lothar’s diary

社会人1年目のSE雑記ブログ。毎日20時更新

GWは新幹線も事前予約すべき【名古屋旅行記1】

4月のある日、以前四国旅行したライングループに久々に動きがあった。

GWに旅行行かないか?という誘い。もちろんOKである。このメンツでの旅行は大学時代以来。楽しみだねぇ、と思っていたのだが……

 

1人休みが合わず来れなくなってしまった。こりゃ残念。

とりあえず旅行参加できそうな友人の1人が居る名古屋に行こう、というところまでは決まったのだけど、それ以降は上記のこともあり何一つ決まらずにGW突入。

 

までも名古屋行きだけは決まっている。僕は新横浜から新幹線でひとっ飛び。それなのでまぁギリギリでもチケットは取れるでしょ。と思っていた。

 

ーーが、指定席、取れず!!

GW中はのぞみ全席指定席!!つまり座れる場所がない!!

 

……あれ?もしかして新幹線乗れない?

そんな可能性に気づいたのは当日、新横浜に到着してからだった。

GW中は自由席無くなるとか知らなかったんだよぉ。えーどうしよう……とホームをうろうろしているとアナウンスが流れてくる。

 

「……のぞみは全席指定席です。なお、自由席券でのぞみに乗車する方は通路での乗車が可能です」

 

そんな旨のアナウンスだった。

つまり自由席でも通路で立ってなら、のぞみに乗れる!ということか。そんなアナウンスを信じてのぞみの列に加わる。

通路には既に大きな荷物を持った男性客が1人居た。なるほど、どうやらアナウンスの内容は嘘ではないらしい。

 

新幹線の扉が閉まり、動き出す。駅員さんは何度かすれ違ったが特に咎められることもなかった。なるほど、GW特例に助けられそうだ。これなら遅刻せずに名古屋に着きそう……と思っていたら線路の真ん中で新幹線が止まる。

周りは山。つまり緊急停止である。

思わず通路に立つもう1人の客と目を合わせる。

 

「あー、どうしちゃったんですかね?」

「ここ別に駅じゃないですよね……なんかトラブルあったのかな」

 

そんな風にその方と話す。遅刻しちゃいますね、何が原因なんでしょうと話していると、アナウンスが「緊急停止ボタンが押されたため、確認停止しております」と告げる。あー、これはちょっとだけ遅刻ですね、しょうがない。

 

会話した流れで、そのお客さんとの雑談に興じる。その方は新大阪まで、立ちで移動するそう。

色々話していたのだが、何とその方は着ぐるみコスプレ界隈の方だそう。大荷物の中には自前の着ぐるみが入っていると……

 

おおお……なんかめっちゃ面白そうな人やんけ!!!そう思ったので僕は色々話を聞いた。豊橋で開催される着ぐるみコスのイベントの話とか、中々興味深かったよ。

名古屋に着くまでの短い時間だったけど、中々面白い時間を過ごせた。こういうのは旅行の醍醐味だよねー!、っていうのを一番初めから体験できたのは幸先がいいかもしれない。

 

今回の旅行は中々楽しくなりそうな気がする。

 

 

街中スナップin江ノ島

先日の江ノ島旅行の時に撮った写真。カメラの使い方に少しずつ慣れてきて、構図とかを意識し始めた初心者の写真である。使っているカメラはSony α7 c2レンズはレンズキットのやつである。

 

江ノ電の江の島駅

最初に降り立った時の。緑を基調とする木の柔らかさを感じる駅舎である。

江ノ島神社境内から

江ノ島神社、一つ目の宮の境内から橋の方を撮った。木々の隙間から街が見えるのは個人的お気に入りポイント。よく見ると橋の上が凄い人混みであることが分かる。さすがGWの江ノ島

 

中津宮の参道

さっきのところから一つ上の宮である中津宮の境内から。森の通り道って感じ。ここで猫歩いてきたらなんか神聖な感じになるよね。

 

