学歴だけはある姉と知的障害の妹

学歴?知的障害?その評価に偏見はないですか?

いじめ3

前回

いじめ2 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹

 

呼んでほしい名前で呼んでもらえない
これはいじめでしょうか

 

彼女はいじめだと思っていません。

 

―彼女の環境―

なぜいじめだと思わなかったか
鈍感なのもあるけど彼女には「さん呼び」している幼馴染がいたからです。

彼女の中学校は5クラスあって、
別のクラスの小学校からの友人とは関係が変わっていませんでした。
彼女には「(名前)」と呼び捨てしてくれる幼馴染がいて、
その幼馴染のことを彼女は「(苗字)さん」と呼んでた。
(同じ部活で、部活以外の日も含めて一緒に下校する仲良い子)


めっちゃ仲良いけど、
基本助けてくれる、世話焼いてくれる人なので、
なんとな~く、さん付けしてて、
気付いたら自然とさん付けが定着してて。。
だからさん付け=距離が遠いってわけでもなくて。。
そんな感じで自分もさん付けがフィットしてしまうような印象なのかな~って
「わたしあの子みたいにはしっかりしてないんやけどな~」
と思っていたようです

 

―1学期中間テスト―

塾に行ったことがない彼女にとって、
初めて自分の順位を知る中間テストがやってきました。

彼女はびっくり!意外と成績よかった!
そして幼馴染が意外と低かった!

幼馴染「(名前)、成績表みた?みてもいい?」
彼女「見たよ~びっくりだった。みていいよ~。」
幼馴染「え、あんた頭良かったん!嘘やん。私の方が悪いわ」
彼女「ほんま?」
お互いの成績表を見て
「自分がそっちの成績ぐらいだと思ってた~~!」

幼馴染「そういえば無抵抗に成績表見せてくれたけど、他の人にも見せた?」
彼女「えっとね、同じクラスの人が見てた」
幼馴染「ん?見せたじゃなくて見てた?成績は隠しとくんよ普通。」
彼女「あ、そうなん!だからか~いい成績だったからって自慢?って言われた」
幼馴染「あんたの性格知らんとな~。片づけずに放置してたんやろ?」
彼女「そう。今度から気をつける。通知簿とかも?だよね?」
幼馴染「高校はランクが明確で、進学の時に成績は大事だから」
彼女「あ~。親越えなさいって先生が言ってたやつ~。1年から関係あるんか…」

ーーーーーー

彼女「あのさ成績いいと、呼び捨て・ちゃん呼びしづらいかな?」
幼馴染「なに?別に急にさん呼びにはせえへんで。え、呼び方変える?」
彼女「いやいやいや、今のままがいい!今クラスで(苗字)さん呼びだから、、」
幼馴染「あ~。」
彼女「成績バレたら、余計にひどくなるんかな~と」
幼馴染「仲良くならないとこのマヌケ、ポンコツがわからんからな~。話してくれそうな子にさん付け嫌やって言ってみたら?」
彼女「う~ん。うまく喋れたら言う」
幼馴染「人見知り?がんばれ~。」
彼女「うん。頑張るわ」

 

彼女の(名前)で呼んでもらいたい挑戦は続きます。
「さん呼び問題」1学期間(約4か月)引きずります。


呼んでほしい名前で呼んでもらえない
これはいじめでしょうか

いじめ2

皆さんはこれをいじめだと思いますか?

 

これが前の最後の文ですね。
(1記事1記事長すぎるんで、途中で区切ってみることにした)

前回

いじめ - 学歴だけはある姉と知的障害の妹

 

友人で「(名前)ちゃん」「(名前)」呼び捨ての関係だった子たちに
ある日突然「(苗字)さん」と呼ばれるようになる
鈍感中1女子の彼女はいじめだとは思いませんでした。

 

―しばらく続きます―

bちゃん(苗字)さんさ、真面目ぶりっ子だよね。今日も教科書読んでんじゃんw」
彼女「勉強苦手だし、塾行ってないし、読んどこうと思って💦」
bちゃん「あっそ。教室で教科書読んで、真面目アピールじゃん気持ち悪い」
彼女「ん~。あのできれば名前で呼んでほしい。さん付けされる感じじゃ…」
bちゃん「え、やだ。真面目なら(苗字)さんの方が似合ってるよ。ね~」
取り「うん。」「(苗字)さんって感じ」「いいじゃん"優等生"な響きだし」

 

彼女はあんまり嬉しくなかったけど、
「似合うなら仕方がないか。」と思った。
(名前)ちゃんが似合うのってどんな振る舞い方かな?みんなと何が違うかな?」

 

呼んでほしい呼び方で呼んでもらえない。
これはいじめでしょうか?

