15日間で行く!青森・北海道・ロシアの旅(2日目:水沢・三沢編)
9/7(金)から15日間で青森、北海道、ロシアなどを旅してきました。そんな旅行記です。
2日目分は仙台から水沢、三沢を経て青森までの旅程です。更新があまりにもゆっくりなのは許してください……
~お品書き(予定)~
1日目 9/7日(金):仙台編
2日目 9/8日(土):水沢・三沢編 ←イマココ
3日目 9/9日(日):竜飛編(作成中)
4日目 9/10日(月):青森温泉巡り編(作成中)
5日目 9/11日(火):函館編(作成中)
6日目 9/12日(水):札幌・北小樽編(作成中)
7日目 9/13日(木):南小樽・三笠編(作成中)
8日目 9/14日(金):宗谷編(作成中)
9日目 9/15日(土):稚泊編(作成中)
10日目 9/16日(日):ユジノサハリンスク編(作成中)
11日目 9/17日(月):野寒布編(作成中)
12日目 9/18日(火):旭川編(作成中)
13日目 9/19日(水):夕張編(作成中)
14日目 9/20日(木):仙台港・太平洋フェリー編(作成中)
15日目 9/21日(金):名古屋港編(作成中)
[使用カメラ]
・Panasonic LUMIX DMC-LX100
・Huawei P9
(現像なし)
せんごく
3時間寝て3時半に起床。おはようございます。食事をとりシャワーを浴びて5時少し前に宿としたネカフェを退店。昨日はずっと東北本線で北上してきましたが、今日は仙石線に乗って少し寄り道します。あおば通駅からスタート。
ところで「仙石線」、読めますか????水島は「せんごくせん」だとずっと勘違いしてました……だいたい「エデンの檻」の仙石アキラが悪い。
今回は昨日見た石ノ森ラッピングではなく普通の車輌。
たった400mしか離れていない仙台駅には05:01に到着。あおば通始発のこの列車は仙台駅を出るいちばん早起きな列車でもあるのです。
そのまま乗り続け地下区間の榴ヶ岡、宮城野原、陸前原ノ町を経て地上に出ると遠くに朝焼けが。うーん……晴れるといいなあ……
仙台、多賀城を抜け塩竈に入り、本塩釜駅に停車するころには松島湾(塩竈湾エリア)が目前に。この辺りは高架なので海がよく見えます。軽率にエモい。
塩釜港。
東北ドッグ鉄工・東北重機工事の造船所。東塩釜駅ホームに入線する直前がいちばんメカメカしく見える。かっこいい。造船所を信じろ。
無人島の岩井島と子ノ島。3つコブの一番右が子ノ島で左2つが岩井島。国道45号を挟んで海が目の前!多島海とリアス式海岸を感じます。
ところで昨日で18きっぷを使い切ったので、今日から7日間は「北海道&東日本パス」を使い倒して移動します。青春18きっぷに比べてこんな違いが。
- 利用可能期間のうち連続した7日間有効(18きっぷは期間内の任意の5日移動可能)
- 利用可能期間自体が長い
- 複数人で使用できない
- JR北海道、JR東日本、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行、BRT全線が乗り放題(18きっぷでは太字の3路線に原則*1乗れない)
- 7日分1枚で10,850円(18きっぷは5回分1枚で11,850円)
- こども半額(18きっぷにはこども運賃なし)
- 特急券を購入すれば新青森-新函館北斗間で普通車の空席を利用可能(18きっぷは2,300円の"北海道新幹線オプション券"を購入することで奥津軽いまべつ-木古内間のみ乗車可能)
- 道南いさりび鉄道は乗れない(18きっぷは"北海道新幹線オプション券"の購入で片道の通過*2が可能)
- 自動改札機を通れる*3
というわけで、7日間も使えるのに18きっぷよりお安いうえ、青い森鉄道とIGRに乗れるため青森まで行くのに便利*4な北海道&東日本パスを採用しました。昨日は18きっぷを使っていたのは大垣-熱海間がJR東海のため北海道&東日本パスでは乗れないからなのでした。
今夏の18きっぷ利用期間は9/10まででしたが北海道&東日本パスは9/30まで使えるのもうれしいポイント。在来線との接続が悪い新幹線の奥津軽いまべつ、木古内両駅をかっとばして新青森-新函館北斗に乗れるのもありがたすぎる。神。
そんなこんなで松島町の松島海岸駅に到着。「日本三景」のひとつ、松島の最寄り駅です。後続の下り列車が来るまでの29分間だけ散策。エクストリーム観光かよ。
時刻は05:40。
奥に見える橋は本州と福浦島を結ぶ福浦橋。
早朝のため駅員さんは不在。北海道&東日本パス初の下車印は入手ならず。残念!
小雨でちょっとつらい。傘?そんなものはない_(:3」∠)_
バックパックのキャパ的に厳しかったのと、5日目以降は晴れそうな予報だったのとで置いてきちゃいました。てへぺろ。
駅前の松島公園(松島グリーン広場)は震災の影響で復興工事中。立ち入りはできません。あの地震からもう7年半が経とうとしているのに未だ影響が残っています……
遊覧船の発着する観光桟橋。松島島巡り観光船企業組合と丸文松島汽船が利用しています。右手に停泊してるのは松島島巡り観光船企業組合の船っぽい。
ウミネコちゃん。
桟橋より福浦橋方面。右手が福浦島。「島」は好物なので今度は上陸したい。橋の中央少し右の奥に見えているのは翁島。
雨脚が強くなってきたところで時間も迫ってきたので駅まで戻ります。傘持ってこなかったけどがんばって詰め込んでこればよかったかも……
松島海岸駅まで戻ってくると、石巻始発のあおば通行き、この駅における仙台方面行き始発列車が停まってました。仙石線は東塩釜以東が単線なのでここで列車交換するらしい。
06:09松島海岸駅発石巻行きの列車がホームに。
石ノ森ラッピング列車を引いた。ちょっとうれしい。
松島海岸駅から高城町、手樽を過ぎると次は陸前富山駅。高城町から先は震災で大きな被害を受け、復旧までに4年以上を要した区間。陸前富山駅は地図によると海のすぐそばらしくワクワクしながら到着を待っていると……?
06:17陸前富山駅停車。
ハロー防潮堤。
期待したほど海が見えなくて残念…………だけど海際すぐにまで集落があるからしょうがない。
そりゃ景色より命のが大事……と自分で自分を慰めていると呼崎を過ぎたあたりで視界が開けた。海!
