マジシャンの日常

マジシャンとして活動しています。マジシャンの裏側やマジックの秘密、また、マジシャンの視点からエンタメについて思う事、様々な役立つ情報などを綴ります。

簡単マジックシリーズ!マジックのアプリ2選!

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簡単マジックシリーズ!マジックのアプリ2選!

今回は、マジックの事を本で読んだりするのはしんどい、、動画もちょっとしんどい、、という方のために、携帯のアプリでマジック関連の内容を知る事ができるアプリを2つご紹介したいと思います!

 

著者自身も調べるまで、携帯のアプリでマジックの事が知れるなんて知らなかったのですが、実際にやってみると面白いものがあったのでまとめてみました。

 

一回ダウンロードするといつでも、どこでも気軽にやる事ができるので、おすすめです!

 

 

 

トランプマジック入門

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内容:トランプマジックを基礎から応用まで順にステップを踏む事で、確実にトランプマジックをものにする事ができます。 

 

YouTubeの動画って情報量が多いのはメリットですが、煩雑に情報が設置されているので、基礎からしっかり学ぶのは難しいです。

 その点、このアプリを使用すると、きちんと基礎から積み上げる事ができるので、トランプマジックをしっかり学びたい人や自分で練習メニューを組むのが苦手な人におすすめです。

 

またそれぞれ、数分の解説動画がついているので視覚的にとても分かりやすいです。

実用的なトランプマジックも解説されているので、もう基礎的な事はできるよ!って方にもおすすめです。

 

かなり分かりやすくまとまっています。個人的にはもっとマジックを始めたての時にこのアプリに出会っていたら習得しやすかったのになあと思ってしまいます。今からマジック始める人は是非! 

 

ネタバレマジック

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内容:全50問のマジックの種を見破るゲームのような問題が出題されます。正解後、それぞれ詳細な解説がついてきます。

 

このアプリは上のものと違い、マジック習得のためのアプリではありません。

マジックの内容が提示され、それに対するタネを予想するゲームです。

 

少し変わった取り組みなので、暇な時にやってみると楽しいと思います!

頭のトレーニングにもなるかもしれませんね。

 

ただ若干、無理矢理な解法や解説もあるので、あくまで読み物として捉えると面白いと思います。これでできる!と思いこむのはNGです!

 

まとめ

マジックのアプリというのも中々斬新ですね。

この簡単マジックシリーズも第4弾です。

これからも、色々なマジックを習得する方法、マジック習得までのショートカットツールを発信していきます。

 

あなたも今日からマジシャンです!

ではまた!

 

簡単マジックシリーズの他の記事は以下をご覧ください!

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簡単マジックシリーズ!宴会で使えるマジック5選!

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簡単マジックシリーズ!宴会で使えるマジック5選!

宴会でマジックをやらされる事になった、、忘年会の出し物を押し付けられた、、という方のために、今回は気軽に練習無しに、きっちりウケるマジックを5つ紹介したいと思います!

 

基本的に購入すれば、すぐにできる物ですが、長い間マジシャンとして活動してきてしっかり厳選したものばかりです。

実は難しいんじゃないの?と心配しているそこのあなた!本当に簡単です(笑)

安心してください!

 

それでは早速どうぞ!

 

 

 

ピーナッツバター&ジャム

magicfan.shop21.makeshop.jp

現象:まず、何も塗られていないパンを袋に入れて、お客さんに持ってもらいます。そして、パンを塗る用のピーナッツバターとジャムを用意します。ジャムを先程とは別の袋に入れ、お客さんに持ってもらい、自分はピーナッツバターをまた別の袋に入れて持っておきます。指を鳴らすと、ピーナッツバターとジャムの位置が入れ替わります。お客さんの袋からピーナッツバターが出てきて、自分の袋からジャムが出てきます。そこで終わりではありません。一番最初に持ってもらっていた袋の中にあるパンにはピーナッツバターとジャムが塗られているのです!

 

習得時間:30分

 

演技時間:5分

 

非常に優秀なトリックです!全くばれません!そして怪しい素振りを一度もする必要がありません!ここまでクリーンに魔法を起こせる商品は珍しいです!

また、ピーナッツバターとジャムの入れ替わりのインパクトがとても強いので、お客さんから驚きの声が出る事間違いありません。そしてダメ押しのパンの現象。オチもついて、5分程度の発表の機会にピッタリです!

 

袋やジャム、ピーナッツバターは商品についてくるので、自分で買う必要があるのは、パンだけです!パンとこの商品を持って、宴会に繰り出しましょう!とてもコンパクトなのでかさばりません!

 

個人的には著者一番のおすすめ商品です!詳細は上のリンクからご覧ください!演技動画も載っています!

このマジックの種を知らないマジシャンも多いので、マジシャンも騙せます!

 

クリッター・ニッター

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現象:スケッチブックには色んな動物の絵が描かれており、全てのページは3つに切断されていて、各動物は頭、腹、足に分かれています。3つの部分を自由に組み合わせる事で、様々な新しい生物が生まれます。お客さんにそれぞれの部分から1つずつ選んでもらいます。できた生物が、マジシャンの予言の中の生物と一致します。

 

習得時間:10分

 

演技時間:3分

 

非常にコミカルなマジックです!不思議さというよりも面白さ、笑いを提供したい!と考えている人にピッタリです!

 

見せれるお客さんの人数も多く、どれだけ人がいたとしても、見えずらいという事は少ないでしょう。宴会の席でやったら大好評だった!というコメントも寄せられています!

 

ただ、同じお客さんには1回しか見せる事ができないので、その点だけ注意してください。

 

バナナップル

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現象:バナナが書かれたカードとリンゴが書かれたカードの2枚を用います。リンゴが書かれたカードがどっちかお客さんに当ててもらうゲームをするのですが、お客さんは全く当たりません。最後、大ヒントとしてリンゴだけのカードで当ててもらおうとしますが、リンゴがへただけの柄になってしまっています。

 

習得時間:30分

 

演技時間:3分

 

ゲーム性を持たせながら、中にマジックが混ざっているので、マジックを見せる!と言って始めるよりも警戒を解く事ができます。その安心の状態で繰り出される強烈な現象!必ず盛り上がります!

 

リンゴとバナナの入れ替わりから、リンゴの柄の変化という流れは非常に綺麗な構成になっています。ピーナッツバター&ジャムと少し構成は似ていますが、違うアプローチから取り組んでいるので、二つ購入して連続で演じても問題ないでしょう!

 

ディミニッシング・ミルク

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現象:大きなカップにまんたん入っているミルクをより小さなカップに注ぎなおしても、こぼれる事なく、まんたんまで入ってしまいます。さらに小さなカップに入れても、まんたん入ります。ビジュアルにミルクの量が変化しているように見えるマジックです。

 

習得時間:20分

 

演技時間:4分

 

あまり見たことないマジックかもしれませんね!かなり変わったマジックですが、変化する点が予想外なのでしっかりウケます。準備がやや大変な事が欠点ですが、即席の状況ではなく、しっかり発表の機会が与えられている場合などにおすすめです。

 

ミルク以外でも演じる事は可能です。ただグラスに入っているのが分かりやすい液体の方が良いでしょう。

 

コインの貫通

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現象:サインしたコインがコーラの缶の中に貫通してしまいます。

 

習得時間:20分

 

演技時間:1分

 

単発の現象ですが、身近な物を使ってマジックをするので驚きが大きいです!さらに、コインはサインさせる事ができるので、かなり不可能性が高いです。

 

なんといっても手軽に演じられるのが大きいですね。コーラの缶さえ持っていれば良いのでとても便利です。一発芸のような機会に非常に向いています。時間が短い事を気にする方がいらっしゃるのなら、他の商品と組み合わせても良いかもしれませんね!

 

まとめ

いかがだったでしょうか。意図せず、5つ中、4つが食べ物関係の商品になってしまいましたが、いっそ4つ全て購入して食べ物で統一したパフォーマンスなんてのも面白いと思います!そこまでいくと、もうマジシャンと名乗って良いかもしれませんが(笑)

 

最初にも言いましたが、全ての商品が購入すればすぐに即戦力として活躍してくれるものばかりです。是非この機会にマジシャンの領域に足を踏み入れてみてください!

 

あなたも今日からマジシャンです!

ではまた!

 

その他の簡単マジックシリーズは以下の記事からご覧ください!

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簡単マジックシリーズ!YouTubeで紹介されているおすすめマジック5選!

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簡単マジックシリーズ!YouTubeで紹介されているおすすめマジック5選!

マジックの種明かしってYouTubeにいろいろのっているけど、どれが簡単なのか分からない!全部サムネイルに超簡単!とか書いてあるから本当か分からない!という方のために著者厳選のコスパ最強の簡単マジックを5つ紹介したいと思います!

 

数あるマジックの種を解説しているYouTuberの中から「日本一のマジシャンポンチ」さんの動画の中より紹介したいと思います。彼のチャンネルは以下に貼っておきます。

www.youtube.com

 

マジックのタネの内容を知りたい方は正直、ブログの記事で説明するよりもYouTubeで解説されているものを見た方が絶対に分かりやすいと思うので、この簡単マジックシリーズは、全ての動画を見る時間をカットする時間短縮ツールとして使ってもらえればと思います。

 

 

集まる4枚のカード

www.youtube.com

 

現象:お客さんが自由に選んだカードと同じ数字のカードが一瞬で集まります。

 

とても簡単なトリックです。

セルフワーキングと言い、マジシャンが特に技術を使わなくても、自動的にマジックが成功するトリックです。数理的トリックや人間の盲点をつくものである場合がほとんどですが、「集まる4枚のカード」というトリックは非常にバレる心配が薄く、優秀なトリックです。

 

彼の動画を見て、1度試せば、もう友達に見せれるレベルにいきます。コスパ最強のマジックです!

