フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

パリ16区で3度目の差別を受ける

先日投稿したMaison de Balzacを見学した後の話

 

先日の投稿↓も是非ご笑覧ください。

masafra.hatenablog.com

 

美術館の最寄りの駅である地下鉄6号線Passy駅に向けて1人で歩いていた時、歩いていた狭い通りを塞ぐようにアジア系の若い男が1人と彼の友達と思われる男1人(おそらくアラブ系)が大声で話していた。

私以外の通行人はいなかった。

見るからにチンピラ風で絡まれると面倒くさいので携帯をいじりながら無視して横を通ろうとしたら、突然

 

アジア系の男: I hate chinese. F〇ck you!!! F〇ck you!!! F〇ck you!!!

 

と中指を立てながら私に言ってきた。話してきたのはフランス語ではなく英語だった。

もう一人の男は笑っていたがまた始まったよ的な感じで自分の携帯をいじり始めた。

 

最初は無視しようと思ったが3度目の F〇ck youの言い方が余りにも侮辱的で腹が立ったので怒りを含んだ声ですかさず、

 

:Huh??? You look asian too, don't you? And I'm Japanese. Whereas I hate uneducated people ok men???

 

と言い返したら、言い返されたのが意外だったのかその男は少し面食らっていた。

携帯をいじっていた男も私を見てきて私と目があった。

そしたら絡んできたアジア系の男が大きな舌打ちをしてI hate you.と言いながら私の足元にペッと唾を吐き捨てて私とは反対側に友達と去っていった。

 

このことを帰宅後パートナーに話したら「なんでいつも無視できないの???本当にそのうち殺されるよ?お願いだからやめて!」と心配していた。

こちらで人種差別的な事をされたり言われたりするのはこれで3度目だ。

それらのことはブログ↓にしっかりと残してある。

 

スイスのバーゼル(Bale)

イタリアのフィレンツェに友人と行く途中でスイスに寄ったのですがその時にされた。

masafra.hatenablog.com

 

トゥールーズ

パートナーとトゥールーズ(郊外)の家の近くを歩いていた時の話

masafra.hatenablog.com

 

 

パリ16区

今回の話

 

となった。

昔から誰かに吹っ掛けられたら「はぁ???相手になってやろうか???」となってしまうのは33歳になった今も変わりません(-_-;)

でも確かにほんとにおバカな人たちは何をするか分からない。それこそナイフで刺してきたりすることもあるかもしれないのでパートナーが言うように無視するのが一番なのですが。。。大人にならないといけません。。。😅

 

この事からふと大学時代に受講した犯罪学の授業を思い出した。

日本にもこういう輩がたくさんいるが彼らはなぜそうなってしまうのか???

先天的なものなのか?それとも環境?教育?なのか。。。

いずれにしても他責思考の人は駄目だ。

 

パリに住む友人も先日フランス人の若者に突然変な日本語で馬鹿にされたような、軽蔑を含んだ感じで言葉を投げかけられたとか。。。悲しい事です。。。

 

変な輩には十分お気をつけて。。。

 

【おまけ】

暗い投稿なので夕暮れ時のエッフェル塔の写真を。
f:id:MasaFra:20240422043101j:image

Maison de Balzacに行ってきた!!!

4月20日(土)お昼過ぎ

 

私はパリ16区のある

 

Maison de Balzac(バルザックの家、バルザック美術館)

 

に行って来ました!!!

本日は雨が降ったり止んだりの天気でしたが、運よく私が最寄りの駅Passyから歩いて向かっている時は止んでいました!
f:id:MasaFra:20240421010518j:image

 

住所:47 Rue Raynouard, 75016 Paris

 

営業時間:火曜~日曜 10時~18時

 

休館:月曜日、1月1日、5月1日(メーデー)、12月25日

 

料金:無料

 

詳しくはこちらのHP↓をご参照ください!!!

Page d'accueil | MaisonBalzac (paris.fr)

 

Maison de Balzacって何???

