ちょっぺこ日記

日々雑感や本の感想、息子の不登校のこと、自分の病気のこと(癌やパニック障害とか)等をつぶやいています。

GWの広島旅行。

急遽、思いつきで広島へ行ってきました。

(長野にも行ってみたかったが、東京から近い場所だと混むかなぁとか。息子が適応指導教室で最近、仲良くなった中学生が自衛隊とか戦艦とかの話をしてくれたようで、じゃあ、「大和ミュージアム」行ってみる?といった流れで、広島行きが決定^^;)。

 

しかし、広島…遠かったなぁ。距離をよく考えずに車で行ったものだから、7時間ほどかかりました。

1日目は呉市へ。大和ミュージアム、鉄のくじら館を見学したり、ちょっとバスに乗って海上自衛隊の潜水艦が停泊している場所を観に行ったりしました。

ゴールデンウィークだからか人人人。大和ミュージアムは入るまで行列ができていて、中も人が多く、あまりじっくり見れてないのですが、まあ、雰囲気は味わったかな。

戦艦大和の10分の1模型が展示してありましたが、かなり大きい。巨大な船だったんですね。

アメリカが戦艦を量産するのとは逆に日本は質の高い高性能な戦艦を作ろうということで開発された大和。零戦といい、戦時中の日本の技術力は優れていたのかもしれないですね。

(とはいえ、資源がない国だから、戦争をしても負けるのはわかっていただろうに…)。

 


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この世界の片隅に』という漫画の舞台でもある呉市

壁面にイラストやロケ地MAPが描いてありました↓。

ホテルで漫画を読み返して、「なるほど、あの場所があっちの方で、あの病院があれかぁ」と興味深く景色を見れてよかった^^。(海軍病院が今の国立病院になっているようでした)。

 

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呉市で呉焼きという広島風お好み焼きを食べて、宿泊。

2日目は広島市平和公園へGO。

広島平和記念資料館で原爆の資料や展示を見る。ここも観光客でいっぱいでした。外国の方が多い印象。展示の前にたくさん人がいて、前に進むのも大変。じっくり展示物を見る余裕はなかったです。

ただ、原爆で亡くなった方の大量の白骨遺体の写真や、焼けただれた姿の写真、焼けた衣服やお弁当箱、三輪車など……凄惨な様子がわかる展示物は見えました。

息子が深刻な表情で黙って展示を見ていて、「怖かった」と後で感想を言っていました。そして、戦争なんて嫌だ、ロシアやイスラエルは駄目なことしている、と言っていました。

「広島に原爆を落としたのは、アメリカだけどね」とさらりと話しましたが。ドイツのホロコーストも、アメリカの原爆も(原爆だけでなくB29での空襲も)、民間人の大量虐殺という点では変わらないのではないかな…と個人的には思いますが、「勝てば官軍」なのかもしれません。

いずれにせよ、どの国が悪いとかどの国が正しいということはなくて、戦争はどのくにも悪いんだと思う。勝っても負けても。

 

資料館の後は、原爆ドームを間近で見て、平和公園内をぶらぶらして、岐路に着いたのでした。

お昼ごろに広島を後にしましたが、福井に帰ってきたのは夜…。舞鶴若狭ルートで帰ったから、大阪京都経由するよりはかなり時間短縮にはなったはずなんだけど、やっぱりGWは混みますね。

 

 

 

適応指導教室に行けてる。

息子が適応指導教室の方に行くようになっている。

しかも、午前から行っている。

さらに、午前中は3コマとも勉強したらしい(昨日)。

信じられない! ←って失礼かな(笑)。

 

適応指導教室の午前中は、50分?×3コマの設定で、何をするかは自分で時間割を決めて行う。一応、勉強タイムとなっているのだけど、勉強以外のことでもいい。

最初は午前中から行くこと自体が難しくて、行こうとして癇癪を起したり、体調不良になったりという感じだったけれども、ここ最近は「疲れるなぁ」とは口にするけど、スムーズに朝から行っている。

そして、漢字ドリルをやっているらしい。今、小学校5年生だけど、4年生の勉強がまだ終わっていないので、コツコツ4年生の漢字を書いているのだとか。

 

