143日目・朝

悲しいです。

 

お母さんに話す時だけしか使わない言葉を発してみたら、

もうなんだか違和感を感じました。

お母さんと話す時はいつも必ず使っていた言葉。

居心地のいい場所がだけで存在していた本当の自分。

ああ、もういなくなってしまうんだなぁ。

 

お母さんがいなくなってからの自分がいる。

お母さんがいた頃と違う自分がいる。

 

あんまり長い時間が過ぎたら、自分が変わってしまうんじゃないか。

それがすごく怖いです。

変わってしまったら、もうお母さんから、私のことを認識してもらえなくなってしまうかも。

寂しいです。

 

昨日は、そう考えて、帰り道、自転車に乗りながら大泣きでした。

真っ暗だし、もう家に帰るだけだから、と鼻水は服で拭きました。

たっぷりとたくさん、鼻水が採取されました。

悲しみのかけら。もう、勘弁してよ。

 

また、土曜日と日曜日。誰にも会わない2日間。誰とも話さない2日間。

お母さんがいないと、こんなに孤独だったんだ。