この場所はフランスを代表する文豪の1人で『ゴリオ爺さん』や『幻滅』の作品を残したオノレ・ド・バルザックがその晩年となる1840年から1847年の7年間住んでいた場所。ここPassy(彼がいた当時はパリ郊外だった)で過ごした間に『人間喜劇』をまとめた。現在は博物館となっていて彼が使っていた机や手稿、日用品などが展示されている。また敷地内には大きくはないがオシャレなカフェがある。

 

入口↓です。

ここを入ると受付があり簡単なお土産も置いてある。

無料で入れるので受付の人に挨拶だけして下にくだる階段に。

f:id:MasaFra:20240421010532j:image

 

階段を降りると庭↓が開けている。ここからエッフェル塔を望むことができる。

雨が降った後は水たまりがあっちこっちにできて居るのでお気をつけて。
f:id:MasaFra:20240421010551j:image

 

受付とカフェが入る建物↓です。

上が受付で下がカフェです。人が多くいたので中には入りませんでした。
f:id:MasaFra:20240421010702j:image

 

庭を抜けると彼が住んでいた家が見える。

ここが入口↓です。
f:id:MasaFra:20240421010621j:image

 

【最初の部屋】

バルザックの彫刻が何体も置いてありました。特にこれといった展示はないです。
f:id:MasaFra:20240421010732j:image

 

【Salon】

かつてsalonだった2つ目の部屋には彼の人物像の紹介と彼が使っていた杖が展示されていました。
f:id:MasaFra:20240421010805j:image

 

salonから次の部屋へ行く間にトイレ↓がありました!

もちろん現在は使えません。
f:id:MasaFra:20240421010844j:image

 

【Cabinet de Travail】

パリで何度も引っ越しをしていたバルザックがずっと使っていた机がかつて執務室だったこの部屋に展示されています。ここがこの家の目玉かもしれません。
f:id:MasaFra:20240421010818j:image

 

立派な暖炉
f:id:MasaFra:20240421010831j:image

 

【Salle à Manger】

彼がダイニングとして使っていた部屋。ここの部屋とこの後の部屋にはここPassyでまとめた『人間喜劇』についての展示がありました。
f:id:MasaFra:20240421010909j:image

 

【最後の部屋】

ここには『人間喜劇』に登場する登場人物の版画がたくさんありました。
f:id:MasaFra:20240421010928j:image

 

家の展示はこれで終わりです。

 

庭のベンチで読書をするmadam↓です。
f:id:MasaFra:20240421011000j:image

 

以上、Maison de Balzacについてでした!!!

展示自体は多くなくヴィクトル・ユーゴーの家よりも物足りない感じでしたが良い雰囲気の中ゆっくり見学が出来ました。

学生時代に『ゴリオ爺さん』だけ読でいたのですが内容はすっかり忘れてしまった。

この機会にスタンダールの『赤と黒』と一緒に読み直そうと思います!

 

まだ行かれたことがない方は是非!!!

 

 

 

 

 

 

 

Square des Batignolles(バティニョール・スクウェア)の散歩!!!

21時過ぎまで明るくなってきたパリ。

今月上旬あたりからレストランやカフェにはテラス席が並び始めパリらしさが夏に向けて徐々に出てきました。昨日パリ・オリンピックまで100日を切ったというニュースを見ましたが、この分だともうじき冬かなぁとも考えてしまう😁笑

 

さて、

授業やバイトがない日の夕方から夜にかけて散歩をしている私。散歩の様子はちょくちょくこのブログにも投稿していますが、本日は自宅から徒歩10分ちょいの所にあるバティニョール公園の様子を軽く投稿します。
f:id:MasaFra:20240414034810j:image

 

パリ17区(地下鉄14号線・L線Pont Cardinet駅前)にあるこじんまりとした公園ながら公園の中央にある池には鳥(canardなど)がたくさんいる。


f:id:MasaFra:20240414034828j:image

 

公園入口の案内板にはここの歴史が簡単に書かれていて、

ここは19世紀後半にJean-Charles Adolphe Alphandによって設計されたイギリス式の公園。この公園が出来た当時のこの地区はパリ郊外であったが当時のパリの面影を残す場所として地元の人たちの憩い場となっているとのことです。

 

芝生内は立ち入り禁止!!!

