HEROES【Netflix】【Amazon】【U-NEXT】【Hulu】
あらすじ
超能力者をテーマにしたSF番組。
アメリカ、インド、日本。遠くに離れた全く別の土地で、人々に突然、空中飛行、肉体再生、未来予知、時空操作などの特殊な能力が備わり始めた。
自分の使命を感じる者、
自分の能力を恐れひた隠しにする者、
自分の能力を悪用する者。
それぞれが自らの能力に人生を変えられていく。
そして、相手の能力を奪う殺人鬼「サイラー」と2008年11月8日に起こると予言された「ニューヨーク核爆発」それらを阻止しようと、全くつながりのなかった能力者たちが集い始める。
2015年には「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」として全13話にミニシリーズとして放送されている。
ドラマ「HEROES Rebornヒーローズ・リボーン」日本版予告編
こんな人におすすめ
- スーパーヒーローが好きな人
- ヒューマンドラマが見たい人
- アクションドラマが好きな人
- 日本人が活躍しているドラマが見たい人
- 英語を勉強している人
メインキャラクター
ピーター・ペトレリ
俳優;マイロ・ヴィンティミリア
日本語声優;竹若拓磨(シーズン1−3)坂口周平(シーズン3ー4)
他の能力者の能力をコピーする能力を持っている。ある意味最強の能力。
ホスピスケア専門の看護師。
自分の能力に気がついてからは、何かいいことをする運命だと信じて、行動し始める。
.
ヒロ・ナカムラ
俳優;マシ・オカ
日本語声優;藤原健一
時空操作の能力を持ち、時間を止めたり、タイムトラベルができる。
東京で働くプログラマ。
父の経営するヤマガト工業で働いている。スタートレックが好きなオタク。
名前を漢字で書くと「中村広」
タイムトラベルしたときに将来、ミューヨークで爆発が起きることを知る。
それをきっかけに同僚のアンドウと共に「世界を救う旅」に出る。
クレア・ベネット
俳優;ヘイデン・パネッティーア
日本語声優;田代有紀
不死身の身体を持つ、チアリーダーをしている女子高生。
子供の頃養女としてベネット家に引き取られた。
自分の能力に気がつき、その秘密を知るため、生物学上の両親に会おうとする。
彼女の能力が未来を左右する重要な役割を担う。
ネイサン・ペトレリ
俳優;エイドリアン・パスダー
日本語声優;青山穣
ピーターの兄。飛行能力を持つ。
下院の選挙に立候補し、選挙活動を行なっている。
ピーターとは対照的な性格で、現実主義者。
自身の能力を自覚しているが、よほどのことがない限り、使うことはない。
モヒンダー・スレシュ
俳優;センディル・ラママーシー
日本語声優;村治学/津田健次郎
インド出身の能力者を研究している遺伝子学者。
特殊な能力を発揮する遺伝子の研究をしていた父が不慮の死を遂げたため、父の研究と死の真相を追い始める。
基本的には善良な人間。
ニキ・サンダース
俳優;アリ・ラーター
日本語声優;田村真紀/浅野まゆみ
服役中の夫とを持つ主婦。
一緒に暮らしている息子のマイカを私立の学校に通わせるためにお金の苦心をしている。
次第に自分の中のもう一人の人格の存在に気がつき戸惑っている。
ニキはニコールの愛称。
個人的に注目してほしいキャラクター
アンドウ・マサハシ
俳優;ジェームズ・キーソン・リー
日本語声優;間宮康弘
ヒロの同僚。
不真面目な性格で仕事中にゲームをしたり、インターネットでストリップを見たりしている。
英語が得意なため、ヒロの通訳として共に行動する。
最初はヒロの能力や「世界を救うための旅」に対して否定的だが、ヒロが落ちこんでいるときには協力したり、励ましたりと友達想いな面がある。
登場当初は普通の人間だったが、のちに能力に目覚める。
アンドウの能力は体から紅い光を発し、それに触れた能力者の特殊能力を一時的に増幅することができる。
ちなみにアンドウは苗字ではなく、名前。漢字表記は「安藤」。
感想( 私見のみネタバレあり)
タイトルからして、アメリカンヒーローの二番煎じだと、ずっと、たかを括っていました。
アベンジャーズみたいなかんじでしょ?って思っていたので、「見なくてもいいや」とずっと見ていなかった作品でした。
最近、気になるものはだいたい見尽くしてしまった時、「1話だけ試しに」と 見始めたのです。
しかし、これが面白くて、ハマってしまいました。
