mielikkiのあたまんなか

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半年

早いもので2018年も半年過ぎてしまいました。

ついこの前お正月で、めでたい・めでたいって言っていたのに。

 

…と多くの人が感じていることでしょう。

 

この半年のあいだに、小室さんや安室ちゃんが引退を表明したり、

大杉漣さんや歌丸師匠が天に召されたり。

 

米朝奇跡のツーショットが実現するなんて、

年初には思いもしなかった歴史を揺るがす出来事もありました。

 

私的には16年間苦楽を共にした、チワワのちくわとの別れが一番の出来事で、

ひとつの命の尊さと、すばらしさを教えられました。

 

ペットと人間という関係性ではあったけど、

生き抜くということを全身全霊で全うし、

最後まで「生きる」ことをあきらめなかったその姿。

 

痛みや苦しみ、死への恐怖もあっただろうに、

見事な大往生を私たちに見せてくれました。

 

犬ではあるけど、尊敬に値する力強い命だということを教えられました。

 

 

さぁ、あなたはどう生きる?

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ちくわに問われたら、私はどう答えるのかな。

 

 

どうぶつの森

木をゆすり

魚を釣って

虫をつかまえる

 

わたしのポケットの中は、

虫やらりんごやらホタテ貝などで、

グッチャグチャ…。

 

住まいを快適にするために借金をくりかし、

住民の願いを叶えるために、

野を超え山を越え世界を奔走する。

 

まじめか。

まじめなのか。

 

ゲームの世界なのに破天荒になれない私を、

リアルどうぶつがジーッと見つめている。

 

 

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大人をガンバル

お世話になっている知人のお父さんが亡くなられ、ご葬儀に行くことにした。

…って昨夜まではふつうに思っていただんだけど、

公の場に出るのはすっかりご無沙汰だったせいか、時間が迫って来るにつれ、

心臓がバクバクしてきた。

 

…お世話になったけどご葬儀まで行くのはアレかな~?だの、

知らない人ばっかりでキガオモイナァ~だの。

口に出しちゃいけないような子供っぽい言い訳が頭の中をぐるぐると回る。

 

刻々と迫る時間に、「エイヤッ!!」っと喝を入れて礼服に袖を通す。

礼服の効果は偉大なもので、気持ちがビシッとして大人モードのスイッチがONになった。

 

お世話になった方が祭壇の向こうから微笑みかけているのを見て、

 「あぁ、やっぱりちゃんと来てよかった…」と、

そんなこと微塵も思っていませんですよ的な顔をしながらホッと胸をなでおろした。

 

年を重ねるごとにどんな振る舞いをすればいいのかなんて、誰も教えてくれない。

とんちんかんなことをしてしまう大人だっている。

 

人柄や精神年齢は様々だけど、礼服に身を包めば、どこに出しても恥ずかしくないような「大人」に仕上げてくれる。

 

 

大人だって「大人の仮面」をかぶって、一生懸命大人のフリをしているのだ。

 

家に着いてお清めをし、大人の鎧をそっと脱いで、

私はいつものおちゃらけた私に戻った。

 

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せんでもいいこと(しなくていいこと)

とある昼下がり。

ヒマをもてあましたわたしは、手縫いでチクチク仕事をしていた。

白いシンプルなタオルのフチに、端切れをチクチク縫い付ける。

そんな作業をしながらふと、幼い頃のことを思い出した。

 

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小さい頃のわたしは、とにかく好奇心旺盛な子供だった。

新しもん好きの父が買ってくる、短波ラジオ、ビデオデッキにカラーテレビ。

昭和50年代はあらゆるものが日進月歩で、白黒だった私の日常に少しずつ彩りが加わり、記憶のふちが色濃くなった時代。

 

家に何か新しいものが導入されると、触りたくて居てもたってもいられなくなり、

「触るべからず」と言われれば言われるほど、おさわりしたくなるのだ。

 

TV番組がもう一度見られるというビデオデッキの仕組みが謎で、

父の居ぬ間に見よう見まねで録画ボタンをガチャガチャいじっていた。

 

