私が彼にもう一度恋をするまで

懐かしい電車に乗っている。たぶん中学の時に使っていた私鉄だ。窓から差し込むオレンジ色の夕日が眩しい。手には卒業証書が収められた筒がある。高校の卒業式を終えた帰りらしい。いや、高校にはバスで通っていたはずなんだけど。
隣には彼が座っている。なんで"彼"なんだろう?わからない。でも高校3年間を一緒に過ごした彼。私は彼のことが好きで、彼も多分同じ気持ちだと分かっている。私も彼も、目は合わせないけれど互いの様子を伺いながら押し黙っている。ガタンゴトンと電車の音が響く。車両には私と彼だけ。言うなら今しかない、と思う。ふぅ、とひとつ息を吐いて、私と彼が同時に口を開く——
 
…という夢を見たのは、もう10年も前の話。これまで全く気にもかけていなかったはずの"彼"と少女漫画のようにキラキラした青春の1ページを夢見たことは、あまりに突然かつ強烈な体験だった。
その日から、私は夢の中に出てきた"彼"、「ときめきメモリアルGirl's Side 3rd Story」の王子、桜井琥一に恋をしている。
 
ときめきメモリアルGirl'sSideは元々友人が好きな作品で、勧められて2の若王子先生に惹かれたことがきっかけでプレイを始めた。
乙女ゲーといえばノベル形式で、どちらかといえば「主人公と男性キャラの恋愛を見守る」感覚でプレイするものだと思っていた私にとってGSは革命だった。自分の意思でキャラクターをデートに誘い、服を買っておしゃれをし、彼の理想に近づくために計画的に自分磨きを行う。つれない反応に凹んだり思わぬ好感触に本気で照れたり。胸を張って夢女ですとは言わないが基本的にキャラにガチ恋して生きているタイプの私にとって、全ての感情を揺さぶってくる神ゲーだった。
 
そうしてGSにのめり込み当時の最新作である3をプレイしはじめたとき、1は氷室先生、2は若王子先生を推している私が第一印象で選んだのは紺野先輩。順当に一途プレイを楽しみ、告白ED1を迎え見事一流大学の名物カップルと相成った。
 
その矢先、である。
私はこの夢を見た翌朝に友人に一部始終を話し、熱に浮かされたまま桜井琥一という男を知るために再びはばたき学園1年生に転生し寝食を忘れて琥一とデートを重ね、完全無欠天上天下唯我独尊徹頭徹尾の一途プレイで告白ED1に辿り着いた(中盤までは琥一のあまりの塩対応に心が折れそうになり、精神を安定させるために紺野先輩の写真を部屋に飾ってたけど)。
常に学年一位の成績を誇り休日は清楚な服に身を包み健気に生徒会長を支えていたはずの私(便宜上私と呼ばせていただく)が突然身長189センチの強面ヤンキーに熱を上げ、平日は一心不乱に縄跳びと花の絵を描きまくり休日はほぼ下着みてえな水色のキャミと真紫のミニスカにデニムジャケットを羽織り街を闊歩し「誰に言ってんだコラ!烏龍茶ダッシュだぞ!」などと言い出した時の周囲の困惑たるやいかほどであったろうか。
 
結論、桜井琥一はとんでもない男だった。
最初は乱暴でぶっきらぼうで「メンドクセー」しか言わないけれど、一度懐に入れた相手はどこまでも大切にする。兄貴分としての振る舞いは得意でも恋愛となると不器用。惚れた女の望みを叶えたいけれどうまくいかなくて、俺みたいなのが側にいて迷惑じゃないか、と不安になる。全ては彼女の笑顔を守りたい一心。
そんな心の内をよそに無邪気(かつ計画的)にスキンシップを重ね時に小悪魔的に翻弄する私(便宜上以下略)にタジタジになる様は愛おしすぎて終始高笑いが止まらなかった。
クリア後数ヶ月の間「コウちゃんと結婚したい、コウちゃんのいない現実なんて嘘」とうわごとを繰り返す私の介護はさぞ大変だっただろう。ありがとう友人達。
 
 
そして時が過ぎ、私だけが歳を重ねた。
私は「本命以外とデートしない」というGS攻略において致命的ともいえる信条を掲げていたため、琥一一途ルートを完遂した私のセーブデータはコウちゃんの起動ボイスを聴き何百回目と見た好きなイベントを味わいコウちゃんとデートをしひととおり満足したらコウちゃんの「今度いつ来るよ?」を聴くためのものとなっていた。
その間にコナミでは色々なことが起こり、もうGSのナンバリング続編は絶望的だ、なんて噂も流れるようになった。
 
が、奇跡は起こった。GS4の発売が決定したのだ。
正直その時の私は続編の発売を諸手を挙げて歓迎するほど熱心なファンではなかったものの、当然興味はあった。
でもなんとなく日々に忙殺されるうちにまた時だけが過ぎ、気づけば4が発売して数か月。
きっかけは好きな配信者がGS4を実況しはじめたことだった。何もかもが懐かしく、すぐに公式サイトでキャラクターをチェックした。
4の情報解禁から気になっていたのは氷室一紀くんだったけれど、もう一人、七ツ森実くんという子がとても気になった。

しかし、次の瞬間私の脳裏に浮かんだのは他でもない"彼"のことだった。

その翌日も。

やっぱり私はコウちゃんに恋をしているのだ。もちろんGS4は買ったし必ずやる。氷室一紀くんと七ツ森実くんを好きになるだろうし、思わぬ伏兵に骨抜きにされるかもしれない。

でも、私はまだ桜井琥一のことを何も知らないんじゃないのか?