よくよく調べてみると、アメリカではかなり人気のあったドラマのようで、「24」と視聴率を争い、同じ時間帯に放送されたときには「24」を上回る視聴率を記録したとのこと。
そりゃ、面白いはずです。
とりあえず1話だけでも、見てみる価値はあります。
このドラマは、ヒーローが悪役を倒すという内容ではありません。
「スーパーマン」や「スパイダーマン」のようなコスチュームを着たヒーローは出てきません。
このドラマに出てくるのは、特殊能力に目覚めてしまった普通の人間たちです。
ある者は自分を「特別な人間」だと言って、世界を救おうとし
ある者は自分を「化け物」だと言って、能力を隠して生きようとする。
もちろん、いい事ではなく悪い事をするために能力を使ってしまう者も出てくる。
能力者の存在を知った、能力を持たない人間たちの反応もさまざまです。
そんな人間模様を描いているので、特殊能力者というヒーロードラマでありながら同時に、ヒューマンドラマでもあります。
そこが最大の魅力でしょう。
このヒーローズで最も人気のあるキャラクターは
不死身のチアリーダーではなく
最強のコピー能力者である看護師でもなく
空飛ぶ政治家でもありません。
それは時空を操る日本人。ヒロ・ナカムラです。
製作側としてはヒロは能力者キャラの中では脇役だったと私は思うのです。
少なくとも人気No.1になるキャラとして作ってはいないでしょう。
多分、想定としては、最強のコピー能力者と言えるピーター・ペトレリが第1主人公だったと思うのです。
または不死身のチアリーダーか。
アメリカのドラマですし、日本人が第1主人公になることはまずないでしょう。
ですが、蓋を開けてみるとヒロが大人気に。
ヒロの口癖「ヤッター」が流行るほどだったようです。
そんなふうに制作側の想定を超えて、人気になったキャラクターがいるドラマというのは、絶対に面白い。
しかもヒロは日本人キャラクターですから、日本の人はより親しみが持てます。
ヒロの時空を操作する能力は、時間を止められたり、タイムトラベルができたり、他のどんな能力よりも強力です。
ただ、ヒロはなかなかその能力をコントロールできません。
思いもかけない場所や時間にタイムトラベルしてしまうこともしばしば。
そんな不安定な能力ですが、彼はそれを身につけたことを知ると、大変喜びます。
なぜなら彼は純粋すぎるオタクだから。
そして彼は、会社を休み、憧れていたヒーローたちのように「世界を救う」ことを始めるのです。
能力に目覚めた人たちが、人間らしくその能力に戸惑い、人生を振り回される中で、ヒロだけは、どこまでも純粋です。
能力は悪いことには使わない
能力は世界を救うために使う
不安定でおぼつかない能力を使って懸命に世界を救おうとします。
そんな姿は思わず、応援したくなる気持ちにさせられます。
それは、ヒロ能力が「無敵」や「最強」とは言い難い、不完全な能力のだからこそです。
個人的に注目して欲しいキャラクターとして
ヒロの同僚である、旅の共「アンドウ君」を推しておきます。
英語が堪能なアンドウは、ヒロに頼み込まれて「世界を救う旅」をするため一緒にアメリカに渡ります。
英語は堪能ですが、日本のサラリーマンにしては、かなり不真面目な性格をしています。
ヒロの能力を使ってギャンブルしたり
仕事中にストリップ動画を見たり
真面目で純粋なヒロと正反対とも言える性格ですが、そこがいいコンビです。
この二人の日本人がこのドラマのコミカル要素として、重くシリアスになりすぎないドラマ展開を支えています。
アンドウは能力を持たない人間としても、
能力者に対して過度に拒絶したり、理想を押し付けたりせず、ある意味すごくフェアな人です。
彼こそ素敵な「大いなる凡人」です。
そんな彼ですが、実はアンドウというのは、苗字ではなく名前です。
苗字はマサハシです。
「そんな名前の日本人いねーよ」と突っ込みたくなりますが、そのくらいの日本感でこのドラマは進んでいきます。
そこが逆に面白いと思える人にはオススメです。
それが耐えられない人にはあまりお勧めできないかも。
シーズン1はほとんどアメリカが舞台なので気になりませんが、シーズン2では中世の日本が登場します。
そのシーンは、アメリカ人の想像上のJAPANだなって感じです。
こんな人におすすめ 評価(おすすめ度・スキ度)
オススメ度⭐️⭐️⭐️⭐️☆
どんどん続きが気になる展開は、おすすめ度が高いポイント。
日本人が活躍しているのも、親しみやすくて、海外ドラマ初心者の人にもおすすめできます。
