俺よ、男前たれ

おもしろきこともなき世をおもしろく

デート代を払う男性

X(旧twitter)でちょっと前の話題がリポスト(旧リツイート)されてきたので観てしまった。

それは1年位前に話題になった「デート代は男性が払うべきか」論争。元AKBの大島麻衣さんが24歳くらいの男性に「35歳の人が『女の子なんで~』って言われても、オバサンがどれだけおごられたいんだって…」などと言われてしまうというやつだ。

で、僕はこれを見てまたまた考えてしまったのだ。

初デートは驕らせて - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

(↑ 2009年、僕が独身時代に書いたブログ)

https://togetter.com/li/2135404

ちなみに現在の僕は既婚の50代。基本奥さん以外の女性とデートをするということはないし、たまに女性の同僚と昼飯を食いに行くことがあっても普通に別料金で支払う。仮に女性の後輩・部下と夜二人で飲みに行くことがあったら奢るかもしれないが、これはデート代というより"後輩/部下だからおごってやる"という意味合いが大きい。もう50代の腹の出たおっさんなので見栄を張っている部分もなきにしもあらずだ。

で、独身時代のことを思い出してみると、まあ基本女性にモテなかった僕はがんばってお金を出していた。後々結婚することになる奥さんとデートしてた時もちゃんと払っていた。思うに、僕は”支払いの際の日本的な小芝居”が好きだったんだな。

 デートであれば・・・男性がレジで支払う→女性が慌てて財布を出して支払う真似をする→男性が「いやいやここ私が」と軽く制する→女性が「すみません」という感じで引き下がる→「なんのなんの」といい気になって男性が店を出る→女性が「ご馳走様でした。美味しかったです」とお礼&評価をする

 同僚との夕食であれば・・・上司が部下全員分の飲食代を支払う→部下が「え?あ?部長?」と気づいてあげる→上司は横目で「任せなさい!」と軽く頷く→部下は「すみませ~ん」の会釈をし他の同僚に目配せ→部下は全員店の入り口で花道を作る→部長はマフィアのボスのような貫禄で花道を通る→部下「ご馳走様です!」「ありがとうございます!」「一生ついていきます!」

 いいね!この小芝居!実にいい!僕は年齢的にも奢る方の立場になったのでこの流れが非常に心地いい!若い人にはわからないだろうけど、おじさんはいちいちこういう面倒な手続きをするのが好き。これの手順を丁寧に踏んでほしい。間違っても「財布を出して支払う真似」のパートを飛ばしてはいけない。「す~み~ませ~ん」の表情の作り方も丁寧にしてほしい。

 思うにこれは「プレイの一種」なんだな。男性が喜ぶデートプレイ、もしくは支払いプレイの1つ。ベッドでSMプレイをする前の前戯。

 「デート代は男性が払うべき」論争とは別に「デート代を払いたい」欲を持つ人達はいつの時代も一定数要る。面倒だが金を払ってくれるというのだから、その人のプレイに付き合ってあげたほうが得だ。財布が痛まず、自分のお金は自分の好きなことに使える。支払うプレイに付き合うだけで・・・。

なお、現在僕は結婚して10年。

家族で食事行くとレジで支払いをするのは妻の役目だ。回転寿司でも焼肉でも妻は自然に財布を出し、僕と息子はレジを素通りして外で待つ。もちろん僕は財布を出して支払うフリもしないし、「すみませ~ん、ご馳走していただいて」なんてことも言わない。

2人で外食しても支払うのは女性になる。それが結婚。

 

スマホいる族

上田晋也のいる族!いらない族!』(フジテレビ系)という番組を観た。この番組は、少数派である「いらない族」にスポットを当てることで、世の中の当たり前とされることについて立ち止まって考える哲学バラエティだそうで、第1回目のテーマは”スマホいらない族”の話を聞きながらスマホの必要性について考えるという内容だった。

ま、現代社会において今更「スマホは要らない」というのは無理があるだろうが、「俺はなくても生きていけるかな?」「でもないと不便だよな」なんて思いながらテレビを観るのはなかなか楽しい。昭和のテレビっ子おじさんでも楽しめる番組がやっと出てきたな。

https://fod.fujitv.co.jp/title/90qs/

ちなみに今年51歳になる僕はというと「スマホ要る族」。別にゲームをやるわけでもないし、Netflixを観るわけでもない。SNSで発信するわけでも写真を加工するわけでもない。スマホは子供の写真を撮ったり、LINEで連絡取ったり、あとちょっとした調べものをするくらいしか使わず、平日は2時間ほど(休日でも4時間ほど)しか使わないがそれでも今更ガラケーに戻す気はサラサラない。スマホがない時代を知っているからもちろんなくても生きてはいけるけど、今後死ぬまでスマホがない生活を送りたいとは思わない。

