つかまり立ち

つかまり立ちからやっと卒業できたのか、まだできていないのか。

最後のスター・ウォーズを観て

最後のスター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けを遅ればせながら昨日鑑賞した。

生前の父が好きだったスター・ウォーズ

父は2011年に他界してしまったので今回の三部作を観ることはできなかった。

先日地上波で三部作の内「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」が放送された。最後くらいは劇場でと思い、手のひらサイズの父の遺影を懐に忍ばせて車で片道1時間の距離にある映画館へ向かった。

平日の昼なので空いていた。そもそも今作スカイウォーカーの夜明けが公開されてからずいぶんと日か経っていたので客もまばらだった。

公開当初だったらチケットを買うのも大変だったと思う。

席に着き、照明が暗くなってから遺影を隣の空いた席に置いて、ちゃんとスクリーンが観えるかどうか何度も確認。

映画が始まってストーリーが進行していくにつれ、なんとも言えない感情が溢れてきた。

楽しい、でも寂しい。

映画の内容は自分的には面白いと感じた。でも、これで終わってしまうのがなんだかとても寂しかった。

父の愛したスター・ウォーズシリーズが終わってしまう、もっと沢山見せてやりたい、もっともっと。

それでも物語はクライマックスを迎え、エンディングへと進む。

ああ、終わらないでくれ父さんのスター・ウォーズ

 

2時間半近くの時間があっという間に感じた。エンディングのスタッフロールを見終え、映画館の入っているショッピングモールの屋上駐車場に出ると夕日がすごく奇麗だった。

目に映るもの全てが美しく見えた。その時だけかもしれないけれど。

 

帰り道、映画は終わったけど、これから始まることもあるよなと思った。

また面白そうな映画を見つけて父と共に観に来よう。

f:id:Luke1129:20200121153348j:plain

 

文庫本、モツ焼き、ハイボール

沖縄に来て1ヶ月以上が過ぎた。
数日前に「旅する力・深夜特急ノート」を読んだ。
そういえば昔第一便と第二便を読んだけど最後まで読んでなかったなと思い、文庫本版の深夜特急を探しに古本屋に来てみたが見つからず。
その本屋のすぐそばのバス停からなんとなくバスに乗った。
那覇方面に向かう。
Instagramで見かけたモツ焼きのうまい居酒屋に行ってみようとバスにのってから思い付いた。
安里一区で降りる。
わざとマップアプリを見ずにウロウロしてみる。
栄町という呑屋街。
肉や魚や油の混ざったようなニオイ。
ノスタルジックな感覚。

しばらく歩きまわっていると目的の居酒屋は見つかった。けれどもまだ開店まで時間がある。
数百メートルほどのところに小さな書店を見つけた。
入って棚を探すと「深夜特急」の文庫本の第一巻があった。
それを買い、居酒屋近くのベンチで読んでいると開店時間になったので店入った。
うまいモツ焼き、豚の加工肉。
シャルキトリというものらしい。うまかった。
ハイボールを何杯か呑んだ。

しばらくすると混んできたので店を出た。
バスに乗り大謝名で降りる。
いつものコーヒーショップでドリップコーヒーを飲みながら深夜特急を読む。
以前読んだのは二十年近く前かもしれない。

この本はやっぱり面白いと思った。

f:id:Luke1129:20160407184922j:plain

沖縄深夜食堂

沖縄に来て10日目。
どうも風邪を引いたような。喉が痛くて頭がぼーっとして微熱がある。
数日前、借りている部屋から歩いて数分の距離に深夜食堂を見つけた。
深夜24時から昼の14時頃までやっている店。
タクシーの運転手さんとか深夜仕事している人たちがターゲットなんだろう。
微熱があるけど、いや微熱があるからこそ行かねばならぬ。ならぬ。

時計の針が12を指した。
歩いた。着いた。
店内は予想を少し上回るこ汚さだった。
オジサン二人がキッチンで何やら動きまわっていて、おばちゃんが会計と弁当の詰めこみ作業をしていた。
作って置いてある弁当や惣菜を取って会計して、そこで食べるかテイクアウトするか選ぶシステムのようだ。
三枚肉弁当をレジ(のような場所)に持っていくとおばちゃんが330円ですと愛想よく言う。
払う。お茶はセルフ。
空いてる席に座る。
テーブルのタイルの感じが何とも言えない。
三枚肉。沖縄ではお馴染みの肉料理。
皮付の豚バラ肉をそう呼ぶらしい。
「皮」「脂」「赤身」の3層になっているからそう呼ぶのだとどこかで誰かが言ってたような。

味。甘辛い味付け。
としか言いようがない。

お客は他にも結構いて、そこそこ繁盛している様子だった。
深夜にこの値段でこのクオリティなら納得かなと思う。
食べ終わって夜風に辺りながら部屋に戻る。
いくぶん体調が回復した気がする。

コーヒー飲もう。

2016年3/15(火) AM3:00
f:id:Luke1129:20160315030351j:plain

雨、コーヒー、美人

雨の日。夜。
コーヒーショップのカウンターで、ドリップコーヒーを飲んでいるとガラス越しに背後の席に座る美人がカップを傾けているのが見えた。
ささやかな幸せ。
と、思ったらテーブルを拭いている店員さんも美人だった。これはもうささやかではなくなってきた。
だいぶ幸せ。

このあと雨のなかを自転車で自宅に戻らねばならない苦も忘れられる気がする。

2016年3/13(日)

こども食堂

こども食堂やりたい。
あれ、なんで俺こども食堂やりたいんだっけ。

えーと、なんかネットかなんかでこども食堂の活動を見かけて気になって。
そんでいろいろ見ていくうちに自分でもやりたくなってきたんだったかな。
まあ深い理由なんてなくていいじゃない。
だってあの往年の名女優オードリー・ヘップバーンも言ってたし。
「子供より尊い存在なんているのかしら」って。

「やりたい」じゃなくて「やる!」

2016年3/13(日)

初めてのカノジョ

2001年頃(冬?)二十歳

好きだった女の子に告白した。で、フラれた。
石垣島で三年近く暮らしていた頃。
バイト先のガソリンスタンドで出会った娘だった。

ごめんなさい、あなたのことそーゆー風には見れないです。

そのすぐ後で、勤めていたガソリンスタンドの偉い人に電話して日頃思っていた事や要望などをぶちまけてみた。
オール却下された。

あー、なんだろ。今の俺じゃダメなのかな。
そーいえば俺ちゃんと学校行ってなかったな。
学校行ってみようかな。

石垣島での暮らしを切り上げて内地に帰って学校行こうと決めて、バイトも辞めることになって引っ越しの算段を始め、残り1ヶ月ほどで島を引き揚げる。
ぐらいになって俺をフッた娘が逆に告白してきた。
いや、遅いよもう俺内地に帰るんだよ。
そう言うと、じゃあ私をフッて下さいと言うのだ。
なんて勝手なと思った。
と、思いながらも残りの1ヶ月間お付き合いをしました。
1ヶ月間。なんか甘ったるいような、今思い出しても何とも言えないこそばゆい時間を過ごした。

2016年3/12(土)