手前はたぶんカキの養殖場。中央右手が天王崎、同左手の島は右が月島で左が星島。遠くに見えているのは浦戸諸島・烏帽子列島ぽい。
月島は地図で見ると本当に三日月のような形。
かわいい。
陸前富山駅の次は陸前大塚駅。 ここからは東松島市。
この先陸前小野駅にかけては震災の被害が特に大きく、東名運河沿いに走っていた線路は内陸に移設され、途中にあった東名駅、野蒜駅も高台に移設されています。
吉田川橋梁。
空自松島基地最寄りの矢本駅。かの有名なブルーインパルスがいるのはこの松島基地です。バズーカみたいなカメラは持ってないけど一度はどこかの航空祭行ってみたい。
女川
矢本駅から先は東松島市(旧矢本町)と石巻市の市街地区間を通ります。"街"を感じながら20分ほど乗車すると06:55に終点・石巻駅に到着。石巻は宮城県で2番目の人口を擁する重要な都市です。
いきなり石ノ森作品がお出迎え。
漫画家石ノ森章太郎は宮城県北部の登米市の出身。その南に位置する石巻市では"萬画"による振興を図っており、そこかしこに石ノ森作品のキャラクターが描かれています。というか駅がすごい。本当にすごい。
……駅が本当に石ノ森作品だらけでニヤニヤしちゃうんだけど、後で石巻に戻ってきてからしばらく見る時間があるので07:00石巻発の石巻線女川行きに乗車。女川方面への始発列車です。
なんか「奥の細道」とか「Mogami-gawa Line」とか書いてある……キミ絶対普段山形にいるでしょ……
(女川から戻ってきた後に石巻駅で撮影)
カキなんかの養殖が行われています。
この万石浦、石巻から3駅先の「万石浦駅」からは見えないという謎のトラップが仕掛けられています。なんでやねん。
万石浦駅のもう1駅先、沢田駅からその次の浦宿駅までが万石浦の車窓スポット。
浦宿駅。すぐ近くに水産加工業者がたくさんあるからか、駅でドアが開いた瞬間磯のいい香りが。おなかすいた。
浦宿から女川トンネルを抜けると女川町の中心地へ。
手前のカラフルな建物は復興住宅……ではなくトレーラーハウス型宿泊施設のホテル・エルファロ。奥の小高いところに建っているのが復興住宅。
女川駅。07:25到着。震災後で駅舎を流失したため、かつて駅があった位置より少し内陸側に移設再建されています。
女川駅より女川港方面。この辺りは津波で何もかもが流されたエリアです。
女川駅から国道398号を渡った先にある商店街、シーパルピア女川。ここをまっすぐ進んで海へ。
女川港。仙台からそのまま北上せず仙石線・石巻線に乗ってここまで来たのは、どうしてもこの海が見たかったから。
水島は阪神大震災を知りません。
だから初めて「大災害」を意識した地震が東日本大震災でした。大垣では震度3。発生当時は学校にいて、よくあるふつうの地震かと思って家に帰ってみるとテレビはどのチャンネルも地震一色、津波一色でした。
恐ろしかった。と同時に、現実感が無かった。日本中が自分をダマそうとしているのならどれだけいいかとも思った。
だから確かめに来たんです。あの津波の映像を現実として受け入れるために。そしてそれを乗り越えて力強く生きる人の営みを感じるために。あれから7年半、やっと訪れることができました。
きぼうの鐘。
雨はしとしとと降っていたけれど、海面は穏やかな顔をしていました。
今回は女川や松島には立ち寄っただけ。だから今度はここを目的地としてちゃんと見て回りたい。もちろん岩手や福島も、またいつか。
07:33女川始発の小牛田行きに間に合うため、雨の中走って駅まで戻りギリギリセーフ。女川には乗ってきた列車が折り返し発車するまでのたった8分の滞在でした。やっぱりエクストリームかよ。絶対また来ます。
小牛田行きの列車は07:59に石巻に到着すると24分停車します。この間に下車して駅とその付近を散策することに。ついでに北海道&東日本パス初の下車印をゲット。
跨線橋。
蹴られて激おこの009。めちゃめちゃかっこいい。
駅入り口。女川に居たときより雨が大分弱まってて助かった。
マッハ5。
駅舎東側。
ポストの上に像が乗ってるやつ、各地にいろいろありますが結構好きです。
"萬画"という概念を生み出し宣言したのは石ノ森先生。その宣言も駅前にちゃんと示されています。
駅前バスターミナルに現れたミヤコーバスまで孤独のグルメ仕様。つくづくマンガの国だなここは!!!
時間も近づいてきたので停車中の列車に戻ります。08:23の定刻に石巻発。
5時に仙台を出てからたった3時間半だけの松島エリア・石巻圏でしたが、めちゃめちゃいいところなのがひしひしと伝わってきました。来年は大垣よりかは仙台に近いところに引っ越す予定なので、浦戸諸島や牡鹿諸島も含めて早いうちにまた訪れたい。
石ノ森先生。
陸中路
「陸中路」ということばが存在するのかは分かりませんが、しないなら水島が提唱者という事になるだけなのでむしろ問題ない。商標でも取るか。(取らない)
さて、いま乗っている石巻線が向かうのは小牛田駅。ところで「小牛田」、読めますか????水島はずっと「こうしだ」だと勘違いしてました。変な読み方だなーと由来を調べてみたらいくつかの説が出てきてなかなかおもしろかったです。
石巻線は石巻駅以西では概ね旧北上川・江合川右岸の田園地帯を進みます。途中、気仙沼線が分離する前谷地駅でメロン牛乳に再会。
本当の名前はキハ110系くんというらしい。
涌谷町の中心駅、涌谷駅での3分停車の間で下車印を頂くなどしていると列車はまもなく小牛田駅に到着。時刻は9時ちょうど。
小牛田駅があるのは美里町。はじめて来た気がしないのはたぶん3月に島根県邑智郡美郷町に行ったからかも……?というか、調べてみると「美里」「美郷」を名乗る自治体は全国で7あるらしく、そのすべてが合併によって新たに生み出された名前……そのネーミング安直すぎるでしょ……*5
小牛田駅では仙台始発の一ノ関行きに乗車。小牛田発は09:05。ここからはまた東北本線です。
時刻表見たら石巻線と陸羽東線からの接続待ちで18分も小牛田で待ってくれてたらしい。やさしい(?)。
大崎平野の黄金に輝く田園地帯を北上すると、30分弱で岩手県に突入。岩手まで到達した安心感と昨晩の睡眠不足から終点まで20分ほど寝てしまいました……スヤァ(。-ω-)zzz
09:51に一ノ関到着。岩手県の南の玄関口にして平泉最寄りの新幹線停車駅です。
市名は「一関」で駅名は「一ノ関」。改札内には駅そばもありました。
一ノ関から気仙沼までは土日限定で大船渡線経由のポケモントレインが運行されています。
平泉に乗っかる一関。
一関都市圏は岩手県内では盛岡都市圏、北上・花巻都市圏に次ぎ、奥州都市圏(水沢都市圏)とほぼ同規模と重要な地位にあります。
さて、ここで1つ問題が。それは今日の旅程についてです。もともと今日は平泉と水沢に寄りながら青森まで到達する予定でした。気になってはいたものの、三沢に寄る予定はなかったのです。
そもそもなぜ三沢が気になっていたかと言えば、どうしても見てみたいある建物があったから。しかしまもなく解体されるとの情報をしばらく前にtwitterで見ており諦めていたのです。
それでもここに来て諦めきれない気持ちがムクムクと湧いてきて抑えられなくなり。次いつ青森行けるかも分からないし、ということで建物の一部だけでも残っていないかと電話で問い合わせてみました。すると……
担当者さん「あ~まだほぼ全部残ってますよ!中の〇〇もまだ営業中です!!」
ぼく「エッッッッッッッッ!?!!?!???!??マジですか今すぐ行きます!!!!!!!!!!!!!!!!!」
気が動転してしてしまい電話口で変な声を出してしまった。はずかしい。
ともあれ諦めなくてよかった……………………………………
というわけで急遽予定を変更。平泉をやめて水沢・三沢の"沢コンビ"を目的地とします。平泉ならまた来る機会あるだろうし。
三沢の何が見たかったのかはこの記事をこのまま読めば分かります。乞うご期待!
平泉に代わり本日の第1目的地となった水沢に向かうため、一ノ関10:21始発の盛岡行きに乗車。一ノ関には30分の滞在と長めの乗り換え待ちでした。
ばいばいピカチュウ。
盛岡行きの車内は立ち客もいるほどの混雑。ここまでの旅でこれだけ混雑していたのは東海道本線の[藤沢→東京]の他に通勤通学の時間帯だった[豊橋→静岡]と[白河→郡山]くらいだったので驚いていると、2駅先の平泉でごっそり降りて行きました。みんな観光客かい。いやぼくもなんだけど。
日が昇っているうちに三沢に着けるギリギリの水沢出発時刻を検討していると間もなく水沢駅に到着。時刻は10:44。3時間24分後の14:08水沢発に乗らないといけないっぽいので、あんまりゆっくりしている時間はなさそう。
水沢薫~、セーンパーイ!!!!
水沢はかつて盛岡に次ぐ商業の街として栄えた岩手南部の街。現在は江刺市などと合併して奥州市水沢区となっています。
水沢という街に特に何の思い入れもない人からすれば「そもそもなんで水沢に行くの?」とか思われてそうですね。そんなの水沢薫センパイに会いに来たに決まってるでしょうが。
アワアワ薫センパイかわいい。(©SQUARE ENIX CO., LTD.)
カジュアル薫センパイまじ天使。(©SQUARE ENIX CO., LTD.)
かわいすぎる。しんどい。(©SQUARE ENIX CO., LTD.)
