マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

【大会記録】舞鶴赤れんがハーフマラソン2022

左からカドゥケウスさん(@sukiy_aki),hiroセンセー(@Hirosense_),TDKさん(@ryota_tdk),筆者(@marathon_yuki)*1

 2022-2023シーズン、開幕戦。

 2022年10月9日に京都府舞鶴市で行われた舞鶴赤れんがハーフマラソン2022のレースレポートです(1話完結)。陸連公認大会。筆者はマラソンを本格的に始めて4年目ですがハーフマラソンの公認大会に出るのは初めてでした。レベルが高く、レベルの近いランナーと競い合えることを楽しみにしていました。

大会特徴

 海が見える区間が長く、展望が素晴らしいコースです。雁又トンネルの区間が坂となっていて、トンネルを通ってまた戻ってくるコースのため、2回大きな起伏があることになります。またトンネル内はGPSの捕捉ができず、ペース感覚がわからなくなりました。後半は高低図を見る限りはほぼフラットですが、細かい起伏が思いの外あり、前半の疲労した脚には堪えるものがありました。ただし、折り返しは一箇所だったので、大変走りやすかったです。給水は5箇所(3.7km, 8.8km, 10.5km, 14.3km, 18.6km地点)でちょうど良かったです。

 また大きな特徴として海上自衛隊の基地に入ったり、艦船が間近で見えたりします。ミリタリーマニアでもないのに変にテンションが上がりました。実行委員会に海上自衛隊の方が名を連ね、声援も大変にありがたかったです。

https://maizuruakarenga-marathon.jp/2022/wp-content/uploads/2022/06/coursemap2022.png

https://maizuruakarenga-marathon.jp/2022/wp-content/uploads/2022/06/coursemap2022.png

 

このレースに至るまで(背景)

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 2022年4月にかすみがうらマラソンを2°48'08"で完走してから、仕事やプライベートで忙しくなってしまい、6, 7月は200kmほどほぼ健康jogで過ごしました。これまで2年半続けてきたTwitterも更新できないくらいには追い込まれていました。

 7月の終わりごろに少しずつ生活が安定してきてポイント練習を再開。8月からは週1回のインターバルor閾値走、週1回の20km以上のランニングを入れられるようになりました*2 強度の指標となるVDOTはマラソンの記録(2°48'08")から算出した58で練習していました。インターバルですと3'28"/km、閾値ですと3'46"/kmペースとなります。

 9月は将来のことも考えて夜ランから朝ランに変更し、突貫工事で身体を作っていきました。9月のポイント練習では、徹底的にLTに焦点を当てて練習を行いました。

9月後半にかけて走りこみをすることができ、何とかなるかも!と思いました。

装備

思うところがあり、レースで初めてVaporfly Next%2を使用しました。
  • シューズ:Nike Vaporfly Next%2
  • ウェア(上):シングレット Newbalance
  • ウェア(下):コンプレッションタイツ 2XU
  • キャップ:Feelcap
  • カーフ:2XU
  • ソックス:Tabio レーシングランプロ*3
  • サングラス:Swans 

 昨シーズンは、勝負レースにadidasのadios Pro2を使用していましたが、同じメーカーのシューズではなく、色々と試してみようと思い、今回は1万5000円ほどで手に入ったVaporfly Next%2にしました。

レース前の記録と目標

 ハーフマラソンのPBは2020年10月に出した1°21'16"(ロケットマラソン)でした。2021年11月にサブ80を目指して挑戦したレースでは10.5km DNFとなり、本気でこの記録に挑戦する大会はその時以来となります*4

 最低でもサブ80と思っていましたが、レース4日前の練習では10kmのLT強度の練習を36'55"(Avg. 3'41")でまとめることができました。その時の主観としてこのペースでは押せないが、もう少しペースを落とせば確実にハーフは走れると感じたので、目標を79分切りに設定しました。

レース前

 前日は仕事が入っており、夜にバスで福知山へ移動しました。舞鶴の宿は手違いでキャンセルすることとなりました*5。自覚があるのですが、自分は詰めが甘く最後の最後でやらかす傾向があります。そのため、前々日は念入りな持ち物チェックを行いました。

 当日は9時半スタートでしたので、6時までぐっすりと6時間強眠ることができました。6時半までにはおにぎり2個と春雨のサラダを食べ、7時すぎの福知山-東舞鶴の電車で40分程度電車に揺られて、東舞鶴に到着しました。現地到着は8時すぎで、受付が8:30までのため、先にお手洗いに行ってその後着替え、8時45分にはアップで1.5kmほど流しを数本入れて整えました。動きは良いと感じました。9時に整列し、後からの割り込みに若干イライラしつつ、Twitterフォロワーのべいやんさん(@karakuchiwanko)とかすみがうらマラソン以来の再会を果たし、後方に前掲のラン友さん3人を確認し、よしやるぞ!となりました。

レース 

 当日の天候は曇り、気温は16℃ほど。体感暑くも寒くもなく、風はレースに影響に与える程度のものではなく、ムシッとした感じもなかったです。つまり言い訳のできないコンディションが揃っていました。グロスネットタイムのズレは2秒。以下は手動ラップで1kmごとにとったラップとなります。

〜5km(3'48"-3'30"-3'40"-3'57"-3'40") 18'35"

 3'45"を切るくらいのペースで入りたいと考えていましたが、最初の入りは3'48"、想定内でしたので2kmも同じような力感で走りましたが3'30"、GPSが狂っていたのでしょうか?平坦なのにおかしいなぁと感じながらの走り始めでした。今回私は79分切りで申請を出していた(と思う)ので、アスリートビブスの番号が近い方を風よけにして、余計な力を使わないように最初は走りました。

 3kmから4kmからトンネルに向かう坂では3'45" +10秒くらいを想定していたので、まずまずかなと思いました。上り坂は個人的に強いので前のランナーをパスすることができ気持ちよく走ることができていました。4kmから5kmのトンネル内はGPSを拾わないため、スピード感がわかりませんでしたが、速くなりすぎず走ることができていたのではないかと思います。トンネル(公道)を走るマラソンに高揚感をおぼえていました。

5km〜10km(3'33"-3'41"-3'54"-3'31"-3'47" 37'02"(18'27")

 5km手前でトンネルを通過すると、下りになります。ここでは先ほどの上りとは対照的にうまく「転がる」ことができず、前のランナーには引き離され、後ろから抜かれる格好となりました。うーん、下りが下手です。またこの時足裏にマメができているのを感じていました。

 5kmを過ぎると、海上自衛隊の航空基地に入るという稀有な体験ができます。若干のテンションの上がりを感じつつ、まだまだ呼吸は安定している状態でした。今日は行けるぞと思いつつ、あまり時計を見ずに体感を信じて走っていました。基地を抜けると、また来た道を戻る形となり、2回目の坂です。キツい坂はこれで終わり、これ以上キツい勾配はないんだ、と自分の中で念じながら走っていました。この上り坂で心拍は192を記録していました。最大心拍の96%といったところでしたが、全然苦しいといった感じではなかったです。

 この10kmあたりはTDKさんとペースを作り、直後にべいやんさんがいるという隊列で、ランニングを本格的に始めて3年で知り合いが増えたなぁなどと考える余裕はありました。

10km〜15km(3'42"-3'45"-3'44"-3'45"-3'47") 55'47"(18'45")

 高低図を見る限りはアップダウンがほとんどないように見える後半ですが、川を3箇所ほど渡るのもあり、橋の細かなアップダウンがボディブローのように効いてきます。半分の通過からを見る限り79分切りの貯金があることは十分にあることに気づき、3'45"で押せれば余裕でクリアできるという安心感がありました。13, 14kmあたりで疲労が出てきているのか、左脚の動きが悪くなってきているのを感じましたが、焦らず海を眺めることで気を紛らわしていました。風景がいかにも海の街!という風景で楽しめました。