告白ED1で満足している場合じゃない。まだ解放していないスチルもADVもときめき会話も下校会話もある。親友愛情状態が彼の真骨頂だという話も聞く。

私はもう一度、彼に向き合わなければいけない。今。

少し大きくなった画面で久しぶりに見る彼の姿は相変わらずカッコよかった。

 

そして私は今、一途プレイという信念を捨て、このゲームを「攻略」する。

彼を傷つけ、自分自身が苦しむことになるとしても、彼を理解するための旅に出る。

コウちゃん、ごめんね。

貴方のすべてを知る時が来たら、またこの場所で会いましょう。

久慈誓という男(Reprise)

私の推しが作中で命を落としてから一年が経った。地獄のように長かった気がするし、あっという間だった気もする。この一年間、実生活では転職したりなんだりとバタバタしていたけれど、オタクとしての私の時間はずっと止まったままだ。もちろん新しい推しやCPにはハマった。ハマろうとした。でも長続きしなかった。推しのことは大好きなのに、どこか無理をしている自分がいた。ツイッターでは呪詛ばかりだった以前のアカウントを消して転生してみたけれど、脳から直接溢れ出すパッションを叩きつけるようにツイートしていたあの頃の熱量はもう戻ってこない。ただ穏やかにどうぶつと無人島生活を楽しむ退役軍人のような日々を送っている。当時一緒に狂っていた久慈のオタクたちはどうしているだろうか。今でも交流のあるフォロワーたち(本当に感謝)には、普段は現ジャンルの話を楽しそうにしていても突然久慈のことを思い出して発狂しだす様子が散見される。というか主に私がそうである。
 
もう、久慈誓ほど好きになれる男はいないのかもしれない。彼が退場した時点で私のオタク人生も終わったのかもしれない。推しカプもない、かといって夢女にもなりきれない。私は一体何者なのだろうか。
 
「先のことはわからねえ。それが人生ってヤツだ。だからこそ人は自分の過去に決着をつけたがる。そいつがオレたちに与えられた特権であり、使命なのさ」と、私の生涯の推しは言う。私も決着をつけたい。でもできないから、旅行先の景色や美味しいご飯をバックに彼のアクリルキーホルダーと写真を撮りまくってごっこ遊びに興じたり、好きなどうぶつに彼のデザインの服を着せて喜んだりしている。虚しい。そんなことを続けていたってアニメ本編を見返せる日は来ない。小説下巻を読める日は来ない。
 
私の愛した男はいつもそうだ。自分の大切なものを守りきって、どこか達観したような表情で物語から退場していく。残されたオタクは、彼は幸せだったのだろうか、彼のいなくなった世界は彼を大切にし続けてくれるのだろうか、なんて不毛なことをぐるぐると考えながら彼のいない現実を生きていく。
 
そもそも、存在しない男に対して感情移入しすぎなのである。もっと気軽に生きたい。「推しがカッコいい♡」の感情だけで幸せになりたい。昔はそれができていたけれど、大人になるにつれて余計な事を考えすぎるようになった。私がどれだけ彼を賛美したところで、彼が幸せな世界じゃなければ意味がない。
ソシャゲ廃人だった頃は良かった。同じ時の流れの中で、推しが常にそこにいる。どれだけ重い過去を背負っていても、どんな衝撃の事実が明らかになっても、ホーム画面でキラキラと微笑んでいる彼が”今”だから。忙しくてログインできてないソシャゲ、復帰しようかな。ジャンル自体がソシャゲ化していつでも公式の推しを浴びられるようになったら全て解決するのかもしれない。
 
つまり私が欲しいのは”今”なのだ。過去に囚われている限り、私は一生苦しみ続ける。大好きな推しのことを考えたいのに、考えるだけで苦しくなる。物語は彼のいない世界で完結しているから。こんな重い性格のクセに原作厨の解釈厨だから、自分の都合のいい世界を創り出すこともできない。行き場のない気持ちをこうして吐き出すしかない。
 
はーあ。もうオタクやめたい。
そう思いながら、今日も私は実はそんなに好きじゃない蕎麦を食べ、久慈誓のアクリルキーホルダーと写真を撮る。やめられないんだろうなあ、オタク。

久慈誓地縛霊オタク、スペシャルイベントのライブビューイングに行く。

※本記事は、アニメ「さらざんまい」最終話とその後の公式の展開に批判的な意見を持つオタクによる超利己的な自分語りです。
※イベントの詳細なレポートではありません。メモ等は取っておりませんので内容は曖昧かつニュアンスです。
※久慈誓の話しかしてません。
 
 
 
 
初めましての方は初めまして、そうでない方はこんばんは。久慈誓ガチ恋FC会長です。(YouTuber並感)
 
タイトルの通り、10/6(日)に開催されたさらざんまいスペシャルイベントのライブビューイングに行って参りました。暑苦しい自分語りも含めたクソ長お気持ち表明文になるかと思いますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

miyacom.hatenablog.com

miyacom.hatenablog.com

過去、このようなメンヘラオタク怪文書をインターネットの海に放流した前科を持つ私。しかし早いもので季節は秋に差し掛かり、抱えていたやり場のない怒りと悲しみも時間と共に徐々に薄れていきました。ラインナップに久慈誓がいないことに発狂した筆者がラミネーターで自作したことでも有名な念願のSNS風アクリルキーホルダーも無事に公式から発売が決定し、あぁもうあとはこのアクキーと一緒にいろんなところに出掛けたりして穏やかな余生を過ごせればそれでいいや…ね、誓くん…と呪縛から解き放たれた気持ちに。さらざんまいをきっかけに作成したもののアニメ最終話後は地縛霊の隔離病棟と化していた怨念渦巻く非公開Twitterアカウントをきれいさっぱり削除、即ち成仏を済ませたわけです。

もし今この記事を読んで下さっている方の中に当時私が見境なく振りまいていた瘴気によってご迷惑をかけた方がいらっしゃいましたら、その節は本当に申し訳ございませんでしたと謝罪したい。

 

