今日の松音日記

まとめブログの転載料は50万円。絶対にだ。

『ガンダムSEED FREEDOM』についての呟き

Twitter形式で感想書く

 

【総評】

なんというかプラスポイントとマイナスポイントが入り乱れて最終的にプラス評価になった感じ。シンが元気そうで良かった。

 

イモータルジャスティスに乗ってるのアスランじゃなくてシンなのかよ!!って不満たれようとしたら乗ってるシンが1番文句言ってて結果的に良かった。

 

色恋沙汰めんどくせえって思ったけどそもそもこの作品そういう作品だった。

 

いるかわからないけどヒルダ・ハーケンのファンは鑑賞中号泣していただろうブッチギリの優遇っぷり。乳揉まれたけど。何で???

 

いや、あのヒルダが乳揉まれるシーンなんだったの????何かの伏線????僕何か見落としてた????あの乳揉まれいる????もっと揉まれるべきキャラたくさんいたよね???なんであいつ???

 

ファーストガンダムに想い入れはないけど、ギャンやらズゴックやらゲルググやら出てきた。うん。

 

自称天才がマジで最後まで超優秀なガチ天才なパターンってあるんだ。ああいうキャラ大体敵にいるけど、味方にいるとめちゃくちゃ頼りになるな・・・ってかルルーシュってそういうことかよ!!!そりゃ味方にルルーシュいたら勝つよ!!!コックピットもそりゃナイトメアフレーム形式になるよ。

 

ルナマリア、全然無能ではないけど肝心なところで外すフシあるよね。

 

ネタバレでフリーダムがガーベラ・ストレート持ってて驚愕したけど結局何も説明無いのかよ!!!!!え?敵はビーム聞かないから物理攻撃のガーベラ・ストレートは有効ですねって???そんな装備変更してる暇無かっただろ!!!!!ふざけんな!!!!

 

デュエルだのバスターだのインパルスだの懐かし型落ち機体が大集合したのはめちゃくちゃ熱い。あそこでストライクフリーダムじゃなくてフリーダムを改修しましたってなったら僕は号泣しながら全不満点を水に流してひたすらに脳死で作品を全面肯定していた。フリーダムはシンがぶっ壊したとか知らない。

 

アスラン!!!お前が1番フリーダムじゃねえか!!!!タイトルを『ガンダムSEEDアスランフリーダム』に改名しろ!!!!戦闘中にカガリのエッチな妄想するなんてギャグ二次創作でやるやつだぞ????

 

イモータルジャスティスはシンが乗ってるし、インフィニットジャスティスカガリがリモートしてたってことはもしかしてアスラン作中で一切ジャスティスガンダム操縦してなくね???そんなことある???

 

色恋沙汰でぐちゃぐちゃしてる中でシンはあまりそういうの気にせずにはねっ返っててとても良かった。安心した。シンはそれでいい。ディスティニーガンダムに乗れてウキウキしてるのも良かった。やっぱシン好きだわ。

 

別段ラクスが好きというわけではないけど、ラクスは微乳キャラという認識なのでラクスの乳が揺れたのはかなり許さない寄りではある。明確なマイナスポイント。

 

ルルーシュはいるし尻コックピットは出るしギアスめいた能力も出るしでかなりコードギアスだったな。

 

やたらバイク乗るし出るなって思ったらホンダがデザイン案出してるのか。バイクかっこよかった。

 

不可能を可能にするシーンのオマージュなんだろうけど、百式がわざわざ斜線に入る必要あった?んで百式にビーム跳ね返せる算段があったのならそれ別に不可能じゃなくね?

 

日本刀フリーダム、あんまり気にしてなかったけどストフリの背中換装しただけなのね。蛇足にさらに蛇の足くっつけただけなので全然ときめかない。ラクスなんでフリーダムの顔のそばで浮いてるの?って思ったけど、冷静に考えたらあそこ無重力空間だから別に何もおかしくなかった。

 

★★★ここから思いついたら追加する★★★

 

ニコルがぶった切られるシーンと仮面ライダー000の外人の女の子が爆死するシーン、どっちが使い回されているか気になる。

 

キラの私服ダサ過ぎだろ。アスランは悪くないのに・・・いや、キラの私服がダサすぎるだけてアスランの長袖もまぁまぁダサいな。なんでバイクは監修入れるのにファッションは適当なんだ。

 

敵はビームが効かない!

シン「ディスティニーならあいつらに勝てる!」

ぼく「なるほど!ゴッドフィンガーならビームじゃない扱いでいけるんだな!」

シン「イモータルジャスティスだと操作慣れてないから色々考えちゃうけどディスティニーは何も考えずに戦える!」

ぼく「ゴッドフィンガー使えよ!!!!」

シン「ジャスティスの時はタイマンで負けたけどディスティニーなら1対多で勝ったぜ」

ぼく「や、やるじゃん・・・」

 

観る前ぼく「サーベル持つシンと頬を赤らめるカガリ、絶対適当に描いただろ。そんなシーンあるわけないだろ」

観た後ぼく「あったわ」

 

 

 

 

近似非現実エンタメは楽しい

マジョリティの話をするだけだから意図せず気を悪くさせてしまったフォロワーがいたらマジでごめん。

 

人は首の皮一枚現実が繋がっている非現実的なものを絶対に安全な所から眺めることに快楽を見出している。

 

ifの世界にコンマ数%の可能性でありえたかもしれない現実。限りなくファンタジー。「近似非現実エンタメ」である。   

 

「自分は絶対に安全であること」がミソで古来は奴隷同士の殺し合い、現代では著名人の不祥事炎上祭りが当てはまる。

ラインを見誤って金持ちが奴隷に殺されたり、SNSで石を投げて人生終わるほどの金を毟り取られるバカが毎日後を絶たないところが非現実“ではない”証左である。道を踏み外せば死ににいけるエンタメだ。

 

現実と首の皮一枚繋がっていることから感情移入がしやすいところも特徴だ。

今日もうだつの上がらない自分とは違う誰かが異世界で輝くファンタジー作品にifの自分を重ね売上を伸ばし、遥か彼方の宇宙を駈けるコテコテのSFがコストの高さも相まって衰退していく。悲しいがこれが時流である。