だってスマホは究極の暇つぶし道具だもの

 話は変わるが、僕には小学生の息子がいる。さすがは今どきの子供、放っておくと妻のスマホタブレットで1日中YoutubeTikTokを観たりオンラインゲームなどをしたりしている。で、我が家も一応「平日はネットにつなぐのは1日1時間」というルールを息子と約束させたのだが、息子は結局「タブレットで絵を描く」「妻のスマホにめちゃくちゃな歌を吹き込む」「写真を加工してコラージュ写真を作る」「動画を撮りながらおもちゃで遊ぶ」といった”ネットにはつながないがデバイスを使う遊び”をいくつも思いついてしまうのである。

 そんな息子を苦々しい目で観ている僕であったが、ふと思うことがある。「息子は一応宿題を終え、毎日やると約束した算数と漢字の勉強も終えている」「スマホタブレットはダメで、テレビや漫画、おもちゃ遊びならOKというのもおかしな話だ」

 そしてさらにこんなことも考える。「俺はスマホは1日2時間ほどだが、書斎のパソコンでYoutubeやらエロ動画やらをたっぷり観ているんだよな」「デバイスの使い過ぎは目に悪いと言っておきながら、読書や勉強を勧めるのって理にかなってないよな。俺も紙の本なんて何年も読んでないし」「正直息子は(デバイスで)オリジナルの歌やコラ写真を作ったり、あきれるほどたくさんイラストやキャラクターを描いたりして想像力も豊かになってるんだよな」

思うにスマホ(やタブレット)ってのは究極の暇つぶし道具なんだよな。

スマホが出る前の暇つぶしは映画、マンガや雑誌、ゲーム、音楽鑑賞、読書、お絵かき、友達とのおしゃべり、買い物(ウィンドウショッピング)なんかだったけど、それが今はスマホ一台でできちゃうんだものな。

もっと言うと”暇つぶし”って生きている時間の中でもかなり大きい時間を占めているんじゃないかと思う。1日24時間のうち、仕事(勉強)と睡眠、食事以外はほとんどが”余暇”で、この”余暇”をなんらかの形でつぶしながら人間は生きている。

”人生ほとんど暇つぶし”

朝起きてボーっとしている時間、トイレに座っている時間、通勤・通学の時間、休み時間、昼飯が出てくるまでの時間、レンジでチンするまでの時間、美容院でパーマをかけている時間、病院の待ち時間、お風呂にお湯がたまるまでの時間、お風呂に浸かっている時間、晩酌の時間、カップラーメンが茹で上がるまでの時間、布団に入って眠りにつくまでの時間・・・

もちろんその余暇を何もせず「ボーっと過ごす」「考え事をして過ごす」でもいいだろうし、「マンガを読む」「テレビを観る」「ゲームをする」など何かしらをして暇をつぶしてもいいだろう。自己研鑽(勉強・運動)以外はほぼ同じ”暇つぶし”、大差はない。

つまり人生の大きな部分を占める暇つぶしを主にスマホで行うのが”スマホ要る族”、それ以外でするのが”スマホ要らない族”というだけ。

連絡を取るだけならガラケーでもいいが、SNSを観る、インスタやTikTokをUPする、写真を盛る、動画を編集する、ゲームをする、Netflixを観る、音楽を聴く・・・暇つぶしのネタはたくさんあったほうがいい。死ぬまでにつぶさなければいけない時間はたくさんあるのだから。

https://tver.jp/episodes/epx0slolay

ちなみに「年収1千万以上の富裕層の18.4%がスマホを持っていない」というデータもあるそうだが・・・ま、暇つぶしをする暇がないほど忙しいか、金があるから他に暇をつぶす方法があるんだろうな。

子育てに正解なし

ラジオパーソナリティー:みなさんこんにちは。BTSラジオ「宇佐美えつこのウキウキサタデー」、大人気のコーナー『すくすく、ニッポンノコソダテ』の時間です。今日も子育てYoutuberとしてフォロワー数275万人を誇りますT先生と一緒に、みなさんの悩みに答えていきたいと思います。T先生、よろしくお願いします。

T先生:よい子のみんなー!毎日はっぴー!T先生だよ!今日もみんなの質問に答えていくからね!