ぬこ

ーーなんて喋っていたら帰り道で猫発見。小道を真っ直ぐこちらに歩いてくる。

近づいてきたぬこ

こちらが声を出しても怯む様子もない。かなり人慣れしているようで、目の前まで来て、目が合う。すぐにふいっと目を背け、階段を登っていく。

うーむ、何だかとっても神聖な出会いだったような気がする。

80年以上前の招き猫

たこせんべい屋さんの店内で発見。「八十年前」とあるけど、この文言自体がもっと昔に書かれていそう。下手したら100年前の招き猫かもしれない。なんか顔がシュッとしてリアル志向である。

砂に埋まる階段

江ノ島の本島側、砂浜に降りる階段。

砂に埋まる階段からは月日の経過を感じさせる。どれくらい前から掛けられていた階段なのだろうか?人の手が入って砂盛られたとかじゃないなら、余裕で10年以上は経っていそう。

 

自転車のタイヤ?

これも月日を感じさせる、半ば埋まったタイヤのゴミ。こういう干潟には生物がいっぱいいるイメージだけど、全然何にもいなかった。中身のない貝殻くらいしかなくて、生物の気配が少ない海は何だか寂しかった。

制服姿のJKが2人で海岸線を歩いていて、傍目から見てもエモさを感じられた。彼女らにとって、後から見ても輝いている時間になることだろう。砂浜にはそんな魅力がある。

 

江の島水族館前の砂浜

そんな砂浜をもう一箇所。夕方だったのにも関わらず、まだまだまばらに人がいる。ズボンを捲って海に入っている人たちもいた。

まだ少し寒いと思うけど、そんなの気にならないくらい今が楽しいんだろうな。

 

撮り鉄もどき

撮り鉄もどき2

撮り鉄まがいの写真を2枚。江ノ電の電車、なんか丸みがあって、色味もあって可愛らしい。これがあの自転車ニキの写真のやつ?あれは特別なやつなんだっけ?

思ったよりも上手く撮れた気がして、撮り鉄の人の気持ちも少し分かる気がした。まぁ車体自体にはあんまり興味湧かないけど……

 

江の島はまぐりラーメン【江の島らぁ麺 片瀬商店】

17時に江ノ島水族館を出て、夕日の海岸をぼんやり眺める。

うーむ、ご飯には少し早い時間だろうか?でも大抵の施設はもう閉まりだしているし、他に観光できるような場所もないんだよねぇ。

 

せっかくここまで来たわけだし、ラーメンの一杯でも食べて帰りたいけど……いや、ラーメンの一杯くらいは食べられるか?ちょっとお昼遅かったけどそれくらいは食べられるくらいにはお腹空いているか?

正直ちょっとわからないくらいの空腹感である。んでもここまで来たら食べてかないといけないよねぇ。やっぱラーメン食べないって選択肢はないわ。よし、食べて帰ろう。

 

ということで近くのラーメン屋さんを調べてみる。ふむふむ、雰囲気的には貝出汁ラーメンとか食べたいけど……うーん、ここは豚骨ラーメンか。貝出汁なかったらここ行くかな~。

インスタでとても美味しそうと思ったところは今日定休日だった。ありゃ残念。

そんなこんなで探していると、駅近くに貝出汁のお店を発見。ほうほう、はまぐりがそのまんま乗っているラーメン?もうそんなん美味しいにきまっとるやんけ!!

 

――ということで「江の島らぁ麺 片瀬商店」へ。踏切を渡って、小道に入る。

 

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港町の商店の雰囲気にぴったりの外装。これで脇にサーフボードとか置いてあったら完璧である。張り紙にでっかく「ちゃんぽん」の文字があったので、ここほんとにラーメン屋さんで合ってる?と不安になったけど、ここまで来たら引くに引けぬ。そんな心持でドアを開ける。

 

店内はカウンター席が6席くらい。明るい照明に壁中に貼られたメニュー。いかにもな雰囲気である。そんな壁に貼られたメニューの一つに目が行く。

 

数量限定、大はまぐりラーメン

 

確かそんな感じだったと思う。いやもうこれ行くしかないでしょ。店員さんに聞いたらまだあるそうなので、これを注文。

 

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は、迫力がすごい!!

