THE FLAMENCOからメリークリスマス
THE FLAMENCO TSUNAGUのブログ管理人のHIROです
Merry Christmas!
2019年もあと1週間ですね そしてTHE FLAMENCOメンバーの最初のイベント『グラナダ・フラメンコの宴』もあと少し
ありがたいことに夜の部 18:00は完売いたしました 当日は約200名のお客様と一緒にフラメンコを感じて新しい年の幕開けをお祝いしたいと思います!
予定が決まらなくて、逃してしまったという方、12:00と14:00の回は夜より席数は少なく観客の皆様との距離感を縮めてフラメンコをたのしむことをコンセプトにショーを行います まだ若干のお席ございます
私もほぼ一人で裏方準備をやっている中、時間がない!他のことができない!など気持ちが萎えることもありますが、彼らの音を聞くとがんばれる気がしてきます
THE FLAMENCOのフラメンコを観てフラメンコは三位一体だという意味がわかりました これを音楽好き、ダンス好き、スペイン好き、歌好き などなどたくさんの方に来ていただき感じていただきたいという思いで日々がんばって準備しています
3公演の中でも特にお勧めなのが1月10日 日本橋公会堂ですこれは単なる民謡と舞踏とのコラボという一言では片つけられない演目ですそれぞれがそれぞれのことを演じていて一体感があるなんて不思議です 民謡はフラメンコにも寄らず、フラメンコは民謡にも寄らない。そして舞踏は独自の道を行きながら皆に絡んでくる 面白くないはずがないです! その要がカンテのマヌエル・エレディア。彼の唄が全てをつつきこみ観衆に言葉を超えてうったえかけます
さて今日は座長のコメントがとても心に刺さったのでご紹介したいと思います
The Flamenco の歌い手、マヌエル・エレディアは、ソロも、踊り伴奏も素晴らしい。
簡単に聞こえますが、なかなか両方が素晴らしい事は、難しいです。
フラメンコの伝統と、彼の持ち味を自身が良く知っていて、伝統を大切にしながらも、新しい事もなんでも勉強する姿勢に、わたしはマヌエルにやられっぱなしです。
フラメンコは、楽譜が無いのです。ギターと歌と踊りは、見えない楽譜つまり楽譜なしで、三人でフラメンコを奏でていきます。
THE FLAMENCO のメンバーだけで普通にフラメンコをやるなら、即興の世界なので、本当に練習は必要ありません🤣 より効果的に見せたりするために、いくつか、決め事や、決め場所を約束しておくだけなのです。
これが、フラメンコの醍醐味。とはいえ、外国人であり、舞台経験が彼らとは比べものにならない私は、びびります。笑。
マヌエルは、私とは、かなり練習してくれました。笑
ある日、彼のアドリブに対応しきれなかった私にマヌエルがいいました。
“ 君は、できるのに、びびってるだけだ。まず、自分を信じてあげなさい。そして、バックにいる、僕達を信じなさい。フラメンコはそういうこと”
深い人です。大好きです。
“フラメンコらしさ” “フラメンコっぽい”って、何でしょう?
それらしい格好をして、器用にそれらしく出来れば、それでよいのかな?
私は、25前、それらしく出来ていると思って、グラナダの地に着きましたが、すぐに、習っただけの部分では、フラメンコは、全く歯が立たないと気がつきました。
“らしい”ことは、忘れて。フラメンコのコアにつっこんで、25年間、やってみました。
技術的に足りないことやら、課題は、山積み。
人生と同じです。生きても、生きても、新しい扉は、開いて、課題は山積み。
フラメンコを続けたい以上は、私自身を曝け出すしか、私には方法が無かった。
フラメンコ愛が、半端でない私を何人かのアーティストは、応援してくれます。
私の横に居てくれます。
それが、The Flamenco のメンバー達です。
マヌエルの言葉 バックにいる僕たちを信じなさい 人は一人で生きてるわけではないし、フラメンコだけじゃなく仕事も何でも一緒にいる人たちを信じて達成できるものがある。自分も大きくなれるのかもしれませんね。
そんな素敵なTHE FLAMENCOのためにもうひとがんばり!私も成長するために。。。
THE FLAMENCO TSUNAGU公演 発売中!