 

予言のマジック

www.youtube.com

 

現象:お客さんが自由に選んだカードを前もって予言する事ができます。

 

予言という響きはとてもマジシャンっぽいですよね。マジシャン気分を一度で良いから味わいたいという方におすすめです!これも「集まる4枚のカード」と同様にセルフワーキングトリックです。技術不要でしっかりウケる優秀なトリックです。

 

また、意外とセルフワーキングトリックはマジシャンも見落としがちな所なので、相手がマジシャンでもバレない可能性は高いです。

 

フォーエースプロダクション

www.youtube.com

 

現象:グチャグチャに混ぜたはずのトランプから4枚のエースだけが表向きに出てきます

 

手順が少しややこしいですが、覚えてしまえば、いつでもどこでも演じる事ができるマジックです。お客さん参加型なので、しっかり楽しませる事ができますね。

こちらもセルフワーキングトリックです。

 

プロマジシャンがレパートリーに入れているパターンも少なくないと思います。

 

カード当て

www.youtube.com

 

現象:お客さんが選んだカードを当てる事ができます。

 

今回紹介するマジックの中で唯一ギミックを用います。

でも大丈夫です。慌てないでください。飛ばさないでください。

トランプを2枚両面テープで貼り合わせるだけです。たったそれだけでかなりクリーンな奇跡を起こす事ができます。

 

プロマジシャンでもこのマジックの種を見抜く事ができる人は少ないでしょう。

しかしとても簡単なのです。ほんの少しだけ練習がいりますが、セルフワーキングトリックでは無いので、頭の良い人にバレるとか警戒心の強い人にバレるといった心配は無用です。著者一番のおすすめです!

 

ギミックの使い方と簡単さ、手順の分かりやすさ全てがバランス良く優秀なトリックです!

 

水と油

www.youtube.com

 

現象:赤いトランプと黒いトランプを交互に混ぜると赤と黒で分離してしまいます。また、分離した束を振ると、また交互に混ざった状態に戻ります。

 

マジックの中の古典中の古典です。古くから研究されてきたマジックであり、多くの方法が開発されてきましたが、今回紹介するのが一番簡単な方法でしょう。また水と油というタイトルもかなり目をひくものですね!

 

少し工夫は必要ですが、技法らしい技法は1つも用いません。他のマジックと少し毛色が違うマジックなので、上の4つのマジックのどれかと続きでやったりすると飽きずにマジックを見てもらう事ができると思います。

 

まとめ

この簡単マジックシリーズの中から1つずつでも習得していくとマジックが結構できるようになっていくと思います。もちろんプロマジシャンになれるわけではありませんが、友達に見せたり、宴会や飲み会などで披露する分には十分なクオリティだと思います!

これを機にもっと知りたい!身につけたい!となった方は「日本一のマジシャンポンチ」さんの動画を他にも見てみると良いと思います!

 

あなたも今日からマジシャンです!

ではまた!

 

簡単マジックシリーズの第一弾のペンを使ったマジックの紹介記事は以下からご覧ください!

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簡単マジックシリーズ!ペンを使ったマジック5選!

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簡単マジックシリーズ!ペンを使ったマジック5選!

今回は、マジックのタネさえ購入すれば、ギミックさえ手に入れば、誰でもできるようになる簡単なペンを使ったマジックの中から、著者おすすめのものを5つ紹介したいと思います!

 

ペンを使ってマジックをするメリットはたくさんあります。まずマジシャンでもない限り、マジックのショーとしてマジックを演じる機会なんてそうそうないですよね。宴会での発表であったり、飲み会や合コンなどで突発的にやる機会を得たりなどというのがほとんどだと思います。

いざマジックをしよう!ってなった時、トランプとか使うのって結構ハードル高いですよね?

「うわ、こいつマジックする気まんまんじゃん、、」

「そういう重いの求めてなかったんだけどな、もっとパッとできるのやってよ。」

などと思われたり、言われたりしたら嫌ですよね。

 

その点、ペンはすごい汎用性が高いです。筆箱に入っていたり、スーツのポケットに入っていたりしても変ではありません。

「なにかあるかなー、あ、ポケットにペン入ってたし、これ使ってマジックします。」

みたいに白々しくまるで何も準備をしていないかのように装う事も可能です。

 

ペンを使ったマジックにも様々な種類のものがあるのですが、その中から難易度やウケやすさ、演じやすさなどを考慮して5つおすすめを選びました!今回は全てマジックショップに売っているものになっています。買えばできるようになるものばかりです。値段もお手頃なので、気に入ったら是非購入してみてください!

 

 

 

 

 マジックミステリーペン

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著者1番のおすすめです!ボールペンがお札を貫通してしまいます。その後、ペンを引き抜いても、お札には穴1つあいていません!

ボールペンの方に仕掛けがあり、そのボールペンをポケットの中に入れておくだけで、マジックができてしまいます!お札はその場で借りる事ができ、マジックが終わった後なら、ボールペンを調べてもらう事も可能です!

 

かなりタネが想像しづらいので、マジックに対して身構えてしまうような年配の方などにもウケやすいです!なんといっても気軽に演じられる強みがありますね!どんな場面でも活躍します!

 

もっと詳細を知りたい場合や購入を検討する際は、上のリンクをクリックしてください。

 

曲がった油性ペン

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強烈なビジュアルでお客さんに驚きを与えます。あの固いペンがグニグニに曲がってしまいます。マジック後手渡しも可能です。このマッキーは日常的に使う分、驚きが大きいですね!

かなり単発の芸になってしまうので、宴会芸向きです!

 

コザックペン

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コザックペンで書いた文字をライターであぶると文字が変化してしまいます!非常にマニアックなのでマジシャンでも知らない方もいらっしゃるかもしれません。

 

適当に書いたように見える文章をライターであぶると素敵な文章が現れる、、

お誕生日や記念日などのサプライズとしてピッタリです!

 

また、お客さんにトランプを引いてもらってそのトランプを当てる際に用いる事も可能です。これを1つ持っているだけでいろいろな事ができるようになります!

「Happy Birthday!」

を浮かびあがらせたい人は是非!

 

カラーチェンジングペン

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ペンが消失したり、移動したり、融合したりと様々な現象を起こす事が可能です。ただかなりシンプルなタネなので、途中からタネに気づく人がいる可能性があります。

 

ただ現象がとても分かりやすいので子供や小学生などに見せると大ウケ間違いなしです!逆に年配の方はじっくり見られる方が多いので、向いてはいないですね。

 

若干準備が必要なので、子供会や地蔵盆などの機会に見せると良いでしょう!

 

 Mチューブ

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非常に変わったマジックです!マッキーペンがマーブルチョコに変化してしまいます!こちらも子供、小学生へのウケは抜群でしょう!マジック後にマーブルチョコをプレゼントすれば大盛り上がりします!

 

購入すればすぐにできます。練習を一切する必要がありません。気軽に1本購入してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今回、紹介したペンのマジックは全て仕掛けがあり、購入すればほぼ練習なしにできるものばかりです。なんの仕掛けもないペンでも確かにマジックはできるのですが、かなりの技術力が必要になるため、練習が欠かせません。

来週披露しないとだめ!急になにかやらされる事になった!という方に本当におすすめです!

 

そして最も大事な事をお教えします。上で紹介した商品を使えば、マジックはできるようになります。しかし演じる時の基本を忘れてはいけません。大丈夫です。全く難しい事はしないのですから、演じる時は

落ち着いて、堂々と演じるようにしましょう。

 

それでも緊張してしまうという方は緊張しない方法について別の記事で解説しているので是非ご覧ください!

 

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これであなたも今日からマジシャンです!

ではまた!

 

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マジックを始めるなら今がチャンス!乗り遅れるな!

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マジックを始めるなら今がチャンス!乗り遅れるな!

以前、これからはAIの時代なので、マジックを始めるべき!という記事を書いたのですが、今回はまた別の観点から今、マジックがアツい理由を述べていきたいと思います!AIの記事について興味ある方は以下の記事をご覧ください!

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芸術の成り立ち

まず、マジックの話に入る前に芸術というのがどのようにして成り立っていくのか述べていきたいと思います。もちろん諸説あると思いますので、あくまで著者一個人の考えとして聞いてください。

結論から言うと、

芸術は機能性に意味が付加されてできる

という事です。

 

具体例として絵で考えてみましょう。

絵というのははるか昔、物を見た通りにそのまま記録するために成立したと考えて良いでしょう。例えば、土器の作り方や形、建物の形など絵として後世に残せると便利なものは山ほどあったはずです。

 

そこから時は流れ、ある天才がこう考えるわけです。

「見た物じゃなくても絵にできるのではないか?」

「想像で絵を書いたり、この世に存在しないものなどを絵にできるのではないか?」

この段階では、現実以外の領域にも手を出してはいますが、まだ特に意味はありません。

 

さらに時は流れ、こう考える人も出てきます。

「絵で自分のこの気持ちを表現できないだろうか?」

「絵であらゆるものを風刺したい」

ここで絵に意味が付加されて、芸術となります。

 

最初はきっと目の前にある物を正確にコピーしたかのような絵を描く人が評価されていたでしょう。しかし、人々が絵に記録以外の価値を見いだした時、絵にどれだけの意味がこもっているのかを評価し始めます。

最初機能性があり、それに意味が追加されるという流れはあらゆる芸術で見られます。

 

文字に意味が追加されて、俳句や詩、川柳、物語などになり、

動く、歩く、走るに意味が追加されて、ダンスとなり、

音に意味が追加されて、音楽となりました。

 

芸術は機能性に意味が付加されてできる

 

この流れを覚えておいてください。

 

マジックという芸術の現在

それでは、マジックの話に移りましょう。

 

上記の話に当てて考えるならば、マジックの機能というのは人を騙す、驚かせるといった事になります。現在までずっと人をどのようにして騙すか、いわゆるマジックのタネについての研究がなされてきました。

 

絵でいうと、どのようにしたら完璧に目の前にある物をそのまま記録できるのかについての研究がなされてきた段階です。この過程であらゆる絵の描き方が編み出され、絵の具に何を用いるか、キャンバスは何を用いるかなどあらゆる観点から洗練されてきました。

 

そしてそんなマジックの研究も一段落つき、現在、人を騙すという機能に意味が追加されようとしています。具体的には2015年のマジックの世界大会であるFISMで大きくマジックの流れが変わりました。FISMについての記事は以下をご参考ください!

