四月になったので私は

お久しぶりです。

1月に自律神経を乱し、2月にはコロナに罹患し、3月はインフル。

そして今月は花粉と2024年の3分の1は体調不良が続いてまあ大変。

気づけばもう四月になっていた。

 

四月になれば私は

四月になれば私はー

仕事を辞めようと考えていた。

一年前、確か職場のカフェで社長と話していた。

まずは翌年の三月までは続けること、そこからどうするか決めること。

ディレクターになれないなら全部やめる。そのために一年かけて考えたいと

そういうつもりで切り出した。

所属していたところでディレクターになれば、三月に別の現場に行こう。

ディレクターになれなければ、仕事を辞めて他を探そう。

そんな考えでいたから、いつまで経っても変われなかった、変わろうとしなかったのだろう。

その二ヶ月後、色々あって離職することを決め、会社もやめることを決めた。

はっきり言って連携が全然取れないバラバラな職場だったし、今もそうだと聞く。

そんな急転直下で退職を決めたから、転職活動は大忙し。

それに加え余裕がないハローワークの申請、退職金の申請。

どんどん気分はやさぐれていく中で、バンド活動が開始。

激動の中転職先を決め今に至る。

 

「四月になれば彼女は」

離職直前に読んでいた小説「四月になれば彼女は」が先月映画化された。

インフルで棒に振っていたため、「ハイキュー」とか「デデデデ」とか

みたい映画をあまり見れていない中、取捨選択してこれを選んだ。

感想だが、まあ最悪だった。

最高な原作から改悪されてできたパターン化されたエモを

切って貼り付けたような仕上がりといった感じだった。

そもそも、「四月になれば彼女は」とは川村元気原作の恋愛ミステリー。

川村元気は新海作品を中心にプロデューサー業をする傍、小説も書く作家だ。

世界から猫が消えたなら」「億男」と

映像化も過去2回ほどされている人気小説家でもある。

そんな川村は以前どこかで「自分は何もない、だからプロデュース業ができるし、こんな小説を書く」みたいなことを言っていた通り、

最近話題の言い方をすると「パターン化されたエモ」を

感じるストーリーでありながら、喪失することから本質を見出していくという

そんな美学を感じる小説を書く。

 

川村元気作品について>

世界から猫が消えたなら

脳腫瘍で倒れた「僕」に死神が一日生きながらえる代わりに世界から何かを消すというストーリーで、死ぬ前の総括をしていく。

そこで消されるのはそのものだけでなく、そのものから生まれる関係性も消えていく

失うとはなんなのか、そしてそこから見えてくるものを描いていた。

 

億男

兄の借金3000万を背負い、妻子に逃げられた男が

宝くじで3億円を当て、どう使うべきかを友人に相談すると、

なぜか忽然と3億円と友人が消えてしまう。

友人と消えた3億円を探すべく、様々な形で金に翻弄される人を目にし、

最終的に友人と3億円は見つかり、その使い道は果たして・・・という作品。

失ったお金とは、妻と子供とはなんなのかということを考える作品だ。

 

「四月になれば彼女は」

結婚を控えた矢先、婚約者が消え、婚約者を探しながら、失った愛と自分を見つめ直す作品で

原作は非常に良かった。久々にいい小説を読んだなと思った。

 

だからこそ、いろんなみたい映画の中からこれを選んだ。

まず主演は3作連続で佐藤健、そして婚約者役に長澤まさみ、元恋人役に森菜々。

そして音楽は「世界から猫が消えたなら」でタッグを組んだ小林武史氏が担当。

告知映像の海外ロケの気合いの入り方から期待が膨らむ一方だった。

が、大爆死だった。

映像は非常に綺麗だったし、海外ロケもそれぞれにコーディネータをつける

異様な気合いの入り方で素晴らしかった。

他にも脇を固めるペンタックス、タスクも良かった。

あとは藤井風の主題歌・・・いい点はそれくらい。

あとはもうコラージュのように切りはりされたパターン化されたエモを

ストーリーラインに載せて淡々と流していくだけ、

CGでわざとらしい桜を散らせたりするのも悪手だったが、

何より悪いのはこの小説の良さを全然理解していない監督だ。

 

<原作概要>

結婚を目の前にした主人公の元に

9年ぶりに大学時代の恋人からウユニ塩湖の写真と手紙が届く。

それから数日、式場下見の翌日突然婚約者が消える。

電話をかけても、職場に行ってもいない。

一方、元恋人からの手紙は月毎に様々な国写真と共にくる。

大学時代を回想しながら、様々な愛憎を見届けた先、

婚約者が消えた場所とは・・・

 