15〜20km(3'41"-3'41"-3'48"-3'44"-3'51") 1°14'34"(18'47")

 15kmから16kmにかけて、唯一の折り返しポイントでここでラン友さんとのスライド及びエール交換ができました。動きが悪くなっていましたが、声を掛け合うことで身体の動きが改善された気がしました。また、後ろからどんな人が来ているのかを確認することができました。絶対負けたくないなと思っている方がいたのですが(上記の方々ではないです)、20秒くらい先行していたので最後までペースを守れれば確実に抜かれることはないと思っていました。そのスライドでもう一人確認していたのは女子選手のトップの(優勝された)方でした。その方には今まで '20高槻ハーフマラソン、'21なにわ淀川マラソン、'21奈良マラソンで惨敗しており、勝手に目標にしていました。折り返しの時点で目測15秒くらいの差といったところでしょうか。序盤から同じくらいのペースで走っていたのですが、坂の下りで置いて行かれて、そのまま同じようなペースで走り、差が詰まらずにいたのでした。

 前に良い目標ができたので、少しずつ詰めていこうと思っていたところ、何キロかは忘れましたがTwitterフォロワーさんのM. Ryoさん(@The__Beagles)が後ろから来ていて、あっという間に抜き去って行かれました。何とかお声かけはできましたが、本当速かったです!全く抵抗できませんでした...笑

 そんなこんなで19km地点まできたところで、アクシデントが起こりました。橋を渡るためにちょっとした起伏を上ると...奴がきたのです。

左のふくらはぎにピクピクっとする奴が...

 まさか、ハーフマラソンで攣りの前兆がくるとは思ってもみませんでした。幸い、ゴールまで脚が攣ることはなかったのですが、全く想定外の出来事に若干狼狽えました。それでもあと2kmと思い、何とか持ち堪えてくれと思いながら走っていました。なお、18kmあたりからこれまでこの文章の中では登場していないランナーですが、後ろをピッタリとつけられており、ゼーハーという息遣いが不快に感じられました。

20km〜ゴール(3'40"-19") 1°18'34"(4'00")

 20kmの通過時点で、脚が攣ってもサブ80は確実。ただ、ここで安全策を取るよりも攻めていこう、後ろのランナーを振り切ろうと、前の(女性)ランナーを目標にペースを上げていきました。すると、みるみる前との距離感が詰まっていくのがわかりました。このあたりは無我夢中で走っていました。オールスポーツさんの写真を見返すと、悶絶の表情でしたが...笑 スタート地点に戻ってきて、声援が聞こえてからスイッチが入り、ラストスパートをかけます。

 結果、ラスト100mのところで、女性ランナーを捉えたところがゴールでした。ありがとうございましたとお伝えしようと思ったのですが、記録達成の高揚感で忘れており、お礼を言うことができませんでした。反省。その方は京都の方で、練習会でご一緒したこともあるので、今度お会いしたら必ずお礼を言うことにします...。その後、ラン友さんたちと健闘を讃えあいながら余韻に浸っていました。

全体の内省

 今回の記録達成の要因として

  • 調子の波を本番に合わせることができたこと
  • 記録を出すための環境が揃っていたこと

が挙げられます。9月から走り込みができていたことで、体重に関しては前走マラソンで2時間48分台を出したかすみがうらマラソンと同じくらいの重量に戻すことができており、主観的にその時と同じような状態だ!と思い、本番を迎えることができました。また直前でのポイント練習では余裕を持ってレースペースを終えることができていたため調子よく、自信を持って大会に臨むことができました。さらに、気温が16℃、曇り、しかもほぼ風なしという最高のコンディションでした。ここでPBを出さずしていつ出すんだと自然と気合が入りました。

 正直6,7月の段階ではスピード低下は否めず、10月の時点で自己ベストが出せるほどの調子に上げられるとは思ってもみませんでした。ただ今後もライフイベントの発生など同様の状況は想定されますが、決して長い期間の準備期間ではなかったものの、諦めずに練習を積んでいけば、何とかなる場合もあると今回の準備から学びました。

 一方で課題に関しては

  • フォーム
  • 筋力不足

が挙げられます。後で撮ってもらった動画を見て気がついたのですが、私の走りは全体的に前傾になっておらず、直立に近い形になっています。フィードバックをもらい確かにそうだと感じました。ほんの少しの意識だと思うのですが、改善できるポイントだと思いました。

10.5km付近での筆者のフォーム

 また、下り坂での走りでは、フォームが全然なってなかったように思います。正直下りの走り方はいまだにわかっていません。昨年(2021年)の奈良マラソンもその弱点が顕著に出たのですが、前述の通り、「転がる」ことができなかったように思います。その結果前には離され、後ろには追いつかれてしまいました。シドニーオリンピックで金メダルを取られた高橋尚子選手は、下りは「小石」のようにピッチ走法で走るイメージとおっしゃっています。

sports.yahoo.co.jp

 下りは以前から苦手ですが、今後のフルマラソンでは、起伏の激しいコースを走る予定ですので、へっぴり腰にならないように前傾をうまく活かす走りを模索して行きたいと思います。

 また、全体的な筋力不足も今回感じました。本大会ではNikeのVaporfly Next%2を使用したのですが、これは以前かすみがうらマラソンで使用したadidasのadios Pro2よりも明らかに反発が強いです。それにより、自分が走るというよりも走らされている感覚がありました。走り込みはできていたものの、筋力を生み出す補強はあまりできていなかったように思います。また、ポイント練習などで厚底のシューズばかり使っているため、ヒラメ筋のような脚筋が発達していないのでは?ということに最近気がつきました。さらに今回思いもよらないところで脚攣りの予兆を感じました。これは筋疲労もありつつ、筋力不足が原因ではないかと分析しています。そこで普段の練習では、場合によっては薄底を利用し、筋力を鍛えるといった手立ても考えられるのではないかと思います。

 ということで、今回は改善できる部分を炙り出せた点も含めて、非常に良い経験ができました。

 なお、今後のマラソンの予定は以下の通りとなります。

11/13 おかやまマラソン

11/20 神戸マラソン

12/18 加古川ラソン(サブ3公式ペーサー)

2/19 京都マラソン

 11月に2週連続フルマラソンがありますが、貧乏性なのでDNSにはせず、どちらかはファンランにしようと思っており、どちらかは本気で狙っていきます。神戸を本命にしたいのですが、前週にファンランで翌週本気でフルマラソン疲労の観点から...うーん。でも神戸で本気で戦ってどこまで通用するか(何位くらいに入れるか)を知りたいという気持ちもあり...さてどうしようかとここ1か月ほど悩んでいます...

 また目標はサブ245なのですが、今回の結果からすると、まだまだ自分の実力はそこには到達していないと感じました。11月に向けて、今回見つかった課題の部分を今まで行ってきた取り組みとともに、強化していきたいです!

サブ245はまだ高い壁に感じられます

 最後までお読みいただきましてありがとうございました!

