お年寄りは、深い・・・深すぎる・・・。
私は、今年の五月に、パーキンソン症症候群の症状を、緩和させるための手術<DBS手術>を、受けました。二月から、近所のデイサービスに、通っていました。
ほかの利用者の方は、後期高齢者の八十歳台後半から九十歳台後半の、方々でした。
平易な言い方をしますと、足腰がかなり弱っておられる、独居老人や、同居しているお嫁さんと良好な関係が築けず、険悪な、人間関係に耐えておられる、御隠居さんが、パターン的に多かったです。
この時に一番仲良くしてくださったのは、Aさん(89歳)のおじいちゃまでした。明るくて、働き者で、快活な方でした。独居老人だと、伺っていました。お身内の話は、一切Aさんは、為さいません。他の方と身内の話をしている時に、ずけずけと、突っ込みを入れる、おばあちゃんが、Aさんに一言・・・
>>> Aさん、そーいや、嫁さんの話を一切、しないけど、生きて るの???
その、おばあちゃんの、一言で、好々爺の、素朴なAさんが・・・今迄見たこともない様な、ラテン系の超シリアスな、劇画調のキャラに、変貌を遂げたのです。
>>> 嫁??? あの女は、俺の全財産3千万を、持ち逃げして、 トン ズラさ。
それから、思いもよらない、Aさんの、打ち明け話に・・・呆然とするのでした。
<続く>