 

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具体的にどのような芸術性を帯び始めているのかはかなり長くなってしますので別の記事で取り上げますが、

現在がマジックという芸術の黎明期である

という事は間違いないでしょう。

 

参考までにこのマジックを芸術として昇華させた分かりやすい例としてFISM2015年大会のジェネラル部門1位であるKim Young Min氏の動画を貼っておきます。是非ご覧ください。棒が消える、出てくる、リングが出てくる、文字に起こすとそれだけですが、彼は他の要素を足していく事で見事に芸術に昇華させています。

また、彼を徹底分析した記事もありますので是非!

 

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今マジックを始めるべき理由

現在、マジックが芸術になろうとしている過渡期であり、マジックという芸術の黎明期であるという事はお分かり頂けたと思います。

 

つまり、マジックという芸術は未開拓の宝の山のようなものなのです。少し他の人とは変わった事をするだけで芸術として評価されると思います。このゴールドラッシュのような時代はすぐに終わりをむかえてしまうでしょう。今こそがチャンスなのです!

 

また、マジックが芸術であるという認識もまだ広がっていません。マジック業界の流れが変わったのは2015年だからです。まだマジシャンの多くもアップデートできていません。しかし、だからこそ今なのです。広がってしまってからでは、ライバルが大量にいる事になります。時代の一歩先を進む事が大切なのです。

 

マジックを始めるなら今がチャンス!乗り遅れるな!

 

 

みなさんも是非一緒に宝を探しにいきませんか?

ではまた!

 

 

色々面白いマジックが見たい!という方は、おすすめマジシャンをまとめた記事があるので是非参考にしてください!

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マジックの世界大会1位!徹底分析!

                                     

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マジックの世界大会1位!徹底分析!

以前、マジックのコンテストの審査基準とおすすめマジシャンのランキング記事を書いたのですが、審査基準とその審査結果だけしかお伝えしてないので、今回は実際具体的にマジシャンをどのように分析して、どのように審査するのかを述べたいと思います。マジックのオリンピックFISM2015年大会ジェネラル部門1位であるKim Yonug Min氏をサンプルとして分析したいと思います。

 

以前の記事を見たい方はこちら↓

 

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また、今回取り上げている世界大会であるFISMの詳細についても知りたい!という方は以下の記事をご参考ください!

 

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紹介

Kim Young Min氏は前述の通り、世界大会1位にまでのぼりつめたわけですが、世界大会であるFISMのアジア予選のFISM Asiaでは彼は1位ではないのです。そこから約1年、大きな進化を遂げて、世界大会でタイトルを獲っていきました。彼はどうして勝てたのか。徹底的に分析していきたいと思います!

 

彼の演技映像は以下に貼っておきます!必ず見てから次に進んでください!

 

www.youtube.com

 

審査項目ごとの配点と徹底分析

詳しい分析に移る前に、審査項目と配点をおさらいし、実際にKim Young Min氏の点数について述べていきたいと思います!それぞれの項目は0.5点刻みでつけていきます。

 

テクニカルスキル(技術点) 30点

使用している道具の扱いや技術をきちんと身につけているか? 6点

演技はマジシャンの技術の範囲内で行われていたか? 6点

難しい技術は入っているか?またその技術を扱う時の手つきはどうであったか? 6点

ミスディレクションを上手く用いているか? 4点

タネが見えていないか? 4点

マジシャンの起こす現象はお客さんを騙せていたか? 4点

 

上二つの項目に関しては、ここまでのレベルになると、ほぼ満点の人がほとんどです。6点ずつで問題ないと思います。

 

難しい技術についてですが、これは入っていません。もしかしたら気づいたかもしれませんが、ほとんど技術を必要とするマジックを行っていません。しかし、最初の棒を使ったパートにおいて少し技術を使用しています。

2.5点

 

これも専門家でないと分からないかもしれませんが、ミスディレクションは用いていません。ミスディレクションを用いたマジックというのは、「いつの間に!」「気づかなかった!」などの感想が出てくる現象の事です。彼のマジックは全て直接的なものなので、ここの項目は低くなります。

1点

 

タネが見えていないか。これは見えていたら上位にそもそも入れません。全く見えていませんね。

4点

 

十分騙せていたと言えるでしょう。しかし彼の演技は世界観などを重視したマジックであり、不思議な現象!という感じではありません。

3点

 

これらの点数を合計すると、22.5点となります。

ショーマンシップ(演出、表現力) 25点

マジックは直接的で論理的であり、理解しやすいものであったか? 5点

マジシャンのキャラクターはマジックに沿うものであったか?また、演技中一貫していたか? 4点

マジシャンの動きやは自信にあふれ、適切なものであったか? 4点

マジシャンの動きがマジシャンの演技をより良くするものであったか? 4点

衣装や舞台のセット、使う物のディスプレイなどはどうであったか? 4点

音楽や照明と合っていたか? 4点

 

マジックはとても理解しやすいものでしたね。どういう事?となったシーンは1つもないと思います。

4.5点

 

彼のキャラクターは神ですね。万物創造のマジックにふさわしく、ゆっくり重々しく、1つの花に触れるのにも優しく触れる彼の動きは完璧だったと言えるでしょう。例えばここで、神らしくないポップな動きなどをしていたら減点の対象になったでしょう。

4点

 

これはマジシャンのキャラクター上、仕方ありませんが、自信なさげに悲しそうにするシーンがあります。これはもちろんキャラクターの感情や動きを見れば、正しいものなのですが、自信のない表情というのは、お客さんを不安にさせる要因になりえます。そのためやや減点が入ります。

2.5点

 

この項目は文句なく満点ですね。彼の祈るような動き、砂に座り花を見つめる動き、リングを天にかかげる動きどれを取っても、彼の演技に完全に合っており、彼の演技が良い理由になっています。

4点

 

衣装もマジシャンがよく着るような燕尾服やジャケットを用いず、舞台セットも砂に咲く枯れかけの花と状況をイメージしやすいものを用いています。

3.5点

 

音楽や照明との合わせ方も素晴らしいですね。後半にかけて盛り上がる曲、リングが砂とともに消えていくシーンは圧巻でした。また神秘的な空気感を作り出してくれているのも曲のおかげである部分は大きいです。これも満点でしょう。

4点

 

合計22.5点と驚異的なスコアです!彼が得点を稼いでいる項目はここだったんですね!

 

 

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オリジナリティー(独創性) 20点

新しい現象や手法、表現はあったか? 4点 

革新的なものであったか? 4点

キャラクターは新しいものであったか? 4点

きちんとした根拠のもと珍しい現象をしているか? 4点

一見普通の現象が、ある方法によって画期的なものになっているか? 4点

 

砂が空中で途切れる現象、リングが砂になる現象は新しいものです。しかし、棒のパートや花のパートなど既存のものも大きく含まれています。

3点

 

砂を用いるという点は非常に革新的であると言えます!しかしこの項目で満点が与えられることはないでしょう。革新的のハードルは非常に高いのです。

3点

 

神というキャラクターはマジック史上誰も行ったことはありません。文句なく満点です。

4点

 

この項目はやや怪しいですね。万物創造という観点からいくならば、棒や花、リングを出していくのは問題ないのかもしれません。ただ、初見でこのマジックを万物創造、万物の操作のマジックだと分かる人が何人いるのでしょうか。

3点

 

これは棒のパートで特に言う事ができます。昔から棒が出たり、消えたりというマジックは存在したのですが、これに砂という要素を加える事で、神秘的な現象に仕上げています。

3点

 

合計で16点です。

 

 

アーティスティックインプレッション(構成) 10点

芸術的なパフォーマンスであったか? 2点

演技はなにかしらの感情を引き起こすものであったか? 2点  

現象はキャラクターにあったものであったか? 1点 

最初および最後のインパクトは強いものであったか? 1点

最初から最後までスムーズに引っかかることなくお客さんは見る事ができるか? 1点

納得のいく終わりに向けて演技は構成されているか? 1点

テーマを表現するのに使う物は適切か? 2点

 

これを芸術と呼ばずしてなんと言うでしょうか。

2点

 

非常に神聖な、凍てつくような気持ちにさせてくれますね。かすかな興奮まじりの神秘さに酔いしれます。

1.5点

 

現象とキャラクターは非常に密接にからみあっているので、文句なくあっていると言えるでしょう。

1点

 

最後のインパクトは非常にありますね。砂を投げ上げ終わるあのポーズはとてもかっこいいものです。ただ最初のインパクトはやや薄いと言えます。

0.5点

 

最初から最後まで引っかかることなくというのは厳しいかもしれません。なんで棒を使うんだろう。なんでリングでてきたんだろうと思う方もいらっしゃるかもしれません。

0.5点

 

この万物創造の演技の納得いく終わりというのは世界創造ではないでしょうか。砂を投げ上げて終わるというのは、納得という観点からいくと納得感は薄いですね。

0.5点

 

砂を用いた時点でこの項目は満点をつけざるおえないでしょう。適切であると言う事ができるでしょう。

2点

 

合計8点ですね。

 

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エンターテインメントバリュー(楽しさ、盛り上がり) 10点

演技は見ていて、楽しいものであるか? 2点 

お客さんの反応は良いか? 2点

マジックの現象は理解しやすいものか? 2点

テレビ番組に向いているか? 2点

何度も見たいという意欲にかられるか? 2点

 

神秘的ではありますが、楽しいという感情を想起はさせないですね。

0.5点

 

終わった後の歓声から察するにかなりお客さんの反応は良いと言えるでしょう。

2点

 

マジックの現象で理解できないというものは存在しないのでここは満点でしょう。ここの項目はやや他の項目と被っていますね。

2点

 

演技終了後に砂がばらまかれるこの演技は非常にテレビに向いてないと言えるでしょう。また、気軽に演じる事もできないので、ショーにも向いていません。コンテストに特化した演技ですね。

0.5点

 

著者自身はまってしまい、何度も繰り返し見てしまいました。ここはかなり主観が入る項目ですね。

2点

 

合計7点です。

 

 

マジカルアトモスフェア(雰囲気、魔法感) 5点

現象を起こすにあたって、怪しい動きなどは無かったか? 3点

演技は魔法感や幻想感を伴っているか? 2点

 

後ろから持ってきた手や花びらを出している時の手などやや怪しい点はいくつか存在します。

2点

 

魔法感、幻想感の塊と言えるでしょう!