ただ、アメリカ人が想像するJAPANなので、歴史的・文化的に正しいとはとても言えない。その点がどうしても気になる人にはマイナスです。
ファンタジー要素が強いのも、見る人を選ぶかも。
私的スキ度❤️❤️❤️♡♡
個人的には、ヒロ以上に好きになれるキャラクターがいないことはマイナス。
やっぱり、どうせ海外ドラマを見るなら、外国人のキャラクターに活躍してほしいです。
ドラマの中でよく聞かれる「運命論」的思考「特別な力のある人は、より大きな責任を果たさなければならない」 という考え方が、個人的にはあまり好きじゃ…
情報一覧
制作国 |
アメリカ🇺🇸 |
ジャンル |
ヒューマンドラマ |
作成年 |
2006ー2010(完結) |
シリーズの長さ |
シーズン4 |
話数 |
77話 |
各話の長さ |
42分 |
オリジナル言語 |
英語 |
日本語 |
吹き替え🈶 |
英語 |
オリジナル |
その他の言語 吹き替え |
なし |
その他の言語 字幕 |
なし |
見られるサブスク |
Netflix(シーズン1−4) |
ZOO 暴走地区【Netflix】
ZOO 暴走地区
あらすじ
地球を席巻する人間に対して動物たちが激く攻撃をし始める。
生物学者、ジャーナリスト、高度学専門家、病理学専門の獣医らがチームを組み、その謎を解こうとする。
全米で400万部を売り上げたジェームス・パタースンの同名ベストセラー小説をテレビシリーズ化した作品。
動物の暴走というリアルな脅威を壮大なスケールでスリリングに描写している。
こんな人におすすめ
メインキャラクター
ジャクソン・オズ
俳優;ジェームス・ウォーク
日本語声優;高橋英則
動物行動学者、サファリ・ガイド。
死んだ父が動物たちの異常行動について調査していた。
しかし、父はその学説を学会から否定され追い出された。
ジャクソンは子供の頃からそんな父の調査に同行していた経験がある。
ジェイミー・キャンベル
俳優;クリステン・コノミー
日本語声優;中村千絵
LAテレブラグのジャーナリスト
動物たちの異常行動の原因がある会社が使っている農薬にあるのではないかと疑い、調べている。同じ会社の影響で母親が病気になったと確信している。
エイブラハム・ケニアッタ
俳優;ノンソー・アノジー
日本語声優;三宅健太
ジャクソンの親友であり同僚。
クロエ・トゥシェニョン
俳優;ノラ・アルネゼデール
日本語声優;沖佳苗
フランス対外治安総局の分析官。
チームのリーダーとして動物たちについて調べることになる。
ミッチ・モーガン
俳優;ビリー・バーク
日本語声優;斧アツシ
動物の細胞組織の研究を専門とする獣医師
ジェイミー・キャンベルに協力させられ、動物たちの異常行動について調べ始める。
感想(私見のみネタバレあり)
世界中の動物たちが、人間に反旗を翻すストーリーを実写ドラマで見られます。
犬や猫だけでなく、ライオンなどの猛獣も見られるます。
猛獣系はCGを使って動物を描いている場面もありますが違和感はすくないと思います。
シーズン1に関しては動物はほとんどCG使っていなさそうですね。どう合成してるのでしょうか?猫科の大型獣や熊もすごくリアルです。
テーマは「動物の反逆」ということで、野生動物と人間の関係について考えさせられます。
動物、昆虫が徒党を組んで人間を襲おうとすれば、人間に勝ち目はない。
しかも、人間の最大の武器とも言えるテクノロジーの弱点をついてくれば…
一緒に住んでいる飼い犬や猫が突然凶暴化したら…
動物たちは急速に進化し、お互いが交信しあえたり、群れを作らないはずの種が群れて人間に対抗してきます。
私的には、人間の言葉を理解したり、人間と意思疎通をする動物が出てこないことにちょっとがっかりしてしまいました。
ストーリーとしては一貫して動物vs人間です。
人間側では動物を守ろうとする動きもありますが、
動物側からは人間は完全に敵で、人間の姿があれば襲ってきます。
人間がいないと生きられない、家畜などから人間側に味方する動物が現れてもいいと思うのですが…
だって人間がいなくなったら、野生で生きていけないはずですよ、犬とか猫とか。
しかし、そうはならず、家畜さえ人間をひたすら襲ってくるという設定です。
私としてはがっかりですが、スリラードラマとしては正解なのでしょう。
全ての動物たちが人間を襲ってくる。
理由はわからない。
止める方法もない。
という方が怖いですから。
主人公たちのチームはその動物たちの突然の凶暴化の原因を突き止め、治そうとします。