脇役の雑さ

例えば婚約者の妹。原作では肉つきがよく、妖艶でとにかくエロカワな妹で、

既婚者なのに、姉の婚約者をこれでもかというくらい誘惑するしっとりした感じなのに

映画ではさっぱり主人公に興味ない感じでサバサバしていた。

原作小説で妹は結局、誘惑してきていて過ちを犯してしまう直前で、

旦那との子供を妊娠してしまうという幕切れでなんとも後に残る終わり方だった。

タイトル回収は・・・

そして主人公と元恋人が別れる理由。

これは映画版でもまあそれはそれでありだけど・・・

という感じなのだが、ここを変えたことでタイトル回収が難しくなった。

小説だとヌシという登場人物が出てくる。

このヌシが合宿で夜の海の前でサイモン&ガーファンクル

「四月になれば彼女は」を歌っていた。

そのヌシの自殺未遂がきっかけで主人公と元恋人の距離は離れていき、

別れ話をしたわけじゃないけど、気がつけば疎遠になっていた。

実はヌシは既婚者でそこそこいいとしで大学生しているが、

主人公の元恋人のことが好きになってしまい、最終的に自殺未遂をする。

というやべえやつ。自殺未遂とかそんなドラマはなくても

そういうなんかこう第三の謎の力で、ひっついたり、はなれたりよくわかんなくなるのが

大学生だよなとしみじみ思わせる要素でこの小説の素晴らしい点のひとつ、

そして、裏テーマの海で表題の「四月になれば彼女は」を歌わせたのは正解だ。

一方映画はというと子離れできない親をかわいそうに思った元恋人が

主人公を選べなかったという終わり方。

シンプルにあるあるすぎて、ちょっと・・・って感じだけどまあ

ギリギリ許そう。

 

改悪された終着点

最後に一点クライマックス。

ここを変えたのが最悪すぎた。

終わりよければ全てよしとはいうもんで、終わりさえ良かったらさ。

と、言い聞かせて後半見ていたが、ひどい。ひどすぎる。

原作小説ではヌシがやべえやつだったけど、

映画は婚約者がマジでやべえやつでしかなかった。

原作小説のラストシーンはカーニャクマリ。

インドの朝日を見れるスポットとして有名な場所なんだとか。

原作では主人公と元恋人は大学時代、海外旅行をして

インドにいき、そこでカーニャクマリの話を聞くのだが、その当時は向かえず。

断念することに。

それが心残りだということ、主人公と別れたことも同じく、

そんな趣旨の手紙を婚約者の部屋から見つけてしまう。

この手紙は主人公が読むより先に、婚約者が読んでしまっていた。

そこで婚約者は不安に思う。だからこその「でも藤代くんは、まるで幸せそうじゃない」につながって、失踪してしまう。

結局、婚約者がいたのはカーニャクマリ、それに気づき、

インドまで飛び、カーニャクマリを目指し、バスや車を乗り継ぎ最後は走って

婚約者を追いかけ抱きしめる。すばらしきフィナーレだが・・・

 

映画の最後のシーンは日本。

予算が厳しい中、あれだけの海外ロケをして、素晴らしい映像をとったのだから

金銭的な面、そしてインドという治安と衛生面でそうなったのはまあ仕方ない。

けれど本当にひどい。婚約者がいた場所、ラストシーンは元恋人が療養する海が見える

施設だった。

どういう動機かはさておき、元恋人の名前で調べたのか、その療養所を突き止めて

そこで働き出して、婚約者は元恋人と接点を持ち出すのだ。

ここが本当にひどい原作改変。原作と同じようにペンタックスから元恋人の死を知らされ、

療養所に向かう主人公そこで、元恋人のカメラを受け取り現像して・・・

そこまでは良かった。

 

長澤まさみの顔写真が出てきた瞬間に冷めた。

そこからペンタックスの車で療養所に向かい、

療養所の海辺でクライマックス。

とんでもない形で答え合わせが行われて正直そこだけはサスペンスでも見てるような気分だった。

 

 

総評

原作と映像作品が異なるのは当然だし、原作を越えられない映像もあれば

原作を超える映像だってある。

今回の場合は圧倒的に前者だ。映画館でカップルで来てた女性が泣いていたけど

わけがわからなかった。どういう感情と聞きたくなるくらいにはわからない?

正直雰囲気ものを見せられた気分だし、泣いていた人は原作小説読んだら、

涙腺から水分全部なくなるんじゃ・・・というくらいの出来だった。

例えていうなら、実写未来日記と同じくらいひどい(まああれはあれでいいんだけど)

ガリレオだ(内海は初期原作では出てきません、月9だったからフジテレビが改変して

ああなりました。原作はもっとむさ苦しいです。)

映画初挑戦の監督だそうだが、それにしてもこの物語の本質が点で掴めていないというか

とっ散らかったままで要点を掴めていなかった印象だった。

 

結論、ここ最近映画館で見た映画で当たりは

実写映画「ガリレオ

アニメ映画「PSYCHO-PASS Providence」かなあ

 

ではではまた何か気が向いたら書くよー

 

 

 

 

 

 

 

