「アナと雪の女王2 ビジュアルガイド」感想
内容は大きく3つで、
です。ストーリーを振り返る部分に関しては、もう映画館で何度も観たようなアナ雪オタたちにとっては今更感漂う感じ。1, 2回しか観てない一般人が読むのに丁度いいと思う程度です。
制作過程のイラスト等は基本的に「ジ・アート・オブ・アナと雪の女王2」というでっかい本の一部(ほぼ全部)を載せているものです。「ジ・アート・オブ・アナと雪の女王2」は原書「The Art of Frozen 2」の翻訳版で、私は原書しか持っていないので本書の日本語訳が新たに訳し直したのかどうかはわかりませんが、「ジ・アート・オブ・アナと雪の女王2」を持っているなら特に目新しい内容はありません。それに一つ一つのイラストも「ジ・アート・オブ・アナと雪の女王2」の方が圧倒的に大きいし装丁も立派です。
最後には制作者として監督のジェニファー・リー、クリス・バック、それにプロデューサーのピーター・デル・ヴェッコの3人のインタビューが掲載されています。このインタビューによれば続編(今作)を制作する話が出たのは前作が公開されてから約1年後の2014年末だったが、具体的に制作が始まったわけではないそうです。このインタビューは「The Official Movie Special Disney Frozen 2」という本に載っているものの翻訳です。そうと書いてあるわけではありませんが、こちらも持っているので内容が同じだとわかります。「The Official Movie Special Disney Frozen 2」には他の制作者のお話も掲載されているのでそういうのが読みたければこちらもおすすめ。
まとめると、本書は映画本編と「ジ・アート・オブ・アナと雪の女王2」と「The Official Movie Special Disney Frozen 2」の内容を簡単にまとめ直したものなので、アナ雪オタでない一般人の「もっと詳しく知りたい!」という好奇心には大いに応えてくれます。値段は本体1,300円なのでそこも含め大満足すると思います。
一方、アナ雪オタの皆さんは
- 「アナと雪の女王2 MovieNEX」
- 「ジ・アート・オブ・アナと雪の女王2」または「The Art of Frozen 2」
- 「The Official Movie Special Disney Frozen 2」
を買いましょう。なお買い揃えるのは当然お金もかかりますし、「The Official Movie Special Disney Frozen 2」は翻訳版がなさそうなので英語で読むしかありません。
- 作者:ジュリアス,ジェシカ
- 発売日: 2019/11/28
- メディア: 単行本
The Art of Frozen 2: (Disney Frozen Art book, Animated Movie book)
- 作者:Julius, Jessica
- 発売日: 2019/11/22
- メディア: ハードカバー
Frozen 2: The Official Movie Special Book
- 作者:Titan
- 発売日: 2019/12/10
- メディア: ハードカバー
アナと雪の女王2 4K UHD MovieNEX [4K ULTRA HD+ブルーレイ+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 発売日: 2020/05/13
- メディア: Blu-ray
「アナ、エルサとしんぴの川」(原題: Anna, Elsa, and the Secret River) 感想
Frozen 2: Anna, Elsa, and the Secret River (Disney Frozen)
- 作者:Rosenbaum, Andria Warmflash
- 発売日: 2019/10/04
- メディア: ハードカバー
アナと雪の女王2 アナ、エルサとしんぴの川 (ディズニー物語絵本)
- 作者:アンドリア・W・ローゼンバーム
- 発売日: 2019/10/31
- メディア: 単行本
日本語翻訳版のみ読んでます。
幼少期のエルサ、アナが母 イドゥナから真実を映し出すという神秘の川の物語の子守唄を聴かされ、その川をこっそり探しに出るというお話。
イドゥナに歌を聴かされ、二人はそのまま寝付けられる。その後アナはエルサを叩き起こして…と、ここまではまるでアナと雪の女王2そのまま。ただアナと雪の女王2では、歌を聴かされた夜、アナがエルサを叩き起こした後にするのは雪だるまを作るなどして遊ぶことだった*1し、その「川」を探しに行くのは二人が大人になってからなのでそれとはまた別の夜ということになると思う。ソフトカバーの見返し部分には
「アナと雪の女王2」の物語の鍵を握る、白く輝く魔法の川。
幼いアナとエルサは、真実とすでに出会っていた!?
とある。
ただこの本における「川」は「ホワイトリバー」という、アートハランとは別のもの。アナと雪の女王2のように精霊たちとの関わりもないわりには、アナと雪の女王2の要素がちょこちょこ見られるのが謎。結末の迎え方はなんとういうか、呆気にとられた。「そんなのあり?!」て感じ。ひらがなとカタカナだけで書かれた未就学児〜小学校低学年向けの絵本だと思えば、突っ込むところではないかもしれないけどさ…
価格は翻訳版で本体1,500円。絵本の相場は全く知らないけど、ちょっと高くないか??(笑)
原書は執筆時点で5.37ドルだし。
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*1:アナと雪の女王2の小説版にそう書かれている。 Frozen 2: The Deluxe Junior Novelization (Disney Frozen 2)
これから書いていきたいこと
私は映画「アナと雪の女王」シリーズがとても好きで、映画館でも家でも何度も観ました。アナと雪の女王にハマった当初は映画本編にしか注目していませんでしたが、実はそれらの小説や絵本が出版され、さらに映画本編とは別のストーリーも制作されています。さらにツイッターで本編の考察や本を読んだ感想を投稿している方々の存在にも遅ればせながら気が付きました。そして自分も読みたくなりました。
このブログでは、「アナと雪の女王」シリーズの本をたくさん読み、それらの感想を投稿しようと考えています。しかし本を読む習慣が全く無かったので読むのは遅く当然投稿ペースも遅いです。
Frozen 2: The Deluxe Junior Novelization (Disney Frozen 2)
- 作者:Blaze, David
- 発売日: 2019/12/10
- メディア: ハードカバー
もう2020年。前作から6年も経ってしまいましたが、これから書いていく記事で「アナと雪の女王」の魅力を発信していけたらと思います。