http://confetti-web.com/cierra-los-ojos
0120-240-540 10:00-18:00 平日受付
チケットぴあ TEL 0570-02-9999 自動音声対応
1/10 Pコード 498827
THE FLAMENCOの思い
紅葉もそろそろ終わり冬の足音が聞こえてくる今日この頃。
でも今日はなんだか暖かかったですね。
今日はTHE FLAMENCOの思いを綴ろうと思います。
ブログの管理人である私はフラメンコは踊りません。
でも云十年前にスペインに初めて行ったときにグラナダで見たフラメンコは今でも忘れられません。誰が踊っていたかなんて知りません。もしかしたら有名な方だったのかもしれません。
唄っている歌詞も全くわかりませんでした。
でも、衝撃的でした。何かを語るあの唄、そして音、踊り全てが一体化して、息もできないくらいじっと見入ってしまいました。
そのときの衝撃は今でも忘れられません。
私はフラメンコは踊りませんが、観るのは好きです。
色んなフラメンコがあるんだなと思いながらこれまで数々のショーを見てきました。
何故私がTHE FLAMENCOのお手伝いをしているのか?
それは彼らの作り出すフラメンコが私が云十年前に見た衝撃的なフラメンコを鮮明に思い出させてくれたからです。
風化し始めていたあの記憶を・・・。
公演は横浜と東京で開催されます。
1月5日の横浜は1日中フラメンコの雰囲気が楽しめるグラナダ・フラメンコの宴を開催。
昼間に一流のアーティストのショーが観られることは皆無といってよいほど。珍しい企画です。
これはお子様連れ、お年寄り、身体の不自由な方など夜外出しにくいという方々にも見ていただきたいという思いでTHE FLAMENCOのみんなが企画しました。
バルでのアーティストとの交流などもっとフラメンコをたくさんの人に氏って欲しいという思いで一杯の企画です。
https://www.the-flamenco.com/shows
1月10日 13日は東京公演
こちらは、日本の民謡のルーツとフラメンコのルーツをそれぞれのアーティストがたどり、共通点を見つけていく経過を生でご覧いただくことができる構成になっています。
仕事や生活の中から生まれた楽譜のない音楽である民謡とフラメンコには意外な共通点がたくさんあります。
練習を聞いていてもわくわくする内容です。
日本ではまだ無名のアーティストかもしれませんが、才能があるのはもちろんとても気さくで人間的にも魅力のあるメンバーです。
一人でも多く日本のファンができることを願って一生懸命お手伝いしております。
ぜひ1つでも構いませんので公演に足を運んでいただけたらうれしいです。
THE FLAMENCO TSUNAGU WEB完成!
久しぶりのアップです THE FLAMENCO TSUNAGUのブログ管理人HIROです
THE FLAMENCOのWEBサイトができました!
かなりスッキリと活動をまとめてみました 予算がないので手作りです…
本当に彼らはピュアなフラメンコを愛するアーティストたち
いわばフラメンコ職人です それが少しでも伝わればうれしいです
お互いのスタイルやアイデンティティを譲らない、でも喧嘩にはならない 良い意味で意見のバトルをし、さらにバージョンアップしていく
それは、皆過去の偉人が発展させてきたフラメンコという文化が芸術が好きな気持ちが一緒だからなんだと思います
練習風景映像をみると羨ましい限り 楽譜があるわけじゃないのに、あーだこーだいいながら、最後には「おお!」というものが出来上がっていく
すごいです!
彼らの感性、即興力、アーティストとしてのプライドとアイデンティティ 1月が楽しみです
さて私は裏方として頑張って一人でも多くの人に見に来てもらえるよう広報しなくては!
良いアイデアがある方、メッセージください!
いよいよチケット発売! 祝! いや これからが勝負!
THE FLAMENCO TSUNAGUのブログ管理人 HIROです
ブログの更新が止っていました… 実は8月21日から8年前からかかわっているスポーツ交流のお仕事や、キリンチャレンジカップのお手伝いに先日生放送だった「のど自慢THE WORLD」のお仕事などありがたいことに休みなくお仕事を頂き、その裏で9月に来るラグビーW杯関連のお客様のツアーの手配など… なんだかんだ1日48時間あればよいのにと思う日々が続き、夜にブログを更新する前に寝落ちしてしまった日々が続き今日になってしまいました(笑)
そんなこんなで時は超特急で過ぎ、いよいよチケット販売の予定日が!
今回は、カンフェティさんで発売させていただくことになりました。
その登録準備も意外と大変。
初回の公演で、なかなかスポンサーが潤沢についてくださるわけでもないのでなるべく自分たちでやる手作り公演。
やることは山盛りなのです! いろいろ完璧でないことが多々あると思いますが、温かく見守ってください! たくさんの人のご意見や温かいメッセージを頂けることがうれしくてたまりません。
今回の公演について書かせてください!