 

いじめ

姉妹関係とは無関係だけど
どうしてもポンコツ姉が書きたくなってしまった話題。

 

【いじめ】
相談されることが多かった

 

みなさんはいじめってどこから、なにからだと思いますか?

からかわれる?馬鹿にされる?
ものがなくなる?落書きされる?
ハブられる?仲間外れ?

 

私は、
被害側がいじめられたと感じたら始まり
あと
加害側がいじめてる自覚を持つのも始まり
だと思います

 

これって大体は被害側が先なんです。
加害側はいじってるつもり、からかってるつもり、遊んでるつもりで
被害側がしんどいはずなので。

 

とある鈍感な中1女子の話

彼女が入学した中学校2つの小学校区を含んでいました。
彼女の出身小学校をAもう一つをBとします。

B小学校から入学した子(bちゃん)が入学式の日に
bちゃん(苗字)さんってがり勉でしょ?つまんないね」
彼女「入学式で先生が親を越しなさいって言ってたから、頑張らないとと思って」
bちゃん「先生の話、聞いてたの?真面目過ぎて気持ち悪い」
いわゆるbちゃんの取り巻き?はクスクス笑っていました。

 

ー翌日ー

彼女のことを「(名前)ちゃん/(名前)」と呼んでたはずのA小からの友人たち
彼女のことを「(苗字)さん」と呼び始めます。

彼女はびっくりしました。
最初は中学生になったら変わるのかと周りの会話に耳を澄ませましたが、
(苗字)さんなのは彼女だけです。小学校が違う同士でも砕けている子たちもいます。

 

皆さんはこれをいじめだと思いますか?

きょうだい児まとめ

ここまでの流れ

① きょうだい児1 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹
↑「きょうだい児」って単語嫌い!

② きょうだい児2 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹
↑「きょうだい児」って単語に対する拒否感はどこから?

③ きょうだい児3 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹
  きょうだい児3-2 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹
  きょうだい児3-3 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹
↑「きょうだい児」ってひとくくりにできるわけないねん

まあざっとこんな感じです。
今回は主に3のまとめですが、この話題を締めたいなと思います。

〇まとめ

ポンコツ姉がシスコンな理由を
・地域・学校が障害者にやさしかったから
・親が上手に兄弟仲の良いように育てたから
ポンコツ姉の妹ちゃんは愛想がいい障害特性だから
って評価されることは本当に多い

もちろん、地域や学校は恵まれてたし
両親の育て方もあっただろうし、私も妹も友人には恵まれてたと思う。
妹の障害特性が言葉が苦手で幼く愛想がいいとかわいさがよかったのかもしれない。

 

でも同じ地域で同じ学校に通っていても
障害のある兄弟のことが嫌いで、
きょうだい児だからいじめられたと訴える人はいるし、

私の友人でも出身地域や出身校が違えば
障害者との距離感や「偏見・差別意識を持たない」の意味が異なるし、

同じ家族で、同じ障害児だとしても
障害児に対して持っている感情、意識が全然違うことだってある。

私がブログに書くよく知った障害児、障害者っていうのは
知的障害、発達障害、または発達障害を伴う知的障害の家族がほとんどです。

それでも色々なことが違ってきょうだい児同士の考えが合わない。

きょうだい児には
身体障害のきょうだい児、難病のきょうだい児、精神障害のきょうだい児
いろんな兄弟がいて、いろんなきょうだい児がいて、

なのにざっとまとめて

きょうだい児のコミュニティー
きょうだい児への支援、
きょうだい児のための活動、

「仲間がいるよ」なんておかしくない?
ってか勝手に支援の対象にしないでほしい。

 

