M45

アイドルについてぼちぼち

三峰結華vs定点Pvsアイドル三峰結華vs動点Pvs運営vsダークライ

ダークライ、ごめん。お前も一緒に戦って欲しい。

今日は限定pSSR【く ら く ら】三峰結華を引いたので、今まで三峰を見てきた感想を書きます(宣言)。

結論として言いたいのは「三峰は俺(P)のことが好きだけど」「三峰は俺(P)のことが好きじゃない」ということ。ここは三峰への様々な感想を見ていてわりと確実に言えると思う。

なぜかというと、三峰とPについて考えた時、登場人物は三峰とPの2人ではなく、①三峰結華、②アイドル三峰結華、③定点P(ゲーム内のプロデューサー)、④動点P(現実世界のプレイヤー)の4人だからである。動点、定点というフレーズはかの有名なノットイコールからの着想だが、まさにそのノットイコールのカードコミュが、③ゲーム内Pが知り得ない三峰の心情などを④プレイヤーが知ることができている例の顕著なものだろう。この仮説に基づいて総当たり戦を行う。

 

1:①三峰結華vs③ゲーム内P

これはね……あの……単刀直入に言って好きです。

くらくらによってもう疑いようがないところまで来たと思う。三峰の踏み込まれたくないこと、踏み込んで欲しいことのラインへの触り方がうますぎる。絶対肩幅2mあるし顎も尖ってますよ。ノイコではそれこそ変な触り方をしちゃったわけだけど、あれはむしろ三峰の内部、①vs②の話なんだと思う。そしてそれを知り得ないのが③のゲーム内Pなわけですね。④の私たちが見たあの葛藤を知らないのに解決しちゃうわけですよ。勝てるわけね〜w

三峰は自称性格悪くてめんどくさい女で、実際かなりそうなんだけど、それを他人にわざわざ言う子ではないんですよね。だってそこには踏み込まれたくないから。友達が自分の買い物に付き合ってくれていたら、相手が楽しんでるか不安になって、本当はもっと悩みたかったのに明るく購入を決めたりしてるわけで、それは友達には絶対見せたくないわけで。その内面を見せてもいい、汲み取ってもらいたいという「欲」が出てる時点で、三峰はだいぶ来るところまで来てしまったと思います。

くらくらtrueでは、カードコミュでひたすら「夏のイチャイチャ」をこなしてしまったことに対して三峰が「他の人とのほうがよかった?」と聞いてきて、三峰とPお互いにとって楽しい夏であったという意思疎通をした後に三峰が「嬉しいなぁと思ったんだよ」と言ってくれるのですが、まあ相手のことが好きじゃない女はこんなこと聞きませんし言いませんからねマジで嘘じゃないです本当です。三峰が好きでもない男に甘え、陥落させることを趣味にしている所謂「クソ女」なら別ですが、三峰の面倒なところはそういう承認では満たされない自己肯定感なので(例えば、他人の彼氏に告白されたら関係をうまく保てなかったことにめちゃくちゃ凹むタイプだと思う)、そこに彼女の聡さとプライドの観念を総合すると、③ゲーム内Pのことはほぼ確で恋愛感情の好きです。そして、それを阻んでいるのが②アイドル三峰結華。

 

2:①三峰結華vs②アイドル三峰結華

これは、ノイコのテーマでもあり、そこに見られる彼女の誠実さでもありますね。いや、それを経て上記の恋愛感情を「からかい」として③ゲーム内Pに消化させてくる酷さは全く誠実ではないんだが……

アイドル三峰結華は、自身がオタクだった(今も)こともあって、自分とプロデューサーが恋愛関係となることに対して、バレるバレないに関わらず絶対的な嫌悪感があると思います。そして、オタクに夢を見せることの意味もわかってる。(ただ、三峰のオタクって三峰のことどう見てるのか全く想像つかないんだよな…何が良くて三峰を…わからん…顔?)

f:id:Tooya:20200805212548j:image

かわい〜😁😁😁😁😁😁!

まあ三峰がかわいいことは置いておいて、ノイコtrueといい、grad勝利コミュのインタビューといい、ちょっとニュアンスが繊細なので自分で見ていただくのが一番なんですけど、度々三峰はアイドル三峰として、ファンに向けてゲーム内Pが大切な人間であることを暴露します。

f:id:Tooya:20200805202635j:image

上はgradなんですが、ゲーム内Pが目の前にいる状況で、インタビュアーにゲーム内Pのことを匂わせしまくる三峰は普通に恐怖。やっぱクソ女なのか?と思ったりもしましたが、これは三峰なりの誠実の結果というか、自分たちのことはファンにも言えるんだぞ、この私がファンに言える関係ってことは"私の「プロデューサー」なら"どういうことかわかるよね?という線の引き方なのかな、とも感じます。

三峰がゲーム内Pのことを好きなのを前提として、ゲーム内Pは「アイドル三峰結華」を見つけてくれた大切な人で、その想いを裏切れない、裏切りたくない感情が、三峰の中でアイドル三峰結華を優先させる結果になっているのかな、と思います。

 

3.②アイドル三峰結華vs③ゲーム内P

ここが多分、好きだけど好きじゃない、の中間点。三峰は結局1人の三峰だけど、三峰がPとの関係でアイドル三峰結華を優先させるとノットイコールでしっかりと決めた以上、それを令和最強のスーパーダーリンヂカラで察せるゲーム内Pはそこに踏み込む手段を持たないし、踏み込もうとも思ってない(プロデューサーなので)。ただ、ゲーム内Pもわりと①三峰のことが好きなのでは…?と感じるのがくらくらコミュでウワッとなった点でもある。前項でも言及したそのtrueでは③ゲーム内Pの三峰に対する自己肯定感の低さのようなものも感じられ、実は似たもの同士では…………????????????となります。三峰がアイドル三峰結華でなくなれば、ゲーム内Pは彼女を選ぶことができるのかな、と思う一端なんですが、その仮定は三峰が嫌がることでしょう、だって怖いから……

お互いがお互いを「アイドルとプロデューサー」として扱って欲しがっていて、2人とも本音と建前を使い分けるのが死ぬほどうまいから起こせるギリギリの関係をくらくらからは感じます。そこが三峰のコミュで通して描かれる「共犯」というテーマなのは間違いない。

 

4:①②三峰結華/③ゲーム内Pvs④プレイヤー

これを全部俯瞰で見ている④の私たちがいるからややこしいわけですね。私はあさひPなんですが、三峰"P"とは名乗れないのもこれが理由です。あさひのコミュでは、あさひの心情は徹底的に描写されません。基本③プロデューサーに言ったことしか④プレイヤーが知ることはできない状況です。三峰はこれをノットイコールで壊してきた。ノットイコールのコミュを「勝手に俺たちが失恋した」と表現する人もいます。ゲーム内Pと三峰は前述の通り「アイドルとプロデューサー」の関係を選択したけど(アイドルマスターなので当然といえば当然)、それはシャニマスの、シナリオゲームの仕様上④プレイヤーが選んだものではないからです。①三峰が俺とされていた③ゲーム内Pのことをきっと好きなんだろうな🎶と思って過ごしていたのに、アイマスでは伝統的に淡い恋心として捉えることを許されていたその描写たちを、自分の意思より先に2人が「アイドルとプロデューサー」にもう一度セットしちゃった状態になる。

置いてかないでよ!となるのも仕方ない。多分運営もそう思ってgradを経させてからのくらくら実装というリアルの「間」を開けたことでしょう。

 

まとめ ダークライ

③ゲーム内Pは本当に三峰の取り扱いがうまくて、もう絶対自分だとは思えないところもまた、三峰は俺のことを好きだけど好きじゃなくて、その俺も俺じゃない現象の一因だと思う。わけわからん。めちゃくちゃになる。めちゃくちゃになりたくて三峰とPの関係を見てるからこれでいい。

自分を 守るために まわりの 人や ポケモン

悪夢を見せるが ダークライに 悪気は ないのだ。

三峰!?

