デンマークのコロナウイルス対策と日本について思った事
こんばんは。
サブローです。
デンマークと日本含め世界中がコロナウイルスでパニックになって暫く経ちました。
各国が様々な対策を取っていますが、何処にもそれぞれ対策内容や感染の状況に違いがあり一概にどれが良くてどれが悪いとは言いがたい状況です。
今回はデンマークのコロナウイルス対策と自分の感じた事を書いてみたいと思います。
さて、それでは今自分たちのいるデンマークではどの様な対策がされているかを書いて行きたいと思います。
デンマーク政府は感染拡大を察知すると速やかに国境封鎖の対策がなされ、10人以上で集まる事が禁止される等人と会う事を極力避けるよう指示が出て多くの人が自宅待機となっています。
日本と違ってデンマーク政府の認識ではマスクは重要ではないという見解なようです。
その代わり他人とは2メートルの距離を取る事とされています。
スーパーのレジ前には2メートルの距離を示す線が置かれていたり、ビニール手袋やアルコール消毒液が入口に置かれていたりします。
スーパーマーケットや薬局などの店舗を除いて飲食店等多くの人が密集するような施設は殆どが休業状態です。
ちなみ、私たちはこの時期に引越中なのですが家具屋は開いていました。
学校も自宅からのオンライン授業となっているそうです。
多くの人が自宅から仕事をしています。
飲食店はテイクアウトのサービスは開いています。
ネット通販はこの件で盛んに利用されているそうです。
そしてこの件で仕事を失ったり見つけられない人への対策として、失業保険の受給期間の延長と条件の緩和がされるそうです。
またこの件で売上の減少をしている企業や自営業者への補償も決定しているそうです。
幸いにも自分はまだほぼ通常通りに毎日仕事をしています。
首相の対策発表からすぐに多くの国民にコロナウイルスへの危機感が浸透したのは本当に驚きました。
これだけデンマーク国民が政府を信頼しているという事なのかもしれません。
これらの対策で感染の抑制が順調に進めば、イースター休暇後に規制の緩和もあり得るそうです。
その際は何から規制を緩めていくか、消費の回復の為にどんな政策を取るべきか等が議論されているそうです。
以上デンマークからはこんな感じです。
一方日本はどうかというと単純に死者の数や割合を考えると詳しい原因究明がどれほどされているかはさておき、他国に比べて今の所は安定していると言えるのかもしれません。
ただ他国に比べて日本政府からの具体的な対策は後手後手で、殆どが国民の良識や医療施設などの現場に頼りっぱなしな様に感じます。
デンマークのこれらの対策は感染拡大から数日で決定した事です。…。
唯一良かったのは学校の閉鎖でしょうか。
勿論政府の対応とは別でトイレットペーパーの買占めなど一部冷静さを欠いて誤った行動で混乱に拍車をかけてしまっている人たちもいる様ですが…。
こういった混乱に乗じて問題を起こしてしまうような残念な人達はどこの国にも一定数いますからね。
そしてイベントの自粛などは非常に大事な感染対策ですが、同時に損害を受ける企業や国民に補償をするべきと思います。
とにかく中国からの入国者への制限が政府が力を入れるインバウンド(笑)の為に遅れた事などは本当に痛恨の極みです。
オリンピックの延期日程は直ぐに決まる一方、国民への具体的な救済措置は未だになしで業種がどうのこうのと揉めています。
全国民に一律数ヶ月分の生活費支給で良いんじゃないでしょうか?
マスク2枚を配る話を聞いた時は本当に冗談かと思いました 汗
この国のトップには外国へのメンツばかりを優先して、自国民の犠牲を何とも思わず必要になれば都合よく自己犠牲を強いる様な売国奴が沢山いる様ですね。
国の借金とかプライマリーバランスがどうだとかで消費減税は考えておらず現金給付もないとなれば、仕事を失った国民はどうしていけばいいんでしょうか?
この愚策で国民の多くの命が失われては借金が将来が何だというのでしょうか?
