ダメ翻訳者。。。。

40手前、貧乏、独身彼女なしの翻訳者の日常

身の上話

こにゃにゃちは。40手前の翻訳者(男)です。

メンタルが不安定だったこともあり、長らく都内の実家でパラサイトしていたのですが、今年四月、思い切って、千葉県の某所で、一人暮らしを始めました。Craigslistで見つけた月の家賃27,000円のシェアハウスの一室を借りたのです。この安さで個室の物件に出会えたのは超ラッキーです。ちなみに僕入れて4人が住んでますが、ベトナム人女子、カナダ人青年、そしてネパール人のアラサーと、日本人は一人もいません。

今年の一月、2年ほど勤めていた会社を辞めました。気の進まない仕事を強いられるポジションに配置換えになったのが原因です。前は翻訳をさせてもらっていたのですが、ある理由で休職して、戻ってきた後、翻訳をほとんどさせてもらえなくなったのです。電話応対とアドミン業務でしたが、はっきり言って嫌でした。出社拒否になり、父と上司と僕で三社面談して、「仕事は選ぶことが出来ない(こちらの指示どうり動いてもらう)」と上司に言われて、退職の決意を固めました。この会社は障害者雇用をやっていて、僕も精神の障害の認定を取っていたので、いろいろな配慮があってそれは良かったですし、父も辞めるのは猛反対でしたが、やりたくない仕事を毎日するのは苦痛だったので、選択を後悔していません。

 

辞めた後、近所の安いシェアオフィスを借りました。月々3500円位だったと思います。そこでGengoやconyac.cc等のクラウドソーシング系の翻訳ウェブサイトの仕事を請けていました。Gengoでは当時自分はスタンダードレベルの翻訳者で、レートは1ワード3セントでした。これは翻訳のレートとしてはほぼ下限です。日本に住んでこのレートで自活するのはかなりの無理ゲーです。実際当時稼いだ金額は月6万程度でした。まあ、実家にいたので何とかなりましたが。

4月になり、ふと思い立って、台湾に旅行し3泊4日しました。HISのツアーで、ホテルは決まってますが、その他は完全にフリーでした。ツアーの代金(飛行機とホテルと空港ホテル間の移動)は7万ぐらいで、後3万円程度を台湾ドルに換えて現地で使いました。(台北101ビルにあった高級中華レストランに行ったりしましたが、3分の一以上台湾ドルが余りました。)完全に自己裁量、親の干渉を受けない時間を持つことが出来、「あーこういうフリーな感じが自分の望みだな」と気が付いて、帰国後、ふとひらめいて、外国人向けのクラシファイド広告サイトのCraigslistで部屋を探してみたら、先述の27000円のシェアハウスの個室が千葉で見つかった次第です。実家を出て行くことにしました。大家さんはアメリカ人で、フリーマーケットで売買をやっているので、CDラジカセも炊飯器も貸してくれました。冷蔵庫も電子レンジもコンロもあり、自炊も問題なく出来ます。実家にいたころはキッチンを使うと母に苦情を言われていたので、自炊はほぼ不可能だったため、外食がとても多かったのですが、今は外食は2-3日にいっぺんぐらいになっています。

シェアハウスに引っ越してからは引き続きGengoから英和翻訳の仕事を請けて部屋でやっていました。conyac.ccからも仕事のアラートが来ましたが、レートがまあまあいいBusinessレベルの翻訳をやるためには一つの仕事に付き3つの他の翻訳者の翻訳をレビューしなければならないため、レビューの責任を重荷に感じるタイプなので、やらなくなりました。

Gengoのスタンダードレベル翻訳は1ワード3セントだし、生活きついからどうしようかなと思っていたら、Gengoからプロレベル翻訳者への昇進テストの案内が来て、迷わず申し込みました。このテスト(英和翻訳の実技)には以前2-3回挑戦して落ちているのですが、今回のチャレンジで見事!合格しました。メジャーエラー(大きなミス)が一個でもあると通らないので、制限時間がないのがこれ幸いと、念には念を入れて手を入れたのが良かったのだと思います。プロレベルはワード10セントなので、これで普通に暮らせると思い、嬉しかったのですが…