2点

 

合計4点です。

 

 

まとめ

全部合計すると80点になります!非常に高いですね!

その結果、世界大会のタイトルを獲るわけです。これは別のエンターテインメントでも共通する事ですが、もちろん新しいアイデアや表現なども大事ですが、

コンテストに勝つには結局、完成度が一番大事。

 

部分、部分に目がいきがちですが、結局は全体の完成度ですね。

 

ただ、マジックのコンテストの審査は主観で決まりがちです。ここの問題はかなり難しいので、また別の記事で取り上げたいと思います!

暇な時にマジシャンの審査をしてみても楽しいと思います!ではまた!

 

 

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マジック必見!おすすめ面白いマジシャン20選!(ステージマジック編)

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マジック必見!おすすめ面白いマジシャン20選!(ステージマジック編)

 今回は凄いマジックを見たい!不思議なマジックを見たい!という方のために著者おすすめのステージマジシャンをランキング形式で紹介していきたいと思います。マジックって見てはみたいけどいまいち情報が入ってこないからあんまり見る機会無いですよね。是非この記事を参考に不思議な世界に存分に浸ってください!ステージマジックとかそのへんの分類について詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてください!

 

watanukix.hatenablog.com

 

今回、得点をつけるにあたって、100点満点とし、盛り上がり25点、上手さ25点、独創性25点、不思議さ25点として計算しました。本来、マジックのコンテストなどでの審査はもっと細かい基準があるのですが、それはまた別の記事を参考にしてください。

 

watanukix.hatenablog.com

今回は少しこの記事より簡略化してお送りします。

 

そして少し注意点があります。ステージマジックは音楽という芸術とともに発展してきたパフォーマンスです。なので必ず音はつけてお楽しみください。イヤホンを使ってマジシャンの世界観にしっかり浸るのをおすすめします。

また、実際の大会やコンテストでの成績と順位が違ってくることもありますが、この記事はあくまでマジックに見慣れていない、マジックマニアではない方に向けた記事ですので、そのあたりは主観でやや点数を変更させています。

後この記事にちょくちょく出てくるFISMという大会については、別の記事でかなり詳しく解説しているので参考にしてください!

www.magicianwatanuki.com

 

 

1位 Yu Ho Jin 86点

www.youtube.com

 

マジックのオリンピックFISMの2012年大会のグランプリです!カードを美しく操る手先、洗練された動き、圧倒的魔法感、全てにおいてずばぬけていると言っても過言ではないでしょう。また一般的にカードを操る技術というのはマジックの中でもかなり難しい部類に入り、カードマジックをここまで高いレベルで完成させているのは2019年の今でも彼を除いていないでしょう。また彼が認められているのにはもう1つ大きな理由があります。感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、いわゆるマジックという雰囲気ではないですよね。このしっとりした雰囲気、神秘的な世界観、こういった中でマジックを行った先駆者でもあります。さらに1曲目はジブリのもののけ姫です。日本人にとってとても馴染みのある曲なので親近感が湧きますね!

2位 Han Seol Hui 84点

www.youtube.com

 

前述のFISMの2009年大会のテクニック部門の1位です!とても我々に親しみ深いCDを用いてマジックを行った先駆者です!リズミカルな動き、テンションの上がる曲、最後のラッシュのように繰り出される現象の数々。盛り上がりという点では確実にNO.1でしょう。激しいパートの中に静かなパートが挟まる事で緩急もつき、飽きる事なく最後まで見る事ができます。

3位 An Halim 83点

www.youtube.com

 

Fism2018年大会のテクニック部門の1位です!1位のYu Ho Jinとはとても対照的ですよね。マジックのタネなど大きく超越した彼の技術にただただ圧倒されてしまいます。2位のHan Seol Huiを好きな人におすすめです。彼の素敵な笑顔とともに心躍る事、間違いないでしょう。彼も激しいパートの中に静かなパートを織り交ぜ、見事な緩急を演出しています。

4位 Hector Mancha 81点

www.youtube.com

 

FISM2015年大会のグランプリです!前半パートの本当にどこからお札が出てきたのか分からない圧倒的不思議さ。そして後半の盛り上がり。本当に素晴らしいです。彼の乞食という分かりやすいキャラクターとともに、最後は欲をかいたためにお金を失うというストーリーもとても共感できます。自分の容姿とマジックのキャラクターをここまで合わせられるのは中々ありません。この演技はHector Manchaがやってこそと言えるでしょう。

5位 Kim Young Min 80点

www.youtube.com

 

FISM2015年大会のジェネラル部門の1位です!神ですね。キリストですね。本当に神にしか見えません。万物の創造をテーマにしたマジックは彼唯一のものです。砂が空中で落ちるのが途切れる現象は不思議すぎて声も出ないです。そして最後のフィニッシュポーズのかっこよさ、曲とのマッチの仕方、素晴らしいの一言ですね。欠点は片付けが面倒な事ぐらいです。

6位 Michael Szaniel 77点

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

彼のマジックをいわゆるマジックと捉えて見てしまうと、違和感に戸惑ってしまうかもしれません。マジックをパフォーマンスの一部に取り入れたコメディー、エンターテインメントだと思うと受け入れやすいと思います。彼の独特なキャラクター、マジックの現象が入るタイミング、それらを含めた圧倒的完成度の高さ、本当に素晴らしいですね。何回でも見れてしまいます。

7位 藤山大樹 76点

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FISM2015年大会ジェネラル部門5位です!今回のランキングでは、日本人の中では最高順位となりました!彼のマジックは手妻という日本伝統の奇術を踏襲しつつ、近代マジックの手法や不思議さを取り入れた新しいマジックです。タイトルを「七変化」と名付け、日本中で公演を行っています。もし実際に見てみたい!と思った方は、彼の名前で検索して頂ければ、SNS等のアカウント出てくると思うので、そちらも是非ご確認ください!

8位 Ji Hye Jun 75点

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きました!鳩を使ったマジックです!本当にナチュラルに鳩がどんどん出てきますね!鳩を使ったマジシャンというのは、ややクラシックになってしまいがちなのですが、彼は光やカードなどを用いて上手く近代的にまとめています。また、最初と最後のポーズが同じなのも印象的ですね!

9位 Kim Sang Soon 74点

www.youtube.com

 

FISM2018年大会ジェネラル部門の4位です!靴を用いたマジックは彼にしかできない極めてオリジナリティーの高い演技です!また、マジシャンが用いる物って普段日常生活で使わない物が多いと思うのですが、我々に非常に馴染みが深い靴を用いているというのも驚きが大きい原因になりますね!靴の色が一瞬で変わるのは不思議すぎます!

10位 Wang Yang Yi 73点

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彼も鳩を用いたマジシャンです!Ji Hye Junと違い、とてもノリが良く、見ていてテンションの上がる演技ですね!彼のキャラクターはストリートパフォーマーといったところでしょうか。iPhoneなどを用いる若くポップな演技は、若い年齢層にとてもよく響きます。そしてなんと言ってもエンディングですね!声を上げる事間違いないでしょう。

11位 Xavier Mortimer 71点

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

彼のパフォーマンスはマジックの域を超えた総合エンターテインメントです!ジャグリングにパントマイム、マジック、コメディーあらゆる要素が詰まった複合芸術にきっとあなたも心を奪われることでしょう。

12位 Hun Lee 70点

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FISM2015ジェネラル部門の3位です!もうこれは発想の勝利でしょう!こんなのをやられたら盛り上がるしかありません。終始テンポの良い曲もちょっと癖になってしまいますね。熱烈なファンを生むとても個性的なマジシャンです!

12位 Han Man Ho 70点

v.youku.com

 

赤い眼鏡が特徴的な素敵なマジシャンです!FISM2018ジェネラル部門3位です!ショッピングがテーマのかなり身近なマジックですが、マジックの現象の不思議さが圧倒的です。現象の不思議さだけなら、今回のランキングの中でも3本の指に入ります!眼鏡と雑誌のパートは、マジックが起こる意味が分かりやすく、非常に共感できてしまいますね。

14位 Stuart MacDonald 69点

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彼が不気味な部屋に入ってくるところから物語は始まります。まるで映画のワンシーンを見ているかのような彼の世界観にどんどん惹き込まれていきます。また、鏡をマジックに用いるアイデアも非常に面白いですね!エンディングもとてもロマンあふれるもので、見ていてとても気持ちの良いマジックです!

15位 Po Cheng Lai 68点

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扇子を使ったマジシャンの中で一番有名です!彼に憧れて扇子を用いたマジックを始める人が増えたほどです。今なお人気を誇るその秘密は圧倒的なかっこよさにあります。スタイリッシュな動き、決めポーズ、扇子のインパクト、盛り上がる曲、全てがマッチしており、自然と手拍子が起こる後半パートは圧巻です!日本人、それも特に年配の方にウケるマジックスタイルです!

16位 加藤陽 66点

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FISM2009のテクニック部門の1位です!彼はこの時、東京大学院生です。若くして最高の知能と最高の指先を兼ね備えた天才マジシャンを是非お楽しみください!指先についているのはシンブルと言われるマジック道具であり、この時、世界的にシンブルというマジック道具は珍しく、非常に評価される原因となりました。彼のパフォーマンスから好青年である事が伝わってきますね!