貝殻付きでクソデカハマグリがそのまま1個入っている。迫力でこのラーメンに勝てるものは中々ないだろう。入っている草は三つ葉?まぁハマグリのインパクトが強すぎる以外はシンプルな塩ラーメンである。

 

では、いただきます。まずはスープから一口。

――ん、これは……あれだ。浜焼きで貝殻が開いた時、そこに溜まっているスープ。あれにほんの少しだけ塩味を加えたようなスープ。マジでハマグリだけ構成されているスープである。よほどこのクソデカハマグリに自信があるとわかる味。までも実際旨い。

 

麺はシンプルな細麺。全体的にすごくシンプルなラーメンである。ハマグリの身はぷりぷりで歯ごたえもすごい。多分これだけで800円分くらいはするんじゃないの?マジでハマグリ一強のラーメンである。これお酒飲んだ後にこれ食べたい、切実に。

このお店の営業時間が比較的遅くまでやっているのは、そういう需要を理解しているからなのだろう。

 

――ごちそうさまでした。江の島旅行の締めにはピッタリのラーメンだった。

 

 

新・江ノ島水族館

江ノ島内での観光を済ませ、橋を渡って陸地側に戻ってくる。

さて、これから行くのは新・江ノ島水族館。確かクラゲが有名な水族館だったよね?遠い大昔、小学1年生くらいのころに来たことがあるらしいけど正直記憶はない。新鮮な気持ちで水族館を楽しむ所存である。

入場料は強気の2800円。水族館の金額としてはかなり高いと思う。までもその分ボリュームがすごいということなのだろうか……?閉館時間が17時で、入ったのが16時前とかなのですべては回れない気がするけど……まぁ楽しめる分だけ楽しむとしよう。

 

ふぐ

最初に現れたのは相模湾の魚たち。んまぁ日本人なら馴染みの深いおさかなばかりだ。

個人的に面白かったのは最初の水槽で、定期的に疑似的な波が来て、水が泡立っていた。

上のふぐはその波の中でも堂々としていた。なんとも豪胆な奴である。

 

迫力あるエイ

 

次はエイ。壁際に泳いできて顔を見せてくれることが多いんだけど、それはここでも同様。水面間際まで上がってきてくれたことでなんか迫力のある写真になった。

 

ウツボはいつ見ても変な顔してる

こぶだい

ひとで

小さな水槽の中にいたヒトデ。写真でもその躍動は伝わると思うが、間近で動いているのを見ると中々に気持ち悪い。こいつらも貼りついて動かないイメージあるんだけど、ここではかなり活発に動いていた。水草の上を這いまわる。

 

膨らんでないハリセンボン

水族館のお魚は一般のイメージと違うことも少なくない。その象徴的なお魚がハリセンボンだろう。ハリセンボンは膨らんだ姿が有名だが、それは威嚇している姿。平常時はもちろん膨らむことはなく、このように萎んでいる。これはこれで可愛い。

カタクチイワシ その1

カタクチイワシ その2

これは同じ水槽の写真なんだけど、ISO感度やらシャッタースピードを変えると全然違うものになる。中々面白いよね。カメラ使ってて思ったんだけど、水族館って全体的に暗いから、暗所性能が高くないといい写真を撮るのが難しいね。
ちなみにこの水槽はシラスが成長過程毎に分けられて展示されていたのだけど、2週間とかでサイズ倍くらいになってた。これを継続的に展示しているのすごいよね。数日でサイズ変わるなら展示も細かに変えなきゃいけないだろうし。

 

シャッタースピードを下げるとこうなる

大水槽

水族館の見物である大水槽。群れで泳ぐ魚はこれ以外では中々見れないよね。この水槽が特に好きで、なん十分でも眺めていられる。水族館象徴となる施設だよね。

動かないカニはきれいに撮れる

クラゲカーテン

今どきはたいていどこの水族館でもクラゲコーナーはあるものだけど、ここのは一際デカかった。その中でも特に僕が感動したのはこのクラゲ。ずっと逆さで上がったり下がったりしている。長い触手同士で絡まらないのかな?と思ってよく見たら絡まっているやつもいた。