プロレベル翻訳者になってもスタンダードの仕事が来るのです。問い合わせてみると、プロの人にもスタンダードの仕事が来るようになっているとのこと。プロレベルの仕事だけが来るように出来ないかとサポートに訊くと、そういうフィルタリングは実装されてないとのこと。それに仕事のアラートメールを開かないとプロレベルかスタンダードレベルの仕事か分かりません。それだけでなく圧倒的にプロレベルの仕事は少ないのです。たぶん2-3割。それに、仕事が上がってきたら、さっと取らないと他のスタンバっている翻訳者に取られてしまうので、随時スタンバっていないといけない。なんだかんだで待っている時間が長い。仕事がコンスタントにあれば、普通にサラリーマン並みに稼げるのに…自分は時速500ワードで翻訳できるので、Gengoのプロレベルの案件をやれば時給50ドルになる。が、プロレベルの仕事は少ない。しかもこのサイトでは翻訳者は番号で管理され、自分の名前が出ることはない。依頼主が「○○さんにぜひお願いしたい」という風にはならないのだ。いくらやっても自分のreputationにはならず、仕事はスタンダードレベルが大半。結局5月は800ドル程度しか稼げず。翻訳はスキだけど、なんか報われないなあ~と感じ、6月の頭を少し過ぎたあたりから、Gengoの翻訳をやらなくなった。その代わりバイトや派遣の仕事の面接を受けだした。翻訳や、英文メール対応や、その他の英語の読み書き会話が生かせる仕事。(ちなみに私はアメリカの高校を卒業して、アメリカの大学を無期限休学しています。)だが本日に至るまで全滅である。大卒じゃないからか?英語が出来る人が増えているから?TOEIC960の証書も、水戸黄門の印籠ではないようだ…

7月現在金がかなりやばくなっている。MUFGの口座には4万ちょいしか入っていない。今月14日に払う家賃及び公共料金の負担分とイーモバイルの4500円と携帯代を払ったらほぼゼロになる。それとは別に、駿河銀行のデビットVISAに、45000円ぐらい入っているが、ここから食費や交通費等の就業活動費を出しており、底をつくのは時間の問題。後は証券会社の口座に数万円程度入っている。お金が入ってこないとこれらの口座に入っているお金は夏真っ盛りになる前にすっからかんになるだろう。非常にまずい。

ただ、有難いのが、ある年上の友人が、5万までなら貸すよ、って言ってくれているので、マジでやばくなったら借りようと思っている。後はクレジットカードが一枚、デビットVISAとは別にあり、ショッピングが40万程度、キャッシングも20万程度あるので、これらの枠を使うことも可能だ。枠はほぼ手付かずで残っている。ただカードで生活するなど、利息を考えると正気の沙汰ではないので、これは避けたい。ある人にも、カードで借りるのは辞めておけといわれた。

 

お金が足りないなら親にお願いすればいいのだろうが、それはなるべく避けたいところである。いくら父が歯科医だからと言ってもである。70を過ぎて高齢であるし。弟もおり、兄に似ず年収1000万プレイヤーだが、兄の意地として、弟に頼るのも嫌である。

 

今日も、ネットで見つけた、百貨店での通訳要員の仕事の派遣登録に行って来たが、採用一名で、他にも候補がいるので、楽観できない。女性が多い職場だそうで、女性が優先的に採用される可能性がある。あさって合否連絡がもらえるが、あまり期待しすぎないほうが良いだろう。お金が入らない時間がいたずらに過ぎていき、口座の残高だけが減っていく。一時的に「うわ~」となる時もある。実際状況は厳しくなっているのだ。

 

ハローワークの委託訓練に行くことも考えている。訓練を受けたいというよりも、給付金が目的だ。条件を満たせば、月10万もらえる。加えて、訓練に通うための交通費も。ただ、定員があるので、応募が通るか分からない。かなり前に訓練に申し込んだが、選に漏れた。今回はどうだろうか。Webデザイン系の講座に行こうと思っている。特にJavascriptに興味があるので。これも絶対確実な道ではないが、やってみるしかないだろう。今4時50分だが仮眠を取って午後一番に本八幡ハローワークに行くつもり。というわけで、夜が明けつつある中、眠れるか分からないけれど、横になります。