17位 岩根佑樹 65点

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FISM2018のテクニック部門3位です!この時彼は18歳であり、高校生にしてマジックのオリンピックの壇上に上った天才マジシャンです!非常に神秘的なマジックになっており、テーマは月です。玉とカードのこのマジックは、月がのぼっていく姿、月の満ち欠け、煙による雲の表現などあらゆる角度から日本人に馴染み深い月を表現しています。彼の美しく、はかないマジックを是非お楽しみください。

 

18位 Lukas Lee 64点

www.youtube.com

 

FISM2012およびFISM2015のテクニック部門2位です!彼の与えた影響力は計りしれません。静かな曲でゆっくり動き、マジックの現象1つ1つを大切にする彼のマジックスタイルは2012年あたりから一世を風靡しました。バラの散りゆく姿を玉とカードで表現したこの演技は多くの人の記憶に残ります。マジックを普段見ない人からすると少し見るのがしんどいかもしれませんが、もし最後まで見たならば、必ず感動が訪れる事は間違いないでしょう。

19位 Soma 61点 

www.youtube.com

 

FISM2009のステージグランプリです!非常に分かりやすいキャラクターですね!また、時々見せるお茶目な姿がとてもかわいいです!携帯を使ったマジックも珍しく、その中にきちんと物語があるので、見ていて飽きないですし、電話をかけるシーンのかけあいは何度見ても面白いです!誰にでも自信を持っておすすめできるマジシャンですね!

20位 Nestor Hato 60点

www.youtube.com

 

FISM2018のテクニック部門2位です!なんといっても盛り上がります!煙や火花、クラッカーなどエンターテインメント要素が高いので、マジックってこんなに楽しいんだ!という気持ちにさせてくれる事でしょう!ラストは必見!

 

 まとめ

いかがだったでしょうか。もしかしたら点数低くない?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、FISMの審査で70点というのはとんでもなく高い点数であり、60点でも十分上位であると言えます。今度はクロースアップマジック編も出そうと思っているので、マジック見るのにはまった!という方は是非またそちらの記事もご覧ください!

ではまた!

 

 

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マジシャンが語る!緊張しない方法!

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 マジシャンが語る!緊張しない方法!

今回は重要な場面の時に緊張しないようにする方法についてお話ししたいと思います!みなさんも会社のプレゼンであったり、大勢の前でスピーチや芸をやらされたりなどという経験が何度もあると思います。その度に何度も恥をかいてきた、、、そんな方のために緊張のメカニズムと緩和方法についてお教えしたいと思います!

 

 

 

緊張のメカニズム

 緊張のメカニズムと偉そうなタイトルをつけましたが、別に医学的な、生物学的なメカニズムを解説するわけではありません。というかそんな専門的な事は知らないですし、解明されているかも知らないのですが、今回はマジシャンとして日々、お客さんの前に立ち、毎日緊張し続けてきた僕の膨大な経験から導きだせる1つの結論をお教えしたいと思います。

 

良い緊張と悪い緊張

 緊張について誤解している人、いつまでたっても緊張し続ける人はこの事が分かっていない人がほとんどです。緊張には2種類の緊張があるのです。

 

「良い緊張」と「悪い緊張」です。

 

それぞれお話ししましょう。まず良い緊張とは、本番前にしっかり練習をし、万全の状態で臨んでなお、失敗するかもしれない、ウケないかもしれないといったネガティブな気持ちに襲われる事を指します。

これは別にパフォーマンスに限った事ではありません。会社のプレゼンであったり、式の挨拶などでも言える事です。

 

続いて悪い緊張とは、特にしっかりと準備をせぬまま本番を向かえ、緊張してしまう事を指します。

 

良い緊張の場合、完璧だと思ったはずのセリフが抜けてしまったり、頭が真っ白になったりといった症状があらわれます。対照的に悪い緊張の場合、なんとなくぬるぬると場は流れ、もしかしたら失敗している事にすら気づかぬまま終わってしまうかもしれません。ここが大きなトラップになります。

 

「俺、練習しなくてもなんとなくいけるんだよねー」

「雰囲気で頑張れば大丈夫じゃない?」

などと思っていたり、普段から言ったりしている人は要注意です。

 

断言できる事は

「悪い緊張を繰り返し続けても本番に強くなる事は決してありません。」 

 

緊張から強くなるには、本番に強くなるには、ひたすらに良い緊張をし続けるしかありません。良い緊張をし続ける事のみが本番に強くなる唯一の方法なのです。

 

「俺、練習しなくてもなんとなくいけるんだよねー」

「雰囲気で頑張れば大丈夫じゃない?」

と言いながら、本当に本番に強い人もいます。それは良い緊張を昔、ずっとし続けていたのを忘れているか、恰好をつけて言っていないかどっちかです。何度も言いますが、本番に強くなるには

「良い緊張をし続けなければなりません。」

 

まずはこれを覚えておいてください。

 

緊張の投資

 上の話を読んでこう思った方もいらっしゃるかもしれません。

 

「いや練習してるよ!努力してるよ!」

「そういう事を聞きたいんじゃない!」

 

ちょっと待ってください。「いや練習してるよ!努力してるよ!」と思った方は大丈夫です。なぜならそういった人たちは「緊張の投資」が足りていないだけだからです。

 

「緊張の投資」とは、何回良い緊張をしたかという事です。

仮に本番の度に良い緊張をしているならば、本番の度に緊張に強くなっていっている事になります。これ自体はよく言う事ですが、文字通り捉えてしまうと、緊張に強くなるのに時間がかかってしまうでしょう。

 

大事なのは、自分が良い緊張をすれば良いという事です。自分が本番だと思いこめれば良いのです。

仮に10日後に大きなプレゼンの機会があるならば、良い緊張をするために毎日、そのプレゼンの練習をまずしなければなりません。そして緊張の投資を行うために、例えば、3日後、6日後、9日後に家族や友人達の時間をわざわざ取ってもらってみんなの前でプレゼンをそのまま行うのです。このわざわざ時間を取ってもらう事がとても大事です。軽い気持ちでやっては意味がありません。貴重な時間を使ってもらう事だけで自分がしっかり緊張できるなら問題ありません。もし、それだけでは本番だと感じる事ができないのならば、もっと負荷をかけなければなりません。

こうした場合、10日後のプレゼンの際、普段の4倍の良い緊張の経験をつめた事になります。

 

大事なのは、

「自分が本番だと思える経験を積み続ける事です。」

 

例では3日置きなどでしたが、僕は初めて人前でやるマジックを披露する時は、それこそ毎日、数時間置きに本番の経験をしていました。超速で本番の経験を積み続ける事でたった一回の本当の本番に対してでも完成度の高いスピーチやパフォーマンスなどをする事ができます。

 

 

先程、「そういう事を聞きたいんじゃない!」と思った方は残念ながら、悪い緊張をし続けていた人か、良い緊張をした事はあるが、無意識的に行ったものなので習慣化していない人かでしょう。緊張しなくなる魔法の薬も、魔法の呪文も存在しません。徹底的な反復による良い緊張と緊張の投資、これだけです。

 

本番直前にするべき事とは?

 本番直前のマインドコントロールは本当に人によりますが、基本的に直前まで練習し続けるので問題ありません。緊張の投資はぎりぎりまでやっておいて損はありません。ただ、気をつけてもらいたいのは、本番のコンディションです。ぎりぎりまで練習して、本番フラフラだったら意味がありません。どこまで練習すれば、緊張の投資と体調のバランスが最大値になるのか見極めましょう。

 

本当に本番1時間前や30分前などの時間の過ごし方は人により様々です。寝る人、自分の作ったメモを見続けている人、全く関係の無い事をあえてする人、おしゃべりする人。正解などありません。しかし、どのルーティンだと本番に一番力を発揮できるのかを模索し続ける意識は持たなければいけません。

 

大事なのは

「模索しない人に自分に合った過ごし方など分からない。」

という事です。これもしっかり意識的にやらないと意味がありません。無意識な人は調子が良い時は問題ないですが、スランプに陥った時、何が原因か分かりません。さらに、無意識な人はなぜ今、自分が上手くいっているか分かっていないので、自分で勝手に色々変更してしまい、自滅しがちです。

 

これは、緊張に限った話ではないですが、自己分析をきちんとしなければなりません。

 

まとめ

まとめると、緊張しなくなる魔法の呪文は無いわけです。

結局、安定した本番を支えているのは積み重ねてきた練習と、緊張の投資そして冷静な自身への分析だけです。簡単なようでこれらを意識的にできている人はほとんどいません。この記事がみなさんに少しでも役に立っていれば嬉しく思います!

ではまた!

 

 

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マジック界の世界大会!オリンピック!FISMとは!?

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 マジックの世界大会!オリンピック!FISMとは!?

今回は以前の記事でも度々登場しているマジックの世界大会であり、オリンピックFISMについてです!

そもそもFISMとは、世界各国の団体が加盟する、マジックにおける世界最大規模の連合体の事であり、現在では3年に1度開催されるマジックのオリンピックの事も指して用いられています。期間としては約1週間程であり、朝8時から深夜11時に至るまで昼夜ずっと会場のどこかでマジックが行われています。著者自身も行った事があるのですが、世界中にこんなにマジシャンがいるのかと思う程多くのマジシャンが集まり、出場者としても約150組ほど集まります。非常に熱気を帯びたとても楽しい経験でした!