THE FLAMENCO TSUNAGUはグラナダを拠点に伝統的なフラメンコを愛してやまない5人のメンバーです。
踊りのキカさんはエレガントな動きの中に力強さがある踊りをする素敵なダンサー。彼女の踊りはいつまででも見ていたい・・・ と思ってしまうでしょう
同じく踊りのラファは哀愁や苦悩を悲しくも美しい動きで観ている人の心を捉えます
カンテのマヌエルさんは家族親戚一同フラメンコに携わるロマ族出身。独特な声で歌い上げる唄はまさに魂の叫び。
ギターのマルコスさんは、メンバー最年少。撮影にビーサンで来てしまうお茶目さとは裏腹に彼の奏でる音は繊細で美しい調べ。甘いマスクも相まって横でこの音を奏でられたら惚れてしまうかも(笑)
津軽民謡を唄うあきみさん。透き通るようなすがすがしい高音と力強い唄声は老若男女を虜にしてしまいます。私は彼女の唄を聞いて初めて民謡って素敵なんだなと思いました。
津軽三味線の矢吹さん。三味線って色んな音が出るんだなと矢吹さんの三味線を聞いて思いました。悲しい音。激しい音。懐かしさを感じる音。そして矢吹さんとマルコスはどこか似ていると感じるのは私だけ?!
舞踏の柴崎さん。民謡とフラメンコのアーティストをつなげてくれた方。舞踏のことはよくわからない私ですが、柴崎さんのパフォーマンスは何も考えず観て感じるだけでよいのです。ありとあらゆるジャンルの踊りに使われている体の動きを取り入れた究極の芸術です。
そして座長亜哉子さん。25年間グラナダで生活していると軽く言っているけどこれってすごく大変なことです。彼女の踊りはスペイン人になろうとしているわけではなく亜哉子自身を表現しているところがすごい。それは彼女がたくさんの音を聞き、作品を見て、体験して、失敗して、チャレンジして作り上げたものなんです。その彼女の人間性に私は惚れて今回の公演に協力したいと思った次第です!
舞踏の柴崎さんが命名してくれたザ・フラメンコ・アルマ・キャラバン Vol.1は、魂の旅は続く。 Vol.2 Vol.3と続いていけばよいなとの願いを込めています。
1月5日は「グラナダフラメンコの宴」と題して、昼間はお子さんもフラメンコに触れてもらい楽しんでもらえる企画になっています。夜はグラナダのタブラオの雰囲気を楽しんでいただきます!
11:00からはグラナダ・ミニマルシェと題してテラコッタ人形(めっちゃ可愛いミニチュア闘牛場やサクラモンテの村!)やワインなどが買えるショップや生ハム、グラナダの無添加チーズチョコやワイン、アルハンブラビールなどが食べれるミニバルを開店します!
1月10日は日本橋公会堂(水天宮)で民謡と舞踏とフラメンコの魂の集い。
Cierra los ojos... 目を閉じて… タイトルの由来は、大切なものは感じることで出会えるもの。民謡アーチストとフラメンコアーティストをつないだ瞽女さんの唄です。
1月13日は西日暮里のスペイン料理アルハムブラで日本橋の内容をアーティストとの距離感が近い雰囲気でお楽しみいただけます
お得な3公演コンビチケットも限定発売します!
販売サイトは下記までアクセス!
http://confetti-web.com/cierra-los-ojos
こんな個性的で素敵なアーティストに会いにぜひいらしてください!
グラナダのフラメンコの伝統を守り続ける踊り手 キカ・ケサーダとはどんな人? Vol.2
THE FLAMENCO TSUNAGUブログの管理人HIROです
キカさんの紹介Vol.1は幼少時の写真がかわいいとFBでもコメントいただき好評でした
そうあの写真はかわいかったですよね~
早速、座長亜哉子が語るキカ・ケサーダとはどんな人Vol.1の続きをお楽しみください!
The Flamenco Tsunaguの座長 亜哉子です。引き続き私の大好きなキカの紹介を書きますね。
若いころからプロの道に飛び込んだキカは、いつも多忙です。そんなキカを支えているのがキカ母!