ですが、襲ってくる動物たちを皆殺しにする計画が持ち上がります。
動物の治療法を探しつつ、虐殺計画も止めなくてはなりません。
計画実施までのタイムリミットまでに、動物たちを治せるのか。
締め切りがあることで、よりスリルが増します。
こういうチームもののドラマはメンバーのキャラクター分けをきっちりできているかで面白さが決まってくると思います。
ですが、正直個人的には「このキャラクターがスキ」と言えるほどのキャラクターはいないんですよね。
あえてあげるとしたらミッチ・モーガンとクロエ・トゥシェニョンが知的な面でストーリーを進めてくれるので好きです。
特にミッチは、意外と重要キャラクターです。
偏屈な獣医。というキャラクターはチームの五人の中では、わかりやすい設定のキャラクターで好感が持てます。
私としては、ミッチがいなかったら、最後まで見れなかったかもしれません。
後々にはかなりストーリー的にも気になるポジションになって来るので、ミッチに注目してみてもらえると、楽しめます。
ジャクソン・オズの「父親の研究内容探し」とジェイミー・キャンベルの「大企業への復讐」は感情的にストーリーを引っ張ってくれています。
ですが、私はあまり感情移入できなかったです。
この二人に感情移入できれば、もっと楽しめたのだと思います。
元々、自分の考えだけで、周りを巻き込んで突っ走る、ジャック●ウワー系のキャラクターが好きではないからでしょう。
感情移入できなくても俯瞰でストーリーを楽しめる方や
無理や無茶を押し通すキャラクターが好きな人には楽しめると思います。
そして、完結していますが、続きが気になるところで終わってます。
何も解決してないどころか、新たな問題発生したまま終わっているので、広げた風呂敷を畳まず放置された状態です。
海外ドラマには多い、終わり方のようです。
Netflixで配信されているので、その評判が良ければ、Netflixオリジナルとかで続きが作られることはあるのかも。
ただ、動物たちの動きやCGお金かかるだろうなぁ。お金かか流でしょうから期待しないで待っている方がいいかもしれません。
評価(おすすめ度・スキ度)
おすすめ度⭐️⭐️☆☆☆
動物と人間の関係に興味が元々ある人は見ると、考えさせられるものがあるかも。
個人的には対象年齢は10代のイメージです。少年少女の心をお持ちの方はぜひ。
大人で、しっかり作り込まれたドラマが好きな人にはおすすめしずらい。
一応完結していますが「完結」というより「続きは出ません」というおわり方なので、そこは理解して見てほしいです。
私的スキ度❤️♡♡♡♡
大好きなキャラクターが見つからなかったので、あまり 感情移入できなかった。
生物好きの私としては、動物が人間を襲う理由がイマイチ納得できないところがあった。
動物やCGを駆使してドラマが作られている作品は他には少ないと思うので、そこに興味のある方はぜひご覧くだいさい。
情報一覧
制作国 |
アメリカ🇺🇸 |
ジャンル |
スリラー |
作成年 |
2015ー2018(完結) |
シリーズの長さ |
シーズン3 |
話数 |
39話 |
各話の長さ |
42分 |
オリジナル言語 |
英語 |
日本語 |
吹き替え🈶 |
英語 |
オリジナル |
その他の言語 吹き替え |
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その他の言語 字幕 |
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見られるサブスク |
スーパーナチュラル【Netflix】【Amazon】【U-NEXT】【Hulu】
あらすじ
ディーンとサムのウィンチェスター兄弟が、アメリカ合衆国各地を旅しつつ、超自然的存在(幽霊や悪魔やモンスターなど)をハンティングする、ホラー・アクション・サスペンスドラマです。
基本は1話完結のオムニバス形式のドラマとなっています。
毎回、超常現象の兆しを見つけては、その元凶を退治していく。
その一方で二人の主人公たちの過去や宿命にまつわる連続ドラマとなっています。
シーズン1は父親探しの旅でもあり、母親を殺した「黄色い目の悪魔」を探す旅となっています。
シーズンを重ねるごとに悪魔やモンスターだけでなく天使や神の存在も明らかになる。
シーズン1と2ではディーンの声は井上聡、サムは成宮寛貴がそれぞれ担当したが、評判が悪く、シーズン3以降はディーンは東地宏樹、サムは内田夕夜に変更された。