余談

 大会後は、カドゥケウスさんの運転でhiroセンセーと舞鶴の魚介類を堪能しました😊

舞鶴のサカナテラスさんで昼食をとりました。魚介類をその場で調理をしてくださる(調理方法も選べます!)スタイルで、海の幸を心ゆくまで堪能できました✨ここは再訪の価値あり!

www.google.com

*1:@以降はTwitterのIDです。内輪ネタにならないよう、アクセスいただければどんな方からわかるように明示しています。

*2:参考までに8月の走行距離は320km

*3:写真に写っているのはFunctionalfitのソックスですが、変更しました。

*4:フルマラソンの調整(2021年12月小野ハーフマラソン)やペーサーとして参加したレース(2022年3月ロケットマラソン)があります。

*5:タバコが全くダメなのに喫煙の部屋を取ってしまい、キャンセル。それに気がついたのがレース3日前でした。

【大会記録】かすみがうらマラソン 2022(レース当日編) 〜第2楽章終結〜

いざ勝負。J:COMスタジアム土浦にて

 2022年4月17日に行われました、かすみがうらマラソン 2022のレースレポートです。前回は前日までのプロセスをお示ししました。

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コース特徴

前半にアップダウンが多く、後半はほぼフラットなコース。

Retrieved from: https://kasumigaura-marathon.jp/course/

 最初の3kmで25mほど上ります。15km過ぎにも上りがあります。ただ、上り坂としては決して急なものではなく、いかにそこで気負わず体力を消耗しないよう上るかが鍵だと感じていました。後半は縦軸を見てもわかるように、上りも5mも上るところがなく、平坦という表現が適切であるように思われます。

気象条件

4月なので、エントリー当初は暑さを懸念していましたが...

Retrieved from: https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_a1.php?prec_no=40&block_no=0324&year=2022&month=04&day=17&view=p1

 暑さを感じましたが、風が適度に吹いていたのが良かったです。後半は曇り空で気温は16℃までしか上がらず最高のコンディションとなりました!

かすみがうらマラソンコース、180°の折り返しのない周回コース。ありがたかったです。

Retrieved from: https://kasumigaura-marathon.jp/course/

 風は東から吹いてきていましたので、前半は向かい風、後半は追い風でした。前半はコースのアップダウンもあったので、いかに良い集団を見つけられるか、そんなことを考えていました。

今回の装備(再掲)

  • シューズ:adidas adizero adios Pro 2
  • 上:2XU シングレット
  • 下:2XU コンプレッションショーツ
  • カーフ: 2XU MCSコンプレッションカーフガード
  • ソックス:Functionalfit レーシングソックス
  • サングラス:SWANS E-NOX EIGHT8
  • キャップ:FEELCAP
  • ウォッチ:GARMIN Athlete 235J
  • 心拍ベルト:GARMIN
  • 補給:Aminosaurus(カフェインあり・なし), Maurten(カフェインあり・なし), VESPA HYPER, Mag-on(顆粒)

 前回の奈良マラソン2021と似た格好ですが、攣りの予防効果を少しでも高めようと、脹脛(カーフ)に圧着性のあるコンプレッションガードを使用しました。また、ソックスを5本指にして、足指をコントロールしやすくしました。

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レース当日(会場入りする前)

 朝は5時に起床、大体6時間ほど睡眠をとることができ、6時にバイキング形式の朝食をいただきました。特に朝食にはこだわりがないので、食べたいものを好きなだけ食べるようにしました。それにプラスしてMaurten 320を入れたスポーツ飲料をちびちび飲んで、6時15分にJR勝田駅に着き、そこから1時間近くかけてJR土浦駅へ向かいました。

朝食にて。さすが「ひたち」なか

 7時25分ごろにJR土浦駅に到着し、そこから徒歩で10分ほどかけてJ:COMフィールド土浦へ向かいました。

初土浦でした。多分マラソン以外では...(おっと誰か来たようだ)

 スタートが9時45分でしたので、スタート2時間前には会場入りしたこととなります。

会場入りしてから

 会場では、健康管理チェックの関所があるのかなと思ったら、事前の問診をクリアできていれば、特に会場内での検温は不要でした。他の長野とか加賀温泉郷とかPCR検査ないしは抗原検査していたようですが*1、こちらは拍子抜けするくらい簡単に「0次関門」を通過することができました。

かすみがうらマラソン 2022の目標

 もちろん2時間50分切り(サブエガ)です。

申し込み時に2時間49分59秒と書いていました。

 ギリギリでもカッコ悪くても良いので、絶対にサブエガを達成すると心に誓っていました。ちなみに、私は2°49'59"というタイム申告でAブロックだったのですが、そのブロックの前にはSブロックがありました。

いつも使わせていただいています!https://run2die.net/cal/

 最初の5kmは渋滞や上り基調のためゆったり、後半は基本的にキロ4で押し、35kmからは多少ペースが落ちて貯金を切り崩してもよいプランとしました。

スタート

 スタート時(9:45)のコンディションは14℃ほどで晴れ。若干風が吹いていましたが、暑さを黒基調のウェアだったため、日差しがあるとそれを吸収して熱が感じられました。

 スタート2時間前に会場入りと時間に余裕があったのでスタート1時間ほど前に軽く1kmほど走り、流しを入れました。この大会の1ヶ月ほど前から左足首を調子が悪くそれが心配だったのですが、微妙な違和感がありました。うーんと微妙な感情を抱きつつスタート地点へ。

 10マイルの選手たちを見送りつつ、念のためトイレに行きスタート15分ほど前に、Vespaを摂取し、スタート地点へ。スタート地点では、何人かTwitterで見たことあるかも!という方がおられたのですが、自分のことに集中して頭の中でどう走るかをシミュレーションして、号砲を待ちました。

☆スタートから5km [5km Lap: 20'24"]

*[     ]内は公式の5km毎のグロス(号砲と同時にスタートする時間)の記録です

5km: 20'24" (4'04"-4'06"-4'03"-3'58"-3'58") 

*(     )内は参考までにStrava上の1km自動ラップの記録です(距離のズレが大きいため、5kmラップと自動ラップの数値は合っていません)。1km毎に手動でラップをとれるほどの余裕はなかったです...

*5km: 20'24" としているのは公式のGrossでの通過タイムです(以下同様)

 全体を通して、奈良マラソンの時と同じ轍を踏まないことを頭では思い浮かべていました。最初の3kmは上り坂であることがわかっていたため、4'05"あたりで進めていきたいと思っていました。4'05"という計算は奈良マラソンでの激坂の経験を踏まえてです。奈良マラソンの時よりも斜度が大きくはないので、4'05"でちょうどくらいかなと思って走ってみると、心拍が170くらいで丁度いい感じでした。後ろから抜かれながら落ち着いて走ろうと言い聞かせていました。なお、走り始めたら左足首の痛みは感じられなくなっていました。これがレースマジックというやつでしょうか。

☆5kmから10km [20'00"]

10km: 40'24" (3'59"-3'59"-3'57"-3'57"-4'02")

 5kmから10kmは起伏がさほど激しくないため、目標となる1km4分のペースがどんなペースかを確かめる区間としていました。今まで積んできたペース走と同じ感じで楽に走ることができていました。

 5kmを過ぎると進路が東となりましたが、ここでは完全な向かい風でした。2〜3mくらいの風でしょうか。そこで誰か良い感じのペースの方はいないかと探していましたが、この時点ではそういった方には出会えず、時折、風避けとなる方を見つけながらも単独走に近い形で走っていました。

☆10kmから15km [19'37"]

15km: 1°00'01" (3'55"-3'56"-3'53"-3'55"-3'50")

 相変わらず向かい風の中でしたが、10kmを過ぎたところで15人くらいの丁度良い集団を見つけたので、少し力を使ってペースを上げて前につき、風避けにさせていただくことにしました。私の知り合いでかすみがうらマラソン優勝経験がおありの方がいるのですが、その方のアドバイスを求めたところ、「前半はちょうど良いペースのランナーにくっついていくのがおすすめ」とのことでした。

 結果的にこのアドバイスのおかげで前半のアップダウンを集団を使って楽させてもらい、風の影響を軽減させ体力を温存することができました。そして後半バテずに走ることができました。Iさん、本当にありがとうございました✨

☆15kmから20km [19'48"]

20km: 1°19'49" (3'59"-3'54"-3'59"-3'56"-3'54")

 おそらくこの集団がサブエガを狙う集団だったのでしょう。ピタっと、良いペースで走ることができ、ただ前についていくだけ。この時私は思考停止人間になりました。この区間はほとんど記憶に残っておらず、エネルギージェルを危うく飲み忘れるくらいでした。