年の差が大きくて親みたいに動いてる上の子がいたり、
年子の兄弟で上の子の世話まで手がまわらないだったり、
共働きか否かでも親子の距離が違ったり、
兄弟1人がスポーツや勉強や芸術で大活躍してて他の子が置いとかれたり、

別に兄弟が障害や病気じゃなくても
家庭には様々な事情があるのが当たり前で

なのに「きょうだい児」だけまとめて

「きょうだい児の抱える問題」
「きょうだい児の抱える悩み」
「きょうだい児ゆえの苦悩」
「きょうだい児のための支援」

そんなものないよ!いらないよ!!

それが必要だって思ってる世の中を変えてくれよ…

 

私が「きょうだい児ゆえの苦悩」を挙げるなら
「妹ちゃんに障害があってお姉ちゃんは大変だね~」
という言葉を飽きるほど聞いたことだよ
「知ったように言うんじゃないよ!」
「別に特段大変だった記憶はないよ!」

こういう返事を遠まわしに冷静にしたってさ、
みんな大体いうんだよ
「やさしいお姉ちゃんだね~」
「いやいや絶対がんばってるよ~」

何を知ってるんだよ。何が大変だと思ってるんだよ。
なんで大変だと思ってるんだよ。教えてくれ。

 

障害者家族は大変で障害者の兄弟姉妹が割を食って生きている
ってそんな認識が一般論になっている世の中を改善する方に
きょうだい児支援団体は動いてほしい。
しんどい思いしてるでしょ、支援はあるからね、コミュニティーはあるからね
って差し伸べるその手が私は嫌い。

私は健常児で、他の人と何の違いもなく、楽しく生きてるよ。
むしろ障害者に近いことで得た視野の広さを強みとして生きてきたよ。
なのにきょうだい児はハンデだっていうの?
私のこの現状はハンデを負った状態だと言われなきゃいけないの?
この立場だったから得たものいっぱいある。
妹が障害児じゃなかったら、今の私はいないよ。

高学歴もないだろうし、
持ってる資格はほとんど知らないものだっただろうし、
大学院に進学することなんてきっとなかった。
研究テーマが障害者に関わるものだから

私の学歴・肩書きは知的障害の妹にプレゼントしてもらったようなもの。
私の考え方、価値観、面白さを与えてくれたのも妹。

特技も向上心もない、勉強に興味もないポンコツだけど、
ちょっと障害者に詳しくて、ちょっと道徳心が強くて、
その特殊性から優等生の枠に入ってて
いい進路を歩めてるのは妹のおかげな気がしてる私からみると
差し伸べられる手の意味が分かんない。

ある意味、
世間が作り上げた「きょうだい児」の偏見をうまく利用して
勝ち上がってきたのかもしれないですけどね。
自分のことになるとうまく評価できないけど。

そんな感じで
障害児が兄弟にいる=きょうだい児=大変で支援すべき
なんて認識、知ったこっちゃないタイプで
きょうだい児同士の悩み話、全然共感できず生きてきたので
今回長々とブログに書いてみました。

 

以上
ポンコツ姉でした٩( ᐛ )و

きょうだい児3-3

前回のブログの続き的な内容です(↓前回)

きょうだい児3-2 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹

 

そのもう一つ前がこれ↓なのですが

きょうだい児3 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹

 

きょうだい児ってまとめて呼ばれること多いけど
きょうだい児が障害児に対して持ってる気持ちってそれぞれやで
って話を書いてます。

今回もその流れです。

 

3.同じ障害児で違うきょうだい児

これは私には該当する相手がいない。妹と2人姉妹なので。
でも知り合い程度の距離感で4人兄弟の家庭があります。

同じ家で育っていても価値観が同じ、態度が同じとはいかないようです。

上から2人目が障害児というご家庭で、
長女、長男(障害児)、次男、次女という構成
わたしは長女さんや長男さんとは年が違っていて、
学校とかでの過ごし方は見たことないです💦
でもおうちが近いのでちょっとお話を聞いたり、
障害者の集まりで長男さんとは顔を合わせたことはあります。
次男、次女さんとは小学校とかは少し被ってます。

長女さんは長男さんとそこそこに仲が良いそうです。
次男さんは長男さんのこと大っ嫌いで恨んでる?らしいと聞きます。
次女さんは長男さんとまあまあ仲が良く、集まりとかにも出てくることがあります。

性別?年の差?友人関係?