多分最新技術で絶対に安全が保証された状態で、命を奪える鉛の弾が頬を掠めるアミューズメントができたら事故って死人が出るまで金を稼いでくれると思う。あ、これVRじゃん。

 

で、近似非現実エンタメの鉄板ネタの一つが「毒親」である。

 

様々な理由で親としてお世辞にも一人前とは言えない存在、毒親の下で育った登場人物、毒親からの仕打ち、毒親毒親になった背景、マイナスからの成長などなど登場人物の魅力を引き出すマイナスの魅力を持った非常に強力な属性である。

ヴィランの性質を持ちながら家族という親密性を兼ね備えたこの要素は数多くの名作に取り込まれてきた。

 

人はどうして毒親に惹かれるのか、毒親には前述の「近似非現実性」が有名店が作る小籠包の肉汁ばりに詰まっている。 

日本人のほとんどには親がいるので親の存在をイメージできない者はごくごく少数だ。

そして日本の治安の良さは世界トップクラスである。

これをフェルミ推定と呼んだら鼻で笑われるが、治安の良さ≒毒親の少なさと言っても差し支えないだろう。つまり日本国民でリアル毒親に遭遇した子供の比率は現実には非常に少ない。毒親は実質ファンタジーだ。ファンタジーでありながら大半の人は親がどういうものか把握しているので、現実の真逆をいく毒親を高解像度でイメージできる。

そして世界の艱難辛苦を無限に羅列することを生業とするマスコミが現実に確かに存在する毒親を探し出し、下手くそな大学生ギタリストのアンプのように無駄に増幅して世間の目に晒すのだ。

ネッシーサスカッチも実在するかどうか怪しいが毒親は確かに存在する。あまりにも境界線が近すぎるファンタジー。こんな濃厚な近似非現実エンタメそうそう無い。

 

そうやって腕利きの創作者が生み出した毒親が創作物にリアリティを与え、読者にドキドキとハラハラを与える。「もしかしたら実体験なのかもしれない」という感情が好奇心や憐憫さを湧き立て、「立派に育ててくれた自分の親とは違うifの世界」として絶対に安全な強化ガラスの向こう側でアイスを舐めながら間抜け面で感情移入し、平凡に育つことができた現実と両親に感謝する。楽しくないわけがない。

近似非現実エンタメの中でも今現在の自分が恵まれていればいるほどに感情移入しエキサイティングできる「毒親」は、最高の近似非現実エンタメの一つ足り得るのだ。我ながらマジで不謹慎だな。

 

新世紀エヴァンゲリオン』 

おやすみプンプン

『タコピーの原罪』

『君に愛されて痛かった』

『このゴミをなんとよぶ』etc.

自分が好きな作品を思い返して分析してたら共通点が毒親だったのでこの結論に達した。多分そういう作品が好きだと思うから他におすすめあったら教えて。

キュアウイングという漢について語らせてくれ

前置き

子供がテレビを見られる年齢になった&どうあっても日曜日の朝早く叩き起こされるのでついにプリキュアデビューしてしまった。
 
前々からちょいちょい眺める程度のことはしていたが、ちゃんと見たのはこの『ひろがるスカイ!プリキュア』が始めてなのでプリキュア特有のお約束ごとだとかそういった前提知識はほぼ無いものと思ってくれ。

 

プリキュア、面白い

この『ひろがるスカイ!プリキュア』がとても面白い。

いや、おそらくはこれまでもずっとプリキュアというコンテンツは面白かったが、自分が知らなかっただけというのが正解なのかもしれないがとにかく面白い。

潤沢な予算とクールジャパンを体現した最高品質の変身シーンを擁し、小細工が効かない王道ストーリーを常に求められる子供向けアニメで長年愛されている作品がつまらないわけがないのだ。

ストーリー自体は今のところ珍しい展開は無いが、とにかくキャラクターが魅力的である。

 

登場人物を軽く説明する。

「空とヒーロー」がテーマである本作の主人公で、異世界から敵に狙われるマスコット枠のエルちゃんと共に地球にプレインズウォークし、己の憧れるヒーローになりたいという精神性が認められプリキュアに選ばれた一人目のプリキュア「キュアスカイ=ソラ・ハレワタール」。

 

男性層を取り込みたい意図があるのか、ジャンプの王道主人公のような気持ちいい性格をしており非常に高感度が高いキャラクターである。常にトレーニングしているので下手なジャンプの主人公より鍛えている。

 

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初の青主人公らしい。青主人公って前にもいなかったっけ?

 

 

次にプレインズウォークしたソラとエルちゃんを自宅に住まわせてくれる優しい女の子「キュアプリズム=虹が丘ましろ」。あらゆる行動で示してくるので見ていたらわかるが、優しさがカンストしているので、その優しさを評価されプリキュアに選ばれる。主人公が男性的であるバランスを取るためか、「とにかく優しい女子力あふれるお嬢様」である。男の優しいは何も評価点が無いようなものだが、女の優しいは超重要項目なので当然カンストしていたらプリキュアになれる。

 

唯一遠距離攻撃が使えて主人公との一撃必殺合体技も使える高火力キャラなのだが、敵に敏捷性と飛行能力が無いことから雑魚扱いされている。敵の評価基準がよくわからない。味方も「でもプリズムはとても優しいんだ!」というフォローはしたが弱さについては一切フォローしなかったため、どうやらこの世界は後衛キャラの評価が著しく低いらしい。かわいそう。

 

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The 女の子

 

 

キュアウィングという漢

ここからが本題で、事前情報から知っていたことではあるが3人目のプリキュアは「男性」である。

 

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これも初らしい。まぁそうだよね。

 

昨今のポリコレ風潮なのか、先述の通り男性層を取り込みたいのか、とにかく初の男性プリキュアがこの「キュアウィング=夕凪ツバサ」である。

 

どっちの理由が真実なのかは不明だが、まぁ理由はわかる。理由はわかるんだが、ジャンプ黄金期のアニメで育った自分としてはこういうナヨっとしたショタキャラはどうしても受け入れられないというのが本音であった。情報公開時の評価はかなーーーりマイナスからのスタートだった。

 

こいつの登場回で衝撃の事実が判明する。

 

なんとこいつは人間ではなく主人公と同じく異世界の住民、かつ鳥形態と人間形態の両方の姿を持つプニバード族であることが判明する。左上の時間にたまに乗ってるマスコットキャラお前だったんか。

しかもこのプニバード族は「飛べない鳥」という設定らしい。じゃあ鳥形態何の意味があるの?

