★その真実に触れた時、人はきっと涙します。
皆さんおはようございます。
こんにちは、こんばんはです♪
朗報です!早くも「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が、Amazon Prime Videoで無料視聴可能になりました!
引用本: Yahoo!ニュースより
昨年末劇場公開され、とにかく話題になった作品ですごく興味があったのですが、タイミングが合わずに見逃していた作品です。
多額な宣伝費をかけたと言うよりは、口コミで広がっていった作品で、その人気ぶりは凄まじく、劇場でパンフレットが入荷するたびに即売り切れたとか!
廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。
目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。
あの男との出会い、そして二人が立ち向かった運命について。
引用元:コラボカフェより
昭和31年〜日本の政財界を裏で牛耳る龍一族によって支配されていた哭倉村。
血液銀行に勤める水木は当主・ 時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。
引用元:映画.comより
龍一族では、 時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。そんな中、村の神社にて一族の一人が殺される。
それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。
引用元:Movie Walkerより
鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものはー。
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』本予告[11.17(金)公開] - YouTube
引用元:鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎公式サイトより
この作品は、言うなれば、『ゲゲゲの鬼太郎 エピソード0』といった立ち位置の作品で、物語で活躍するヒーローが鬼太郎のお父さん、つまり目玉の親父(の元の姿)だったりします。
鬼太郎が生まれた背景がドラマチックに展開され、なぜ人間に味方するのか?といった謎が語られます。
子供の頃見た鬼太郎と言うと、悪い妖怪をやっつける人間の味方!強くてかっこいいヒーローで勧善懲悪なアクションアニメ作品だった記憶があります。
引用元: dアニメストアより
ただのアクションではなく、人にとって大切な事は何かと言うテーマもナチュラルに織り込まれており、子供心に学ぶ事も多かったような気がします。
今に続くシリーズ作で何度かリメイクされている上再放送の機会も多く、子供の頃ワクワクしながら見た人も多いのではないでしょうか。
引用元:Huluより
現代にはびこる妖怪との対決は、手に汗握るバトルでしたね。
(*゚0゚*)スッゴッイ!
それに対しこの作品は、昭和31年と言う人によってはまだ戦争の面影を引きずっており、田舎では戦前から続く昔からのしきたりがまだ息づいている時代です。
引用元:ORICON NEWSより
画面全体を通して、コンプライアンスへの配慮がまだまだ希薄であった昭和という時代の空気感が見事に映像化されている点が秀逸です。
電車の中では大人たちが吸ったタバコの煙が充満し、子供が咳き込んでいても気にする素振りはありません。
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』本編映像(鬼太郎の父たちの運命の出会い) - YouTube
今見るとまるで異世界のような感じがして、「なるほど、妖怪がいても不思議では無いのかも!」と思わせてくれます。
作品全体を通した雰囲気はどちらかと言うと横溝正史の金田一耕助シリーズが1番近いと思います。
引用元: DMM TVより
ある種法律より村の掟の方が絶対とされていた田舎において、様々な利権と間違った信念がベースとなったオドロオドロしい物語が展開されます。
真に恐ろしいのは人の業とよく言いますが、この作品に登場する人の業はあまりにも深すぎます。
もちろん、鬼太郎と言うだけあって妖怪もたくさん登場しますし、目玉おやじ(の元の姿)がスタイリッシュに戦うシーンは令和の作品ならではの痛快さがあります。
(o'ヮ'o)おぉ♪
さて少し唐突ですが、皆さんはゲゲゲの鬼太郎の元となった「墓場鬼太郎」と言う作品はご存知でしょうか?
本がまだ高価だった時代、貸し本屋さんに並んでいた作品だそうで、通常であれば目にする機会はないのですが、復刻版も発売されており、今に続く鬼太郎が有名なおかげかその画像を目にする事は叶います。
引用元: Amazonより
自分が子供の頃、少年雑誌の特集(だったと思います)で、鬼太郎の原作はコレだ!といった記事で目にした事がありました。
断片的にしか覚えていないのですが、そこに描かれていたのはアニメで活躍する鬼太郎の面影はなく、全身が包帯に包まれた男性の妖怪と、おいわさんのような女性の妖怪の骸が横たわっている描写です。
次に覚えているシーンは石を積んで作った墓の下から赤ちゃんが這い出てきて鬼太郎が誕生するシーンと、全身が包帯で包まれた男の片目がポトリと落ち、目玉のおやじが誕生するといったシーンです。
引用元:ファミリー劇場より
あまりにもショッキングすぎたので、子供心に「これは無理!」と思ったのは言うまでもありません。
(><)
おそらく特集を組んだ人もそのギャップを狙っていたのでしょう。
そのイメージは今でも続いていたのですが、この作品を見た後評価は一変し、このシーンを思い返すととても切なくなります。
エンディングでは、今風にクリーンナップされたこのシーンがエンドクレジットとともに背景に流れるので多くの人がそう思ったに違いありません。
惜しむらくはPG12指定作品であり子供たちは見る事ができないことです。
引用元:映倫公式サイトより
ただ残虐的なシーンは少なく、直接的な表現は避けてぼやかしている表現も多く、指定を設けるかどうか審査側も悩んだのではないでしょうか。
まぁ作品全体の雰囲気が先ほど述べたような、今となってはコンプライアンス的にアウトな表現が過分に含まれているのが審議の対象で、劇場版と言う形をとったのは納得ではあります。
大人向けに作られたゲゲゲの鬼太郎。
鬼太郎誕生の真実に触れたとき、きっとあなたも涙する事でしょう。
残り少ないゴールデンウィークのお供に、Amazon Prime Videoで「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を鑑賞してみてはいかがでしょうか?
オススメです★