宇佐美:このコーナーを聴いているのは親のほうなんですけどね。

T先生:細かいこと~は気にしない、それじゃがりこじゃがりこ~♪

宇佐美:早速、お便りのほう、読んでみたいと思います。「えっちゃん、T先生、こんにちは。

T先生:こんにちわ~

宇佐美:「私は2歳の男の子のママ、ゆんちょこぴーです。最近、息子がイヤイヤ期に入ったようで、私が何を言っても聞いてくれません。お洋服を着せても”これはイヤ!”とばかりにすぐ脱いでしまい、なかなかお出かけできません。どうしたらよいですか」ということなんですが。わかるわぁ~イヤイヤ期!さあ、T先生、どうしたらいいですかね?

T先生:イヤイヤ期って大変ですもんね。でもこれは子供の自我の目覚めであると同時に、言葉にできないことへの葛藤だったりするんですね。なので「もっと遊びたいの?」「おうちがすき?」とかたくさん言葉をかけてあげてください。それから例えばお洋服を2つ見せてどっちがいい?って訊いて自分で選ばせたり、子供が自分でお洋服が着た達成感を味わえるようにこっそり手伝ったりしてみると徐々に自尊心が芽生えてイヤイヤ期から脱することができますよ。

宇佐美:ぜひやってみてくださいね。では次の相談です。

T先生:え、あ、はい。

宇佐美:「えっちゃんさん、T先生、はじめまして

T先生:はじめまして!こんにちわ~、T先生だよ!

宇佐美:「わたしは3歳の女の子のママ、うさまるです。娘が好き嫌いが多くて困っています。特ににんじんが嫌いで”ちょっとだけ食べてみよう”と言っても絶対に口にしてくれません

T先生:あ~、”一口だけ”というのはNGワードですね。大人でも嫌いなものは一口も食べたくないですもんね。

宇佐美:「えっちゃんさん、T先生、どうしたらいいですか。

T先生:あせらず少しずつ段階を踏んでみましょう。まずはニンジンを観て、絵を描いてみるとか。それから匂いを嗅いでみる。お買い物の手伝いでニンジンを持ってきてもらったり、ちょっと料理を手伝ってもらったり。

宇佐美:その間も「ありがとう!おいしそうなニンジンを選んでくれたんだね!」とか「ニンジンさん洗ってくれたからすごくきれいになったよ。おいしそう!」ってたくさん褒めてあげるといいんですよね。

T先生:そうそう。それ僕が言おうとしたの。

宇佐美:そうしたら少しずつ食べることに前向きになってくれますからね。

T先生:あ、それも僕が言おうとしたのに。

宇佐美:では次のお便りです。「えっちゃん、T先生、こんにちは。うちの子はおもちゃを使いっぱなしで片付けてくれません」と。これは「ママは2つ片付けたよ」なんて数を言いながら一緒に片付けると子供がノッってくれるので「3つも片付けたの!すごいね!」なんて褒めながらやれと。

T先生:え?

宇佐美:次は「子供が私の話を聞いてくれません」か。これは小さい声で話すと逆に子供が聞こうとしてくれるっと。

T先生:あの、宇佐美さん?

宇佐美:え~と「習い事が長続きしない」ってなら親が興味を持って「今日はどんなことをしたの?すごいでちゅね~」って褒める。それでもだめならやめさせる。

T先生:宇佐美さん?どうしたんですか?何か僕のアドバイスに不満でも?

宇佐美:はぁ・・・。ありませんよ。あるわけないじゃないですか。そりゃ子供は褒めながら育てるのが”正義”なんですから。

T先生:正義?

宇佐美:「すごいね!」「ありがとう!」「いっしょに遊ぼう!」っていつもニコニコしながら子供に話しかけられる親の方がいいに決まってます。

T先生:そ、そうですよね?だからみんなでそうやって子育ての悩みを・・・

宇佐美:でもそれで自分からおもちゃを片付けられるようになった子供ってどのくらいいるんですか?子供を褒めて伸ばせるようになった親ってどのくらいいるんですか?