 

しかしこの飛べない鳥であることにコンプレックスがあるらしく、幼少期から他の鳥にいじめを受けていたらしいし、飛べないので落下死しかける。一人だけ設定辛すぎんか?

 

このコンプレックスを克服するべく、人間界にわたり航空力学を勉強して空を飛ぶことを夢見ているそうだ。めちゃくちゃ現実的ッ!見た目に反してコンプレックスというか己の種族の壁を超えるために努力するやつだった。へえ・・・かっこいいじゃん。

ちなみに親父は命の危機に瀕した息子を救うべく一回だけ自力で飛んでるし、エルちゃんは魔法のアイテムで普通に浮いているが、彼はあくまで航空力学を勉強して飛ぶらしい。ま、まぁ得意分野とかあるからな!現状一番すごいのは魔法とか科学とかそういったものに一切頼らずに息子を救うという気合だけで種族の壁を超えて自力で飛行した親父である。

コンプレックスをバネに地道に努力するキャラに弱いのでこの次点でだいぶマイナスだった評価がプラスに傾いているが、こいつがすごいのはここからである。

この次点で「あぁ、こっからプリキュアに変身して飛行能力を得てコンプレックスを克服しちゃうんだ」と予測したが、なんとこの次点ではプリキュアとして選ばれていない。まぁ君がなるまでプリキュアって女の子しかなれないからそりゃそうだよね。

エルちゃんのピンチに際し鳥形態に変身して2話に渡って飛ぼうとするが失敗。生身の状態でUFOに攻撃されながら徒歩で現場に向かうことになる。この作品男性に厳しすぎない???

 

その後人間形態でエルちゃんをなんとか救出するも、寸でのところで敵に追いつかれてしまう。それでもエルちゃんを救うために高高度のUFOから落下することを選択(シチュエーションについては本編を見てくれ)。2話にわたってこいつは飛べないということを視聴者に伝えたので、つまり己の命を犠牲にして救うことを決断したわけである

 

流石に日曜8時30分からやってるアニメでそんな死は許されないので、エルちゃんの魔法の力で落下死は回避。さらに死ぬ直前に「飛べないことへの後悔」ではなく「プリンセス(エルちゃんは異世界のプリンセスである)への感謝」を告白。こんななよっちい外見で「これからは僕があなたの騎士になります(意訳)」なんてめちゃくちゃかっこいいことを言う。激アツシーンである。流石にそんなこと言われたら認めざるをえないのでついにプリキュアに変身する資格を得る。良い忘れてたけどプリキュアになる資格はこのエルちゃんに認められることらしい。

そんなこんなで一人だけ明らかに資格取得基準がハチャメチャに厳しいながらもキュアウィングに変身することができ、念願の飛行能力を獲得。ってかプリキュアはみんな飛べるって思ってたけど飛べるのはこいつの特殊スキルらしい。普通は飛べないんだ・・・。

 

飛行能力を駆使して敵を撃破し、自力で飛べるようにもなって夢も叶ったわけだねめでたしめでたし。

 

・・・というわけではないらしく、翌週というかこれ書いている時の最新話で鳥形態で飛ぶ訓練&航空力学の勉強を同時並行していることが判明する。プリキュアの飛行能力は己の力で得たものでないのでノーカウントらしい。

 

まとめよう。

キュアウィングこと夕凪ツバサは

  • 飛べない種族であるというコンプレックスを克服するため単身異世界に渡り航空力学を勉強する超努力型
  • 飛べないからといって仲間を救わないなんてことはしないし、普通に命捨てられる。というか実際捨てた
  • 結果的に飛行能力は得たが、これは己の力ではないのでノーカウント

漢じゃん。あの外見かつ女児向けアニメでこんな漢設定ある???

 

まさか自分がこんな外見超マイナス評価の男性キャラについて語ることになるとは思わなかった。実際マジでかっこいい。アマプラで見れるから9話見てくれ。恐るべしプリキュア・・・今後も楽しみなので子供と一緒に観ます。

 

 

 

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ちなみにまだ登場してないけどこいつは逆に外見がバチクソに好み

最近聴いている曲の話

最近よく聴いている曲を羅列する。

本当はもっと細かく行ってその時の心情を記録しておきたいがそうはなっていないのであまり意味がない。

 

曲名/アーティスト

 

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エッジワース・カイパーベルト/PEOPLE 1

Twitterのフォロワーからアーティスト単位で教えてもらった。
イージーリスニングで小洒落た感じが良い。

エッジワース・カイパーベルト』はその中でも特に好き。タイトルの意味はまだわかっていないけど。

 

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HALO/tacica

定期的にこの曲を聴きたい衝動に駆られる。歳をとればとるほどに歌詞が心に染みる名曲。
「『宇宙兄弟』で使われた曲は原作リスペクトの名曲ばかり」という話は定期的にしていきたい。

 

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ベテルギウス/優里

適当におすすめ流してたら流れてきた。BUMP OF CHICKENの『天体観測』が一番有名だけど、こういう恋愛要素と宇宙を絡めた曲に弱いなって最近気付いた。

 

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TRY UNITE!/中島 愛

諸事情でロボットアニメの曲しか聴けない期間があって、その名残。

作品の評価は世間ではいまいちだけど自分は1期まではそこそこ好きだった。あくまでそこそこだけど。
3DCGであるが故にウォクスが全然壊れなかったり、ヤングガンガンのコミカライズが何したいのかさっぱりわからなかったり、1期終盤の展開がわけわからなかったけどそこそこ好き。パステルカラーなコンセプトは大好き。鴨川を舞台にしたことは僕だけはYESと言いたい。僕は鴨川を愛している。ランが一番可愛いよな???