お料理がほんとに上手い素敵なお母さまです
特にプチェーロという、煮込み料理 (レストラン等では、ほぼ食べれない本格家庭料理) は、ほんとうに世界一だと私は思っています。
私が大好物なので、プチェーロの日は呼んでくれます。
あんまりおいしくて、「日本の皆さんに食べさせたい!」と私が言うと、
グラナダのキカの家でのランチ付き観光コースを作りましょうよ!とケラケラ笑う、明るいお母さんなのです!
小さいころからフラメンコに親しんできた、そんなキカの尊敬するアーティストは…
まず歌では、
カマロン(カマロン!また、名前が上がりましたね!)。
テレモト・イホ。 https://www.youtube.com/watch?v=M3PfgCZHgjc
パンセキート。 Vol.1でお父さんの好きな歌手として名前が挙がっています!
レメディオス・アマジャ。 https://www.youtube.com/watch?v=z4Wn3MLHIKg
お父さんの影響だなと感じる人選です!
ギターは、あまり、よくわからないかも。と言いながらも。
パコ・デ・ルシア(また、名前上がりました!。)
ビセンテ・アミーゴ。
踊りでは、
マヌエラ・カラスコ。
ホアキン・グリロ。
エバ・ジェルバブエナ。
そして、もちろん、この「THE FLAMENCO 」 のメンバー全員の踊り、歌、ギターが、大好き。と言ってくれる優しくかわいいキカなのでした。
彼女は、嘘はつかない人なので、多分、本当のことなんだうと、素直に喜ぶことにしました。(笑)
キカは、私を支えてくれた友達なので、ついつい、彼女が私に話してくれた内容より、莫大に、文章が膨らんでしましました。
先日、キカの踊りを見に行って、また、驚きました。
彼女は進化し続けています。
同じ踊りを何回見ても、飽きることはありません。それって、実はすごいことです。
彼女の踊りには、タネも仕掛けもないからで、その上彼女の人生がどんどんん充実していっているからなのかもしれません。
綺麗な人だから、皺も気にするけど、
「この醜い皺も、私が生きて来た証! 」 と、笑い飛ばします。
見習わなくては…
キカの踊りには、彼女自身の人生と、グラナダが染み付いています。
是非、楽しみにしてください!
さあ。また、突然のワンポイントスペイン語講座。
英語の I like…. は、
Me gusta メ グスタ。
キカちゃんの、踊りが気に入ったら、Me gusta tu baile メ グスタ トウ バイレ。
貴方の踊りが好きです。と 言ってあげちゃってください。
とっても好きは、mucho をつけます。 Me gusta mucho 。 メ グスタ ムーチョ。
綺麗な女性には、綺麗! と、言っても、スペインでは、セクハラにはなりません!
女性が女性に言うのも、普通です。
Guapa ! グアッパ!
カタカナ読みで通じますよ! 踊りを見て素敵!と思ったら Guapa!!
では、また次回まで! Adios ! アディオス!さようなら!
グラナダのフラメンコの伝統を守り続ける踊り手 キカ・ケサーダとはどんな人? Vol.1
THE FLAMENCO TSUNAGUブログの管理人HIROKOです
私がこの公演プロジェクトにかかわるきっかけになったひとつがキカさんの踊りを見たことです。
お客さんと一緒にスペインの旅をしたとき、キカさんの踊りをまじかで観ました。フラメンコを観たことある人もない人もくぎ付けで、ショーの後はみんなにちょっとフラメンコの振りをちょっと教えてくれたりで、「ああ フラメンコまた観たい!!」という気持ちになりました。これは私が20云年前、初めてスペインに行きグラナダの洞窟でフラメンコを観たときの気持ちと一緒だったんです。
そんなキカさんがメンバーの公演お手伝いするしかないでしょ!ということで今になります。我が座長亜哉子さんはキカさんとは長い付き合いで大親友でもあります。
座長にキカさんの紹介をしてもらいましょう。
座長の亜哉子です。
キカのどこを切ってもフラメンコしか残らないのです。小細工は一切ありません。
私は実は、彼女の踊りは、私がスペインに来た時から、25年見て来ています。ずっと彼女はブレません。
彼女の踊りは、彼女の心が、彼女の肉体を通して表現されているだけのピュアなもので、若いのに、あんなに綺麗なのに、ベテランのヒターナ(ジプシー)のおばちゃんのような味わいや、懐かしさ、古いフラメンコの伝統を感じられます。