 

以上です。

Vtuberと歌とトークと応援と

タイトル詐欺になりそうなので初めに書くと、私はVtuberの歌にはまるで興味がない。この記事は、私がVtuberを、にじさんじを見るに当たって歌と配信とショービジネス、全肯定とファンのあり方について最近考えたことの整理的なものだ。暇な人はちょっとだけ付き合ってほしい。


まず、この記事を書こうと思ったのはこの配信を見たからである。別に見なくてもこの記事は読めるが、結構深い話(本人はちょくちょく誤解されそうだけど悪い意味じゃなくて、と話している)をしているので作業のBGMにでも見てほしい。

https://youtu.be/RUg_rpw7okY


突然だが前提として、私のにじさんじ内での推しは葛葉と黛灰である。ふたりともゲーム実況がメインのライバーで、今ソロ配信を生で見ようと思うのは主に、ほとんどこのふたりだ。他にも好きなライバーはいるが、可処分時間の関係もあってアーカイブを概ね1.5倍速で消化しているので、リアルタイムで見たい+暇というのが勝らないとなかなかソロの生配信に赴かないのである。ライバーをそれ以上の娯楽として見ると多分生活がものすごいことになる。

そのふたりの何が好きかというと、断然トークである。かなりタイプは違うが、私は二人ともユーモラスで、ずっと聞いていたい、ウィットに富んだ話し方だと思っている。雑談もゲーム配信も好きだ。

先に紹介した黛の配信で彼が言っていたのは「例えばライバーを集めてやりたい企画をやるとして、俺が企画したとは(責任を取るためにも)言わせてもらうけど、俺がライバーとしてそこに参加して喋る必要が必ずしもあるとは限らない」という旨だ。彼は、彼が喋る存在としてそこに居ないほうが面白くなることもある、自分とその人たちでやりたいゲームではなく、その人たちがそのゲームをやっているのを見たいことがあるけれど、ファン感情としてそれはどうなのか?さみしいのか?やっぱり「いないの?」と言われてしまうのか?ということをこの雑談で彼のファンに問いかけていた。

結論としては私はさみしいし、いないの?と思う。(ただ、もし行われたとしても、昨日の雑談のことも、普段の彼に垣間見える「面白さ」に対する考えも理解しているつもりなので、勿論表立ってコメントするようなことはしないだろう)理由は至極単純で、私は彼の”喋り“が好きだからである。彼の昨日の主張としては「パフォーマーの立場だからこそ企画できるものがある」「俺が参加するしないに関わらず、“黛灰の作品“だから」「俺を見て楽しんでほしいんじゃなくて、俺と一緒の景色を見て楽しんでほしい」というあたりにかなりのものが詰まっているだろう、と個人的には要約して捉えている。

しかし、彼の求める理解に反して私のようなリスナーも多くいて、さらにはこの時彼が反応を求めていたのもあって、コメント欄にかなり「やっぱり喋ってほしい」という思いが寄せられていた。長文コメントが増えていく様子は面白かった。この面白いはインタレスティングのほうで、その中に彼の主張を理解し、納得しつつも、同じ考えになることはできない、という反応がちょくちょく見られたからである。

アイドルにせよライバーにせよ、個人を売る商売の買い手にはいわゆる「全肯定オタク」がつきものだ。「○○が楽しいのが一番だしそれが見たいよ」「やりたいことやって」などというコメントを見るたびすごいな、と思う。全肯定と揶揄されがちだが、確かな愛の形だと思っている(たしかにベクトルがものすごいので時折悪い方向に作用することもあるし、リスナーは結局出されたものを享受するしかない存在だというのもある)。

先の配信で私は、黛の主張に対して、失礼ながら上記のような全肯定コメントが流れまくるものだとばかり思っていた。しかし匿名とはいえハンドルネーム付きで、「納得したが同じ考えをもつことはできなそうだ、でも応援するよ」という理性と感情を分離したコメントが流れていく様子には素直に感心したのだ。Vtuber文化の成熟と、黛がそれをアンチコメントだと思わない(傷つかない)ことへの信頼を感じた。(にじさんじ内だと緑仙などが企画系のライバーとしてあげられるので、以前にもこういうコメントの現象はあったかもしれない。私が初めて見たというだけだ)

ライバーが好き、と言うにあたってライバーの全てを肯定する必要が無いというのは考えてみれば当たり前なのだが、よきファンでありたいというのもまたファン感情である。自分の主張をしつつも、ファンがもつその矛盾を噛み砕こうとしてくれるライバーがいるんだな、というのが冒頭に紹介した配信を通して気づいて、思ったことである。

よきファンであるのも自由だし、これは好き、これはあんまり、と口に出すのも(誹謗中傷でないかぎり)自由だ。それを見てどう行動するかもライバーの自由だ。今まで非公開のアカウントで行なっていた主張に対しての枷を外してもらった気がする。


そして歌についてだ。私がライバーに求めるのは上記の通りほぼ完全にトーク力なので、そんなにみんなが重要視することも不思議なのだが(黛は多分歌とトークが別方向のエンタメだという点においては私と近い考えを持っていて、先の配信で黛が歌うくろのわをそういう意味で別世界だと表現していたのだが、ネガティブな意味で捉えるリスナーもおり驚いた)歌は素人のするライブショービジネスとして簡単すぎるきらいがある。にじさんじのライバーが歌の素人というわけではなく(実際プロでもないだろうが)一介の学生でも箱さえ借りれば歌ってお金を取ることができる。ただトークオンリーのショービジネスは芸人や落語家でもないとなかなか難しい。それだけだ。トークのうまいライバーに提出期限を破るほど気が乗らない歌を歌わせて何になるというのか、と考えた時、ファンサービス以外の要素ではライブができる(布石になる)から、と考えるのが自然であると思う。にじさんじのライバーの活動は多岐にわたり、ライバーとファンを大勢集めて楽しむ、となった際にトークより歌の方が適しているのだ。それは間違いない。

フォロワーの受け売りだが、私は葛葉のことを神が「(ゲームをしながら)喋ること」に特化して作った人間だと思っている。事実として時間にはルーズであり、生活能力もほぼ皆無、お金には目がない。大切なコンビの記念配信もすっぽかす。仲間に迷惑をかけないでほしいと思う(叶くんなどはそう思うことに対して「葛葉にそういうところは求めてない。勝手に僕の感情を決めないで」と話していた。ソリ)それでも私は彼の配信の、人をどうしようもなく惹きつけるトーク力が好きだ。両立する感情なのだ。それでいて歌には興味がない。これもまた同時に持つ感情である。今まで負い目に感じないこともなかったのだが、やはりそれでよくて、無理にいいファンぶる必要もないんだとストンとした。

 

Vtuberはできることの幅が広いからこそ、声が届いてしまうからこそ、不自由なところもあるのだと思う。けれど、やはりそれ以上に自由だ。自分なりに楽しむ、という理想は月並みな言葉ではあるが難しい。今日は、その姿勢への一歩として、自分の応援スタイルに自信を持てるようになった記録と、黛灰の配信に対する感謝としてこの文を公開する。ご欄いただきどーも。

永吉昴さんのことがめちゃくちゃ好き

8月も半分が過ぎたこの頃、気を狂わせるには十分な暑さである。いかがお過ごしだろうか?こんな身も蓋もないタイトルの記事を開いたあなたは相当の物好きであると推測する。ので、自分語りパレードだということもご承知いただきたい。

永吉昴さんは語らずともめちゃくちゃ魅力的なので本来説明も不要なのだが、私のある限りの語彙を用いて「オタク語り」する。自己満である。マジでガチで暇な人だけ付き合ってほしい。

 