☆20kmから25km [19'52"]

中間地点: 1°24'11" (参考:奈良マラソン2021でのハーフ通過は1°24'33")

25km: 1°39'41" (4'01"-3'51"-3'59"-3'56"-3'59")

 中間地点を過ぎたところで奈良マラソンと比べ、圧倒的な余裕がありました。もう上り坂らしい上り坂がなかったことが、心理的にポジティブな影響をもたらしました。相変わらず15人くらいの集団で良いペースで走ることができていましたが、何人か脱落しかけていました。この辺りから暑くなるかなと思いましたが、幸い曇っていたため、暑さはそこまで感じられなかったです。

☆25kmから30km [19'49"]

30km: 1°59'30" (3'55"-3'58"-3'59"-3'52"-3'59")

 アップダウンの区間は終わり、残りは平坦なコース。キロ4ペースを維持すること、前の集団についていくことが頭にありましたが、一つ不安もありました。それは足攣りです。前回の奈良マラソンでは27kmで左の脹脛にヒクッとした感覚が襲ってきました。それ以前にも30km手前で攣ってしまった経験があったため、内心ビクビクしていました。 ですが、ひとまず27kmをクリア、このあたりでサブエガを狙う集団はバラバラになりましたが、ペースが落ちることはなく、快調に巡行していました。

☆30kmから35km [19'57"]

35km: 2°19'27" (3'57"-3'58"-4'00"-3'59"-3'57")

 ずっと平坦ということで力の使い方については余計なことを考えなくてすみました。30kmを過ぎると、足攣りあるいはペースが落ちてきたランナーを拾う場面が出てきて、私としては元気が出ました。また前を良い感じで走られる方が現れたので、前後を交代交代する形で、ひっぱり合うようにしました。ここまでくると、任せるというよりは運命共同体みたいな感じで。ただその方は35kmくらいでいなくなってしまわれましたが...35kmに近づいても、良い感じで脚は動いてくれていました。そしてこの頃には足攣りのことも忘れ、32kmからはあと40分で終わるとカウントダウンをしながら、絶対にサブエガ達成するんだ!とそんなことを考え自分を鼓舞していました。

☆35kmから40km [20'00"]

40km: 2°39'27" (3'57"-4'00"-4'03"-3'56"-3'56")

 奈良マラソンの時はなんとか35kmまでは下りを利用して粘りましたが、そこからも断続的に上り坂が続き、下り坂で回復することができず、ペースダウンしてしまいました。しかし今回はそんなことはありませんでした。

こいつ…動くぞ (38km地点)
動画、ありがとうございます!https://youtu.be/VgU1kI_L81w

 前回奈良マラソンでは、35km地点で余裕のなさから腕が振れなくなっていましたが、今回はその失敗を活かして意識的に腕を振っていました。脚が重くなってきていましたが、心拍数は175ほどでキツすぎず良い感じでした。良い感じで粘って、ランナーを拾い、勢いを止めない、そんな時間が続きました。

 そんな中で38〜39kmあたりだったかと思うのですが、Twitterのフォロワーさんであるわんこ師匠こと、べいやん(Twitter ID@karakuchiwanko)さんに出会いました。奈良マラソン以来の再会です。おぉ!ということで、一言二言交わしましたが、特に元気が出ました。あと3,4kmほどで、かなりキツくペースが落ちかけていましたが、何とか粘ろうとエンジンを掛け直すことができました。その節は大変ありがとうございました✨

☆40kmからゴール [8'41"]

ゴール: 2°48'08" (4'00"-3'54"-3'48"/kmペース) 

 前回の奈良マラソンではラストの2.195km、上り坂ということもあり、10分以上もかかってしまう大失速でしたが、今回はラストなんとか脚が残っていました。最後の力を振り絞り、逆にペースを上げることができました。40kmの時点で脚攣りの前兆もないため、サブエガはこの時点で確信。1秒でも絞り出そうと、根性で。

最後は理論ではなく根性です。渾身の走りができたと思っています!そのまま押し切ってゴールしました。

結果

前半:1時間24分11秒

後半:1時間23分57秒 最後まで粘って終盤の失速を減らしたどころか、ラストはペースを上げることに成功しました!

ネットタイムは2°47'57"と48分台を切ることができました。

 奈良マラソンからは4分32秒短縮です。嬉しさのあまり、ガッツポーズが出まくりました!あまり感情を爆発させるタイプではないのですが、やってきたことが報われて涙が出そうになったのと同時にホッとしました😌

 ただ、惜しまれるのは、そのガッツポーズの写真が今回オールスポーツさんにはなかったことです。笑 このサブエガ達成の瞬間は一生記憶に刻まれることになると思いますので、なくても大丈夫でしょうが。

 途中すれ違ったべいやんさんはツイートで私に言及してくださっていました。足攣りに襲われていたとのことですが、サブ245(2時間45分切り)ランナーであられるので、まだまだべいやんさんの方が格上。その領域に足を踏み入れたいですね。

 アフターでは、べいやんさんとべいやんさんのお知り合いの方と3人でお肉を食べに行きました*2。 ゴチになりました!

アフターのお肉♪

 なお今回は、仕事に追われていたこともあり、観光らしい観光は全くしておらずガチでマラソンをするためだけに茨城に行った形となりました。多分こういうことは今後ないと思います。笑 今度は10月末の水戸あたりでじっくり観光を兼ねてマラソン大会に出場したいです!

全体の内省

  • 展開が見事にハマったレースとなった
  • 脚攣り対策が功を奏した
  • 計画的な練習ができなかったので、理詰めで改善をしていきたい
  • 今回がまぐれで終わるか、再現性を持たせられるかは次回以降の取り組みにかかっている

 今回は気象条件に恵まれた大会だったように思います。風はそこまで強くなく、4月の大会にしては暑すぎず、後半は曇っていたので、気温上昇も抑えられていました。また、前半で体力を消耗しないよう、前を引っ張ることなく、集団の力を借りられたことは大きく記録更新に寄与したと思っています。やはり公道を使った大型マラソンですと、実力が接近したランナーがどこかしらにはいますね。また、調子に乗らず思考停止させることも時には良いものなんだという気づきがありました。

 足攣り対策については、今回様々な策を講じました。様々に行なったため、どれが一番効果的だったかはわからないのですが、少なくとも今回の条件では、足攣りの予兆すら起こらなかったため、再現できるように、今回の体験を記憶にしっかり残したいと思います。

 改善点としては、今回2月のマラソン大会中止でモチベーションが下がってしまったことやまん延防止等重点措置のために、人が多い時間帯・場所を避けて練習を行なったために、断片的に練習が線ではなく、点になってしまった期間があったことが挙げられます。次回については、『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』で紹介されている、2Qプログラムを援用して、じっくりとトレーニングに取り組みたいと考えています。

 そして、今回の成功体験がまぐれで終わらないために、継続的に記録を残すことで、より良い本番・練習につなげられるよう、引き続き精進していきたいと思っています!