クラゲボール

これはなんか高級感のある家にインテリアとしてありそうなクラゲボール。可愛い。

こんな風にオシャレに傾倒した展示もありつつ、クラゲの展示は結構マジだった。豆粒サイズのクラゲが無数に展示されており、その中には「この水族館で発見された新種です!」なるものも。小さいクラゲはカメラに納めるのも難しく、肉眼でもちゃんと見えないのもいた。

 

綺麗に撮れた鮮やかなハゼ

ペンギン!!

2階のコーナーに居たペンギン。フンボルトペンギンだっけ?各水族館によくいるイメージ。ほかにも海獣がいっぱい居たのだけど、閉館時間が迫っておりペンギンしか見ることができなかった。までも個人的にはお魚をしっかり見れたので満足である。

 

正味、2800円はちょっと高いと思う。展示数だけでいえばちょっとぼったくりまである。

しかし、クラゲのみに注力するならば、数多くの新たな発見を生み出している水族館である。その学術的成果への支援のための金額とするならば、許せてしまう金額かな。

江ノ島という立地もあるし、江ノ島観光のついでとしては満点だったと思う。

 

タコの悲鳴のたこせんべい

江ノ島神社への参道には所狭しと様々なジャンルのお店が並んでいる。江の島名物であるたこせんべいのお店も同様だ。

参道の中腹ぐらいにあり、僕が行ったのがGW中ということもあり長蛇の列ができていた。約30分くらいは待つと書かれていた。

江ノ島神社の道中にあるたこせんべい屋さん

お持ち帰りのものと食べ歩き用のものがあるらしい。有名なクソデカせんべいは食べ歩き用で、お持ち帰り用は小さいサイズとのこと。なんかすぐ湿気てしまうからクソデカサイズは作ったらすぐ食べないといけないんだって。そんなにすごい代物なのかと思わず気になる。

しかし30分……待つには微妙に困る時間だ。この後水族館にも行きたいので、その観覧時間は確保しておきたい。

 

他にたこせんべいを提供しているお店がないかGoogleMapで調べてみる。こういう名物はたいてい数店舗出店しているのが相場だ。シラス丼のお店は複数あったし、たこせんべいも同じものだろうと思っていたのだが……

なんと、江の島内でたこせんべい焼いているのはこの店舗だけのようである。……え?そんなことある?じゃあココめっちゃ老舗なんなぁ?!つまりクソデカたこせんべいを食べるには、ここで列に加わる以外の選択肢はないということである。

どうするか……悩んだ挙句、たこせんべいを食べていくことにした。

 

出店の脇、店内から続いている列に加わる。実際に並んでみると思っていたよりは列が短かったようで、目算10分から15分くらいで買えそうである。

列に加わってしばらく……雑談していたらいつの間にか券売機の前まで来ていた。でかいたこせんは1100円。んでもここまで来たら迷う選択肢はないよね。

たこ以外にも、エビやらシラスのせんべいもあった。ま、僕は甲殻類アレルギーなのでたこ一択。

 

券売機で買った券を渡し、目の前でたこせんの作られる工程を見ることになる。

 

変な注意書き

でも気になって顔を突っ込んで見るとたこが飛んでくることがあるらしいので注意だ。辛うじて見えるかな?くらいの感じ。鉄板にたこが数匹載せられ、その上から鉄板で押し付けてプレスする。

その時に「きゅぅぅぅぅーーーー!!」と独特の音が上がる。これ実際には急激に水が蒸発していくことで出る音だったと思うんだけど、どうしてもタコの悲鳴、断末魔に思えてしまう。なんか、かわいそう。でもおいしく食べるからね?