ちょっと強烈な表現を使いました。
「売国奴」とは過激な右翼の人などが使う様な言葉というイメージですよね。
でも自分はこの言葉を彼らに使いたいと思います。
もう種子法に入管法に水道法改正そして消費増税の時点で彼等が歴史上稀に見る売国奴である事は明白でしたが、この緊急事態においても国民に寄り添うつもりは到底ないようで本当に呆れました。
民主党政権を悪夢と表現したら現政権はもう売国奴とでも言わない限り表現する手段が自分には見つかりません。
そしてこんな時も全然一生懸命さが感じられない多くの無神経無能野党議員と売国内閣が舵取りをしている事が緊急事態です。
でも不思議ですね、彼等は売国奴なのに自称保守の人たちに支持されているんですから。
こんなに自国民を守れない政府が憲法9条を改正して一体何から誰を守ろうと言うのでしょうか?
まあ以前から思ってた事ですが現政権を支持する自称保守の人たちはカッコつけばっかりで本当は保守主義とか日本や世界の歴史について全然勉強してないのではないでしょうか…。
とにかくこんなにダメな政府ですが大好きな日本です。
自分も含めて皆さんと大切な人たちの健康と日常が1日でも早く取り戻されることを祈っています。
最後にこの世界的な混乱を通じて改めて気づかされのは、「普通の生活」への感謝です。
毎日職場で仕事前に交わす世間話に、気軽にお店に入って食べるご飯、喫茶店やバーでする楽しい会話に良い天気で外を歩く事。
こういった身近な幸せに改めて気づく機会にもなりました。
それでは次回もよろしくお願いします。
救急車で病院に運ばれた話
こんにちは。
サブローです。
デンマークに住んで1年が過ぎました。
今はデンマークもコロナウイルスの件で国中がパニックになり国境閉鎖等様々な対策が講じられています。
今回は今話題のコロナウイルスに関する話です。
この話はデンマークでの経験ですが、日本でも十分にあり得る話だと思いますのでぜひとも記事にしておこうと思いました。
日本でもデンマークでも滅多に仕事を休む事はない自分なのですが、実は先週火曜から高熱と息苦しさで会社を休んでいました。
同僚にも所謂濃厚接触の疑いのあった人が1人いたことや、時期も時期でコロナウイルスを疑いました。
しかし40°の熱が土曜日まで変わらず状態も悪化してきたので、病院に電話した所来院する様言わました。
病院では何とほぼ口頭でコロナウイルスと診断され家で寝てろと返されてしまいました…。
これわざわざ行く必要あったの?と妻は滅茶苦茶怒っていましたがもう自分はキツすぎて全身の力が抜けていました 笑
翌日40°の熱に息苦しさが限界に達した頃妻がもう一度病院に電話をして救急車を読んでくれました。
救急車に乗るのは初めてでした全身防護服の人に車に乗せられ気がつくと「どこか」以前とは別の病院に来ていました。
その後血液検査各種にレントゲンなどを受けて点滴を受けて一晩を過ごしました。
そして伝えられた結果はコロナとは全く無関係でウイルス性肺炎でした。
本当にタイミングが悪かったのです!
この時期なら誰もコロナをやっぱり疑いますよね。
でも最初の診断に疑問を持って別の選択肢を見つけてくれた妻には本当に感謝しています。
そして様々な可能性を一生懸命探してくれた先生と看護師の方、本当にありがとうございます。
本当に一時期は三途の川が見えるくらいのひどい状況でした。
投薬治療で大丈夫だからと翌日午前には退院となったのですが、退院を告げられた時に思ったのは「自分はどこの街にいるんだっけ」ということです 笑
救急車に乗っていたので行き先も全然知りませんでした。
GPSで調べたら普段来たことがない街だったのでちょっとビックリしましたが、義母が迎えに来てくれて無事帰宅できました。
高熱に息苦しさで今の時期となると当然コロナウイルスを疑いたくなるものです。
でもコロナウイルス以外にもこういう条件が該当する症状はあるのです。
でもこれをコロナウイルスと判断して放置したら大変な事になっていたと思います。
もう本当に救急車に運ばれる頃は限界に近い状態でしたからね。
こういうケースって日本でも今の時期であるからこそあり得る話ではないでしょうか?