ケッコンしてくれ。(©SQUARE ENIX CO., LTD.)
はいこれで全員ファンになりましたね。かわいいので当然です。彼女と中の人のTwitterもフォローしてくださいねよろしくお願いしますね!!!(ダイマ)
さて、いわゆる「聖地巡礼」の一形態として、「キャラクターと同じ名前の場所を訪れる」というのがあります。例えば、
アイドルマスターの「高槻やよい」とやよい軒高槻店
高槻 やよい軒 - Google 検索
嵐の「松本潤」と城陽市の松本神社
嵐 松本 神社 - Google 検索
など。水沢駅を訪れたのはこれらと同じく、アプリゲーム「スクールガールストライカーズ トゥインクルメロディーズ(スクメロ)」に対する「聖地巡礼」の意図もあってのことでした。なお今回の旅とは関係ないんですが、水島は過去にもスクメロに登場するキャラクター「藤代渚」にちなんで藤代駅と渚駅を訪れたりもしています。スクメロ大好きかよ。
藤代渚しゅきしゅきおたくなので一昨日に氷点下3℃の聖地巡礼してました(岐阜県高山市久々野町渚)
— 水島🍣夜霜 (@Reif_FHI) January 6, 2018
いつか茨城の藤代駅から渚駅までの[藤代→渚]って切符で旅行したいね!
そんな藤代渚くんの出演するApricot Regulus舞浜アンフィ無料公演はこちら↓https://t.co/tx1uREXk5I#アプレグ特訓EX応援企画 pic.twitter.com/OruXfMKb4s
ついに!!!渚くんに会いに藤代駅にきました!!!藤代駅と渚駅コンプリートです!!!
— 水島🍣夜霜 (@Reif_FHI) March 20, 2018
藤代駅ホームで聞く「僕らの星空」エモすぎて泣きそうになった…
こんどは藤代→渚のきっぷで旅行するぞ💪🚃💪https://t.co/IzJLv6f2Te pic.twitter.com/peUjP2YCMn
昨日銀座で藤代渚くんに会ったのが最後になるはずだったけど、ガマンできなくなったので長野まで会いに。星は見えなかったけど雲間から月が輝いていたよ。#スクメロ pic.twitter.com/EsLlGMGc3w
— 水島🌌夜霜@3日目西け27b (@Reif_FHI) October 25, 2018
藤代のほうの渚くんに会いに来たと思ったら、すでにアルピコ交通の公式キャラクター「渕東なぎさ」ちゃんでいっぱいだった図です。 pic.twitter.com/kpQqZSozVU
— 水島🌌夜霜@3日目西け27b (@Reif_FHI) October 25, 2018
松本市渚の街区表示、歩いてたら見つけた「渚」を冠する集合住宅、そして「松本渚郵便局」。
— 水島🌌夜霜@3日目西け27b (@Reif_FHI) October 25, 2018
藤代渚に会いにきたはずなのに松本渚だと別人じゃないか……😱#スクメロ pic.twitter.com/f2IMAsg3QQ
藤代渚大好きかよ。
お目当ての水沢駅はこんな感じ。
駅名標。
駅舎。
駅そばもありますが他の駅とは違って改札外の待合室に。水沢は貨物駅でもあり、安全上旅客列車が来る10分ほど前からしか改札内に入れないようになっています。
さてさて、水沢で見たかったのは駅舎だけではありません。ぽつぽつと雨が降っていますが歩きます。やっぱり傘はない。
ゆっくり20分ほど歩いて「まちの駅水沢」に到着。道の駅ではないらしい。
「みずさわ観光物産センター」とも「Zプラザアテルイ」とも呼ばれてるらしくなんだかよく分かりません。産直兼みやげ物店みたいな感じ。
アテルイと言えばエミシの指導者。ここ水沢の地で朝廷軍と戦ったらしいです(歴史ニガテマン)。
JRも毎朝水沢始発の快速アテルイを盛岡まで運行しており、水沢がいかにアテルイ推しであるかが分かります。そのうちご当地アイドル"アテルイ"とか爆誕するんじゃないだろうか。
まちの駅内には水沢出身のヤングジャンプ作家、箱石達先生の色紙が展示されています。他に水沢出身の人物としてはメジャーリーガーの大谷翔平が有名ですね。
まちの駅でレンタサイクルをゲット。4時間以内なら300円です。
とんぼハンドルで変速有りのアルベルトとアップハンドルで変速無し(?)のママチャリが選べたので前者を選択。ついでに貴重品だけウエストポーチに詰め込んで、10kgくらいあって重かったバックパックを預かって頂きました。動きやすくなってありがたい。
うろ覚えの地図を頼りにテキトーに走ってたら雨は強まってくるし道間違えるしで泣きながら目的地に到着。
\デデドン/
国立天文台水沢VLBI観測所!!!めっちゃ来たかったんですよここ!!!!
水沢VLBI観測所は国立天文台の観測所のうち現存する最古のものです。いきなり肉料理!といきたいところですがまずは前菜から。フルコースフルコース。
前菜。国立天文台の"NAOJ"ロゴがかっこいい本館。昭和期の建築。
水沢では主にVLBIという手法で宇宙を観測し宇宙の3次元地図を作るプロジェクト(VERAプロジェクト)と、月や惑星・小惑星の構造や進化について研究するプロジェクト(RISEプロジェクト)が実施されています。後者で有名なのが月探査衛星かぐや(運用終了)やはやぶさ2ですね。
スープ。旧臨時緯度観測所本館。水沢観測所における初代本館で国指定登録有形文化財。明治33(西暦1900)年の建築。
旧臨時緯度観測所本館は現在、初代所長の名を冠した「木村榮記念館」として無料公開されています。木村はここ水沢の地で「Z項」という測地学において世界的に著名な業績を発見しており、これにちなんで水沢の至る所で"Z"の文字が使われてます。さっきの「Zプラザアテルイ」もそう。
魚料理。旧緯度観測所本館。格上げ(?)されて"臨時"の文字が取れることになり立て替えられた大正10(西暦1921)年の建築。やっぱり登録有形文化財です。最高にクールな建築。
旧緯度観測所本館は現在奥州市により「奥州宇宙遊学館」として公開されています。
入館料たったの200円。安すぎる…………
Z項や宇宙のあれこれに関する展示解説がなされています。解説はやさしめ。
さあさあいよいよ肉料理……!
ドーーーーーン!!!!!!かっこいい!!!!!!!!!!!!!!!!