シーズン1と2のBlu-ray版では既存の吹き替えに加え、東地・内田による新録版も収録されている。
こんな人におすすめ
- ホラーアクションドラマが好きな人
- 相棒もの、兄弟ものが好きな人
- ファンタジー作品が好きな人
- 英語を勉強している人
- 1話完結のドラマが好きな人
- 少年漫画が好きな人
メインキャラクター
ディーン・ウィンチェスター
俳優;ジェンセン・アレクス
日本語声優;井上聡(シーズン1.2)東地宏樹(シーズン1−15)
魔物や妖怪などを退治するハンター。
幼少より父親からハンターとして訓練を受けており、銃器の取り扱いなどに長け、肉弾戦も強い。
一見、女好きな遊び人風。弟サムに対して悪戯を仕掛けるなどナンパに見えるが、根は正義感あふれる熱血漢である。
幼い頃、母メアリーが死亡した際に父ジョンから「弟を守れ」と言われたことに強く影響されており、弟に対して責任感が強い。
家族間の信頼関係を最も重要視している。
愛車は1967年モデルのシボレー・インパラ。
サム・ウィンチェスター
俳優;ジャレッド・バダレッキ
日本語声優;成宮寛樹(シーズン1.2)内田夕夜(シーズン1−15)
ディーンの4歳下の弟。
兄ディーンとは対照的な、真面目で博識な常識人。
父や兄と一緒にハンター家業をしていたが、その生活に疑問を持ち「普通」の学生生活を送っていた。
恋人のジェシカが悪魔に殺されたのをキッカケに、ハンター生活に戻る。
兄同様、幼少期からハンターとして訓練を受けていることから肉弾戦も強く、超常的存在に対しての知識も豊富。
カスティエル(通称;キャス)
俳優;ミーシャ・コリンズ
日本語声優;津田健次郎
シーズン4より登場する、天界からやってきたトレンチコートを着た天使。
ディーンを助けるために使わされた。また、サムが魔王の側に堕ちないよう阻止するようにと忠告している。
登場当初は他の天使同様に、人間を思いやる事のない傲慢な面があった。
だが、徐々に神や天使の役割に疑問を持つようになっていく。
個人的に注目してほしいキャラクター
クラウリー(別名;十時路の取引王)
俳優;マーク・A・シェパード
シーズン5より登場する悪魔。
悪魔らしく、嘘をつくことになんの躊躇もないが、契約事に関しては真摯に守ることを
心情としている。
ユーモアな一面もあり、交渉の達人である。
狡猾かつ、したたかにウィンチェスター兄弟を利用しようと画策する。
チャーリー・ブラッドベリー
俳優;フェリシア・デイ
日本語声優;安藤瞳
シーズン7より登場。ノーマンプライズでエンジニアとして働いていた、天才ハッカー。
チャーリー・ブラッドベリーという名前は本名であるかは謎。
ファンタジー好き。 サムとディーンと出会い、彼らの事件に巻き込まれるが、それを冒険のように楽しんでいる。
ディーンいわく、チャーリーは「心のどこかでずっと探していた妹」のような存在。
ベッキー・ローゼン
俳優;エミリ・パーキンス
日本語声優;本美奈子
シーズン5から登場する。
預言者チャックが書いた、サムとディーンの小説「スーパーナチュラル」の熱狂的ファン。
小説が現実のものと知り、現実のサムとディーンに会えてかなり興奮する。
感想(私見のみ、ネタバレあり)
映画のような映像のホラーアクションドラマです。
ファンタジーやオカルト系の実写ドラマはチープさの出やすいジャンルだと思います。逆にいえばお金のかかるジャンル。
日本で作るなら、実写ではなくアニメにして欲しいと願うジャンルです。(ちなみにスパナチュは日本でアニメ化されています。)
そんなジャンルのドラマですが、このドラマは出てくる幽霊や化け物たちにチープさをそんなに感じません。お金かけてます。
そのためストーリに集中して見ることができます。
そのほかにも、二人の兄弟が旅を続けながら狩をするというロードムービー仕立てなので、毎回違う町をおとずれる。つまりセットが毎回違う。お金かかってる…
兄ディーンの愛車、インパラさんは何台壊れたんだろうか…お金…
お金、お金と、お金のことばかり言うのは、私がお金が好きだからですが、決してそれだけではありません。
お金がかかるからこそ、国内のドラマでは見られないスケールの映像が見られます。
製作費が大きいことは海外ドラマの大きな魅力ですよね。視聴者の全体数が多いですから。
漫画やアニメのような世界観を実写で見られるドラマは貴重です。