〜永吉さんのここが好き〜

一章 見た目

永吉さんはまず見た目が可愛い154cm。かわいい。日本人の成人女性の平均身長は158.5cm、4〜5cmほど小さいのである。もう個人の性癖を出すが私は男女ともに小さく、細いキャラクターが好きだ。今推している男で170を超えているのは天ヶ瀬冬馬くんのみという有様である。(三次元では岸優太くんが好きなのだがこちらも167cmだった)女は永吉さんに向ける好きを基準にすると段階が違いすぎるのだが、三峰とか好き。でもあと3cm縮んでほしい(……)あとあさひ。(155cmを下回るといいな。と思い始める)ハマっているにじさんじだとロアちゃん、美兎ちゃん、椎名などが可愛いと思う。バレバレである。この性癖が永吉さんに適用されているのか、それとも永吉さんによって形づくられたものなのかはもうわからない。とにかく永吉さんが154cmなのは素晴らしく可愛い。見上げてくる様子はもちろん、劇場で元気に動き回りステージで歌い踊っているのは154cmの小さな体躯なのかということを考えるたび愛おしくてたまらなくなる。妄想だけでセロトニンが出る。154cm、魔性の数字である。

ミリオンライブの3サイズは信用できないが全体的に細いのも良い、多分触ると柔らかいよりしなやかがあるんだろうなと思ってドキドキする。足、スリムだし速そう。かっこいい。好き(小学生?)。

そして永吉さんは顔が可愛い。二次元の女の子アイドルなんだからそりゃ可愛くて当たり前なのだが、つり目が生み出すかわいさと美しさのハーモニーがとにかく絶妙である。完全に無表情だと美しい寄りの顔だちが、おそらく、その表情の豊かさゆえに永吉さんに対しては「かわいい」と感想を抱く人が多いだろう。お得!瞳の色も素敵だ。紫と赤の中間のような、カシスのような美しい色。グリーのカードはかなり赤に寄っているが、ミリシタは紫の比率が高めな印象だ。緑の補色は紫(仮面ライダーWでやった)なので髪とのバランスをとったデザインだと思われる。その髪の色も良い。オリーブグリーン、緑と黄色の間の少しくすんだ色味はシンプルなようで深みがある。現実世界ではギリギリポピュラーでない色というか、やろうと思うとおそらく一度は脱色が必要である。永吉さんの髪は地毛のはずなので、そこに適度なフィクション感があって好きだ。肩につくかつかないかくらいの長さも好き。自分の髪はあの長さだと跳ねてしまうので単純に羨ましい。ふんわり風が通る様子が好きでなびいている絵ばかり描いてしまう。実は髪を結んでいる様子が出たことがない(はず)ので、一度何かでヘアアレンジしてほしいと思う。ボーイッシュなのに目指す/憧れるのは可愛いだというキャラクター性が表現された髪型だと思う。かわいい。モフ…としたい。制汗剤のいい香りがする。

 


二章 年齢

永吉昴さんは15歳である。シアター組だと朋花百合子ロコが同じ年齢だ。関係性もかわいい。永吉さんを好きになった時は永吉さんの方が年上だったが、今ではすっかり年下になってしまった。私の人生は永吉さんと共にあると言っても過言ではない。何をするにも永吉さんがそばにいた年月にミリオンライブを想って感慨深い気持ちになりもする一方、現実の中高生インターネットキッズ(しかも腐っているしイキっている)など最悪であるし毎日黒歴史を更新しているので当時から関わってくれている方には大変迷惑をかけたな、と思いもする。しかしそういうクソガキの年齢なことも永吉さんにとっては魅力だ。世間を知らないことを自分でも理解しているはずなのに生まれる無敵感、まだまだ自分には可能性が拓かれているいう将来への希望などが満載であり、それは私たちが戻れない、戻りたくてやまない煌めきの時間であり、永吉さんはずっとそこにいる。

もちろん永吉さんは永吉さんなりのクソガキ要素も持ち合わせている。屋内で野球を楽しむ姿は完全にクソガキである。琴葉が貼り紙と小言で済ませているうちにやめてほしい。普通に危ない。グラウンドを経費で買ってあげたい。あと、かなり甘えたな性格でもある。末っ子なのだ、グリー版の時点では「兄貴」と「兄ちゃん」が居たことから2人はいるのかなというくらいだったが、ミリシタの噂実装によりなんと4人も兄がいることが判明した。あんな可愛いらしく小さく愛らしい生き物がいて甘やかさないことなど不可能である。仕方がないと思う。だがミリオンライブは全体的に年齢が低めなので、お姉さん的にも妹的にもなっている姿も良い。中でも好きなのは志保との絡みで、年下の志保がしっかりしているように見えるが永吉さんの天真爛漫な姿に志保が助けられている様子がいい。志保は天真爛漫な女にほだされがち(当社比)な気がする。Pに対する態度も年齢への説得力がある。男ばかりの環境で育った彼女はいくら美少女とはいえ同じく美少女ばかりの環境に突然来て劣等感を感じないはずがないし、実は得意そうに見えるがダンスは苦手としている(体を動かすことは得意だが、振り付けを覚えたり魅せたりすることが苦手なようだ)。その中でちゃんとかわいい、と言葉に出してくれて、アイマスでは煎じられまくった「らしくあれ」という金言も与えてくれ、自身を後押ししてくれる存在がいたらまだ自立し切っていない少女はめちゃくちゃ頼ってしまう確率が非常に高い。永吉さんは素直な女の子なので尚更な面もあるが、年が上になるほどやはり世界は広がるので、15歳という年齢はとてもしっくりくる。子供から一人の人間になる、どちらの面も併せ持てる年齢は最高である。何か深いことを考えていそうに見える美しい顔がその実今日の夜ご飯のことを考えているというシチュエーションが好きだ。そういう年齢だ。

 


三章 性格

永吉昴さんはめちゃくちゃ良い子である。不思議なくらい良い子だ。良い子ちゃんwとかそういうことを言いたいのではなく、言うなれば善性の塊なのだ。光 太陽 曇りのない月という感じである。人を愛するということ、それを表現することへのためらいがないのである。素直になれないメンバーに対しても臆せず「かわいいと思う」「好き」「尊敬する」などと言える子なのだ。その子の心を融かしてあげようとか、そういう目的でもない、ただただそう思うから口に出すという、それだけの、しかし一番難しいことをさらっとやってのける彼女の姿は希望の光であり救いである。どんどん言葉がデカくなっている気がするが本気でそう思っている。永吉さんを通してミリオンライブは現代社会に疑問を投げかけているのではないか?と思うくらい、というのは誇張だが、永吉さんのこの特質は彼女が前述の通り家族に愛されて育ったからかなと考えている。言われ慣れていない「可愛い」に対してもオレなんか、と言いつつも嬉しいがにじみ出る様子はよりかわいらしく、夏の葉色の簾越しに花がほころぶようだと万葉集にも多分書いてあった。

私をフォローしてくれている人は耳タコだと思うが、この特質が一番よく現れているのがグリー時代の「ごきげんよう♪聖ミリオン女学園」におけるあるフィーチャリングである。

f:id:Tooya:20190814214311j:image

これの一番上だ。もう一度読んでみてほしい。


「オレの役は、千早と可憐に憧れる1年生!適任だと思うぜ!だってオレ、ふたりのこと好きだし!いつも通りにすればいいってことだろ♪」


なんてことだ。ここまでなんでもないことのように、愛を表現することが果たして思春期の少女に可能なのか。可能なのである。永吉昴さんはそういう存在なのである。最近はミリシタでもその頭角を表し始めた。以下はdans l’obscuritéのコミュの一節である。