 

fism.org

 

またこのFISMには予選というのも存在し、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、北米、オセアニアの各大陸において予選が実施され、さらにその予選に出場するために国内予選も行われます。またその国内予選に出場するのにも推薦や審査などを必要とします。たくさんのハードルを超えて集まった150組なわけですね。

 

 

 

部門別表彰

陸上の短距離走にも100メートル走や200メートル走、110メートルハードルなど色々な部門が存在するようにマジックにもたくさんの部門が存在します。しかし、陸上などとは違って、重複して登録する事はできません。大きく分けてステージマジック部門とクロースアップマジック部門とに分けられますが、これらの分類については別の記事で解説しています。そちらをご参考ください。

 

www.magicianwatanuki.com

 

  • ステージマジック部門

ステージマジック部門の中でもさらに部門分けされており、各部門の1位の中からステージマジックグランプリが選出されます。

 

・マニピュレーション(テクニック)部門

 この部門はステージマジックの中でもテクニック、技術に主眼を置いたマジックの部門です。マジックの現象を再現するにあたり、自身の指先、手先の力で物を操る事で成り立たせるものを言います。自身の手で操作するため、操る物はボールやカード、棒など小さいものになってしまいますが、高度な技術と洗練された動きを要求される部門になっています。マジックの現象自体に主眼を置くため、テーマやコンセプトなど無い事が多いですが、最近では次に紹介するジェネラル部門との境界が曖昧になってきており、テーマを持つテクニック部門のマジシャンも出てきています。具体例として、FISM2012のステージマジックグランプリに輝いたYu Ho Jinを載せておきます。

 

www.youtube.com

 

・ジェネラル部門

 この部門は自身の技術ももちろん用いますが、装置やギミックの力を利用して、マジックの現象を成り立たせるものを言います。一応こういうことにはなっていますが、最近の主流としては、マジックにキャラクターがある演技やストーリーがある演技などをテクニック部門ではなく、ジェネラル部門に配置している事が多いです。マジックの現象のみを伝えるのがテクニック部門、マジックを利用してもっと広いテーマや世界観、コンセプトを伝えるのがジェネラル部門という事です。テーマやコンセプトがあるマジックというのも想像しづらいと思うので、FISM2015ジェネラル部門の1位の演技を載せておきます。

 

www.youtube.com

 

・コメディマジック部門

 この部門は方向性としてはジェネラル部門に近いですが、マジックを用いてキャラクターの面白さや滑稽さなどを伝える事でお客さんに笑いをもたらすようなマジックの部門になります。コントにマジックが融合されていると考えた方が分かりやすいかもしれません。

 

・イリュージョン部門

 この部門は非常に分かりやすいですね。大きな装置を用いて、人体交換や人体切断、浮遊などの現象を起こすマジックですね。やや似た現象に偏ってきているのが欠点ではありますが非常にインパクトのあるマジックを起こせます。また以下に、著者おすすめのイリュージョンマジックのマジシャンを載せておきます。

 

www.youtube.com

 

・メンタルマジック部門

 この部門はお客さんの心を読む、考えを当てるなどの現象にいかに素敵な演出や表現をのせるか、どんな思いをこめるかなどが重要になってきます。マジックのスタイルとしては、以前日本で流行ったDaiGoのメンタリズムを想像してもらえれば分かりやすいと思います。なぜステージマジック?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、表現の仕方次第では1万人相手にでもマジックを伝える事ができる数少ないジャンルだからだと思います。テレビで見る時はもちろん近い距離で行っていますが、FISMではステージマジックに分類されています。

 

ステージマジック部門のマジックは以上です。続いてクロースアップマジック部門にいきましょう。

 

・クロースアップマジック部門

クロースアップマジック部門にもグランプリが存在します。それではそれぞれの部門を見ていきましょう。

 

・カードマジック部門

クロースアップマジックを構成する上で外せないのがトランプです。マジシャンと言えば、トランプを一番に想像するという方も多いと思います。そのため、トランプを用いたマジックだけの1位を決める部門ができました。FISM2015のカードマジック部門1位の演技を是非ご覧ください。

 

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・マイクロマジック部門

 この部門はいわゆるクロースアップマジックの距離で行うマジックのうち、トランプ以外の物も用いるマジックになります。例えば、コインやタバコ、輪ゴムなどです。その名の通りマイクロな小さい物を用いる部門ですね。参考として、FISM2018のクロースアップマジックグランプリの演技映像を是非ご覧ください。

 

www.youtube.com

 

彼についてはまた別の記事にまとめていますので是非そちらもご覧ください。

 

www.magicianwatanuki.com

 

・パーラーマジック部門

 パーラーマジック部門とは、カードマジック部門やマイクロマジック部門などよりも遠い距離で行うマジックの事です。ただ、ステージマジックほど遠くはありません。クロースアップマジックとステージマジックの間のような感じで想像すると分かりやすいかもしれません。正直このあたりも境界線があやふやになっているところではあります。参考までにFISM2015クロースアップグランプリの映像をご覧ください。イメージが掴みやすいと思います。

 

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部門(捕捉)

・インベンション部門

 上記の部門の他にもインベンション部門もあります。直訳すると発明部門になりますが、これについては他の部門と重複して出場する事になります。インベンション部門用に新しく出場するわけではなく、そもそも出場している部門での演技をインベンション部門としても評価する事もできるという事です。これは例えばとても新しいギミックであったり、キャラクターであったり、現象であったりが多く入れられており、マジック界にとってとても発明的であるとされた者が評価されます。特別賞のようなものと考えて問題ないです。インベンション部門での受賞を目指してマジックをしている人は一人もいません。

 

・オリジナルアワード

 FISMの評価基準の中にオリジナリティーという項目があるのですが、そのオリジナリティーの項目の点数が最も高かった者、すなわち最も個性のあったマジシャンに贈られる賞です。FISMの上位ランカーはほとんどマジックの現象や表現などがオリジナルになってくるわけですが、その中で選ばれるという事は、とても栄誉ある賞であり、世界中からオファーがくるようになります。FISMの審査項目について詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてください!

 

www.magicianwatanuki.com

 

テレビ放映はされないの?

 現在はテレビ放映されていませんね。テレビでやってくれたら見るのにという方も多いでしょう。2006年のFISMまではNHKで放映されていましたが、2009年以降放映されていません。また、FISMの2015年大会はイタリアで行われ、テレビ局がスポンサーだったため、イタリアのテレビで放映されたのですが、この時テレビ側の対応があまりにひどかったため、出場者の多くが困惑し、ベストなパフォーマンスをできなかったと伝えられています。その被害の大きさを象徴する1つの事件があります。ホアンマヨラールというFISM2015年大会のジェネラル部門1位候補と呼ばれていたマジシャンが多くのマジシャンの悲痛な叫びを代弁し、自身の演技中に抗議のプレゼンを始めたのです。そんな彼のプレゼンが終わった後には、大会最高の、最長のスタンディングオベーションがなされました。そんな彼の勇気ある行動は動画に残っています。

 

www.youtube.com

 

こういった所からマジックの課題点が見えてきますね。マジックという芸術をタネを見破る競技だと考えている人も少なくないはずです。テレビに動画が残ってしまうとタネが見破られる可能性も高くなるわけですから、こういったFISMのような最先端のマジックは世に送り出されないまま終わってしまう事になりがちです。マジックの本質とも関わるこの問題はまた別の記事で述べようと思います。

 

まとめ

マジックのオリンピックFISMいかがだったでしょうか。ほとんど知らない世界だったと思います。おそらく今後、日本でFISMのテレビ放映がされる事もないでしょう。なので次回はカナダのケベックであるFISM現地に向かうか、国内のマジックイベントに目を向けてみてはいかがでしょうか。マジックイベントの情報を知りたい!という方は以下の記事を参考にしてください!ではまた!

 

www.magicianwatanuki.com

 

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 映画「冴えない彼女の育て方 fine」感想

 

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映画「冴えない彼女の育て方 fine」感想

映画「冴えない彼女の育て方 fine」を見てきました!一言で言うと神映画でした。一期と二期のアニメを見るか原作を読んでないとなんのこっちゃという感じはありますが、見てたらクライマックスは感動で涙してしまいます。ではネタバレありですが、感想を述べていきたいと思います!まだ見てないという方は是非下のPVを見てなんとなく映画の雰囲気を感じ取っていってください!

 

www.youtube.com

 

あらすじ

今回の映画は主人公の安芸倫也率いるサークルBlessing softwareの「冴えない彼女の育て方」というゲーム製作という1つの柱のまわりにあらゆるストーリーを肉付けする事で描いています。

映画前半はゲーム製作途中で、スカイプで倫也と恵がイチャイチャしたり、駅のホームでゲームシナリオのためという体で手を繋いだりとストーリーとは特に関係のないシーンが多く散りばめられています。他にも美智留のワンマンライブをする事で劇場版らしく音楽要素をしっかり入れています。

そして、順調に距離が縮まる倫也と恵。しかしここで事件が起こります。英梨々と詩羽がゲーム製作の仕事の上司としてお世話になっている紅坂朱音が脳梗塞により倒れてしまいます。このままだと英梨々と詩羽が取り掛かっているフィールズクロニクルが満足いく形で製作できなくなってしまいます。英梨々が倫也の助けを借りようと言い出し、それに逡巡する詩羽。そのシーンはあまり触れられず、後々伏線としてしっかり回収されます。結果的に倫也に助けを求める2人。倫也が再びマスターアップ前にゲーム製作から抜けることに怒る恵。ここで、恵のあまり描かれなかった部分、倫也を思う気持ちが表に出ます。ここから本映画一番の盛り上がりへと向かいます。

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英梨々と詩羽のゲーム完成後、先程の伏線が回収されます。ずっと恋し続けてきた倫也を諦める選択をするのです。この冴えない彼女の育て方というライトノベルはそもそも倫也を想う多くの女の子達の物語です。英梨々と詩羽も多くの思い出を倫也と共有し、長い間お互いを大切にしてきました。そんな彼女達が自分達ではなく恵を応援する覚悟をしたのです。倫也にゲーム製作の手伝いをお願いする事で順調にいっていた倫也と恵の仲を一旦悪くさせる、しかし結果的に2人の絆を強くする事が分かっていたのです。長い間一緒に戦ってきた彼女達には分かっていたのです。ここで助けを求める選択をした場合後戻りができないという事を。2人の思い出や秘めた思いなどいろんなものが分かっていれば分かっているほど2人の決断が辛く、苦しい事が分かります。しかし英梨々と詩羽のフィールズクロニクルという最高傑作の完成を望む倫也の気持ちを優先したのです。彼女達は分かっていたのです。

「倫也が好きなのは霞ヶ丘詩羽ではなく、霞詩子であり、倫也が愛してやまないのは英梨々ではなく柏木エリだと言う事に。」

2人が目を背けたかった事実。それについに目を向けることになります。

2人の予想通り、1つの試練が与えられる事でさらに絆が深まる倫也と恵。倫也と恵が見事結ばれます。そして「冴えない彼女の育て方」というゲームが完成し、英梨々と詩羽が本当に倫也との別れへと向かいます。2人は倫也に追いつかれないように走り続ける事を決意、けれどもきっと倫也なら追いついてきてくれると期待し、詩羽は言います。「走り続けながら待ちましょう。」

 

そして、エンディングとともに「冴えない彼女の育て方」を販売する冬コミを振り返り、時間は流れます。

 

 

その後、英梨々と詩羽の期待通り、倫也は追いついてきます。再び集まるblessing softwareの面々。

 

ーこれまでも。これからも。blessing softwareはなくならない。ー

 

 

感想

めちゃくちゃアツかったですね!自分で文章作ってて、泣きそうになってきました。映画前半には、ファンにとってはテンションが純粋に上がる、いちゃいちゃシーンが多く散りばめられていますし、美智留のワンマンライブをする事で劇場版らしく音楽要素をしっかり入れています。美智留の成長も描かれ、新たに曲も追加されここでもテンションが上がりますね!