新機材と近況報告

気が付けばもう3月。

いつも行ってる鍼灸院で保険証の提示を求められて月が変わったのを実感する今日この頃。

あまりにも寒くてまだ春になって気はしてないけども、もう3月。

入社から2ヶ月が経ち、仕事は完全在宅ワークに。

モニターを2台使う仕事をしているから、モニターが会社支給されるのだが、

ゲーミングモニターやら、macやら、TVやらモニターで溢れている我が家には不要なので、

そのままゲーミングモニタを仕事に使っている。

多分ゲーム繋いだままにしたら仕事が仕事にならないと思うから、これで良かったと思う。

そんな私は先月末2度目のコロナに罹患。

例によって自律神経系で体調を崩していながら、友人と大正で3時くらいまで呑み明かし

何となく声がしゃがれて、喉が痛いし頭痛もある。

完全に二日酔いをやらかした・・・とか思ってた。

何故か二日酔いなのに、二日開けても喉は痛いし声は以前枯れたまま。

まあ呑みすぎたし、カラオケも歌いすぎたし、時間かかるよねとか思ってた。

次の日、悪寒と発熱のダブルパンチ。入社以来体調崩しがちだった私。

有給は全て療養の休みに使ってしまい、単純な理由では会社をもう休めなくなっていた。

唯一、コロナの傷病休暇だけ使えるそんな状況で、これほどまでに陽性であることを願ったことはなかったが、やはり、案の定コロナだった。

思い返せば私は酒を飲んだ翌日喉がおかしくなってその次の日に発熱し

コロナに罹患している。

喉の痛みとかやっぱ二日酔いを最初に想起させるから、

そういう時に限って発症してくれないでいただきたいものだが、病気とは勝手だ。

コロナ療養から復帰し数日で私は完全リモートワークへと移行することになった。

特に病気とか、勤務態度とかではなく普通に流れなのだとか・・・

まあとはいえ、体調を崩して休みが多すぎた・・・

私の体調は天気に結構左右されたりするからアンコントロールな部分が多く手を焼いている。

 

いつからこんな体弱くなったんだよホント・・・

コロナに罹患したことで、行きたかった飲み会は欠席になり、

バンドのスタジオを潰して・・・

そんな中でギタリスト候補がバンドを抜けることに。

10月から5ヶ月で2人のギタリストが入って抜けた。

幸いベードラはずっと一緒でコアメンバーは私含めた3人。

ギタリストは待っても待ってもこないから無理くり動き出すことにした。

4人前提で作り直したギターの音は作り直すことに。

やっぱり、今の機材で3人はだと便りない音ということはわかりきっていたから、

新しい機材を手にすることにした。

 

Fender SHIELDS BLENDER

マイブラのギタリストとフェンダーが共同開発した往年の名機

Fender BLENDERのリメイク版。

ちょっと前に限定販売で6万円くらいで販売されてたのが、量産化されたのか

半額程度の3万3000円で出ていたので購入。

オクターブ追加のスイッチとか、ブーストスイッチとか、トリガースイッチとか

とにかく機能が多くて、夢グループの商品かと思った。

これほどの機能がついて、音もそれなりに良くて3万円台は安い。

「社長ありがとう〜」って棒読みの猫撫で声がつい出てしまうところだった。

正真正銘これが最後の機材だと思いたい(アンプは例外で)。

数年バンドが続いたらアンプを買おうとか思ってますので

そん時はそん時で。

 

ではそろそろ「uTuTu」始動しますので

しばしお待ちください。

 

 

 

歳を重ねてもまた

さてはてついに27歳になった。

ロックスターが死ぬ相場、私が生まれたのは父が27の時だったはず、

いや父も早生まれだから28だったか。まあそんな年齢になってしまってなお、

自分で精一杯なのは何が悪いのやら。やっぱ国政なのか、仕事なのか、

そもそもそういう能力であって、そういう運命だったからなんだろうか。

 

まあ別段子供が欲しいと切実に思うわけじゃないけれど、

焦りは多少あるし、そろそろ結婚とか見据えてかなきゃってところだけど、

全然一人で精一杯というのが悲しい。

27になる日もこうして一人でパソコンに向かいながら詞を書いたり、ギターを弾いたり

いつもと変わらず過ごしている。

あいもかわらず、会社で誕生日を迎え、祝ってくれる誰かが待つわけでもない家に帰り

パスタ作って食べて、ギターを弾いて、そして寝る。

そんな単調な日々をどうにかしたくてマッチングアプリを三度始めた。

始めたはいいけど、もう全然マッチしなし、しても返事返ってこない。

女性の方が安かったり、無料だったりするのが相場だし、放ってればいいねが増えるから

まあ面倒なんだろうけども。

マッチした相手を放置するのはやめていただきたい。

 