f:id:Tooya:20190814214414p:image


「絶望とか闇とか考えたことない」


なんてことだ。永吉さんの人生にはつらいこともあっただろうに、そこには希望しかないのだ。実際このコミュでも百合子が書いてきた12万字(百合子によれば原稿用紙300枚)のオリジナル小説が読めず(永吉さんは難しい漢字と熟語は読めない)(かわいい)大苦戦、しかもユニットメンバーは聡明な瑞希、ゲーマーでファンタジーに強い杏奈、クリエイターのロコであり永吉さん以外はなんと一晩で読んできたと言うのである。だからといって永吉さんが気合を入れれば一晩で読めるというものではない。まず永吉さんは公式の設定資料から理解する必要があったので尚更だ。身もふたもない言い方をすればそもそも曲からインスピレーションを得た創作である百合子の小説を読まなくても別に問題ないと思う。しかし、永吉さんは絶望も闇も知らないのである。このコミュの終わりではなんと、公演が始まる前までにこつこつと読んだ結果読破し、かつ覚えた熟語でゴシックロリータ的なことを言うという応用まで出来るようになっているのだ。百合子は感想を述べられて今は恥ずかしいのでやめて下さい!と言うのだが、確かに興味のないジャンルの創作小説12万字は普段本を読まなければ読まないほど相当好きな作家じゃないと読めないだろと一介のオタクは思うし、百合子もきっとそうなのであろう。感想までくれたらめちゃくちゃビビる。そこで感想を言うのもまた永吉さんの無自覚人タラシたる所以である。これからの人生永吉さんはどれほどの人間を泣かせることになるのだろう、まあ永吉さんは永遠に15歳なのですが……

12万字は調べてみると文庫本約一冊分だった。一晩で読んでくる方がちょっとやばいかもしれない(アイドルマスターミリオンライブシアターデイズはフィクションです)。


四章 ボーイッシュとガーリーのはざま

野球、男兄弟の家庭、一人称オレ、本当はかわいいものに憧れる。永吉さんにはそういった、いわゆるボーイッシュとされる王道の要素が詰まっている。一時期は情報も少なかったためそれなら真でよくない?みたいな風潮もあった。しかし、年月を経るごとに永吉さんには今まで書いたような、実は路線が違うという情報(ダンスがそれほど得意ではないこともそうだし、真がさらっとかっこいいことを言えるという路線のタラシ扱いをされることがあるのに対して永吉さんは天真爛漫スーパー光系のタラシであったりする)が開示されてきた。もちろん似た部分での萌えはあるだろう、代表的な組み合わせだと春香は未来と、千早は静香と、とのように、似ているけど違ってそれぞれ良いというのはミリオンライブでは決して珍しいことでもない。個人的には真と響の間の響寄りっぽさを永吉さんには感じている。

超恥さらし自分語りだが、私にも数年一人称が俺とか僕だった時代があった、ここまで典型的な黒歴史が作れるのか、というくらい典型的なのであまり言わないでも良いだろう。小学校高学年くらいのころだったので早めの自我の芽生えという感じだ。当時は男の子に混じってばかりで(ドッジボールが強かった)(木に登るのが早かった)、コイバナとお洋服とジャニーズの話に花を咲かせるマセた女子に対して男に媚びる人生なんてごめんだぜwニコニコ動画最強wと思っていたのだが、育ってみればジャニーズの担当にゾッコンになるし、洋服もかわいいかわいいと言いながらそれなりに散財している。メイクも下手なりに楽しんでいる。それもこれも中学生一年生の頃に永吉さんに出会ったからじゃないかなあと思う、少なからずシンパシーと救いを感じたのだ。別にかわいくなることは人のために限らないし、だけどアイマスで現場に行くようになって永吉さんのためにかわいくなりたいなあと思うことも増えたのだ。私はしみじみと私の人生にいてくれてありがとうと振り返るたびに思う。こういうのは思い出補正というか、本当は色々な要因があって私は私なのだけど、私の人生のおおよそ1/3は永吉昴さんと共にあるのだから、もはやパートナーと言っても差し支えないだろう(論理飛躍)。プロデューサーという役職を与えられながら、私はプレイヤーとして、15歳の彼女にずっと触れている。gree終了の際にはミリシタの永吉さんのことを永吉さんと思えない時期もあったし、今も全く同じ人間だと思っているわけではないのだが、きっと彼女を形作る本質は変わらないんだろうなあとだんだん思えてくるようになった。

事あるごとに自分らしく、ありのまま、と言われるのは、何もしないことを是とするのではなく、自分の答えを見つけることの大切さ的な、なんか教育的な感じがする(頭の悪い感想)。世の中に色々な可愛いが存在する中で、永吉さんの目指すかわいいは公式プロフィールにもある「好きなもの:アイドル」だった、というわけなのだ。

とにかくなあ!この時代に生まれてよかったなあ!永吉さんに出会えて良かったなあ!幸せやー!アイマス最高!バンダイナムコ最高!ランティス最高!協賛企業全部最高!ありがとう!永吉昴さんがめちゃくちゃかわいい!最高!三三七拍ーーー子!!!!!!!!!!パパパン!パパパン!パパパパパパパン!

 

お疲れ様でした!ここまで読んでいただいてありがとうございます!

 

 

 

 

TCの戦記と感想(いち永吉昴P視点)

TC戦記途中まで書いて投げてたらめちゃくちゃ前の話になってました。でも、改めておめでとう。本当にCDもイベントも作ってもらえるんだね……!!戦記と言いながらTCの流れだけではなく私の個人的な感想が大量に含まれる記事です。ご了承ください。また、言及するPは個人名がわかっている方が多いのですが敢えて出していません。

注:当記事は昴Pの総意ではありません!(予防線)

 

1/20の0:00、私がもっとも強く感じたのは叫びたくなるような勝利の喜びではなく、「やっと終わった」「もう戦わなくていい」という、ものすごい安堵感。

最終日は落ち着かなくて水回りを掃除したり筋トレをしたり、ダイマしに行ったり色々していたけれど、終了5分前の票差を見て流石にもう抜かれないと思いやっと一息つけた。意気揚々と少し高級なお菓子を用意して、TC生放送を見ながらかなり上向きの気持ちで終了の瞬間を待っていたのだが、いざ終わってみたらその瞬間安堵感でアホみたいに泣いてしまった。家族に不審がられるのでリビングから自室に戻り、1人になったことで余計にほっとしていまい泣いた。ジュリアPのフォロワーからおめでとうのLINEをもらって、その時刻を見てやっと自分が10分くらい泣いていたことを自覚してようやく少し落ち着いて、通話させてもらった。ありがとう(私信)

 

1.配役発表→意思統一まで

前置きはこれくらいにして、順にTCを振り返っていく。私は昴discord(昴のプレアデススタジアム)に所属していて、配役発表されてすぐ意思統一のためにチャットを開いた。言わずもがなTA、TBともに役が取れていない彼女に役を持ってくるには絶対にまとまらないといけないという思いがあったし、そう思ったPが集まって話していたように思う。覚えている範囲で役候補だったのは旅人、ダスク、狼、友達、メイドあたり。特にダスク派は「昴のかっこいいところが見たい、かっこいい曲が欲しい」という積年の思いを感じた。私も見たかった。ただ、早い時点で対抗馬に千早と瑞希がほぼ確定していたためか、多数派になることはなかった。もし昴がTA及びTBで一度役を取っていればダスクに意思統一されていたかもしれない。

こういうことを書くと「相手によって諦めるのか、自分の担当(の魅力)を信じられないのか」みたいな反論が来るだろうが、意思統一に際しては対抗馬の存在は当然考慮すべきであると私は思う。担当が一番好きな人だけが票を入れる企画ではないので、傍目から見て対抗馬よりも「見てみたい」と思ってもらえるような何かが必要で、その地力には全員上位のイベントなどでわかるようなアイドル自体の人気も含まれる。総合的にそういった勝ち筋と見たい役の折り合いをつけて、各陣営はどの役にまとまるか決めているのだと思う。

discordでもそういう話し合いが続く中、突如として現れた「すばフキン」のワード。語感、カラーリング、スナフキンの深みのある台詞を昴が言うとちょっとバカっぽくて可愛い、などと盛り上がり、そう考えると一人称のオレも「ちょっと不思議」だし、旅の目的を探るにあたって昴のギャップも活きてくるのではと追随するように旅人役を補強するコンテクストが出始め、早々にdiscordの多数が旅人を支持する流れとなった。絵師さんなどがそのイメージのしやすさなどからファンアートをTwitterにアップする姿も見られた。