SONYビデオのβテープはそりゃぁもう高価で、1本何千円もするから1・2本買うのが関の山。

その貴重なβテープには、父の大好きな落語やザ・ピーナッツの歌謡番組が録画してあった。

 

二度と見返すことができなかったあのCMが、再び画面に現れた時の衝撃に私はすっかり魅了され、私の悪事はしばらく続いた。

 

そしてある日、父が憂いを含んだ瞳で鼻息荒く私に問うた。

「おまえ…ビデオかまったな(いじったな)?」

 

どうやらザ・ピーナッツの歌唱の一番よいシーンに、てんで関係のないカレーのCMが録画されていたようだった。

素直に悪事を認めると、父は吐き捨てるように言った。

「せんでもいいことっ!!」

 

 

「せんでもいいこと」という言葉には、“まったく頼んでもいないのに勝手なことをして…”という、怒りの心情が込められている。

 

今こうしてタオルに端切れを縫い付ける作業は、誰に頼まれたわけじゃないし、やって得することは何もない“せんでもいいこと”。

でも誰かが顔を拭いた時に、白タオルの端にあるかわいい端切れを見て、

( *´艸`)ふふふ

って笑ってくれたらなんだかうれしい。

こんなちいさなことが、悲しい気持ちやさみしい気持ちを和ませてくれるのなら、

「せんでもいいこと」もまんざら悪いことでもないなぁと思うのである。

 

 

 

「大丈夫です」

仕事で外国の方とお話をする機会がたまにあります。

カタコトの日本語の方や、見た目も話し方もまるで日本人!?って思うブラジルの方など。

 

私は身振りケーションで外国の方とコミュニケーションをとっているのですが、

何かの流れで「こういうのとかどうですか?」って話したら…、

 

大丈夫です。

 

という言葉で断られました(;・∀・)

 

この大丈夫ですは「OKよろしくだぜ」の大丈夫ではなく、

「あ~そういうの要らないですわ~」の大丈夫なんですよね。

 

微妙なニュアンスの違いを使いこなすのか~と、すっかり感心してしまいました。

 

「大丈夫です」という断り方は賛否両論あると思いますが、

相手を傷つけないように…という思いがこもっているステキな言葉だと思います。

 

肯定する言葉は口にしやすいけれど、

否定する言葉はあまり言いたくはないもの。

 

お断りのシーンで「大丈夫です」を初めて使った人って、

きっと心やさしい人だったんじゃないかな~なんて、想像しています。

 

「大丈夫です」に続くやさしい日本語、もっと増えるといいですよね。

 

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「雑草」

雑草のように生きる…なんて言葉があるが雑草は本当に強い。

春のあたたかな日差しがちょっとでもやさしく降りそそぐと、「待ってました!!!」とばかりに、シュルシュルと背伸びする。

 

両手を広げるかのように葉っぱを広げ、「どうです?」とばかりに生き生きとはびこる。

 

当然私は抜くのだが、根がついたままうっかり放っておくと、ニュルニュルとそこから根を張り生き延びる。

 

いつだって雑草のように生きられるわっ‼と思っていたのは、私の思い上がりかもしれない。

一度や二度踏まれたくらいで、萎れちゃぁいけないな。

 

 
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「気まぐれロボット」

小さいころ、星新一ショートショートに夢中になった。

うっすらとした記憶しかないが、おそらく小学校1年生くらいだったと思う。

父が読んでいた「気まぐれロボット」を盗み読んだのがはじまりだ。

字なんてひらがなしか読めないはずなのに、登場するN氏やS氏の言動にわくわくした。

 

我が家は商売をやっていたから、家の大半は店になっており、小さなスペースで家族6人が生活をしていた。当然友達を呼べる場所はなく、外に出て遊ぶか友達の家に行くかそのどちらかしかない。

だから、星新一ショートショートは、いつも誰かが訪ねてくる所から始まるのが特に好きだった。

みんな働いているから、家に帰ってもだれも相手をしてくれない。

平凡でたいくつな私の日常に、ある日突然「ノックの音」がして、わけのわからない話を始めてくれないかなぁ、なんて。

 

7才の少女の頭の中には、N氏やS氏がいつでもそばにいてくれた。

 

 

 

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