TAK_610が語る

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レッズ観戦記 20240503/0506 vsフロンターレ/Fマリノス

なぜ、試合ごとに良し悪しがこうも違うのでしょうか。ヘグモレッズの戦い方では結果は紙一重で決まってしまうのかも。

フロンターレ戦は2失点まではいいレッズ。中島の仕掛けをメインにボールを回して崩して同点ゴールはきれいなフィニッシュ。前半は最後決めきれないだけのいい流れ。流れが変わってしまった2失点目は、今年あるあるのディフェンスの問題。攻め上がっていたからとは言え、ポッカリ空いたスペースを佐々木にドリブルで持ち上がられ、誰も寄せず、チャージにいかずに撃たれて失点。カード覚悟で止めに行くべき局面でした。その後は、守りを堅める川崎に安全にボールを回してチャンスすら作れず、挙句、カットされてからのカウンターでサイドに張り続けていた家長にボールが届いてるThe end。典型的な負けパターン。

負けゲームを選手の疲労のせいにしていたのに、マリ戦ではメンバー交代は一人だけ。横浜はACL決勝に向け主力を温存した、ほぼ2軍。コンビネーションが絶妙に合った中島と大久保を止めることはベストメンバーでもどうだったかという見事なでき。左で崩しきって出てきたスルーに敦樹が豪快に合わせて2点。理想的な形でした。この3-4試合の中島は、代表の頃のキレが感じられるようになってきて、大久保とのコンビはポジションの入れ替わりもうまく機能しています。凌磨も絡んで左サイドを崩せば、チアゴサンタナが囮になって敦樹が2列目から飛び込むのも効果的。中島、大久保コンビでない時の攻めの形をどうするのかは課題です。

サイドバックの層も不安。マリ戦では石原が途中でアウト。左はU23で大活躍の大畑が戻ってきますが、右は酒井がいつ復帰できるのか。この状態でもベンチ入りもしないウガはヘグモからは戦力外なのでしょうか。夏のウィンドウで、右サイドバックの補強は必要でしょう。

そろそろ連勝していかないと優勝からは遠くなります。混戦のリーグでまだ勝点差が少ないうちに順位は上げていかないと。次節こそは連勝して勢いをつけて欲しいところです。

レッズ観戦記 20240424 ルヴァンvsガイナーレ

最大の関心は野人?レッズサポが愛さずにいられない岡野GMガイナーレ。ちゃんとブーイングもさせてくれる見事な演出で、サポは両チーム大満足だったのではないでしょうか。

ヘグモ戦術の浸透に時間がかかっているからか、J3相手にも1.2軍くらいでガチ。牲川に試合感を忘れないようにすること、武田を試した以外はほぼレギュラー。鳥取としてはたまらなかったでしょうが、ガチで試合ができたことで満足度は高かったでしょう。レッズが2点先制して緩くなった後とは言え、きれいなゴールで2点も取れたし、鳥取サポは現役代表のグスタフソン、敦樹、元代表の中島を生で見れて、大サービス。

レッズも、武田のテストは合格点をつけられて、中島が加入後初のフル出場で2得点と、やっとコンディションと試合感を戻せたゲームになったことは収穫。他会場ではジャイキリ続発の中で、危なげなくきっちり勝つのはカップ戦に強いレッズの本領発揮。

裏ではFマリノスACLの死闘。レッズの試合を挟んで、こちらも観戦して、ACLの魅力を改めて実感。マリノスにはJ代表として、優勝してもらい、来年のクラブW杯にJから2チームが出場することで、世界から注目されるリーグになればいいなと思います。

 

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レッズ観戦記 20240420 vsガンバ

一番嫌な負け方でした。

ゲームを支配して、動いて、ボールを回してチャンスも作り、決定機も作って流れでは勝ちゲーム。でも、決めきれないまま、前がかりになった隙にボールロストからのカウンター1発。サッカーあるあるですが、精神的にダメージが残りそうな敗戦。