そして、彼女の人生が、人間が、年輪のように積み重ねられていくごとに、彼女の踊りはどんどん良くなっていっていると感じます。人生に関しても、踊りに関しても進化と努力をし続けるからなのでしょう。
つい、力説してしまいましたね。笑。
私の親友で、私の尊敬するアーティストなのでして。キカとは、先ほど書いたように、25年間前から知ってはいましたが、7~8年前、マリキージャの舞踊団で海外公演に行った時から、距離が縮まり、その頃、色々な意味で人生の転機で、踊り自体も続けることを迷っていた私をさりげなく支えてくれていたのは、キカでした。
親友であるから言うわけではないのですが、とにかく彼女の存在そのものが、フラメンコ。だから、踊ってもフラメンコが滲み出るのだと思います。
フラメンコは、工夫して、頑張って、演奏したりするものでは無いと感じています。もちろん、それに伴う、テクニックというものは、努力し身につける必要はあります。
前置きが長くなりました。
キカの家は、両親とも、フラメンコ愛好家だったそうで、特に、お父さんのフラメンコ熱はすごかったそうです。
アンダルシアには、たまに、こういう家族がいます。昔のアンダルシアは、このような家庭が多かったので、両親どちらかがアーティストでなくても、そんな家庭から、アーティストが育ったりします。
お父さんは、24時間、フラメンコを聞き続けていた方だったと言います。
なので、小さいキカは、
ローレとマヌエル (夫婦でフラメンコを70年代から歌っていた)
エル・チーノ・デ・マラガ (こんな人です。https://www.youtube.com/watch?v=HpDW5qK4Xmw )
パンセキート。(こんな歌声の人です https://www.youtube.com/watch?v=i3b5EJ0jbGI&list=PLwYSg1iVOUKj-RAScXb2w4ZFEH4vbeBid&index=1 )
テレモト。(こんな歌い手さんです https://www.youtube.com/watch?v=oxLKNjdzqVA)
を聞いて育ったそうです。
なるほど。フラメンコの歌の話をキカとすると、たまに、えらい渋くて古い人の歌の話をするのは、やはり幼少時代聞いていたからなのですね。
(日本に置き換えてみると。若いのに、やっぱり歌は、美空ひばりよね。みたいな、会話になるわけです。笑)
キカ、5歳の時、ご近所にマリチューという、踊りの達者な女性がいて、彼女のお婆様の家のサロンに、近所の子供を集めて踊りを教えていたそうです。キカのお母さんが、そこにキカを連れていくようになったのが、踊りを始める全てのきっかけだったそうです。
キカの踊りの才能は小さな頃から素晴らしかったようで、12歳で、グラナダ市の舞踊団に選抜され、グラナダの村々の祭りを全部回るというのが、踊り手としての最初のお仕事でした。
12歳だと、まだ、小学校6年生とか、中一ですよね。
仕事に行くには、ご両親のどちらからは必ず引率しなくはいけないですから、家族の協力が必須だったということです。
(車で2時間~3時間かけて行かなくてはいけない村々は、沢山あります)
さて、このマリチューさんは、大変正直な方のようで、子供の中で才能のある子がいると、グラナダの踊る人間国宝、マリキージャ先生のところに連れて行くそうです。
「自分はもう教えることがないから、この子を伸ばしてあげてください」と。
キカも、そんな子供の一人だったでようです。
マリチューのクラスからマリキージャ学校へ行くようになったキカのかわいいエピソードがあります。
この話は、キカが私に話してくれた内容ではないけど、紛れもなくキカの話。
キカのスピンオフ物語です。
お世話になったマリキージャ先生に、久しぶりに私の近況や来年の日本公演の話など報告に行った時のことです。
昔話も、飛び交い、楽しいひと時を過ごしたのですが、そんな中で、マリキージャ学校の鉄則について話題になりました。
今も、昔も、マリキージャ舞踊学校は、ガム禁止です。
ガムに限らす、マリキージャ学校は”フラメンコ道”も、教えてくれるところで、道場に入る時の心得みたいなものも教えてくれていました。
その一つが、ガム。だったわけです。
厳しく言われるにもかかわらず、破りたくなるのが、校則、というものなのか、舞踊学校の生徒さんは、よく、口の中にこっそりガムを忍ばせて、レッスンを受けます。
しかし、ことごとく、マリキージャ先生は見破り、