そんな苦手なマッチングアプリで久々に話が続いて、最近会うことができた。

音楽が好きというありきたりな理由で繋がったけど、

相手はイギリスのバンドが好きとかでちょっと面白いと思った。

そして盛り上がったのはミッシェルの話だった。

意外にも一つ下の女性にミッシェルが刺さるだなんて思いもよらなかったから

会う約束をするまではそう長くはなかった。

年一くらいでいく猫カフェに行って、カフェの多い谷町でお茶して帰る

そんなプランのデートだった。

猫カフェは案の定楽しかったし、カフェも考えていたとこがいっぱいで

別のところにしたけど、それなりに楽しかった。

けど、お互いに思っていたはず。

これ一人でもいいやつだ・・・と

何気ない会話一つにときめいたりする”から騒ぎ”のような恋のざわざわ感が

何一つない。

お互いそれなりに大人だから、コミュニケーションは取れるけど

ドキドキや焦りが全くなく終わった。

なるほど、だからホラー映画って必要だし、セックスもラブホも必要で、

風俗やソープもいるわけだ。

前職の先輩が残した名言「結局人の感情なんてのはエロと恐怖だよ」が

今更響いた。

ただ、少しアカデミックな話をしている時は

PSYCHO-PASSのやりとりみたいで楽しいと思ったけど、

そんなの恋人に求めてねえんだわ笑

そんなこんなで何一つ成果も得られなかった猫カフェデート第二弾でしたけど、

唯一得るものがあったとしたら、私が若干の猫アレルギーだということだ。

花粉が飛び始めた今だからわからないけど、

猫カフェから帰ってくると頭や体が痒くなって喉も少し腫れた。

何らかのアレルギー症状が出ているのは確かだし、おそらく猫由来なんだと思うけど、

大の猫好きとしてはどうしてもそうは思いたくないから、

かなり早く来たかなりキツめの花粉症ってことにしてる。

 

リアル「猫とアレルギー」となってしまったけど、

猫は好きだし、優しく撫でたいし・・・

しかし、前までは問題なかったのにいつからダメになったんだろうか。

街にいる猫に引っ掻かれてかな。

 

ではでは良い歳を過ごしていくため

曲を書き溜め取ります!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのガンダム「自由」につき・・・

二十年ぶりの映像化。

待ちに待っていた「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの最新作。

血を流しながらSNSと公式のネタバレを見て劇場に足を運んだ。

まあ一部のファンが言うように、今出ているネタバレは氷山の一角にすぎないので

どうか気を保って、劇場まで足を運んで、その結末をしかとその目に焼き付けてほしい。

 

以前高い人気を誇る"SEEDシリーズ"

とはいえ、異様な大ヒットに当惑している自分がいるけれど、

放送当時のSEEDシリーズ2作品ともにいろんな意味で話題に欠かなかったし

ターンエーで落ち込んだガンプラ人気を取り戻した、圧倒的なメカデザインを誇り。

様々な作品が作られる「ガンダム」という大河的コンテンツの中でも高い支持を得ている。

その証拠が今回の大ヒット、

3日で10億の興収、60万人以上がその物語の結末を見届けんと足を運んだのだ。

筆者は第一シリーズは幼稚園から小1、第二シリーズは小2から小3とあまりに幼かったが

その物語と登場人物、そして登場するMSに心惹かれ、毎週土曜は「ガンダム」をお爺ちゃんの家で見て一家集結してご飯を食べるのが習慣だったし、

印象的なのは土曜の18時にしてはセクシーすぎるOP映像。

ガンダム」の魅力を教えてくれたのがSEEDシリーズだったし

私にとってのファーストガンダムは「機動戦士ガンダムSEED」なのだ。

 

ガンダム”という自由すぎるコンテンツ

ガンダムといえば何を思い浮かべるだろう・・・

各々がいろんなガンダムをイメージできることだろう。

それくらいガンダムというコンテンツは自由に進化してきたのである。

いわゆる"ファーストガンダム"一つ取ったって、

小説版からTV版、そして劇場三部作。それぞれ物語は少しずつ違う。

そして、一番大きなものとして「宇宙世紀ガンダム」とそれ以外の「アナザーガンダム

というものが存在する。

仮面ライダースーパー戦隊との大きな違いといえばこの部分だ。

ガンダムオタクの中でも「宇宙世紀」が正しいとする過激派もいるし、その中でも

富野由悠季が書いたものだけが正史とする超過激派もいる。

いろんな考え方があるけれど、始まりの「ガンダム」はファーストガンダム

それをベースに様々なアナザーコンテンツへ発展し、今日に至る。

宇宙世紀ガンダムでも比較的新しい作品のUCなんかは「アナザー」に当たる

Gガンダム」がなければ生まれ得なかった場面もあるというくらい、

相互に影響を及ぼしながらここまで発展しきた。

だからこそ思い浮かべるものが異なるくらい、とても大きな主語になり変わったのだ。

それゆえに、ガンダムとは"自由"なのである。

 