T先生:宇佐美さん、落ち着いて。

宇佐美:私、先生のやり方でやってみたけど子供に舐められるだけで一向にお片付けするようにはならないし、野菜は食べないし、勉強は嫌いなままなんです。

T先生:いや、まあ、個人差もありますからね。

宇佐美:というか、子供を褒めて伸ばすことに成功した親ってそんなにいるんですか?それがスタンダードならなんで子育てに悩む親って昔も今もなくならないんですか?なんでT先生への質問が後を絶たないんですか?世の中のほとんどの子供って、褒めたり感謝したりしても一時的に機嫌がよくなるだけで、根本的な解決になってないんじゃないですか?毎日毎日子供を叱って注意してイライラしている親の方が実際は圧倒的多数なんじゃないですか?

T先生:いやまあ、その~、欧米とかでは褒めるほうがスタンダートですよ。

宇佐美:ここは日本です。あと欧米が世界のスタンダートというわけではないです。欧米人だって子育てに悩んでます。子育てに悩んでない親の方が少数派ですよ、きっと。

T先生:そう・・・だとは思います。だから僕も食っていけてるわけで。

宇佐美:もしかしてわざと効果のない方法教えてます?自分の仕事がなくならないように。

T先生:いやいや、それは勘ぐりすぎですよ。僕は僕なりに一番いいと思う方法を教えていますし、実際に幼稚園で効果があったやり方をですね、・・・・

宇佐美:そりゃ、T先生みたいにやって、それがうまく行けばそれが一番理想ですよ。私だって叱りたくないし、注意したくないし、子供が自分でできるようになってくれたら最高ですよ。でもうちの子なんて幼稚園では他の子に合わせていい子を演じてるのに、うちに帰るとやらないんですよ。私だから甘えていいと思ってるんですよ。

T先生:・・・(やべ。『あんたは結婚してないからわからない』って言われるパターンだ・・・)。

宇佐美:そもそも”子供の個性を伸ばす”とか言ってるくせに「こうすれば大丈夫!」なんて1つのやり方で全部の子が変わるわけが

T先生:な、いですよね~。ないです。

宇佐美:というか子供ってそもそも面倒なこと嫌いですよね?面倒なことが好きな子っています?

T先生:いないですよね~、いないです。

宇佐美:だからそれをさせるって結局子供をだましながら

T先生:あ、宇佐美さん、そろそろ時間が。渋滞情報を伝えないと。

宇佐美:え?あ、そうでした。T先生、今週もありがとうございました。それではいつものアレでお別れしましょう。せーのっ!

T先生・宇佐美:子育てに正解なし!

 

食事は無駄?

弥次:最近、「食事は無駄」なんていう人が出てきてネットで話題になってるらしいね。

喜多:え?どういうこと?無駄?食事が?

弥次:食事を用意する時間、食べている時間、片付ける時間が無駄だっていうんだよ。

喜多:へ~、すごい考えの人がいたもんだ。腹減らないのかね?

弥次:なんでも完全食って言って、栄養素が色々入った粉末を水に溶かして飲むだけらしいよ。1日2回。

喜多:なんとも侘しい食事だねぇ。食事ってのはみんなで食卓を囲んでわいわいやりながら食べるのが楽しいんでないかい?

弥次:お前は独り者だから晩飯は一人だろ?友達も少ないし。

喜多:いや、俺のことはいいんだよ。なんか人生の楽しみを我慢してない?

弥次:いやいや価値観は人それぞれ。その人はとにかくやりたいことが多くて、食事には元々こだわらない人だったから食事の時間を減らして本を読んだり筋トレをしたりしているらしいよ。

喜多:でも友達少なそう・・・。

弥次:完全食を6年続けているうちに、普通に女性とお付き合いして結婚もしたって。

喜多:ガチで?

弥次:彼女とは食事は別。たまにデートをするときはちょっと食べるんだって。

喜多:でも体には良くないんじゃない?

弥次:いや、体も鍛えていて健康体。仕事もプライベートも順調。性格も優しそうな人だったよ。

喜多:・・・・・

【完全食】食事はムダ?究極のタイパ生活?粉だけで栄養は足りてる?健康診断の結果は?実践する男性が激白|アベプラ (youtube.com)

弥次:まあ、食欲もあっておいしいものが好きな人がいきなり完全食にするのは無理だけど、やりたいことをするために生活の無駄を削るのはいいことだと思うよ。

喜多:確かにな。俺は食事を変えるのは難しいけど、他に削れるものはないかね?