要因がどこにあるのかはわかんないし、
この家族はよく知らないので詳しい話は書けないですが、
同じ障害児が相手でもきょうだい児との関係性は変わります。

同じ障害者相手で、同じ家族に育てられて、同じ学校に通ってても
距離感も違えば、好感度も違って、関係性も違うんだと思うと、
やっぱり
障害児自身が原因になってる要素なんてほんの一部
なんだと思うんです。

なのに障害児が兄弟にいて(=きょうだい児で)大変そう…。なんて
やっぱりひどすぎるんじゃないだろうか…。

 

締まりが悪いけど、次回まとめます。

ポンコツ姉٩( ᐛ )و

きょうだい児3-2

きょうだい児3 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹

↑こちらが直前のブログです

 

赤っ恥ばっかり書いてるんで、リア友に見せれなくて、
ただ書いてるだけになってたものを最近見せるようになりました。

「(癖なんだろうけど)1記事が長すぎなのよ」
ほぼ全員からこの感想が来たので

『やべ~٩( ᐛ )و』ということで(自覚はあった💦)
とにかく書きたいことがあったとしても

『短く切ることを意識しよ~』と思い、
前回のブログは途中で切り上げました。
(だとしても長いよな…。なんか考えよ。)

 

ってことで続きです

 

2.学校や地域が違う

これはこの人を例に挙げます!ということがしづらい。
学校、地域を変えると全部の条件が変わっちゃう


なのでポンコツ姉自身が私立の高校に行った関係で
地域性がかなり違うところになったので
私自身のなかでの感覚の違いを比較をしたいと思います。

私学で内部進学をしてきた同級生たちは
どこか障害者と無縁だったよ~」って空気が多くて

受験があるから知的障害は、無縁なんだろうけど
発達障害や身体障害、精神疾患系は全然あると思う。しらんだけで。

 

まずびっくりされたことは
「え、兄弟に障害あるのオープンに言っちゃうの?」ってこと
「え?隠すことなの?」って感じだけど

「いじめられそうとかハブられそうとか思わん?」って言われて
「え?いじめる?友達辞める?」って聞いちゃった🤣🤣

元々万人受けの性格じゃないし、
浅く広くより、深く狭くの人間関係を好むので
「家族に障害者がいたら嫌だっていう人とは友達辞める」
って割り切るのが私の性格。

 

それで友達いなくなったら、学校を嫌いになってただろうけど。
そんな理由で友達辞める人いなかったので、ありがたい環境、好き。

 

当事者であるきょうだい児たちに言われたことはあっても
当事者じゃない人たちから「いじめられそうとか思わない?」って聞かれたのは
高校に入ったときが初めてだった。
これがある意味、学校・地域の違いなのかな~って思った。

 

支援学級って学校のどういう場所にあった?みたいな話をしたこともあって
私立で進学してきた人は「なかった」がほとんどだし、
公立出身者から「ないに等しいぐらい存在が薄かった。」「別棟にあった。」
って話も聞いた。「本棟にはあったけど1階の端っこ」って意見も多かった。

ポンコツ姉の小学校では本棟の2階の中央階段近くにあって
【!めっちゃ中央に支援学級!】
これはすごい珍しいって言われたね~。

「それだけ真ん中にあれば交流できるからもっと障害のこと知れたかも!」
無知とか未知とかが不安やし、感覚的に関わり方知るならそれがいいよね!」
って言ってくれる人も多かったのが印象的だった。

お嬢さん、お坊ちゃん的な性格の人多いからやさしい感想が多い。
障害者のことネガティブに言う人は私の近くに来ないという説もある…苦笑

 