という看板があるのですがそれを破って中に入って読書したり、友達と談笑する人たち↓などがいます!😁
f:id:MasaFra:20240414034846j:image

 

人工的につくられた自然ながら日本のそれとは違う趣があり???😊


f:id:MasaFra:20240414034859j:image

 

ここ↓はジャングルクルーズみたいじゃないですか???

f:id:MasaFra:20240414034925j:image

 

不思議と公園内はパリ、しかも17区の目抜き通りCrdinet通りとRome通りの傍にあるにもかかわらず本当に静かです。


f:id:MasaFra:20240414034937j:image

 

Canardの親子が列を作って道を渡り、そして池に入る姿は本当に見ていて飽きません(^^)

この前は5羽の子供がお母さんの後に池に入るのですがその中の1、2匹は皆と一緒に泳がないで自分の好きな方好きな方へと行ってしまいあ母さんが「クウェー」と何度か呼んでハッと気が付き急いで皆に合流するみたいなもの見ていて「あっ、私みたいな奴がいる」と少しおかしかったですね笑
f:id:MasaFra:20240414035117j:image

 

私がこの公園でよくボーっとするところ↓です!
f:id:MasaFra:20240414035147j:image

 

公園横にはフランス発祥のペタンク場↓があり、毎日老若男女問わず地元の方がプレーしています!写真はありませんがこのペタンク場横には簡単なアスレチックもありそこで体を鍛えている若者もいます!
f:id:MasaFra:20240414035133j:image

 

以上、我が家の近くにあるバチニョール公園についてでした!!!

普段14号線(6月まで工事予定で、日によってはかなり不便。。。)をつかってバイト先に行くので通るたびにこの公園にも行ってみたいなぁと思っていましたが、ようやく今月頭から公園デビューしました!(^^)

パートナーもお気に入りの公園みたいで先週日曜日の夜は2人で公園のベンチに座って30分程話しながら読書をしました!

 

19世紀後半当時のパリの雰囲気を味わいたい方、おススメです(*^_^*)

うちのアパートの建物に空き巣が入る

4月10日(水)夕方

私が日本食レストランのアルバイトへ向かうために玄関で靴を履こうとしていた時、パートナーから連絡があった。

私たちが住むアパートの1ère étage(日本で言う2階)でさっき空き巣が入ったらしい。出ていく際は施錠をしっかりしてね!!!

 

と。


f:id:MasaFra:20240414011207j:image

 

しっかり施錠されている事を何度か確認し下に降りると空き巣に入られた部屋の女性が興奮した状態で男性3,4人(恐らく警察と管理会社の人)と話していた。

 

女性:あなた何階に住んでるの???私の部屋に空き巣が入ったこと知ってる?

 

:私はフランス人パートナーと最上階に住んでいます。空き巣の事は先ほどパートナーから知らされました。

 

男性A:おそらく空き巣は建物のオートロックが少し開いているのを見てこのアパートに侵入し、一番狙われやすい1階に入ったと思う。

 

:何か被害はあったのですか?空き巣の特徴は?

 

女性:幸い被害はなかったけど、空き巣は黒人男性だった。部屋が暑かったから空気の入れ替えでたまたま玄関を少しだけ開けていたのよ。

 

:そうでしたか(-_-;)何も被害がなくて良かったです。すみません、私はこれからアルバイトに行かないといけませんのこれで失礼します。

 

男性B:パリでは清掃作業員の恰好をして建物に侵入する人たちもいる。出る時はしっかりオートロックの扉を閉めて外に出てください。もちろん自宅の玄関もね。あとこのゴミ箱(エントランス横にある)を使って扉を開けたままにしないで下さい。

 

:わかりました。気を付けます。

 

 

私たちはパリ17区(と言っても通り隔てて8区)でも治安が比較的にいいエリアに住んでいる。

昨年パリで物件を探していて何件も内見した際に最後に訪れたのが今住んでいるアパートだった。駅が近いのにとても落ち着いていてまた最上階の6ème étages(日本の7階)の部屋でアパートのエントランスは2重のオートロックだったということが私たちの決め手となった。

あとは意外と広いベランダ付でそこからエッフェル塔が半分ほど見えるというものね。

 

パリで人間的な生活をするにはやはりお金はかかる😅

部屋は33m2と決して広くはなく家賃もそこそこするが治安安全に対してお金を払っているイメージがある。

 

まぁ私たちの部屋より高い建物が横にはないので外から侵入されることはまずない。

ただ今回の空き巣のようにたまたま空いていたオートロックの扉から侵入したり、清掃作業員などに姿を変えて侵入されたらたまったもんじゃないよね。。。

 

空き巣だけでなく今のパリは地下鉄などでのスリも増えてきていると聞きます。

私の友人も先週地下鉄で若者のスリ集団に遭遇したらしいです。

オリンピック期間が本当に心配。

まぁ私たちはオリンピックに全く興味ないからヴァカンス中は地方に行ってパリには居ない予定だけどね。😁

 

パリに住まわれている方、これから来られる方。

本当にお気をつけて。

Marché du livre Paris(古本市)に行ってきた!!!