もし同じ様な症状のある方で口頭でコロナウイルスと言われた方はセカンドオピニオンの受診を強くお勧めします。
自分の職場はこの時期も仕事をしているので早く治して一刻も早く仕事に復帰したいと思っています。
それでは次回もよろしくお願いします。
コペンハーゲンで日本語を話す会を作ってみました!
こんばんは。
マリアです。
デンマークに帰って数ヶ月経ちました。
せっかく帰ってきた故郷ですど、やっぱり日本が恋しいなぁと思う事が沢山あるのも事実です 汗
今は自宅を義弟に貸すために家の整理で一時的に日本にいます。
やっぱり日本の食べ物や人や街の雰囲気はとってもいいですね!
久々に熱い湯船でもリラックスできました (^∇^)
やっぱりデンマークにいて特に寂しいのは食べ物や街の雰囲気ですが、もう1つは日本語の会話です。
時々こっちでも落語を聞いたりしていると、やっぱりもっと沢山日本語で会話したい!って思ってきます。
もちろん夫とは未だに日本語で会話してますけど、もっと色んな人と日本語の会話を楽しみたいです。
というわけで、コペンハーゲン周辺で日本語を話す機会を作りたいと思って「コペンハーゲン日本語会」という会を作ってみました!
↓↓会の詳細です↓↓
コペンハーゲン日本語会
第一回コペンハーゲン日本語会 /Copenhagen's Japanese Club's First Meeting
このブログの読者の方には一定数デンマークからの方もいるので、私と同じく日本語で久々に会話したいという方大歓迎です!
他にもデンマーク在住の彼氏彼女に日本語を話す機会が欲しい方など、是非この会をパートナーに勧めて下さい ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ちょっと不安な方も私たちは英語もOKですし、勿論私はデンマーク語でフォローもできますので安心して下さい。
場所はコペンハーゲンから電車で40分程の場所の貸会議室です。
コペンハーゲン郊外に住んでる方なら名前を聞いてすぐわかる場所かと思いますが、もしわかりにくい様でしたら気軽にブログやfacebookやTwitter経由でメッセージ下さい。
この会がこのブログを読んで下さってる方とお会いする機会になれば嬉しいです (^-^)/
それでは次回もよろしくお願いします!
おやすみなさい。
過去を深く反省しているドイツの話
こんばんは。
マリアです。
話題のHornbach(ホルンバッハ)という企業の悪趣味なCMについて書いてみたいと思います。
内容見ればわかりますけど本当に気持ち悪くて吐き気がします。
ドイツ人の太ったオヤジの汗をかいた下着の臭いを嗅ぎたい人なんてどこにもいるわけないでしょう!
ツイッターなどでも差別的と話題になって釈明の文章を発表したようです。
簡単にまとめると、このCMに差別的な意図は全くないので問題ありませんという事でした。
なるほど、私はこれに関しては差別的というよりかは悪質な偏見をばら撒くものとして悪いと考えます。
ある人が言っていました、これ対象がユダヤ人なら大問題だよね?って。
その通りです、ドイツはナチスの過去とユダヤ人への差別意識だけは徹底的に悪と教育している位ですから。
でも対象の人種が違えばドイツではOKという事がこれで分かりましたね。
勝手な日本への偏見で作った気持ちの悪いCMを開き直っていますが、日本がナチスドイツをパロディにしたCMを作ってこれがヨーロッパのとある国のイメージと言ったらドイツ人は怒るでしょう?
ポルシェに乗ったナチス軍服のドイツ人が敬礼するCMなんてどうですか?