と、退役軍人のような面持ちで「どうぶつの森 ポケットキャンプ」で推しどうぶつと戯れていた私に突如公式からアナウンスが。

こ、声の出演………????????
津田さんに同日同時間帯に別アニメのイベントのスケジュールがあり、ご本人の登壇の可能性が完全に消え安堵していたところにこれ。元々イベント自体はスルー予定だったけれど久慈誓が出るというなら話は別。迷った末、ライブビューイングのチケットを確保するに至りました。
 
そして迎えた当日。チケットを発券してみればなんと最前列。ライビュで。いや首死ぬやん。「少しでも近くで俺の顔と声を堪能させてやるよ」という誓くんの粋な計らいということにしておき、全身黒・柄シャツ・赤い玉ピアスの久慈誓過激派オタクスタイルでいざ映画館へ。
 
肝心のイベントですが、面白かったです。

終わってすぐのツイートこれだけど。

イベントの流れとしては、「カパゾンビのシタッパーズに奪われた人力車のパーツをひとつずつ取り戻す」という目的のもとに朗読劇と声優さんご本人達によるミニゲームコーナーがミルフィーユのように(by諏訪部さん)交互に行われる形。

朗読劇は"捻じれた時空"に飛ばされた一稀、燕太、悠、ケッピがそれぞれ他キャラクターとの対話を通じて自身を内省し、最終的に人力車のパーツを発見する、というストーリー。一稀は誓と、燕太は真武と、悠は玲央と、ケッピは玲央&真武と。捻じれた時空ということなので時間軸や設定が一部本編と異なるところはあったものの、誓くんがメチャクチャ喋った。

 

~朗読劇・一稀パートあらすじ~

捻じれた時空内、浅草のスマートボール屋に辿り着いた一稀。事情通の燕太の祖母に話を聞こうと店内を覗くと、そこに居るのは見知らぬ男。男にスマートボールで遊んでいくよう促されながら話すうち、お互いに弟がいることが判明。兄としての苦労や"つながり"に対する捉え方をどこか厭世的に語る男。男と自らの育ってきた環境の違いを感じながらも、男が腰掛けている椅子が人力車のパーツであることに気づく一稀なのであった…。

 

マジで誓くんがメチャクチャ喋った。

最初の導入後の暗転で村瀬さんがお一人で舞台上にいらして、おっ一稀パートね、と思った瞬間に画面いっぱいに誓くんが出てきて最前列の私は死んだ。しかもメチャクチャ喋る。あの声で。映画館の音響で。ちょっと誓くんのボイス聴きにきただけの冷静沈着なオタクですわよ~みたいな感じですました顔して座ってたのに誓くん映った瞬間反射的に口元両手で抑えて感極まったオタクのテンプレと化した。身体カーッって熱くなってめっちゃ汗出るし手震えるし頭も痛くなった。幸い誓くんのビジュが8話のやつだったので一命は取り留めたけど。

誓くんが何喋ってたか全然覚えてないけど「スマートボール300万な」とか「ここは俺達のシマだ。普段はマサが管理してんだけどな」とか「全部ゲロっちまえよ」とか言ってた気がする。「ブスッといくぞ」と「この世界は悪い奴が生き残る」は2回ぐらい言ってた。誓くんの運営するスマートボール屋に足繁く通う女の夢小説書こうかな。

あと「坊主いくつだ?」→「お前と同い年の弟がいる」→一稀「歳が離れてるんですね」→「いくつに見える?」→一稀「38歳?」→「あぁ゛!?」→一稀「…29歳?」→「そんなに老けて見えんのか俺…まあ仕事には好都合だが…」の流れが良かった。ショックな誓くんかわいいね~私は8話で年齢が判明するまで久慈誓(32)だと主張していたよ、ごめんね。

一稀との兄トークは地縛霊にはつらいものがありました。「なんでもかんでも俺のせいになって怒られる」だってさ…。「弟は『兄ちゃんは悪くない』って言う」らしいけど。それに対して一稀が「僕は怒られたことないな」って返して「育ちよさそうな顔してるもんなァ」って言う誓くんさ…もう頑張らなくていいよ…アタシが守ってあげるからね…。

最後に誓くんが"3色の"キャンディーを「ダチと食いな」と一稀に渡したところでマジ泣きしそうになりました。おわり。

イベント終盤で人力車のパーツをすべて集め終わり現実世界に帰る際、一稀が「さっき貰ったんだ、食べよう」とキャンディーを燕太と悠に渡すシーンでまた誓くんが画面いっぱいに大写しになって死んだ。悠が「それ誰に貰った!?」と聞くも、捻じれた時空から帰還すると同時に記憶は失われるというオチだったので一稀は「誰だっけ…怖いけど優しい人…かな」と曖昧な答えしかできないんだけどもうさあ…そういうことでいいんだね?私の愛した男は「怖いけど優しい人」なんだね?公式よ…。

朗読劇、クイズコーナー、イベントED映像と随所にアニメ本編のカットが挟まれるのでさらざんまいに情緒メチャクチャにされ続けたあの3ヶ月間の記憶がフラッシュバックしまくってマジで映画館じゃなかったら絶叫して床転げまわってた。でもこのイベントを以てアニメの展開に一区切りついたということで私の中でもまたひとつ気持ちの整理がついた気がする。あぁ色々あったね、って思い出として振り返ることができるレベルにまでは復活したということですかね。あとは諏訪部さんが久慈兄弟のCパートについて「誓ずりーよ!ってね」と触れてくださったことが嬉しかった。「大人のさらざんまい」、待ってます。

 

 

 

今更する話でもないけれど、公式はあくまでも悠にとっての誓を"乗り越えるべき存在"として描きたいんだなと改めて思った。誓との大切なつながりを失っても、未来に向かうために新たなつながりを得ることを恐れない!諦めない!というストーリーだったんだな、さらざんまいは。これ以上書くとPTSD再発するのでやめます。