"SEEDシリーズ"の立ち位置と物語

様々なアナザーコンテンツが展開される中で、

今作のSEEDシリーズとはどんな作品なのか一言でいうと

ファーストガンダムリバイバル」だ。

逆襲のシャア公開以降、GやWやXといったいわゆるアナザーガンダムが作られ

ガンダムというものはいろんな解釈で発展していった。

それらを「黒歴史」と受け止めた「ファーストガンダム」生みの親富野氏が

生み出したのが「ターンAガンダム」それでどこかのエヴァンゲリオンよろしく

全てのガンダムにさようならしようとしたのだが・・・

という混沌の中で生まれたのが「機動戦士ガンダムSEED」だった。

物語の大まかなながれは機動戦士ガンダムを踏襲して。

戦争に参加させられた学生たちが奮闘する、その中で

コーディネータと呼ばれる新人類とナチュラルと呼ばれる旧人類の

理解し合えない二者をいかに相互理解させるか。

というガンダムらしい作品で、

先鋭的かつどこか伝統的なモビルスーツのデザインも相まって様々な層から人気を博し。

続編の制作も行われた。

続編の「機動戦士ガンダムSEED Desteny」は作品中盤で主人公が入れ替わるなど

賛否が分かれる作品ではあったが、高い人気を誇っている。

 

今作とSEEDシリーズ

SEEDシリーズの大まかなおさらいをすると・・・

コズミック・イラという時代が舞台の作品で、

プラントと地球連合間の対立が深まり全面戦争に発展。

物量で勝る連合の勝利が確実視されていたが、戦況は膠着し11ヶ月。

戦禍は大きくなり続け、工業コロニーの学生が戦禍に巻き込まれる始末。

最終的にはプラントの敗北で幕を閉じた・・・かに思えた

戦禍は続くよどこまでも、

戦争は集結平和的解決へ向かっていくかに思われたのも束の間

ナチュラルの過激派ブルーコスモスとプラントがまたも対立、

戦禍を止めるためそこに介入する前作主人公のキラ・ヤマト

そして、人知れずデスティニープランを進めるプラントのデュランダル議長。

最終的に議長とともにザフト軍のミネルバが沈み、戦争は終決し、平穏が訪れ・・・

おしまいとなった。

そんな平和を実現した世界に無理やり戦争を起こさせるというのが

今回のSEEDFreedomなわけだ。

 

今回のあらすじ・・・

結局大戦が決しても変わることはなかった、

デュランダルが示した通り、待つのは混迷の時代。

プラント、地球連合間の小競り合いは続き、

それを抑止力として武力介入で戦争停止を目論むのが

今回の主人公陣営「コンパス」でDestenyで主人公交代の悲劇にあった

シンもそこに所属している。

平和を実現するため日夜奔走するキラだったが・・・

もういつまで経っても戦争が終わんない、ほんと呆れちゃうくらいに戦争が止まんない。

隙あらばいちゃつくカップルのイチャイチャくらい止まんない。

そんな世界に疲弊してしまうキラ、そしてその姿を痛ましく思うラクス。

そんな二人の平和への想いから、独立を目論む「ファウンデーション」と

手を組むことになるが・・・

というのがあらすじだ。

まあ結局いつまで経っても人は変わらんのですなぁ

だけど変わらんものってそれだけじゃおまへんでぇというのが今作だ。

一貫しているテーマ「非戦」もそのままで

あの頃見ていたSEEDが20年の歳月を経て新しい物語でやってるよといささか興奮を抑えられなくなったのは確かだった・・・

 

今回の感想

正直、評価が難しい。

席を立つ瞬間に微妙だなぁと声を漏らしてしまったし、賛否が分かれる作品だとも思う。

一つ自分が間違えたのは「SEEDの逆シャア」が来るんだ!

みんな大人になって少し落ち着いた、大人なガンダムSEEDが見れる!

そう思って見にいくと出鼻を挫かれるので、そういう類の期待をされている方は深呼吸して

もう一度シリーズを見直すといい。

シリーズを見直すというより、福田作品を見返すといいだろう。

特にクロスアンジュは見るべきだと思う。

エロいしグロいしそんでエロいしめちゃくちゃすぎて

2回目は遠慮したいけれど。

とはいえ、端々に残されたSEEDシリーズのセルフオマージュやエッセンスは

どうもエモーショナルなところに響いて正常な寸評をしづらくしていて、

だから今回の作品は評価が難しい。

SEEDシリーズを心待ちにしていたファンとしてはとても喜ばしい作品だし、

もう二度と最新作を見ることは叶わないと思っていた作品だからそれだけで

もう十分なんだけど。

公式がバグっているのか、福田さんがおかしいのか

サービスサービスぅ(中の人繋がり)しすぎて、供給過多。

いろんな要素が重なりまくって、数え役満みたいな作品だ。

だから何度も言うが正常な評価が本当に難しい。

だけどはっきり言う、あまりこういう言い方は良くないが

ガンダムにしては稚拙すぎる作品だったかなと。

あれだけ心待ちにしていたのに、正直刺さらなかった。

これなら「ククルス・ドアンの島」の方が正直刺る。

だけど不思議と端々のガンダムSEED要素で自分の中のあの頃の少年が喜んでいるし、

だけど後半の同人版のようなガンダムSEEDに耐えかねてしまう。

盛大なネタバレだが、終盤のアスランのキャラ崩壊とか、

闇堕ちを免れるシンの描写とか、演出が異なればちゃんと泣けるのに・・・

泣けないんだ、泣かせてくれないんだよ。

本当にあの数カットというか数シーンのせいで、今回の私の評価はガタ落ちかなと

それさえなければ結構良かったと思う。

こんだけ酷評しておきがらいうのもあれだが、

それでもラストシーンの後の世界が見てみたいと思ってしまったのも不思議。

去り際のロマンティクスが流れ、エンドロールの後も

少しエピローグが続くのかと思って期待した自分がいた

そういうもう一声がないのもまた難しいところだ。

 