絶対怒りますよね…。
実際に男性の下着の臭いを嗅ぐ趣味のある日本女性の割合よりもナチス万歳!とやってた人の人数の割合の方がドイツには多いのは確実ですよ。
でもね、それをやるのはドイツに対して悪印象や偏見を広めかねない悪質な行為だからやってはいけないのです。
夫が時々私の親戚や周りのデンマーク人と歴史の話になると毎回言われて驚くのが、ドイツは過去の反省なんて全然してないという事。
デンマークだけでなく他の欧州にはドイツが過去を深く反省してるなんて思ってる人は殆どいないと思いますよ。
日本にドイツは非常に真面目に過去を反省していると思っている人がいる事にデンマークの人は驚いてしまいますね 汗
というか、そんな中でも自分たちだけ「私たちは過去をちゃんと反省している」と偉そうに言うドイツってすごいですよね 苦笑
日本はドイツにポジティブな印象を持つ人が結構多いのは知っています。
その中の1つが過去の歴史をちゃんと反省している事らしいんですが、それは日本の思い込みですよ。
まあ私個人的にはもう70年以上も前の事ですから、今も反省しろとか謝罪しろとかは全く思ってはいません。
ただ反省どころか完全にドイツという国は「ナチス時代の過去を反省している」という意識や態度に酔っているだけと言うのがこれでハッキリしましたね。
ナチス時代の服装や敬礼など格好は反省しても、そういった過ちの原因である差別や偏見など中身を反省しているようには思えません。
だって、ナチス時代のユダヤ人への差別も「ユダヤ人がドイツ人を苦しめている」という根拠のない偏見からでしたからね。
今回のCMは日本人はドイツ人男性の汚い下着の臭いを嗅ぐのが好きな悪趣味な連中という偏見を与えてしまいかねない悪質なものです。
「偏見→差別」この流れこそドイツ人が反省すべきナチスの教訓ではありませんか?
一応少しの抗議はあるようですが、相手がおとなしかったり弱いと感じたら開き直って見下すような態度はギリシャなど他のEU加盟国への態度とよく似ていますね。
離脱する予定の英国への態度もそうです、いつの間にかEUは国民の主権を超えて入ったら出られない刑務所のような所になってしまいました。
イタリアなどの国も現在悲鳴をあげています。
この刑務所はドイツが看守みたいですね 苦笑
今回のケースでは、これは日本がドイツにナメられているという事ですよ。
日本政府はこういう時こそドイツにちゃんと過去を反省しろと言ってあげたらどうですか?
終戦の日の度に毎年反省の言葉を言い、沢山のアジアの国に支援や投資をしている日本。
EUで好き放題して加盟国を苦しめてこのようなCMを容認して、日本に過去を反省しろと言うドイツ。
どっちがまともに過去を反省していると言えるでしょうか…?
もうわかりますよね、日本は過去の歴史の反省を絶対にドイツにだけは学ばないようにしましょうね。
あともう1つ付け加えると日本が世界のどこの国に対してもおとなしすぎるというのもありますけど 汗
実質軍隊もない日本ですからナメられるのは仕方ないのかな…。
というか、トランプ大統領は当初日本から米軍を引き揚げて日本は自主防衛しろという主張はどうなったのかな?
メキシコの壁の話より私たちはそっちに期待してたんですが。
アメリカの抑止力なんて言う人がいますが、何でもアメリカ頼りだからロシアをはじめとした世界にナメられてしまうんだと私は思っていますが…。
もちろん私は戦争反対ですが多くの戦争に巻き込まれてきたヨーロッパの人間として、戦争すら自分でできない国はナメられてもおかしくはないなのかと思ってしまいます。
せっかく天気の良いイースター休暇なので、明日は桜の木の下でピクニックをしてきます ♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。
デンマーク移住1ヶ月が経過して
こんばんは。
サブローです。
デンマーク移住から1ヶ月が過ぎました。
就職先のスケジュール等の関係でビザの審査中にデンマークに行きました。
到着後直ぐにビザは下りて就職先の研修を10日程受けて今は普通に会社で勤務しています。
今回は移住1ヶ月が経過しての仕事と私生活の感想の様なものを書きたいと思います。
まず当たり前ですが、職場はデンマークの会社で基本はデンマーク語で会話やミーティングがあります。
ただ同僚の中には私と同じくデンマーク語ができない外国人も数名いるのと、デンマーク人は全体的に英語ができるので何とか英語で仕事についていけています。