「ガムを捨てるか、貴方が、教室の外に出るか、どちらかにしなさい!」 と、教室中に響く声で注意され、恥をかくことになるのです。
なぜ、その話になったかというと、この前、子供達を指導しているキカを見ていたら、全く、同じことを子供達に言っていました。
ほぼほぼ、トーンもマリキージャ先生並みで、優しいキカにしては、なかなか声を張って、厳しくガムを忍ばせている子供を注意していたのです。
「今や、キカも、貴方の意思を継いで指導していますよ」 と私が言ったら、マリキージャ先生は、大声で笑いだしました。
キョトンとしている私に、
「長年、数え切れないほどの子供達を育ててきたけれど、キカは、ガム隠しのチャンピョンと命名するわ」と。
「え?」
つまり、マリキージャにいかに、口の中のガムがバレないか、キカは、かなり懲りずに、チャレンジしたようです。しかし、たいていの場合は先生にみ抜かれたそうです。
見抜かれて注意されたときのキカの態度が爆笑なんです。
普通は、「教室を出なさい。」か、「ガムを捨てて来なさい。」なんですが、
キカはバレた瞬間、顎をちょっと突き出して、毎回ガムを飲み込んでしまい、
「私、ガム食べていません」 と、口を開けたそうです。
そんな、ガムを飲み込んじゃう技を使う子はなかなかいなかったそうで、
「一体、どのくらいの量のガムを、あの子は、飲み込んでしまっているのだろうと思ったわよ!そんな、あの子が、今、同じように指導しているとは!!!!! 」
と、面白おかしく、でも、なんだかとっても嬉しそうに、話してくれました。
キカは私の尊敬するダンサーでもあり、大親友でもあるので2回に分けて語らせていただきます!
次回のキカ・ケサーダVol.2をお楽しみに!
2020年1月5日の横浜赤レンガ倉庫 グラナダフェスティバル!!
THE FLAMENCO TSUNAGUのブログ管理人のHIROです。
ここ数日なんだかバタバタしていて、メンバーのプロフィールもアップしていきたいのですが追いついてなくてごめんなさい。。。
なんで忙しかったっていうと…
横浜赤レンガ倉庫で開催するグラナダフェスティバルの準備をコツコツとやってました
皆さんに手作りながらもグラナダ感、スペイン感を味わっていただけるよう試行錯誤しています。お楽しみにしてくださいね!
今日は少しどんな内容になるのかお話しします
まず、赤レンガ倉庫の階段を上ると通常は受付のようなスペースになっているのですが、そこはスペインを思わせるグッズが!
コレクションする人もたくさんいるご当地土人形たち、鉄のアーティストTOMOE WHOLLYSさんの作品たち、ワインやスペイン製のポテチなども販売予定です
そしてとところどころにグラナダに関係のあるアート作品がある回廊を抜け、ホワイエへ! そこにはミニバルが展開します
目玉は、グラナダの郊外にある山間の村トレベレスで手作りされている生ハム!!
切りたての生ハムを挟んだサンドイッチやアルハンブラビールが楽しめます!
お子様もきっとトレベレスの生ハムの味のとりこになってしまうはず!
スペイン産の珍しいフレーバーのポテチやオリーブなどの軽いおつまみも出せたらなあと今頑張っています!
ホワイエまでは、当日どなたでも無料でおはいりいただけます
肝心のフラメンコはというと
午前1回 午後1回の2回はお子様大歓迎のフラメンコ体験ができるフラメンコショー
THE FLAMENCO TSUNAGUのグラナダメンバーのショーと直接アーティストから簡単な振りとかっこよくオレ!とか掛け声かけれちゃうようになるミニワークショップ
保護者同伴の小学生はなんと無料で体験してもらおうという太っ腹企画です
たくさんの子供たちにフラメンコを身近に感じて楽しんでもらいたいという思いの詰まった企画です
そして夜公演は横浜の赤レンガ倉庫がグラナダのタブラオになる瞬間です!
1部2部の間で、生ハムつまみながらワインを楽しめる感じを演出できたらなと画策しています
手作り感満載のイベントになるかと思いますが、今から1月5日は横浜赤レンガ倉庫へとメモっておいてください!
ということで、こんな準備をあたふたとやっていたので肝心のメンバー紹介が、遅れていてすみませんという言い訳でした (笑)
次の回は、THE FLAMENCO TSUAGUメンバーの花 KIKAさんの紹介をしたいと思っています とても美しく近寄っちゃいけない感じが一見するのですがとてもお茶目でかわいい女性なんですよね~ 小さいときのエピソードも思わず笑ってしまうと思いますよ
お楽しみに!