デカくてゴツいものは正義。
こいつを見に来たんだよ……かっこいい………………デカすぎて大きさの感覚がバグってしまう。
手前のこっち向いてるのがパラボラ直径3.3m、左のバカデカいのが直径20m、奥のが10m。
さっきから存在感を放ちまくっているこのいちばんデカいのが水沢20m電波望遠鏡。水沢におけるVERAプロジェクトの主力望遠鏡です。
電波望遠鏡は天体からの電磁波をパラボラで集めることで観測します。観測性能はアンテナの大きさに比例するので文字通り"デカいものは正義"。
しかし、たとえ20mもあったとしても宇宙の地図を作るにはあまりにも小さい。そこで登場するのがこの観測所の名前にも入っている"VLBI"という手法です。VLBIでは遠く離れた望遠鏡が同時に同じ天体を観測することにより、望遠鏡間の距離と同じ大きさのパラボラで観測したのと同等の性能をたたき出します。
VERAプロジェクトでは水沢の他に薩摩川内市(旧入来町)、石垣島、小笠原(父島)のパラボラを運用しており、4局の同時観測により直径2300kmの望遠鏡と同じ性能を実現しています。20m望遠鏡×4が2300km。2300kmというと日本の主要4島がすべて収まるくらい。距離感がバグりそう。
サラダ。旧臨時緯度観測所 眼視天頂儀室。「Z項」はこの施設での観測結果から生まれました。明治32(西暦1899)年12月20日に完成し、現在は登録有形文化財。
デザート。旧臨時緯度観測所 眼視天頂儀目標台及び覆屋。眼視天頂儀(サラダ内に設置してあったもの)の較正のための設備。登録有形文化財。
珈琲。敷地内にあった水準点。VLBIは電波天文学で生まれた技術ですが現在は測量にも使われています。測量といえば国土地理院。なんとなく国立天文台と国土地理院は仲良さそうな気がします。なんとなくですけど。
以上、国立天文台水沢VLBI観測所フルコースでした。旧臨時緯度観測所本館、旧緯度観測所本館、現在の本館と明治、大正、昭和の建築が一度に楽しめるうえバカでかいアンテナに萌えられる1粒で何度もおいしい場所でした。
13時ちょうどくらいに水沢観測所を出たので次の列車まであと1時間ちょっと。時間があるので駒形神社に立ち寄りました。雨は少し前に止んでくれたので快適。
駒形神社は陸中国の一宮とされています。とはいえ陸中国自体が江戸から明治への過渡期に陸奥国から分かれてできた国のため、古くから「一宮」として認知されていたわけではありません。
拝殿。
厄難封じと書かれた色とりどりのひょうたんが奉納されていたのが印象的でした。
まちの駅水沢に戻り自転車を返却。次の列車までの30分ほどあるので街を見ながら駅まで向かいます。
葛に覆われた民宿。
江戸時代の蘭学者、高野長英の旧宅。国指定史跡。屋内には入れません。
駒形神社近くには高野長英記念館があり、所蔵資料の一部は重要文化財となっています。
アーケード街の西端には大型商業施設も。かつて入居していたジャスコの撤退に伴い閉店したものの、中心市街地の活性化に重要であるとして官民一体で再生させたそう。
アーケード街からほんの少し離れただけで猥雑で味のある雰囲気の飲み屋街。
そんなこんなで水沢駅に到着。14:08水沢発の一ノ関始発盛岡行きに乗車して再び北上します。
というわけで、奥州市水沢区の魅力も水沢薫センパイの魅力も十分に伝わったことと思います。なので水沢薫センパイが登場する「スクールガールストライカーズ トゥインクルメロディーズ」を今すぐ始めてください。ほら。今すぐ。
いやホントはこの旅の途中、7日目の9/13にサービス終了しちゃったんですけど、いつでも好きなときに遊べるオフライン版にリニューアルされて提供されてるのでぜひ…………*6。(ダイマ)
陸奥路
「陸奥路」ということばが存在するのかは分かりません。以下略。
本日第2の目的地である三沢は青森県東部の街。一気に岩手県を突き抜けて青森へ向かいます。
水沢を出てから15分ほどで北上駅に停車。ずっと北上してきたら北上に着いた。艦これキャラでは北上さん結構好きなので北上市にも勝手に親近感があります。本当に勝手だなオイ。
北上では結構乗ってきて車内が混雑しましたが、10分ほどで到着した花巻で降りた人も多く、北上と花巻の結びつきを感じました。
花巻でさらに新たな乗客を乗せ、多少の混雑のまま列車は盛岡駅に到着。時刻は定刻の15:15。
乗ってきた列車。折り返して北上まで行くみたい。
盛岡駅では15:22盛岡始発のいわて銀河鉄道・青い森鉄道直通八戸行きに乗り換えます。この次の列車だと三沢着が1時間半遅れてしまうので絶対に逃がせません。
乗り換え時間7分もあるし余裕やろ!と調子に乗ってたらIGR(&JR花輪線)の改札とJRの改札が思いのほか遠く、しかも若干迷ってしまったためギリギリでした。あれ…………???
構内に鎮座するわんこそば。ラグビーワールドカップ仕様になっています。
この先はIGRいわて銀河鉄道が運営する「いわて銀河鉄道線」。東北新幹線盛岡-八戸間の開業に伴いJRから分離された在来線区間の岩手県側です。私鉄なので18きっぷでは乗れませんが「北海道&東日本パス」なら乗れちゃいます。すごい。
JR花輪線の分岐する好摩駅付近では右手に姫神山、左手に岩手県のシンボル、岩手山を望みます。岩手山は日本百名山に選定されているのも納得の美しい山容でした。そのうち登ってみたい。
岩手町の中心駅で新幹線とも接続するいわて沼宮内駅(日本で2番目に利用者の少ない新幹線駅。その数なんと約80人!)を通り過ぎしばらくすると、奥中山高原-小繋間で車掌さんに声をかけられました。検札です。
実は水島は新幹線とムーンライトながら以外ではこれが初めての検札。内心テンション上がりつつ「北海道&東日本パス」を呈示すると「ありがとうございまーす」とすぐに去って行ってしまいました。さすがは岩手県、このあっさり感はおそばに通じるところがありますね(?)
そんなこんなで盛岡駅を出発してから1時間20分。ついに青森県に突入です!
JRから分離された盛岡-八戸間の在来線のうち青森県側を任されたのは「青い森鉄道」。この目時駅が境界駅ですが列車は直通します。
目時駅自体は青い森鉄道の管轄のためか駅名標も青い森鉄道仕様。電車に木が生えたロゴが可愛い。
南部町の剣吉駅に到着すると浴衣姿の小中高校生がたくさん乗ってきました。5-10%くらいだった座席占有率は一気に85%くらいに。どうやら名川秋まつりからの帰りのよう。青春だなあ。
定刻17:10に八戸駅到着。子どもたちも降りていきます。
乗ってきたIGRの車輌。
青い森鉄道とは違ってIGRのロゴはかっこいい感じ。
ここで17:13八戸始発の青森行きに乗り換え。目的地の三沢までは約20分です。
これから乗る青い森鉄道の車輌。公式キャラクターのモーリーくんが圧倒的存在感を放つ。
昭和レトロとそば
左手に八甲田山を望みながら青い森鉄道は北上します。三沢駅には17:32到着。
訪問日の翌日には空自三沢基地で航空祭が予定されていました。
北海道胆振東部地震に伴う災害派遣のため、ブルーインパルスの飛行展示の中止など規模が縮小されての開催だったそう。
改札内はブルーインパルスだらけ。ブルーインパルスの本拠地はさっき通ってきた松島です。こんなに早く再会するとは……
さてさて、三沢に来た目的を忘れてはいけません。どうしても見たかったアレは青い森鉄道三沢駅の西口を出てすぐ。
キターーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
旧十和田観光電鉄三沢駅。これを見にきたんだ………………
おそらく1959(昭和34)年の竣工。
十鉄三沢駅はこの駅前広場の整備に伴って近く取り壊されることになってるのです。間に合ってよかった……
青い森鉄道三沢駅に近い側の入り口。「電」のフォントが素晴らしい。
ホーム跡。十和田観光電鉄の鉄道事業は2012年に廃止されています。
ホーム跡左奥に見える赤い屋根は星野リゾート青森屋 元湯。ホーム跡には入れません。
十鉄三沢駅は現在「三沢駅バス案内所」として同社バス事業の案内所・待合所に使われています。
右奥の扉の先がホーム。
バス停。
一関から電話で問い合わせしたときに聞いていた「まだ営業中の〇〇」とはこれ、駅そばでした。鉄道が廃止になっても元気に営業中。ここで夕食をとることにします。
天ぷらそば。400円。これぞ駅そば!な味。
おそばだけじゃ足りなかったので味付けこんにゃくも注文しました。50円。
人がちょうど途切れたタイミングで撮影した店内の様子。閑古鳥が鳴いてるなんてことはなくて、割と頻繁にお客さんが出入りしてます。
メニューはこんな感じでした。
はじめて来たはずなのにすごく懐かしくて、おそばの温かさがみちのくの温かさに通じるようでした。無くなる前に来れてよかった。
りんご王国
18:58に三沢を出る青い森鉄道・八戸始発青森行きに乗車し青森市まで向かいます。青森駅には20:11着。
ブルー・フォレスト・ステーション。この駅には青い森鉄道とJRが乗り入れます。
改札外にあった自販機。青森県民リンゴジュースしか飲まない疑惑。。。
こんなに北の方まで来たのに"acure"の文字が。ここはJR東日本管内であることを思い出させられます。
繁華街側の東口から駅を出ると青森港に架かる青森ベイブリッジが印象的でした。
青森駅に着いてから宿を探し始めましたが、なんと青森駅徒歩圏内には大手チェーン系列のネカフェが存在しないことが発覚。自遊空間も快活もアプレシオもない。マジかよ。
そして駅チカの独立系ネカフェにはパック料金はあるものの"深夜パック"制度が無く料金がお高め。
そんな~~~と思って安ホテルを探してみると、こちらもあるにはありましたが軒並み満室orフロント営業終了。マジかよ…………しょうがないので駅チカのお高めネカフェに宿泊することに。個人的にはそこそこ快適に過ごせたのでよしとしました。
今日の旅はここまで。明日は津軽半島の最北端、竜飛崎まで向かいます。
宣伝
霜降重工は2018/12/29-31開催のコミックマーケット95に鉄道・旅行・メカミリ島で申し込んでいます。スペースは【3日目西け27b】です。
進捗アレすぎてアレなんですが、なんとかブログに書いているこの旅の旅行記を大幅に増補した本を出したいと思ってます。よろしくお願いします!!!