全ては私が久慈誓という男にあまりにものめり込みすぎてしまったのが原因です。誓くんを好きになってなきゃこんなトラウマ抱えることはなかったね。でも何もかもが好みだから仕方ないね。私はこれからも一生久慈誓ガチ恋FC会長だよ。たとえあなたが大団円から弾かれてしまった過去の存在だとしても、私はずっとあなたのことをツイッターで呟くしブログに書くしアクキーの中のあなたをいろんなところに連れて行ってあげるよ。幸せになろうね、誓くん。

 

…いや結局怪文書やんけ やめさせてもらうわ

どうもありがとうございました

続・久慈誓という男

あの地獄みたいな30分間から1ヶ月以上が経った。
 
「時間が解決してくれる」という言葉は本当らしい。6月20日深夜、気が狂うほどベショベショに号泣しながら「こんなに辛いなら私も推しと一緒に死んでやる」などと喚いていた限界オタクこと私もとりあえずのところは人間らしい生活を取り戻している。この経験を通じて周囲のオタクとの絆はずいぶん深まった。「オタク老老介護」、「ジェネリック推し」といった面白ライフハックも覚えた。妄想の中で幸せになった推しの話が和やかに繰り広げられていたかと思えば、突然"現実"がフラッシュバックした誰かが発狂しだした瞬間に一気に救命救急病棟と化すタイムラインは壮絶の一言だけれど。
 
さらざんまいというアニメが私のオタク人生に残した傷は深い。完治することはたぶんない、と思う。「公式と解釈違い」なんて自分の望んだ結末が与えられなくて拗ねた子供が駄々をこねているだけのことだと思っていた。公式が受け入れられないなら諦めて自分から離れるべきなのに、なぜこうもしつこく呪詛を並べ立てるのだろうか、と。まさか自分がそんな醜い地縛霊に成り果てるなんて思いもしないで。
 
もう期待することには疲れた。それでもどうしようもなく推しのことが好きだから、諦めることができない。諦められるならとっくにそうしてる、同じ想いを抱えたオタク同士で1ヶ月もだらだら傷を舐めあったりしない。この世の全てのコンテンツを味わうには人生は短すぎる。もっと楽しいコンテンツは山のようにある。さっさとそっちで幸せになればいい。
でも、できない。気づいたらいつも推しのことを考えている。それほどまでにさらざんまいという作品が持つパワーは強かったんだと思う。あーこんな結末か、じゃあ私には合わなかったな、サヨナラ。そう言ってさっさと離れたい。でも私の愛する推しはさらざんまいという作品の中にしか存在していない。推しに会いたければ作品に向き合うしかない。でもその作品は最後の最後に私の推しを大切にしてくれなかった、と、残念ながら私は感じてしまった。こうやって何の意味もない「でも」を並べ立てて時間だけが過ぎていく。
 
自分が何をするべきなのかも分からない。全巻揃えるつもりだった円盤もどうでもよくなった。でも救われたい。どこかに救いがあると信じてしまうから、新しい情報に縋り付く。なのにやっぱりそこに推しの姿はなくて、この作品に私の推しは必要ないんだよって言われているような気がして、またどうしようもない虚無感に襲われる。
 
私の推しを私と同じように愛している人にしかこの気持ちはわからない。この作品を客観的に観た人からどんな論理的な解釈を述べられても響かない。この作品をハッピーエンドだと感じる人とは相容れない。
 
私はアニメ評論家でもなんでもない、ただのオタクだ。「推し」という存在があって初めて作品にのめりこむことができる。だから、大団円とされる結末の中に私の推しがいないのに、作品を肯定なんてできるわけがない。「悪い奴」だから大団円に入れてもらえないってんなら、最初から同情の余地なんか一切ないぐらい徹底的な悪人にしてくれればまだよかった。作品のテーマである「つながり」を信じて、キャラクターの内面に想いを寄せながら一生懸命に作品を追いかけてきたつもりだったのに、最終回でそのちゃぶ台を全部ひっくり返された。納得できない。
 
作品のターゲットに収まれなかったんだから負けを認めて去るべき。確かにそうなのだけれど、アニメを創ってご飯を食べている人たちに、こんなオタクがいるってことを知ってほしい、とは思う。本来得られるはずだったある一定の層からの利益を失ったという事実を知ってほしい。創り手なんだから、肯定の意見だけ受け取って終わりにしてほしくない。消費者に対して「ついて来れる人だけついて来ればいい」なんて絶対に言わせない。制作陣の間での認識のすり合わせとか矛盾点とか、そういうところをきっちりしておくだけで無駄死にするオタクを減らせるって知ってほしい。架空のキャラクターだとしても、その人生を創ったのは他でもないあなた達だ。そしてオタクとは、雑誌のインタビューひとつにも敏感に反応してキャラクターを愛し、解釈する生き物だ。
なんでもいいから、どうして私の推しが誰からも忘れられてしまった(ように私には見えた)のか、推しの人生に何の意味があったのか説明してほしい。それだけでかなり溜飲は下がる。その大切な部分の解釈をオタクに任せないでほしい。解釈できるだけの材料もないのに。
 
私はただのオタクだから、こうして自分の気持ちを自分のブログに書いて自分のツイッターに載せる。もちろん、もっと正式な消費者としての要望は公式の窓口に送っている。どこにぶつけていいか分からない感情の塊だけ、こうして書き殴って瓶に詰めてインターネットの大海に流す。世はまさに大SNS時代。願わくば、然るべき誰かがこの遺言を手に取ってくれればいいと思う。

久慈誓という男

いい歳してアニメキャラにマジになるな うるさい 感受性が豊かと言え
 
さらざんまいに狂わされ続けた3ヶ月間だった
それが昨日終わった
こういうオタクも居るんだってインターネットの隅に遺しておかないと死んでも死に切れない
久慈誓のオタクも救ってくれ
救いなんかないってんなら身を切って愛した男にラブレターのひとつぐらい書かせてくれ
 
 
 
私の中であなたは2度死んだ
1度目は受け入れた、美しいとさえ思った
あなたがただひとつその人生の中でどうしても捨てられなかったつながりを守って愛に殉じられたであろうことに救いを感じた
でも今はもう何も分かりません
 