父親を探す兄弟の旅から始まるシーズン1は特にオカルト、サスペンスホラーの印象が強いです。
画面全体の彩度も低くて陰鬱な空気感を演出していて、まさにホラー映画の雰囲気です。
ですが、シーズンが進むにつれ、ファンタジーの要素が強くなっていきます。
「こんな人におすすめ」のところで、少年漫画が好きな人におすすめと書きました。
その理由の一つはこのオカルト、ホラー、ファンタジー要素が強いことです。
ですが、少年漫画好きに見て欲しい、最大の理由は「父親探し」という、シーズン1のテーマがあるからです。
この「父親探し」というテーマが、とっても少年漫画っぽい。
少年漫画の主人公はだいたい父親を探している(自論です)
少年漫画だけではないかもしれません。ハリーポッターだって、父親がどんな人物かを知りたがっています。
「スターウォーズ」も多分そんな話だった。
世界中の息子は、父親を探していると言っても過言じゃない。(自論です)
あなたの好きな少年漫画を思い出してください。
その主人公が父親や出生の秘密を探していたら、 すぐにこのドラマを見始めるべきです。損はしません。
アメリカ製作のファンタジーは、勧善懲悪的なストーリーの場合が多くて、そう言うの興味が湧かないという人もいるでしょう。
主人公がスーパーヒーローすぎると、感情移入しづらい。私もそうです。
ですが、
このドラマの、主人公「ウィンチェスター兄弟」は完全な正義の人ではなく、不完全な人間として描かれています。
ポイントはこの二人の兄弟の考えがいつも対立してしまうこと。
家族の絆が一番大切だと説く兄、自立した個人として行動したい弟
ハンターを家業として生きる兄、ハンター家業ではなく弁護士を目指した弟
父に絶対服従の兄、父に反発する弟
後のシーズンでは兄は天使側、弟は悪魔側に狙われてしまいます。
兄弟であるが故に、常に対立する二人の考え方。
それでも兄弟であるが故に、共に旅をする二人。
抗えない二つの運命。
そういうの、好きな人いますよね。
知ってます。
私です。
シーズンを重ね、狩りを続けていくうちに、強さのインフレを起こし、話がどんどん大きくなる。そんなところも少年漫画っぽい展開です。
より強い敵、より大きな計画と運命に立ち向かう兄弟の姿は、少年漫画のあのアツい展開を思い出します。
個人的には、当初「ガリ勉の優男」だった弟サムがどんどん「ムキムキのマッチョ」になっていくのが好きです(俳優さんは変わってません)
↓シーズン2のサムと シーズン10のサムの比較を。
1話完結のオムニバス形式というドラマなので、1話ごとに一区切りがつき、とても見やすいです。
キャラクター分けもしっかりされているので、海外ドラマ初心者の方でも、俳優さんの見分けがつかないなんてこともないです。
女性ファンの多い作品ですので、あえてでしょうか?メインとなる女性キャラクターはいません。
ですが、たくさんいるサブキャラの中でも注目してほしいキャラクターとして
「チャーリー・・ブラッドベリー」と「ベッキー・ローゼン」をあげておきます。
チャーリーはウィンチェースター兄弟の妹分。
ベッキーはウィンチェスター兄弟(特にサム)の大ファン。
どちらも視聴者が自己投影しやすい、いいキャラクターだなと思います。
こういうキャラクターが視聴者に嫌われないようにストーリーに絡んでくるドラマはなかなかありません。
最後に推しキャラを少しだけ。
今回、私が推したいキャラクターは、「クラウリー」別名「十字路の取引王」です。
彼は道端(十字路)で人間と契約をしていた普通の悪魔ですが、最終的には「地獄の王」にまで上り詰めます。
このドラマの中で最も出世したキャラクターでしょう。
契約をしていたこともあり、悪魔のくせに契約書に忠実だったり、規律正しい性格をしているのも、ユーモラスで可愛い。
自分の出世のために悪巧みをして、ウィンチェスターを利用する賢さもある。
シーズン5以降は、クラウリーが出世していく道のりにも注目してご鑑賞ください。
おすすめ度・スキ度・評価
おすすめ度⭐️⭐️⭐️⭐️☆
大抵の日本人にはと「りあえず1話だけでも見てみて!」とお薦めできます。特に漫画やファンタジー小説、映画が好きな人は一度は試してみて欲しい作品です。
ただ、ファンタジー・オカルト要素がかなり強いので、それが苦手な人にはおすすめしづらいです。
毎回のように犠牲者出るので、グロい、残酷な描写が苦手な人は注意が必要です。
途中で主人公達の声優が変更になるので、吹き替え派の人は違和感がどうしても拭えないところもマイナス面としてあげておきたい。