「障害者が身近にいるのが当たり前」という環境が
ポンコツ姉が最初に過ごしていた場所の地域性だったということを知った

 

でも…いることは当たり前で現実なので
もっと普通に存在している人たちとして扱ってもらえるといいな~

普通にはいないかのような位置に置いちゃうと
余計に偏見や差別、間違った知識が増えちゃいそう
みんなやさしい人たちだったけど、
関わり方がわからないとどうしても距離とっちゃう
という意見はあった。

 

学校や地域での扱われ方子供たちにとっての常識になっていくから
無意識的に差別、偏見を持ってしまう可能性
反対に「普通にいることが当たり前」と無意識に受容する可能性
学校や地域が持っているんだなと感じた。

だから小学校で支援学級をどこに置くか、
支援学校を地域のどこに立てておくのか、
障害者が参加できる、参加したいイベントを地域が行っているか、
こういう部分って結構差別や偏見に影響与えそうだな~と思う。

 

隔離、腫れもの、別物扱いを受ける小学校で過ごしてきたきょうだい児たちって
「自分の兄弟はめちゃくちゃ特殊なんだ。みんなと過ごせないんだ。」
「兄弟がついてくると自分まで特殊だと言われそう…」
って不安になるのかもしれないって思った。

 

そんな無意識な偏見や差別を生み出さないような環境づくりをすれば
一部のきょうだい児の不安は解消されるかもしれないな~と思うことがある。

 

 

今回は以上です。
ポンコツ姉٩( ᐛ )و

きょうだい児3

どんだけこのネタ書けば気が済むねん!!
ってツッコミが来そうですけど

短く見て半年、長く見れば5年くらい?
この単語に限らなければ、小学生頃から18年くらいにわたって
障害者の姉妹という偏見にぶち当たってきた人なので、
書くことはものすごくあります٩( ᐛ )و

 

今回の目次

 

〇前回まで

きょうだい児1 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹

きょうだい児2 - 学歴だけはある姉と知的障害の妹

以上の2つに引き続いて、きょうだい児の話を書きます。
1では「きょうだい児」って単語嫌いやねん。
説明すると長くなるけど、定義が嫌いやねん。

2では「きょうだい児」=支援の対象なんてされたら
いろんな問題が発生するねん。だから定義が嫌いやねん。

って書いた気がします。あいまい(´ーωー`)

 

〇今回

一貫して「きょうだい児」への支援・フォローは必要ない!とは言いません。
必要な場合があります。必要な人のためにだけ必要です。

この"必要な人"の条件決めが困難な部分だと思っています。
きょうだい児が障害児に対してどう思ってるか、
それぞれ全然違うんだもんX﹏X

その原因は
学校にあるのか、地域にあるのか、
友だちにあるのか、親族・家族にあるのか、
障害児にあるのか、きょうだい児にあるのか
多分、全部だよ。これ以外にもあるよ。きっと。
複雑に絡み合ってるんだと思う。
だからきょうだい児は多様で、問題も複雑で、
きょうだい児という単語好きで使う人と私みたいに嫌う人がいるんだ。

そんな人たちをひとつのカテゴリーにまとめて
同情して、分かってる気になって、
同じカテゴリー内のきょうだい児同士だってわかりあえてないのに
理解できる、支援するなんて簡単に言わないでくださいよ

きょうだい児は何にもない健常児なんだから、
きょうだい児支援なんていらない社会を作ってくれよ!!

 

ってことで、障害児及びきょうだい児の個人差を訴えるべく
書いていきます。

 

1.同じ学校で同じ地域で、でも友だちと親族は違う人の話

前提として障害児が違います。
障害児が私と同い年、お姉さんが2つ上という姉妹の話をちょこっとだけ

お姉さんはハブられたり、いじめられたりで不登校になった時期がありました。
そしてその原因を妹(障害児)だとずっと言ってて
姉妹仲は悪かったです。今も悪いのかな?