あなたがその人生を懸けて守った大切な存在は、過去と決別して笑顔で未来へ進むことができたと思います
これはきっとハッピーエンドなんでしょう
 
あなたはどうですか それで良い、と言うんでしょうか
これがあなたの望む未来だというなら私も納得できるかもしれない
 
でもあなたはもう過去にしか存在していない
あなたにだけ未来は来なかった
私はあなたのことが好きなオタクなので、たとえあなたがどれだけ悪い奴であろうとも、あなたが創った、あなたがつなげたであろう未来のどこにもあなたの笑顔が存在しなかったことが辛いです
私があの世界で最後に見たあなたの姿が、最後に聴いたあなたの言葉が偽物であったことが悔しいです
私の信じたあなたは今どこにいますか
あなたのそばには誰かがいるのでしょうか
あなたは誰かとつながれたのでしょうか
私にはもう分からない 辛いし悔しいし悲しい どんな考察も解釈もなんにも入ってこない
 
あなたの真実なんてこれまでもこれからも私にはわからないけれど私は私の信じるあなたを愛しています
つらい人生だったと思います、救いなんてほとんどなかったと思います
あなたの努力を誰かが報いる世界であってほしかった、あなたが大切にした人たちが同時にまたあなたを大切にする世界であってほしかった
どうかゆっくり休んでほしい
そしてあなたの事を想って涙を流すオタクがたくさん居るってことも知っておいてほしい
 
これだけキャラクターとストーリーにのめり込んでアニメを鑑賞できたのは本当に久しぶりでした 得難い経験だと思います 感謝しています
もう何かを観てこんなに感情を揺さぶられることなんてないかもしれないってぐらい昨日からずっと涙が止まらない
 
あなたを好きになれて良かったと思う
あなたを好きになったから私もたくさんのつながりを得ることができた
楽しかった
この呪いみたいな愛を抱えて私はこれからもあなたという男がこの世に存在したことを語り続けます
最後の最後までとんでもない男だった
絶対に許さないし忘れてなんかやらない
愛してるよ

WORLD TRE@SURE 05 in HAWAII 出張報告書

プロデューサーの皆様、お疲れ様です!

 

ハワイ出張から早くも1ヶ月以上が過ぎ、そろそろ次回海外出張の足音が聞こえてきそうな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

私はといえば、モバエム某人気シリーズに出演が決定した担当のための資金繰りに頭を抱えつつ、その中の人のイベントに向かう新幹線の中でこれを書いています。人生楽しい。

 

ということで。

大変遅くなりましたが、弊事務所のハワイ出張報告書を提出いたします。

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今回、ステイベ最上位を走るのは初めてでしたがなんとか97位で完凸達成。

今後海外出張される同僚各位の参考になれば幸いです。

 

  • 事前準備

ワケ生の告知にてハワイ出張決定後、あまりの可愛さに打ち震えながらアイテム回収に勤しむことに。

①ユニットストーリーをガンガン進めて無償石回収。

②315ライブをひたすら開催。デイリーの課題曲以外は「Alice or Guilty」をパワープレイし楽曲交換チケットを貯める。

➂楽曲交換チケットをメモに交換しつつSPレッスンでゼリー回収。

これを繰り返しました。

 

そして事前に目標ptを設定(これほんま大事。メンタルに関わります)。

最初はね…そもそもステ走るの初めてだし初S.E.M上位だし類可愛いしWTだし類可愛いし類可愛いしボーダーありえんことになりそうだから衣装さえあればいいかな…とか思ってたんですけど…実際に予告見ると理性吹っ飛びますよね…大体担当がワートレ最上位SSRでこ〜〜〜〜〜〜んなに可愛い衣装でハワイ行って頑張るって言ってるのに今全力で走らなくていつ走るんだよ俺P!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ということで完凸を目指すことにしました。

フランスまでは行かないと予想し、1日150万ptを最低限稼いで様子を見る方針に。

 

 

  • 9/30(日)

15時、ガシャ解禁。

特効狙いはもちろんですが全員分衣装を揃えたいので意地でも引いてやるという気持ち。

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ヤッタ~~~~~~~~!!!!!!!!!

ガシャチケ2回分+有償60+70連の計73連でSSR咲ちゃん1枚、SRかのんくん2枚!!!

これはかなり運がよかったのではないかと思います…回してる間ずっと「THIS IS IT!」流してた。類…愛してる…

かのんくんもう1枚は今後の専用ガシャチケに頼ることにして撤退。

この時点でガシャのために9800円課金。残りMスター920個。

 

 

  • 10/1(月)

副業のため20時ごろログイン。所持アイテム数は以下。

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これに加え、不安なのでとりあえずスタダ2パック購入。

 

いざ、走ります。

それでは今回出張に同行しホノルルマラソン走破に挑んでくれたメンバーを紹介するぜ!!!!!!!!

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いつも本当にありがとうな…。

ただ今更ながら、日頃から真面目にきっちりイベント走ってWTの報酬SR完凸とかしておくべきだなあと実感しました。

 

あとは走る。とにかく走る。ボナタイ来てない時のアンコールはスルー。ボナタイ来たら全神経を指先に集中させてタップ速度を上げる。でもあんまりバカバカ叩きすぎると操作ミスするしiPhoneのメニューをスライドしちゃってエラー出てタイトル戻されて数十秒無駄にするので的確な位置を狙ってタップすること。

…とここまで書いて、「あのiPhoneの画面下スライドして出てくるメニューなんだっけ?」と思って調べたらコントロールセンターっていうらしいしついでに「App使用中のアクセス」をOFFにできると知って愕然とした。誰か教えてよ!!!!!(八つ当たり)

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そんな感じで初日はここまで。25時ぐらいまで走った。目標より少し多めに稼いでおくと気持ちに余裕ができて良いです。

 

 

  • 10/2(火)