 

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Holy Thunderforce/Rhapsody of Fire

諸事情でメタルの曲しか(ry

ラプソディーって『EmeraldSword』しかまともに聴いてこなかったけど他にもストレートにかっこいいのがある。ラプソディーが嫌いな男の子はいない。

 

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じょいふる/スピラ・スピカ

適当におすすめ流してたら流れてきた。本家いきものがかりの『じょいふる』がバチクソに完成度高いから仕方ないのか、カバーなのに悪い意味でほとんど本家と変わらない。せいぜいシンセサイザーの手数が少し増えたかな程度。もう少し差別化しろ。
つっても本家はさんざん聴いたのでたまには違うアレンジ聴こうかなってことで聴いてる。他の人はおとなしく本家聴いて。天才の作品だから。

 

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五文銭/MOROHA

「エモい」って言葉が好きじゃない。「気持ち込めて歌ってる」ってことなんだけど、逆に気持ち込めてない歌ってただの音がするゴミだろ音楽舐めてんのかって思ってる。
歌唱力は無い、歌詞に魂も無い、演奏は打ち込みな紛い物が溢れつつある。せめて一つくらい努力して最低ラインを満たしてくれって思ってる。それとは少し違うけどエモいという言葉は好きじゃない。
でもMOROHAを表現するならエモいが当てはまってしまう。それほどに感情をストレートにぶつけてくる。今一番熱い。あと仮面ライダーウォズの変身音になってるのはずるい。

 

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STONE OCEAN/ichigo from 岸田教団&THE明星ロケッツ

ジョジョ見てるので。昔の岸田教団はドラムが手数重視でごちゃごちゃしててあまり好きじゃなかったんだけど、最近は落ち着いたのかプロデューサーが変わったのか聴きやすくなっててびっくりした。あとジョジョのOPが神風動画に戻ってくれて本当に嬉しい。

 

www.youtube.com絶対殺すマン/ヒステリックパニック

今年ナンバーワンなレベルで聴きまくってる。ザ・殺意。めちゃくちゃ好き。こういうのがヒスパニの持ち味だってのがとても良く伝わってくる。
マキシマムザホルモンも曲出してないし、早くあのポジションを奪い取ってほしい。フランチャイズ?あんな偽物に用は無い。

 

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タイムファクター/神はサイコロを振らない

ワールドトリガーのアニメ面白かった。4期はよ。このアーティストのこの曲は透明感とキャッチーさを絶妙に両立しててすごく良いんだけど他はそうでもないのがもったいない。出してる曲数が少ないから今後に期待。

 

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痛みを/花譜

カンザキイオリの関連から。サブスク万歳。バーチャルシンガーというシステムはよくわからないけど、そういう時代になったということだと思う。仮面みたいなものだ。
ややパワーに欠けるが、クッションのような柔らかさを感じる歌声はとても良い。この柔らかさを持ちつつパワーヴォーカルも使えるようになれば表現の幅がめっちゃ広がって化けるのにって思いながら聴いてる。

 

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暗銀の盾/今酒ハクノ
酒をほとんど飲まない夫婦が唯一共通で見てるVtuber
曲の展開はフリースタイルダンジョン系のラッパーまんまなんだけど、素人が0からやったと考えるとすごい。同じ演劇畑の人間として今後も応援していきたい。酒はあまり飲めないけど。

 

 

 

直近だとこんなもんかなぁ。ヘヴィロックとヒップホップから離れてイージーリスニング系を求めている感じがある。

【2022/10/4追記】誕生日に欲しい物リストを公開したの話

2022/10/4
一番大事なことを忘れていたので
●リストを作る上で大事なこと
を追記

2022/9/26
ノウハウがたまったので
●欲しい物リストを公開する際に注意してほしいこと
●欲しい物リストを使ってプレゼントを送る際に注意してほしいこと
に追記

これは感謝だ。
感謝と嬉しさのやり場に困って、その吐き出す先が見つからず文字を書いている。著しく冷静さは欠いている。

内容全部を読む暇は無いけどとりあえず僕に欲しい物リストから誕生日プレゼントを送ってくれた人はもくじの「欲しい物リストを公開する際に注意してほしいこと」までジャンプして、そこだけでも読んでほしい。

●誕生日というイベント

僕と付き合いが長い友人は知っているだろうが、僕は「誕生日に不幸が起きる」星の下に生まれている。
持ち前の運の良さの帳尻を合わせるかのように誕生日には必ず不幸が起きる。
何が起きたかは割愛するが、メンタルがボロボロになって何も出来なくなるくらいには衰弱する。
故に承認欲求が自我を持って歩いているような人間のくせに、
人が大手を振って自己アピールすることが許される誕生日に限って何も発言しなかったりする。
そんなめんどくさいやつなのだ僕は。

だがそんな厄日に対するメンタルケアを熱心に行ってくれたのが今の妻で、
その甲斐あってか去年くらいから誕生日付近でも平常心でいられるようになってきた。
多少の不幸なら耐えられるようになってきた。ひとえに妻に感謝である。
シュークリーム作るのに失敗してやつあたりされたのには理不尽さを禁じ得なかったがなんにせよ感謝である。

そんなわけで「今年は人並みに誕生日をエンジョイしてみようかな」という気になったのが2021年。外出自粛により日焼けも出来ない退屈な夏。

●欲しい物リストを公開した

Amazonには「欲しい物リスト」というものが存在する。
これまでの欲しい物リストに対する僕の認識は「あとで金に余裕があったら買うものリスト」というものだったが、
どうやらこれを公開して「自分への誕生日プレゼントにしてNE☆」という文化があるらしい。
金だけ払えば贈りたい相手が100%欲しているものを渡せるのだ。

ほう、これは良い文化だ。

プレゼントとは良いものだが、プレゼントした物で相手に迷惑をかけてしまう恐れがあるのがネックだった。
それを完全に解消している。贈った人も貰った人も嬉しい。経済も回る。みんなハッピーだ。