4月13日(土)昼

正午を越えた時のパリはなんと気温が25°でした。まさに夏が来たような暑さに。。

 

そんな日の午後、パリ15区で毎週末開催されている古本市

 

Le Marché du livre ancien et d’occasion Paris

 

にパートナーと行って来ました!!!

12時過ぎに到着しましたがそこまで人はおらず見学しやすかった。

f:id:MasaFra:20240413213829j:image

 

このブログでも何度か書いているようにかなり読書好きな私たち。

実は2週間前にLilleに行った際にLilleの中央広場近くで開催されていた古本市に魅了され、「パリでもここより大きな古本市がいくつもあると思うから探して行ってみようよ!!!」ということで本日行って参りました(^^)

 

場所:104 Rue Brancion, 75015 Paris

 

営業日時:毎週土日 9時~18時

 

詳しくはHP↓をご覧ください!!!

Marché du livre ancien et d'occasion - Parc Georges Brassens - Paris (marchedulivre.paris)

 

 

1894年から1897年に渡ってつくられたバルタード様式の建物に1987年から開催されている結構歴史ある古本市場で読書好きなパリ市民の憩いの場となっています。現在ではパリ市内の古本屋約50軒がここに出しているとのことで、因みに古本だけではなくCDやDVD、古いおしゃれなポスターや絵ハガキなども置いています。

 

入口はこんな感じ↓です!
f:id:MasaFra:20240413213834j:image

私たちはパリ地下鉄13号線のPorte de Vanvesという駅から歩いていきました。徒歩6、7分位だったかと思います。 

 

ざっと手に取ると裏の値段が書いてある箇所には€(ユーロ)ではなくF(フラン)の文字が書いてある本が多かったです。また発行日が1923年11月など100年以上前の本もありました。持ったらボロボロと崩れるのではないか???と心配になる本もチラホラ笑

 

f:id:MasaFra:20240413213856j:image

 

上記の通りDVD↓や子供向けの雑誌や絵本も多く売られています!!!
f:id:MasaFra:20240413213909j:image

 

日本に関する書籍↓や雑誌も多くあり、侍や鎧兜の専門辞典みたいな分厚い本もありました。
f:id:MasaFra:20240413213924j:image

 

かなりマニアックな雑誌↓が置いてありました笑

ここは戦争や兵器関係の書籍が置いてあるコーナーで、他にもアメリカやフランスの軍艦や戦闘機の雑誌もありました。
f:id:MasaFra:20240413213935j:image

 

以上、パリで有名な古本市についてでした!!!

私は1959年に出版されたド・ゴール元大統領の『大戦回顧録』がとても欲しくなり購入しようか迷いましたが他にも欲しい本が山のようにあったので次回また行く際にあったらすべて購入しようと思います(*^_^*)

 

まだ行かれたことがない方、是非行ってみてください!!!

意外と掘り出し物が見つかるかもしれません^^

フランスの英雄シャルル・ド・ゴール生家に行ってきた②

先日の投稿↓の続きです!!!

masafra.hatenablog.com

 

2階に上がるとまず見えてくるのがこの部屋↓です。

Chambre de la grand-mère 

ここはこの家では南側に位置していて庭に面しているので明るくとてもいい部屋だったみたいです!その名の通り1912年に亡くなったド・ゴールの祖母Juliaが使っていた部屋です。

アルコーブが良いですよね!!!
f:id:MasaFra:20240401024841j:image

 

アルコーブの横にある礼拝用の小部屋↓です。

礼拝は彼女にとって重要だったとのこと。
f:id:MasaFra:20240401024855j:image

 

そして同じ部屋のアルコーブの左側の扉の奥には洗面所がありました。
f:id:MasaFra:20240401024914j:image

 

隣の部屋です!

ここはChambre d'amis と呼ばれる部屋。

実際にこの部屋を若きド・ゴールが使っていたとの事です!!!
f:id:MasaFra:20240401024931j:image

 

次にあったのがLingerie↓です!