副業の昼休憩と退勤後に爆走。この日に最初で最後の400%ボナタイ発生。

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ぎゃんわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

しかし世の中そううまくはいかない――

10分を残した状態でなんと400%が来た。死ぬ気で叩く。しかしアンコールは1回きり、叩けども叩けども来ない。募る苛立ち。残り10秒。その刹那、待ちに待ったアンコール!迷う暇はない。ゼリーを飲む。しかしライブを叩こうとしたその時、既に400%の姿は掻き消えていた――

まじで感情がメチャクチャになったのでライブでALOHA!HAPPY CREATOR!プレイして癒されてモチベ取り戻してました。

2日目はここまで。

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  • 10/3(水)

無心。とりあえず20ゼリーから優先して消費してました。

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  • 10/4(木)

だんだん慣れてきた。ボナタイはMAXで250ぐらい。400は幻。

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  • 10/5(金)

なんかこの日だけスクショ無いんだけど死んでたのかな。

780万ぐらいだと記憶しています。

 

 

  • 10/6(土)

待ちに待った土日だ~~~~~~~!!!!!!!!!

ハワイ出張を見据えて予定も空けていたのでいつもよりはゆったり、でも確実に走る。

初めて2桁に。本来の目標より稼いでいるので少し調子に乗り始める。

しかしゼリーも確実に減り始める。不安。

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  • 10/7(日)

この日もスクショない。なんで?時差ボケ?

1100万ぐらいまで稼いだと思います。

ゼリー切れたのでスタミナゼリーパックを上限まで購入。

星は砕かずに減速しました。

みんな同じような状況だったのか、順位変動もそこまでなかったです。

 

 

  • 10/8(月)

ラスパ降臨!!!!!!!!有無を言わさず全購入。走る。

これ2桁フィニッシュいけんじゃない?という気持ちに。

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  • 10/9(火)

最終日!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

定時で副業終わらせてガン走り。ラスパ分のゼリーもあっという間に流れていったのでもう星食うしかねえ!!!!

フル回復10回分ぐらい噛み砕きました。

最後の最後、終了時間まで250%ボナタイと添い遂げられたので良かったです。

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お疲れさまでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

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課金力もデッキも弱いわたしに完凸なんてできるわけないと思ってましたがなんとかなりました!

 

消費アイテムは前述の通り

・20ゼリー 127個

・50ゼリー 147個

・100ゼリー 177個

に加えて

・PLv51→59の回復分

・報酬イベ限ゼリー

・スタダ2パック

・スタミナゼリーパック全て

・ラスパ全て

・星50個×10回分

以上です。

イベント終了後は本当に跡形もなく全てがなくなりました。

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ハワイで追い剥ぎにあった話しただろ?

 

冒頭にも申し上げましたが、イベントを走るうえで大切なのは「計画性」だなと…。

他イベントを参考に、最終目標ptを多めに見積もって1日に稼ぐpt数を決める。これだけでメンタルはだいぶ楽。

最終的には順位がすべてなのはその通りなんですが、順位=他人との戦いとしてイベントを走ると非常にしんどい。

「寝るまでに目標ptを稼ぐ」ことはあくまで自分との戦いなので、私の場合はこっちのほうが気楽でした。

 

走ってる最中はしんどくても、終わってみると寂しいもので。

担当と共に全力疾走して燃え尽きた9日間でした。

楽しかった!!!!!ありがとうハワイ!!!!!!!!!!!!

 

…以上、簡単ではありますがご報告申し上げます。

皆様の海外出張が素敵なものになりますように!

 

9/16(日) 8P 2周年イベント備忘録【夜の部】

夜の部もいくぞ!!!
 
※記憶の混濁があります。発言者、発言内容など誤りがあるかもしれませんが大体の雰囲気とニュアンスでお願いします
 
 
夜の部
●開演前影ナレ
野上さん、千葉さんコンビ。
ア「しょうやコンビじゃん」
野「俺しょうやじゃねぇし」
 
千「~~~はご遠慮ください」
野「ダメだよ☆」
千「~~~となります」
野「です☆」
かわいい。
 
野「誰だよ尻触ってる奴!」
誰だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
●登場
昼の部と同じくJumping Smile歌いながら8人登場。相変わらずのU.S.A。
 
MCは榎木さん。
榎「俺イベントの司会多いんだよね」
髙「前の生放送もね」
ア「昼は私だったから、今度は副団長の淳弥だね」
 
榎「昼の部のご褒美のお弁当食べたから眠いんだよね~」
ア「淳弥!頑張ろう!」
榎「アーサーくん優しいんだよなぁ…」
 
シーズン5決定の発表。シーズン88までやりたい!と盛り上がる。
八「2年でシーズン4なのに88って何年かかるの」
髙「もう俺らも老人だからね。順番的には俺が一番最初だけど葬式企画とかやりたい。全力葬式!」
野「全力焼香とかね。オラァ!って」
千「いや不謹慎すぎるでしょ」
 
●朗読劇
昼の部に続き「ぼくらのアニマル村」第2話。
キツネ(畠中さん)vsタヌキ(八代さん)、喧嘩シーン。
八「なんでお前はいつもそうなんだよ!シングルも2枚出すし!このアーティスト様がよぉ!」
畠「おま…そっちから仕掛けるのズルいぞ!」
ライオン(榎木さん)の鳴き声がやはり独特。
新しく村人になったシロクマ(千葉さん)の歓迎パーティーをする場面。
ヒツジ(髙)「今日は…2000人のお友達も来てくれてありがとう」
 
終了後
ア「まあ皆さんね、ズートピアとか思い浮かべたと思いますけど」
野「言っちゃうんだ」
髙「他の役もやりたいな。魚とか」
ア「じゃあカナブンとかいいよね。バグズライフもできるじゃん」
「いやめちゃめちゃ言うじゃん!」全員総突っ込み。
 