自分も公開したら誰かプレゼントを贈ってくれるだろうか。

そんな淡い期待を胸に、無駄にバラけた欲しい物リストをまとめて一つに編集し、気軽に購入できるよう1000円もいかない食べ物を追加した。
3人くらいから貰えれば御の字。登録したビーフジャーキーを貰えることを期待して、それをツマミに酒でも飲むかと考えていた。

公開した翌日からAmazonダンボール箱に包まれてプレゼントが贈られてきた。

贈られてきた。

贈られてきた。

と て も た く さ ん 。

帰宅するたびに玄関に積まれたダンボール箱。これが全部自分への誕生日プレゼント。
信じられない。信じられないが何故か脳裏にデジャヴがよぎる。

わかった。

この箱の積まれ方の既視感の正体がわかった。映画だ。
アメリカの裕福層がやるクリスマスパーティーだ。
僕はアメリカ人でもないし裕福層でもなんでも無いただの貧乏人なのだが、
フィクションの世界の裕福層と同じ事象が自分に起きている。
こういう時になんて叫べばいいか、洋画を見ているからわかる。「オーマイゴッド」だ。

あまりにも想像を絶する量のプレゼントが届いてしまい、誕生日当日を迎える前に恐ろしくてリストを非公開にしてしまった。

これはあまりにも役に立たない知識なのだが、人は「嬉しさ」という感情がキャパオーバーすると「恐怖」を感じるのだ。
予想を大きく逸脱した多幸感は脳をバグらせて恐怖に変換される。人間とは不思議な生き物である。
どれだけ恐怖を感じていたかというと、リストを非公開にした日の夜「リストを非公開にしたはずなのに知らない人から欲しい物リストの残りが片っ端から贈られてきて、送り主が誰かわからないからお返しもできなくて詰む」という夢を見てマジでうなされたくらいには恐怖だった。
間違いなく世界一贅沢な恐怖だと思う。

「そんなんでバグるな」という意見はもっともだが、わかってほしい。
僕にとって誕生日とは一年で最も「マイナスの日」なのだ。
不幸なことが起きるのがデフォルトなので、幸せの期待値が著しく低いのだ。

何にせよ嬉しい。感謝しか無い。
想定外の出来事はあったにせよ、こんなにメンタルが安定している誕生日ウィーク何年ぶりだろう。
この恩を返さないなんてあってはならない。
今自分に何が出来るだろう。
他の人に誕生日欲しい物リストを公開してもらうのは当たり前として
今回自分がしたいくつかの失敗を共有することで、よりスムーズに欲しい物リストを公開してもらおう。

●欲しい物リストを公開する際に注意してほしいこと

その1 住所設定でミスをしない

※これは2021年9月時点での情報です。

リストをSNSに公開するにあたり、自分の本名は伏せたいものだ。
欲しい物リストを作る際に、設定で「受取人」を本名からハンドルネームにするのはおそらくみんなするだろうが、これで満足してはいけない。

「受取人」は欲しい物リストに表示される名前で、それとは別にプレゼントを送る際に表示される名前は送り先の名前、九分九厘本名が表示される。
つまりプレゼントを送る際に相手に本名がバレてしまう。贈ってくれた人に本名を伝えることを礼儀と取るのならあまり気にしなくても良い。

では住所を新たに設定して、送り先の名前をハンドルネームにすればいいのではないか?
答えはNoである。絶対にやってはいけない。

これをするとプレゼントをしてくれた人に本名はバレないが、送り先が「マツネメグスケ」という変な名前になり配送業者が混乱する。
最悪荷物が送り先不明で届かないなんてこともあり得る。

イメージしてくれ

配送業者に玄関の前でハンドルネームで呼ばれたり、

「すみませんマツネメグスケさんの家が見つかりません。(マツネメグスケって)表札ついてますか?」
って電話で聞かれる羞恥プレイを。僕はそれを4回やった

自分への羞恥プレイもそうだが、何より配送業者に多大な迷惑がかかるのでマジでやってはいけない。本当に申し訳ありませんでした。


ではどうするか。以下の2つをやってほしい。

  1. 住所の送り先をハンドルネームにする

 →これをすることにより購入時の名前はハンドルネームになり、本名は公開されない。

  1. 住所の末尾に「[本名]様方」をつける。

 →「東京都千代田区千代田1-1 松根恵太郎様方」といった感じである。ハンドルネームも併記されるので羞恥プレイは続くが誰にも迷惑はかからない。

その2 まだ売ってないものはリストに加えない

複数存在する欲しい物リストを雑にまとめてしまったせいで、まだ販売していない予約商品までリストに加えてしまった。

何が起きるのかというと(当たり前だが)せっかく買ってもらったのに発売まで届かないのだ。
これが厄介で、調べればそれが購入されたのかまではわかるのだが、誰が買ったのかが届くまでわからないのだ。

僕は貰ったものは誰から何をもらったのか報告するのは義務だと思っていてキッチリカッチリ報告しているのだが、
届いていないものは報告しようがないので宙ぶらりんの状態になってしまっている。
なんとなく誠意に欠ける気がするので、リストに入れるのは現在販売しているものだけにしたほうが良い。

【9/26追記】その3 常温保管できないものはおすすめしない

チョコレートや生物をリストに加えることは可能である。だがこれらは冷蔵・冷凍で届くため「置き配」が選択できない。
置き配なら玄関の前に山のようなダンボールを築くだけで住むが、受け渡し必須になると受け取るまでにラグが生じてしまい贈る側がもどかしい気持ちになる。
だめではないがあまり推奨はしない。

【9/26追記】その4 高価なものはリストに加えない

冗談で高価なものをリストに加えるとマジで買う人がいてめちゃくちゃビビるのでおすすめしない。
それを貰うということは、逆にそれに見合ったものを贈り返すということだからだ。

【9/26追記】その5 リストの設定について

※これは2022年9月時点の情報です
「リストの設定」という項目があり、ここにいくつかチェックボックスがある。それぞれ解説する。
●「第三者の出品の商品の発送同意書」
これにチェックを入れた場合、Amazonが発送していない商品であっても購入・プレゼントすることが可能になる。Amazonの在庫が切れていても他のマーケットで取り扱っていればそこから代わりに購入ができる。
これ自体は問題ないが、Amazonから外れることで送料が発生して送り主の負担が増えたり一部の悪徳ショップに引っかかって謎に高い値段になったりする。あまりおすすめしない。