ものすごい進歩だ…。

 

まあ、学校の方には行けてないけどね。

毎朝、アプリで欠席連絡をしている。

担任の先生からは「元気ですか? 具合悪いなら無理しないでね」という言葉。

たまにもらいにいく連絡物の中にはクラスメートが毎日書いてくれている「明日の時間割」や「早く元気になってね」「待っているよ」という手書きのメッセージ。

 

(病気じゃないから元気なんだよなぁ)

(プレッシャーを感じるなぁ)

 

と私自身は思ったのだが、淡々と「クラスの子のメッセージ書いてあるよ」と息子に伝えてみた。

そうしたら、「え、何かプレッシャー感じて嫌だなぁ。読まない」とさ^^;。

 

(まあ、そうだよね…)

 

クラス替えでクラスメイトも半分以上は知らない子だろうし、息子のために毎日、連絡を書いてくれる子たちにも申し訳なさを感じる。よく知らない子に「早く来てね」とメッセージを書くその子らも大変だろう。

 

(手書きのお手紙は不要です、と言いたい…)

 

モヤモヤしながらも、でも、先生の好意を無にするのも忍びなくて、そのままにしている^^;。何かモヤモヤするのだけど…。

 

大野市の七軒通りで畳づくり体験。

特に行き先を決めぬまま、車でぶらりとドライブ。

何となく大野市に行ってきました。

七軒通りで露店が出ていて、そのうちの一つで息子が畳づくりを体験。

自分で好きな色や形の畳とへりの生地を選んで、へりをつけていく作業です。

 

↓へりの生地を畳に大きいホッチキスでとめて、トンカチでとんとん。

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↓畳の表、裏の計4か所を固定しました。f:id:Nonapenta:20240428154353j:image

 

↓裏面にシールになったフェルト生地を貼り、ひっくり返すと完成品!
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お店の人が手取り足取り教えてくれて、息子でも上手に作ることができました^^。

他の露店では、木製の一輪挿しを買ったり、エスプレッソレモンソーダ(レモンソーダの中に冷たいエスプレッソを入れた飲み物。おいしい…初めて飲む味でした)を飲んだり(息子はソーダフロート)。

 

4月とは思えぬ暑さでしたが、ちょこっとお出かけを楽しめたので、よかったよかった。

帰宅後、庭のパンジーを切って、一輪挿しに生けてみました↓

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ちょっと滅入っていたけれども。

最近…というか、相変わらず息子の不登校問題に対応してへとへとになっている。

昨日も適応指導教室に行くと言っていたのに、時間になったら急に気持ち悪いと言い出す息子。

「無理しなくてもいいんだよ」と言うのだが、怒り出す。行けと言っても怒り、行かなくてもいいと言っても怒る。毎度のことだけど、疲れちゃいます。

特に昨日は大荒れで、泣き叫ぶ癇癪。物を投げてくるし、叩いてくるし、もう散々。こっちもカッとなりかけていたので、距離を置こうと、「少し向こうの部屋に行ってくる」と伝えると怒り、しばらくするとやってきて、また癇癪。

「あっちに行け!!!」と怒鳴り出すので、じゃあ、あっちに行くよと言うと、それはそれで怒り出す。

もう本当にどうしろというの???

 

結局、昨日は私がもう限界で(←昨日に限りませんが^^;)、家を飛び出た。

元々、心療内科の受診日だったので、一旦、誰もいない実家でぼーっと時間をつぶしてから、病院へ。

まずは約1時間のカウンセリング。最初に今日はひどかったんです、と息子のことを話していると、涙が少し滲んで、涙以上に鼻水がずるずると…。大泣きすると、過呼吸起こすので、私は大泣きはしないんですが(辛いので)、内面は大泣きです。

「大変でしたね」と優しく話を聞いてもらえて、「そういったお子さんの言動で辛いというお母さん多いんですよ」と言ってもらえる。その手の専門家に、同じような悩みで他にも悩んでいる人がいると言ってもらえると、何だか、ぐっと気持ちが楽になりました。