突発的なワードで意思決定するのはいかがなものか、もっと話し合おうという他役派の意見はほとんど封殺されるようにして旅人に意思決定されたと記憶している。というのも、当初はCCが開かれたら再度話し合おうとなっていたのだが、連投不可で話題の流れやすいCCではそもそも「会話」が難しく(次があるなら一番改善して欲しいポイント)、それまでのSNSの盛り上がりからか、話し合いの前から初日にも関わらず多くの票が旅人に入り、結果「ああ昴はここね」と投票する層もあり、票はなあなあな形で旅人役にまとまった。

シラス. on Twitter: "我々が目指す配役はいくつもの可能性の考慮して準備期間中に最も多くの人間を納得させられた配役であるし、路線を変更できなかったのはあなたの力不足だ。納得がいかない気持ちはわかるし尊重するけど、せめて、今、名前と知恵を晒して最前線で勝とうとしている人達を否定しないでくれ。"

TC期間中はRTのみで言及しなかったが、このツイートは私の気持ちと似ていると思った。その頃には私も明確な理由と欲を持って旅人を支持していたので、他役派の人が待ったをかけるような「流れ」があるなら逆に利用するべきだと思ったのだ。なかなか意図して起こせるものではない「流れ」があるなら、乗った方が勝算があるのではないか。対抗馬であった麗花、あずさ陣営はふたつとも強く感じられたが、というか私は今までのこともありどこを相手にしても相手の方が強いと思ってしまっていたが、この「流れ」が一縷の望みのように思われて仕方なかった。同じように考えてか、他役派から旅人派に転向する人もここで多く見られた。

ただ、このセクションで一つ言及しておかなくてはならないのが#そして昴は旅に出る タグの存在である。これは発案者さんも今回のTCの中で深く反省していたポイントだったのであまり掘り返したくはないのだが、個人的に大事だと思ったことなので一応。企画の概要は「旅人になるまでの昴をTCの役柄に絡めて二次創作し、盛り上げよう」というものだ。問題点としては、ここまでで納得のいかないまま折れさせられた形となったPを放っておかず、楽しんでもらって引き込もうとする、という一部の旅人派の考えが、納得のいかないPにほど受け入れられないものであったというところにある。推してる役柄はその後旅人になるために推してるんじゃない。当然の感情だと思った。discordにはTCの役柄と昴の名前が入ったツイートを自動取得するチャンネルがあり、暇だったので全部追っていたのだが、肯定的な意見の中に、もう旅人は応援できないと反感を示す同担Pがいたことを覚えている。TA、TBともに1位争いの土俵にすら上がったことのない経験のなさ、そしてその原因となった票割れを恐れるあまりに行動が先走ってしまった感が否めない。(誰かを貶めようなんて気は誰にもなく、担当のための正義と正義がぶつかって起こってしまったことだと思う)

 

2.元日一斉投票と毎日の定時投票

命運を大きく分けたのは間違いなくここだと思う。元日にして本当に良かった……

一斉投票の日程は大きな議題だった。TBの際に昴陣営はむやみな一斉投票を繰り返してしまい、結果裏目に出ている。一斉投票の文字だけでトラウマを刺激されている様子のPがdiscordにいるくらいだった。早すぎても票はない、遅すぎても浮動票に「もう無理でしょ」と思われる。参加しやすい日程はいつか。語呂合わせや意味で覚えてもらえるか。昴が役を取ることに魅力を感じてもらえるか。次の一斉投票までの期間のことも考えなくてはならない。ではTC中何回一斉投票を行うつもりなのか。考えることは山ほどあった。

1/1に決まったのは、対抗陣営の一斉投票の日程の影響が大きかったと思う。一斉投票はカウンター有利。抜き返すことで話題になり、浮動票が引き込めるからである。相手は一斉投票を終えているので、このアイドルも争いに参加していますよというアピールがしばらく順位として残る。抜かせなかった時の代償は大きいが、基本的に相手より後の方が良い。この時点でクリスマス後はほぼ確定。

では何回一斉投票をするのか。先ほども言ったように、繰り返すほど火力が落ちていくのが一斉投票だ。discordの中でアンケートを取ったところ「期間で真ん中と最後の二回」案が多数となり、大晦日、正月にフォーカスが当てられ始めた。昴にはgree時代に出た初日の輝きというSRカード(画像参照)があり、また初日の出のめでたいイメージと一斉投票にもたせたいポジティブなイメージの一致、「正月の昼間って暇なんだよな」という雑談的な発言に集まった同調から、1回目の一斉投票は1番初日が高くなる時間(厳密には地域による)である1/1の12:00〜に#新春特大ホームランと銘打って行われる運びとなった。

f:id:Tooya:20190122234626j:image

とはいえ、他の陣営に比べ最初の一斉投票が遅くなるので、それへの対策を練ることになった。議論の時点で毎日投票の9:20(9回2outと昴の誕生日9/20のもじり)が提案されており、CCで#毎日3球thankyou作戦という神タグも生まれたこともあって、引き離されないために一斉投票まではこちらのタグを使って票差を保つこととなった。

神タグと先走って書いてしまったが、個人的にTCで生まれた中で一番好きなタグがこの毎日3球thankyou作戦。3球thankyouという語感の良さ、毎日thankyouという圧倒的にポジティブなワード、ログイン+ミッション+おはガシャの取り逃がしを防ぐ3票設定、全てにおいて完璧であると思う。めっちゃ好き。

決定から元日まで、とにかく長かった。上の神タグを以ってしてももちろん相手の一斉投票、日速によってどんどん離される差は埋められず、昴は一斉あるけどもうダメかななんて担当外には思われていた。正直私も思っていた。discordにいた人もみんな思っていたと思う。不発に終わったらどうしよう。言葉にすると本当になってしまいそうで怖かったし、陣営全体にネガティブイメージがつきかねないので(自意識過剰)ひたすらポジティブなフリをして宣伝し続けた。告知画像も告知イラストもたくさん回して、そして回ってきて、陣営が「ここに賭けてる」ことがひしひしと伝わってきた。

迎えた1/1当日。票はdiscordを震撼させるほど伸びた。企画練ったの自分たちなのに…笑 20万票くらいだったかな。10日前には最初の告知ができており、その後も宣伝がうまくいっていたという準備の成果。そして諦めずに、大量の票を祈るように打ち込んだ担当Pの想いの結果でもあり、票数を決めずただ「1/1にホームラン打つぞ!!」というだけの企画だったというわかりやすさ、そして12時という一斉投票にしては早めの時間帯がその後の「へ〜一斉あったんだ」と票を見て気づくような浮動票を取り込みやすくしていたのではという意図していなかった嬉しい副次効果もあった。しかし1/3の0:00と22:00に再度麗花の一斉投票があり、票差は0に近くなった後段々と離されていくこととなる。あずさも1/3に開催されていたが、票は伸び悩み、ここから昴と麗花の一騎打ち状態となったと言えるだろう。

 

3.最後の一斉投票と最終日

役決め以外で一番discordのPの頭に血がのぼってしまったのはここだと思う。もちろん私も含め。初めて、やっと見えてきた勝利へのチャンスを絶対に無駄にできないという思いからか、最後の一斉投票の日時はなかなか決まらなかった。1/12にイベントランキング報酬の券配布が終了し、最終日までは「投票はできるけどもう券は手に入らない」という状況になることがわかっていたので、1番みんなが票を持っているタイミングの1/12か、投票数が1番増える最終日付近に行うか、それとも間を取るか、という感じだった。