 

たこせんべい(大)

こちらが焼きあがったたこせんべい。親指と比べてそのサイズ感がよくわかるだろう。ちなみにかなり割れやすいので慎重に持つことをおススメする。間違っても写真のように片手で持つなんてしないよう。風が吹いただけで割れちゃうからね。

 

せんべい自体は、マジで普通のせんべいである。おいしい。

タコがいるところはちゃんと味がする。厚さも均一じゃないところもあって、マジでタコそのまんまなんだねぇ、なんて思う。

でもね、このサイズは飽きるわ……半分くらいまで食べるともともと薄味なのもあって味を感じなくなってくる。喉乾く。

美味しく食べたいならクソデカではなく、半分くらいのサイズがちょうどいいだろう。

までもいい思い出になりました。迫力がすごいので、一度は食べておきたいね。

 

GWの江島神社

江ノ島に来て、腹拵えを済ませた後は観光である。今回のルートとしては神社行った後に水族館。まずは江ノ島神社で御朱印を貰い受ける。

 

そのために島入り口から真っ直ぐ進む参道を行く。ここは特に人が多いエリアで、行きと帰りの人でごった返している。道中にお店もたくさん並んでいる物だからもうホントに。狭い道に人が溢れかえっていた。

ここでは「たこせんべい」なるものが食べたかったんだけど、長蛇の列が出来ていて30分待ちということだったので一旦スルー。いや食べてみたいけどね?!時間に余裕があれば後で行こう。

 

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しばらく参道を進んでいくと、大きな鳥居がようやく見えてきた。おそらくは漆の赤、よく見慣れた鳥居である。

中央を踏まないように潜り、急な階段を登る。


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登った先にいたのはお釈迦様?

横に掘られた説明書きをみると弁財天だそう。弁財天であれよね、七福神の1人よね。うーん、それ以上の印象がない……

本堂までは結構急な階段が入り組んでおり、その道中に手水場がある。手水場で手を清め、数段上がると本堂。そこまで大きいわけではなく、地域のちょい名がある神社くらいのサイズである。

 

それもそのはずで、どうやら3大弁財天を祀っているらしい。つまり3つの社を合わせて江ノ島神社なのだ。

二つ目の宮が「中津宮」というらしく、宗像大社のそれと同じなので「もしかして同じ神様祀ってる?」と思って調べたけど全然違った。

……と思ったけど公式サイトにこんな記載があった。

 

福岡の宗像大社や、広島の厳島神社と御同神でもあられます。

http://enoshimajinja.or.jp/gosaijin/

 

どうやら僕の予想は間違ってなかったっぽい。ちなみに僕の御朱印帳は宗像大社の奴だ。なんか縁を感じるね。


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もちろん御朱印もゲット。シンプルな御朱印である。御朱印帳ももう少しでいっぱいになるなぁ。

参道に比べて境内はそこまで人が多くない。GWでこれなら普段は落ち着いた清浄な空気で満たされていることだろう。

 

1つ目の社を後にして、山沿いにかけられている石の階段を登る。途中に「エスカー」なる単語を見かけたが、あれはエスカレーターで上に登れるらしい。なんか部分的に現代的だな……流石にエスカーを使うのはもったいなくって石畳を進む。


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道中、森の開けた場所から見える江の島の景色。港に並ぶのは船と車。こうして遠目から見ると、しっかりと青い海だね。地方都市の港町とそう変わらない景色である。でも東京周りに住んでいる人間にとっては逆にこの景色の方が貴重なのかもしれない。

 

2つ目の宮は1つ目よりも小さかった。こじんまりとしている中津宮。とりあえず参拝だけしておいた。

3つ目はまた石段を登らなくてはならないようで、この後水族館に行く時間を取りたかったので今回は諦めることにした。上が一番デカい社なのか、それとも順当に小さくなっていくのか……この謎はまた来るときに残しておくとしよう。

 

江ノ島といえば海鮮丼食べんとね【島童子】

GWの中日。確か木曜日だったかな?その日に僕は友人と横浜から電車に乗っていた。

藤沢まで向かい、そこから乗り換えて江ノ島へ。時刻は12時過ぎ。昼時前のこの時間、普段なら電車の人も閑散としていると容易に想像できるが、平日といえどGW……座れないくらいには人でいっぱいだった。 