弥次:例えば睡眠はどうだい?

喜多:睡眠?

弥次:ショートスリーパーになっちまうのよ。1日3時間くらいの睡眠で抑えられりゃ使える時間はかなり増えるぜ。

喜多:いや~・・・無理だろうよ。だって眠いもん。夜8時間寝たって眠いんだから。

弥次:まあ、昼飯食ったあとは確かにな。

喜多:俺なんか朝から眠い。午後も眠い。通勤電車も眠いし、晩酌後も眠い。全部寝てみるけど、夜もちゃんと寝れる。

弥次:そりゃ寝すぎて悪循環しているようにも見えるが・・・。じゃあゲームをする時間を減らしたらどうだい?

喜多:それは無駄な時間じゃない。ゲームでお目目すっきり、むしろギンギン。リラックス効果もあるし、戦略眼も鍛えられる。脳トレにもなるし、これは・・・むしろ自分磨きというか・・・

弥次:じゃあ通勤をやめるか、通勤時間を有効に使うかだな。

喜多:通勤をやめるって、仕事を辞めるってことかい?

弥次:まあ在宅勤務にするとかノマドワークを始めるとかかな。

喜多:それは一人で稼げる人がやるもんでないかい?俺今まで必死に会社にしがみついてきてそれでやっとお給料もらえてるのに。独立なんてできっこないよ。何の資格も技術も経験もないんだから。

弥次:お前もう38だろ?それはそれでやばいぞ。お前こそ資格の勉強かなんかに時間を使えば良かったのに。

喜多:わかってるよ。だからその勉強に充てる時間を捻出させるために生活の無駄を探してるんじゃないか!

弥次:じゃあ通勤電車の中で勉強したら?

喜多:無理!通勤時間はだね、1日の仕事を始める前に精神統一をして、瞑想をするのに使いたいんだ。

弥次:帰りは?

喜多:1日の疲れを癒して明日への充電のために使いたいね。

弥次:・・・。じゃあスマホSNSを観る時間を減らせば。

喜多:それはむしろ現代生活において遅れをとるよ。Twitterには世の中の情報の全てが詰まってるし、InstagramTikTokは世の流行と娯楽が全て詰まってるんだから。

弥次:いや”Twitter”と呼んでる時点ですでに世の中から遅れてるような・・・

喜多:SNSなんてね、ほんの10分程度だよ。たったの10分。そんな短い時間をカットしても何もできないっつーの。

弥次:それが1日何回あるんだよ。

喜多:朝起きて10分、電車の中で10分、外回りで10分、昼休みで20分、3時のトイレで10分、帰りの電車で10分、シャワー前に10分、寝る前に30分…

弥次:十分(じゅうぶん)だっつーの!っつーか、仕事中にちょくちょくサボるな!

喜多:いや、1回1回は短いから。途切れ途切れに何かしても中途半端になっちゃうし。何事も中後半端はいけないよ。

立ってスマホを使う人のイラスト(男性会社員・無表情)

 

弥次:じゃあ残すは1つだけだな。

喜多:なんだよ?

弥次:エロだよ!

喜多:え!?

弥次:エロにかける時間を減らすんだよ。

喜多:なんでだよ!そこはそう・・・そんなに・・・その・・・なんだ?

弥次:エロ動画を観る時間、1日にどれくらいあるんだ?

喜多:いや、そんなの・・・夜だけだよ。寝る前にちょっと・・・

弥次:時間的には?

喜多:2時間くらい?もうちょっと短い日もあるよ・・・

弥次:お前は食事時間を削るより、睡眠時間を削るより、何よりもその時間を減らす方が先決だよ!

喜多:でも無駄じゃないし!エネルギー補給というか・・・

弥次:エネルギー消費だよ!

喜多:でもこれだけは無理!絶対に無理!これは削れない。食欲、睡眠欲、排せつ欲、性欲は正直に生きないと!

弥次:でもやりたいことをやるためには、何かを我慢して無駄な時間を省かないと。

喜多:やりたいことって何だよ?

弥次:え?いや、それ俺の質問だよ。お前のやりたいことってなんだよ?

喜多:食う・寝る・遊ぶ・・・エロ動画を観る。そういえば時間があってもやることないんだよなぁ。人生暇つぶしだし、仕事も勉強も嫌いだし・・・Youtubeでも観てようかな?

弥次:いい加減にしろ!

インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

要するに××でしょ? - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

 

息子は10歳になった

先日、息子は10歳になった。

今は「ハーフ成人式/2分の1成人式」とか言って、学校でもイベントをやったり一般家庭でも写真館で写真を撮ったりしてお祝いをするそうだ。

子供は『10歳のありがとう』なんて曲を歌って親に感謝を示し、親は文房具なんかをプレゼントしたり回転寿司に連れてったりして大人の階段の半分まで来た子供の成長を祝うのだという。

まあ商売する側にとっては稼ぐチャンスが多いほうがいいし、少子化の今は親も学校も子供に甘い。Win-Winの関係なんだろうが、小学校4年生で祝われてもこれといってキリがいいとも思わないし、「成人まで半分!」なんて言われてもピンと来ないねぇ。

Business-Klasse neu erleben | Der neue Passat I Volkswagen (youtube.com)

【10歳の誕生日プレゼント】人気ランキング2024決定版 (giftmall.co.jp)

成長期のイラスト

 

それでも息子は10歳になった。

我が家も誕生日には焼肉屋へ行って、帰りにケーキも買った。

息子は『10歳のありがとう』を歌う代わりにCreepyNutsの『Bling Bang Bang Born』を歌い、プレゼントは文房具ではなく3Dペンを求めた。

息子よ、お前にはこの歌を贈ろう

 

関取花 もしも僕に (youtube.com)

息子 奥田民生 (youtube.com)

木山裕策さん (youtube.com)

 

じゃない方・関取花 - 俺よ、男前たれ (hatenablog.com)

 

まあしかし、大きくなりやがったな。

僕はというとこの10年、白髪もシミも増えまくり、見た目も老けて腹も出た。油物がダメになり、食べる量も減ってるのに腹は出て、体力も落ちてイボ痔にもなったのに

息子は背が伸び体重が増え、祖父母くらいなら平気で圧倒できるパワーがついた。

僕はというと世の中の流行に疎くなっただけでなく、「もう理解できないもの」としてあきらめるようになったのに

息子はタブレットでスラスラと絵を描き、Youtuberの真似をして動画を撮り、僕の知らないスマホの機能を駆使してLINEのスタンプを作ったり写真を加工するようになった。

 

でもまだ息子の前では「一家の大黒柱、家族のために働く偉いお父さん」「勉強を教えられる頭のいい父親」「運動神経抜群の強いパパ」を演じられている。

が、息子はもう10歳になった。

息子は僕が42の時の子だから、そのうちあっという間に力も智恵も僕を超えるだろうな。それは嬉しいことなのかな?僕にはわからない。

中学生になったらジジィになった僕を蔑み、無視をしたり反抗したりするんだろうな。殴られたり蹴られたりもするかな?お金をくすまれたりもするかな?

息子が大人になったら今の世には存在しない仕事をしてるかもしれないな。物価も上がって信じられない額の給料をもらっているんだろうな。バーチャル上の女性と結婚するなんて言い出したりして。

息子は今年10歳になった。

僕はますます不安になった。お金のことも、勉強のことも、反抗期のことも、進学や就職のことも、息子との関係も、自分の終活のことも。

なのに息子の10歳は無邪気。

今朝は尿意で目が覚めた

今朝は尿意で目が覚めた。

俺の起床は6時半 だけど今は6時5分

起きるべきかスルーすべきか

 

トイレに立てば目覚めてしまう その後布団に入っても 二度寝するには時間がない

温(ぬく)い布団で目覚ましの音におびえて20分 

それはそれで疲れてしまう

 

それじゃあ目覚まし鳴るまでは 布団でじっとしてようか

尿意をこらえて25分 尿意を忘れて25分

うまくいけばもう一度 寝入って夢が見れるかも

下手すりゃ夢の中での放尿

妻にも子にも顔向けできぬ

 

6時10分布団を出れず

意識はぎんぎん あそこもぎんぎん

起きてトイレに行くのが常套

目覚まし前に起きるは尚早

穢れを知らない赤子のようにこのまま流せてしまえばいいのに

 

それからどれだけ経ったのだろう

そろそろ鳴るかスマホのアラーム

まだまだ鳴らぬ なかなか鳴らぬ

見れば微妙な6分前

 

起きてもいいし、待ってもいい

起きたら惜しい、待ったら苦し

尿意尿意、尿意to the world

俺の如意棒filled with 尿意

こりゃトイレも一苦労

頭を押さえてお辞儀をさせにゃトイレに黄色の虹がたつ

 