*1:青い森鉄道の青森-野辺地-八戸間のみ乗車可能。乗降はこの3駅のみ。
*2:途中駅での下車はできない
*3:ただし記念に下車印を集めながら旅する都合上、水島は自動改札機を1度も通りませんでした。ちなみにハンコのインクが乾かないまま自動改札機を通すと擦れて汚れてしまうので注意。
*4:18きっぷだけで青森まで行こうとすると福島から奥羽本線、仙台から仙山線、盛岡から田沢湖線(または盛岡-好摩間650円を支払って花輪線)など日本海側へ迂回する必要があります。
*5:宮崎県東臼杵郡美郷町は「西郷村」「南郷村」「北郷村」の合併により成立したので許してやってもいいかもしれない
*6:通信が重すぎて難儀なアプリだったんですがオフライン版になってめちゃめちゃ快適になりました……
15日間で行く!青森・北海道・ロシアの旅(1日目:仙台編)
9/7(金)から15日間で青森、北海道、ロシアなどを旅してきました。そんな旅行記です。
既に出発から1ヶ月が経とうとしているのが信じられません。マジかよ。
~お品書き(予定)~
1日目 9/7日(金):仙台編 ←イマココ
2日目 9/8日(土):水沢・三沢編(作成中)
3日目 9/9日(日):竜飛編(作成中)
4日目 9/10日(月):青森温泉巡り編(作成中)
5日目 9/11日(火):函館編(作成中)
6日目 9/12日(水):札幌・北小樽編(作成中)
7日目 9/13日(木):南小樽・三笠編(作成中)
8日目 9/14日(金):宗谷編(作成中)
9日目 9/15日(土):稚泊編(作成中)
10日目 9/16日(日):ユジノサハリンスク編(作成中)
11日目 9/17日(月):野寒布編(作成中)
12日目 9/18日(火):旭川編(作成中)
13日目 9/19日(水):夕張編(作成中)
14日目 9/20日(木):仙台港・太平洋フェリー編(作成中)
15日目 9/21日(金):名古屋港編(作成中)
出発
今日は残っていた18きっぷの最後の1回を使って仙台に行きます。いわゆる移動日です。仙台までは直線距離で500km、実際に乗車するのは750km超。
最寄りの大垣駅に着いたというのに、これから半月の旅に出るという実感がサッパリない。大丈夫なのか……???
大垣駅改札。大垣駅はJR東海の主要なターミナル駅のひとつ。始発列車が上り豊橋行き05:01発、下り米原行き05:23発と比較的早く18キッパーには嬉しい。
あたりはまだ暗い。だんだん日の出が遅くなっていき夏の終わりも近づいてくるけれど、旅が始まったばかりの水島の夏はまだまだこれから。
とりあえず東京
大垣駅の上り始発列車、豊橋行き05:01発に乗って東進します。
仙台まで行くとはいえ、水島はよく在来線で東京まで行くので経路の半分以上は慣れた車窓。余裕だぜ。
出発前ギリギリまで荷造りしてたこともあり、余裕ぶっこいてたら眠くなってきた…………スヤァ(。-ω-)zzz
……ハッ(。゚ω゚) 気づいたら西小坂井。よく寝た。豊橋はもう目の前!
07:07豊橋駅着。
愛知県の東の玄関口、豊橋。こんな時間なので通勤通学客でいっぱい。
駅員さんにお願いして18きっぷに下車印を頂き、改札口だけ撮影して急いで乗り換えます。07:11豊橋始発の熱海行きに乗車。
豊橋を出て2駅もすればそこはもう静岡県。
18キッパーにとって静岡県といえば東の鬼門*1。乗っても乗ってもずーーーーっと静岡。ひたすら静岡。快速なんてものはないので普通列車に揺られてちびちび東に進みます。
とはいえ水島は東京行き過ぎて慣れてしまったのでお手の物。確かに静岡は東西に長いけれど、熱海行きに乗ってさえしまえば乗り換えなしの3時間で静岡の東の端まで到達できちゃいます。ということでまた……(´ω`)スヤァ
……ハッ(。゚ω゚) 「次は静岡、静岡」のアナウンスで目覚める。この列車は08:57に静岡に到着してから10分停車します。この隙に下車印を確保。
静岡駅北口のバスターミナルにさくらももこ先生の「静岡市はいいねえ。」を発見。
この旅に出る23日前に亡くなられたばかりのさくら先生は静岡市清水区のご出身。一時期中日新聞で4コマ漫画を連載されていたこともあり、少し親近感があります。ご冥福をお祈りいたします。
列車に戻り再び東進。静岡でほとんどの人が降りたのでゆったりとしています。途中の沼津で降りたくなったけどガマンして熱海へ。
10:21熱海着。
熱海駅前には無料の足湯があります。いつも混んでる気がする。
10:37熱海始発の上野東京ライン古河行きに乗車し小田原へ。定刻の11:00に到着したら今度は11:04小田原始発の湘南新宿ライン特別快速高崎行きに乗り換え、11:33に大船着。
途中、真鶴あたりで東京まであとどれくらいかとおじいさんに声を掛けられました。よくよく聞いてみるとまさかの同郷、大垣のお住まいで、水島と同じ経路でここまで来たそう。まさかの出会いに驚き。
大船では11:36発の上野東京ライン宇都宮行きに乗り換え。これで一気に神奈川、東京、埼玉、茨城を抜けて栃木に突入します。おじいさんとは新橋までご一緒しました。詳しい話はまたどこかで。
大宮以北は乗ったことの無い初体験ゾーンですが、またも睡魔に襲われ眠ってしまいました……(¦3[___]スヤァ
ギョーザの国
約1時間のスヤァから目覚めるとそこは自治医大駅。ついに初栃木!上野東京ラインも辺境(失礼)まで来るとずいぶん閑散としています。
15分ほど揺られて終点宇都宮駅に到着。時刻は14:08。
宇都宮といえばギョーザ!しかし水島は基本的に中華系の料理がニガテという偏屈な舌を持っているためギョーザには一切興味がありません。お前何しに宇都宮来たんだよ。
せっかく宇都宮に来たので代わりに名物レモン牛乳を調達。栃木乳業の製造。
ぶどう牛乳もあった。どっちもむちゃくちゃ甘い。
駅構内にはとちぎテレビのご当地萌えキャラ、「まろに☆え~る」の広告も。
【公式】まろに☆え~る@まろらじ放送決定 (@marronni_yell) | Twitter
まだまだ北上します。14:20宇都宮始発黒磯行きに乗車。
宇都宮駅の発車ホームに駅そばを発見。旅情をかきたてる駅そばは好きです。今度来たときは食べたい。
鬼怒川を渡ったのち、「なんで氏家と喜連川が合併したのに『さくら市』とかいう訳分からん地名になるんだよ!!!!」とブチギレたり、レモン牛乳の正式名称が「関東・栃木レモン」らしいことにへぇボタンを押したり、広がる田園を眺めたりしていたらいつの間にか黒磯駅に到着。時刻は15:10、50分の乗車でした。
いわゆる「宇都宮線」はここ黒磯まで。この先は単に「東北本線」と案内されます。
駅前は工事中。
黒磯駅構内のNewDaysでメロン牛乳を見つけたので購入。メロン味は期間限定らしい。
買ってから気づいたけどつくってるのドトールだった。オイ!!!!!!