自分だけじゃない。悩んでいるのは自分だけじゃない。

と思えると、どうして楽になるのでしょう。

それから、ペアレントレーニングの講義を続けました。今の息子のこの癇癪に対してどうアプローチしたらいいのか、アドバイスをもらって、次のカウンセリングの日までに試してみましょうと。

好ましくない状況、どう対応したか、結果どうなったか等の記録をつけてくださいと。

うん…。ついつい感情的になってしまう自分ですが、自分は心理学の実験をしているのだと思って、淡々と記録して、トライアンドエラーしていきたい…(そう思わないとやってけないよ)。

 

カウンセリングの後は、心療内科の医師の受診。

こっちは5分程度で状況を話して、お薬をどうしますか?とあっさりしたものです。イライラに加えて、最近、落ち込み、やる気が出ない、ぼーっとしてしまう、鬱々…といった症状が増えましたと話したら、薬を追加されました。漢方薬だけど(まあ、漢方も結局、薬だから肝機能障害とかには気をつけなくちゃいけないけど、依存はないかなと)。

 

 

そんなこんなで1日が終わる。

はあああああ、一体、どうなるのか。考えると、悪い想像しかできないくて、もう考えることにも疲れちゃって、あー、息子が将来、引きこもりニートになる可能性よりも、中東戦争からの第三次世界大戦勃発の方が可能性高いかもしれないと妙な思考になり、もしかしたら未来の自分は「不登校で悩んでいたころが懐かしいわ…平和で幸せだったわね」なんて回想しているかもしれない…と妄想し、そうか、そうか、違った未来から見たら、今は幸せかもしれないと納得するのでした。

 

…納得しているのか? わからない。

最近、アンネ・フランクの伝記(漫画)や『増補 普通のひとびと:ホロコーストと第101警察予備隊』という本を読んだのだけど、そういう時代に比べるとね、息子の不登校は大した問題じゃないのかもしれないね(いやいや、今の私には問題なんだけど)。

 

(『普通の人びと』の感想はまだ別記事で書きたい。結局、戦争という状況に陥れば、どんな人間も虐殺行為を行うってことなんだと思う。だから、状況を作らないことが一番、大事。不穏なご時世だが、どうなるのかな…)。

 

 

 

【映画】「マダム・イン・ニューヨーク」

 

 

観ようと思ったきっかけ

 『セクシー田中さん』という漫画の中で、主人公が落ち込んでる同僚にこのインド映画を紹介している場面があり、気になっていました。

 

今日観た映画の中に似たようなセリフがありました

”恋は要らないの”””欲しいのは尊重されること”

主人公は夫と娘に毎日雑に扱われてすっかり自信をなくした主婦で でも ここではないどこかへ連れ出してほしいわけじゃない

彼女はしっているんですよ。

”自分を助ける最良の人は自分”だって

 

 どんな話なんだろうとずっと気になっていて、ちょうど息子のCDをツタヤオンラインで借りるついでに映画も借りちゃいました。

(脱線しますが、『セクシー田中さん』、とても面白い漫画で続きが出るのを楽しみにしていました。作者の方が亡くなってしまい、とても残念です)

あらすじ

 インドで夫と2人の子どもと暮らす専業主婦のシャシ。朝、早く起きて、朝食を作ったり、家事をしたり、家のために献身的に生活していました。

 ただ、シャシは英語が話せないことがコンプレックス。英語を話すことができる夫や年ごろの娘は、そんなシャシを笑ったり、馬鹿にしたりします。特に娘は、思春期なのか、英語が話せない母親が恥ずかしいのかシャシに辛辣な態度を取ります。

 ある日、ニューヨークに住む姪の結婚式の準備のため、単身ニューヨークへ行くシャシ。でも、英語がほとんど話せず、辛い思いをします。

 そんなとき、4週間で英語が話せるという英会話学校の広告を見て学校に通うことに。様々な国からやってきた仲間たちと英語を学び、上達していくシャシ…。

 

感想

 私も英語が全く話せないので、英語が話せず苦労するシャシの様子に、まるで自分がそこにいるかのようにドキドキ緊張してしまいました。ニューヨークのカフェでうまく注文できず、店員から冷たくあしらわれるところや、一人で英会話学校に行くため地下鉄に乗るところとか、もう見ていてハラハラしました。

