に入る。便利な世の中になった分、無理に背伸びをしてしまうところもあるのではないかと思った。
その後、説得された息子さんは奥さんと買い物に出掛けて、かわいいキーホルダーを買ったらしい。