しかし、なんと言っても、英梨々と詩羽の覚悟のシーンがめちゃくちゃあついです!このシーンは2人に思いきり感情移入してしまい、ボロ泣きしてしまいました。一期、二期のアニメ全ての重さを感じたワンシーンでした!

倫也の告白シーン。このシーンは純粋に嬉しいシーンでしたね。倫也らしく、へたれで甲斐性が無くて、正直普通の女の子だと喜ばないような告白の仕方でしたが、最後まで変わらない姿を見てとても嬉しかったです。

 

 

前半の落ち着き。事件があり、それによるハラハラ。乗り越える事でさらに深まる絆。敗者の覚悟。敗者の思い。今までの全てをここにぶつけたかのような理想的な盛り上げ方だったと思います。そしてエンディングでも再び盛り上げ、ラストは賛否両論あるとは思いますが、未来が描かれて終わり。再び集まる6人。字面にするとあついですが、実際は直前の方があつく、最後はやや盛り下がった感じはしますが、全体の構成としては入れたくなる気持ちもわかります。おそらくですが、何度も見てるとラストは入れたくなると思います。製作者側の気持ちですね。思いきりネタばれ含んでいましたが、まだ見てないという方は是非劇場まで!ではまた!

 

 

こんな感じでアニメや映画の感想や考察などもしています。もし良ければ見ていってください!

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「空の青さを知る人よ」 おすすめ理由(ネタバレあり)

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「空の青さを知る人よ」 おすすめ理由

あらすじ

「切なくてちょっと不思議な二度目の初恋物語

このキャッチフレーズ通り、主軸に置かれるのは恋愛である。秩父の町に暮らす高校生の相生あおいは、進路を決める大事な時期なのに受験勉強もせず、東京へ出てバンドをやることを目指して大好きなベースを弾いて毎日を過ごしていた。あおいには唯一の家族である姉のあかねがいるが、2人は13年前に事故で両親を亡くしており、当時高校3年生だったあかねは恋人・金室慎之介との上京を断念して地元で就職し、妹の親代わりを務めてきた。あおいは自分を育てるために多くのことを諦めた姉に対し、負い目を感じていた。そんなある日、町の音楽祭に大物歌手の新渡戸団吉が出演することになり、そのバックミュージシャンとして、あかねと別れたきり音信不通になっていた慎之介が町へ帰ってくる。時を同じくして、まだあかねと別れる前の慎之介が、13年前の過去から時を超えてあおいの前に現れる。。

 

とこういうストーリーなわけだが、葵が慎之介に恋をしてしまい、少し時間設定がこじれてはいるが、突き詰めれば、自分が好きな人とうまくいけば、姉が好きな人とうまくいかない。好きな人がかぶってしまった。というわけである。

 

そして、もう一つの軸となるのが、次のことわざである。

 

井の中の蛙、大海を知らず、されど空の青さを知る」

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「狭い世界に生きて広い世界のことを知らないが、狭い世界で一つのことを突き詰めたからこそ、その世界の深いところまで知ることができた」ということをあらわしています。

 

姉であるあかねは妹から見れば、多くの事を諦め、東京に出ず、秩父に引きこもってたように見えてたかもしれない。しかし姉には姉なりの視点があり、秩父に残る事で得られたものも多くある事を妹は結果的に知ります。井の中にいるかどうかの選択に良し悪しなどないでしょう。別に東京に行かなくても良いし、行っても良いです。大事なのは大海を知ることだけが1つの道ではないこと、空の青さを知るという選択がある事に気づく事なのです。

 

これはすごい共感してしまいますよね。多くの人が大海を勧めてしまいがちだと思います。大海に出る事だけが正義だと信じてしまっている人も多いかもしれません。一歩引いて、その人が見る空の青さを知ってから色々アドバイスしてみる方が良いかもしれませんね。

 

 

おすすめ理由

全体的に心情面も含めてリアルな描写が続きます。タイムスリップのようなファンタジー要素もやや含まれていますが、前半はリアルな描写とともに主人公あおいが抱える問題点が浮き彫りになります。恋愛要素も最初で触れた通りありますが、正直重要なポイントはそこではありません。後半、主人公が慎之介やあかねのおかげで大事な事を知り、ちょっぴり成長して終わるというシンプルなストーリーなのですが、この映画は映画としては本当に理想的な構造をしています。主人公がちょっぴり成長する、これが大事なのです。

 

人間みんな問題を抱えています。その中にはすごくみんな共通のものもあって、そういった問題を抱えた主人公を見るとお客さんはとても共感します。その共感パートが前半です。ここで引き込まれた人はそういった問題に心当たりのある人、引き込まれなかった人はそういった問題に出会った事がない、想像もしたことがない人ですね。しかし、この映画で扱われているテーマはみんなが共感できるテーマでしょう。

 

そしてきっかけの出来事があり、事態は動き出します。ギターの弦が切れた時に慎之介がお堂から出られるようになる演出はとても良かったですね。弦は人を縛るものとしてイメージリンクしやすいですし、実際思い出の品でもあります。ここから主人公がちょっぴり成長するのですが、このちょっぴりが大事なのです。成長しすぎると、全く共感できません。例えば急にあおいが秩父に残って仕事をすると言い出したり、料理上手になったりしたら、お客さんの心が追いつかないのです。少し成長してそういう見方もできるようになったんだな、その上で少し行動を変えてみたんだなというぐらいがお客さんの心を打ちやすい丁度良い所なのです。また後半にそれだけではなく、映像媒体ならではのダイナミックで盛り上がりやすいシーンをテーマソングとともに入れる事で絶対に心が躍るように作られており、その後で成長のパートでダメ押しされて、完全に良い映画だったと思ってしまうわけです。この映像、音楽で盛り上げてからのストーリーラインの回収という流れは様々な映画で使われており、ある種テンプレのようになっています。意識してみると他の映画でも色々と気づく事もあるかなと思います。

 

まとめると本当に理想の形をした映画でした!絶対に見て損はないと思います!是非劇場へ!

 

 

いかがだったでしょうか。まだ見てない人ももう見た人もこの映画について色々と考えるきっかけになればと思います!ではまた!

 

このように映画について考察しているブログも書いています。以下に貼っておきます、是非ご覧ください!

watanukix.hatenablog.com

 

 

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マジック!選んだトランプの当て方!

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お久しぶりです!ちょっと時間が空いてしまいましたが、今回はマジシャンがどうやってマジックの中でお客さんが選んだトランプを当てているのかについて述べていきたいと思います。マジシャンがトランプを当てる時、方法としては大きく分けて3つあります。フォース、コントロール、ピークの3種類です。それぞれ説明していきましょう。

 

  • フォース

フォースというのはそもそも当てる以前に、マジシャンがお客さんに特定のトランプを引かせる技術の事です。なのでお客さんが選んだ後にどんなにぐちゃぐちゃに混ぜようが、どんなにトランプを隠そうが関係ないという事になります。絶対に成功する数理的トリックを用いたものや絶対に成功するというわけではない心理的トリックなどもあります。誘導に乗ってくれればラッキーぐらいの気持ちで一応フォースをしておくというのはマジシャンの常套手段と言えるでしょう。

 

これは、お客さんにトランプを覚えてもらい、山札の中に戻した時にそのトランプだけを特定の場所に移動させる事で、間接的に当てる事ができる方法です。良くあるのは、山札の一番上と一番下です。ずっと裏向きのままならば、お客さんのトランプが何か分からぬまま位置が分かっている事になるので、そのままマジックに利用する事もできますし、何かのタイミングで表向きになる事があるならばお客さんのトランプを知る事ができるでしょう。本当に様々な方法がありますが、お客さんにトランプを自由に戻してもらい、混ぜてもらう事ができないのが欠点です。

 

  • ピーク

そのままの意味ですが、のぞきみるという事です。お客さんが選んだトランプをどこかのタイミングで、例えばお客さんにトランプを渡す時かもしれませんし、お客さんから返してもらった時かもしれませんが、ピークしています。シンプルにばれないように表側を見ているだけです。

 

もしこれらのテクニックを詳しく習いたい!知りたい!という方は、YouTuberのポンチさんという方が丁寧に解説してくれていますので是非勉強してみてください!

www.youtube.com

 

 

以上、フォース、コントロール、ピークについてでした。これは基本的な事なので、本来のマジックはこれらの組み合わせや他の原理などが付加されたりしますが、フォースなどみなさんに馴染みの無い概念や技術もあったのではないでしょうか。マジックを深く知るきっかけになってくれればと思います!ではまた!

 

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どこでマジックを見れるの!?