パッケージが円筒形のやつはドトール製らしい。
15:20黒磯始発の東北本線新白河行きで人生初の東北地方にむけて出発。
メロン牛乳みたいなカラーリングだなお前。
初!東北地方
新白河駅まではたった5駅、25分。新幹線も停車するみちのくの玄関口です。定刻の15:45に到着。
さて、この新白河駅。実は白河市にはありません。所在地はお隣の西郷村です*2。
奥に見える東横インも西郷村。日本で唯一の"村"にある新幹線停車駅です。
白河だるまの奥に観光案内所がありますが、よく見ると入り口にご当地萌えキャラの「小峰シロ」*3の立て看板が確認できます。存在は前から知っていたものの、乗り換えが9分しかなく急いでいたため訪問時には見逃していました。くやしい…………
15:54新白河始発福島行きに乗車。まもなくして白河市の中心駅、白河駅に到着すると左手の車窓に白河小峰城が見えています。日本百名城。
歴史都市白河、いつか観光に来たい。
白河、矢吹、鏡石、須賀川などでどんどん高校生を乗せ列車はずいぶんと混みあってきました。ちなみに須賀川市は大垣から直線距離でほぼ400km。なかなか遠くまで来ました。
福島行きの列車は途中の郡山で12分停車します。この日は2分遅れのため10分停車となりましたが、下車印を確保し駅前の状況を確認するには十分な余裕。
郡山市は中通り地域のど真ん中に位置する、いわき市に次いで県内第二の人口を誇る重要な都市。鉄道は東北新幹線、東北本線、磐越東線、磐越西線、水郡線が乗り入れており、交通の要衝でもあります。
さすがは人口33万を擁する福島経済の中心地。駅前も発展している印象。
人口34万のいわきは臨海工業と漁業の街、同29万の福島は行政の街と、福島県では主要3市で性格が異なります。
若松行きたいけどガマン。さっきまで乗ってきた東北本線に戻ります。16:45郡山発。
金谷川で福島大の学生らしき若者がいくらか乗り込んでくると、まもなく列車は終点福島に到着。時刻は17:32。福島始発仙台行きが17:35発と3分しかないため、さすがに駅前の確認はできず下車印だけ頂いて急いで乗り換え。これが仙台までの最後の乗り換え……!
仙台到着
宮城県に突入すると栃木以来の睡魔くんと再会し、白石から槻木までスヤスヤ。岩沼、名取と仙台都市圏のベッドタウンを抜ければついに…………
仙台ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
大都会ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
8回の乗り換えを経て予定通りの定刻18:58に仙台着。大垣を出てから約14時間の鉄道旅でした。本当はこの先岩手県の北上までは行けるのだけど、今日はここで夜を明かします。
仙台に来たらやっぱりコイツを食べにゃならんだろう。
牛タン。
めちゃ並んでる。金曜の夜というのも関係あるだろうか。65分待った。
優勝!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
めちゃくちゃうまかった。牛タンは人権。仙台愛してる。
仙台西口
仙台市街地の中心は牛タンを食べた東口ではなく西口。どうせ18きっぷで乗り放題なので、仙台駅からあおば通駅まで仙石線に乗車。仙台駅からあおば通駅まではなんとたった400mしか離れていない。
仙石線では石ノ森ラッピング列車に遭遇。
仙石線は仙台と石巻を結ぶ路線。漫画家石ノ森章太郎は宮城県北部の登米市の出身で、その南に位置する石巻市では"萬画"による振興を図っています。石巻は翌日に立ち寄ったので詳しくはそちらの記事(作成中)を見てね♡
仙台が誇る日本最大のペデストリアンデッキ。駅周辺の各地を結んでいます。
利府支線
宿泊費をなるべく安く済ませるため、この旅はネカフェ泊が基本。現在おおよそ21時半。ネカフェはふつう時間課金制だからもう少し時間をつぶしたくて、東北本線利府支線に乗って利府町まで往復することに決定。
まずは仙台駅から東北本線の小牛田行きに乗って2駅先の岩切駅まで。
岩切駅。工事中でした。橋上駅舎にするとか。
駅員さんいらっしゃれば下車印頂けないかと思ったけど窓口は21時までのよう。残念。
25分待って利府支線の列車に乗車。新利府、利府と2駅だけの盲腸線で、仙台とベッドタウンの利府町を結んでいます。
22:41利府駅着。窓口営業は岩切と同じく21時までみたいですが、なぜか有人改札が開いてたのでお願いして下車印を入手。
「途中下車印」、その名称からして「途中下車」という行為が可能である「途中駅」たる駅にしか置いてなさそうな印象がします。しかし連続乗車券を補充券で発券すると1枚の券片で発券されるらしく、したがって折り返し駅まで到達したか否かを区別できるように「盲腸線の終着駅」にも下車印が用意されているそうです。へぇ~~~
利府駅前には飲み屋街も。
しばらく利府駅前をふらふらした後、22:54利府始発の最終列車仙台行きに乗車して仙台に戻りました。来るときに乗ってきた列車の折り返しです。
仙台に戻ったのち、23時半頃には西口側にあるネカフェに入店。シャワー無料でありがたかった。仙台愛してる。
今日の旅はここまで。明日は青森まで向かいます。
18きっぷ
この夏使った18きっぷはこんな感じになりました。
このうち今回の旅で頂いた下車印は豊橋、静岡、熱海、宇都宮、黒磯駅、新白河、(北)郡山、(北)福島、仙台、あおば通、利府駅の11駅でした。
下車印の対応頂いた駅員さん本当にありがとうございました。
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霜降重工は2018年12月31日のコミックマーケット95に鉄道・旅行・メカミリ島で申し込んでいます。
当選すればブログに書いているこの旅の旅行記を大幅に増補した本が出る予定です。よろしくお願いします!!!
[使用カメラ]
・Panasonic LUMIX DMC-LX100
・Huawei P9
(現像なし)
厳島・厳島神社(広島県廿日市市)【島巡りその2】【社寺巡りその2】
【島巡りその2】兼【社寺巡りその2】、広島県廿日市市の厳島・厳島神社です。'17/3/13訪問。天気は残念ながら曇り。
☆☆☆☆☆
「安芸の宮島」とか単に「宮島」とか呼ばれたりする厳島ですが、これらは通称で正式には「厳島」です。
国宝の「厳島神社」を中心とした著名な観光地である厳島は島全体が世界文化遺産に指定されており、古くから信仰の対象とされてきました。厳島神社を中心とした景観は「日本三景」としても有名です。加えて島全域が瀬戸内海国立公園に指定されています。
[厳島の基本データ]
・最高峰:弥山*1 標高535m
・北端:聖崎
・南端:革篭*2崎
弥山以外の主要な峰として駒ヶ林(509m)、岩船岳(466.3m)が挙げられると思います。
☆☆☆☆☆
厳島へはJR西日本宮島フェリー・宮島松大汽船が宮島口桟橋*3-宮島桟橋間で旅客船を運航しています。下の写真はJRの乗り場。写ってないですが向かって左に隣接して松大汽船の乗り場もあります。
JR宮島フェリーと松大汽船はどちらも所要時間約10分で大人片道180円、小人片道90円です(往復は倍額)。自動車・自転車・バイクの運賃も同じです。じゃあどっち選んでもいいのん...?というお話ですが、それぞれ以下のような利点があります。
[JR宮島フェリー]
・特定の時間の往路に大鳥居便(所要時間同じ)を運航しており、海側から厳島神社の鳥居を眺められる
・松大汽船より始発が早く終発が遅い
・多客期(1月1日-10日、3-5,7,8,10月、12月21日-31日)を除いて団体運賃が安い(多客期は松大汽船と同じ)
・青春18きっぷでも乗れる
[松大汽船]
・広島電鉄の一日乗車乗船券で乗船できる(松大汽船が広島電鉄グループのため)
・広島電鉄の一日乗車乗船券の呈示で宮島ロープウエーの運賃が割引になる
私は今回往復ともJR宮島フェリーを利用。
行きも帰りも4代目みやじま丸でした。2006年5月就航の旅客船です。
マジ病み(違う)
コイツは帰り際に停泊していた3代目ななうら丸。よく見るとみやじま丸とはデザインが違うのが分かります。2016年11月就航のニューフェイスです。
先に挙げたJR宮島フェリーの大鳥居便。こんな感じに見えます。船上から大鳥居を見たい方は乗船してすぐに2階右前方に向かい待機しましょう。
☆☆☆☆☆
島上陸。
鹿。
ちょっとお兄さんなに食べてんすか...