シーズン1から東地・内田コンビの収録を採用して いるサブスクはあるのだろうか?Netflixはシーズン2から変わりました。あれば教えてもらいたいです。
私的スキ度❤️❤️❤️❤️❤️
個人的には大好きな作品。何度も見ても飽きない。
特にカスティエルが出てきてからは、彼の行動や考え方が徐々に変わっていく様子がとても楽しい。
またファンタジー要素も強いので現代ドラマにはない展開が楽しめます。
情報一覧
制作国 |
アメリカ🇺🇸 |
ジャンル |
ホラー |
作成年 |
2005ー2020(完結) |
シリーズの長さ |
シーズン15 |
話数 |
327話 |
各話の長さ |
38−45分 |
オリジナル言語 |
英語 |
日本語 |
吹き替え🈶 字幕🈶 |
英語 |
オリジナル音声 字幕🈶 |
その他の言語 吹き替え |
無し |
その他の言語 字幕 |
無し |
見られるサブスク 2020年2月時点 |
Netflix(シーズン1−5) Amazon prime video(シーズン1−14) Hulu(シーズン1−13) UーNEXT(シーズン1−14) |
ビリオンズ 【Netflix】
ビリオンズ(原題Billions)
あらすじ
アメリカニューヨークを舞台にヘッジファンドに対する司法捜査をめぐる策謀ドラマ。
シーズン1ではインサイダー取引をめぐるヘッジファンドの社長vs正義感の強い検察官がメインストーリーです。
しかし、回を重ねるほどにキャラクターも増え、次第に敵味方入り乱れる群像劇となっていきます。
大金が動き、金融業界だけでなく、司法、政治も巻き込んだ謀略ドラマ。
こんな人にオススメ
- Netflixsをすでに契約している人
- 続きが気になるドラマが好きな人
- 社会派、知的戦略ドラマが好きな人
- ポルトガル語・英語を勉強している人
- 現代ドラマが好きな人
- 金融・司法・政治ドラマが好きな人
メインキャスト
ボビー・アクセルロッド(通称アックス)
俳優;ダミアン・ルイス
日本語声優;宮内敦士
ヘッジファンド「アックス・キャピタル」の野心的な代表者で超お金持ち。建前は慈善的だが、裏ではインサイダー取引や贈収賄、株価の操作などを行い資産を拡大させてきた。
誰よりも大きな利益を出す為にあらゆるリスキーな手段を使ってきたため、チャックに目をつけられる。
冷淡に部下をクビにする一方、学生時代にお世話になったピザ屋の共同経営者になるなど、人間味を感じさせる一面もある。
大抵の問題はお金を使って解決するし、それができると信じている成り上がり億万長者。
チャールズ・ローズ(通称チャック)
俳優;ポール・ジアマッティ
日本語声優;坂詰貴之
ニューヨーク南地区の連邦検察官。富裕層の犯罪を容赦なく取り締まる。
自身より高収入で美人の妻と、お金持ちの父を持つエリート。
正義感というよりコンプレックスをバネに仕事をしている様子が伺える。
妻とSMプレイを興じる趣味がある。
正義を振りかざし、策略的にボビーを追い詰める一方で、彼を逮捕するためには手段を選ばない面がある。その強引な捜査のやり方は、後々、敵を作ることになる。
妻がアックスキャピタルに勤めていることを尊重しつつも、その給料は犯罪をして儲けたお金から出ていることに、嫌悪も感じている。
ウェンディー・ローズ
俳優;マギー・シフ
日本語声優;坪井木の実
精神科医の資格をもち、パフォーマンスコーチ兼人事部長としてアックス・キャピタルに勤めている。夫であるチャックより、社長であるボビーとの方が付き合いが長く、特別な絆がある。
チャックとボビーの間で板挟みの状況でありながら、自分の主張はしっかりする強い女性。
アックスキャピタルでの仕事にやりがいを感じている。アックスキャピタルの精神的支柱として社員だけでなくボビーの相談役である。その一方、妻としてチャックにアドバイスもする。
私的に注目してほしいキャラクター
マイク・ワグナー(通称ワグス)
俳優;デヴィッド・コスタルビル
日本語声優;赤城 進
アックスキャピタル社のCOO。ボビーの補佐的存在。
酒、女、金が大好きな人間味のある遊び人的キャラクター。ボビーのただの腰巾着ではなく、彼の無茶な要求に応えたり、価値のある情報を持ってくるなど、ワグス自身がかなり有能でもある。
遊びの場所を、接待や情報収集の場所として利用している。
テイラー・アンバー・メイソン
俳優;エイジア・ケイト・ディロン
日本語声優; ???