これからの目標

 今回、タイトルに「第2楽章終結」と記述しました。クラシック音楽愛好家の方であればなんとなくわかると思われるのですが、これは交響曲をイメージしています。

  クラシック音楽における交響曲はほとんどが4楽章構成となっています*3その中で第1楽章は、サブ3達成を区切りとしていました。2019年5月から本格的に練習を始め、2020年12月の赤穂義士ラソンで1年7ヶ月で達成しました。

   第2楽章は、サブエガ達成を区切りとして、サブ3から1年4ヶ月後となる、2022年4月に達成することができました。

 では第3楽章というと、サブ245を区切りとしています。交響曲では、第3楽章はテンポ良く、短くあっさり終わることが多いので、今年(2022年)、遅くても今年度中の達成を目標としています!それに向けて挑戦の過程を紡いでいきたいと考えています。なお、現時点では書きませんが第4楽章はハードルを高くしており、3年計画くらいで考えています。体力の衰えが来る前に、『未完成』にならないように、精進していきたいです。

 最後に、今回の大会も本当に楽しかったです。新年度で業務が多い最中で、無理をしてでも参加して良かったです。また大会関係者の皆さまには、コロナウイルスの感染状況が不安定ながら、大会を開催していただいたことに対して感謝しています!そして、SNS等で応援してくださった皆さんありがとうございました♪

 今後とも目標達成へのプロセスを綴っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします♪

*1:PCR検査の検査結果が間に合わず参加を断念された方がおられたそうで、大変お気の毒にと思いました。

*2:茨城なのに食べたのは宮崎牛でした。笑

*3:もちろん、4楽章構成に限らず、5楽章や6楽章構成のものもあります。他方シューベルト交響曲『未完成』のように第2楽章までしかないもの、3楽章が主流の協奏曲以外でも3楽章構成の交響曲はあります。

【大会記録】かすみがうらマラソン2022(準備編)

3年というときを越えて、いざ春のマラソンリベンジ。
左:2019年 長野マラソンTシャツ 右:2020年 かすみがうらマラソンTシャツ

 2022年4月17日に行われました、かすみがうらマラソン2022の大会記録およびその内省です。私は準備やプロセスを重視する人でして、今回は準備の話のみです。紆余曲折ありましたが、この記事では前日までの準備およびプロセスについて綴りたいと思います。

今回のマラソンに向けての意気込み

 話を3年前に戻します。春のマラソンは以下に述べる出来事なしでは語れません。私は2019年5月、令和のスタートとともに、マラソン練習を本格的に始めました。きっかけとしては、自分自身が転職して神戸に移ってきたことや、新しい時代だからというのもあるのですが、一番は2019年の4月に走った長野マラソンでの経験から来ています。

詳しくは、こちらの記事に書いています。

www.marathon-tojisya.com

 詳細は割愛しますが、あの2019年の長野マラソンで、悔しくて涙を流したこと、その時の悔しさがこれまでの大きな原動力の一つとなってきました。

 そして今回は、2019年の弱かった自分と決別するために、本気でマラソンを走り、必ず目標を達成すると意気込んでいました。

かすみがうらマラソンに参戦することになった経緯

 春、4月に行われるマラソンは2019年の長野マラソン以来です。リベンジという意味合いでは、当初長野マラソンに出たいと思っていましたし、そうなるのが自然でしょう。実際、エントリーもしました。しかし、開催の3ヶ月ほど前になり、大会前日に絶対に外せない仕事が入ることが判明しました。長野マラソンは前日受付が必須だったがために、物理的に参加が不可能になってしまったのです。

 そこで、同時期にエントリーが行われていたかすみがうらマラソンにスライドすることにしました。かすみがうらマラソンなら事前受付なしで参加でき、記録の上で同日開催の加賀温泉郷マラソンよりは狙いやすいこと、また移動手段を考えた時に、神戸から茨城は飛行機があるため案外近場だったことから、かすみがうらを選びました。

 なお、念の為に書いておくと、2020年のかすみがうらマラソンにエントリーしていたことから、前々から出場したい大会ではありました。

練習の経過

 エントリーした当初は、春のかすみがうらマラソンよりも、冬のマラソンで結果を出せると思っており、奈良マラソン2021での惨敗から姫路城マラソン2022に向けて追い込んでいました。ここで確実に自分自身の記録を更新するぞと意気込んでいました。

www.marathon-tojisya.com

 しかしながら、2022年1月にまん延防止等重点措置が兵庫県に出され、2月には姫路城マラソンの中止が発表。その計画は脆くも崩れ去ってしまったのでした。

 ところが、3月下旬にまん防が解除、感染状況も小康状態となっていたため、これはかすみがうらの開催あるぞと思い、3月中旬ごろからもう一度気を引き締めて急ピッチで準備を進めました。以下に2022年1月からの練習記録をザッと提示します。

2022年1月の練習記録 姫路城マラソンに向けて、
30kmをゆるいものも含め3本入れました。充実の練習内容でした。

2022年2月の練習記録 まん防に伴って、姫路城マラソン中止となり...
記憶がないくらい多忙を極め、同時に左脚が不調となって、やる気が下降気味に。

2022年3月の練習記録 左脚の不調は残るも、暖かくなり動きが良化しました。そこから
かすみがうらの開催も濃厚だろうと突貫工事で週末に30km以上を走り込みました。

2022年4月の練習記録 レースペースほどの強度の練習ができていなかったため、4/6の練習はガチで。走れなかったらDNSも考えていました。ですが、ここで予想以上に走れたため、自身と覚悟を持ってかすみがうらに出場することに。

大会に向けての準備について

練習内容

 2022年1月ごろは、『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』を用いた2Qプログラム(ロングのポイント練習を週2回入れるプログラム)を行なっていました。しかし、姫路城マラソンの中止とまん防による練習場所の制限、左脚の不調もあって、これを断念。

 姫路城マラソンの中止が発表されてからは、少々のやる気の消失はありながら、軽めの練習でも良いので、長い距離を走ることにフォーカスを置くようにしました。左脚の状態を悪化させないように細心の注意を払い、30kmを何度も走り、長い距離に対する耐性をつけていきました。また、スピード練習では、インターバルは行わず、徹底してTペースの変化走と閾値走(tempo run)を行うようにしました。きついかもという時間をあえて長くすることを心がけていました。

体重管理

 奈良マラソンでは、50kgほどの体重で本番を迎え、その後も体重が増えないように体重をコントロールしてきました。前回の奈良マラソンでは、甘いものを控える、食事制限もしてきましたが、今回もそれを続けて奈良マラソンと同じ条件で臨みました。その結果、50kgの体重をキープ、身長が166cmなので、BMIとしては標準とやせの境目といえる18.5を少し切る程度。もう少し減らすことはできそうですが、減らしすぎて身体に力が入らないことがあったので、50kgくらいがベスト体重かなと思っています。

足攣りについて

 記録に挑戦した大会では、ことごとく脚攣りに苦しめられてきました。

 その原因はよくわからない状態だったのですが、補給についてはおそらく大丈夫だろうと考えました。なぜなら、水分については、前回ウォーターローディングを行なっていたこと、当日も攣り用の顆粒を常備していたことがあったためです。

 しかしそれがうまくいかなかった。ということでもう一つ考えたのが、脚のことでした。そこで、私よりも格上のランナーさんにも尋ねたところ、予想通り脹脛の筋力不足を指摘されました。このことから、鍛えるために何ができるかを尋ねたところカーフレイズが一つ手軽にできる方法と教えていただいたので、ほぼ毎日隙間時間でカーフレイズを30回程度を何セットか行なっていました。

食事について

 食事について。直前のカーボローディングについては、前日が忙しかったことがあり、無理に食べることはしませんでした。

  • 前日 朝:卵がけご飯、味噌汁
  • 前日 昼:カレーライス(学生の引率だったためおかわりできず)、オレンジ
  • 前日 夜:おにぎり1個、あんパン、野菜ジュース、ペペロンチーノ、Maurten 160、Mag-on
  • 当日 朝:朝食バイキング、Maurten 320

ひたちなか市(勝田)にあるホテルの朝食バイキングを堪能しました。
今回4,600円のお宿でしたが、朝6時から朝食という神対応コスパ抜群でした。

前日の過ごし方

 前日は大忙しでした。朝から7時ごろに出勤をして、勤務先の新入生歓迎行事の引率をしました(私の職業は教員です)。休めなかった理由として、私は新入生の「担任」的なポジションにいたからです。流石に担任が仕事を投げだすわけにはいきません。