 

お姉さんに聞かれたことがある。
「なんで障害のある妹のこと好きなん?」
答えづら……。絶対分かり合えへんもん……。

中1の私
姉妹仲が良い家悪い家があるだけの話です。うちは仲が良いです」

お姉さん(中3)
「そんなこと聞いてへんよ。障害のある妹となんで仲良くできるん?って聞いてるの。」


「別に障害があるのは嫌いになる理由にならないので、仲が良いだけです。」

お姉さん
「やっぱポンコツちゃんの言うことはわからへん。うちの妹とも仲いいやん。なんでなん?うざくね?きもくね?邪魔じゃね?
※「(名前)ちゃん」呼びだったのでここではポンコツちゃんにしときます


「別に。ウザイとかキモイとかは特に…。お風呂嫌いはなんとかしてほしいですけど、小さい頃は私がお世話になったので」

お姉さん
「あいつが?ポンコツちゃんの世話?ないやろ!ってかあいついっつもポンコツちゃんのこと馬鹿にしとるで?あんなん友だちでええん?


「言葉は周囲から覚えるそうです。妹の言語聴覚士さんが言ってました。彼女は若干いじめられてて耳にする言葉には悪口が多いので彼女が悪いとは言えないです。お姉さんも家での言葉遣い気をつけてあげてください。」

お姉さん
「え~やだ。あいつのせいで友達おらんくなっていじめられたしポンコツちゃんも友達おらんくなるで。やめとき。」

 

大体こんな会話です。薄い記憶ですけど。
卵が先か鶏が先か、
友人の言葉が悪いのが先か、いじめられたのが先か、お姉さんの口が悪いのが先

私にはわかりません。
だけど「そもそもお姉さんだって口が悪い!そんな態度だから友達に嫌われたのでは?」と思ったりします。先輩やけ、言えんけど。

そしてここの家庭はお母さんも言葉遣いがあんまりよろしくなかった。
支援学級で「感謝/謝罪をしなさい」と障害児はたびたび注意を受けてたけど
ここの家、お母さんもお姉さんもあんまり言わないのよ…

 

お姉さんにとって妹であり、私にとって友人の彼女は
確かに言葉遣いが悪くて、態度がでかくて、私を馬鹿にするような態度してたよ。

でもそれは彼女が大事に思ってる家族からも悪口やキツメの言葉を吸収してるし、
「味方やで」って言うクラスメイトも
「〇〇はアホやからな~」「できひんならやったろか?」と
上から目線の言葉を使うから
彼女の辞書には
悪口やキツメの言葉、上から目線の表現だけ増えていく

 

相手の気持ちを汲み取ることが苦手な発達障害の子に
キツメの言葉を使っていけば、使っていい言葉として吸収されていく。

 

この場合、悪いのは障害児だけでしょうか?
キツメの言葉遣いをしているお姉さん自身が
単純に嫌われて、友達失ったとも考えられないでしょうか?

私は言葉遣いの悪い彼女(障害児)と仲良くしてたけど
基本的には友達いましたよ。
まああんまりにも彼女の言葉遣いが暴走し始めたころ
ポンコツとは仲良くしてたいけど、あの子とは一緒におられへんから、ちょっと仲間外れっぽくしてしまうときがあるかもしれん。私はポンコツみたいにあの子と冷静には会話できへんわ(。-人-。) ゴメン」
という訴えを私にする友人は数人いましたけどね٩( ᐛ )و
正直かなりヒドイ言葉遣いになった時期ですね。
(このタイミングに実はお姉さんが高校でグレてて反抗期絶頂期だったっぽいから吸収するワードがひどかった説あるんだよな~~~(´ーωー`))

障害者が生まれたから家庭が崩壊したんだ。障害児が原因だ。
いくらでも訴えられるかもしれないけど、
だからと言って障害児だけが悪いとは言われてほしくないし

お姉さんの考え方私が共感できるときは来ないと思う。
きょうだい児のコミュニティがもしあったら、
私とお姉さんは同じになるし、
家も近いから同じ集まりに行くことになったんだろうけど
同じ境遇で分かり合える仲間」には絶対なれない

 

見出しは1にしたけど、書き上げようと思うと期間がかかりすぎるからここまでで投稿します。

 

ポンコツ姉٩( ᐛ )و