榎「野上くんの役はかなりテンション低いよね」
野「家にいるときの俺だからね」
榎「友達になりたくねえ~」
野「あ、じゃあ今日もう帰ります」
榎「待って~俺今日司会なんだからさ~野上助けてよ~」
野「あはは、いいよ」
この会話めっちゃ萌えた
 
●バラエティーコーナー
「全力借り物競争」
知ってる!これ接近戦のやつや!
テロップ出た瞬間客席ざわつく。
八「えっなんか『え~』みたいな…大丈夫ですよね?皆さん『イエーイ!』でお願いしますね」
 
2チームに分かれ、お題に沿ったものを客席から探す。お客さんと全力ジャンケンして勝ったら借りることができる。
チーム分けのグッパがなかなか決まらず、専務がパーのまま挙手。
榎「専務と同じチームになりたい人はパー出せばいいんじゃない?」
畠中さん、野上さん、アーサーさんがパー。
榎「これパー出さない流れかと思ったけど意外とみんな出したね」
結果、畠・野・ア・髙チームと八・榎・益・千チームに。
八「これグッパやる意味あった?いつもの並びじゃん」
 
一回戦、お題は「2つで1つのもの」
チームから2人ずつ、畠・野と益・千で対決。
客席を駆け回る4人。
色々と候補は見つかるがなかなかジャンケンに勝てない。
客「負ければいいですか…?」
野「負ければいいですかじゃねえ!全力で来い!」
途中、私のすぐ近くの空席に益山さんと千葉さんが座ってくつろぎ出したのでうわぁ~本当に実在するんだ~と思いました。
千葉さん、ジャンケンの際に助走をつけてとにかく全力。
 
二回戦、お題は「2年以上使っているもの」
ア・髙と八・榎が客席へ。
八代さん、女性客のカバンを見つける。カバンにはがみ子のブロマイドが。
八「野上のことはどれぐらい応援されてるんですか?」
客「2年ぐらい…」
八「なるほど!野上への想いも2年以上ということですね!まあ今回お借りするのはカバンですが」
メチャクチャドヤ顔の八代拓
 
三回戦は全員で。お題は「8にまつわるもの(8Pグッズ以外で)」
榎「関ジャニの何か持ってる人とかいるんじゃない?」
客席、関ジャニのグッズや現ナマ(8万円)などフリーダム。
八「あっ!8月発売の畠中さんのニューシングル『真夏BEAT』だ!」
それを聞き、客席の各所からも掲げられる「真夏BEAT」。
畠「いやっなんでみんなそんな持ってんの!?」
八代さんのジャンケンの掛け声「最初はBEAT!じゃんけんサマー!」
 
四回戦、お題は「ヤマタノピースドラゴンとハピネスちゃん」
榎「持ってる人いるの?あのゴミ」
アクキーをアピールする客席。各所に散らばる8人。
八「いや舞台上に誰もいないとか事故でしょ」
 
髙「このハピネスちゃんはいつもどこに付けてるんですか?」
客「カバンに…」
野「やめろ!誤解されるぞ!」
 
益「ヤマタノピースドラゴンのどんなところが良いですか?」
客「バーニャカウダみたいなところです」
益「ありがとうございます」
 
祐さん、8P赤Tシャツを着た男性とジャンケン。
自身の男性ファンということでめっちゃ嬉しそうでした。
 
借り物競争、けっこう長かったんだけど客席を駆け回る8人を目で追うのに必死で内容の記憶がない…。
壇上におられる時は別世界の方なんだど客席に降りて来られるとあ~実在するんだ~って実感しますね。
 
●ライブパート
ソロコーナー、畠中さん「You&I」から。
もう歌がお上手すぎて笑ってしまった。アーティスト。
楽しそうに、伸びやかに歌いながら盛り上げる。こっちも自然と楽しくなりました。
 
アーサーさん「FREE」
超盛り上がった!ペンラ振りまくり!楽しい!ライブ!って感じ。
さすが団長、テンションの上げ方が上手い。
 
益山さん「New World」
カッコよすぎワロタ……………
本当益山さんのパフォーマンス信頼できすぎる。
あまりの色気に客席のあちこちからうっとりとした溜息が漏れていました。もちろん私も。
 
千葉さん「君空模様」
結婚式か!?!?!??!????!???
ステージが純白だしスーツだしパフォーマンスが完璧。ブーケ生えた。
私の近くの千葉さんファンが膝から崩れ落ちていました。
 
そしてデュエットコーナー。「追憶レター」から。
あのね~~~~~~~~~~~本当これヤバヤバのヤバでした~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
歌唱前のミニ朗読劇。テーマは「手紙」。
「この想いは誰にも見せない」
「決して伝えてはいけない」
「苦しい」
「優しくしないで」
「手紙を書くのはどうだろう」
「そんなことして何になる」
「書いたほうが辛い」
「これで想いを消せると思ってるのか」
「消せなくてもいい」
「おはよう」
「おはよう」
「「そしてまた朝が来る」」
 
2人の絞り出すような声色にめちゃめちゃ感情移入してしまって泣いた。いろいろ持っていかれました。
こんな短い時間で客を魅了するなんて、やっぱり役者ってすごい。
曲を歌う表情もすごく良かった。スタンドマイクがいい味出してる。
最後は背中合わせ。良い~~~~~~~~(語彙力の消失)
 
ラスト、「月の下で電話して」。
朗読テーマは「電話」。
「『もしもし。今日はありがとう』」
「まっすぐで明るい君。でも今日は少し元気がなかったな」
「何かあったなら話してほしい」
「こんなに好きになったのは人生で初めて」
「君が僕を変えた」
「さっき別れたばかりなのに、もう話したい」
「そう思っているのは、僕だけ?」
 
両端で歌い、途中で位置入れ替わり。
お互いにアイコンタクト取ろうとするんだけどなかなか2人のタイミングが合ってなくて可愛かった。
 
終了後、ライブパートの感想。
益「めっちゃ練習した。カラオケ行って練習して履歴見たら、New World、New World、New World、statice…みたいな。」
 