●「購入した商品をこのリストに保持する」
これにチェックを入れると、必要数を設定した商品が規定数に達してもリストから消えなくなる。
どういうことかと言うと「一つあればいいものが複数送られてくる危険性がある」ということだ。使い途に頭を抱えることになるのでチェックは外した方がいい。

●「サプライズにする」
これにチェックを入れるとリスト主に対して何が購入されたか届くまでわからなくなる。逆にチェックが入っていないと「購入済み」というフィルタで何が送られてくるのか把握することができる。
リストからも消えないが、先述の「購入した商品をこのリストに保持する」と違って送り主が買おうとすると「これはもう購入されています」的なアナウンスが入るので事故は起きない。
サプライズを求めるかどうかは本人の気持ちなのでこれはどちらでもいい。

●「デフォルトのリスト」
これにチェックを入れると普段の買い物でほしいものリストの標準がこれになる。普段ほしいものリストを使用しない人はどうでもいいが、
使用する人は一年に一度しか使わないリストをデフォルトにしても仕方ないのでチェックは外したほうがいいい。

【9/26追記】●欲しい物リストを使ってプレゼントを送る際に注意してほしいこと

その1 必ず相手にわかる名前を名乗ろう

送り先も本名なら送り主も本名である。それで良いのならそれまでと言いたいが、
付き合いは長いくせにハンドルネームでやりとりしてるせいで本名は知らないのがオタクあるあるである。
おそらくこの人だよなってヤマを張ってもし間違っていたら、自分も相手も間違えられた人も気まずくなるという最悪の事態になりかなねない。
必ずコメントにハンドルネームはつけよう。

ギフト設定をしないとそもそも名前を表記するものが無く匿名で贈られてしまう。
オシャレなラッピングは別にしなくてもいいが、名前は是が非でも知りたいのでギフト設定は必ずしよう。メッセージも書けるぞ。

【9/26追記】その2 プレゼントはほどほどに

こういうのは気持ちが大事なので、ちょっとしたものをみんなで贈り合うのが一番懐事情に優しいからほどほどにしような!
一人に贈るプレゼントが3000円だけど10人だと30000円になるんだ。チリツモなんだ。みんな金は無いんだ。
そんな1つも2つも3つも4つも贈らなくて良いんだぞ!!1つで十分嬉しいので!!

【10/4追記】●リストを作る上で大事なこと

欲しい物リストを作る覚悟ができたなら、真っ先にするべきことがある。

アオのハコ コミック 1-4巻セット https://amzn.asia/d/fYtRNsB

これをリストに加えるのだ。さあ早く。

必要数を1にしてもいいし、複数もらって布教してもいいぞ!

●おわりに

誕生日に欲しい物リストを公開してプレゼントを贈り合う文化、とても素晴らしいものだと僕は思う。
大事なのは贈り合うことだ。そうすることで幸せをわかちあうことができる。
さぁ、気恥ずかしさは捨ててみんなも誕生日が近づいたら欲しい物リストを公開しよう。
さぁ、早く。とんでもない量のプレゼントをもらった申し訳無さで僕の胃に穴が開く前に早く。

そして祝おう。ハッピーバースデー!!

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』についてのつぶやき

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観た。
 
自分が7歳の頃に始まったロボットアニメが26年の時を経て完結した。
 
この作品の完結作品である当作品について、ネットミームや他者の意見に汚染される前に自分の頭で作品を理解して、自分の言葉で作品の感想を書きたかった。
僕には深い考察は出来ないから、設定考察を求めているのならここにはそういうのは無い。
 
これを書いているのは3月9日。公開2日目。首都圏での上映時間ラストが17時スタートであるため、仕事終わりに初日に観る事は叶わなかった。
 
僕は「Twitterとは自分の呟きたいことを呟く場所で、他者への配慮は身内以外にする必要など無い。ネタバレは身内にやめてと言われない限り自分の思った感想を即言う」というスタンスを取っている。ネタバレを気にするくせに最速でコンテンツを食わない奴が悪い。
 
そんな僕がTwitterではなくブログで感想を書くのは「僕の視界に一切の作品情報を与えずにいてくれた初日鑑賞勢への感謝」だ。彼らへのリスペクトただ一点のために発言の場をブログに移す。スジは通す。
初日だけで既にトイレネタに汚染されつつあったが、まぁそこは作品の内容とは無関係だったので良しとしよう。
実際僕も事前に周到にトイレに行って飲み物にも気を配り万全の体制で挑んだ上で若干尿意と戦っていたし。
 
ということで本来Twitterでダラダラつぶやこうとしたことをここで書く。
 
ちなみに僕はアニメ版、旧劇場版、貞本義行版コミカライズ、新劇場版を履修していて他のスピンオフやらパチンコやらは一切手を付けていない。スパロボもね。
 
>超絶雑な感想
・シンジがゆっくりと、だけども自分の意思で立ち上がる話。
・僕は『最終兵器彼女』がオールタイム・ベスト・コミックの1つなので、この作品も大好きだよ。伝われ。
・旧作品、貞本版を履修していたことは無駄じゃなかった。
・終わってよかったね。
 
>前作、Qについて
ネットで散々「説明不足」と叩かれた前作のQだが、僕はQ肯定派である。エヴァが社会現象になった理由は様々で、惹かれる理由も人それぞれ。エヴァが始まった当時僕は7歳、複雑な人間ドラマやストーリーなどわかるわけがない。マトリエル戦でシンジがアスカに蹴られたのはパンツが見えそうだったからというのが辛うじてわかる程度だ。それでも欠かさず夕方に観ていた。エヴァンゲリオンというロボットがかっこよかったからだ。
僕がエヴァンゲリオンという作品に一番に求めているのは「スタイリッシュさ」である。エヴァに関わる全てのデザインが非常にスタイリッシュで、未だに最高峰だと思っている。自分にとって作品のスタイリッシュさの重点は非常に重く、虚淵脚本のSFやアニゴジの評価が低いのはそういった点で明らかに自分の好みではないからだ。悪い意味でメカがダサい。
で、Qのスタイリッシュさは序・破を明確に凌いでいた。冒頭の宇宙空間の戦闘、希望の船ヴンダー、世界設定全てが至高のレベルまで研ぎ澄まされた上質なデザインをしていた。確かに説明不足感はあったが、シンでそれらの汚名は返上されたと思っている。世間がどんだけQを叩こうが僕はQに満足していたし知ったことではなかった。
 