 でも、勇気を出して一歩踏み出した主人公が、一生懸命、仲間たちと英語を勉強していく姿は、とっても生き生きしていたのが印象的でした。何か目標をもって頑張ると、人って輝いていくのですね^^。

 それまで、シャシは夫や娘に下に見られていて、自分に自信が持てなかったのだけど、英語が上達するにつれて、自信がついて、ますます魅力的に…(もともと魅力的な女性なんです。美人だし)。

 英会話教室の仲間もよかった。それぞれ違う環境、境遇、民族が違っても、同じ教室で時間を共有することで仲良くなっていく。そういう仲間ができて、うらやましい。

 途中で、母・妻としての自分、一人の女性としての自分。主婦として母親として前者を優先せざるを得ない状況になっていまって、苦しむシャシに「あー、自分の目標のために行動して!」と強く思ってしまいました。まあ、家族がいるとそれがなかなか難しいのだけどね。

 紆余曲折ありながらも、ラストの結婚式のスピーチは感動しました。

 

 

月曜日、少しだけ登校。

月曜日の朝、学校に行くということで、児童玄関まで送ってきました。

他の子どもがいると嫌だというので、学校に行く日は、皆が登校する前の早い時間帯に行っています。

今朝もまだ誰もいない児童玄関。

行きたくないという気持ちと戦っているのか、不安なのか、何度もこちらもちらちらと見てきましたが、「いってらっしゃい」と手を振ってその場を後にしました。

 

多分、早い時間に早退だろうなぁ~と思いながら、自宅で掃除しながら待つこと、1時間半ほど…9時頃に担任の先生から電話が入りました。

「今日、少しだけでも来れて頑張ったね、と伝えました」

と担任の先生。ありがとうございます(><)。

 

お迎えに行くと、結構、元気そうでした。

過去と比べると、ですけど。前は青ざめた顔、暗い表情で帰ってきて、えーんと号泣することもあったので。

今日は、「ごめんね、ちょっとしかいれずに」と口にしていましたが、元気そう。よかった。

その後も、少ししかいれなかった、授業を受けられなかった…と自分ができなかったことを口にして、ごめんねごめんねと謝るんだけど、

「ちょっとだけでも行けたじゃん。できたことに注目しようよ」

と何度も伝えて、少しだけ落ち着いた様子でした。

 

「今日、月曜日で、行くのすごく辛かったけど、ちょっとだけ行けたよ。明日も頑張ってみるね」とな。

少しずつ行けるようになるといいね。

(行けなくてもいいとも思っているけど、本人が行きたいと思っているうちは応援したいと思います)。

 

 

海。

今日は朝から地域の公園の草刈り作業をし、その後、午前中は畑に新しく野菜の苗を植えたり、花の苗を植えたりして過ごした。

朝が早かったせいか、昼下がりにはどっと疲れてしまい、ちょっとお昼寝して、そこから近くの海にドライブ。

息子と夫は岩場で生き物を探したり、海に石を投げたりして、楽しんでいた。

 

いい天気で、海はいい風が吹き、心地よかった。癒される~♪

ふと夫が「去年の職場にいたときに、ここで息子と遊んだけれども、そのときは仕事のことが頭から離れなくてリラックスとかいい気持ちなんて思えなかった」という話をした。

今年度から新しい職場に異動になった夫だが、昨年度までは仕事内容も性に合わない、職場の人間関係もよくなかったそう(年下の女性に「おめーらは! 仕事できねーな!!」と言われたとか。こわっ!←その女性のせいでここ数年で3人ほどが精神疾患で休職したらしいが…パワハラ??? そんな人、今の時代にいるんだ…と驚き)。

 

夫は、メンタル強めな人間だと思うのだけど、それでも色々ストレスを感じていたのだなぁ。

 

さて、息子の方は、どうしたのだ?と心配になるほど、朝から草刈りしたり、急に勉強しだしたり、「明日は学校に行く」と言ったり、やたら精力的です。

(……張り切らないとできないってのは、心配なんだけどね。心配している雰囲気は出さずに、「今日は色々頑張ったね♪」とさらりと伝えたのみ)。

 

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