結論

あの頃リアタイしていた少年たちよ、

ネタバレは氷山の一角に過ぎん、存分に映画館で楽しめると思う。

しかし、過度な期待や、大人な考えは捨てるべきだ、

あの頃の気持ちをどれだけ持って来れるかがこの映画を楽しむ鍵となるだろう。

では、次の映画は3月公開の「四月になれば彼女は」か「ハイキュー」になると思うので

その時に会おう。

アデュー

 

 

 

 

 

 

 

 

月間100PV達成 ありがとうございます

こんなクソ雑魚筆者でも固定読者がおられるおかげて月間100PVに届いた。

感慨深いね。まあたかが100PVされど100PVというわけで、

そこまで気合い入れずにゆるゆりと書き連ねる感じで100も行くんだから、

ほんとよくわかんないところだ。

 

さてはて、皆様お久しぶりでございます。

結構日付空いちゃって、気づいたらもう給料日は目の前で・・・

ブログは気ままに更新するので、「休み」という概念がないのだけれど

まあ少しお休みを。

炎上とかそんなんじゃなくて、シンプルに体調をぶっ壊したから。

連日の厳しい寒さと気圧差で蓄積ダメージが爆発。

一気に38度の熱が出る有様、一瞬いろんな病気が頭をよぎり、

いやいやどこでもらったんだ・・・とか思ってたら、いつもの自律神経系のバグ。

週一で整体に通っていた頃はマシだったけど、気圧や気温変化に体が非常に弱く、

最悪の場合原因不明の高熱を出すタイプの人間なのだとふと思い出した。

なんとなしに予兆というか、震源というか、歪みみたいなのは出ていたけど

ほったらかしてたらこうなった。

まあそんなこんなで会社をあろうことか3日休んでしまった。

自分の計算では自律神経系のバグだったら1日2日寝込めば行けたのに・・・

もう年なのだろうか、結構時間がかかった。

あと、食欲も結構減退していたのも覚えてるし、

食うもの全て、吐き気と格闘して食べていた。

いまだにちょっと頭痛いけど、まあなんとでもなる範囲なので出勤は再開したが、

先週の自律神経からくる偏頭痛はちょっとやばかった。

とはいえ、金曜日にはなんとか動けるくらいには回復し、暇だったので

曲を作ってた。

 

書くことも特にねえなあとか思いながら、

自分の曲では最長の4分40秒。書き切った。

歌詞の分量見ていたら6分行くんじゃ・・・みたいなボリュームで

ふわっと中身のあるようでないような歌詞をまた書いている。

というかこう中身のあるようで無いような、というか本来はそんなに無いんだろうことを

うまいことその辺をグレーにしてぼやけさせて書くのが得意なんだなって思った。

まあ単純に言うと誤魔化すのが上手いんだろう。

ちなみに今回は死生観みたいなのがよく出ているかなとか思ってる。

そんな誤魔化し誤魔化しで書いた歌詞が刺さるのか、いや刺さって欲しいんだけどな・・・

結構戦略的に書いてたり、そうでなかったりするし。

みたいなそんなとこ。

 

書くことが尽きたのでこの辺で

ではまた!

 

 

全部が淡い期待に溶けてしまうなら

エキゾチックな職場

さて日付変わって今日で入社から1週間。

前職は殺伐とした雰囲気の中に、関西の人情あふれる温かい感じがあったけど、

現職は公用語が標準語、東京弁でおまけに関西のノリも通じなければ、愛のあるムチなんてものは存在しない。

すっごく物足りないし、淡々としているけれども、まあ仕事なんて結局そんなもんでいいんだよ。

前職の人の壁をとっぱらったコミュニケーションは、時として武器にもなれば

時代にそぐわない側面もあって非常に難しいけれど、私は好きな方だし

どちらかというとギリギリ旧世代を生きてきた方だと自負している。

部活の先生がバリバリのバとリの間くらい(元ネタ・フリクリ次回予告)

のえげつない体罰世代で、「俺らの時代はもっとすごかったんだぞ!」と、言わんばかりに

と言うか、言いながらまだギリギリ、胸ぐらを掴まれたり、ペットボトルとかパイプ椅子が飛ぶし、胸板アタックや平手打ちも当たり前だった・

そんな私からしたら、刺激が足りないと感じてしまうけれど、

繰り返すようだけれどこれでよかったんだよ、これで。

もうすでに前職へノスタルジーを感じているけれど、戻りたくはないし、

戻るつもりも一切ない。

 