この当時のブルジョワ家庭の象徴的な部屋。このすぐ裏に階段(閉鎖されて入れない)があり、ここをド・ゴールの母親は使っていたみたいです。
f:id:MasaFra:20240401025002j:image

 

そして最後はChambre dite nataleです!

ある意味ここがこの生家の重要ポイントかもしれません(*^_^*)

というもの1890年11月22日午前4時頃将来のフランスの英雄シャルル・ド・ゴールが生まれた部屋だからです!!!彼は生まれたと同時にすぐ洗礼を受けています。なのでこの部屋の暖炉の左側にあるクローゼットには彼が洗礼を受けた際に来ていたローブがあるとのことです。f:id:MasaFra:20240401025022j:image

暖炉の上にあったド・ゴール少年の写真↓です。

f:id:MasaFra:20240401025039j:image

 

暖炉のすぐ横にあったちょっと怖いですがド・ゴールのお姉さんが使っていた人形↓です。
f:id:MasaFra:20240401025052j:image

 

【Exposition】

私たちが訪れた際、

 

Officiers sous toutes les coutures!

 

という特別展をしていました!

期間は2023年11月22日~2024年5月24日までです!!!

この展示は先日102歳で亡くなったド・ゴールの息子フィリップ・ド・ゴールから送られた歩兵用のサーベルはじめ多くの遺品の展示とド・ゴールが学んだサン・シール陸軍士官学校での訓練の日々などをまとめた展示がされています。
f:id:MasaFra:20240401025110j:image

 

サン・シール陸軍士官学校の制服↓とサーベル。
f:id:MasaFra:20240401025124j:image

 

当時の士官が使っていた物
f:id:MasaFra:20240401025157j:image

 

ド・ゴールが実際に使っていたカバン
f:id:MasaFra:20240401025216j:image

 

彼が書いた本の原書
f:id:MasaFra:20240401025228j:image

 

彼がイギリスに亡命してからフランス国民にレジスタンスを訴えた

1940年6月18日の演説を写したタイプライターとエリザベス・ド・ミリベルの写真。
f:id:MasaFra:20240401025309j:image

 

Elisabeth de Miribel(1915~2005)

フランス第三共和国大統領パトリス・ド・マクマオンの曾孫にあたる。アイルランド系で名前にド(de)が付く通り先祖はルイ15世に伯爵に叙任された貴族の家系。

1939年9月の開戦から翌年の休戦後も徹底してドイツと戦う意思を持っていた彼女はロンドンにいた。その時亡命したド・ゴールの軍令官だった人から呼ばれこの歴史的な演説をタイプし、その後はレジスタンスに身を捧げド・ゴールレジスタンス運動を陰で支える存在となる。
f:id:MasaFra:20240401025254j:image

 

1階に降りて最後の展示。
f:id:MasaFra:20240401025335j:image

 

士官が使っていたトランク。
f:id:MasaFra:20240401025350j:image

 

以上、フランスの英雄シャルル・ド・ゴール生家についてでした!!!

私のブログで何度か言っているように私は日本人なら河井継之助(中2の時読んだ司馬遼太郎『峠』から興味を持ち彼の文献を読み漁った。長岡と会津塩沢の記念館には何度も行ってます)、外国人ならシャルル・ド・ゴールを部屋に肖像画を飾るほど尊敬しています。

 

ド・ゴールについては彼の終の棲家となった場所↓には一度行きましたが生家にも行きたい!と思いながらリールは中々遠く行けないでいました(~_~)

masafra.hatenablog.com

 

 

でも今回思い切って生家を訪ねることができ、ド・ゴールが生まれ育った場所を見れて感動しました(*^_^*)

ベルギーやロンドンに行かれる際はリールに立ち寄り、生家も一緒に見学することをおススメします!!!

 

 

セルヌスキ美術館(Musée Cernuschi)に行ってきた

4月7日(日)夕方

 

自宅からほど近い、そしてモンソー公園(Parc Monceau)すぐ横にある

 

セルヌスキ美術館(Musée Cernuschi)

 

にパートナーと行って来ました!!!

f:id:MasaFra:20240408042738j:image

 

住所:7 Av. Velasquez, 75008 Paris

 

開館時間:火曜~日曜 10時~18時

 

休館日:月曜

 

料金:無料

 

詳しくはこちらの美術館HP↓をご覧ください!!!