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今回はマジックをそもそもどこで見ることができるのかについてです。これは生でという意味でです。もちろんYouTubeなどにもマジックの動画はありますが、実際にマジックを見たい!不思議な体験をしてみたい!という方のために今回は記事を書いていきたいと思います。大きく分けて2つあります。マジックバーとイベントです。それぞれ詳しく説明していきましょう。

 

  • マジックバー

マジックバーとは、ゆっくりお酒を飲みながら近距離で行うクロースアップマジックや舞台上で行うステージマジックを見る事ができるお店です。お店の広さによって様々ですが、舞台を設置する事ができないお店ではクロースアップマジックのみになっています。価格としては大体3000円から7000円ぐらいの間である事が多いです。約1時間ほどマジックを見て、お酒を飲んでのこの値段なので、これを安いと思うかは人それぞれですが、僕はかなり安いと思っています。え、でもマジックバーなんて全然見ないけどなぁと思われる方もいらっしゃると思います。しかし意外とマジックバーは存在していて、「お住まいの地名 マジックバー」で検索頂ければすぐに出てくるはずです。特にドレスコードだったり、特殊なルールといったものも無いので、友達同士でもカップルでも、家族でも是非気軽に行ってみてください!

 

  • イベント

マジックのイベントはとても情報を得るのが難しいです。マジックのイベントにはマジシャンしか来ないとよく言われます。これは決して閉鎖的な内輪のイベントが行われているわけではないのです。ただマジシャンの宣伝は不十分かつ下手である事が多いです。マジックの練習に時間を割く弊害とも言えるかもしれませんが、ほとんど外に情報が出てきません。例えば町や電車に貼ってあるポスター、テレビのCMなどでマジックのイベントの告知を見た事ってないですよね。マジックの市場規模が小さいので、そこまで莫大な広告費を打てない事も原因の1つですが、広告が不十分→人が来ない→利益が少ない→次のイベントの広告が不十分になる→人が来ない という負のスパイラルに陥っています。

ただこれは言い切れますが、マジックバーで見るマジックよりイベントで見るマジックの方が凄いマジックです。なので凄いマジックを見たい!という方は頑張って情報をゲットしなければなりません。そうするにはマジシャンのTwitterfacebookをフォローするのがベストだと思います。検索でマジシャンとうって頂ければズラッとマジシャンのアカウントが出てくるはずです。上から20人ぐらいフォローしておけば、リツイートも含めて面白そうなマジックのイベントの情報が流れてくるはずです。フォローしてる人の中にマジシャンがいるって人も少ないと思います。広告は抜きにしてもマジシャンの日常を知るのは興味深いと思います!是非フォローしてみてください!

 

 

いかがだったでしょうか。言われてみればマジックってどこで見ればいいか知らなかったなぁという方も多かったと思います。これをきっかけに是非生で、現実でマジックを見る習慣がついたら嬉しく思います!ではまた!

 

マジックのコンテスト!審査項目って?

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マジックにコンテストなんかあるの?マジックのコンテストってどんな事を審査するの?と疑問に思われた方も多いと思います。マジックには3年に1度マジックのオリンピックFISMが行われ、世界中の凄腕マジシャンがしのぎを削っています。このFISMについてはまた別の記事でしっかり述べたいと思いますが、今回はコンテストの審査項目について詳しく述べていこうと思います!審査項目とは大きく分けて以下の6つです。

 

  1. テクニカルスキル、ハンドリング(技術)
  2. ショーマンシップ、プレゼンテーション(演出、表現力)
  3. エンターテインメントバリュー(楽しさ、盛り上がり)
  4. アーティスティックインプレッション(構成)
  5. オリジナリティー(独創性)
  6. マジカルアトモスフェア(雰囲気、魔法感)

 

なんかよく分からないという方もいらっしゃると思うので、それぞれ詳しく述べていきましょう。

 

  • テクニカルスキル、ハンドリング(技術)

これは結構分かりやすいと思います。そのマジシャンがどれだけ上手いのかという事になります。しかし上手さといっても一概にくくる事はできません。さらに細かい項目があります。例えば、どれだけ難しい技術を使っているか、使っている技術を使いこなせてはいるか、「種」が見えてはいないか、ミスディレクションを用いているかなどです。難しすぎるとミスしてしまう可能性もありますし、逆にミスをおそれるあまり簡単な技術ばかり用いていると点数はあまり伸びません。難しさと完成度の総合力が問われます。

 

  • ショーマンシップ、プレゼンテーション(演出、表現力)

コンテストで上位にくいこむマジックというのはコンセプトやテーマがあるマジックが多いです。例えばそのキャラクターやキャラクターの動きなどが伝わりやすいものか、お客さんの感情を揺さぶる事ができるものか、音楽や照明はそのマジックに適しているかなどが問われます。自分勝手にマジックするのではなく、お客さんとコミュニケーションを取りながらマジックを行う事が重要になります。また、マジシャンの表情や動きから喜怒哀楽が分かりやすいかなどの項目もあり、かなり幅広くマジシャンの地力を評価する項目となっています。

 

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  • エンターテインメントバリュー(楽しさ、盛り上がり)

いかに難しい所を凝ろうとも結局、マジックたるものお客さんにウケなければ意味がありません。そのマジックは見ていて楽しかったか、盛り上がったかが評価されます。さらに、もう一度見たくなる演技であったか、テレビ番組に向いているかなども審査項目に含まれます。

 

  • アーティスティックインプレッション(構成)

ショーマンシップ、プレゼンテーションの項目とは反対に、マジシャン自身についてではなく、マジックの現象や現象の配置、順番などについての項目です。最初から最後まで美しくつながっているか、最初のインパクトは十分か、効果的な終わり方はしているか、芸術的であるかなどが問われます。マジシャン自体の魅力は良いのにマジックの構成が残念という事もよく見られます。この項目はかなり頭を使って稼ぐポイントですね。

 

この項目がコンテストの醍醐味と言えるでしょう。マジシャンのキャラクターはオリジナリティーあふれるものか、現象や使う道具は新しい、画期的なものであるかが問われます。コンテストに行くと本当に人それぞれで面白い現象をする人や面白いキャラクターの人はいっぱいいます。しかしこの項目にこだわりすぎるとまとまりのない、何がしたいのかよく分からない演技になってしまいます。オリジナリティーの点数と引き換えに、ショーマンシップやエンターテインメントバリュー、アーティスティックインプレッションの評価が下がってしまいます。まんべんなく点数を取るにはバランスが重要になってきます。

 

  • マジカルアトモスフェア(雰囲気、魔法感)

これはマジックがきちんと「種」のあるマジックではなく、本当の魔法のように見えているかどうかを判断する項目です。「種」を扱う時の流麗さや自然さなどが問われ、怪しさが無ければ無いほど点数が高くなります。

 

以上の6つの点数の総合点が高い人が優勝となります。また他に人気投票で決まるピープルチョイス賞や、本当に独特な演技をしたマジシャンに贈られる特別賞などもあります。

 

 

いかがだったでしょうか。マジックのコンテストの事を深く知る機会はなかなか無いと思います。この記事をきっかけによりマジックに興味を持ってくれたら嬉しく思います!ではまた!

 

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AIの時代!今こそマジックをするべき!

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今回は少し変わった話題です!

昨今、AIの時代に移り変わりつつあると言われていますが、今はまだ少し便利だなというぐらいの認識の方が多いと思います。そして今後AIの発展によって必要なくなる職業も出てくるのではないかと危惧されてる方もいるかと思います。実際、AIの発展によって例えば自動運転や事務作業、データの解析などはるかに人間より効率的に物事を進める事ができる分野も出てきています。しかし、注意して頂きたいのは、自分が今勤めている職業自体がなくなるわけではありません。今やっている仕事の一部がなくなるのです。AIに頼った方が良い部分は少なからずあります。しかし、AIとロボットは違います。どうしても人力でないできない場所というのは多々あります。イメージとしては人間の脳で行っていた事はAIによって代替できる事が多いという事です。また、単純作業はAIにさせた方が効率的かつミスが少なくなるでしょう。

ではここで本題に入っていきます。

 

これからの時代、人間のどういった側面がより取り上げられていくのでしょうか。

ずばり「人間の高度な技術、身体能力が明らかに分かる物事」です。

仮にAIがより発展していき、優れたロボットとしての要素も持ち合わせ、まるでドラえもんのようなロボットが生み出されたとしても、その優れた結果についてではなく、過程を重視する分野があります。それがスポーツと芸術です。確かに車や新幹線に乗った方が明らかに早いですよね。飛行機に乗った方が明らかに高く飛べます。だからといって、短距離走や高跳びの凄さがなくなるわけではありません。あれは人間がやるから凄いのです。ロボットや特殊な装置を装着してものすごいタイムで100メートルを駆け抜けたとしても褒められないでしょう。

 

しかし、人間がやるから凄いという話にはさらに続きがあります。いかにAIが発展したとしても人間の感情、感性の部分は再現する事は不可能です。仮にロボットにある男性の一生を植え付け、ほぼ人間のような存在が生まれる、、そんな技術ができれば別ですが、そんな事はまだまだでしょう。というかそのロボットは果たしてロボットなのか、人間なのかみたいな議論がでてきそうなので今回は考えない事にします。

人間の感性を全面に押し出したのが芸術と言えるでしょう。美術、音楽いろいろありますが、最近舞台芸術として注目を浴びてきているのが、マジックです。美しく物が消える、物が舞う、物が変わる、そんな技術はある世界観や思いを伝えるのにとても適しているのです。具体例として下にキリストの世界観、万物創造を表現したステージマジシャン Kim Young Min 氏の演技動画を貼っておきます。まだ見ぬ世界にきっと惹き込まれる事だと思います。是非ご覧ください!

 

www.youtube.com

 

いかがだったでしょうか。芸術としてのマジックについてはまた別の記事で詳しく述べますが、みなさんもAIにはできない、人間だからこそできる何かに挑戦してみませんか?ではまた!

 

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追記:今回AIについて色々調べている時に発見したのですが、YouTubeにてオリエンタルラジオの中田さんがとても分かりやすくAIについて解説していたので以下に動画を貼っておきます。是非参考にしてみてください!

 

youtu.be

 

www.youtube.com