タイムリープもの”のキーワード「因果律

ことあるごとに「戻りたいな」ってしょっちゅう思っている私にとっては珍しい

学級崩壊、いじめがあった小学校時代に戻って、立ち向かいたいなとか

中学時代、もっと部活に顔出せばな・・・とか

高校は・・・特に思い出はない。

大学時代、バイト先の先輩といい感じだった頃に、先輩の家に転がり込み

お付き合いしとくべきだったなとか。

節々にタイムリープしたくて仕方ないと思う。

「東京卍リベンジャーズ」くらいのボリュームはありそうだよな・・・

だけれども、戻っても大差ないことをするんだろうなとも思う。

だってそれが私という人間なのだから。

同じ記憶を持ってたとして、そうしてしまうと思うし、

因果律という考え方がすごく好きで、それが壊れるような気がして

あまり好きじゃない。

例えば、大学受験に失敗して最終学歴の大学なのだけれど、

もし第一志望に受かっていたら、同じバイト先を選ぶこともなければ

文化祭の実行委員会のメンバーとも会うことはないだろうし、

同じゼミを選ぶこともないし、同じサークルを選ぶこともないだろう。

そう思ってしまって過去改変というのは何度も考えたけど(できるわけないけど)

したいとは思わない。

 

自己啓発は自分で気付くから自己啓発

確かに、2019年の8月にあの子にフラれたけども、あの子が幸せなルートを辿ろうが

不幸せなルートを辿ろうが、結果的には「私がフラれる」という世界線が、結果が正しいわけで・・・みたいなそんなことをずっと考えている。

だからこそ、ブレークスルーセミナーというのは響かなかったんだろう。

だってそれは個人のそれまでの努力の結果にすぎないのだから、

ブレークスルーが起こったからじゃなくて、セミナーで自分と向き合ったからじゃなくて、

ただただ過去の頑張った自分がもたらした結果に過ぎない。

それを金を出して学んでいるようじゃナンセンスだと思うし、

いつまでもそこに依存してしまう。だから私は嫌いなのだ。

 

だから私は諦めざるを得ないのかもしれない。

私が大事にしたかったものを取り戻すのを・・・

 

四つの魂が溜まる場所

大学の軽音サークルの先輩のバンドが数年振りに同じメンバーでライブをするらしい。

サークルに所属していた時、卒業した後もそんなふうに音を重ねられるのかな・・・とか

思ってた。確かに1回はあったけど、コロナ禍でそれっきりに。

仕事で参ってしまった時に頼ろうとしたのが、サークルの仲間だった。

ライブはできなくても、「スタジオに入って軽く音を合わせるくらいなら」

そんな気持ちでflumpoolコピーバンドのラインを動かした。

けど結局流れてそれっきり。

後々知ることになったけど、理由はギターがMLMにのめり込んだから

関わりを持つのを避けたことが原因だそうで。

その彼を戻す奪還編が数日前に始まったばかりだけれども、

もはや諦めた方がいいのかも知れないということに気づき始めた。

 

現状、

まず私、自分のバンドの活動があり、仕事もある。

ギター:MLMへ・・・

ドラム:謎セミナーに沼る。

ベース:音信不通(連絡手段、全部ブロックされたため)

これが動かそうとしたメンバーの現状だ!!

到底無理だよもう。

唯一橋渡しになると思っていたドラムももうやばい。

一周回って笑えてきたけど、やっぱグループラインを消してしまって完全に解散して

淡い期待をしないで済むようにしてしまった方が楽かも知れない。

だけれど、3年間、共にした四人の魂が溜まっていた場所を解体するのはなかなかに酷なことだし、できればしたくない。

最後の可能性、2月末の飲み会で、ベースと会うから、そこでベースにちゃんと謝って

思い切って腹割って話せたらと思う。

なんだかんだ前に会ったのは2年前、サークルの同期の結婚式だった。

そこでは相手も、自分も避けて一切会話しなかったけど、

今回ばかりは、ちゃんと向き合って話がしたい。

もうこれはブレイクスルーじゃないか!

ほら、怪しいセミナーとか自己啓発本は捨てて街へ出かけよう。

このサブタイトル、「四つの魂が溜まる場所」は

flumpoolがメジャーデビュー当時使っていたバンド名の由来。

Fourの(f) 魂の光ランプ(lump)何かが溜まる場所(pool)でflumpool

のちにそれは否定され、実はフランフランとなんかを掛け合わせたらいい感じになったからそうしたのだとか・・・

 