今までの理屈から対抗陣営の一斉投票の後、と考えると私は最終日付近派だった。絶対に後を追う形になるという麗華陣営への信頼(?)があったので、逆転サヨナラホームランとか言えたらかっこいいし、と思っていた。が、正月は奇跡だった、待っていたら最終日の盛り上がりに加われないまま負ける、という意見ももちろん多く、理解できる感情だった。ここで見て欲しいのがこちらの二つのグラフだ。

f:id:Tooya:20190423174736j:image

f:id:Tooya:20190423174741j:image

TBの際の推移で、作成者は@10V_tkc 様。https://twitter.com/i/moments/955479612334645248 に全役分まとまっている。

昴が狙うべきは下の次女ルートだった。全員上位イベントなどからわかるPの総数的にも、もつれ込んで勝つのが1番可能性があるビジョンだった。しかし、最後の一斉投票次第で新入生のように離され続ける可能性があったというわけだ。結局一斉投票はdiscord内アンケートのちコンベに提案という行程を経て最終日前日、1/18の21:00に決まった。エースナンバーの18、#ファイト一発ホームランガール などにかかっていたが、それらは日時の後だったように思う。私は野球のエースナンバーが18なことをその日初めて知った(担当のことくらいちゃんと勉強して!!)。

結果、一斉投票は麗花の票数を上回ったが、22時に最後のぷっぷかタイムがあり、票差が縮まり続けて朝起きたら二位になっていた。正直死んだと思った。データを見ていたら抜かれたのは朝の5時ごろ。早起きすぎる。健康か!?

19時までは抜いたり抜かれたりというよりも、僅差を詰めきれない二位の昴という感じだった。なんで、役もうもらったじゃん、なんで!勝たせて!と悪魔のような感情に脳が支配され、それに対する自己嫌悪でものすごいことになっていたが(TAはかなり前のことだし、ミリシタになってからは衣装などの勝利の利点も増えたし、担当に役を取ってもらいたいのはどこも同じだ)、勿論表には出せないため一人で死にそうになりながらダイマを求めるツイートにリプライを送っていた。discordにはダイマを求めるツイートを共有するチャンネルがあり、1リプ1票みたいな方もいたのでオタクは団結していた。この時ばかりは、オタクはオタクではなく本当にプロデューサーだったかもしれない。千早Pの数が多すぎて怖かった。すごい。画像を貼るだけのリプライはなんとなく嫌だったので、全員に違う文面のリプライをした。もらった相手にわからないにしても、私なりの誠意もとい自己満足である。

20時ごろに昴が一位になってからは、客観的に見ると安定していたと思う。当時は気が気ではなく今すぐ終われ今すぐ終われと念じまくっていたが、表推移を見ると流れは彼女に向いていたように見える。やはり初当選の追い風は物凄い(私も次があれば初当選の子に票を入れると思う)。また、最終日夜はとにかく女主人のデッドヒートがヤバイことになっていたので、お祭りをしたい層はそちらに集まったのかもしれない。救われた。

 

4.おわりに

かくして、昴は旅人役の一位を勝ち取った。言及していないまでも様々な企画があり、すべてが各々の形で寄与していたと思う。とにかく長いので、担当外の票を呼び込めなくても身内で盛り上がれて士気があげられるならそれでいいのだ。私はねじ曲がったオタクなのでコンベンションセンターにはほとんど投稿しなかったし、書き込みを見ることもあまりなかったが、特に後半コンベンションセンターで行われていた「良さを語る会」「コール大会」などはめちゃくちゃ雰囲気が良く、楽しそうに見えた。例え事実がそうでなかったとしても、そう周りから見られるような会が開ければ勝ちである(逆に、火が立っているところには近寄りたくないのが本能というものだ)。

 

コンベンションセンターといえば、印象的だったのは麗花板の最終日の夜の「勝ちたいよ」だ。先述の通り自分からは見に行かないタチだったが、同僚が教えてくれた。たった5文字に込められた素直な思いに胸がギュッとなった。同じだと思った。そう衝動的に書き込むほど、昴を対等に見てくれているんだと思った。役が決定した後もずっと私の頭の中に強く残っている書き込みだ。私たちの昴は、この思いを背負って立つのだ。

 

ドリフェス!の備忘録

2年ほど愛したコンテンツ、ドリフェス!が終わる。短くではあるが、備忘録として残しておこうと思う。そういえばこのはてなブログにもダイレクトマーケティングな記事を書いたりした。とにかくアニメシーズン1の1話が凄すぎて、見ていない人類が可哀想だと思ったからである。今もそう思う。というわけでどうですか?→ドリフェス! 第1話 絆を奏でるニューフェイス! - YouTube (公式アップロードの1話)
1話でどうしても合わないなと思ったらドリフェス!にはきっとその人にはコンテンツ自体が向いていなくて、逆に面白いと少しでも思ったなら間違いなくドリフェス!の素質がある。この1話にはドリフェス!の全てが詰まっていると言ってもいいくらい、私の大好きな回で、人生で1番見返した24分間だ。コンテンツが終了する前に少しでも多くの人に見て欲しいし、あわよくばファイナルの武道館に来て欲しい。人助けだと思って!お願いします!

…沢山の人がやりきれない思いを綴る中、私はわりと気持ちが前に向いている。もちろん終わるのが嫌じゃないわけがないのだが、色々な人が言っているように私も最初から終わる時にはすっぱり終わって欲しいと思っていたし、続いてるとも終わったともつかない状態で次の展開を待ち続けるのがどれだけキャストに負担をかけ、私たちを苦しめることかは想像に難くない。だからきちんと終わりを告げてくれたことが嬉しかった。終わりの瞬間まで最大限の期待を持ってもいい、終わっても一縷の望みをむやみに信じ続けなくていい。それは一種の救いだと思った。L5に殴られたことのある人間なら、一ミリくらいはわかってくれるかもしれない。あそこはとにかく人の心がない。

人生の絶頂期や最高のライブ終わりに「このまま死にたい」と思ったことのある人は多いと思う(そうか?)。思い出は美しいまま、最高の状態で。ソロと新曲、欲を言えば望みの組み合わせのデュエットも欲しいなと思っていた部分の大部分は最後に叶えてもらえそうで、これが一番ありがたかった。特にソロがないままだったら成仏できなかったと思う。最初で最後のソロを信頼の作詞作曲陣が作ってくれる、ファイナルで歌ってくれる。おそらく映像にもなる。彼らの軌跡、奇跡は私たちの記憶と手元にしっかりと残っていく。リアルタイムで触れられて良かったし現代で良かった。

緊急生放送のキャストの表情を見るに彼らもすぐに割り切れた様子ではなかったけど、ファイナルは大いに盛り上げようとしてくれるに違いなくて、私が見てきた彼らはそういう人間で、アイドルで、キャストだった。最後の挨拶で彼らが泣いても泣かなくても、泣かずにいたい。泣くなら帰ってから泣きたい。無理かもだけど……終わりを受け入れていることと、終わりが寂しいこととは全く別の部分の感情であり、受け入れているから愛があるない、寂しいから愛があるない、と測るのはずれている。色々なことがありながらも私は間違いなくドリフェス!のことを愛していたし、少しでもそう思うならそうなのだ。

昨日ドリフェスの話をしたらフォロワーがドリフェス1話を見てくれた!続きも見てくれている!もしここまで読んでくれているジャンル外の方がいたら、どうでしょう?1話だけでも!

