鬱な現実~うつしぐさ~

うつ病者及びスキゾイド症者の語るしくじりだらけの人生

落ち込みは消えても

うつ症状が治まったからと言って、うつ病が完治したとはならないと思われる。

 

 

それというのも、自分が気分の落ち込みからは回復しても、今に続くまでずっと身体症状に悩まされているからだ。

 

不眠や耳鳴り、便秘や疲労感、倦怠感、その他諸々の地味につらいことがある。

 

かれこれ十年以上にわたるこの症状の連続。

 

もう、それがなかった時のことを思い出しにくくなっている。

 

自分はずっとこんな自分だったのかもしれないと考えてしまうほどに、症状はしつこい。

トランクスか昆虫か

今年ほど梅雨が長いと感じた夏はなかったように思う。

しかもまだ終わってない。

週間天気予報を見ると、まだまだ終わりそうにない。

暑いのは苦手なので、梅雨はどちらかといえば好きな方だったけれど、さすがにこれだけ長く続かれると澄み渡った空が恋しくなる。

 

梅雨で困るのは髪。

人間嫌いで理容師だか美容師だかと接するのも心の負担になるので、自分で切っている。

適当なので、適当に伸びる。

よく美容師が言うらしい、「髪を遊ばれる」という言葉があるらしいけれど、自分の場合勝手に髪が遊ぶ。

一人遊び。

お蔭で何もしないとぐりんぐりんに丸まってしまう。

湿気がなければ直毛なのに、湿気があるとカールする。

落ち着かない。

 

身だしなみに気を使わなかったので、髪を遊ばせるなんてお洒落なことはしたことがない。

逆に、髪を型にはめたことはある。

 

遠い昔、中学の頃だから、ほぼ前世。

当時ドラゴンボールに登場したトランクスがとても格好良く思え、真似したいと。

特に前髪の真ん中からほつれている二筋の髪。

あれが格好いいと。

       f:id:Utsushikusa:20200725085835j:plain

 

だから、当時流行っていて今は絶滅したような気がする「ジェル」を使って、前髪の真ん中だけ二束、固めてみた。

明らかにおかしい。

ジェルはカッチカチに固まるので、髪がプラスチックのよう。

前髪の真ん中だけ。

 

自分でもおかしいと思ったから、直そうとしたのだけどそれだけの時間がなく、そのまま学校へ行くことに。

馬鹿にされたなぁ……。

触覚と。

カブトムシかと。

ひどいと、ゴキブリかと。

 

反論できなかった。

その通りだから。

でも、当時はかろうじてそう言ってくれる人が周りにいたんだな、と。

今は誰もいない。

変な恰好をしても、笑ってくれる人さえいない。

寂しいかというと、それを感じる心もない。

空っぽ。

 

とはいえ、過去の触覚髪型は思い出すとやっぱり恥ずかしい。