田で出会った鳥たち など

苗とケリ 6月3日 5:21

 ケッケッケッと甲高い警戒の声。多分そう遠くないところに子供がいるのでしょう。良く通る声です。この声にこたえるつがいの相手(多分)の声も背後の田から。

苗とケリ その2  6月3日 5:19

 田にとけるケリ。ピントは苗にとられました。

ダイサギ

 視線の方向は朝の東天。えさ取りの合間。

伊吹山遠望 田とダイサギ

 ここ数日伊吹山、養老山地、鈴鹿山脈がきれいに見えます。田の向こうの伊吹山

田に映る朝の空の上で ダイサギ 6月1日 5:16

久しぶりのモズ

 どうも今年巣立ったヒナではないかと。散歩から帰ってくると隣家の畑にいました。今年は我家の果樹畑で巣は営まなかったので観察頻度が少なくて少々残念でした。来年は我家を選んでもらえるように環境整備に励みたいと思います。

今朝の月と火星 6月3日 3:56

 月齢25.7の月と火星です。火星の小接近は来年1月なので、まだまだ見頃ではありません。最近は見ごたえのある木星土星は皆太陽の近くで、望遠鏡を持ち出す機会があまりありません。

今朝の日の出 6月3日 4:48

 大気の透明度は高い方でしたが、雲がでました。しばらく梅雨入り前の晴天が続く予報です。

今朝の風景 6月1日

日の出前の東天 4:36

 東のスカイライン 左よりに中央アルプスを背景にならぶ名古屋駅のスカイスクレーパーたち、右に台形状の恵那山の高まり。本日の日の出は恵那山より。

夜明け前 朝焼けの中に木曽の御嶽山乗鞍岳 4:26

 木曽の御嶽山(右の高まり)、乗鞍岳(中央左の少し低い高まり)。槍ヶ岳の山塊もその左になんとか見えましたが、この写真では難しいかもしれません。

中央アルプスを背景に名古屋駅のスカイスクレーパーたち 4:32

 一番左のビルの左側の山塊が、中央アルプス木曽駒ヶ岳。一番右のビルの右隣から、空木岳、南駒ヶ岳、仙崖嶺、越百山。

恵那山とその向こうの南アルプスの影 4:27

 恵那山上空の山岳の影。残念ながら背景の朝焼け雲がきらびやかで、山の影が薄くなってしまいました。恵那山右肩よりななめ上にのびる幅の広い影は多分白峰三山北岳間ノ岳農鳥岳)、恵那山上空に右斜め上に伸びる二つの影は仙丈岳甲斐駒ヶ岳でしょうか? 影同定はまたの機会に。

明けゆく東天のスカイライン  ワイドアングルで  4:27

山の名

恵那山上空の朝焼け雲 4:37

恵那山の台形の山頂部、そのほぼど真ん中に顔を見せた今日の朝日 4:47

 6月に入り、約3週間後に夏至を控え、日の出位置の北への移動もだんだん小さくなってきました。恵那山は台形状の幅の広い山で独立峰です。私の辺りからでも太陽の視直径より山体の方が大きく見えます。

恵那山に昇る太陽 ダイヤモンド恵那山 4:49

朝日が差し込み、散乱光でかすむ御嶽山 4:51 

御嶽山まで107Km、途中の大気に太陽の光が差し込むと散乱光のためにかすんでいきます。

田植えの終わった水田に映る今朝の空 5:08

 本日の作業は抜けているところに苗を手植えすることと、人家に隣接する田の畦の防草シートを張り替える事でした。

 あたたかいので早くもアオミドロとアミミドロが大量に発生しています。対策をこれからしてきます。

今の畑・果樹畑の様子

熟して落ちた梅の実、収穫が始まったナス・キュウリなど

 梅は既に10kgほど青梅で収穫して梅酒・梅ジュースに漬け込みました。今は木で熟して落ちた実を拾い集めています。梅ジャムになる予定です。熟した梅の良い匂いがしています。

ブルーベリーの実

 スモモの木の近くにあります。今年はいずれの木もたくさん実を付けています。スモモの木の辺りは、ムクのヒナも巣立ったらしく、ムクの集団がピュルピュルと賑やかなので、熟したら即収穫しないと人の口には入りません。例年半分以上が鳥たちのもの。この写真の二個は、早速奥様と一個ずついただきました。