シーズン2から登場。アックスキャピタルにインターンとして来たが、天才的な頭脳をボビーが見抜き、入社させる。
ノンバイナリージェンダーの天才的数学者。ビーガンでもある。
感想(ネタバレあり)
剛腕検事vs金融界の帝王、おじさんvsおじさんというドラマは日本ドラマではなかな無いので、海外ドラマならではの主人公ですね。
個人的に最近株の勉強を始めたということもあり、楽しんで専門用語を学べたらと思いみ始めました。
最初は「正義感の強い検事と頭の良い金融王が、華麗な騙し合いのドラマを繰り広げるのかしら」と期待していました。
ですが、冒頭SMプレイから始まり…oh……
愕きました。裏切られた。いい意味で。
「なんだか思っていたよりドロドロしたドラマになりそうだな……」と逆に興味を持ってしまいました。
ストーリーとしては金融王ボビーはもちろん、追いかける方の検事チャックも手段を選ばない。
なので、正義vs悪の勧善懲悪ものではなく
狐とタヌキの化かし合い的なドラマです。
どちらかを応援しながら見るのもいいですが、俯瞰的にストーリーの行方を追うという楽しみ方もできます。
基本は情報戦です。
なので、何の罪もない人が残酷に死んでしまうことが、そうそう起こらないストーリーです。
その点はビビりの私としては安心して見られる点ですね。
ただ、正直、シーズン1はそんなに面白くない。
つまらないというほどでもないのですが……
ストーリーも複雑で、人間関係も複雑なのでそれを把握するのが、最初は大変です。
特に外国人の見分けがつきづらい人(私です)にはストーリ以上にキャラクターの把握に難しさを感じました。
だって、みんなスーツかTシャツしか着ないんだもん。(現代ドラマだからね)
好きなキャラクターが見つかり、そのキャラクターを応援できると、急に先が気になり始めます。
私の推しはテイラーです。
これまでみてきたドラマやアニメでは「天才数学者」というキャタクターは、オタクっぽいキャラクターにされがちでした。
コミュ障の太った引きこもりとか。どこか不潔感のある人物像が多かった。
ですがこのテイラーはその中性的な清潔感、美しさにうっとりしてしまいます。
非凡である演出なのかもしれませんが、ピンと伸びた姿勢のまま、アメリカ人にしては少ない身振りで、簡潔に話をします。
よくポケットに両手を入れるしぐさをしているのですが、手の内を見せびらかさないミステリアスさを感じさせて、大好きです。
また、テイラーは自分の三人称に強いこだわりを持ち、彼He、彼女She、ではなく彼らThey(単数系)をつかうようあらゆる相手に求めています。
テイラーの三人称をどう表現するかで、その相手がテイラーをどのようにみているのかがわかります。注目しておくと面白いです。
「複雑な性自認の独特な振る舞いをするビーガンの天才数学者」
そう聞くと、不安定で繊細で傷つきやすそう。とか
偏屈で気難しそう。とか
とても競争の激しい金融の世界で生き残っていなさそうだな。
って思ってしまいませんか?
だけど、テイラーはその不安定要素を上回る安定性を持っている。
それが、数字と事実。
冷淡に思えるような決断も、数字と事実に基づいて冷静に決断ができる。
CO2排出量が気になって自家用ジェットに乗る自信がないと言う一方で、会議では数字と事実をもとに、他の人ならためらうことも冷静に方針を決める。
作られたキャラクターだとわかっていても、魅力的です。
テイラーというキャラクターの持つ、繊細な感情面と知的で冷淡な面との矛盾が、今後のストーリーでどのようにバランスを取っていくのか楽しみです。
シーズン4でテイラーが女装?するシーンがあるのですが、ロングヘアーも似合っていた。新しいキャラクターかと思ったほど。
ただ、女装テイラーとすれ違い、それがテイラーだと気がつく人間が、ワグスなのは笑ってしまいました。
ワグスが慌てた様子で「テイラーが女出してきた」と彼らしい言い方でボビーに報告するシーンまでセットだっだんだなと思うと、面白いです。ワグス可愛い💕
テイラーの魅力ばかり語ってしまいましたが。
その他にも強く美しい女性がいることは、アメリカドラマの魅力の一つと思います。
このドラマでは敵対し合う二人の男のそれぞれの妻。
ウェンディーとラーラがいます。
ただし、ウェンディが、知的で美しい精神科医であり、SMの女王様という秘密まで兼ね備えていることと比較すると、もと看護師の主婦ラーラの存在感はかすみがちではあります。
また、海外ドラマを見ていると、時々日本の話題が出て、海外から日本がどのようにみられているのかを垣間見ることができます。
ビリオンズは比較的日本の話題が多くみられるドラマです。
アジア通のキャラクターがいたり
リッチな食事で寿司や神戸牛が出てきたり
囲碁のネタが出てきたり。
アジア通のキャラクターが話す日本知識が微妙にズレてて、正しくないのも面白い。
シーズン5までの視聴した段階での評価
オススメ度⭐️⭐️⭐️☆☆
金融に興味が全くない人にはおすすめしづらい。
そして今のところNetflixでしか配信されていないのも、おすすめしづらい点。
私的好感度❤️❤️❤️♡♡
正直、シーズンを重ねるごとに徐々に面白くなる。
なので1話だけを見てやめてほしくはない。
シーズン3くらいまで見てキャラクターを理解できてくると、一気に面白くなります。
だから、手っ取り早く面白い作品を見たいという人にはおすすめしづらいですね。
情報一覧
2020年2月 Netflix情報中心。
制作国 |
アメリカ🇺🇸 |
ジャンル |
金融ドラマ |
作成年 |
2016ー(未完結) |
シリーズの長さ |
シーズン5 |
話数 |
49話 |
各話の長さ |
54−60分 |
オリジナル言語 |
英語 |
日本語 |
吹き替え🈶 字幕🈶 |
英語 |
オリジナル 字幕🈶 |
その他の言語 吹き替え |
ポルトガル語(ブラジル) |
その他の言語 字幕 |
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見られるサブスク |
Netflixs |
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