しかし転職した中でこんなに緊張した事は今まであったのでしょうか… 笑
会社内で東アジア出身の人間は自分だけです。
今でも社内の空気に完全に溶け込めてない感じは結構あると思います 汗
先日のミーティングはいつ始まるのかと待っていたら、突然ゾロゾロと人が部屋を出て行き実はもう終わっていたなんて事も。
明日から会社はイースター休暇なのですが、月曜に同僚から教えてもらうまで全然それも知りませんでした。
今週は月曜日なのにみんな物凄く元気だからどうしたのかと思ってたくらいです 笑
私の経験ではデンマークの人は最初の方は話しかけづらいのですが、1度何かをきっかけに会話が盛り上がればその後は割と関わりやすいという印象です。
その一方で外国人同士では気軽に話しやすくてとっても気分的には楽ですね。
同じ部署の1/3位の人とは仲良くなれましたが、まだ残りの人とはあまり話せてもいません。
少しづつですが全員と話せるようになりたいとは思っています。
他には同じ仕事でも「日本でならこうする」という内容がデンマークでは違ったりするのでそこの戸惑いは未だに消えていません。
とにかく、最初は出来る事をしっかりと確実にこなしながら何とかしがみついていこうと頑張っています。
仕事はそんな感じです。
私生活では家の引越に大分苦労しました。
コペンハーゲン周辺で家を探すのは非常に難しいのです。
デンマークは日本以上の首都一極集中の国ですから、良い賃貸物件を見つけるのが大変です。
会社に交通機関で通勤できる範囲でやっと家を見つけましたが、入居して驚くのが電気の配線すら何もないのです。
そこからIKEAなどで電気を買って配線からつける事になります。
引越してすぐなので車もなくとても大変でしたが、今はやっと家らしくなってきました 笑
食事に関してはデンマークのものには慣れているので特に苦労はありませんでした。
とりあえずデンマークに来てからの1ヶ月はこんな感じでしょうか。
明日からイースター休暇ですが、親戚に会うためにオーフスまで行ってきます。
今週は3日勤務なのにもうクタクタです。
それでは次回もよろしくお願いいたします。
デンマークと日本の喫煙事情
こんばんは。
サブローです。
今日は珍しいテーマについて、デンマークと日本の喫煙事情とその考察について書いてみたいと思います。
まず私は喫煙者です。
ちなみに飲酒はそこまでしません。
何故これを書こうと思ったかはとあるSNSで「世界でタバコのポイ捨てをするのは日本人男性だけ」というような書き込みに反論したことがきっかけです。
その人はどこの国に行ったことがあるかは知りませんが、デンマークやスウェーデンの街を見てきた経験からその書き込みは間違いなくウソだと断言できます。
正直日本の基準で言うとデンマークの喫煙マナーはかなり悪い方です。
日本では電車のプラットホームでタバコを吸ってポイ捨てして行く人を見かける事はまずないと思います。
どころか、ポイ捨てそのものも最近は殆ど見かけません。
一方デンマークでタバコのポイ捨ては普通の事です。
歩きタバコの頻度も日本は比較になりません。
そう書くとデンマークのタバコの値段を言う人がいますが、デンマークの平均給与がまず違いますからね。
デンマークの基準でももちろん高いですが、単純に日本円に直して日本の給与水準で測るのはデータの取り方として非常におかしい事をまず理解してください。
日本の平均給与はかなり安いですから、デンマークの値段を単純に日本円に直してかなり高いというのは当たり前なのです。
最近のタバコ税をめぐる議論はそういった卑怯な論法を使う人がいて、意見への賛否に関わらずとっても残念な事だと思います。
唯一日本より圧倒的に厳しいのは屋内完全禁煙な事です。
一方その反動で歩きタバコとポイ捨てが常態化しているとも言えますが。
さて、私の意見では屋内も屋外も受動喫煙を防止できる厳密な分煙さえできていれば完全禁煙は必要ないと考えています。
もちろん歩きタバコはよくないと思っています。
それと、タバコ税の引き上げも喫煙者の人口と収入の均衡点をしっかり分析してからにしてください。
さて、これを書こうと思ったきっかけはもう一つありました。
私が喫煙するのはタバコが大好きと言うのは大前提ですが、同時に喫煙という行為で人生をより良くすることができたからです。
もちろんこれは個人的見解ですから他人にタバコを吸えというつもりは毛頭ありません。