中島と大久保の先発起用で左サイドの攻撃はなかなか見応えがありました。2人が動き、入れ替わり、パス交換、ドリブル突破でガンバDFを翻弄し、渡邊がオーバーラップして左サイドで何度もチャンスメーク。完全に崩しきらなくても、ガンバDFの陣形が崩れた時に積極的に撃っていれば違う結果もあったかもしれません。

ショルツはやはり頼りになります。ピンチになりそうなシーンでもサッサとカバリングしてくれるのでピンチになりません。ケガ明けのコンディションなので交代は仕方がありませんが、その直後に失点してしまったのもショルツがいればと思ってしまいます。

アゴサンタナは試合の度にチームに連動した動きはできてきていますが、怖さが足りません。ホセカンテのような理不尽ミドルがあれば、DFはゴールまで距離があってもフリーにできず、結果最終ラインに隙ができるのですが、ミドルで思い切ったがなかなか出ないので、引いてゴール前への侵入を許さない守備をされて、決めきれません。

渡邊凌磨がオーバーラップした時の左サイドは何度か突破されてしまっていましたが、唯一のウィークポイントでした。この時にだれがスペースを埋めるのかは修正ポイントです。

この結果では試合後のブーイングは、チームへの自覚を促す意味だと思って欲しいと思います。

やっと、ヘグモレッズのスタイルでチームが動けるようになってきました。ガイナーレ戦では、岡野GMに見せつけるように、チームスタイルを確認するようなサッカーで、GWのリーグ戦に向けて勢いをつける一戦になることを期待します。ルヴァンを見るためにSpooxも契約したので。

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レッズ観戦記/TD退任

ついに正式発表になりました。西野TD退任は報道が出た時点で驚きました。ましてやマリノスへ転職(移籍?)というのは更なる驚き。シーズン序盤で、強化責任者がいなくなるどころかライバルチームの強化責任者になるなんてありでしょうか。戦の最中に軍師が敵に寝返ったのと同じです。

土田SD、西野TD体制は3年計画こそ達成できずでしたが、チームスタイルを明確に打ち出しそれに合った監督を起用して来たことは評価できます。それまでは監督が変わるたびにチームスタイルが変わり、選手層とフィットしないチグハグさが当たり前だっただけにやっとまともなチーム作りをしてくれました。

チーム作りの予算のかけかたもバランスがとれていました。1人の選手に大金をかけるのではなく、J2や北欧でプレースタイルにフィットすることが確認できた選手をリーズナブルなコストで集めて来た手腕は見事でした。ショルツやマリウスは掘り出し物でしたし、佳穂や明本も最初は誰?と思いましたが、慧眼でした。

土台ができてきただけに、体制が変わってもまた1からチーム作りをするようなチームスタイル変更は無しでお願いします。

その意味で内部昇格で堀之内のSD就任は良い人事でしょう。外部招聘すれば、継続性に疑問がわきますが、その不安はありません。選手として、スタッフとして長年レッズに関わってきただけに、やるべきことはわかっているでしょう。このタイミングでの交代なら、夏のウィンドウでの補強にも間に合うでしょうし、来年のクラブW杯も見据えたチーム作りの準備の時間もあるので、新SDの下さらなるチーム力アップに期待したいと思います。

フットボール本部の体制変更について | URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE

レッズ観戦記20240412 vsレイソル

悪いヘグモレッズを露呈。サガン戦でのいい戦い方を忘れてしまいました。

ヘグモの4-3-3が機能するのは中盤の3枚が状況に応じたポジショニングで相手マークをずらして守備陣形にスキを作った時。サガン戦は敦樹と岩尾の動きでそれができたのに、岩尾がいなくなっただけでその動きがなくなっとしまいました。佳穂はリカ時代にはボールをさばきにボランチのポジションに下がって、そこからゴール前に走り込んで行くプレーをよくしていたのだから、それをすればいい。敦樹はボランチで守りを固めて攻めの場面で一気に上がって行くのが良さなのだから、そういう形を意識して駆け上がるタイミングを図ればいい。この2人が前目に構えてしまって、グスタフソンをマークされて、パスコースを切られて攻めの形が作れないまま90分が終わった。そんなゲームでした。