お兄さんのぷりけつ。
Yes。厳島といえば鹿ですね。奈良公園ほどではないかもしれませんがそこらじゅうにいます。
☆☆☆☆☆
しゃもじ。大きい。
どのくらい大きいかというと、画面中央少し左あたりの柵の隙間からのぞいて見える、しゃもじの下に散らばってる粒つぶが賽銭マネーです。比べて察してください。
これ好き。たしか宮島郵便局のあたりで見かけました。
Yes。厳島といえばしゃもじですね。調理器具専門店ほどではないかもしれませんがそこらじゅうにいます。
☆☆☆☆☆
厳島神社。
正式には「厳」に旧字体を用いて「嚴島神社」と表記するようです。
祭神は市杵嶋姫命*4、田心姫命*5、湍津姫命*6。3柱とも海の女神とか航海の女神とかいわれているようです。また3柱合わせて宗像三女神と称され、福岡県宗像市の宗像大社の祭神でもあります。
さらに市杵嶋姫命は神仏習合によって仏教の弁才天と同一視されるようになったため、厳島神社は神奈川県藤沢市の江島神社および滋賀県長浜市の都久夫須麻神社(竹生島神社)と合わせて「日本三大弁天」にも数えられます。
仏教の「弁才天」なのに三大弁天がすべて「神社」なのは神仏習合と理解していても変な感じがしますね...
そういえば日本三大弁天はすべて島にありますね...!市杵嶋姫命が海の神であることと関係があるかもしれません。(もっとも江の島は陸繋島ですが...)
また厳島神社は安芸一宮でもありました。
昇殿料は大人300円、高校生200円、小中学生100円。
大鳥居。潮の満ち引きによって鳥居のたもとまで行けたり行けなかったりします。潮が満ちているのと引いているので異なった趣があるので時間があればどちらも見てほしいなあと思います。
鳥居を構成する部材のうち地面に平行なものを笠木・島木(最上部の部材)および貫*7といい、それらに挟まれるようにして存在する「看板」を扁額*8といいます。この扁額にはたいてい神社の名前が書いてありますが、厳島神社の大鳥居では海側が「嚴嶋神社」、社殿側が「伊都岐島神社」となっています。
平舞台より。
そういえばH29/1/20からH29/7/31の日程で廻廊修復工事を行っているらしく、行ったときにも昇殿受付からすぐにのところが工事中で臨時迂回路が設置されていました。
☆☆☆☆☆
置いてあったごみ。検索したら見つかりました(中国語読めない)。
每日坚果(DailyNuts)。沃隆(wolong)がメーカー名?沃隆は日本語だと「臥龍」という意味らしい。かっこいい...
以上です。弥山に登ったり島中ぐるぐるウロウロしたりしたかったのですが1人での訪問ではなかったので断念...また来ます。
島巡り:つぎ
no entry
島巡り:まえ
社寺巡り:つぎ
no entry
社寺巡り:まえ
本州【島巡りその1】
島巡りその1、本州です。
言うまでもないですが場所はここ。
大きな地図で見る
今後島巡りをするにあたって、本州を「島」と認めないのはおかしいだろうということで一応この記事を書いておきます。「島面積20傑」で調べると国土地理院によるランキングのPDFがヒットします*1が、ここに本州が載ってるので本州はれっきとした「島」です。というかアフロ・ユーラシア大陸、アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸の4大陸を除く陸地はだいたい島なのでやっぱり本州は島です(説明が雑!)。本州は島。うんうん、甘美な響きだ。今日は日本が島国ということだけでも再認識して帰ってください。...しかし本州は「本土」なので「離島」ではありません。
これ以上特に書くことがないので終わります。いいですか、本州は島ですよ。
島巡り:つぎ
谷汲山華厳寺(岐阜県揖斐郡揖斐川町)【社寺巡りその1】
社寺巡りその1です。
唐突に行きたくなったので友人を引き連れて行きました。'17/3/8訪問。
天気がよくなかったので全然写真撮ってません。
谷汲山華厳寺(たにぐみさんけごんじ)は岐阜県揖斐郡揖斐川町にある天台宗の寺院です。天台宗やその開祖である最澄の名前は中学校の歴史の授業で出てきた気がするので覚えてる方も多いかもしれません。
京都の鈴虫寺こと妙徳山華厳寺とは違います。あちらは臨済宗。
場所はここ。
大きな地図で見る
青岸渡寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)に始まり三重を除く近畿地方の各府県を巡る西国三十三所霊場ですが、その最後に辿り着くのが第三十三番札所であるここ華厳寺です。西国三十三所の結びの地というわけです。(なお華厳寺は唯一近畿地方にない西国三十三所の札所です)
西国三十三所はみな観音信仰のお寺なので華厳寺も本尊は観音さまです。
奥が本堂です。
せっかくだし奥の院まで足を延ばすか~~なんて思って山道を登ってたらすぐに雨のようなみぞれのような何かが降り始めました。この日の朝には美濃の平野部でも雪がうっすら積もる程度に雪が降ってたんですが、華厳寺は山の方にあるので場所によっては数cm積もってるところもありました。それが雨で解けてこのザマ...足元悪くて下山に不安を感じたので仏に無事帰しておくれ~~!!!と祈りながら道半ばで下山しました。命に別状はありませんでしたが靴と靴下は助けてくれませんでした。
謎の象さん。ガネーシャ...?って最初思ったんですがそれはヒンドゥー教...
調べてみたらお釈迦さまのお母さんの夢に現れてお釈迦さまの誕生を予言しただとか、白象にはいろいろ説話があるみたいです*1
菊花石が安置してある近くで撮りました。寒緋桜系の桜かなあと思ったんですが花弁が多いですしよくわかりません...
最後に駐車場の情報。下の地図にピンで示した山門前交差点からいかにも参道っぽい雰囲気が漂いはじめます。(この参道では時期を選べば桜や紅葉も楽しめます)
山門前交差点から北に参道を走っていくと下の地図にピンで示した立花屋旅館があります。県道251号線はこれより北にも続いているようにGoogle Mapには書いてありますが、旅館のすぐ西隣の二股に道が分かれている点に仁王門があり、251号線はここが終点となります(北進できません)。
251号線はここで終点ではありますが、道自体は行き止まりではありません(最初行き止まりかと思って焦った)。二股に分かれたうちの西側の道は広くはないですがさらに北進できます。この道に入り、すぐ左手に現れるのが華厳寺の駐車場です。無料でした。(調べたところ平日は無料みたいですが休日は有料かも...?)
(17/03/22追記)
地理院地図は詳細な建物の状況まで載っているのでこちらも掲載。上図中赤の点が仁王門、青の点のあたりが駐車場です。
(追記ここまで)
この無料駐車場に辿り着く前に参道沿いにいくつか民間の駐車場がありますが、いずれも300-400円と書いてありました。こちらは平日でも有料かもしれないのでお気を付けください。
ぜひ華厳寺へお越しください!