事実家族も日本とデンマークを含めて私と弟と義妹以外は誰もタバコを吸いません。
では、私が喫煙する事で感じた良い面を書いていきたいと思います。
それは、喫煙所での会話です。
初めて正社員で入社した会社は上司や社長やグループ会社の社長が喫煙者でした。
社内で普通に会話できないような人との会話の機会が持てたお陰で、仕事のコツから相手の意外な一面まで知る事が出来ました。
違う部署の人ともその場で関係構築出来たお陰で、その部署との共同プロジェクトも円滑に進めることができました。
喫煙所での人間関係構築のメリットはデンマークでもそうでした。
最初の研修所は喫煙所が指定されていたので、みんなそこに集まって喫煙していました。
まあ喫煙所までの移動中に喫煙してポイ捨てしてる人も結構いましたが… 汗
私はそこの喫煙所で研修の前にメンバーの事を知る事が出来て、仲良くなれた人には英語しかできない自分に色々サポートまでしてもらって本当に助かりました。
もし喫煙所に行かず研修所の教室だけを行き来していたら、こうはならなかったと断言できます。
最も今の職場は部署内の喫煙率は100%なので、そこまでメリットらしいものはありませんが 汗
強いて言うなら日本のタバコをあげると喜ばれるという事でしょうか。
まあそうは言ってもこれは私の個人的なものの見方であり、否定的な考えがあるのも理解できます。
ただ非喫煙者の方にも理解してもらいたいのは、喫煙場所などマナーを守った喫煙であれば他人の嗜好として認めて欲しいと言う事です。
外国では喫煙と見せかけて違法なドラッグなんて例もあったりしますが、私のような本当の愛煙家はタバコが好きなだけであってそんな事は絶対に認めませんから!
喫煙者は生かさず殺さずでお願いします。
そして、これからデンマークに移住する人で喫煙者の方は是非貴重な喫煙時間を人間関係の構築に使ってみてください。
デンマークに到着してそろそろ1ヶ月でしょうか。
まだ全然自分が慣れていないのがよく分かります。
日本で働いていた時よりも労働時間は短いのに帰ってきたらもうクタクタです 笑
早く慣れるようにもっと頑張りたいと思います。
ちなみに、もしデンマークのタバコに詳しい方がいたらLA、Cecil、Prince、Chesterfield以外に良いタバコがあれば教えて下さい。
それでは次回もよろしくお願いいたします。
決断
こんばんは。
サブローです。
実は妻は年明けからすぐデンマークに引越しました。
私もビザが通り次第デンマークに移住する事になります。
現在私は日本に残ってこれまで夫婦で営んできた事業を閉じる手続と、家の整理整頓、デンマーク語の勉強をして準備を進めています。
今回の私のビザは労働ビザになるのですが、当初想定されていた期間よりも長く審査の状態が続いています。
いつビザの審査の結果が出るかは分かりませんが、結果次第では春にはデンマークでの生活が始まると思います。
海外に移住という事でワクワクしてるかと言うと、実は全然そんなことはありません 笑
というのもこの数年間欧州や北米のお客様相手に商売をしてきましたが、やっぱり国民性とか考え方の違いで色々なトラブルを抱えてきました。
以前は海外に移住する事を夢見ていた自分も、当時自分の中で移住したいと思った事もあったとある2カ国との仕事があまりにもトラブルが多くて本当に嫌になりました 汗
そういった経験からも、国際結婚に海外移住で薔薇色の生活なんて全く期待もしていません 笑
もちろんワクワクしている面もありますが、割と冷静に不安が上回っているのが現実です。
決断の経緯は複雑でしたが、やっぱり今後2人で生活していく上で私がデンマークの事をもっと理解し体験した方が良いという事も大きな理由です。
正直妻も私も今住んでいる日本の街が本当に大好きで、離れるのがとっても寂しいです。
妻は早くも日本に帰ったら何をするかについて電話で話しているほどです 笑
でもリスクを負ってでも新しい経験に挑戦できる状況や年齢も考えると今しかないというのが正直なところです。
妻には日本に来て散々苦労してもらって、私だけデンマークに住む苦労を知らないなんていうのも何か申し訳ない気持ちもありました。
結婚した際にも「いつかは、もしかしたら…」と思っていた事がついに現実になってきているんですね。
とにかく、時々襲ってくる不安を抑えながらもしっかりと準備をしたいと思います。
それでは次回もよろしくお願いいたします。