>シンについて
ちゃんと終わった。Qで何度目だよって感じで心を折られたシンジが自分の足で立ち上がった。全てと向き合い全てを救った。Qで絶望感という名のバネがキリキリと軋むほどシンで強く跳ね上がれた。それで良いんだよ。
 
>冒頭の戦闘について
これはもう1年以上前から公開されていたし、何なら30回くらい観ているのだがそれでも劇場で観た時は感極まって涙ぐんでしまった。ちなみに30回くらい観てるのに最後のジェットアローンについては2号機のフィギュアが出て考察記事読むまで全く気付かなかった。ジェットアローンの存在完全に忘れてたわ。最後の最後で2号機が八割ジェットアローンになるなんて誰が予想できるんだよ。
 
>そっくりさんについて
・今作の最重要人物(当社比)
・Qで出てきた綾波っぽい人。この作品はこのそっくりさんに様々な感情を植え付ける事から始まるし、そこに多くの尺を割いている。無印&新劇場版の綾波と違い、このそっくりさんに感情を植え付けるのはシンジではなく第三村の人達、主におばちゃんと委員長。ここが綾波との一番の違いである。人との繋がりの重要さを伝えるためにはシンジだけじゃ足りなかったのだ。命を覚えること、言葉を覚えること、会話を覚えること、土の柔らかさを覚えること、お湯の暖かさを覚えること、それらはシンジでは伝えられなかった。そうして暖かさを覚えたそっくりさんが、抜け殻になったシンジを再び立ち上がらせる。この作品で多分一番重要なシークエンスだと思う。
・千葉県を襲った台風でライフラインが死んだ時に自衛隊の風呂に入ったんだけど、綾波がみんなとお風呂に入るシーンでそれを思い出して「そうそうこんな感じの風呂!!」ってテンション上がった。
 
 
>シンジについて
Qで散々ボッコボコにされていつもの体育座りになったシンジ、アスカに無理やり引っ張られても今回は効果薄(無くは無いと思う)。メインとしては上述のそっくりさんによって復活する。これまで何度も倒れてはなんだかんだ立ち上がってきたシンジ君、今回はかなり長い時間をかけてゆっくり立ち上がる。だがその立ち上がり方は過去のやけくそ気味だったり無理やりだったり切羽詰まってたりする立ち上がり方ではなく、真に自分の答えを見つけて立ち上がる。結果的に言えばそっくりさんの命の犠牲(?)のもと立ち上がるわけだが、多分そっくりさんが死ななくてもシンジは立ち上がれた。シンジが立ち上がれたのはそっくりさんの死によってではないのはわかる。
これまで周りに散々引きずり回されたシンジは最後の最後に自分の意思で周りを導いていく。
 
>アスカについて
・アスカも綾波同様大量生産されたパイロットだったことが判明する。そこは旧版&貞本版と違うわけだが、アスカの生い立ちについてこれまで新劇場版では何も語られていなかったしそこは勝手に読み手が解釈していただけだからね。仕方ないね。そのぬいぐるみスーツに仕込んでたの?
・旧版では散々メンタル面をボッコボコにされ、コンプレックスに押しつぶされたアスカ、序破Qではそこらへんの要素は薄く、マリとともにヴィレの戦闘要員として作品のアクション部分を彩ってくれた。
メンタル面へのダメージが薄いかわりにクロコダインばりに物理的にボッコボコにされる事が多くなったよね。それはそれでいいんだけど。
・破の綾波みたく取り込まれてしまうっていうダブルヒロインの対比的なシーンが印象的。
・旧劇場版と同じシンジと二人っきりの世界で、今度はシンジに起こされるのが良い。シンジの尻をひっぱたき続けたアスカが最後はシンジに救われる。ってかケンスケの家でずっと素っ裸でいた時はそうでもなかったのに最後だけやたらムチムチしてたのは作画担当の問題かな。試作品スーツと比べ物にならないくらいエロかったよね。
 
ミサトさんについて
・当作品では父親としてうまくやれなかったゲンドウとの対比として、母親としてうまくやれなかったミサトさんの存在が描かれる。別に二人の行動の差がストーリーの大きな分岐点になるわけではないが、不器用な大人がゲンドウだけじゃゲンドウがただのマダオだったって解釈してしまうかもしれないから丁度いいね。でもこれだけは言わせて。息子に父親の名前つけんなよ!!!!!そんなこと他にするのドラゴンボールの悟空くらいだぞ!!!!あとお前いつ加持さんとエッチしたんだよ!!そこらへんの時系列整理は考察班に任せるけど!!!
・シンではちゃんとかっこいいミサトさんが見れてよかった。
 
赤木リツコについて
ガッシュのアンサートーカー持ってるのか?ってくらいに正解を導き続け、縁の下の力持ち枠である博士だけど、それよりも出合い頭に躊躇なくゲンドウを撃ったのマジで感動した。銃を突きつけて会話する作品にうんざりしている勢はおそらく大勢いたはずなので、「流石博士!みんなに出来ないことを平然とやってのける!そこにシビれるあこがれるゥ!」ってなった人は多いハズ。もしかして前世での母親含めたゲンドウとの色恋沙汰覚えてたりする?
・あと生き残ってこれから加持リョウジのところに行って慣れない母親役をやるんだなぁと思うと良さ味が溢れてくるな!!
・これまでのアカギ博士で一番味がある。
 
>冬月について
最後までゲンドウの計画に付き合った動機がよくわかってなくて、ハリーポッターにおけるスネイプばりに実は碇ユイのことが好きで、ゲンドウの死者蘇生で碇ユイが復活するなら協力するかってなってたのかな?ってくらいしか思いつかなかった。
 