あとがき

タイムリープものといえばなんですかね

古くは「時かけ」や「シュタゲ」、「まどマギ

最近だと「サマータイムレンダ」や「東リべ」

ちょっと前になるけど「君の名は。」なんかもそうでしたけど。

あとはゲームで行くとFF8(今回のタイトル「全部が淡い期待に溶けてしまうなら」の

元ネタcolormalの「瞳」の元ネタですややこしくてごめん)とか色々ありますが。

私のタイムリープの原点は「未来日記」です。

ドラマ版ではなく、漫画、アニメ版の方です。

もう見ようとは思わないくらいグロいしえげつないんですけど、

あれを通っていたから「因果律」で物事を考えるようになりました。

物語は結局OVAでハッピーエンドの大団円で終わるんですけど。

TVシリーズの鬱展開(簡単にいうと五億年ボタンです)も、

綺麗事がなくある種予定調和的で好きですね。

エロやグロ描写とヤンデレヒロイン史上いろんな意味で最強なところばかりフィーチャーされがちですが、人間形成にはよくも悪くも役立った作品の一つだなと思っています。

ドラマ版もしっかり履修したけど、話あんま覚えてないし、

柴咲コウさんの主題歌「ANOTHER:WORLD」がandropの内澤さん作曲で最高です。

そんなこんなでおやすみなさい。

音楽の話〜番外編〜

音楽の話番外編ということで

私、さっきまでインスタライブで弾き語りをし、今はランドマークという

MLMをしない怪しいセミナーを受ける準備中だ。

友人から紹介されたのだが、色々調べると怪しいワードがサジェストされる。

グーグル先生ありがとう。

やばいのを承知な上、この手の怪しいものは選ばないと通れない道なので

あえて参加している。

そもそもとして、私は「自己啓発」というワード自体が馬鹿馬鹿しいと思っている。

大学の哲学の授業である教授が放ったワードが衝撃的だった。

自己啓発本というものが売れている昨今、非常に残念だ」

本当にその通りだった、私の過ごしていた大学時代2010年代後半は

様々な知見のあるとされる人が自己啓発本と呼ばれるものを出版しまくっている時代で、

本屋に行けば、啓発本が平積みされているような時だった。

何が悲しいって、当たり前のようなことを書いているのに、

悩んでいる人を助けるとかいうお題目のもと数千円をとるわけだ。

ちょっと頭を冷やして視点を変えれば、見えてくるのに勿体無いけど、

案外そんなことにみんな気づかないわけだ。だから売り上げに貢献してしまう。

悲劇的なことなのである。

もっと悲劇的なのは、同じような啓発本を読んだ末に訪れる人間の画一化だ。

こう生きるべきみたいなことを提示してくるもので、人を固めていく。

本来もっと自由に生きていいのに、というかこう生きるべきみたいなことなんてないのに。

自己啓発本」なんて悲しいものを読むくらいなら、600円ちょっとの文庫本の携帯小説を読んだ方がまだ人生豊かになると思う。

とはいえ、毛嫌いしているだけで知らないのは勿体無い。

知らない世界があるのは嫌だからということで受講しているわけだ。

彼これ一時間経つが、全く心が動かない。

ましてや、ご飯どきの時間を返して欲しいくらいだ。

今日はせっかく中華風の青菜炒めを作ろうとしていたのに。

ア⭕️ウェイ然り、こういう団体は生活のことを考えずセミナーだとか集会を開くので

ほんと腹立たしいものだ。

さや香の「見せ算」の方がまだ全然面白いし、有意義だと思う。

 

さてはて本編、音楽の話。

いろんな音楽を聴く中で、一つ女性のバンドサウンドの曲が好きなのだ。

SCANDALをはじめ、なきごと、Fauliuなどなど・・・

色々聴くが今日は「美波」を取り上げたい。

弾き語りスタイルで顔出しは行っていない彼女、代表曲は「カワキヲアメク」だろうか。

ドメスティックな彼女」の主題歌として書き下ろされたこの曲で

衝撃を受けたのを今も覚えている。

そこから数年名前聞かねえなとか思っていたら1年くらい前に「アイウエ」で久々にアニメタイアアップを決め、立て続けに「ルードルーズダンス」でもタイアップさらには「ほろよい」のCMでもタイアップをするなどの活躍ぶり。

そんな彼女の新譜「LOSE LOOSE Day」がリリース、ツアーが開かれた。

ツアータイトルにもなっている「ブルーグラス」が特に好きで

久しぶりに弾き語ってみて、魅力がわかった。

サビのコード進行を見ていくと

「Cmaj7/D/BonD#/Em7」これが非常に特徴的なフレーズだと思う。

よく見ていくとCから始まってだんだんとEにまで上がっていくフレーズで

盛り上がっていくわけだけども、どこか物悲しいというか、エモい。

それを生み出しているのは間違いなく3つ目のコードBonD#だと思う。

分数コード、イキすぎコードとはまたちょっと違うけど

普通にD#に移行するのではなく、あえて3度したのルートのBを使って分数で

D#を入れているところがキモだと思う。

自分の曲にも取り入れたいなぁと純粋に感動した、だからそれを咀嚼するため

インスタライブを開いて公の場で言語化できるか試したわけだ。

そういえば自分の曲でもそんなことをしてる曲があったなと

今更ながら思い出した。

窒息という曲のサビの後ろ「Bm7/E7/Em7」という進行。

これは4弦2フレットから解放まで半音ずつ移動している。

影響受けてやったことではないからなんとなく嬉しい笑。

そんなことを言語化しながら、自分の音楽制作に活かしていきたいと思うばかりだ。