Musée Cernuschi | Musée des Arts de l'Asie de la Ville de Paris

 

私は日曜日は日本食レストランで昼のサービス(11時~15時)だけバイトをしているので、それが終わってからパートナーと最寄りの駅で合流して行って来ました(*^_^*)

 

セルヌスキ美術館ってどんな美術館???

美術館の名になっているのは19世紀の政治家で銀行家、そして美術品のコレクターだったアンリ・セルヌスキ(Henri Cernuschi 1821年~1896年)。彼の死後の1898年に彼が集めた物を彼の自宅だったここに展示したのがこの美術館です。

彼が実際にコレクターとしてアジアの美術品を収集していた時はまさに印象派の人たちがジャポニズムに熱中していた時で、開館した時の展示は主に日本の版画や中国の美術品だったといいます。その後はいくつかの変遷を経て現在は極東文化の中心としての中国文化を中心とした展示となっています。

 

それでは中に入ってみましょう!!!

 

【特別展】

入り口を入ると簡単なセキュリティーチェックがあり、右側には特別展フロアがあります。

現在は3月26日から6月9日まで、

 

Reflets du Japon au tournant de la modernité

 

という特別展が開催されています!ここにも無料で入場できます。

19世紀、20世紀の浮世絵版画を通して近代日本を見てみようという展示みたいです。
f:id:MasaFra:20240408042802j:image

 

※館内は基本的には写真撮影できますが、フラッシュ撮影は禁止されていますのでご注意ください。


f:id:MasaFra:20240408042813j:image

 

【浮世絵コーナー】

歌川国貞や歌川国芳の浮世絵が展示されていました。皆さん間近で写真を撮られていました。
f:id:MasaFra:20240408042851j:image

 

【版画コーナー】

どちらかというと個人的にはこちらの展示の方が好きでした!

この近い距離で版画をまじまじと見たことが今まであったか???と思うほどで、その精巧さに改めて驚きました。というか版画に関しては知らない事ばかり。。。
f:id:MasaFra:20240408042919j:image

 

伊藤総山の作品
f:id:MasaFra:20240408042932j:image

 

土屋光逸(1870~1949)作

天橋立
f:id:MasaFra:20240408042947j:image

 

吉田博(1876~1950)の作品

隅田川
f:id:MasaFra:20240408043005j:image

 

高橋弘明(1871~1945)の作品

個人的にはこの版画がメランコリックな感じがして一番のお気に入りになりました笑
f:id:MasaFra:20240408043021j:image

 

特別展は以上です!!!

 

【常設展】

入口を入って左側に行くと常設展にアクセスできます。

まずは日本の美術品↓がお出迎えしてくれます。
f:id:MasaFra:20240408043036j:image

 

常設展は2階です!
f:id:MasaFra:20240408043049j:image

 

この方が美術館の名になっているセルヌスキ氏↓です!

名前のchiという発音からイタリア系なのかな?とパートナーと話していましたが予想通り彼のオリジンはイタリアでした。私はイタリア語も簡単に勉強しているのと、フランス人パートナーは元々のオリジンはイタリアなので分かりましたね!
f:id:MasaFra:20240408043106j:image

 

常設展は8割は中国の展示で時代ごとの陶器や仏像、剣などが展示されています。

日本の仏像や彫刻も1割ほどあります!残りは韓国、ベトナムの展示です。


f:id:MasaFra:20240408043138j:image

 


f:id:MasaFra:20240408043202j:image

 

セルヌスキ美術館をネットで検索するとこの仏像が出てきますが近くで見ると中々迫力ありました。
f:id:MasaFra:20240408043213j:image

 

日本の仏像↓です。2体だけですが。。。
f:id:MasaFra:20240408043232j:image

 

この階の天井には東アジアの都市の名が彫られていて、

日本は奈良、京都、大阪、東京でした!
f:id:MasaFra:20240408043314j:image

 


f:id:MasaFra:20240408043327j:image

 

以上、セルヌスキ美術館についてでした!!!

モンソー公園を通って散歩やランニングをしているのでよくここの前を通り「行ってみたいなぁ」と思っていましたがやっと行けました!(^^)!

パリにあるアジアに関する美術館というとやはりギメ美術館かと思いますが、ここもいい雰囲気で、しかも無料開放してくれているのでおススメです!!!

 

ギメ美術館に関してはこちらの過去の投稿↓も一緒にご覧ください!

masafra.hatenablog.com

masafra.hatenablog.com