過去の主な作品
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薬液拡散機『Clear』
*新型コロナウイルス 感染防止対策の1つとして製作しました。
特徴
備え付けの薬液トレイに、適度に水で薄めた次亜塩素酸を充填しておき、上部にあるファンが回転することで室内に薬液を拡散することができます。ファンの回転速度を「静音モード」に設定することで、睡眠を妨げる騒音を軽減することができます。
本体の構造
薬液トレイの下部には、ワンタッチでの取り外しが可能となるように、薄型のネオジム磁石が取り付けられています。室内の空気が本体にある黒い網(吸引口)から内部に取り込まれ、本体上部の送風口より再び室内へと戻る過程で、薬液を空気に溶かします。
▼拡散機を3つに分解した様子
▼吸引口から見た様子
電源と操作
電源の供給には、ACアダプタを用います。「通常運転モード」「ターボモード」「静音モード」の3つの機能を備えており、ボタンを押すことで動作音と共にそれらの機能が順番に切り替わるようになっています。「通常運転モード」と「ターボモード」においては、動作確認用の緑色LEDが点灯します。なお、周囲が暗い状態で「静音モード」に切り替えた場合、周囲が再び明るい状態になると、自動的に「通常運転モード」に切り替わります。
回路
ACアダプタから供給された電圧(DC5.0V)を三端子レギュレータにより、モータの動作電圧である約3.0Vまで降圧しています。ファンの回転速度を変化させるためのモータの制御はPWM(パルス幅変調)方式を用いて、Arduino NanoによりMOS-FETのスイッチング を行うことで実現しています。照度センサの値はArduino Nanoに取り込まれ、モードの状態に応じて動作確認用の緑色LEDを点灯・消灯させています。