 メインイベントは割と体力を使う仕事でした。それはオリエンテーリング。山の中を上り下りしながら、ポイントをめぐるアクティビティで、私は学生たちがロストしないように見守る役割でした。なお、若手(?)ということもあり、割としんどいコースでの見守りの任にあたりました。ロープを使わないと登れない箇所がいくつかあり、ポイントに移動する際に体力を消耗するの嫌だなぁと思っていました(笑)。そんなこんなで諸々対応に追われるので、お昼はまともに摂ることができず、その後は17時半ごろまで、業務をこなしていました。

 その後、19時25分発の飛行機に乗るため神戸空港へ移動するも、前の業務が押してしまったこともあり、到着したのが19時前。ギリギリ搭乗手続きに間に合い、そこでようやくおにぎりとパンを食べ、ほっと一息つくことができました。その後、茨城空港には20時半に着く予定でしたが、ここでもトラブルがあって、15分ほどの遅延。さらに水戸に向かうバスに乗ったのですが、これも遅延の影響で出発ギリギリに。この日は冷や汗をかいてばかりで、マラソンのことは全然考える余裕がなかったです。笑 バスの中ではいくつか仕事をしつつ、22時前に水戸駅に到着。そこから、一駅だけ常磐線に乗り、結局5時間ほどかけて、目的地の勝田駅に到着しました。

水戸駅

 勝田駅についてからは、お腹ペコペコでしたので、ローソンで大盛りのペペロンチーノを購入し、ホテルで食べることに。その後、入浴後すぐ、できるだけ早めに休もうと思い、Twitterなども触らずに23時過ぎには就寝しておりました。

今回の装備

 最後に、今回の装備について紹介して終わります。

  • シューズ:adidas adizero adios Pro 2
  • 上:2XU シングレット
  • 下:2XU コンプレッションショーツ
  • カーフ: 2XU MCSコンプレッショカーフガード
  • ソックス:Functionalfit レーシングソックス
  • サングラス:SWANS E-NOX EIGHT8
  • キャップ:FEELCAP
  • ウォッチ:GARMIN Athlete 235J
  • 心拍ベルト:GARMIN
  • 補給:Aminosaurus(カフェインあり・なし), Maurten(カフェインあり・なし), VESPA HYPER, Mag-on(顆粒), 

 補給については、黒のMaurten 160を前日夜、Mauten 320を当日朝に摂り、VESPA HYPERをレース前15分前に摂取、Maurten(カフェインなし)を9km、Aminosaurus2種を18km(カフェインなし)と27km(カフェインあり)、Maurten(カフェインあり)を36kmで摂取予定でした。また、攣り対策で20kmと35kmでMag-onの顆粒を摂取するというように計画しました。

 また、上記に加えて、攣り対策で脹脛にテーピングを施しました。ご参考までに。

www.battlewin.com

*****

 以上、レース本番に向けての準備のリアルをお伝えしました。振り返ってみると、本番までのプロセスは順風満帆とは全くいえず、気持ちの浮き沈みもあり、脚の不調もあったことで、自信はありましたが、惨敗に終わるかもしれないことも頭にはありました。

 そんな準備編でしたが、次回の記事では走っている時にどんなことを感じていたのか、実際の記録はどうだったのか、次にどう繋げていきたいかについてまとめてみたいと思います。

【週報】苛立ちを飲み込む(220207〜220213)

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人を危険に晒さない選択をしたことに対しては正解の一つである、だと感じています。結果的にcomplianceコンプライアンス)の視点からも今回、姫路城マラソン出場は難しかったな。

 2月の頭から忙しさと大会中止をめぐるノイズに対する嫌悪感からイライラしてしまい、心を整えてブログを書くことができていませんでした。2月の頭に姫路城マラソンの中止が発表されましたが、それ以前から大会中止に対する大会運営側に対して、心ないツイートが散見されたのが原因です。ランナー目線のみで物事を語るな!これが私の本音です。あまりダラダラと書いても仕方がないので、この辺で終わりにします。

今週の練習

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姫路城マラソン中止発表による落ち込みがなかったといえば嘘になりますが、この週は忙しさとイライラからメンタル的に苦しい週でした。

今週のハイライト:メンタル的に苦しかったので、練習量は少なく、強度も低目に。仕事で絶対に休めないくらいには追い込まれていたため、感染リスク防止のため人が密集するところには行かず、家にいる時間が長かったです。

2/7(月)

体幹レーニングのみ。左膝に鵞足炎のような痛みがあり、アイシングに注力しました。

大会中止が発表されて、心を落ち着けるために、大好きなオードリー・ヘップバーンの言葉を。

2/8(火)

シューズ:asics GT-2000 9

お仕事関係で突発的な仕事が入り、バタバタ。ポジティブな気持ちを持とうと無理矢理自分を上げようとしていたのがツイートからわかります。膝の痛みはほぼなし。

2/9(水)

シューズ:Nike Pegasus 37

 会議が長引き、疲労困憊で帰宅。仮眠をとったのち、走りました。膝は走り出しで微妙な痛みを感じました。この時はカーリングが心の支えでした。これは本当に。次週の分でそれについては書こう。

2/10(木)

シューズ:adidas adizero Boston 10

 膝が熱を持っている感覚だったので、ポイント練習は回避して、普通のジョグに。走るのが億劫でしたが、なんとか走ったといったところか。走り始めると、ほぼ膝の痛みは感じずでした。

2/11(金)

シューズ:Nike Pegasus 37

 学会発表だけでなく、その後ダブルヘッダーでミーティングがあり、頭の中はぐちゃぐちゃ、体は重々。こんな状態だと走ってもつまらないままだったので、30分で早々に切り上げました。この日は膝の痛みなしでした。

2/12(土)

シューズ:GT-2000 9

 前日から続く三連休でこの日が唯一まともに休める日だったので、ゆっくり120分走りました。暑さが感じられるくらいで、終わってから汗だくでした。膝の痛みはほぼ出ませんでしたが、決して万全な状態ではありません。

2/13(日)

シューズ:Nike Pegasus 37

 終日勤務のため、強度の高い練習はできず。ただし朝起きると膝に痛みのある状態が続いていたため、軽めのjogに終始しました。身体をリセットするために、jogで繋ぐと、確かに身体は回復してくるなとは感じました。ただなんとなく気持ちはスッキリしないまま。

全体の内省

  1. 気持ち面で苛立ちがピークに達していた
  2. 膝の調子は上向きであるが、3歩進んで2歩下がるを繰り返しており無理は厳禁

 ネガティブな情報ほど人の注目が集まりやすい(『ファクトフルネス』で述べられているネガティブ本能)のですが、ほどほどが良いと思いますよ。

 ぼちぼちやっていこうとこの時は思っていました。この時は。

【週報】しんどい時は視点を広げて過去の自分から今を見つめる(220131〜220206)

 

 

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走った後のご褒美。いつものところ(店名は出さない)

 記録を習慣化することの利点の一つとして、過去に何を考えていたかがわかることがあります。簡単な記録でも良いので、今日の走りがどうだったか、どういった点が良かったか、どういった点での改善が望めるか、など調子の波を可視化できると良いと思います。ある程度習慣化していくと、どういった好調・不調のパターンがあるか、そうしたクセに気づくことができ、たとえ調子が出なく落ち込んでも「今はその時」と認めることができると私は考えます。ですので、記憶が新鮮なうちに(可能であればその日のうちに)一度振り返って思い出して痕跡をつくることをおすすめしています。この週報はある程度時間差でいつも投稿していますが(すみません怠惰です)、一度アウトプットしておくと意外と思い出せるようになるので、最初の鮮度が大切だと思っています。これが私が走ったら毎日走った記録をツイートする理由の一つです。