ドリフェス! 第1話 絆を奏でるニューフェイス! - YouTube

ラッキー語録

本日をもって、1年間続いた宇宙戦隊キュウレンジャーが終わってしまいました。戦隊ものには当然終わりが来るとはわかっていてもロスがすごいです。でもやっぱり、ありがとうキュウレンジャー。とにかくありがとう。何もかもが最高だった。

シリーズ最多となる12人の戦士、その主人公のラッキーは東映公式ブログで「なんだかわけはわからんけれども説得力のあることで定評のある(!?)ラッキー語録」(EP24より)と言われるくらい毎話毎話力強い台詞を発します。というわけで(?)私の独断で教祖力、強!と思った言葉を全話分書き起こしました。1話から強いんですよ、やばい。完走した人も見ていない人も、ラッキーの教祖力を是非感じていってください(?)。

ネタバレが困る!という人は全話見てください!お願いします!めちゃくちゃ面白いんです!1000円あげるから!→http://tokusatsu-fc.jp/

 

 

1「俺はお前より強い!つまり、お前より先には死なねえ、俺が一緒に戦ってやる!……だからお前はお前存分戦えよ!」
2「自分のやりたいことは自分で決める。それを支え合うのが仲間ってもんだ。お前のやりたいことは何なんだ?」
3「あいつはお前の敵じゃない、俺にはそれが分かる」「俺が全部何とかしてやる!チャンプの敵討ちも手伝う、この星の爆発も止める、そして…お前をキュウレンジャーの仲間にする!」
4「夢を失くして生きるのなんて、死んでるのと同じだ!覚えとけ!」「ラプター、お前の夢は俺が守ってやるよ」
5「俺はまだ信じてる、あんたが仲間になるってな!」「俺たちが戦うから、みんながジャークマターと戦おうと思える。希望が生まれるんだ!」
6「俺たちは一人ひとりが宇宙に輝くスターなんだ!それが1つのチームになったんだからな、俺たちは最強だ!」
7「バランスは俺が絶対に守る。安心してくれ」「誕生日ってのは、主役が嬉しくなるだけの日じゃない。祝う人間もすっげー嬉しい日なんだ。生まれてきてくれてありがとう、俺と出会ってくれてありがとう、ってな!」
8「勿論だ、絶対に仲間は見捨てない!」
9「……あれは司令のことだったのか。でも俺は違う、なんてったって宇宙一ラッキーな男だからな!」「俺たちのおかげじゃねえって。司令がこれまで頑張ってきたから、だから力が手に入った」
10「落ち込むなって、俺が送ってってやるからさ」「ちょっと適当で頼りないけど、あんたが何て言おうと俺たちは、司令のことを信じてる!」
12「そんなの、やってみなきゃわかんねーだろ。みんなの信じる俺の運、試してやるぜ!」「お前らが支配している限り、この宇宙に運のいいやつなんていない。だから、俺は言い続ける!よっしゃラッキー!ってな!言い続けて変えてみせる。宇宙を、救ってみせる!」
14「なんか、楽しくなってきたー!」
15「よーし!泳ぎにいくぞーー!!」
16「正義があれば、チャンプは絶対戻ってくる」
17「ふたりにケガがなくて、ラッキー…!」
18「帰れる確率が1%もあるんだ、よっしゃラッキー!」「だったら、俺たちの方がすげえぞ。俺たちは、“究極の”救世主だからな!」
19「何言ってんだよ、キュータマよりあんたの命の方が大事に決まってんだろ!村人やあんたを救えなくて、そんなの救世主でも何でもねえ。俺は宇宙を救う救世主だ。あんたも、俺が救う宇宙の一部なんだからな。」
20「チキュウは俺たちが救ってやる!だからお前らは、黙って隠れてろ!!」「泣くな……みんな怖いんだ。でも、俺たちは違う。戦うための力がある。このを使って、チキュウを救おう」「よく聞け!今から俺たちはお前を倒して、このチキュウの爆発を止めてみせる!」
21「あいつなら大丈夫だ。それに、俺たちがついてる」
22「あいつが何者だろうと俺には関係ない。今まで通りジャークマターと戦って宇宙を解放する、それだけだ!」
23「俺はあんたとは違う!1人じゃできねえから仲間がいるんじゃねえか。仲間は盾じゃない!……俺たち全員で、ドン・アルマゲをぶちのめすだけだ!」「口だけじゃないところを見せてやるぜ。行くぞ、みんな!」
24「このわからず屋!」「いつまで不死身のつもりで戦ってんだ、もっと命を大事にしろよ!あんたが死んだら、あんたに命を託したヤツは無駄死にになるんだぞ!」「俺だって救世主だ!あんたが盾になれって言うんならなってやる、だが覚えておけ!俺は”戦う盾“だ!あんたの前にいる敵は、俺が全部ぶっ倒してやる!」「できる!俺たちは新しい伝説の、救世主!だからな!」
25「ひとりひとりはちっぽけでも、それぞれが色んな想いを背負って戦ってる。だから俺たちはスーパースターなんだ!」
26「誘惑に乗るな!そんなことをしたら、お前はお前じゃなくなるんだぞ!」
27「ツルギとは確かに、最初は衝突したけど……俺は確信してる。あいつは俺たちの仲間だ」
28「俺はナーガと一緒に、笑い合いたい。喜び合いたい。バランスもそう思ってるんじゃないのか」「だからって、仲間を見捨てる理由にはならねえ。そうだろ!バランス!」
29「それでも行くしかない。みんなを見つけて、必ず一緒に帰ってくる」「やれるチャンスがあるのにやらないなんて、俺には理解できない」
30「ツルギが体を張ってくれた。あんたやみんなが時間を稼いでくれた。だから俺がここにいる、ドン・アルマゲを倒すことができる!よっしゃラッキー!」
31「俺は過去で新しい力を手に入れた。司令たちだって絶対帰ってくる。だから、落ち込んでる場合じゃない。未来を俺たちに託した、オライオンのために」
32「奇跡は起きたんだろ?ラプターがそう信じているなら、俺はお前の言うことを信じる。オリオン号は仲間だ!」「ジャークマターから宇宙を救うんだ!それがオリオン号のために、俺たちが起こせる奇跡なんじゃねえのか」
33「俺は宇宙を解放するまで、何度でも起き上がってやる!俺たちは、死んでいった沢山の戦士の想いを背負って戦ってんだ!」「覚えとけ…俺はこんなところで立ち止まってるわけにはいかないんだ!」
34「なんかわかんねーけど、よっしゃラッキー!」
35「どれだけいようが、全部倒すだけだ!」
36「俺はどんな時でも未来を切り開いてみせる。そんで、宇宙に平和を取り戻してみせる!」「俺は宇宙一運のいい男だ!」
37「苦しい時こそ、己の運を信じるんだ!」「国王は邪悪な罠にはまって、もうこの世にはいない。だけど、心配しないでくれ!俺が国王に代わって、シシ座系を解放してやる!」「偶然なんかじゃない!俺は、俺たちが宇宙を救えるって信じる!そうやって運を呼び込むんだ」
39「だったら歌えばいいだろ!やれることをやるんだ!」
40「お前らがそう来るなら、こっちは正々堂々戦うだけだ!」「スパーダ、まだいける!立て、立て!!」
41「俺は父さんを信じてる!お前みたいに簡っ単に民を見捨てて、自分だけが生き残る…父さんはそんな卑怯な王じゃない!」「俺はもう惑わされない!俺は信じる、父さんを、みんなを、平和を願う宇宙の人々を!だからそんな攻撃、俺たちには無意味だ!」
42「みんな。聞いてほしいことがある。俺は覚悟を決めた。俺は、やりたいことを全部やる。俺は自分を信じる、俺は父さんを絶対に救ってみせる。もちろん宇宙も!両方救ってみせる。それで最後に笑いながら叫んでやる、よっしゃラッキー!って!」「俺はもう迷わない。宇宙も父さんも、必ず救う!」
43「やられるわけにはいかない!この命は、父さんにもらった大事な命だ!」「父さんの教えどおり、俺は自分の運を信じ続けてここまでやって来た!運を呼び込んでここまで来た!だから信じてる、父さんを、絶対に、助け出せるって!」「だからどうした!何度だって倒してやる。お前が本当に宇宙から消えるその時まで!」
44「俺たちは厳しい戦いの中で強くなった、進化してきたんだ!適当でお手軽な改造なんかに、負けるわけない」
45「仲間なら、助けたいって思うのは当たり前だろ」「なあ、みんな。宇宙が平和になったら何をしたい?…俺は、宇宙の果てを見に行きたい。ジャークマターと戦ってる中、思ったんだ。この目で、宇宙の全部を見てみたいんだ」「…なる。なんとかなる。諦めなければなんとかなる!…俺は信じる。だって俺は、12人で平和になった宇宙を生きたいんだ」
46「そんな訳あるか。俺たちの知ってるツルギはそんなヤツじゃない。俺が保証する」「忘れる訳ないだろ、俺たちは、いつまでも仲間だ!」「悪いな。ツルギを一人で来させる訳にはいかない。なんてったって、俺はツルギの大事な仲間だからな!」「駄目だ。やっぱり諦めるなんて駄目だ!」「無駄ってなんだよ、無駄じゃない!ここで諦めたら、俺たちのやってきたことが本当に無駄になっちまう!それでいいわけないだろ!…みんな思い出せよ、苦しくても辛くても、歯を食いしばって支え合って戦ってきた!その戦いが、無駄なわけがない!俺は最後まで信じる、信じ抜いてみせる!絶対に宇宙を救えるって!」「諦めることが幸せ?絶対にそんな訳がないだろ!俺は諦めない。絶対にお前を倒す!」「それがお前の弱さだ。俺たちには仲間がいる。だから、俺たちはお前より強い!」「諦めなければ、いつか絶対に願いは叶う。俺は…俺たちは、それを信じてここまで来た。俺たちはお前とは違う!」「断る!それがツルギの生き方なら、俺にも俺の生き方がある!仲間は絶対に見捨てない!」「…まだだ。みんな、顔を上げろ!…ここからだ。ここから始まるんだ!何度でも戦う、それが究極の救世主だ!」
47「ツルギ!俺はお前のことが大嫌いだった!…だけど、一緒に戦う中で変わった。ツルギは俺に沢山教えてくれた。俺が迷ったとき助けてくれた。あんたは間違いなく伝説の救世主だ!だから、ドン・アルマゲに乗っ取られて、ドン・アルマゲとして死んでいく男じゃない!お前は俺の仲間だ!」「一人一人がスーパースター、全員揃ってオールスター!俺たちに、できない事はない!」「笑わせるな!お前は宇宙でもなんでもない。俺たちが、宇宙に生きる全てがお前を認めない!宇宙は、みんなのものだ!」
48「そんなものより、自分の運を信じる!」「よっしゃラッキー!だったら簡単だ!それなら、俺たちがそうじゃない宇宙を作り出せばいい!」「できる!…みんな、俺の声が聞こえるか!運がない?俺だってそう思ったことがある!未来を切り開くために、立ち止まってなんていられない!」「嘆くだけじゃ何も始まらない。どんなに無理だと思ってもまずはやってみるんだ!自分で動いて運を呼び込む。成功したらみんなで叫ぼう、よっしゃラッキー!ってな!」「さあ、みんなで運を呼び込もう!みんなが宇宙を救う究極の救世主。みんなで宇宙を救うんだ!」「どんなにでかくなっても同じだ。俺たちには、みんながついてるんだからな!行くぞ!」「こんなところで死ねるか!みんなと約束したんだ!」「だから、宇宙一って言っただろ?」