八「実は淳弥くんと2人でカラオケ行って練習したんですよ。俺ら2人で絶対行かなそうだよなって話しながら。お互いのソロ曲練習して、追憶レター歌うか!ってなったら入ってなくて。探し方が悪かったのかな」
益「まだ入ってなかったんじゃない?」
八「そうかも。で、この時間どうしようってなるじゃん。とりあえずU.S.A歌った。あと大塚愛の『さくらんぼ』」
榎「愛し合う2人~ってね」
八「『もういっかい!』つって」
 
●挨拶
ここで今後の展開についてお知らせ。
シーズン5、モンスターカフェドラマ化に加えて新規ソロ曲決定!
ア「また曲が増えるってことはさ、ライブイベントとかもできるってことだよ。もっと大きい会場で」
榎「東京ドームとか!?」
畠「まだ東京ドームは早くない?」
"まだ"ということはやる気だな?
このくだり、シーズン3-12のロケ回での八代さんの「自分らのことジャ○ーズだと思ってる?」を思い出して笑ってしまった。
東京ドーム公演楽しみにしています!!!!!!
 
締めの挨拶。
千「さっき祐さんのCDのことネタにしたりもしてましたけど、本当にみんなお互いの仕事とか気にしてて。アニメ見たよとか言いあったり。みんなの活躍を見て自分も頑張らなきゃなって思ってます。これからみんなそれぞれ大きな作品を抱えて成長していきたいです」
 
益「今池袋で8Pのパネルあるじゃないですか。あれを見た父親が家族のLINEに『武明が池袋にいるぞ!』って盛り上がって。そうやって家族に自分の仕事を知ってもらえるのが嬉しいです」
 
髙「2周年を迎えられたのは皆さんのおかげ。これからも続けていきたい。大切なのはお客さまの要望に応えること。ただひとつ問題なのは…(人差し指を立てる)」
ここで専務のあまりの専務感に耐えられなくなった客席から笑いが。
髙「なんで笑うの!?なに!?」
ア「いや、なんかセミナー感がすごくて」
髙「…問題なのは、僕らがやりすぎてお客さんが引いてしまうこと。だから何か要望があったらフロンティアワークスさんまで送ってください」
 
ア「初めてのイベントの後、解散した後に私からLINEでボイスメッセージを送ったんですよ。今日のイベント良かったな!みたいな感じのを。降りた後誰かと電話する振りして。でも誰も返信してくれなくて…」
八「それはその時まだみんな一緒にいて、『LINEってボイスメッセージとかできるんだね~』ってなってたの」
ア「その時に比べるとみんな仲良くなったなって。私から送らなくてもみんなボイスメッセージ送ってくれるようになったり。作品決まった時にそのキャラクターのモノマネして送ったりね。それが嬉しいです」
 
榎「8Pみたいに月イチとかで集まってやる仕事って他にないし、仕事っていうよりも生活の一部になってる。これからもあらゆる手を使って続けていきたい。そのためには皆さんの力が必要なので、皆さんも健康には気をつけていきましょう」
 
八「8Pって、企画としては家でやれっていうようなものが多いんだけど…この歳になってこれだけ仲のいい人たちに出会えて良かった。まぁこの人は違うんだけど(榎木さんを見る)」
榎木さん、アーサーさんと肩を組み2人で黙って八代さんを見つめる。
八「腹立つなあ…何も言わないのね。まぁそんな感じで奇跡の出会いだったと思います。これからもよろしくお願いします」
 
野「キャパ400人から始まって、2年でここまで大きな会場でイベントができるのは本当にすごいことだと思います。さっき借り物競争で、あっち(客席)の端まで行って会場を見渡した時になんかジーンとしちゃった。こんなにお客さんいるんだなって」
 
畠「トリ!?トリかぁ~俺けっこう口下手なんだよね」
全員うなずく
畠「俺普段話すときにメンバーの方向いて話すんですよ。そしたらけっこうみんなちゃんと聞いてくれてて。いい奴らなんですよ。収録の後にご飯食べに行くのも楽しみで。グループライン動いてるとおっ!何喋ってんのかな~って嬉しくなるし。なんか…青春をもう一回味わってる感じです。最高の出会いをしたので、これからも続けていきたい。みんなそれぞれ好きな人いると思うけどね!でも8人全員を応援してほしいです」
榎「祐くん青春終わっちゃってるの?」
推し~~~すぐそういうこと言う~~~~~
 
挨拶後、全員で「FULL VOLUME!!」。
最後の最後までU.S.A。突然カニ歩きでステージを移動しだす榎木・アーサーコンビ。
榎「いやこういう振りあるから!YouTubeで見て!」
 
退場時、千葉さんが「次は大阪で会いましょう~!」と言ってくれました。
 
終演後影ナレは八代榎木ペア。
榎「また拓とかよ~」
最後にみんなで「ありがとうございましたー!」で終了。
 
大大大遅刻だけどなんとかまとまった…。
本当に楽しいイベントでした!
朗読パートで癒されて、バラエティコーナーで笑って、ライブパートで盛り上がって、デュエット曲朗読パートでは泣いて。全てのポジティブな感情が動かされました。
8Pがいれば頑張れるなあと思った。
 
シーズン5、新規ソロ曲、モンスターカフェドラマCD化と今後もどんどん展開があって楽しみです。
8P気になってるけど…という方。今ですよ。
「絶対ハマるから手出さない」という声もたまに見かけますが、ハマったら楽しいし絶対「なんでもっと早くハマってなかったんだろう」って思うから。
まずは楽天TVで検索してみてください。シーズン1初回から最新回まで見放題だから。ね?
 
次はリリイベだ~~~~~!!!!楽しみ!!!!!!!!
 
※追記
今回のイベント、ライブパートが本当に素晴らしかったです。感動した。映像化は無理でもデュエット曲前のミニ朗読劇のパートはなんとかして世に出してほしい…お願いします偉い人。