 また、しんどい時はしんどいという「今」に視点が行きがちですが、そんな時に過去の自分と比較して、視点を「今」から離すと楽になる時があります。こうしたメリットがあるため、私は記録を取り続けているのです。

今週の記録

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走りとしては十分。また左膝の調子が良くない。

ダイジェスト:まん延防止等重点措置のため、人に多く出くわす場面を極力回避している昨今。木曜日にファルトレク(Fartlek)を試してみました。日曜日の練習では、早朝練習も影響してか左膝の調子が良くなく、思うような練習ができませんでした。

1/31(月)

60' bike + 体幹レーニン

 1/29(土)に30kmをAvg. 3'58"のペースで走り疲労感はそこまで感じられなかったので、クロストレーニングと体幹レーニングを行いました。いつもは月曜は大抵OFFですがこの日は身体を動かしたい気分でした。

2/1(火)

シューズ:adidas adizero Boston 10

 レース用のシューズadidas adizero adios Pro 2の練習用として履いているBoston 10は楽にスピードが出せ、サブ3までならこのシューズで全然達成できるだろうなと思うくらいには良いシューズだと思います😊この日は疲労感が少なかったため、60分があっという間に感じられました。

 *プランBの方は、開催できないのではと思いましたが、2/4(金)に開催予定であることが発表されました。少しでも疑ってしまい、かすみがうらマラソンの関係の皆様申し訳ございませんでした。ということで、プランBは生存!

2/2(水)

シューズ:Nike Pegasus 37

 仕事が長引いてしまったため、22時を超えてからのスタート。疲れがひどく、この日は走り終わってお風呂だけ入ってすぐに眠りました。

2/3(木)

シューズ:HOKA ONE ONE Rocket X

 人との接触を回避するため、いつもの練習場所への移動を諦め自宅付近のいつものコースでの練習。自宅付近のコースは坂しかないために、Thresholdのような練習ができません。ですので、心理的負荷がそこまでかからずかつ心肺機能を高める練習としてFartlekを選択しました。1分インターバル程度の強度で走り、1分Easyペースで繋ぐ、これを20セット行いました。とはいえ、坂路は傾斜が10%程度ある箇所もあるので、上りはMarathonペース(4'00")くらいまででも良いとしました。ただ、Fartlekはそもそもペースに依存せずに走る練習であるため、ラップの表示は気にせず音楽を聴きながら黙々と走りました。

 割と楽しい練習であったため、気分転換の練習としてちょうど良いなと感じました。

2/4(金)

シューズ:adidas adizero Boston 10

 良いペースで走れましたが、ストレスがあって速くなったとも。

2/5(土)

シューズ:asics GT-2000 9

 疲労回復が中心。この日は仕事であったため、無理せず。明日にしっかり走ると決めて最初からゆったりと走りました。

2/6(日)

シューズ:adidas adizero adios Pro

 人を避けるために始発電車に乗って、誰もいない公園で黙々とEMEME。この日は終始調子が良くなく、1回目のMarathonペースから動きが悪く、「終わるのが待ち遠しい」Thresholdペースでの練習のような感覚に陥りました。2回目は寒さに加えて左膝も引っかかる感覚があり、これは良くないと思い上着を羽織り、ジャージも履きましたが、今日はやめようかなと思うほどには動きが悪かったです。Qトレーニングとしてはかろうじてやり切ったという達成感はありましたが、基本的にはダメな練習でした。

全体の内省

  1. 走りながら治すと言いながらも左脚、特に膝に負担のかかる練習をしている
  2. 全体的に不調のパターンに陥っているので、一度立て直す期間を設ける必要がありそう。

 いずれにせよ、左膝が痛かったり痛くなかったりしているので、この違和感をとらないことには先に進めないなと思い、翌週はjog中心で組み立てようと思ったのでした。過去の記録から省察するに、一度軽めのメニューで整えた方が後々の練習がうまくいくだろうと仮説を立ててみました。また、翌週は仕事が忙しくなりそうなのもあったため、疲労を抱えた状態でQトレーニングをするのも、プラスには働かないだろうと考察した次第です。

 次週は無理しません。

余談

 やや自己啓発的な書物で恐縮ですが、最近以下の本を読みました。

 端的にいえば、習慣化をすることで得られるメリットや方法がずらーと述べられている本なのですが、この本の中で、エリウド・キプチョゲ選手の例が紹介されていました。クリア氏の記述によれば、キプチョゲ選手は、練習すればメモに残し、改善できる点を探すといいます。

 なお、キプチョゲ選手もこの本を一押ししていました。

 キプチョゲ選手ですらさらに高みを目指して小さな改善点を探すわけですが、市民ランナーレベルでもこうした小さな改善を見つける姿勢は真似したいものですね!

【週報】応援したいから、応援に行かなかった(210124〜210130)

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2022.1.30 献血前の昼食 (ミックストリプル丼@どんぶりころころ さん)
これはリピートするお店✨ なお、献血は不要不急の外出ではありません

 まん延防止等重点措置(まん防)への対応で、慌ただしい日々を過ごしていました。兵庫県外への出張はキャンセル、オンラインで対応できるところはオンラインで行うといった変更を余儀なくされました。対面だからこそできることもあるのですが、あと少しの辛抱だと信じて前に進んでいきたいです。

今週の練習

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姫路城マラソン4週前で普段よりも出力高めの設定でした。

ダイジェスト:まん防により、姫路城マラソンの開催もまだまだわからない状況です。仕事の忙しさで気持ちが落ち込み気味ではありました。代替案(トラック競技)へも対応ができるように、ロング系の中にインターバルを取り入れています。

1/24(月)

完全OFF 週末のお仕事などで仕事が重なりクタクタだったため、早めに就寝して身体の回復を促しました。

1/25(火)

シューズ:asics GT-2000 9

 この日はバタバタしてしまっており、仕事の疲労で疲弊していました。とはいえ、走りに関しては状態が良く、心拍が非常に低い水準(この日は132、私の最大心拍は200程度あり)で楽に走れていました。気分転換に良い時間でした。

1/26(水)

シューズ:HOKA ONE ONE Rocket X

 VO2Maxに重きを置いたインターバルは昨年の9月ぶりでした(その時は3000-2000-1000という私が苦手なインターバルだったのですが...)。そのため、始める前は久々に気が重い練習だったのですが、間のjogが3分と回復するのには十分な長さだったので、大変というわけではなかったです。レペティションでは2本目の終わりで左の脹脛がヒクッとなって、その後の走りでは日和ってしまいました。ただ、あくまでも大きい動きで走ることが目的であったため、Lap timeは気にしていません。

 なお、間のjogは短い方が良いというのは私は一種の神話だと考えていて、私のようなフルマラソン3時間を少し切るくらいのランナーであれば、じっくりと溜めて出力に重きを置いた方が良いと考えています。リカバリーを短くすれば、主観的なキツさは増しますが、それにより主運動(つまり疾走区間)の効果が比例するわけではないからです。

 詳しい話は東大の竹井先生という方がまとめておられるのでそちらをご覧ください。

sports-sciences.fit

1/27(木)

シューズ:Nike Pegasus 37

 疲労が酷かったため、休んでも良かったかもしれません。走ってエラい!ということにしておきます。

1/28(金)

シューズ:asics GT-2000 9

 高強度の練習をすると大抵、2日後に重さがズンとのしかかるのが常ですので、この日はゆっくりで。

1/29(土)

シューズ:Saucony Endolphin Pro Icon

 マラソンペースで30kmを走る練習はあまり必要ないと考えていますが、今回キロ4で走った意図としてはレース用シューズのお試しのためでした。前回の奈良マラソンではadidas adizero adios Pro 2で走ったのですが、betterな選択があるのではと思い、Saucony(サッカニー)のEndolphin Pro Iconで走りました。個人的にはすごくありで、接地の安定感がとても好きです。反発はadios Pro 2やVapofly Next%などと比べると若干劣る部分があるかもしれませんが、とにかく走りやすいシューズだと思います。