・やはりもう一度嫁に会いたかったってのが保管計画の理由なんだけど、ゲンドウの計画についてミサトさんとリツコ博士の読みが外れたのはなんでなんだぜ?いや、そもそも二人が考えていた人類補完計画と、ゲンドウの嫁復活作戦とで何が違うのか自体を僕が理解出来てないんだけど。
・行動原理がシンプルかつ大スケールなのが一番良いよね。
 
>真希波マリについて
・いろいろズルいし、若干掘り下げが足りなくも感じる。
・ただアクション担当をアスカに丸投げするのは無理があるので、一人くらい闇に飲まれない元気なパイロットが必要だよね。
・マリがゲンドウやユイの同期なのは貞本版エヴァでしか描かれてなくて謎だったけど、そこの設定はどうやら同じなようだ。多分計画当初から関わっているから、「僕が一番、ガンダムをうまく使えるんだ」が使える。
・最後のシーンでシンジと宇部新川駅を出るのが綾波でもアスカでもなくマリなのをどう捉えるか、自分には答えが出せない。
 
綾波について
正直綾波はそこまで好みではなかったけどロン毛綾波は正直クッソかわいいと思った(ロングヘア至上主義者)
 
>トウジとケンスケについて
シンジを最後まで信じてほっといたのは、やっぱ男友達って感じがしてよかった。ってか生きてて良かった。特別な人間だけが生き残っていたわけじゃないってのがわかってよかった。
 
>北上ミドリについて
彼女の立ち位置は、Qでは一般人からヴィレに引き抜かれた今どきの若者だったが、今回は感情移入する読み手のツッコミも兼ねている気がする。そういう立場だったらツッコミもするよなぁって感じで観ていた。まぁそこらへんのメタ的な爽快感は全て赤木リツコ博士のウルトラCによって持っていかれたわけだが。
 
>鈴原サクラについて
安易な萌アニメとかが好きな逆張り根暗オタクが「このキャラ好き」とか言いそう。
 
>初号機VS13号機、最後の戦闘シーンについて
やたらチープな3D戦闘シーンをどう評価するか。好意的解釈が出来なくもないが、個人的には予算は潤沢にあるんだからその年のベスト戦闘シーンになったくらい作画の暴力を観せて欲しかったなぁとは思う。特撮感あったしシンウルトラマン早く撮りたかったんかな。
序でやってた白くぼかして作画の粗を消すやつをやらなくなったから3D描写がしょぼく見えるんかなぁ。
 
>ヴンダーについて
・今回もクッソかっこいいぞヴンダー
・ヴンダーって初号機のコア使ってるんだよね?初号機に乗るっつっててっきりヴンダーから初号機が生えてくるかとおもったら違ったんだけどどゆこと?何で13号機から初号機生えてきたの??
 
>第三村
ここらへんの災害後に生き残りが寄り添って生きてるシーン、『最終兵器彼女』でシュウジがちせと別れた(?)あとらへんのシーンが重なって胸が締め付けられたんだけど誰かわかる!?!?!?!?!?
 
>作品に出てくる電車に関わるシーンについて
人との繋がりを表現したいのだとか考察はいくらでもしようがあるが、単に監督が電車好きだからでしょう。そこらへんの答えを知るために、僕は後で庵野秀明監督の『式日』を観るよ。
 
 
>余談
EDで序のテーマソングのリメイクである『Beautiful World (Da Capo Version)』が流れるわけだが、この演出で実写版『ヲタクに恋は難しい』のEDの醜悪さがより際立つ。他作品を貶めて作品を持ち上げているわけじゃない。エヴァの余韻に100%浸りたかったのにヲタ恋の劣悪で醜悪で卑陋で醜怪で最悪なEDを思い出してしまったのがムカついただけ。

ウェルビーイングに至るの話

ニーチェの言葉に「合理性ばかり追求して心の余裕をなくし、人間らしい事柄をも無駄だと見なしていると、結局は人生そのものを台無しにする。」というものがある。

 

人は成長することが得意なプログレッシブな生物だ。

失敗を反省し、原因を特定し、改善を行い、次をより良いものにする。

 

別に企業におけるPDCAサイクルの話をしているわけではない。

もっとプリミティブな所に物事のイデアは存在する。神は細部に宿るのだ。

 

そうだ。これは食べ放題バイキングの話だ。

 

幼少時、デザートバイキングの前にしこたまカレーや唐揚げを食べてしまい、本来最も幸福感が高いであろう無限のスイーツの前に腹を満杯にしてしまった経験は皆にもあるだろう。

 

そしてその失敗を反省し、米は最小限に、炭酸水は飲まず、同じおかずは選ばず、最高効率で無限のケーキにたどり着けるようになる。これが成長である。この積み重ねが人々に核エネルギーをもたらしたと言っても過言ではない。

 

だがここで最初のニーチェの言葉に戻る。

 

それは新なる幸せなのか?それは本当に幸せなのか?

 

一流の食事に慣れ低俗な食事を受け付けないグルメな人間と、選り好みせず何でも美味いと言うバカ舌な人間、一体どちらが食事というカテゴリにおいて幸福(ウェルビーイング)なのか?

 

僕は後者だと思う。

 

全ての感情を幸福感のベクトルで表記するならば前者はその閾値を上げていることに酔っているに過ぎない。ウェルビーイングは必ずしも味覚を研ぎ澄ます事にはならない。

 

つまりだ、最高効率で食べ放題バイキングを支配することは新なる幸せ、心のゆとり、ウェルビーイングではない。

 

もっと心にゆとりを持ちたい。

 

ケーキバイキングで全種類コンプすることも目的とせず、プチシューだけを連打して満足したい。なんの後ろめたさも無く、後悔の念に苛まれず、気持ちは羽のように軽やかでありたい。

 

そうなれた時、食べ放題バイキングでカレーをおかわりする手に迷いは無く、揚げ物をコンプリート出来なかったことを些細なことと認識できる。

 

釈迦が至ろうとした精神とはこれなんじゃないだろうか。

 

カレー、おかわりしよう。