横浜駅から約1時間ほどで、江ノ島駅到着。

 

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天気は快晴で絶好のおでかけ日和。昨日が雨だったことを思うと中々の幸運である。しかしそれ故なのか、人は多い。いや、平常時の江ノ島の人口密度を知らないから知った方は聞けないけれど、少なくとも僕は少し辟易して「帰りた……」と思うくらいには人がいた。

 

江ノ島と言えば海岸で和多くのアニメのエモシーンが繰り広げられた場所だけど、駅の周りには海の雰囲気はない。人の流れについて行けば海まで行けるやろと思い、電車から出た人たちの流れに乗る。

人の流れは一本道を迷わず進み、気づけば大きな河口に出る。強く吹き荒ぶ風にはわずかに潮の香り。おー、久々に海だ。

 

横浜の海があんまりにも真っ黒過ぎて、こちらの海に対しての好感度は底辺まで下がっている僕だが……さて、江ノ島の海は何色をしているのだろうか?

 

開けた場所で眼前に飛び込んで来る凪いだ海は濃い青と黒。うーん、透明度は高くない。でも微かに青い。魚の姿は見当たらないが、釣りをしている人はいる。似た色の海を上げるならば、福岡の工業地帯の海色だ。横浜の海ほど酷くはない。少なくとも磯の香りはするし。東京湾から離れれば離れるほど綺麗になっていくのだろうか……?


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江ノ島へと繋がる橋。脇道の人が居ないタイミングを狙った一枚。徒歩で通れる橋は人混みが凄く、5分で渡れそうな距離を10分かけて渡ることになった。

これじゃエモさも何もない。学生服の少年少女達はそれでも楽しそうだが、九州生まれのおじさんにとってこの人混みはちょい辛い。

 

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まぁ、とにかく江ノ島到着。ここまで中々長かった……在宅引きこもりワーカーには辛いぜ。時刻はもうすぐ2時を指そうかというところで、お昼ご飯には少し遅いくらい。

つまり、腹が減った。できれば並ばずにサクッと食べたい。

 

島の外周に沿って飯屋を探す。様々な飲食店が立ち並ぶが、どこも行列ができている。流石GW。連休効果は伊達じゃない。

飲食店エリアが終わり、駐車場に差し掛かる。うーん残念、これは並ぶかぁ、と思ったその時。

 

「今すぐ入れますよ〜どーぞー!」

 

そんな客寄せの声。釣られて行ってみると魚介の飲食店。これは行かない手はない!客寄せにそのまま捕まり店の中へ。

 

テラス席でメニューに目を通す。メニューの真ん中にはデカデカと海鮮丼。ふむ、江ノ島はシラスが有名らしいしシラス丼いいな、と思っていたのだが……海鮮丼にそれも入っているし、せっかくならケチらず豪勢に行こうじゃないか。


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ということでクソデカ海鮮丼(味噌汁付き)

様々なお魚が乗ってゴージャス!ちなみに僕はエビ食べられないということを伝えるとデカホタテに変えてくれた。優しい。

シラスのタレを回しかけて、ではいただきます。

 

おぉ……思った以上にどの魚も新鮮である。強いて言えばマグロはちょい臭いんだけど、三崎で食べたのより全然いい。そんくらいで充分美味しい海鮮丼だ。

生シラスもあって、これには少し酸味のあるシラスのタレが合う。生シラスって臭みとはまた別の独特の風味があるんだよね。あれ苦手な人多いとおもうんだけど、このタレがそれをうまくカバーしている。ボリュームも結構あって、少食の人ならワンチャン食べきれない量。ゴージャスである。

 

テラス席で江ノ島の潮風と人の騒めきを感じつつ舌鼓。いやぁ美味しかった。並ばないで食べられたしちゃんと美味しかったしで、江ノ島観光のいいスタートが切れた気がする。