 残念ながら今は自分のサイズが完売してしまっているので、某メルカリで出品されていないかを時々眺める日々です。廉価であれば買い増ししようかなと。この日の感触はかなり良かったので、本番どっちにしようかちょっと迷ってきました。。。

 練習内容としては、中盤足底のマメが潰れてしまったことと左膝が痛くなってしまったことがありましたが、予定通りペースを落とさずに走れたことは素直に良かったと思います☺️

1/30(日)

シューズ:adidas adizero Boston 10

 ゆるく走りましたが、adizero Bostonが良いペースで"引っ張ってくれました"。シューズに引っ張られるような形で5'30"くらいのペースのつもりが5'11"まで上がってしまいました。大阪国際女子マラソンを観戦する予定でしたが、前述の通りで仕事でもキャンセルなのでプライベートでも不要な県境をまたぐ移動は控えた形です。

全体の内省

  1. 全体的な練習としては、一本の線として通った計画的な練習ができている
  2. 疲労感が強く、その中で走り切れたことはメンタルのトレーニングになったと好意的に解釈する

 計画的にトレーニングができていることがまず良いと思いますし、この週はとにかく忙しかったので、その中で走れたことに対して自分よく頑張ったと思います。

余談

 タイトル回収ですが、2021年・2022年の箱根駅伝でのキャッチコピー「応援したいから、応援に行かない」をほぼそのまま使っています。正直なところ、大阪ハーフや大阪国際女子マラソンで沿道にいた人は何を考えていたんだろう?と反芻しています。主催者側が自粛を要請していたのにもかかわらずです。そのことでこの数日ずっとモヤモヤとした気持ちでいました。

 出場された選手たちにも出場するか迷われた方がおられたんじゃないかなとは思います。不安な気持ちで大阪に来られた方もおられるかもしれません。ただその方たちを批判するつもりは毛頭ありません。抗原検査をパスされており、然るべき感染防止対策を取られたかと思いますので、素直に出場おめでとうございます!ナイスランでした!という気持ちになることができました。

 感染防止対策について万全の対策を取られている大会運営各位がいる一方で、そうしたマナーがなっていない方が散見されたことがただただ残念だなと、思ったことを正直に書きました。

以上。

ただ全てはコロナが悪い!ということで、

早くこんなことを書かなくても済む世の中になって欲しいものですね^^

【週報】時間を決めておく(220117〜220123)

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2022.1.21 行きつけの洋食屋(キャベツ)さんにて この日は有休を使って仕事をしました。

 「一月往ぬる二月逃げる三月去る*1」と言いますが、1月は「往ぬる」と言うよりは、「逝...」。。。言い訳ですが、その影響でブログをサボっておりました。とは言え、ブログを書くことは仕事でもなければ義務でもないためマイペースの更新です。読んでくださる方にはいつも感謝しております。ありがとうございます。

今週の練習

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LT系が中心のメニューでした。日曜日のメニューはダニエルズを参考に。

ダイジェスト:先週は左膝の調子が良くなかったため、軽めの練習。今週はそれが回復してきたので、7〜8割くらいの出来でできるメニュー構成。週間は94kmで十分な量。

1/17(月)

 体幹レーニングのみ。仕事に専念していましたが、前日に献血に行った影響で身体が終日重く感じられました。

1/18(火)

シューズ:asics GT-2000 9

 丸亀の延期が発表されたのがこの前日。下記の記事の通り、計画を立て直していたので、ノーダメージです。あーはいはい、り。みたいな。

www.marathon-tojisya.com

1/19(水)

シューズ:HOKA ONE ONE Rocket X(変化走)/ adidas adizero Pro(それ以外)

 アップ、ダウンシューズとして年明けからadizero Proを使っているのですが、履けば履くほどこのシューズとても履き心地が良いシューズだなと思います。私の好きなシューズ、adizero Japan 4に感じが似ています。年明け、某ショップで6,000円台で叩き売りされているのを見て自重したことを思い出しました。このadizero Proは定価で買ったので、もっと大切に使ってあげようと...笑

 変化走については、3'45"/kmだと余裕に感じられていてgood。1ヶ月ほど同様の練習をして、余裕を感じられたこともあり、ペースは変えていこうと考えています。ただ、Tペースのペースを上げるよりも、Mペースを少しでも楽に感じられるように持っていく方が練習の優先順位としては高いのかなと思い、4'15"としているペースを4'00"に近づけていく練習を検討しています。

1/20(木)

シューズ:asics GT-2000 9

 前日の練習のスピード感覚が記憶されていたのか、jogが恐ろしくゆっくりに感じられました。調子の良い時の傾向です。

1/21(金)

シューズ:Nike Pegasus 37

 予定変更であたふたな一日。先を読んで仕事をしていたつもりが、不十分でした。いやはや。

1/22(土)

シューズ:adidas adizero Boston 10

 家庭の事情で色々と。帰宅後疲労困憊で練習したのですが、パスしてもよかったと。

1/23(日)

シューズ:adidas adizero adios Pro

 5時に目を覚まし、そこから仕事の下準備をして、みなとのもりへ。

 ダニエルズメニューで、VDOTは58で練習しています。Eペースで60'を走ってからのTペースでは脚の動きが重くなっていたため、やりごたえがありました。リカバリーで息が上がっている状態で行う同じTペースのクルーズインターバルとはまた違った感覚。

 なるほど、脚を疲れさせてからThresholdで粘りの走りを練習するのか!と勉強になりました。なお、Eペースの60分間は大変退屈に感じられました...笑 2回目のTペースで脚が重くなったこともあり、左膝の動きで引っかかるような感覚を覚えましたが、無難にこなせました。自転車でチェーンからカタカタと音が鳴るような感覚が近いです。微妙な引っかかりで動きが悪くなっているそんな状態です。痛みはほとんどないのですが、治りきりません。

全体の内省

  1. 練習内容としては予定通りの練習をほぼこなすことができてgood.
  2. 引き続き、左膝の違和感については様子を見ながら

 左膝の違和感は直ちに故障者リスト入りするようなものではありませんが、ケアに時間をかけています。本当なら整骨院に行くべきなのですが、時間が惜しくて行けていません。ただ、これはダメだと思う一歩手前(故障の一歩手前)のところまで来たら時間をとって1, 2日休んで施術に行こうと思います。良い練習が積めているので、ひとまずは走りながら治す方向で。

余談

 忙しさはあるのですが、全く時間がないわけではなく、練習量は減ってはいません。むしろ今月は練習量、過去最高ペースです。仕事の量が増えると、やるべきことが焦点化されて、いつも以上に効率良く仕事を行えるようです*2。また走る時間を決めていることで、そこに間に合わせようと締め切り効果が機能するようです(ただし追い込んだ結果、力尽き、練習で妥協することもあります)。

 当たり前のことをさも当たり前じゃないように書きますが、時間を確保することが大切です。サブ2.5の記録をもつ医師の諏訪先生は著書で

 ライフスタイルを考慮して時間帯を走る時間を予め設定し、練習時間を確保されていると書かれていました(pp. 18-20)。医師という激務をこなしながら、練習量を確保するためには、走る時間をあらかじめ確保すること。この時間を死守すること。そうすると緊張感を持って集中できるとのこと。当たり前のことかもしれませんが、できている人ってなかなかいないんじゃないかなと思ったり。そう努力しているところが私みたいな凡人ランナーと違うんだなと再読しながら思った次第です。

*1:いちげつ、にげつ、さんげつと読むことを最近知りました。これって一般教養なんですかね。

*2:ただし、周りが見えなくなってしまうデメリットがあります。