戦いの終わりをつげる鳥の音(こえ) 止めてゆるりと腰降ろす

これは勝利か敗北か 教えておくれ暴れ馬

今朝は尿意で目が覚めた

僕の星座は2位だった

青春の詩

 3月30日に放送された『マツコ会議』(日本テレビ系)にて、令和の高校生のリアルな声を聴いたマツコ・デラックスさんは「人生で一番後悔していること何かなって言われたら(中略)青春というものをアタシはやってない」と嘆き、「本気で学校にも通ってなかったし、勉強もしてこなかったし、友達とも交流してなかったし」と語った。

 僕は年齢的にはマツコさんの1つ下だが、ほぼ同世代。確かに僕も高校時代の楽しい思い出がほとんどない。友達ともほとんど交流してなかったし、彼女ももちろんいなかった。部活は2年で退部し、その後は帰宅部、バイトもしてなかった。ついでに浪人までしてしまったが、不思議と後悔みたいなものはない。おそらく例えもう一度高校時代をやり直せたとしてもあまり変わらない結果になるだろうしね。

そもそも「青春する」という言葉は、すでにポジティブなイメージというか、「楽しい学校生活=青春」という意味で使われているような気がする。ま、僕も中学生とか高校生が部活をがんばっていたり、友情を育んでたり、迷惑をかけない程度にはしゃいでたりしているのを見ると「青春だなぁ~」なんて思ったりするので、概ね間違ってはいないのだろう。

でも学校には陽キャもいれば陰キャもいる。勝ち組もいれば負け組もいる。カーストでいえば下位の人のほうが多いのが普通だ。

つまり高校生のほとんどが高校時代は勝ち組の子をうらやましがったり、「自分はつまらない人間だ」なんて嘆いたりしながら生きていると思うんだけどな。

番組でも紹介されていた「TikTok強豪校」とか「一生友子」みたいなキラキラした青春を送る子もいれば、「友達が少ない」「恋人もいない」「見た目も普通以下」「SNSは見るけど発信はしない」「普通に勉強・部活がメイン」なんて言ってる子もいて、それを全部ひっくるめて”青春”と呼ぶような気がする。

僕は結局浪人したけど、高校時代勉強はした。楽しい思い出はなかったけど”青春”はしたように思う。暗い青春。

で、昔そんな歌があったなぁなんて思って調べてみたらありました。吉田拓郎さんの『青春の詩』(1970年発売)。もちろん内容は‘70年当時のものだが、エピソードを令和に置き換えても十分通じる。

 

(以下、創作令和版)

マックに彼女と二人で入って フラッペを食べること ああ それが青春

カラオケに彼女と二人で入って キスだけで止めること ああ それが青春

K-popに熱中して 大声上げ叫ぶこと ああ それが青春

友達みんなで小さな画面に向かって そろいのダンスを踊ること ああ それが青春

SNSインフルエンサーを街で見かけて SNSにUPすること ああ それが青春

行列に並んで流行りのスイーツ 映え写真を撮ること ああ それが青春

勉強一筋 他にも目はくれず 我が道を行くこと ああ それが青春

チームワークこそ一番大事 それぞれの甲子園目指すこと ああ それが青春

都心の路上で大人に買われ 推しのために貢ぐこと ああ それが青春

一日中を規則通りに生きて 他に何もしないこと ああ それが青春

オンラインサロンで夢を語り合い 何かができると思うこと ああ それが青春

孤独になって一人で悩み 一人の世界に入ること ああ それが青春

無敵の人生 ひょんなことで ネットで晒されて謝罪すること ああ それが青春

歌ってみた 踊ってみた UPしてみたらプチバズり ああ それが青春

自由気ままに 思ったとおり 何でもやってみること ああ それが青春

 

さて青春とはいったいなんだろう?その答えは人それぞれだろう

ただ一つこれだけは言えるだろう 僕たちは大人より時間が速い

大人よりたくさんのツールを持っている

大人が今の流行りに気づいたら 僕たちはそれに飽きているだろう

この貴重なひと時を僕たちは 何かをしないではいられない

この貴重なひと時を僕たちは 青春と呼んでもいいだろう

ただ今急いでやらなければならないことはないし 続けてやらなければならないこともない

このひと時も僕の青春

 

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