中盤でゲームメークできず、ウィングにロングボールでつなごうとするのをカットされてカウンターをくう。サイドバックはオーバーラップするタイミングを失い、守備に追われるばかり。1対1の球際も勝てず井原の術中にハマった感じ。

課題は明確で、それに対応できる選手がいるのに同じ間違いを繰り返すのは監督、コーチ、スタッフの責任ではないのか。ヘグモ監督の指向するサッカーがレッズの目指す形だとしても、主導権を取りきれるほどのチーム力差がないのだから、試合ごとに戦術修正をして、選手の動き方も指示できるきめ細かさが必要。そこがチーム力の差が明らかな欧州のリーグとは違うところで、それができるチーム体制になっていないことが問題。試合途中で4-3-3から4-2-3-1、4-4-2と戦術変更は試みているので、わかっているのだとは思うが。

 

 

レッズ観戦記 20240407 vsサガン

快勝!今季一のゲーム内容でした。

クリーンシートで終えられた守備は、グラウンド内のコミュニケーションが改善したのかハイプレスと守備ブロックの切り替えがいいバランスで、決定的なピンチはほとんどありませんでした。

石原は酒井の代わりを十分以上に果たしていました。強度のあるプレスは酒井と変わらず、攻め上がりもタイミングも含めてばっちり。安心どころか期待感を感じさせてくれました。

アゴサンタナの位置取りも改善されて、適度に低い位置に落ちてくることで、敦樹が駆け上がる、前田、松尾(中島、大久保)がサイドから侵入するスペースができていたことが2点目、3点目の結果につながっていました。鳥栖GKが朴一圭でなければもう何点か入っていた試合でした。

パスをつないで崩せる、サイドを突破してチャンスを作れる、ロングフィードからのシュート、そしてセットプレーからの得点と攻撃パターンが多彩なのは相手からすると守りにくいチームになってきました。

これで、勝点5差の5位浮上。チーム連携を高めている途中でこのポジションは悪くありません。今年こそリーグ制覇の期待が高まってきました。

 

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レッズ観戦記20240403 vs FC東京

ヘグモレッズの弱点露呈。シーズン初めから目立っていた守備の課題を修正できずに2失点。課題は明確で最終ラインと中盤3枚の距離感。アンカーの両脇のスペース。ブロックが作れる時間的余裕があればスペースは埋まるので良いがそうでない時が問題。解決策は試合展開に応じて逆三角形を正三角形のダブルボランチに修正すればいいだけ。これは攻撃の組み立てでも有効で、グスタフソンと岩尾のダブルゲームメーカーになれば最終ラインにプレスが来てもパスコースのどちらかは空いているので交わしやすい。相手がハイプレスをかけて来なければ、岩尾はさっさとインサイドハーフの位置まで上がってグスタフソンのパス出しの選択肢を増やせばいいだけ。岩尾ならこの判断はできるので、チームの中でゲーム途中でのダブルボランチオプションを共有しておくだけでいい。

攻撃面は完成度が上がってきた。両サイドWGは脅威になっている。東京のGK野沢のスーパーセーブが無ければ凌磨と敦樹のゴールで3-2になっていた試合だし、このシュートにつながる展開もいい形になっていた。でも、GKが神がかって点が決まらないこともあるのがサッカー。だから守備はしっかりしないといけない。

アゴサンタナのロングシュートはスーパーだった。あの判断ができるのが点取り屋。ボールが持てればおもしろい。問題はチアゴサンタナにいい形でボールが出てこないこと。チアゴサンタナの動きの少なさ、ポジショニングの問題はあまり改善されず。ま、ここに相手のマークは引き寄せられるので、WGがサイドバックを振り切ればフリーになってビッグチャンスにもなるので、囮にはなっていると思えばポジティブな評価もできなくはないかと。

守備の修正はちょっとしたチーム内での戦術オプション共有で、これを監督が良しとすれば済むことなので、ヘグモそろそろ戦術の柔軟性を許可してください。

西野TD退団ニュースが流れていましたが、かなりの衝撃だし、今後のチーム作りがまたブレてしまうのではと心配です。続報を待つしかありませんが。

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