ブルーベリーの実 別の木

スモモの実

 熟すのはこれから。こちらもムクとの収穫競争が待っています。

膨らみ始めた柿の実

 収穫は秋ですが、これからカキノヘタムシの食害が始まります。カキノヘタムシは実の付け根に入って実を落としてしまいます。5年程前までは収穫0という年もありました。最近は、有機農法でも使用が許可されている、食べた虫のおなかを下して成長を阻害して駆除する天敵農薬というのを使うことで実の生き残り率を上げることが出来ています。ですが、収穫の秋になるとやはり鳥さんたちとの収穫競争となり、これも半分近くは鳥に持って行かれます。

 カメムシの大発生が言われていますが、今のところこの辺では見かけていません。カメムシに吸われると吸われた周りがスカスカになってしまいますが、最近は自家消費や友人隣人親類へのお裾分けが中心で出荷してないので、見てくれの悪いのは自家消費となっています。今のところあまり気にしていません。

キーウィの実も膨らみ始めました

 あっという間に花が終り、実が膨らみ始めています。こちらは鳥との収穫競争になった事がほとんどありません。表面に付いている短く固い毛が嫌いなのかもしれません。ちなみにこの毛はスーパーなどへ出荷する際には生産農家や組合によってきれいに除去されています。

 果樹の受粉に活躍していたクマバチは相変わらず剪定枝や枯木に穴を空けて巣作りをしている様です。花粉が幼虫の餌と聞いていますが、今の時期どこで花粉を集めているのでしょう?田んぼの畦島にあるスイカズラかな?

さて畑の方 キュウリの花 モンシロチョウがあっちむいてとまっています

ナスの花となり始めたナス

トマトの花

早くもなり始めたトマト

 野菜の花を見ていると、モンシロチョウが良く蜜を吸いに来ています。今の時期、モンシロチョウもよく働く受粉係です。スモモの木の畑寄りには、春先のハルジョオンに続いて、今の時期ヒメジョオンが花畑を作っていて蝶や虫が良く来ていますが、どうやらそのおこぼれで、野菜の花にモンシロチョウがたくさん来るようです。草を愛でる効用?

ヒメジョオンベニシジミ

 ベニシジミが野菜の花に来ているのは見たことがありません。野菜の花に比べてストローが短すぎるか?

ズッキーニの根元のヌマガエル ズッキーニの株はまだこれから成長します

 畑や果樹の下にはたくさんヌマガエルがいます。どうやら上から落ちてくるウリハムシなどの虫や、マルチ代わりに敷いてあるわらの下や草はえの地面にいる虫などを食べているようです。

 ヌマガエルは近隣の田で繁殖。成長すると陸へ上がって我家の畑や果樹の根元にたくさん現れます。足の踏み場も無いぐらいと言うのは少し大げさですが、本当にたくさんです。

田のカイエビ

 昨日の雨で田が満水になって植えたばかりの苗が水没したのでまず水抜き。ついでに草刈り&観察。

カイエビたち

 どれがカイエビ? 薄茶色の楕円形でちょっとヌメッとした奴らです。大きさは大きくても5mm程度。毎年この時期田でよく見かける生き物なのですが、今年は多いような気がします。

動いている様子を動画で

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 良く動き回っています。二匹がT字型の一体なっているのもいます。交尾中です。

次は昨年の撮影ですが、低倍率の顕微鏡で見たもの

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 二枚の貝殻のなかにエビが入っているのがわかります。なので貝エビです。

 今の時期の田の水中の生き物としては、すでに報告したカブトエビホウネンエビ、そのほかにカエルたち(ナゴヤダルマガエル、ヌマガエル、アマガエル、トノサマガエル)、小さなオタマジャクシたち、大小いろいろなドジョウ(最初の写真の中にも小さいのが一匹います。わかりますでしょうか?実はその右隣の水底の二つの影もドジョウだと思います。)、タニシなどの巻き貝たち(最初の写真の中にはサカマキガイがいます)、そして数え切れない数のミジンコ。今日の田ではトンボ(種類?)が卵を産んでいたので、その内ヤゴも出てくるでしょう。