 

 

ツルギの加入前あたりは他のメンバーがフォーカスされていることもあり発言自体も少し減っていますが、もう最終話付近は半端ないですね。一挙一動書き起こしそうになりました笑

テキストマイニングしてみたら「絶対」の登場回数が驚異の11回、あとはよく「見捨てない」とも言っています。私の推し(ツルギです)が合理的に取捨選択しようとするところを全部取る、その信念を譲らない。そういう男なんです、ラッキーは。めっちゃかっこいい……

 

宇宙戦隊キュウレンジャー 、本当に最高にアツくて面白いので是非ご覧ください!よろしくお願いします!

その矛盾は正解なのか

今日はカドが作中で出現した日だそうで、記念に(と言ってはなんですが)放送終了から色々考えたことを記録しておこうと思い投稿します。

正解するカドの全話ネタバレを含みます。

特に最終話を見ていない方にはおすすめしません。ご了承の上、お付き合いください。

 

 

 

1 沙羅花の存在がそもそも沙羅花の思想に矛盾しているのではないか

サラカ(以下、沙羅花のことはサラカとさせてください)はザシュニナが揶揄したように異方では普遍的な哲学である「自然主義」の一派なのが引っかかる。宇宙は異方が作り出したものの、それに異方が干渉するべきではない、人間は人間の手で進歩するべきだという、8話をめいっぱい使って語られたこの思想を持ちながら、サラカは自分に異方存在としての力を残したまま宇宙で40億年超も過ごし(近づきたいだけという理由で/11話)、挙げ句の果てには人間の姿に生まれ、異方存在としての自覚を持ったまま多数の人間と干渉している。力のほとんどを破棄したというだけで彼女は依然として異方存在のままであり、そのサラカが宇宙に生きて干渉し続けていることが本当に人類にとって「自然」なのかと疑問に思う。

自分は宇宙にとどまっていても良いけれどザシュニナは異方に返したい、という思想が自然主義に基づくものであるならば少しでも異方の力を持つサラカ自身も異方に帰るべきでは?

 

2 ユキカという矛盾

サラカが異方存在としての力を操というトリガー付きで閉じ込め、秘匿して生きてきたとしても、娘のユキカは異方の力を異方存在以上に扱える特異点でしょ!? それを人類である花守に16年間育てさせ、宇宙に野放しにするという行為は明らかに自然主義と反するとしか思えない。ユキカの居場所に対し「さあ?」と答えた後でよく自然主義ヅラして「途中なんです」とか言えるなと最終話を見返して呆れるしかなかった。これから宇宙にユキカが干渉し続けることは下手したらザシュニナよりも危ないかもしれないのに、家族だからというなんの確証もない理由で放っておくの? 10分くらいしか対面してないのによく信用できるな……

ユキカが暴走したらそれこそ人類にもサラカにも止める手立てはないのに、自然主義最高!宇宙は人類のものであるべき!という顔をしているサラカのことは本当に理解できない。「宇宙は私の思い通りになるべき」の間違いでは?人類のものだというのなら、ユキカを野放しにすること自体が矛盾している。

 

3 ザシュニナは悪だったのか

上の通りにエセ自然主義サイコーな展開で終わったために、人類に無理な発展をもたらしたザシュニナが本当に真道らの言うような「間違い」だったのかすら疑問に思えてきて仕方ない。ザシュニナは真道を、その他人類を無理やり異方に変換できる異方の力を持ちながらも最後まで真道の承諾を取ろうとし続け、最後も真道の意思に沿ってそうはしなかったし、なら殺してしまおうだとかユキカに出会って「宇宙ごと消すか!?」とか思ってしまう危ないヤツではあったけれども人類に無理やり進歩を押し付けてはいなかったと思う。ザシュニナの提示する未知のものに対して興味を示して干渉したのは紛れもなく人類だし……やっぱりザシュニナを真道の遺体に触れさせずに殺めたのは納得できない。「私も途中だ」と気づいたザシュニナをなぜ容赦無く殺める必要があったのか?行きすぎた自然主義じゃないのか?自然主義を盾にするな!!!!!!!

 

そもそも私は自然主義ではないので宇宙を異方が作ったというなら宇宙は異方の好きにしてもらって構わない。勝手に人類の「あるべき姿」を決めて人類の代弁者ヅラをするなよ……

まあ要するに「自然主義」を掲げておきながら「宇宙の自然状態」を自分に都合よいものに捉えて、それに反すると判断したものは排除するという姿勢が本当に無理!!!と言う話で、そんなものは自然主義の貫徹じゃなくて自己中でしかないし、矛盾まみれの自然主義をもとにザシュニナに対してお前は間違っていると決めつける話の展開に納得しろと言う方が難しい。

 

こんなツッコミどころ満載の自然主義がまかり通る世界を描いたこのアニメの中に、正解なんてある?