社寺巡り:つぎ
サンクリ72ありがとうございました
遅くなりましたがサンクリ72 & スク☆ぷち エテルノランドお疲れさまでした。スペースに来ていただいた皆様、スクぷち主催の方々、お話させていただいた方々、その他関係者の皆様本当にありがとうございました。
当サークルとして初のサークル参加でしたが、少部数ながら無事完売できました。
今回、この↑記事でご案内していた内容を少し改めて
「スクスト×機械学習 -Chainerを用いたDeep Learningによるアルタイル・トルテの顔認識- [第1稿]」
として30部弱頒布させて頂きました。
諸々のお詫び
いろんな点で申し訳ない感情でいっぱいなので、みっともないながらせめて顛末と言い訳を書きます。長いうえに面白くないです。
・サークル参加大遅刻
初めてのサークル参加のくせにサークル入場締切10:30に遅刻するだけではなく、頒布開始も開場1時間半後の12:30頃となってしまいました。これに関して顛末と言い訳を書きます。
そもそも脱稿したのがサンクリ当日朝6時でした。この時点でまだ岐阜の自宅にいたので印刷を現地でする覚悟を決めて急いで支度して自転車で駅までとばし、JR東海道線0719大垣発に飛び乗りました。名古屋で東海道新幹線に乗り換え品川へ、品川で乗り換えがうまくいって1004池袋着の山手に乗れそうでしたが有楽町駅線路内立入による遅延に巻き込まれて池袋着が1015頃。そもそもこの時点で(印刷が終わってても)サークル入場に間に合うか微妙です。アホ。
ここで、印刷を先にしなければならないので池袋東口キンコーズへ。ここが鬼門でした。30分くらいで印刷終われるかなーと思っていたのですがなぜか2時間弱拘束されてました。大手サークルかよ...
1215頃にキンコーズから脱出できたのでサンシャインへ急ぎ頒布物チェックを受けて、1230過ぎにやっと頒布開始できたという流れでした。
以上、皆様お察しの通りどう考えても脱稿した時間が悪いんですけれども、これに関して言い訳させてください。本当は新刊に係る作業を1月から余裕をもって進めておくつもりだったのですが、インフルエンザと胃腸風邪を併発したりして1月の進捗は芳しくありませんでした。そうして2月に入るとすぐに期末試験が襲い掛かり、流れるように卒論第2稿,第3稿,...の締切と殴り合い、あれよあれよとサンクリの週になってしまいました。この週も卒研発表の準備を並行して進めなければならなかったので、結局サンクリ物のみに集中して時間を割けたのはサンクリ前日~当日早朝のみでした。
とどのつまり私に計画性が無かったというわけです。ごめんなさい。
・未完成の新刊
新刊ですが、未完成のままの頒布となってしまいました。ざっと挙げるだけでも
(1)4.7,4.8節が書けていない
(2)十分な未知データに対して実験できていない/考察が不十分
(3)ソースコードを載せられていない
(4)皆さんにDeep Learningを試してもらうための環境設定の説明が書けていない
(5)細部の修正ができていない
が挙げられます。これに関して顛末と言い訳を書きます。
(1) 1-4章は基本的に1月と2月の頭で書いていましたが、このままの進捗では最も重要な実際に実験してみるページが書けないはめになりそうだったので5章のとりあえずの完成を優先しました。この結果4章が未完成で1-4章に渡って推敲が不十分なものとなってしまいました。
(2) (1)の通りです。
(3) ソースコードが汚すぎて載せられる代物じゃありませんでした...そのうち整形して載せたい...です。
(4) (1)の通りです。
(5) (1)の通りです。
...大体計画性が無かったせいです。そこに尽きます。ごめんなさい。
今後のこと
とりあえず未完成のままでは悔しいので、きちんと完成させて何らかの形で公開したいです。そういう意味での [第1稿] という表記でした。しかし詳細は全く決まっておりません。長い目で見て頂ければと思います。
脱稿しました!!!!!!!!!!!!!!!!印刷できれば新刊出ます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月25日
なお不完全な状態での頒布となるため頒布価格を100円下げて400円にさせて頂きます、よろしくお願いします。#スクぷち支援 https://t.co/imac6EpVr3
アタシも開場前に新刊交換とかしてみたかった
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月25日
たいへんお待たせいたしております
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月26日
12:30過ぎには頒布できそうですのでよろしくお願いします
また製作費が割と赤いので頒布価格500円でお願い致します...#スクぷち支援 https://t.co/XclofdrySj
サンクリてんやわんやでご迷惑おかけしました
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月26日
少部数でしたが無事完売できましたありがとうございました!#スクぷち支援
今日はサークル入場に間に合わなかったりキンコーズに2時間幽閉されたりキジトラさんにお尻触られたりキジトラさんにお尻触られたりしたので大変な一日でした。未完成で拙い本で申し訳なかったですがサークル参加してよかったです
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月26日
本日頒布した本のフィードバックが頂けるとありがたいです
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月26日
ここが何言ってるか分からんとか表現が厳密でないとか言ってること間違ってるとか途中で力尽きてんじゃねえとか重役出勤も甚だしいだとかコード載せろアホだとか...
謝辞にお名前挙げさせていただいた方はじめ皆様の暖かさが身に染みた即売会でした
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月26日
界隈の人が集まるサンクリはそういうところも魅力なんだよなあ
おうちに帰るまでが即売会!帰宅しましたお疲れさまでしたほんとうにありがとうございました!!!とりあえず風呂食べたい!
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月26日
風呂食べたいとはあんだけアフターで寿司食べたのにお腹すいたしお風呂にも入りたいという意味です
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月26日
サンクリの諸々の整理をしてたらいつの間にか自分の本を読んでましたが書いたやつ頭おかしいわこれ...
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月28日
なーにがIntel入ってるじゃ
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月28日
流行に乗ったつもりかしらんがサーバル、ハシビロコウ、トキの名前を出したおたくがいるらしいな?
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月28日
(22)式のyoi、どう考えてもユーリオンアイスなんだよなーとか思いながら書いてたというどうでもいい裏話。
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月28日
出力層oの出力ベクトルYのi番目の要素という意味で文字を置いたので他意はありません
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月28日
何度か推敲してましたが粗が目立ちますね......悔しい......
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月28日
参考文献と謝辞とあとがきが長い(参考文献はしょうがない)
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年2月28日
ご感想頂きました...ありがとうございます...
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年3月1日
頂いた内容を踏まえて少し補足をば。髪色で誤認しているのではないかという簡単な考察でしたが、人間の知覚においても人間が何をもって伊緒を伊緒と判断しているかの論理的説明は容易ではありません。(続く)
(続き)しかし論理的判断は何らかの「特徴」を元にするものであることには異論はないだろうと思われます。ここで、他の機械学習手法ではふつう人間が画像から特徴をある程度抽出した上でコンピュータに与えますが、DeepLearningではこれを自動で獲得する点で他の手法より優位です(続く)
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年3月1日
(続き)今回の本で構築したネットワークにおいても、3章の最後の図のように各層でネットワークがどんな特徴に反応しているかを明らかにできればもう少しマトモな考察ができるだろうと考えています。今回はそこまで到っておらず、感覚的ではあるものの尤もらしい内容を述べたという次第です
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年3月1日
※上の3ツイートに関して日本語が分かりにくいような気がしたのでさらに補足です。
「ネットワークの推論のしくみは(人間のそれと同様に)謎が多いが、少なくともDeep Learningネットワークは何らかの特徴を自動で抽出して推論の根拠としている。ここで、ネットワークの各層がどのような特徴を抽出しているか(どのような特徴に反応しているか)を明らかにできれば推論結果をより詳細に考察できるだろう」という意味でした。
というか2つめのツイートに
「しかし論理的判断は何らかの「特徴」を元にするものであることには異論はないだろうと思われます。これはキカイも同じです。ここで、他の機械学習手法では...」
と赤字の文を入れるだけで読みやすさが格段に上がるような...
「漫画やイラスト、グッズや小説」以外の(評論情報系を中心とするような)ジャンルの先駆者であるとか、これが本来の同人であるといったお言葉は他にも会場とついったで1件ずつ頂いており、非常に救われる思いです。この界隈では圧倒的ニッチさを誇りますが何かしら細々と続けていきたいです
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年3月1日
アンケートとってみたりもしましたがこんなん絶対需要ないし当日は5部捌けたら万々歳でしょとか思ってました。
— 夜霜/きときと (@Reif_FHI) 2017年3月1日
ちなみに1冊あたり200円強の赤が出てました()
サンクリ72お品書き
タスク詰まりまくりでイベント直前なのにまだ新刊完成してませんが取り急ぎお品書きをば。
源五郎(@Gegege_no_ge19)さんからの委託物はいずれも1桁しか数がありません。私の本は50部弱くらい用意するつもりです。
新刊落ちたらごめんなさい...追い込みがんばります...............
テーマはorigin.です。