田植えの後の田の風景

田植えの終わった田んぼ

 この田では、ホウネンエビカブトエビの誘惑を振り払ってまっすぐ前を見て田植機を運転したので、比較的まっすぐに植わっています。

植えたばかりの初々しい苗 雨粒の波紋と

 昨年より株間を1.3倍にして、レンゲで養生した肥料の一株当たりの割り当てを増やすようにしてみました。最近の夏は暑いので、風のながれも少し良くした方が良いかなと言う気持ちもあります。また一株当たりの苗の本数も少なめにして、苗の株わかれ(分けつ)が盛んになり、株がしっかりしてくれることを期待しています。さてどうなりますやら。

田のチュウサギ ご近所の田で

 このご近所の田にも餌になる生き物はたくさんいますので、サギなどの鳥が良く来ています。ご近所の農家さんたちもお金のかかる農薬などは使わなくなってきています。ちなみに苗の並びがまっすぐではないように思われるかも知れませんが、植えた方向とは直角の方向から見ています。ご近所の農家さんの名誉のために。

田の隅で集うホウネンエビたち

 水面に浮いている細長いのは皆ホウネンエビです。この田のホウネンエビの鰓脚は緑が薄いです。天気が小雨だったからそうみえるのか?もう大きくなって卵を持っているのもいるようなので、成長の時期によるのか?環境が違うからなのか?まさか種類が違うとか?疑問は次々湧いてきます。

田植えの前日 田で獲物を狙うアオサギ

 この田で確認したのはカブトエビホウネンエビ、ヌマガエルですが、この子のいる辺りで良く動き回っていたのはカブトエビでしたので、多分カブトエビを狙っています。

アオサギの若いのとゴイサギの若いの

 田植えの前日 少し遠くの田のアオサギの若いのを狙っていたらゴイサギの若いのもその向こうにいました。茶色のゴイサギの幼鳥はうまく背景にとけていて最初は気がつきませんでした。

クチナシの花満開

 からになった苗箱の片付けをしていたら、庭の隅の一人生えのクチナシの木が満開でした。良い匂いがしています。

 今日は一日雨、夕方には雨脚が強まりそうですが、今のところ作業のない休息日の予定です。

田のホウネンエビ

 5月25,26日と田植えでした。25日は快晴の空の下、この辺りの農家は一斉に田植えで、普段めったに人に会わない田んぼの農道ですが、あちこちに田植えをする人たちがいて混雑していました。

ホウネンエビ

 今年はホウネンエビがたくさんいます。緑のえらのようなもの(鰓脚)を動かして泳ぎます。なかなか俊敏です。周りにいる小さい楕円形の生き物はミジンコです。ミジンコは田に水が入ると一斉に湧き出して膨大な数います。

ホウネンエビの泳ぐ様子

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 田んぼの中にいたのを愛用のひしゃく(年代物の金ひしゃく:水中の微生物を観察するのに使っています)ですくって観察。

田んぼの中での様子

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 動いている緑のがホウネンエビたち。代掻き・田植えで白く濁った水の中なのでコントラストが悪い上に、カメラがピントを捉えきれておらず少しぼけていますが、こんな感じでたくさん群れています。

 ホウネンエビカブトエビをみつけてよそ見をしていたら、田植えの列がくねくね。太陽フレアで位置情報を間違って認識して列をくねくねさせてしまった自動運転田植機のニュースを思い出してしまいました。田植え後の田の様子などはまた次の機会に。

今朝の風景 5月24日

西に傾く花の満月と川面の満月ロード 5月24日 4:18

 薄雲がかかって柔らかな光のフラワームーン(花の満月)でした。

今朝の日の出と東天の雲の様子 4:53

 伸びゆく朝の光と雲の陰影。

恵那山南の山稜からの今日の日の出 4:49

昇りきった今朝の太陽 遠くの鳥と 4:54

田のしらうみの風景 風もなく 5:13

鏡の向こうの世界とこちらの世界 朝の太陽 5:14

 今日は西に傾いた満月が主目的の散歩でしたが、朝日の風景がまた美しい朝でした。カメラが間に合いませんでしたがキツネにも出会えて、これまた良きかな。キツネ君、ゴミ袋をくわえていました。子育て中?苦労が絶えませんね。お疲れ様。